書いてしまうととても嫌らしくなる事はわかっているけれど、でもそれでも未来の自分がちゃんと楽しかった日を思い出せるように、書きます。

 なんていうか、今週はめちゃくちゃ充実していた、というか現在形で、いる。充実というのは勿論色々あって、沢山休んだって充実だし料理が楽しくても充実。今週の充実は外交とお食事面での充実です。金も沢山飛んだけどなー。

 火曜。ちょっとご無沙汰だった?☆さんと。先週体調を崩していた事などもあってなんかいいもの食べてないなーと思ったんで設定しました。最近なんか良いものにちゃんとお金を払って食べるという事が減っている気がしてるんですよねーなんなんですかねとかって最近代官山でランチ食ったやんあれ全然安くなかったし…というのはまあランチだからノーカンなわけですよ。
 なんなんだろ、6時間メンバーの減少の問題なんでしょうか。まあとにかく今回訪れたのは広尾駅横地下、魚がうまいという記事をそこここで見かけるイタリアン。前日から雨でまだ天気が微妙だったせいなのか?お客さんは僕たちだけで申し訳ないというか居たたまれないというかお前ら経営大丈夫ですかというか…いやでもおいしかったし接客もよかったし、運が悪かった(んだか良かったんだか)だけなのかもね。でも★さんと前行ったおおエリア的には偶然一緒だけどオーストラリア料理屋もノーゲストだったのでなんていうかこの僕が選ぶとダメなんでしょうか。いや料理が美味いから文句はいわれないんだけどさ。まーそんな僕たちはその他にゲストの居ない店でうしおととらがいかにマンガとして完成されてるかとかマリスミゼルの1stがいかに完成されていたかとか女優さん探してる話とか大層クールジャパン(最近超バズワード)な話を繰り広げていたのでした。店員さんたち苦笑いしてただろうなあ…。


 水曜。芸道の旅、中間地点。友人の紹介で華道&茶器に詳しい方に引き合わせて頂き、色々教えていただく。ロシア料理です。久しぶりの訪問で相変わらず立地の癖に落ち着いた雰囲気でとてもよいんだけど、なんかすごい混んでた…そんな空間を悠々使ってるわけでもないのにここってなんかあまり狭苦しい感じがしないのはいいね。それにしてもどっかで紹介されたのかな。
 食べたのは定番系の…ってあんま覚えてないな、ずっと結構店員さんの説明無視して喋ってたからね。とりあえずボルシチとマッシュルームのシチューにパイ生地のったようなのは食べた。んで食い散らかした後は盛り上がって二軒目に行くぞ~ということで新宿重ったるいバーシリーズの右翼(のクセ普通の雑居ビルの上だけど)へ。そこでも飲んだし結構気分がよくなっていたので正確に思い出せないんだけど、そこで思ったことを思い出せる限りつらつら書いておきましょう。議題自体はかなりいろんな所に飛んだ気がするしちゃんと思い出せない面もあるので、あくまでそれを消化して自分が翌日思った事ダイジェスト的な…これが今日のメインかな。
 考えてみれば当たり前の話だけれど、活けた花はしばらくするとくたびれるし、数日経てば枯れてしまう。そして写真に収めたところで本来その花で表したかった事柄を写し取る事など全くできない。保存する事ができない芸術だと思う。反対に大枠でいう絵や彫刻などは「作る芸術」で、作ってしまえば残りつづける。本とかもそうだな。音楽や演劇はそのプロットや音符を書き出すところまでは作る芸術であり残っていくものだけど、そのホンなり楽譜を下敷きに演じる時に演奏者のとらえかたや解釈によって出来上がりが大きく変わる可能性を秘めている、という意味でその中間、というか組み合わせであるのかもしれない(あ、作曲家の中には譜面が芸術であって演じる事は既に芸術ではないと思う人もいるのかもね…)。その芸術の賞味期限(?)の話。

 演じられるものとしての舞台芸術は基本的に再現性のないものだし、その中には抗えない流れとして時間軸があり、全ては一回性で演じる傍から同じ場所では次のことが起こり消えていってしまうというのが昔からの基本的な考え方だったはず。しかしそれは写真やビデオなどの記録媒体の登場によってきっと事情が変わって、勿論その場の全てを収める事は無理だったとはいえ、役者がどう動き、どのような音が鳴り、どのような事が起こったかの記録としては十分耐えるものをその芸術が消え去る前に残す事ができるようになってしまった。
 甚だしきは全てを記録できない事を逆手にとることでレンズに写るものだけを世界と捉えて記録される事(カット割という考え方はこの考えをベースにしなければありえなかったはず)を前提にした舞台、つまりテレビドラマや映画みたいなもの…映像作品とくくるのがいいのかな…も生まれたし、それが人工的であると非難される事は(よく調べてないから断言するとまずいかもしれないけど)なかった。
 これは芸術の変化(進化じゃないよね)としては多分結構特殊な事で、うまく自分を取り巻く環境にあわせて分化…なのか適応なのか、したと言えるんだと思う。例えばCDの音質が良くなってSACDが生まれてもそれは結局生演奏の代替物としてどこまで生に近いかという、要するに永遠に生の響きには敵わない前提での虚しい軸で「君は代替物としてはよくがんばった」という評価してもらえないわけだから、そうやって自分を変化させ新しいもの、この場合は技術、と不可分になる事で新しい軸を生むというのは生存戦略としてはとても合理的。「ドラマは舞台のパチモン」とは誰も言わないよね。まーさらに映像の場合はマスメディアで流してどうの、という違う要素もあっていまや演劇や舞台より圧倒的に一般に普及してしまっているし。

 じゃあ例えば音楽で記録されることを前提とした…というか録音でないと実現できない、と書いたほうが正しいのかな?…作品があるかというと、ああそうだ、ないと書こうと思ったけどミヒャエル・ナナサコフ(http://www.nanasawa.net/)なんかはある意味、それに近いかもしれない。七澤さんという人が人間じゃほとんど演奏できないような楽譜から書き取ったMIDIデータを打ち込み、架空のピアニストの録音という設定で売っている…って別にだましじゃなく「そういう設定です」って言ってるんだけどね。まあでも結構以前から活動してるようだしひょっとするとネットが普及する前とかは本当にそんな超絶ピアニストがいるとおもってた人もいるのかもしれない。僕はネットが普及する前はクラシック自体知りませんでしたが。
 話を戻す。上記のナナサコフは当然、ライブで演奏する事で価値が変わる事は有り得ない。だってプログラムされたようにしか弾けないんだから。そういう意味で上の方で書いたように譜面という作る芸術があり、それを表現する消え物としての芸術があるという二重構造がここには存在せず、ナナサコフは忠実に譜面を再現するわけで。勿論一瞬で次の音が出てしまい、消えていくものとしての音は出るんだけど、同じものをいつでも再生できるのであればほしくなったら箪笥から出してくればいい、という意味でそれは絵や壷と一緒だよね。あーまあ厳密にはナナサコフが再現するのは譜面ではなく七澤さんが打ち込んだ一音一音に至るまでの音の解釈だから譜面に忠実に、ってのは表現を簡略化しすぎかもしれないね。七澤味が絶対入ってるし、それが正しい解釈かは作曲家本人にきかないとわからない…だって譜面ってあいまいだもん。とはいえ、それは人間が感じた気持ちを相手に伝えようとしたら基本的には言葉にしなければいけないのを「言葉にしちゃったら意味が変わっちゃう」とかいって拒否しても他に手段がないのと少し似ている気もする。事実そういうこともあるだろうけど、じゃあどうすんの、っていう。神は依り代なしでは託宣できないっすよー。

 ま、とにかくこの例を追いかけていくとそうやって録音を内包した芸術(と呼びたくない人はたくさんいるんだろうけど)というのもなくもないけど、結局音楽の芸術としての良さや特徴である「芸術としての二重構造」を殺してしまっているという結論にここではなる。他にアプローチなんかあるかな…と考えた場合さっき書いた記録映像と映像作品の構造を読み替えて理屈で考えるならば、コラージュ的なものはありえるのかな、とは思う(面白いかは別の話)。
 さっきカット割を記録映像には無い映像作品の特徴と書いたけど、正確にはカット割の有無というのは技術的(でいいのか?)な話で、重要なのは映像作品は生だったら当然縛られるはずの時間と場所の連続性から解放されているということなんだと思う。過去の回想とか場面変わって~とかを瞬時に出来るということね。じゃあそれを音楽に援用するならどうなるか…時間軸とか舞台転換とかってのはヒップホップで行われているサンプリングとかって話なのかなあ…音楽って視覚がない以上地理的な条件ってあんまりない事が多いので(どこかでしか演奏できない楽器ってのがあんまりなくて、結局移動しちゃえば済む…汎用品でいえば多分パイプオルガンくらいだよね、据え置きで動かせない楽器って…でも汎用だから別にどこのつかってもそんなに違いはないはずだし、それを言ったらピアノだって基本持ち運び不可か)からそれを飛び越えられるよ、ってのはあんまりぐっとこないし…。ううむ。まあこれキリ無い気がするからやめよう。


 大回りしたけど話を一番最初に戻すといけばなって枯れちゃうからひとつの作品を残せないし材料に左右されるから音楽以上に再現性が低い事を考えるとじゃあそれで食うってなんなんだろうな、ってなことを思ったんですよ。食うというよりどうやって金に換えるか、ということね。
 まずまた繰り返しになるけど花は枯れちゃうから出来た作品を誰かにほいと渡してお幾ら、ということはあんまり成り立たない。やるなら定期的に新しいものを渡し続ける契約か、もしくは短時間のイベントの間だけに使われるようなものでないといけない。でも芸術作品である以上毎回同じものがでてくるわけじゃない、となると両方発注側にリスクがあるからあまり好まれない気がする…。そして後者についてはやっぱり継続性が無いから生活の支えにはならない。定番化させて「結婚式はやっぱり華がないと!」ってなれば話は別だろうけど…。
 ということで、じゃあ残りは演奏会形式か展覧会形式。音楽と違って鑑賞に時間軸が必要ない(いきなり作品の全容がどかんと視界に入り、ずっと見ていても変化が無い)というのはより手軽かと思いきや逆に長い時間拘束できないから演奏会形式ってのは無理だ。近いのはライブペインティング的な過程を見せる形にして時間軸を無理矢理作ることなんだろうけど、まさにライブペインティングがそうであるように、ライブでやるために手法をはじめ沢山のものを犠牲にしなければならないと思うとそれは例外でしかありえない。まあ普通の創作と同じでうんうん唸ったりたまに全部白紙に戻したりという過程を見せられても普通の人は面白くもなんともないというか時間かかりすぎよね。2時間の上映時間ではむりです。

 じゃ、展示会にしましょう。幸い音楽と違って作品と人間が一応切り離せるから本人がその場にいなくても据え置き展示の形で客を集める事はできるけど、でもやっぱりさっき書いたように鑑賞に必要な最低限の時間が限りなく一瞬に近いから(これは絵画とかと一緒ね)、点数をたくさん用意してそういう意味での時間軸を引き伸ばして全部見るのに時間かかるような仕組みにするしかないような気がする。
 かといって活ける先から枯れ始めることを考えるとひとりで沢山作品を作って展示するのは現実的なのか?疑問だ。やっぱグループ展しかないのか。なんか作家集団みたいにして…ってそうなるとあれこれ一人でどう稼いで生きるって話なのに今の華道の流派制ってこういうところでも合理的ですねーって話になるのかもしや。


 ま、そんな事を考えていくと作品を切り離しては値段がつかなくて、あくまで「芸術発生装置」としての作家の私を買ってもらうって形に近くなっていくのかなあと思えてくるのでした。要するに一番最初の案ね。作品自体に永続性がないのを逆手にとって私を買えば作品が安定供給されますよという…具体的にするとやっぱりホテルのロビーとかに活けさせてもらうとか…ああなんて夢の無い、というこんだけだらだら書いたのに結論はとても陳腐なのでした。空間プロデュースで緑を生かそう、とかってのに内包されるのはやっぱり嫌なのかなー。絶対量は少ないだろうけど乃村みたいな大きな会社なら何人か専従を食わせるくらいの仕事ありそうな気がするけど。いやすっげえ適当。でも作家性って話ではなくなっていくよね。

 ああそうだ流派とする事と作家性が両立しないって話もしたなー。あと床の間が無くなったことの影響とかって話もしてあー生活の中に取り込むってそういうことなんだと思った気もする。音楽って別に生活とそういう面ではつながってないもんねえ。言葉尻だけではサティの「家具の音楽」とかが頭をよぎるけど意味合いとしては全く違うし。

 はい、長い水曜終わり。

 木曜はリハ。土曜日に迫った本番のために定時で抜けて(この週ほぼ毎日定時ダッシュだ)楽器を担いで。ああうちの会社ってこういう時に楽器持ってるとみんなの目がやさしくていいなあ、と思ったりはしましたよ。で、また全員そろわないながらに頑張ってリハして、その後そこら辺に居たOB後輩と現役後輩を取り混ぜて(といっても4人)ご飯。現役ちゃんとかほとんどお話した事ないのでほっこりしました。ところでほっこりって僕が一番嫌いな言葉です、って別にいやだったって意味じゃないけど。なんかこうガクセーがいく感じのよくわからん居酒屋で後輩たちの噂話を聞くという、まっこと大学生らしき。僕以外のOBたちはわりと現役の顔と名前も一致してるので話に加わってたけどあたしゃさすがに無理ですわ、8個とか下の後輩はさすがに…。後半なんか現役同士やらOBの恋話になっていってたけどそういやその場にいたOB後輩2人も昔付き合ってなかったっけ人の話暴露しまくって笑ってるけどどこでつっこめばいいんだ…とか焼酎にやられた頭で考えていましたがまあいいんじゃないかと思い何もしませんでした。

 金曜。次の日本番だし火曜からずっと定時で逃げてたからたまった仕事しよう!と思ってたんだけど、ちょうど定時前くらいに前職の先輩である番長様(女です)から「飲みに行くぞ」と召集。番長様は今までももしかしたら違う名前で出てきてるかも…地味な感じあまり目立たないんだけど仕事が堅実でレベルが高くて個人的にとても尊敬していた人。某超有名女子大卒業、英語もぺらぺらで立派なお姉さまかと思いきや酒が入ると(色んな意味で)キレまくるという。大人とは思えないキレっぷりです。面白いからいいけど。あと彼氏は職業差別は良くないにしろそれにしたって安居酒屋の店長…。ダメな部分と尊敬できる部分がこう絡み合ってる人なんだけどまあいいや、とりあえず召集通知がきて、年末から飲もう飲もうと言ってて実現してなかったってのもあり定時直前だった事もありよっしょ!となってしまい、結局下北沢で前職場にまだ居る爺&12月サシで飲んだ気がするミホさまと4人で打ちあがったのでした。あ、番長様はちょっと前に退職して同業他社で。
 その場では何がトピックだったんだろう。とりあえず僕が仕事ぬるくてーとか言ったら番長様に「うちの職場に来い」って5回くらい言われたとかシンガポールってあんまニュースないよねとか僕の恋愛がなぜうまくいかないかとか経営コンサルうざいMECEってなんだよとかあとなんだろー。最後のほうはやっぱり番長様が壊れて「とんこつラーメンはないの!?」とかぶつぶつメニュー見ながら言い出して店員に絡みそうだったので取り上げたりしていました。いやにとんこつにこだわってたな…そしてまだ酒がほしいとか言うのを引き剥がして電車で帰るために会計して店の前で解散して僕だけ違う方面だったから脱出したら2時前くらいに爺から「めんどい。結局つかまって二軒目」という血を吐くような怨嗟メールが。タクシー詰めちゃえばよかったのにねえ。まあ先輩たちと飲むのはいつもとても楽しい。5から10こ上だもんね、みんな。


 で、昨日土曜日は演奏会?というとなんか変な感じだけど飲みながらうえーって弾いて途中で落ちた人がいたので小節番号を適宜言ったりアドリブソロがあるのにそれを聞くのがみんな初めてだからソリストが「ここまで!」って終わり際で叫んだりまったくクラシックの曲の演奏とは思えない雰囲気でした。曲中でビール飲みだすし(俺。まー演奏の質はひどかったかもしれないけど楽しかったからいいんじゃないかな。
 でも結局クインテットなのに5人であわせることが一度もできなかったってのが悔やまれるね。なんかやっぱり最初ってちょっと練習しただけですごい伸びていくから、それ以上は難しいにしろその練習の対時間効果が高い区間は通り過ぎておきたかったなーって思います…とか偉そうに書いておきながら多分一番下手だったの俺なんだけどね。他にヴァイオリンが居たからあまり楽譜読めなくても雰囲気でついていけちゃうだけで、あれ全く独立のパートだったら全然弾けなかった気がするもん。でももう一度、楽しかったからいいのです。でも他の団体の出演OB見てるとぜってー普段弾いてないだろ、って人たちもゴロゴロ居てそれってどうかなーとは思った。前OBオケに誘われた時断ったのもそういう理由だったけど結局練習でしか楽器ケースあけないとか普段弾かないってのを笑い話にして飲むための口実のために練習に現れるのってすごい嫌いなのよね僕。下手でもいいから真面目に向かい合えば良いのに…ってそこに「下手でも」っていうエクスキューズを入れるのは確かに自分が偉そうな事をいうだけの力量がないからってせいでもあるんだけどさ…結局うまけりゃなんでもいいわけだし。
 まあそういう小難しい事はおいとく事にして、うちの団体は元々組んでる間柄でもないのにわりと幅広い年代から現役OB織り交ぜたメンバーで構成されてて、会の趣旨ともあってたし(飲みに行ったりとかする時間が無かったからそんなに仲良くなれなかったのは残念だけど)そういう意味でも面白かったですわ。ああ相変わらず背の高い2年生がぼくのツボをぎゅうぎゅう押していましたが特に話もできませんで、眼福以上のものではありませんでした残念。狙いすぎだよアレ…ていうか最近自分でも少なくとも外見についてはものすごく好みがはっきりしてきた気がして、ああ神様これが加齢ってことですかね。違うと良いんですけど。しかし服がダサダサな辺りはやっぱりうちのサークルの限界というかなんというかああ。

 で、今日はこれからまたお久しぶり神保町方面。また芸道の情報収集系で、久しぶりに専務に会ってインサイダーじゃないと聞けないいろんな話を聞いてこようと思います。しかし飲みに行くのに4時集合ってのがすごいよな(彼が市場の後、ってことと赤ちゃんいるから早く帰りたいもんねーということで)。

 つうか火曜から金曜までほとんど終電間近やんね。まあ楽しかったからいいんだけど。
 なんか改めて見回すと笑える、という話。

 今由子先生の彼氏さんの関係で探しているものは、日本三大芸道…つまり日本に古来より伝わる色々なもの・ことに関わる道具や、人について。僕個人としては茶道などを「女のもの」とは決して思わないんだけど…茶人っていって一番に浮かぶ利休だって男だし…でも実際今習い事としてやっているのは女の子が大多数。そのせいなのかそれとも僕が別に興味を持たないだろうと思われるからなのか、習ってるとかそれについてどう思うとか、そんな話を今まできいた事が無かった。
 でも一度興味を持って色々声をかけたりそこら辺で喚いてたりすると「実は」といって色んな話を聞けたりする。文字通りの意味で興味がない、つまり別に嫌いなわけでもなく、関わらないから知らない、というただそれだけだったのが自分の見方や態度が変わると色々入ってくるもんですね、という…あれ、当たり前の話か。まあいいんだ。


 で、最近これも中国方面からの電波で某女優、そしてその女優が属する世界についてかぎまわっています。女優つうても男の子が大好きな…中国でいま人気の…というとまあ多分一人しかいないのですが、まだかぎまわってる段階なのでちゃんとは勿論書けないんだけど、そんな人。
 で、彼女が中国でブレイクした、ということで色々な媒体がインタビューをとったり中国語学習にかける彼女の熱意とか成功の分析とかはやってるけど、ちゃんとビジネスとしての分析はまだされてないんだってさ。で、それにあたって、当然「じゃあ日本でのギョーカイってどういうものなの?」とか、そういう事も踏まえた記事にしたいという媒体側(わりと硬派というか普通のビジネス誌みたい)意向で「道化さん誰か知ってる人いませんか」という電波が。でんぱが。

 で、僕も耳学問というか目学問というか、幸いにしてサブカル(エロをちゃんと体系だって語るのって結局サブカルの人の仕事だもんね)も嗜む程度にはわかるつもり、だからその難しさはわかるけど実地でない悲しさ、誰か知り合いがいるわけでもなく…というので脳みそきゅーって絞って考えたらあーそういやグラビア専門の記者が友達にいたわ、とかそういやストリップやってる子がいたわとかもう文字にすると自分の人脈になんていうんですか、その眩暈がする感覚ってやつで。
 そして訊いてみると案の定、業界に詳しいライターさんの名前は複数あがるしその女優さんのプライベートな人間関係に首突っ込んでるような人は出てくるし「ああその人なら今度~でトークライブやるよ」みたいな話とかもう結構色々入ってくる。多分楽しんでやってるのがいいんだろうけど、個人的に名前しか知らなかった程度の重さだった女優さん(作品も見たことない、というか顔の判別すらできない)の情報がいろいろ入ってきたりして、これも面白いなーという現在でした。あ、ちなみに人肉捜索というのは中国語でネット使って個人情報暴きまくるやつですな。


 んでこの件相談してた友人に言われたのが「伝統芸能からそういうビジネスまで、道化さん割と日本文化海外に伝えてますねー」あーそうですねー僕マンガとかもうっかりくわしいですもんねー。あと何知ってれば日本かたれますかねー。ということで僕もうクールジャパン大使にでも転職しようかと思いました。
 

 ねむいのでねます。

病を得て

2012年2月1日 日常
 なんか風邪引いたようです。風邪って年越しで引いたばっかりで、お前大人なのに何やってんの感満載ですね。いや言い訳の出来ないところですが…一応時期が時期だけに怖くなってインフル検査も受けてきましたが陰性。まあよかったっちゃよかった。一応健康だし病院とかめったにいかないので初診料とかいうものを取られましたよ3000円。定期通院が必要ない若者ってこれ結局毎回払う、みたいな話だよね…しゃあないけど風邪の治療で5000円取られる形になるとちょっと泣けるかな。

 さて、今日なにげなくリクナビから来たメールを見ていたら某戦略コンサルが20代取る、みたいなお知らせが…うわー!!気になりますね気になりますね!って完全に忘れてたけどここって定期的にそういう第二新卒的なポジションの人取るんだよね。ということで気になっています。いますぐ転職する気はないんだけど…だけど…。このコンサルは多分世界2位、「経営コンサル」ってそんなに詳しくない人に聞いても多分2番目に出てくる会社で、人材の多様性が特徴…ってまあ外資って"diversity"って言うの好きだけどさ、なんかよく言われるのが医師出身のコンサルがいるって話…って今検索したら実際に日本にもいるのね。そういう風にわりとはっきり「異業種からも取ります」というような事が言われているので今の自分の職歴というか業界からでももしかしたら…とかっていう気分になっちゃうわけね。まあ勿論それ以前にこの会社に入るのは超絶★難しいのだけれど…。今移る気がないとは言え次はない(だってもう少しで30...)ことを考えるとここはいっちょ、いっといた方がいいのかも。ちなみにタイトルはこの会社の略称が病気というか予防接種と同じ名前だからってのもあるんですなーって自分のギャグを自分で説明すんのってむなしいね。
 

 

だらだら

2012年1月29日 日常
 そうそう今日行ったそのTSUTAYAが作った代官山の新しい…なんだあれは、複合商業施設?というとなんか雰囲気違うけどその一角は裏から見ただけではあまりそれとわからず、先日代官山でカスレーなど食っていた後に「新しい場所を見物したい」とお狗さまを引き連れて目の前まで行ったのに気づいていなかったんだという事に今日気づいたわけですよ。あれ、あの時引き返した建物の真後ろじゃん、て。まあいいんですけど。

 さっきの記事を書いたあと少し寝たおかげというかせいというか、中途半端な時間にぼおっとしているのでまたここに何かを書きつけている次第。ああでもなんかメールボックスとか見る気がしない。
 人は(と一般化したいけれどとりあえずのところ僕は)とても忘れっぽいのでここに書かないと大概の事はそのまま忘れてしまう。そもそもネタと呼ばれるものをひりだすのは好きなのに思い出というものに興味もそれをとどめる能力も著しく欠けているようで、ここに書いてあったから思い出す(というかそれは「思い出す」というのか?単に再発見してるだけな気も…!)という事も多く…はないにしろぼちぼちあるという。いや、そもそもあまり読み返さないからね。でも決まって読み返す年末には毎回、年初の頃にこんなこと考えてたなーとか薄目にはなります、毎年。

 昨日夜になって祖母が入院しまして、深夜はわたわたとしていました。なんか心臓痛いから?病院行ってみたら心筋梗塞の恐れアリだからというので家族が病院に呼び出されたりして。まあ結果的には大事じゃなかったのでよかったのですが、昼間の音楽の時間で体力気力を使い尽くした後だったので早々と寝ようとした所で待機かけられてその後病院まで行ったので疲れた…という割には今日早く起きれたのは自分的にはすばらしかったのですが(ま、そんなんだから帰ってきたら電池が切れたのでしょう)。
 家が近かった事もあったし頻繁に会うこの祖母にはかわいがってもらえたという事もあって、なんだかまた眠い頭でぼんやり考えてしまいました。
 僕の尺度に「6時間の人」というのがあるってのは前も書いたかもしれない。要約すれば「2時間過ごせる相手は沢山居るけど6時間同じ空間で時間を過ごしたいと思える相手はそうそういない」という事で、要するに普通の言葉で言う所の親友みたいなものなんでしょう。こっぱずかしいから言い換えてるのかもね。で便利な事に一人の人間を複数のグループに入れられる僕のアドレス帳にはその人との関係性(学校繋がりとか、職場とか)分けの他に「6時間s」というグループがあって、そこには数人登録されている。
 6時間の人というのはまあ知り合って相当古い人ばかり。普通の友人から「昇格」するわけだから当然といえば当然だけど、一番付き合いの薄い人でも…ってああ偽名さんが入ってるや…まあでも3年くらいになるのか?もう。まあいろんな意味で特殊事例なこの人を除けば全員5年以上の付き合いで、一番長いと年齢とイコール(幼馴染…親同士が友達)だったりする。

 この6時間のリストが最近どんどん短くなっている、という話…はあれ、昨日考えた事と別だけどまあいいや、とりあえずそんな話もあります。自分が壊した関係もあり、相手に壊された関係もあり、そして何故かうまくいかなくなる関係もあり。そんなものの積み重ねでそういう長いスパンの人間関係の中から見ればとても短い、たったここ2年くらいの間で数人消えました。それなり以上に大事にしていた人間関係だからこそ自分だってそれを保つ努力はしたし、その上でもどうにもならなかった以上後悔している、というわけではないと思います。
 しかしゆっくりしたスパン、しかも人間関係というのは移り変わっていくものだし自分はそれをむしろ普段は肯定的(という表現は正しいのか?)に見ているとはいえ、こうしたいわば「自分の真によりどころになる人間関係」が視覚的にわかる形で痩せていくというのは辛いものがあります。木と一緒で植えた所ですぐに使えるようになるものではなく、一旦減っちゃったら増えにくいものなわけだしね。そうそして辛い、ということと同時に自分が何か変わっていって行ってるのかもしれないという懸念もそこにはあって。…懸念って言った所で別に悪い方向だとは限らない、というか人間の変化なんて良いか悪いかで判断できるものではないはずだけどね。
 いやさ、表面的な(というといいすぎか)人間関係の数の増減はいいのよ。その場が楽しければそれでいいということもあながち悪いわけではないと思うし。僕だって沢山の人に会うし、仲良くなったり不義理をしたり、全ての人にたいして気を抜かずにケアなんてできない。する気もない。でもそれとは全く別に、比喩的な意味での家族というか、疲れない人間関係というのは聖域として守りたいなあ、という話…かな。ある種の甘えなのかもしれないといわれればそうかもだけどさ。うーん話の内容、散ってるかなあ。


 そうそう、で昨日考えたのは恋の話。寝たいから餌としてお付き合いして下さいなどという子はこの年ではなかなかいないでしょうけれど(寝たければ寝ればいいし…相手がそれを承諾してくれるならね)、じゃあ恋…というかこの人と付き合いたいってなんなんですかね、という…表現に気をつけないとお前は中学生か、と突っ込まれるというかあきれられる話なんですけど。その基準のひとつが自分がどのような局面に至っても判断を任せられる人なのかな、という。それって信頼の問題なんだろうし恋というよりこの人と結婚できるの?って話なんだろうとも思ったりするんだけど、でも結局それこそ中学生じゃあるまいし結婚する気もない人間と付き合わないでしょ、というところもあり…うーんなんかぐるぐるしてるな、まあいいじゃないですか。
 いやなんか最近「久しぶりにコクハクするんですよ~」とか周囲の人間に言ったら(言うなって話?)どこかが好きなのなんでなのとか訊かれたりしたんだけどあまり明確に答えられなかった事もあって、ようやくなんかその答えのひとつがこれなのかな、という事に祖母が検査室から出てくるのを待ちながら思い至ったということです。ってこれもあんまうまい言葉になっとらんけどなー。
 てかあの子に再プレゼンする機会とやらはめぐってくるのだろうか。一応先週だったかに「なんか消化不良気味なんで時間作っていただけませぬか」みたいなご連絡はしたんですけど、「お会いしたいのはやまやまですが今月は予定が詰まっており無理です。来月めどがついたら連絡します」という普通に考えたらこれ遠投(©道化)だよなあというお返事で。でもこの人わりと浮世離れしてるから特に深い意味はなくて文面どおり来月連絡くれるってことなのかも・・・!とか期待しちゃってる俺、あさましいねえ。ま、いいじゃないですか。それなりに惜しいと思っている相手でもう言ってみればダメモトというかダメにしちゃったわけですからねえ、多少はあがきましょうよ。


 全然違う話。最近自分より何かに詳しい人、というのに会う事が多くて、そしてそれに驚きを感じている自分にどうかなーと思ったりしています。適切な例が思い浮かばないんだけど学問(こりゃまあ自分があまり興味を持っていない分野なんて腐るほどあるし、学校で専門にやってりゃそりゃ詳しいでしょという諦めもあり)以外の話、例えば映画でも小説でも世情のことでも良いや、今までのコミュニティでわりと自分は誰と話してもその誰よりも詳しいか、最低会話は成り立つ程度の知識はあったはずなんだけど最近まったく歯が立たない相手がぽつぽつといて、それが悔しいというかなんかすごく不思議な気分。驕りによる怠慢かね。


 年始に何回か休日を読書にあてられていたのに。この先そういう日を作れそうな気がしない。2月辺りに休みを取って本を担いでどっかに行きたいなと思ってます。京都かなあ。

(かなり眠い)
 これ含めて8回しか日記かいてない!そしてその内半分は旅行記…。やっぱ去年から週1が定着しちゃってる気がするね、あまりよくない事柄ね。

 まあこれといった出来事もない気がする日が多いのと、これといった事があると帰宅した頃にはぐったりしているというのが最近の私でして、これが老いか、と誰かが言ったりするんでしょうかね。いや別に老いてるとは思いませんけどね・・・とかなんとかそんなわけで今週の忘れたくない事だけダイジェスト。

 月火曜でなにがあったかはほとんど全く覚えてません。適当に生きていた気がする。水曜はコンサート行って、木曜は年末の忘年会(http://42583.diarynote.jp/201112241911234074/)で出会った中国人の若い子とご飯。かなり面白い子だったんだけど来月北京に帰っちゃうとのことだったんで急いでセッティングしたんです。話を聞いて見ると帰ったら報道系に就職希望とのことで、その理由は「変わっていくだろう中国を特等席で見たい」だって。確かに向こう数年で大きく変わりそうな気はするけどね。あまり自分で世の中を動かしたいとかそういう不健全な欲求はなさそう…というか話していてあまり信念や哲学を感じないというか、若干不満が残る感じ。アメリカの大統領選なんかについては話せるんだけど、なんだろうなー、ネタが床屋談義というか「政治報道をネタにしたお話」を超えていない気がして。健全にしろ不健全にしろ欲求がもっと表に出ていたほうが僕個人としては面白いと感じるのですが。まーその辺は僕との関係性の問題(まだ浅いので僕に対しては開示されない)もあると思うんだけどね。あとこういう言い方は嫌らしいけどそこら辺がまだ学生の甘さ、なのかもね。あと政治的に色々面倒な国だし、あまり知らない人と自分の政治思想について話す事には危険が伴うだろうという判断があってのことだとしたら、それはそれで賢いと思います。
 そんなわけであまり実になる話には結果的にならなかったんだけど、この日何より悔いた…というか皮肉だなと思ったのは、この人に思いっきりはまりそうだったのがアンさんだったこと。アンさんの場合は経済にすごく興味があって、多分そこに密接に関係しているから政治を見たいという志向だったんだけど、それにしてもすごく北京勤務にこだわってたし(まあ実家が北京というせいもあるだろうけどね)、日本では同じ大学に在籍していた。両方女の子で日本語を喋れるという共通点もあって僕と切れてなければ紹介してあげればお互い良い友達になれたのかも、と思ったりしたのですよ。つうか俺が紹介するまでもなく実は知り合いでした、とかって可能性も大いにありますわな。でもま、僕はいまやアンさんとは全く連絡がとれないわけで、終わった事を悔いても仕方がないんだけど…って別にこの子と引き合わせたところで自分に何かプラスがあるかと言うとないわけだし。ちなみに前職の絡みやら適当にそこらへんで出会った人やらで僕の周囲には報道関係の人が多いんで、その彼女の望みによっては紹介できるかなと思ってたんだけど、ちゃんと聞いてみると全然僕が想定していたところと望みが違って…っていう背景があったんです皮肉とか上に書いてるのは。最近ちゃんとメンテしてる、例えば有名メディアのディレクターとかよりもどうでもいい…というといいすぎだけど適当な個人的関係、しかも既に過ぎ去った関係のほうが正解に近かったってのがね。

 金曜は…カレーでも作ってたのか?記憶なし。

 土曜はとにかく音楽の日。詳しくは書かないけどとりあえずバンドのりハと以前の日記でさらっと書いた来月の室内楽の会用のあわせがあり、大変でした。1日楽器弾いてた気がする。ギターは前回相当嫌な汗をかいたあとに自主的にスタジオ練習などに励んだ結果とりあえずごまかせるレベルにはなってた気はして全体のレベルとしてもこんなもんかなと。しかし誘ってくれた人なのでなんともいえないんだけど、Voの力の無さ露呈だなー。音量もそうだし、表現力の幅も相当に薄い。まあ遊びでコピーバンドやるにはいいのかもしれないけど、注文つけられるレベルにすら至ってないので正直辛いなー、という感じ。最初に決めた曲がなんとなくまとまってしまったんで次どう動くかが大きいだろうなと思うんですが、はてさて。
 室内楽は…ううむ。練習せな。自分が思っていたよりは形になったんだけど、それにしたって本番までの時間が短すぎる…。ある一箇所で自分がドツボにはまってうーうー言っていました。まあバンドのほうが次決まるまではこっちに集中できるからなんとかしましょう、って話ね。はい…。

 本日は昼間楽しい会食。TY系列の新しい代官山のレストラン…駅近いし周辺環境もよいし、休日のランチにはいいでしょう(でも思ったよりたかかった!)。食事した後はTSUTAYAの上のラウンジも色んな本やら展示がある&iPadで注文できたりしておもしろいし。
 ただ夜来る立地じゃないかもなー。バー利用にはいいかもしれないけど、ディナーにしちゃ周りががちゃがちゃしすぎてる気がね、ってのはあたしの個人的な好みかもしれないけど、TYの他の店ってわざとだとおもうけどあまりアクセスよくない場所にある場合が多いからそういうのとの違いが気になっているのかも…って書くとTY好きな人みたいだなー。いや嫌いじゃないですけどそれにしたってBeaconを某店の廉価版とののしった過去があるのは勿論忘れていませんよ。いやコストパフォーマンス考えれば別に文句は無いんだけどさ。というような感じで、ふと振り返るといつの間にか系列全店舗制覇しているんですね僕。

 夜はまた某所でパーティのお誘いがあったんだけど昼がビッグイベントだからなーと思ってお断りしたら正解でした。昼間ってのもそうだけどやっぱ昨日の音楽みっちりが結構な疲労になっているようで、今すでにもうベッドの中でだらだらこれを打っています。来週もがんば…りたくないなあ。とりあえずこれを書き終わったらだらだらヴィンランドサガを再読したりして怠惰な週末の残りを過ごそうと思うのです。本当は靴磨いたり風呂桶磨いたりいろんな雑事が僕を待っているんだけどもう燃料がありません。

 来週は何があるんだろう。やっぱ土日がどろどろしてた気がするけど平日は何もないのかな…再来週にはぽちぽち入っているんだけど、という常に一週間前に色々予定が入っていく僕にしてはわりと珍しいパターンかも。料理の練習でもするか。


 今週のはじめましてスコア:2

夏の旅行計画

2012年1月21日 非日常
 今から考えてもしょうがない面もありつつ、でも妄想おいしいから夏の事を考えてみる。

 とりあえず、目的は
- ジュネーブに居るツノさんに会いに行く
- ルツェルン、ザルツブルク、ブレゲンツ、バイロイト音楽祭のどれかまたは複数
- ベルリンにいる網友に会う

といった感じでしょうか。
それに加えてパリとかリヨンいきてーとかも思うけど、ちょっと西のほうは今回無理な気がする…。

 今回のこのスイスドイツ旅行、結構近そうに見えてベルリンが遠い…だけどチューリッヒから夜行が出ているようなのでどうにかなるかな、というのが今回のあらすじ。

 地図で調べるとブレゲンツとルツェルンは実はともにチューリッヒから1時間圏内。そしてジュネーブからチューリッヒは飛行機で一時間弱。だから

1日目: ジュネーブ入りして某国際機関の従業員(という表現はあってるのか?)のオケというのを見学する ジュネーブ泊
2日目: チューリッヒに飛んで荷物を預け(http://okwave.jp/qa/q5978392.html)、ルツェルンでコンサート聞く ルツェルン泊
3日目: チューリッヒで荷物を引き取り、ブレゲンツでコンサート聞く ブレゲンツ泊
4日目: ブレゲンツからミュンヘンに電車(http://www.oebb.at/en/Travelling_abroad/SparSchiene/Germany/Timetable_Bregenz-Munich/index.jsp)、昼過ぎにはベルリン着。ベルリン観光
5日目: ベルリン観光
6日目: 帰る

これくらいで最短かなー。あ、最初に1日移動時間足す必要ありかな。やっぱ会社の夏休みだけじゃ無理だな…そしてベルリンは成田から直行便ないってどんだけ遠いんだよ…心が折れそう。あーでも逆に休みさえ取れればパリ経由にしてストップオーバーで数日パリ泊まっても良いのか。

 あー1人でこんな旅するのってもったいないよね…一緒に行く人が見つかると良いですね。
 まず、悪い話を手早く。一昨日?だか、某オケの事務局でバイトしながら演奏活動してる子と渋谷で香港粥などすすっていたんだけど、その日部署の新年会があったらしいんですな。伝聞です伝聞、ということで何があったかはこれでわかると思うのですが。えーっと開催自体知りませんでしたけど?みたいな。粥食い始める直前に「道化さんどこいるの~?」とかって浮かれた声で電話かかってきて「いや渋谷だけど」って答えた辺りでまー相手も気づくわけです。うわー大切にされてねえのが赤裸々、ちがうな白日の下に晒された!という感じですね。というかこれはいじめかしら…。まあ勿論「今から来たら?」とか言われたって行きませんわなそもそも飯の予定入れてるしもう相手と一緒、ということで若干イラっとしたのでした。
 で思ったんですけど、やっぱ仕事できない人って結局こういうのも段取れないよね。悪意があるならまだ救いがあって、お前らそろいもそろって首の上についてる帽子掛けがご立派でらっしゃる!…とまで言うのは拗ねてるからという事を否定しきれないけど、それにしても頭の悪さがにじみ出ていると思い、さらにうんざりしましたよ、と。
 最近いかんなーと思うのはこういう同僚がアホだと思う瞬間が増えている事。それは事実であることもあれば、多分僕がそういう目で見ているからそう見える、という事もあろうと思う。そして後者については時間が経つにつれて当然悪くなっていく一方(偏った印象を元に新しい偏見が生まれていくわけだからね)の悪循環。別にどうでも良い人たちの自分の評価がどうなろうがそれは心底どうでも良いんだけど、それは同時に自分の孤立を招くだろうというのが問題なわけで、なんかどうにかせないかんなーと思います。そういった「馬鹿にした態度」を特に疲れている時など全て隠し通せないのが僕の限界であり、それくらい自覚しているのです。その日前職の同僚が一人退職する事になりわーっとランチの予定を組んでたりして、その時のパキパキとした進行が思い出されたということも否定しませんけどね。つうか前職職場はあまり好きでなかったし別に今戻りたいなんて思わないのにこういう段取り系で結構比べちゃってるのよね、結局。あの人たちが特段「頭が良い」なんて思ってたわけでもないのに、というのが切ないところです。

 はいおわり。

 ここの所、由子先生の彼氏さん来日が決まったのと自分の仕事で邦楽(尺八とかね)についてリサーチする機会があって、なんか和まみれ。邦楽ジャーナルなんか読んじゃったり(意外とお洒落な表紙だったけど中身の広告比率に編集部の苦労がしのばれる...ってそれにしたって読める記事がいくらなんでも少なすぎです)してやっぱ顔ぶれかわんねーなーとか思ったりしてね。僕自身別に邦楽に積極的興味を持っているわけではないけど、よく異ジャンルとのコラボに出てくる人くらいは知ってる。でもきっと面白いんだろうなーとか思いつつ、やっぱり周りに手を引いてくれる人がいるわけでもないので実際聞いた/見た経験って本当に少ない。でも興味はある。ってなんかクラシック音楽も同じような感じだよねー未経験者からすれば。

 で、そうそう。由子先生彼氏がそういうのに興味がある人ということで、最初は骨董美術の市場への参加権を持ってる(会員制だったりして相当敷居が高いようなんですわ詳しくはしらないけど)神保町の店主と引き合わせようかと思ってたんだけど、そうなると道具の売買とかの商売の色気が神保町側に出そうな気もして、あと彼氏の好みと現時点での知識がはっきりとはわからんということもあってどうすんべかな、というのもあって。

 そこで改めて考えてみて気づいたんだけど、自分の周りって意外にそういう伝統系の習い事とかやってる人いるんだよね。華も茶も能もいるし、親が三味線教えてるってのもいる。日舞もどっかにいた気がする。これを「意外にこういう習い事をする人も(やってる人には失礼な表現だけど)たくさんいるんだ」ととらえるのが素直なんだけど、ひょっとして「自分の周りにはそういうのが好きな人が多い」なのかもね、わからないけど。でもそういう人たちが周りにいるからって、普段そういう話なんかしない。というか今回思い出して色々訊いた相手にだって下手すりゃ「むかーしやってるって言ってたけどまだやってる?」みたいなのが最初の質問だったりするんだけど。
 ま、でもそれ以上なにか、ってわけでもないんだけど…別に「普段からそういう話ときゃなんかもっと楽しかったのかもしれないのに!」とかそこまでいつも情熱みなぎってるじゃあないしなあ…。

 んでそうそう、彼氏繋がりで僕のほうの彼氏の話。今回年末の旅行の計画中に多分「連絡が取れない」とかってここでも何回か書いたと思うんだけどどこまで書いたかよく覚えてないからまとめて書くと、

1)一ヶ月前くらいから出発一週間くらい前まで連絡とれない。なんどメールしても電話しても無反応。日時を指定してその日までに連絡無かったらこっちで全部決めると通告。これにも返事無し
2)その締め切りを過ぎて出発一週間くらい前の昼間だかに彼から電話があって、出たは出たけど昼間だから対応できず夜時間を指定してコールバックを約束
3)約束の時間(さらに細かく言うなら昼に約束してた時間に「今まだ無理だから何分後に連絡する」という旨メールして同意を得る)に電話するも出ない。夜遅かったが翌朝もコールバックなし
4)あきれつつも更に数日待つがなし
5)いい加減嫌になって一人旅に計画を変更し(変更した事は通知しませんでしたが)、自分で旅程全部組んでお楽しみ

といったかんじだったわけです。あ、航空券は彼も取ってたんですが…。結局今に至るまで向こうが僕の連絡をほぼ全て無視した理由はわからないまま、なんか帰りの台北空港で会ったのに(まあ同じ便取ってたし)思いっきり無視されてなんかよーわからんなあ、というような話です。
 まあ普通に考えてメールなり電話が一切出来ないなどという状況は有り得ないわけだから要するに甘えてただけで、ちょっとぼおっとしてたら状況がどうにもならなくなっちゃっただけだと思うんだけど、それなら早めにあやまっとけばいいのね。大人なんだしさお互い…ということで中学一年生から始まった僕たちの蜜月は15年目くらいにして唐突に終わりを迎えたのでした。
 普通ならこんなたいしたことのない話こじれずに解決できるんだろうけど彼は今大阪在住であまりこちらに帰ってこないという状況、それに今回の事はいくらなんでも僕に非は無いのでつまり僕から何かアクションを起こす事は有り得ないとなるとこの先どうなるんでしょうねー。そこまで読んでるんならお前からアプローチしろよ、という話もあるだろうけど、そういうことやっちゃうと自分が何したかわからないまま幕引きになっちゃうので今回そのつもりはありません。彼がこういう友情を失う事に対してどこまで重さを感じるかは知らないけど…僕は残念だと思ってるんだけどね結構…。
 という事で現実的には彼と僕の間にいる友達が諭す、という展開になるんでしょうね。間に突っ込まれる方としてはめんどくさいことこの上ないだろうけど、まあきっと協力してくれるでしょう。これも僕としては自分からそっちの流れに持ってくのは筋論的に違うだろ、という気持ちはあるんだけど…そこ位は折れなきゃいけないのかな、と思ってもいます。めんどいけど。ホント、「すみませんでした」って最初の段階で一言いっときゃメールでも済んだ話なのに、ありがとうとごめんなさいは早ければ早い方が良い、というある種とても当たり前なお話でした。

 まあそんなわけで、年末で好きな子に振られるわ彼氏を失うわなんつーか色々な意味で大事な人間を失ったなあ、という話でした。両方ともそりゃそれなりに大事な人間なんで取り戻す努力はするけどね。


 そして昨日はサークルのOB会。だらだら書くとホント一記事長いよねー。まあこれはたいして書くことなくて、背の高い2年生がかわいかったです以上。

 …いやさすがにもう少しだけ書こう。その会は5個くらい上の人から現役までそろったんだけど、もうまったくわからん人が沢山ってのが新鮮でしたわ。5個上はわかるし、5個下くらいまではわかる自分はわりと知ってるほうだと思ったんだけど現役層が思ったより厚くて…ひとりもしらんからねえ。んでその子達から見ると10歳上とかって話になると遠い目つうかなんつうか色んな目になりますよね。薄目とか。そりゃ最近ダイガクセーなんかと知り合う機会が少ないわけだわ。
 あとちょうど僕の下の代あたりで大きな断絶があって、具体的には多分一人も来てなかったんじゃないかな、1個下。んで僕は結構その辺りとの方が仲良かったりするのでアウェイ感はなおさらで。たくさんの人と話せたわけじゃないけど、それなりに面白い会でしたわ。
 ああそうそう一応この会の趣旨は来月開かれる室内楽の会みたいなののパートナー探し、ってことになってて、なんか話の流れで横でわきゃわきゃ言ってた正体不明っぽい人(初対面)と組む事になり、その人がなんかやたらと積極的に(やる曲しらないのに笑)動き回ってメンバーを見つけてしまい、現役OB入り乱れてアンサンブルを一曲やることになったんですね。んでそのわきゃわきゃ言ってる人は名刺交換してみたら音大卒だったというオチがついてなんでお前素人のサークルの集まりにいるだよ…って。エキストラ要員で音大生がいることはあってもこうやって普通の会?に混ざれるほどなじむ人ってあんまりいなかったからちょっと驚いたし、明らかに周りのメンバーはその人より格段に下手なわけで大丈夫かなあ…というのが心配でもあります。
 というか集めたメンバー、ほとんどの人がどれくらい弾けるかわからない状態な上に僕が選んだのは例によって超マニアック多分日本初演的な曲。大丈夫かな…というか半年とか練習すりゃ誰でも弾けるくらいの難易度(つまり「超絶技巧的なフレーズがあってそもそも練習しても弾けるようにならない可能性がある曲」ではないという意味)ではあるけど一ヶ月しか本番までには時間がなく、しかも一人那須塩原在住で土日しか稼動できないのがほぼ確実、逆に多分フリーの演奏家であるわきゃわきゃ言ってる人は土日難しいだろうし、学生は試験があるし…ということでもう色々と前途多難ではあります。でもこの曲を演奏できることがあるなんて!という感じなんでほかはどうあれ自分はがんばりますけどねー。


 追記:そうそう目標追加。0時半に終了して寝る準備をなるべくしよう(って既に破ってるけど)

2012の目標

2012年1月8日 日常
2007: http://42583.diarynote.jp/200701040240470000/
2008: http://42583.diarynote.jp/200801010509390000/
2009: http://42583.diarynote.jp/200901041854024444/
2011: http://42583.diarynote.jp/201101050133112693/

 2010はなんだかんだ、書かなかったっぽい。ざっと見直してみると2009の年頭にはもう転職とか「派手に動ける年じゃない」とか書いていて、おおお前わかってんな(自分に対してもえらそう)とかなんとか。
 2010はちょうどもう仕事辞める気まんまんはまんまんで年内で辞意を伝えたか伝えてないか、くらいで(正確なタイミングは多分その周辺の記事ちゃんと読めば書いてると思うけど)いまの仕事に決まったのが年明けちょっとしてからだったので、つまり身分が完全に空白状態の時で目標つうても動き方がきまらんとなんもなあ…という感じだったから、まあないのは納得できます。ちなみにこの時書いてましたが、今の仕事決まってなかったらわりと本気で上海移住を計画していました。願書まで出したしなー。

 …とかなんとか、こうやって長期間日記を書いていると振り返れて色々面白いな、と思ったりします。いや一貫性持っちゃうとやばいのもわかってるんだけどね…。あと恥ずかしいので読み返したくない部分も勿論たくさん…まあまあわあわあわあ。


 さて、今年の話。
 …とか書いておきながらいきなり時間軸が今年を突き破る話だけど、転職話。再三書いているように、今の会社に長く居続ける事はないと思ってます。ただ同時に、今年はまだ辞めるために積極的に動く年でもないとも思ってます。というのは来年の秋に僕が関わりたい大きな企画が(今のところ)進んでいるから。「音楽が社会に対して何ができるか」というのが僕の抱える大きな問題の内のひとつであり、来年秋の企画はそれに対するひとつの回答…というと言葉が整いすぎてるかな、でもきっかけにできるかもしれないと思っているのです。
 また、その企画は今まで知る人ぞ知るだったその流れのひとつの結実でありかつ、年齢的な意味から多分その流れ自体の仕掛け人の最後の花火になるような気がしています。僕はその人がその流れを作り出した事を心から尊敬するし、彼の力になれるならばなんでもやりたい、そして実際、彼とならば大きな仕事ができると信じている。だから彼の多分最後の大仕掛けには付き合ってから身をきれいにしたいなと…やっぱ書いてる事整いすぎかな。でも真実、そう思うのです。というか彼亡き後(って別にこの企画が終わったら引退するとまでは思ってないけど)のこの会社で魅力的な人物ってのが…まあまあ。

 ということで目処として2013年冬あたりをもって、ということを考えると2010年春入社から3年半、そう考えると既に折り返してるのか…というのはいいとして、ではあと1年半を塩漬けにせずにどう過ごすかという事を考えねばなりません。その時僕は31歳になっていて、しかもこんなエンタメ業界からの転職。相当に厳しい事は今からも簡単に想像がつくし。その恐怖心を考えると正直もう今からでも転職活動(というか転職)したいくらいで…っていまからやったところで「マシ」ではあっても決して楽な道のりではないんでしょうけどね。


 そんな事を念頭においてやれる事はそれまでの期限に
- 出来るだけのスキルをつける
- 人と出会っておく

 ということでしょう。正規の方法での転職は難しい気がするので、人となるべく会って何かのチャンスをもらえないか?ということは大切になってくる気がします。

 スキルについてはまず中国語でしょうねえ…転職に役に立つかは謎だけど最悪生存するだけなら中国大陸に逃げればどうにかなる気もしないでもない(ここまでと打って変わってすっげえ適当)ということもあり、中国語を実用レベルにしたいなと。とりあえずHSKが3月にあるのでそれの2級でも受けますか…っておい3月18日って上海いこうかと思ってる期間とかぶってるじゃないの…。まあしゃあないですな。申し込みは2月中旬まで受けてるようなのでそれまでにどうするか決めましょう。いや由子先生&彼氏がその時期来日するって話もあって、なら僕その時いってもしゃあないね、という可能性もあり…あちらの動きがわかったら組む、という感じですな。HSKはこの時逃すと次は6月だけど、まあそれまでにさらに上のランクを受ける、というのでもいいわけで。
 で、あとは語学学校。料金の交渉&体験入学までしといて会社から補助金むしれなかったせいでほっぽってあったんですがこれも再開というか再始動しなきゃ。試験、学校、そして自主的な勉強を入れればそれなりに時間を使わされるわけで…少しはスキルあがるでしょ。

 あとはなんだろう、スキルというと…ああ英語をもう少しブラッシュアップするってのはあるね。これも課題。余裕があればなんかネタで書士系どっちかとってみたいとか思ったりもするけど…さすがにネタで取れるような難易度じゃないよな…とかとか、まあこの辺は妄想ですな。

 んで、人と会う。これどうしようかな…具体的な策があるわけではありません。やっぱ名刺ばっかりはける交流会系はう○こだと思うし…。少なくとも自分の周りの人で僕が助けられる範囲の事で助力を必要としてる場合はコストをある程度度外視してでも助ける&恩を売っておくということをより自覚的に、って感じかな。
 あと人と会いたい、というからには自分も他人に誰かを紹介するという事を心がけなきゃね。たくさんポートフォリオもっとかないとマッチングなんてうまくいかないからやっぱりよりネットワーキング…って俺人と会うの嫌いではないけどでも疲れるんだよね…根はそういうの向いてないんだし。ホントようやるわ。

 はい、その二つをクリアした上で、今年は出来るだけ中国駐在を狙っていきたい。これは3つ理由があって、単純にその経験が履歴書的においしいから&語学も勿論伸ばせるだろうからということ、いい加減実家でなきゃなーということ、そして正直いまのオフィスで自分の仕事はあるのか?というのがちょっと疑問だから、ということ。
 最後のだけ補足。正直、今のチーム(というか社員)にすごい限界を感じています。特に若手はもうなんていうか…うん書かないけどとりあえずやばくて、それが事実かどうかはともかく僕はもう自分ががんばってもどうせこいつらのところでザルの目とおっちゃって徒労だなという感覚を持ってしまっている。正直それもがんばりきれない要因のひとつ。でもまあ周りからしたらそんなの言い訳で「結果出してよあんた能力高いんでしょ」ってなる。で僕はそれに対して有効な反論ができる気がしない。単に「僕一人じゃ限界があるんです。ある程度できるメンバーで死ぬ気になってやればできる(かも)」ってだけなんだけど、それはさすがに通らんでしょう。
 だからそれを見切られる前にどうにかこのオフィスを抜け出したい。13年秋企画の準備の段に戻ってくればいい。そう考えると理想的には今年秋から半年くらい行ってGW前辺りに帰ってくるのが一番良いんだけど…まあどうでしょうね。そこまでうまく行くor行かせることができるかはわからないけど…一応それを理想(まあ厳密に理想というなら1年くらいは住んでおきたいけど…)として工作しましょう。日中国交正常化40周年だしね。


 別に中国にどっぷりな年にするつもりはないんだけどなあ…ほかになんかあるかな。ああ年の前半に片というか進展させておきたい話としてはは僕を振ったお狗様と再び会って関係を何かしらの方向に落ち着けるってのがあるね。別に目標でも何でもなく、やる事ですが。理性に訴えて説得するような話ではないけど、それにしてもなんかぼんやりしたまま終わるのはイヤだし、そういう話以外にも彼女としたい話はたくさんある。
 そう、今ちょっと長い間ごちゃっとしていた思想系が、年末やこの三連休少し時間をとって読んだ本がうまく欠けたピースを補完したり刺激をしてくれたおかげで頭の中で少し形になりつつあって、それを彼女にぶつけたいなあという気持ちも…って重ったるいよなあこれぶつけられるほうとしては…まあ諦めてくださいなんまんだぶ、ていうしかないねふひひ。

 
 あとは何かなー。去年は年末で大事なものをごっそりなくして大分スカスカになったので(あーこれに関しても書いてないな、まあ機会があれば)作っていく、得ていくという事を考えなきゃね。あと最近「金欲しいな」ってわりとリアルに思ったりしています。年を取ったと思う事はそんなにまだ無いけど、あと5年くらいしたらちょっとは金持ってないとかっこわるいよな、とかそういう話。それもまた転職を考えるひとつの理由でもあります。海外行ってユースホステルとかって年でもねえだろ?っつう話ですわ。
 そうそう、ちょっと面白い話。今回の旅はなんか東南アジアがすごい色んな所で顔を出したのよ。東南アジアの国ってタイの洪水云々以外はニュースで見る事もないし、ましてや自分の身の回りで関わってる人なんて全然いない。あ、ごめんシンガポールはれっきとした東南アジアなんでそこだけ例外ってことで(あまり一般的な「東南アジア」ってイメージじゃないでしょ、いや普通のシンガ人って結構いわゆる東南アジア気質って話も聞くけど)。
 そう、で関わってる人なんて全然いなくてすんごい考えた挙句に出てくるのがそういや学部の時のクラスにタイ人留学生がいたなあ、ってのと時々友達がベトナム行ったりしてるな、ってくらいが関の山。そもそも僕自身あまり興味を持ってない。あ、そうそうタイといえば謎のSkypeオンリー友達がバンコクで先生してますね。ってもしやそれだけで結構関わりあるほうなのか??

 …とよーく考えていくと話の前提をうっかり自分で崩してしまいそうなのでやめましょう。話を進めましょう。とにかく今回でてきたのがマレーシア、インドネシア、ベトナム。
 マレーシア。これは由子先生(僕の上海における庇護者であり音楽の先生)の彼氏さん関係。この彼氏さんが香木を輸入しようとしてる&金を生む仕事としては彼はホテルやオフィスのインテリアデザインみたいなことをやってるらしくて、継続的にマレーシアと関わってるんですな。彼曰く「マレーシアはマレー人優遇政策で(能力にふさわしくない?)マレー人ばっかりが政府にいるから腐敗しまくりで紅包利きまくりっすよわっはっは」などと…紅包って何かはぐぐってもでてこないかもね(割に有名だと思ってたからびっくり…でも文脈でわかりますよね)!

 インドネシア。これは3日目かな?元同僚というか先輩のご紹介でランチさせていただいた怪しい中国人はバリ島でイタリア人デザイナーが作ってる家具ってのを輸入しているそうで。アジア系の家具ってすごい特徴がありすぎてあんまり普通の家には調和しないようなイメージもあるんだけど、高級家具として売り出す予定だそうです。中国人ってこういう素材感丸出しのものよりごてごてとした装飾があるもののほうが好きなイメージもあったんだけど(彼もそこがチャレンジだと言ってた)どうなんでしょー。あとダヴィンチという超成功してた家具屋が産地偽装(イタリア製とかって言ってた家具が実は国内産だった http://blog.livedoor.jp/amuro001/archives/3401363.html )というような話が今結構話題になってたりして高級家具マーケットは今すごいチャレンジだーとかなんとか。

 ベトナム。これは軽いというか僕との関わりという意味では薄い話だけど面白かったので。語学学校に通うために僕のいた宿に長期滞在していた座敷童子さんの通う学校の生徒の大半はベトナム人なんだそうです。彼らはみんな中国語ぺらぺらなんだけど語学を学ぶというビザで入国してきて、台湾の料理屋で皿洗ったりして稼いで仕送りするんだとか。中国語ぺらぺらならなんか他にやれることあろうが…と思ったりもするんだけど…っていうのはともかく、台湾が「出稼ぎ先」になっているというのと、逆にベトナムが「台湾で稼いだ金で家族を養えるほど物価が安い国」って両方の認識が僕にはなかったので面白いなと。いや安いには安いけどそれならアメリカ行ってはたらかね?みたいな。まあ近いからかなあ…比較的。でもアメリカなら受け入れのコミュニティもあるだろうし、色々整ってて楽な気がするんだけど、そりゃ浅いのかな。でも給料が1日10時間働いて1000TWD…3000円くらい?とからしくて、やっぱ日本と違って結構物価の上下がある国で底辺の仕事してもあんまもうかんねえんじゃねえの?というのは相変わらず謎のままでしたよ。
書き溜め。
山を越えたと思ったら風邪が本格化したっぽいです。

http://42583.diarynote.jp/200801010509390000/
http://42583.diarynote.jp/200812311703055241/
http://42583.diarynote.jp/200912310100485220/

 と3回もやって自分で見返して楽しかったのに去年できなかった忘年会こんだけやりましたよ自慢、も書かなきゃね。旅行記も残さないとね。あと今年の目標とかも決めなきゃね!なんでこんなに文章打ってるんだろうと思ったりもしますよ、休日のはずですのに。

 さて、今年は何件やったのでしょう。記録によると(めんどいので前半はコピペ混入)…

12/2 去年一緒に香港を楽しんだ幼馴染の元カノ: 麻辣? ★★★☆☆
 年末で仕事をお役ごめんになってしまった彼女は今後どうするんでしょう…中途半端に、というと失礼だけどローでちゃってしかも知財関連に興味が、というと就職先は非常に限られてそう…相変わらず不思議な子で、僕があと4倍くらい楽器弾けたらきっとあわせていたでしょう。

12/4 元ドラマーズ: ローダーデールランチ ★☆☆☆☆
http://42583.diarynote.jp/201112050033378083/
離婚ネタがメイン、ってことで楽しいって話じゃあないわな。

12/5 起業家さんたち: バー的なかんじ ★☆☆☆☆
なんかよく遊んでくれるシャチョーがわっかーい感じの子を集めて忘年会?をやってるのに同年代だからと混ぜてくれたんだけど、おこちゃま過ぎてなんだかかんだか。あと見た目が明らかにいけてない(なんかヲタ系)起業家ってなんなんすかねあれ。そういうタイプがいるって斬新(んで話しても予想通りというか残念ながらというかつまらない)

12/7 取引先: 軽いフレンチ ★★★★☆
 音楽関係で以前フェードアウトした人。なんかよくわからないけどディナーすることになり、ちょうどカスレー食べたかったし今シーズンいってないし、ということで広尾と恵比寿の間にあるあそこへ。音楽関係のむっちゃ真面目な話(和声の分析やら演奏家の批評やら)から男の話、仕事の愚痴まで色々きいたりはなしたり。二件目は尻尾の人(元先輩)がご執心のバーテンダーさんのお店へ…立地がアレだからどんな店だろうと思ったらわりとレベルの高い店で(違う意味で)期待はずれ。しかしこの日のお相手はなんだろうなー、年上だけど心が弱い人なのよね多分。ちょっと心配。

12/8 のん:たまに飲む大学の後輩。謎の古風なバー(非オーセンティック、70年代風)→ベルギービール ★★☆☆☆
新宿アルタ裏にあるオーセンティックとはまた別の意味でふるーーーいバー。面白かったけどネタだなありゃ。その後ビアバーに流れ、ちょいちょいなんか深めな話はしつつも平均深度は浅め。本当は三人で飲むはずが結局サシになってしまった日なのでした。


12/10  無敵なNちゃん:アイリッシュパブ ★☆☆☆☆
 前の月にひっっっさしぶりに会った無敵な後輩Nちゃんからどういう風向きか女の子を紹介したい!といわれ(その点に関してはホント感謝)待ち合わせ3人で飲んだんだけど…うーむ、色々なことはあれど、とりあえず僕は胸元が緩い女の子が苦手なんです再認識。いや比喩とかじゃなくてたまにいるよねなんか多分サイズがあってないの…服的な意味で…。女の子の事情は知り得ませんが、それは色気というようなものではなく寝巻きのまま出てきてしまったのと一緒でしょうが。でも目が行ってしまうリトル愚かなわし…男の子ってかなしいね。
 というわけで別に向こうからガンガンくるでもなく共通のネタがあるわけでもなく、そして僕がやる気を失っていたのでそうなりゃ会話が続くわけも無く。明らかな遠投行為としてNと共通の知人の近況ネタにでもいこうかともおもったんだけどさすがにそれは…いや黙りがちな気配を察知してなのかNからふってくるんだもん…といった煩悶の中静かに箸を置いたのでした。おしまい。
 ちなみに無敵なNちゃんとの久しぶりの邂逅は一緒にいた三人目=5個下?当然離れすぎていてあまり関わりの無かったはずなのに相当盛り上がったのですよ。三人共通のネタがなくなって噛み合えば盛り上がるのです。あ、この日の会がいまいち盛り上がらなかった原因のひとつは仕事で僕とNちゃんが多少からんじゃってた状況の中僕からインフォーマルに聞きだしたいことがあったみたいで、それが本当は目的(ってそのためだけに設定したとも思えないけどね)だったのかなあ、なんて思っちゃうくらい。

12/13 元彼女: バー飯みたいな ★★☆☆☆
 これもけっこう会うの久しぶりでした。詳細は日記に書いた気がする。

12/14 偽名さん: パン屋(昼)? ★★★☆☆
 なぜか半休取った日をどんぴしゃで指定され、ランチすることに。この人の混沌はもうなんていうかうん、奥が深い(もう繰り返しになるから書かないよ)。とりあえず女子力MAXしかも平日昼ということで人相風体が怪しすぎる僕がいる場所でなかったというのは確かです。でも女子力高い店にありがち(侮蔑)なまずい店ではなく、なんか変に高い気はしたけどものはおいしかったような。

12/15 狗: おもおもフレンチ ★★★★☆
まー店出た後の結果があれだったんでおもおも、というのではなく入店から3時間とか食べてたわけです。皿数がそんな多いわけではないけど時間をかけて食べる、バターがたくさん使われた料理。今年…かはわからないけど少なくともこの数ヶ月で一番豪勢であり、おいしい食事でした。多分トラディッショナルなフレンチってこういうのなんだろうな、という感じでまたいろんな…あでもこの日はあまり難しい話はしなかったかな。近況だとか終わった展示会の裏話だとか。楽しい時間でした(って書くと泣けるー)。

12/16 バンド忘年会: 新疆料理 ★★★☆☆
 我が家のアコーディオンさんの再就職おめでとう&忘年会。まー普通というかこの組み合わせは意外に話の幅が広がって面白いのです毎回。しかし時間的には今年はめずらしくさらっと終わった気もする(アコさんがその後仕事だったということもあり)。

12/17 クリスマスパーティ: ★★☆☆☆
なんか演奏しろとか色々強要された会。最後酔っ払いきったあとあたりは楽しかったけどそれまでは途中でマジ帰ろうかと思ってました。その日イベントですごい疲れててその足で行ってみたら結局ピアニストはおらず、「なら伴奏なきゃ弾けない」つうてるのに「ヴァイオリン弾く人が来るってみんなにいっちゃった」とか「知り合いは無伴奏でも弾く」だのぐだられじゃあそいつ連れてこいよハゲ的な…。この場であった国営放送のDさんはなんとなくつながっておけば何かになる気もするなー、といいつつ翌日の挨拶状だけで連絡とってねえや。

12/18 ロックバンドの人たち:インドカレー
リハ後。自分の演奏がなんというかごめんなさいだったのでためしにしんでわびます。食ってる間のことはわすれた。

12/19 留学系:イタリアン?★★★☆☆
 長年お世話になってるバーテンダーさんが開いた店を使わせてもらい、毎年恒例留学系忘年会…しかし日にち勘違いするやつやらドタキャンやらで個室をせっかく借りたのにかなりあれな感じになってしまいました。しかしその参加者の中に某超一流企業を辞めて政治の道を志す男が現れようとは…しかも組織の種類言っただけでわかっちゃうような政治家養成組織に内定。ほおおお!(中国人風感嘆詞)という感じです。
 でもなー教育関係に興味があるから志したというから上海の教育関係紹介しましょうか?→ぜひぜひとかって話の流れになったのに具体的な話流したら反応なしですよ。まーそんなもんかね。

12/20 ★さん:ハワイアン ★★☆☆☆
 お互い若干飲み疲れたよパトラッシュ状態、そして入ったこの店の真向かいは元クライアント…という…。ハワイアン業態に当たり無しという僕の経験則はやはり覆ることはなく、薄目でした。まあ相手が★さんだったからよかったものの(まずかったら容赦なく言うし)他のつまらない男/女だったらもう目も当てられなかったでしょう。来年どうしよう、みたいな話もしていたような気もする(確か金貯めて欧州にとかいってた)

12/21 業界系忘年会:和食 ★★★☆☆
 最初横に座った人にすんごい「道化さん道化さんおひさしぶり!!」とか話しかけられまくったのに誰だかわからずずっとフリーズしていましたよ。あと会うの三回目(伝聞)の人と名刺交換しそうになった(2回目の時はした)。僕はまったく覚えてないのに向こうは毎回わかってた模様…そんな会でした。たまらず途中でトイレに立った主催者を追いかけて席順答えあわせが行われたことは想像に難くありませんというか事実。
 まあでも後半ちょっと座が暖まってからは悪くない展開だったかも。何の話をしてたかはさっぱり覚えてないけどね!あそうそうなんか横の人に「うちの後輩もらってやって!」ってずっと言われてた。よくわからん。

12/22 会社の忘年会:焼肉 ★☆☆☆☆
 まるでお通夜のようでした・・・いやうちらのテーブルだけね。相当どうでもいい感じの配役になってしまいしょうがないから話す、という感じ。肉もばさばさやで…タダで食べさせてもらってるものに文句言うのは違うと思うから言わないけど(でもこうして書く)…。まあそんなこともあろうかと夜から仕事を入れておいたのでそれを口実に途中で抜けて、仕事をぱぱっと終わらせて知り合いのバーで軽くやって帰宅。

12/23 もう書いた中国系忘年会? ★★★★☆
http://42583.diarynote.jp/201112241911234074/
正確には4.5かな。今まで5をつけた会にはどういうのがあったか見直しちゃったくらいには良い会でした。楽しかったし、多分パーティ的なものではここ数年で一番でしょう。後につながるような関係も作れた…かもしれないし(とりあえず今二人に向けてそれぞれ違う切り口で再会ネタになりそうな事は仕掛けられそう、プラスもう一人もダイレクトなネタとしてはどうかわからないけど、もしかしたらまたサシで飯でも食いますかーくらいの話にはなるかも。あと陰の実力者っぽい人とはぜひセットしたいけどネタが無いんだよなーそれがくやしすぎる)、単純に会自体も中国どっぷりだけではなくいろんな人がいて面白かった。在住の人と話すのも面白いけど、こうやって外にいる人たちと話すのも楽しいね。

12/24
ふられた

12/25 職人夫婦: お招かれ ★★★☆☆
 遠い…片道二時間かけてマイホームまでお呼ばれして庭の水周りの素材によって材料費が変わる話を聞かされていました。奥さん相変わらず面白いし、商社に入って数年で結婚し子どもが生まれて家を買ってという同年代にしては珍しい王道の成功の道を歩んでいる人はこういう生活をしているんだな、と僕はなんというかわが身を振り返って慄然としたりして帰り道は缶で売ってる上善飲みながら寝ちゃって電車の中で微妙にこぼしたりするわけです。だめだこりゃ。

-----ここから上海編-----
12/26 由子先生:西北料理 ★★★☆☆
 この辺は書いてるのでさらりと。
12/27 由子先生と彼氏:湖南料理 ★★★★☆
 由子先生は日本語>中国語>英語で僕は日本語>英語>中国語、彼氏は中国語>英語>日本語なんで3人でコミュニケーションが難しいわー。彼の英語もそんなにうまくはないし…中国語勉強しなきゃ!
 ああこの日のランチはベトナム料理with主婦連でしたね
12/28 紹介された中国人若手経営者:火鍋(昼) ★★☆☆☆
 昼食いすぎてしかも風邪だったので昼寝した後そのままKTVへ。潰れられて困りました。あと結構中国語の勉強になった気がする。「中国の女」読んでからKTVいくと薄目度合いが増しますな。
12/29 某紙編集長with元留学仲間とかその辺の人たち ★★★☆☆
 飯自体は東京にも良くある女性向けってだけで何故か値段の高いカフェ飯ってかんじでしたん。いや高くは無いけど。適当にわいわいやってる内にあっという間に11時をすぎ、中国系企業は普通に31日までですんでーって事で解散。僕も朝まで平気ってタイプではないにしろタクシー普通にある環境(上海タクシー安いし)なら1時とかまでなら全く抵抗がないのでうわーはやーと思ったとか思わなかったとか、まあその後一応ライター氏と飲みなおしたりしたのでしたけどね。

 あとは人とってのはないので2011年はそんな感じでしょうか。忘年会oftheYEARは「会」という意味なら23日の中国系、サシを入れるならその後にいろいろな苦さはあれど狗とのフレンチは話の内容も料理もかなりよかった気がするかな。由子先生&彼氏は今後もしかしたらビジネス的に(って別に俺が儲けるというより彼のやりたいある種の夢のようなビジネスを助けるって意味で)面白い展開があるかも?という期待も込めて4です。僕は個人的に由子先生がとても好きだしよくもしてもらって感謝もしてるのでそういう贔屓目もありですけどね。まあ友達の友達を信用するかどうか、その人のために動いてあげるかどうかなんてそんなものでしょう。
 2011年は例年に比べて件数も多かった気もするけど結構楽しい会が多かったような?いつも振り返ってみると意外と「こなし」が多かった気がするんだけどねー。どういうことなんでしょ。

The End of Love

2012年1月3日 非日常
The End of Love
The End of Love
The End of Love
 昼で終わってしまった。1月1日夜は…あれなんだっけ。もういろんなことがすでに思い出せない…。ああそうそう、阪急に例のOPENちゃんのグッヅ屋が入っているというので年賀状に貼るかーっていうので市政府あたりをうろうろしてみたんですな確か。あとシャンハイタンの店内に香るあのジンジャーフラワーの香りが好きな僕はショウガ由来専門の色々なケア商品を売ってるという隣のデパート内の店にも興味があり。
 阪急は去年末だかにオープンしたらしく、きれいで明るいけどテナントはまあ普通のデパート。特筆すべきことはゼロ。逆にショウガ屋が入っていた誠信(多分元々は書店のチェーン)は入っている店のセンスのよさになんていうか…うん、すばらしかったです。雑貨、家具、文房具にもちろん本。派手なものばかりではなく地味だけどちゃんとしたものもあり、各階ともに非常に好感触でした。文房具屋にあるラッピングペーパーとかもかわいかったし。思わず目当ての店以外も色々とお散歩してしまい、年賀はがきを買い足したりしていました。小物もだし、1Fにあった人民元や米ドルを丸めた形のクッションあれ持ち帰りたかったなあ…。ショウガ屋は…んー思ったよりスペースが狭くてこわくて入れなかった…基本女性用だしねえ。

 夜は南機場夜市という、駅からちょっと離れた夜市へ(http://www.taipeinavi.com/food/511/)。バスで行けば一発かもしれないけど駅からだと徒歩20分くらいかな?そのせいか、初めて日本語を聞かない観光地でした(ここも座敷童子さんご推薦)。ここで食べた餃子は結局台湾で食べた唯一のおいしい料理でした。食い物のウラミはおそろしい!…ってそれだけで台湾の印象語ってるわけじゃあさすがにありませんぜ、多分。来来という餃子屋さんで、壁にはそのほかに酸辣湯もあると書いてあるけどそれ以外にも野菜炒めなどもあるようです…周りのテーブル見た限り。この店はかなり繁盛していて、それもあってかあんまり丁寧に接客してくれる感じではありません。屋根あるけど基本屋台なわけで。なので勝手に席を見つけて座り、走り回ってるおばちゃんみっけて注文するっきゃなく、そのガッツがないときっと苦労するでしょう。そう、初めてとは言わないまでも中国語ちょっとわかってよかったーと思ったのはこの店で注文した時かも(って本当に注文とサイズとかその程度の話です)。僕はその酸辣湯(大中小あるので注文のときそれも言うのよ)と餃子だけ頼んだけど餃子は時間がかかり、酸辣湯だけでしばらく過ごして餃子ちゃんと注文通ってるかなーと大分不安でしたが、ちゃんと通ってました。最初10個単位で、多分バラで追加注文できます。
 あと全然関係ないけどその夜市にはインドなんとかって屋台が出てて多分インド系のスパイス使った肉をパン(肉まんの皮みたいなやつね)ではさんだようなものを提供していて大人気…と思ったらやってるのインド人でした笑。別にいて不思議じゃないけど、でも不思議だインド人。


 実質最終日である2日。まずは茶関係を、という事でたっかーーーーい(けどすばらしい)茶器があるというシェラトン地下の茗泉堂茶荘へ。確かによいものをそろえているのでしょうけれども、お値段も相当なものです。明らかに他よりぬきんでて色具合がすばらしいものがあったのでこれお幾ら?って訊いたら急須だけで20万とかだったかな?まあぬきんでるだけのことは…といって隣にあったそこそこの人たちも6だか8万円くらいだったので、茶器って高いんですね、という結論でした。2,3万くらいなら出せるかと思ってきた身にはねえ…。どんだけ抜いてるんだろ…なんて思わなくもないけど、まあ良いものを受け入れられる価格で売っているのなら、金もないし顧客じゃない僕がぐちゃぐちゃいう話じゃないですわな。ほしい人がその値段で買うから成り立つんだからさ。
 茶杯は普通の小さなもの(お猪口みたいなやつ)から、湯のみみたいなサイズのまで。聞いてみたら日本式ですーって。台湾ってなんか日本の茶道の影響でティーでセレモニーするらしい(似非外人みたいや)ってのは聞いた事あったんだけど茶器にも影響受けてるのね。上で書いてる高級なのも、そういわれてみると日本の影響が見えなくも無いような…?といって日本の磁器に詳しいわけでもなく、よくわからないんだけどね実際。茶飲むのは好きだけど別になんもしらんしなあ…と少し自分の不明を恥じたのでした。しかしどうしても「日本の影響」っていうと悪いって言えばいいのか…微妙な気分になったりしますね。

 その後土産用の茶を買いに、安くてそこそこという噂の某店へ。ここもなんていうかぼってんじゃね?ってもうそういう目でみるのよくないですか。まー詳しくは写真をよく見比べるアル…ってわかんないか。2枚目が注文用紙、3枚目が茶の缶なんだけど、缶に貼り付けてある値段と日本語の注文用紙の値段が三倍くらい違うアルねー。こういう雑な商売するところがタイワンニン嫌いアルー。いやこれも好意的にとらえりゃ茶の缶のシールは古ぼけてたから昔の値段のままかもしれないんだけどねー。まーいいけどねー。とりあえずそういう色目をもって見ている僕としては「またやってらあ」という事で下がったのでしたよ。でもばら撒き用に買ったジャスミンティのティーバッグ60個入りは会社で大好評でした。こういう「物は良いんだけどやりくちがこすい」がやっぱり芸風なんですかね、台湾。ちなみに設定としてはご主人日本語ぺらぺらということになってますが、そこまででもありません。早口でしゃべるはしゃべるけど多分みんなに同じトークしてるだけやなーと思います(たまにおばちゃんに質問とかされて困ってたりピントはずれな事答えたりしてたので)。まーあたしの知ってるペラ子さんたちのレベルが異常ってだけかもしれませんが。

 昼は昨日食欲の関係で退散した華山1914創意文化園区のレストランへ。シャレオツなビュッフェだけどたけええよ(うっかりサービス料も取られて合計600TWD=1800円くらい)。おいてあるものも…ううむ。まあいいんですけどね。僕の好みにはまったく合いませんでした。

 んで次は携帯リベンジ、ということで今度は獅子林ビルという携帯屋ばっかり入っているという噂のビルへ。西門という原宿的な位置づけの駅から5分くらい。昨日行った光華はデジモノ…というかPC中心だったんだけど、獅子林は香港で言う先達廣場みたいなものらしく携帯オンリー…ということでココロもときめくじゃないですか。ていうか先達廣場も去年いったんだからそこで勝負つけておけば…というのはまあ、終わった話よね(ていうか先達行った話書いてないような…)。
 ま、とにかく獅子林ビル、という勇ましい名前のビル、中は繁盛しているかというとそうでもなかったような?いや、あいてる店が少なかったのは曜日のせいかな?あとなんでか2F以上が機能してない…これも曜日のせい?なわけないよな。
 でもそれでも携帯屋は10軒弱はあって、今度は勇気を振り絞って"Do you any two SIM card Smartphone?"って聞いて回ると("Dual SIM"は通じない…)、いやー、ないね。ないない。みんな没有。結局持ってたのは2件だけで、一件は8500元…2万五千円くらいか。それはちょっと予算オーバー、ということでもう一件の店で購入。ここは二種類あって、まあ昨日の店の高いのと安いのの間くらい。クレカで払うと5%手数料だお、とかほざくからそういうの忘れよ?忘れてくれたら気持ちよく買うよ?って言ったけど全然ダメで、じゃ値段安くしないならおまけよこせ!と結局電池二個とイヤフォン、それににいちゃんが持ってたカタログぶんどって交渉成立。ケツのケまでむしってやったぜ…って実は電池とかイヤフォンはデフォでついてるっぽいです。結局カタログ(にいちゃん手書き書き込み付)だけかよ…。ちなみにこの店、Docomoの1月のカタログが既においてありました。あと2回行って1回しかいなかったけど、ねーちゃん(にいちゃんのボスらしい)は日本語ちょっとしゃべれます。米魯通敷(←この文字だけちょいと違う)位科技という1F正面入り口入って右手右側かな?。にいちゃん英語も微妙だけどまあ意思は通じるし悪くないんじゃないでしょうかー。

 その後夜まで数時間あるなーということで徒歩で故宮いこうかと思ったら道を間違えて山のてっぺんに登っちゃった話は間抜けだから省略させていただきます。あ、のぼり途中に国家安全部?とかいうのがあっておーとおもった。

 夜。23時にシャツのピックアップがあったのでそれにあわせてご飯を…と思い、最後の晩だしなんかいいもの食いたいぜ!と思ったけどまともなレストランなんて一人じゃ入る気しないし、散々お世話になった座敷童子さんを誘ってみたんですが袖にされ(まあそりゃいきなり「ご馳走するから台湾で一番良いレストランおしえてください」って言われても困るよねーでも僕他に手段なかったし)、欣葉101店は諦め、ひとりで本店へ…と思ったらバスが全然来ないので挫折。ってか欣葉101すげーとかいってたってカレー屋とかやってるんでしょグループで(http://www.tabitabi-taipei.com/html/data/10030.html)?どうなのー!ってまあ行けなかった負け惜しみですが。
 で、結局夜はシャツ屋にピックアップに行ったついでに「この辺で旨い店教えてよ」で教えてもらった台湾料理屋へ。日本人街なんですかね、銀座飯店やら東京国際飯店やらよくわからないホテルが立ち並ぶエリアでメニューは当然日本語、客もほとんど日本人という(あとのれんが「網走刑務所」)もう僕どこにいるのかわからない、な感じの店でした。あ、でも牛肉麺そこそこうまかったけどね。高くもないし。

 そんな感じで台湾は終わっていくのでした…ちなみに翌朝乗り遅れかけて空港内ダッシュしたのは秘密でもなんでもない!40分前チェックインでも人間は国際線に乗れるんだ、ということを知りました。台湾出入国って勉強になるなあ(と学んだつもりで図に乗ると絶対どこかで失敗するんだろうけど…)。ちなみに原因は台北駅で空港行きのバスターミナルが見つけられずかなり離れた普通の長距離バスの乗り場に行ってしまって15分ほどロスしたことです。15分早かったって1時間前じゃん?というつっこみは大人の人からはうけませんからね。


 てことで台湾はどうでしょうねー。誰かと一緒である程度の目標があれば滞在自体は言葉が楽勝、比較的安い、費用も含めて簡単に行ける、という意味で負担がないから考えなくもないけど、一人ではもう二度と行かないでしょう、という結論かなー。
 考えてみればこれでグレーターチャイナーと呼ばれる地域の大きな都市は全部まわったことになるのか?まあ中国国内の大都市の定義は難しいけど少なくとも北京、上海行ったし、マカオ、香港、台北、まあ付け加えるならシンガポールも行ってる。今度これらの都市を統一の軸から好き勝手評価してみる的なことをやってみても楽しいかもな。っていってもホント、「知り合いがいるか」で相当な違いがあると思うのでそういう意味ではフェアじゃないよな、台湾にとって。あ、マカオがぼちぼちだったのもそのせいか・・・?ぬう。
 ちょっと風邪を引いて治りかけの台北の宿でこれを書いています。今日書き終えられるかな。あ、食べながらは一切飲んでないんだけど、持ち込んだウィスキーをちょっとだけ飲みました。

 今回の台北はわりとゆったりしていて(旅の話はまた書くよ)、さっきからごろごろと2011に自分が書いた日記を読み返したりして、やっぱり今年は地震ももちろんだし、とっても色々あった気がするのに読み返してみるとそれが残ってないな、というのがちょっとだけ悔しかった。それはインパクトのある出来事のせいで全体的な印象がひきずられてしまったのか、それとも書き留めるべき事を書き留める努力を僕が怠ったのか…もう今からじゃわからない。ま、そんなことは今から悔やんでも仕方の無いことだけど。

 僕の2011年で大きかったことは、地震を除けば偽名さんの正体知っちゃった関係、引き続き海外に行ったことの2つなのかな(あと仕事で立ち上げたプロジェクトが大層うまくいったというのはあるけど…)。去年は多分転職と中国にちゃんと関わり始めた、というのが大きかったと思うんだけど、今年はわりとプライベートな…というのかな?こうして並べてみると自分の内面の話にインパクトがあった、ということなのかもしれません。


 偽名さん関係。いまだこの人をどう扱っていいかという結論がでない。扱って、というか位置づけて、なのかな。この間も書いたように、この人のある種気合の入ったというかこうあろうと決めたかのような生き方が好きです。
 そうそう、書きながら思ったけどこの人多分、「自分が世間から見たら変であること」をちゃんと咀嚼してるような気がするんだな。普通の(変と呼ばれる)人はそれを受け入れられなかったりするんだけど、この人の場合はもう言われ続けて慣れてるのか原因はよくわからないけど、「普通」に振舞う(というか世間とうまくやっていく)事をそもそもあまり考えずそれでついてこれる人だけと付き合おうという感じなのかも。あ、いわゆる「私不思議ちゃんです」で気を引こうというとはもちろんまったくレベルが違いますぜダンナ…。それは諦めや開き直りでもあるような気もするけど、翻ってある種の強さというか意思の力?でもあると思う。色々な可能性を諦めざるをえないだろうし、僕の好きな「自発的な選択によってそこにいる」という意味で尊敬…まではいかなくてもやるねえ、と思うのかもね。時折見える冷徹な線引きもとても自発的というか恣意的なというか、そういった作りこみを感じさせるしね。
 そういった対面している時に考えた事以前に、この人の正体を知っちゃった(いや結局まだ確定してないけど…)その経緯の流れの中で否応なしに考えさせられたこと、例えば国籍の話や名前とは一体どのような機能を持つものなのか?などということはなんていうか…うーん普段まったくといっていいほど考える機会がないことだったので、それも学びでした。ところでこの人と同棲している彼はどこまで知っているんでしょうか…本当にそれが気になる笑。全て含んで(いや他に男がいる云々はしらんだろうけど、単純にその名前の数とか)付き合ってるとしたらすごい度量の持ち主だと思うし、逆に友達になってみたいとさえ思う。いまさら偽名さんとお付き合いするということはありえないわけで、ならいいじゃーんと思ったりするんだけどね。でもきっと嫌がられるだろうなあ…まあ徒に事態をこれ以上複雑にしたくない気持ちはわからなくもありません。お前の罪だろとは思うけど。

 今年の目標、というほど大きなものではないけど、やっぱこの人のポジショニングをはっきりさせたいというのはあります。すごく魅力を感じている人だからこそ、腹を割って話したい。それが叶う日はくるんでしょうかね。


 海外。そもそも2010→2011の年越しは香港でした。んで確か4月5月と仕事もあって中国に行き、7月に突発シンガポール、9月にアメリカ、そしてこの上海→台湾。わりと(大層)いいペースで海外にいけました。いきすぎやろ。

 ★さんとの二回目香港は、思わぬ人の紹介でディープな香港音楽業界人年越し飲みに混ぜてもらって一緒にカウントダウンするというめっちゃレアな体験をさせてもらったのよね。広東語わからん!でも言葉わからなくてもみんな歌ったりしててすごい楽しいパーティだった。★さんの虚勢張ってるけどたまにチキンが見えるところはとてもほほえましく…この時点では彼氏を騙しての海外逃避行のはずが、6月だったかにめでたくお別れしましたね。

 上海は短期で集中したこともあってかなりホーム化してますね。今回も地図持たずガイドブック持たずで楽勝だったし、タクシーの運ちゃんやらレストランの注文やらくらいならどうにかなるし、お友達たくさん(しかも増える)だしということで毎回楽しめてる町だと思います。能力があって言葉がしゃべれてセクシーで美人(かつ少数民族)という北京人のアンさんとまったく連絡が途絶えてしまったのが残念ではありますが、まあついたりはなれたりの人間関係をあまり考えても仕方がないということにしましょう。

 シンガポール。鬱上がりのタンタン氏と突発的に行ったSGは、現地在住者に連れてってもらったカレー屋かなー1番は。マカンスートラ(グルメ本)買ったけど使えるのはいつやろ…。泊まったホテルのソフトウェア(人)がクソだったことは記憶に鮮やかです。狗さんの元彼氏にも会いました。

 NY。911から10年のその日にグラウンドゼロに行きたい、と思ってそれを実現しました。その日のあの雰囲気は忘れられません。いろんなことを考えました。この気持ちはなんか言葉に出来ないなあ…。とりあえずなんかすごい泣けた。あととても強行軍な日程だったのでディナーしながらもれなく毎日寝ていたような気がして、ちょっともう少し余裕持ったスケジュール組もうぜ…とも自分に突っ込んだ旅行でしたね。ウェストサイドストーリーとかほぼ記憶ないし。

 今回の旅行はまた別途総括ね。今年は由子先生帰国前に3月か4月に上海、夏に出来ればヨーロッパ、そして夏の終わりに仕事で中国各地、というのは目標にしたいと思ってます。

 今年の目標についてはこれもまた別途で。

Still Love but...

2011年12月31日 非日常
Still Love but...
 次の日、朝は近くの永和大王という…なんだろ、駅の近くのチェーンらしい朝食屋?へ。豆乳とか油条やらこれって台湾?香港?みたいな感じですな。この国って中国語は基本北京語だし(台湾語も勿論使われているようだけど最近復権、みたいな感じで友人とは話すけど他人とは北京語みたいな感じっぽい)それ以前に無駄にみんな日本語わかるし(よく「占領時代の老人は」云々というのはきいていたけどそれだけじゃなく恐らく日本人観光客が佃煮のように押し寄せているせいでかなりの確率で片言のやりとりならできる気がする…)、英語も話せる人はキレイで本当に不便しません。つうか外国かここ?という…これがあれですかね、ハワイの日本領疑惑と同工異曲(って使い方あってる?)。

 まあそれはともかくその店でへたくそな中国語で注文しようとしたら「ニホンゴ?メニュ?」とか言われてあー谢谢つー感じだったわけです。お持ち帰りしましたよ。この日も相変わらずわりとぐったり期間中だったので昼寸前に動き出し、まずはシャツの注文。なんかオーダーで安く作ってくれる店があるとかで中山駅へ。これからdisるので店の名前は出さないけど男性用シャツを作れる(男性用ジャケットやら女性のチャイナなんかもつくれるらしいよ)おっちゃんもその父上と思われる人も両方日本語OK、ただしおっちゃんは日本語で話しかけてくるけど実は英語のほうが楽な人です。
 ここで経験したことって結構この短い滞在で何回か遭遇したことがあったんだけど、そのひとつがこれ。こっちが日本人だと思って日本語で話しかけてくれるのはいいんだけど、実は英語のほうが得意な人が結構いたりするっぽいのね。オーダーで服作るなんて結構色々やりとりが必要なわけで、まあ勿論あっちも必要最低限なことは日本語で全く問題ないんだけど、こっちから何か引き出したくて質問したことと事とかには英語のほうが全然わかってもらえるし、どう思うかとかも言ってもらえる気がする(もっと細くしたいんだけどどう思う?とか)。もちろん向こうはこちらがいいようにというか親切で日本語使ってくれてるんだけど、日本人もたとえあんまりしゃべれなかったとしたって母語じゃない人がしゃべる英語なら結構わかると思うので、まーその辺うまくやれるといいんだと思います。
 んで続けて書くと、ネガティブな話だけど「中国商人」ってイメージって台湾から来たのかなあと思っちゃった。商売のうまいイメージね。大陸の中国人とだって僕は商売で付き合った経験はまだそこまでないんだけど、確かに強引で結論を急ぐ、荒っぽくてもやっちゃおうとする、強気、とかってイメージはある(常に解除不能な「ガンガンいこうぜ」的な…ってそれ単なるバーサクか)。でもそれって考えてみれば結構最近に持つようになったイメージで、古来僕らが思ってる中国の人って銭儲けがうまいって感じじゃないですか。強引というよりむしろソフトだけどいつの間にかやられてる、みたいなね。「華僑」って言葉もそういうイメージかもね。
 で、なんか運が悪いだけなのかなんなのか台湾の商売人とお土産買ったりこうやってシャツ作ったりで接してみて悪い意味でのそういう「商いやなあ」ってのを見る機会が何回かあってうんざりだったんですわ。しかもやりかたがとても薄っぺらいのね。騙すのはいいけどきれいに騙せてないのがとてもうんざり。
 例えばこのシャツ屋、まずそもそも提示が日本円で3枚10000円、それがまあ色々検索するとわかると思うけど少なくとも5年くらい前までは一枚700台湾ドル(=大体3倍で計算するから一枚2100円前後)でやってたみたいなんですな(台湾コーディネーター情報発信局 でぐぐる…もにょもにょ)。はいここでまずぼってますね。いや物価があがったんですよねそうですよね知ってますよ。ちなみに店の表に価格の欄があったけど、塗りつぶされてました。そのブログ読んだ誰かにつっこまれたなんてのは下司な推測にすぎますかね。いや外貨支払いなんだから乗っけるのはいいのよ。外貨って持ってると変動リスクもあるし変えるの面倒だし…だけどちょっとのっけすぎね。んでさらに支払いをカードか現金かで選べるんだけど、カードを選ぶと台湾ドルで支払いになります。その換算は電卓で行われるのでおっさんそのレート何使ってるの?疑惑が当然生まれますわな。だってそもそもが台湾ドルで値段つけたものを日本円で売ってるんだから日本円にレートかけて割り戻すんじゃなくてもとの値段でええやろ?って話のはず…まあこれは自分に支払方法の選択権があるので防げたといえば防げたしおっさん何やってんねん、って言えばよかったんだろうけど…ううむ強くなりきれない私。
 という事で無駄に二重に通貨をまたいで(しかも行きも帰りもレートの根拠が不明)値段を吊り上げるという業を使われたわけです。あ、あとなんかガイドブックみたとか言うと安くしたりとか小銭分切り捨ててくれたりするけどそれって目先の銭捨てて味方のふりしてるだけですからねー騙されちゃだめですよーってか小銭については多分単純に銀行行っても両替してくれないからもってても彼らも仕方ないんだと思うよ…。3枚10000円じゃないものも買ったので正確にはわからないけど、結局この技で20%くらいはのっけられたんじゃないかな。もっとかな?
 あ、でも公平さを保つためというわけでもないんだけど、接客は全く悪くないです。ちゃんと話も聴いてくれるし別に押し売ったりしないし、アドバイスもしてくれる。この生地ならこういうのがいいんじゃない?とかね。宿に送るのも多分無料。シャツは結局4枚頼んだんだけどそれぞれについての細かい注文も何度も復唱してくれて安心だったしね(受け取りの時も自分が話したおっちゃんはいなかったけどちゃんとその細かい点確認してくれたし)。問題は金回りだけだし事前にわかってれば対処のしようもあるし、言ってる値段にどんだけのっけられたかというのではなくて、トータルでその値段と思って納得できれば買うし、出来なければ買わない、っていうのでいいんじゃないかなと思いました。シャツはまだ着てみてないけど、帰国して使ってみて悪くなかったら僕はもう一度行ってもいいかなと思ってる程度には対応は評価してます。

 その後は永康街へ。ディンタイフォンの本店(すんげー人がたかってた。外国のディンタイフォンってきれいなレストランなんだけど、普通の店です)という噂の店があるところ。
 ここの目的は牛肉面とお茶…と思ったらここでこの旅最大のサプライズです。なんとうちの海外オフィスで働いてて辞めた後シンガポールに戻った元同僚(シンガポール人)と街角でばっかり。彼女もバケーションできてたんだそうですが…僕は音楽聴きながら歩いてて、なんか袖を何度も引っ張るからうっとおしい客引きだと思ったら…おおおおお、という。こんなことあるんですねー。なんかすげー世界狭いっすよね!ていうかこわいよ台湾。こわいよ海外。んでそこでまざったりしてもよかったのかもしれないけど、彼女は友達と一緒だったし僕も体調がすぐれずそういう外人ズの中でやいやい出来る気分ではなかったのでちょっとだけお話した後「またねー」とかってバイバイ。ていうか僕相当髪伸びてるし結構日によって服も髪型も違うし判別しづらいのに当然あっちだって予測してない海外でよく自信持って袖ひっぱれたよねえ…すげえや。

 お茶は小茶裁堂というお店を目当てに。なんかフランス留学組の人がやってるグッドデザイン賞受賞!みたいなシャレオツな感じの店らしく、モダンな中国(台湾)茶!ってのを味わってみたくて。なんかウェブで見た感じよりずいぶん小さい店だったけど、1Fが店舗、2&3Fがカフェかな、カフェではマカロンとかケーキを出していて、お茶とあわせて楽しんでもらう、って趣向みたい。僕は1Fで買い物しただけだけど品数はそんなにない…のと、どうなんだろ、飲んだ限り正直そこまでうまい茶とは思いませんでした…。あ、ちなみに有機栽培らしい。シックというかなんだろ、なんか~風みたいな名前がついてそうな店や商品のデザインはちょっとTORAYA Cafe的な感じなのかな?僕の接客してくれた女の子は日本語ちょいとしゃべる、英語ダメ。僕が入った時の店員さんはほとんど英語だめっぽかった(一組英語で接客してたけどけっこう下手だったような?)。文句を(脳内で)言いながらもお土産用などのために購入。ちなみに商品はティーバッグ主体らしく、いちいち茶をちゃんと入れるとかやってられん!という現代人にはとっつきやすくていいというような面もあるのかもしれません。あとフレーバードウーロン茶という不思議なものの品揃えも多いです。

 永康街を離れ、宿へ。おお一日で2個しかミッションこなしてないよ!というらくらくスケジュールですホント。ちなみに昼は行ったのが遅くて牛肉面は食えずにルーローファンを適当に食いました。茶見る前にいけば間に合ったのに…。
 宿に戻ると長期滞在者の通称座敷童子さんがいて、少しお話。この人は来て半年くらい、仕事をやめて学校の通って中国語をお勉強されてるとのこと。最初の日に次の日の朝食どこで出来るかを知りたくてコモンスペースでテレビ見てた所を話しかけたのが最初で、結局毎日色々教えてもらっちゃいました。この人いつも同じ場所で毛布に包まってもそもそテレビ見てるから座敷童子。んでこの人にナイトマーケットどこがいいですかねーとかそういう話を教えてもらい、でも色々教えてもらったのに結局ぐったりだったので一番近い(でも有名な)ところへ。
 クリスマス後に新しく出来たという士林夜市は、やばいです。いや周辺の混雑がすごいとかそういう意味でもやばいんだけど、その移転して地下に出来た美食街は死亡フラグびんびんです。地下への出入り口も内部の通路も異常に狭く、多分どっかで火が出た瞬間に出入り口に人が殺到して将棋倒しで出入り口ふさがる→全員蒸し焼きな未来がはっきりみえすぎて怖いです。その際は日本人もたくさん亡くなるでしょうねえ…いや、本気でやばいと思います。あと座敷童子さんによると換気も設計されてないから中は大変なんだとか。たしかにもくもくしてたがアレがデフォなの…?こういう所にたまに抗えないチャイナの血がでるよね、勿論悪い意味で。
 まああとそもそも旨そうなものがないという根本的な問題も…それ好みですかね。ま、いいけど。結局座敷童子さんオススメの鶏排(豪大大かな?一番有名なやつ)、それにそこらへんで売ってた新疆の羊肉串をなつかしくなって買ってみました。ちなみに勿論やってるのは新疆人じゃないし、かなり貧相な串…そしてなぜかオーストリッチの串とかも一緒に売ってた。おのれはゲテモノ屋かいな。あと台湾ビールがうまくない!なんでかな!日本のビールみたいな濃さがあってちょっとぬるくなると濃くて飲めたもんじゃないです。暑い国なんだからさー東南アジアビールの軽さがほしいな!

 帰って食ったりぼおっとしたりして、カウントダウンも迫っていたので共有スペースで相変わらず景気悪そうに何かを食っている座敷童子さんと合流。観光情報をまた教えてもらったりなんか台湾の選挙の話とかテレビに移ってるカウントダウン番組に出てる台湾アイドルの解説とか、あと電通が台湾で仕掛けて大当たりのOPENちゃんの話(セブンイレブンのキャラクターで、専用のグッズショップが出来るくらい流行ってるらしい…「日本の電通が」って台北ナビかな?に載ってて僕は生まれて初めて電通が皮肉混入無しの100%肯定的に名前を使われているのを見て感動したりしていましたよ)、なんか色々な話をしていました。ちなみにOPENちゃんはどこだっけ、高雄かな?のカウントダウン会場に着ぐるみがいたのが映っててその話になったんだけど、なぜか一緒にポンデリングのライオンと見覚えのあるネコ(多分ずーっと前にクロネコヤマトが日本でも使ってたキャラ?)と一緒に踊っていてなんかすごくカオスでした…。日本発のキャラクタって以外全く関連がわからん。
 あ、年越しイベントは一番大きいのが台北、101ビルというちょっと前まで世界で一番高かったビルで毎年年越しは花火をやるビルの横の特設ステージみたいな奴で、あと台中と高雄でやっていたようです。出演者も各会場もはしごしたりもしてどこも豪華だったようなんだけど、見た目台北の花火は結構短時間でしょぼ…くはないけど、あっそ、って感じでした。高雄かな、はなんか個人の金持ちの敷地(??)でやってたらしく、そっちの方がめっちゃ長時間あげてるし派手だしあげてる箇所も多いしで台北より全然上ですね、というかんじ。ガイドに載ってるのは多分台北ばっかなのにねえ。テレビで見てるとそういう風に平行して各地のを見れるからいいですね。寒くないし混んでないし。ああそうそうあと台北のイベントには馬総裁やらHTCの社長やらが参加していました。台北のはメインスポンサーがHTCらしく、メインスクリーン後ろのカウントダウン用時計はHTCの携帯の画面を拡大表示してたみたいで、上の方にアンテナとバッテリ残量計も…。別にいいけどヴィジュアル的に若干ちゃちい感じもしなくもありません。
 色々教えていただいたり僕が行った海外の話をしたり平田信出頭のニュースを見て二人で驚いたりしつつ、この日は解散。

 次の日正月は朝はスタバかな。あまり食欲もなく。何からはじめたんだ…思い出せません。あーそうそう、そういや台湾って言えば香港に次ぐ電脳都市じゃないか!ということで携帯を買いに行ったのでした。中国携帯は上海の由子先生から支給されたものを持っていたのだけどあまりに古く、ぎりぎりカラー、って感じでそろそろちゃんとしたのがほしいなあ、と思っていて。当然日本の携帯はSIMロックがかかっていてそれに自分の中国SIMをつっこんでも動作しないので新しく本体を買う必要があるんですな。
 そんなことと、あと僕の幼馴染Fireさん(最近会ってないなあそういえば)が携帯屋を担当していて、海外携帯情報をすごくほしがっていたんで去年も香港で実は色々探し回ったのを思い出して(「ガラパゴス」といわれるように日本とその他の国では機種とかの勢力図が全く違うので)なんか資料になるもの持って帰ったろかなというのもあって。
 この日行ったのは光華市場という電脳街の中心のビル。これも新しく移転したばかりらしいんだけど、5フロアくらいにPC中心にいろんな店が入ってます。そのビルの周りにも小さな電器屋みたいなのが一杯。ただここは電話の本体はそこまで充実して無くてデコレーションとかが多かったかも。ていうか主力PCやしな。小さい店への突撃にはまだ度胸が据わってなかったこともあってちゃんと話したのは2店舗か3店舗くらいだけど、僕が探していたスペックので出してきたのは1店舗だけ、2種類で安くてしょっぼいのと高くてかっこいいのと…ううむ君極端だね、みたいな感じ。ちなみに探していたのはSIMが2枚以上挿せるスマートフォン。なんで2枚かというと、もう確実に上海では結構使うのは確定していて、それにさらにどっか遊びに行った時の着脱用スロットがほしかったんです。1枚しか挿せないと挿しっ放しにできないからSIMって小さいし、なくしそうで…本当は3枚挿しで国内海外兼用とかやりたい気持ちもあったんだけど保障もきかないよくわからん携帯に国内メインを任せるのは…まあ元から半端というか欠陥品の現行携帯とじゃあ何が違うの?といわれると返す言葉が一切でてこないわけですが、まあそれはそれとして。
 結局この日はいいものをみつけられず、引き上げ。ちなみにSIM2枚というのは海外でも結構イレギュラーな仕様のようで、多分そもそも正規品のラインナップ自体かなり少ないです。だってほら海外に頻繁に行くってのは大体仕事で、そういう場合は会社が通信料持つでしょ、だから普通はローミングですましますわな。

 そして同じ駅から徒歩五分くらいの[「華山1914創意文化園区」って工場をリノベーションしたという区画にいってみました。ギャラリーや雑貨屋、そしてひとりで入れそうなお洒落レストランがあるようだったので…。しかしなんだあれは。多分やりたいことは北京の1949 THE HIDDEN CITYとか上海の新天地あるいはm50とかなんだろうけど、しょぼすぎます。他の場所見てなければすごいと思えるのか俺は贅沢なのか…?とかいう思いもちょっとだけ脳裏をよぎったけど、いや多分普通にたいしたことないです。んで昼飯食おうとおもった店がビュッフェ形式なのに食欲もあまりわいてこなかったこともあり、早々に退散したのでした。何このコレジャナイ感。

 
 そうなんですよ、コレジャナイ感又の名を中途半端感も僕の台湾の印象のキーワードです(ネガティブワードばっかしやな)。多分第二次世界大戦後に中途半端に(というと表現が悪いかもしれないけど)経済が軌道に乗っちゃったせいで、建物やいろんなもののサイクルがちょうど今老朽化ピークな感じがするんです。ハード・ソフト両面で。とにかく住居やインフラは古いものが多く、ぼろっちい。商いの方法も小ざかしい(これもやりかたが「古い」。ネットやなんかで情報共有されない時代のやりかただ)、リノベーションするって発想まではいいけど本当の古いものがないせいなのかなんかこう…表面だけでやりきった感がない。翻って上海は本当に古いものがないのは同様なんだけど、もう本当に守るものがないからガンガンやってる感じがするし、インフラはつくったばっかだから新しい。人もそこまでつまんない知恵がついてない。

 多分食についても同じ…ってこれはそれこそあまり幅広く食べてないからなんともいえないんだけど、なんとなく古い気がする。なんだろう、昔から日本にあった中華の延長みたいな感じ?世界の料理、特に料理大国と言われるような国の料理って多分昔より情報が入るようになったり人の行き来が増えたおかげでどんどん細分化が進んでいて、国の料理だけじゃなく地方単位での料理が少なくとも東京では食べられたりする。イタリアだってフランスだってそう。イタリアじゃなくてトスカーナ、とかさ。だけど台湾で食べられるのは…うーん確かに中華だけど、これどこの?みたいな。かろうじてむき出しの原住民(という表現は差別的じゃないんだそうな…本省人とイコールなのかな?)料理みたいなものはあるにはあるようなんだけど洗練されてるというわけではないみたいだし、メニューに新しさもない。翻って(行ったこと無いけど)上海にはLost heavenとかって現代風雲南料理の店があったりする。洋食の細分化までは多分まだ行ってないと思うけどね…。台湾さん、いつまでディンタイフォンに頼ってるの?っつーことですよ。香港と差がつかない。地理的には近いとはいえ離れてるしより東南アジアに近いよね?そういう条件を生かして例えばフルーツを使うとか、そういうアイディアもあってよさそうなのに…。なんか蒋介石が逃げる時にたくさん料理の鉄人引き連れてったから中華は本国よりうまい、とかいう記事も読んだけど、技術は継承されずにみんな死に絶えたんですかね。チャイナドレスをオーダーで、とかってのもある種古いじゃないですか。いつまで花様年華でチャイナドレスが…とかやってるの(ちなみに「歩き方」香港にもそんな記述があったような)。今作る人なんて絶対減ってるはず。

 でも悪いことばっかりじゃありません…って悪いことばっかり書いてるけど、あと15年位したらきっと上海はあの間に合わせで適当につくったインフラがボロボロになっていくでしょう。それまで景気が続けばバレないように補修しながら使い続けるって方法も無きにしも、でしょうけどそんなん現実的じゃないだろうし、今度は彼らが没落する番。そして逆に台湾もさすがにこれじゃ人があつまんないよね、ってことで色々考えたり現代テイストをちゃんとした意味で取り入れて、自分たちなりのオリジナリティと融合させるはず。その頃はもしかしたら中華人民共和国の一部になっているかもしれないけど、面白くなるといいね。
 あ、インフラとか古いのは日本時代の遺産が割に頑丈だから使い続けてるってのもあるのかなーとかも思った。そりゃ使える限り使うのはいいんだろうけど、もしかして過剰な思いいれがあって「安い中華製なんか信用できん!」とかって老人がいってるとかじゃないといいけどね、とかって妄想です。そういうのもさすがにあと15年くらい経てばどうにもこうにもかえなきゃいけなくなるだろうし、日本への憧憬?と共感を捨ててほしいとはまったく思わないけど、とにかく自分のとこでうまくやってくれればいいなあ、という話です。別にキレイにまとめようとは思ってませんが、実際どう生きていくつもりなんだろうこの国。よく日本は香港とかシンガポールにアジアヘッド取られちゃうしどう生きようねえ、って話が出るけど、それ以上にこの国やばいんじゃないだろうかと思ったりして。中国が開放されればされるほど「西側の水先案内人排出国」としての必要性は減っていくし、以前基幹産業だったはずの少なくともここんとこは半導体やらはもう不況すぎて涙だけじゃなくて色々でちゃうような状況のはず。なんだかねえ。

写真:いつでも超混雑:士林夜市

I love my Taiwan

2011年12月30日 非日常
I love my Taiwan
I love my Taiwan
I love my Taiwan
 台湾滞在を終えようとしています。こんなのんびりした海外滞在は初めてかも。朝起きて適当にそこら辺で拾い食いし、昼前に動き出してちょっと見物して昼飯を食い、午後もちょいちょい街を見て、帰ってきて少し寝て、夜も食べる為だけに出かけて、すぐ帰ってきて部屋でだらだらとかコモンスペースで長期滞在者の人とお話しながらお茶飲んだりとか。
 ま、ゆったりした生活になってるのは意図的なものもあり、それ以外にも単に風邪を引いて体力が著しく落ちているというのもありとはいえ、悪くない感じではあります。だらだらしすぎて既に記憶が抜け落ちかかっているので、去年(香港編最後まで書いてない…)の二の轍を踏まないように書いていこうと思います。既に義務感?うっせーな。

 初日。まだ調子悪くてぼおっとしつつ飛行機に乗って(昼発の緩いスケジュールでよかったわ)、桃園空港へ。来る時マッハで出入りした空港です。入国で入国カード見せたら「何この通り?これホテル?この通りの何階?」とか中国語できかれておうおうと思ったり(ていうかお前俺の日本のパスポート持ってるのになぜ英語じゃなくて中国語で訊くかね…)しつつも自信ある感じで答えたら通してくれました。いや、この僕が泊まった宿って多分法律的にはグレーなんですよね。台湾の宿泊業みたいな免許とか法律がどうなってるか知らないけど、看板も出てないしそういう許可とか(必要だとしても)一切取ってないだろうなあというような。だから僕が正直に住所書いたことで検挙とかされないといいですね、っていう。んでそっからバスと電車を乗り継いで宿のある駅へ。上海からの飛行機が着いた台湾の桃園空港はちょうど日本で言う成田、松山は羽田みたいな感じらしく、都心部から離れた場所にある&電車の一発アクセスがなく、結構不便。松山は逆にタクシー使えば宿まで15分かからないくらいって話を聞いたんで多分旧香港の九龍空港だっけ…使ったこと無いけど…みたいな市街地ど真ん中系なんでしょうな。

 宿は、わかりにくいです。到着遅れたのに管理人さんが扉前で待っててくれなきゃわからなかった(ていうかそもそも看板出てないからわかりようがないだろここ入り口施錠されてるし)。駅からのアクセスはいいけど裏道だし…。でも本当に駅近いしその駅も規模はそんなでもないけどなんでもあるので不便しません。駅自体はちょっと中心部から離れてるっちゃ離れてるけどシンガポールほどじゃないにしろ町自体せまいから気にならないし。
 んで夕方着いて早速色々調べてみると、当初の目的であるまともなコンサートきけそうなのがこの日しかない!ということでSkype使ってホールに電話して当日券ある?って聞いたらありそうだったので行くことに。チケットは安く、演奏も予想していたより全然まともでいい買い物したなーって感じでした。思わず同僚に演奏者について照会しちゃったくらい。ホールは内装ちゃちいのに響きは部分的にちょっと響きすぎ?ってくらいよかった(ちなみに外見はやりすぎってくらい立派)。なんか個々の音はちゃんと分離してるんだけどそれぞれ(ヴァイオリンとピアノ)が時々ミキシングでエコーかなんかかけたみたいなちょっと芯のないというか広がった音がしてて…あれは謎だった。これも思わず同僚にask。

 思いのほかよかったけど疲れてたしご飯食べ逃すとかはイヤだったので前半で抜け出て、宿付近の路上で麻醤麺食べて、この日は終わり。ちょっと降ってたけど上海よりはあったかくて快適でした。

 写真(全部この日とは関係なし)
1枚目: どこかで見たネコ(永康街)
2枚目: カルフールの旧正月特集(気が早いね)
3枚目: Like!宿の近く

上海沈没篇

2011年12月26日 非日常
上海沈没篇
上海沈没篇
 やっぱ上海は楽しい。正直別に町が楽しいわけではないのでヒトに勧めるとかではないんだけど(いや蘇州とか絡めれば一回は絶対行く価値あるよ!リピートするのは…ま、お好きならどうぞだけど)、少なくとも僕にとってはとても良い町だと思う。毎日限界まで遊んだ。

 初日。そもそも台湾経由でだったんだけどそのトランジットが一時間しか設定されてないのになぜか一回荷物拾って台湾に入国して出国しなければいけないという鬼スケジュールをチェックイン時に通達され(普通国際線が2時間チェックインなのを知ってるからもう既に設定時点で無理じゃん…と思ってたけど)台湾に着陸して20分くらいでなぜか出国の飛行機待つラウンジにいたり(入管ザルすぎやろ…)するドキドキもありつつもちゃんと着いてまずレッスン終わりの由子先生とディナー。
 その間にも「上海着いたよー」と知ってるヒトに連絡しまくると電話がかかってきて早速その深夜にもう一件アポが入ったり「いまどこにいる?」とか空輸したものの受け渡し協議がはじまったりする(支払いが人民元だから早めに済ませたほうがいいという相手の気遣い)。ちなみにこの日ははじめての西北料理。ウイグルとかまで行かない西のほう、みたい。んで先生とちょっとお茶してバイバイして宿に帰ってくるとオートロックが開かないから家主(NZ&香港のハーフ)にヘルプコールして、助けに来た家主と彼のビール取り出してぐだぐだラウンジで飲んでた所に友人のライター氏が合流し、なぜか3人で1時すぎまで飲んだあとに家主は自分の家に帰り、そこからライター氏と3時半とかまで部屋で飲んで、解散。初日からヘヴィやで。

んで2日めはちょいと寝坊の後、昼は地元の音楽の先生たちの忘年会にまた乱入。この日はベトナム料理…だけど何故か大阪の人が経営してるらしく、バリバリ日本語通じます。またって何?って実は去年末上海に来たときもこのグループの忘年会に混ざってたんですな。三日酔いでぐったりしてたけど。ちなみにこの忘年会は女性ばかりで(まあ楽器の先生で男性なんてそうそうおらんわな…食うほど稼げないだろうし)、ほとんど専業主婦の地域の寄り合いです。結構旦那さんの中国人率高いような気がする。その中で浮き上がりまくるおれ。まあそんな中にもあーお久しぶりですうみたいな感じで混ざり、ちょいちょい音楽談義で盛り上がった(どこのLocal governmentが音楽教育に力を入れているかとか)後、由子先生の彼氏さん(中国人・元博物館勤務?・日本留学経験者で日本語少ししゃべれる・香木の輸出ビジネスをしたいらしい)に以前も行った茶城の知己につないでもらい(何やってる人か全然わからないけどこおろぎ的なすごいでかい歌う虫をたくさん持ってたり金魚持ってたりきれいな石持ってたり出してきた茶がやたらうまかったりなんかそういう古いもの系全般?においてその世界で有名な方なんだそうな…身分は不明。)素敵なお茶屋さんに連れてってもらってめっちゃウマな茶を思わずちょっと高いにも関わらず買い何故か茶壷をプレゼントされ、なぜか流れで一緒にディナーをし(仕事しなくて良いのか彼氏…まあ自営なんでどうにでもなるようなんだけどそれにしても)、由子先生とあわせをし、その後また僕の宿の近くでお茶して…ここで日本から持ち込んだヴァイオリンの弓を忘れて翌朝青くなるんですが、またそれは別の話。
 
 上海3日目は元同僚に紹介してもらった人と突発ランチすることに。上海着いてからFacebookを通じて決まったっていう…全然知らない中国人で、高校大学かな、日本にいたというので日本語ぺらぺらのぺらぺら。ITやら家具やらの会社を経営しているという人です。なぜか誘われたのが火鍋でおいおい昼から…と思いながらおなか一杯でした。んで話してたらなぜか流れで夜日式KTVに行くことに…続きを読むにはワッフルワッフルと(ry。…うそうそ。KTVというのは一応カラオケということになってる…なんだあれは、まあキャバクラ+αですかね。αに男の子の夢が詰まってると思うといいと思います。いや店によってはその夢があったりなかったり、ということで僕が連れてかれた店は打包はできない…とおもう、多分。いや試してないけど。なんかその連れてってくれた彼はわりとその店の顔らしく、女の子に相当好き放題セクハラしてたのでいけるのかもしれないけどね。
 僕についた子…ってそもそもすごいのよ、女の子選ぶのもなんかずらーーーって並んでる中から好きに選ぶの…は日本語ぼちぼちの広東人。日本料理屋で働くために日本語覚えたとかって子で、今まで会った日本語しゃべる中国人は変な話留学歴があったりそれなりに高学歴だったりしたけど、こういう必要に迫られたって人はそういえばはじめて。なんか別に意識せずに選んだのによく見たら知り合いに似てて若干へこんだりしつつ中国語をせっせと教えてもらったりしていました。しかしその子はわりと変わってるんでしょうな、55度の白酒好きとか休みの日は麻雀やってるとか話し方もさばさばしてるし…。「この年で結婚もしてなくて両親は私に失望してるわ!わはは」だそうです。確か25とかそれくらい。
 そして印象的だったのが中国KTV嬢のゴーイングマイウェイぶり。頻繁に席立っていなくなるわ隣にいるのに他の客とメール始めるわ勝手に食うわ勝手に歌うわ。まあKTVなんか女性社会のいまの会社では絶対行かないだろうし「面白い経験」くらいに思ってる僕じゃない普通の接遇に慣れてる日本人だったら普通に切れてもおかしくないと思います。あとその店客が日本人ばっかなんですが、トイレとかですれ違うときまづいね!打包(ていうのか?そもそも)可能な店だとしたらさらに…。あとトイレに普通に「~元以上使ってくれて領収書出さなくていいならワインを店からプレゼント」とか書いてあってびっくり。領収書ってのはこっちでは脱税防止に必ず出さなきゃいけないんですよ。なんていうか裏交渉でそういうのがあるのはわかるけど普通に張り出すなよ…ていう。んで中国人は普通「酒に飲まれて潰れるのはかっこわるすぎる」という観念があるらしいと聞いていたのにその歓待してくれた中国人は美しくつぶれ、完全に寝込まれて立場がなかった僕。とりあえず閉店後しばらく待ったんだけど放置して帰りました(帰り際にチップといってなんか大金取られたのも別の話…大金っていっても300RMBだけど…)。実は彼の部下という中国人が一緒にいたんだけど英語も日本語もいけない上にあまりこちらに興味をもたれなかったので同じ部屋にいるのにコミュニケーションとれず。

 最後の日も結構スケジュールぱんぱん。朝起きて上海に新しく出来たホールである文化広場を視察(って入れなくて外から見ただけ)しながら上海音楽院近くの音楽関係の店に行って楽譜を漁り、昼は上海に移った元同僚とランチ。ピザでした。とにかく中国の洋食ってダメなイメージがあったんだけど、この店は相当まとも。高かったけどね。そして偶然隣にその元同僚の旦那の親友の彼女とかってのが座っててその子がいかにビッチかを日本語で力説されていました。

 ランチ後はちょっと宿まで戻り休憩。田子坊のチャイナ服屋(金粉世家)に顔を出してみたけど…デザインはともかくとして価格が高いのと生地が全然ダメですな。なんでお前Shanghaitang並やねん。んで帰って完全風邪だったのでお昼寝して、今度はディナーに。

 ディナーはこれまた日本人が多い地区のはずれの日本人経営の店。何料理っつうのか不明だけど女子向けカフェ(+レストラン)?みたいな感じでまたはじめましてのかたがたを交え、天津から帰ってきた知人とか10人弱ぐらいでわいわい。ちょっと早めの解散の後、その場にいたけどすぐかえっちゃった友人ライター氏(初日と同一人物)がまた我が家訪問でちょっと飲んで解散。忘年会の場で話してもよかったんだけど、その場にはわりと女子女子した女子がいたのできっとこういうネタドン引きだろうな…ということでわざわざネタ提供のために別途お呼び出しだったのでした。中身はちょっと黒すぎて書けない。

 翌日は昼フライトだったのでぼちぼち余裕ある感じでパッキングして、フライト。ここで上海篇は終わりです。

 今回初めて会ってつながりそうなのは由子さんの彼氏、KTV中国人(ひどいネーミング)、あとは日本人忘年会にいた今度上海にオープンする現地系デパートの営業さん(かわいい)くらいかなー。彼氏さんは日本の古美術にすごく興味があるとかで、神保町とつないだら商売になるかもしれないし、KTVは…まあああいうフレキシブルで血に飢えた感じの人は友達になっておくと色々便利な気がします。相応のエサ(というとひどいけど情報とか)をあげられないと付き合いは続けられないと思うけど。営業さんはかわいいからそれでいいや…っていうのは嘘(3割くらい)で、パティシエやるためにきたら日本料理屋の女将さんをやらされたりとかなんか色々面白い引き出しを持ってたんで今後ちょいちょいつながっていけたら楽しいの…かも、と思ったのですよ。すぐ人をファーストネームで呼ぶあたり西洋渡航歴ありかな?と思ったけどそうでもないみたい。

※結局なくした弓は翌々日くらいに出てきました…やっぱり意外と、というか治安いいのよね、上海。まあこれはなくしたのが宿の向かいの店でうちの宿の家主と顔見知りだったこともあると思います…最初英語で乗り込んだら話が全く通じず家主に助けてもらったかんじだったのでした。ありがとう家主。そして飲んでもいないのに大事なものを忘れる愚か者。
 昨日は中国関係の結構ディープな忘年会で、初対面ばかりだったにも関わらず面白いし色々考えた会だったので細部が揮発する前にメモメモ。

 主催者によると半分くらいは何の縁もないというかROMな人つうのか勝手に集まってきた系だったようで、僕もその一人。それでも(主催者の方々はまあ別格としても)中国のソーシャルメディアについて某媒体で連載持ってる人とか某大学の名誉教授とか国営放送国際部とか…いろんな人がいた。男子率の高さがものすごかったけど。

 面白かったのは2点。二極化と過激さ。

 二極化というのは文字通りで、ああいう周りが初対面だらけでみんな緊張というかどう周りにつっかかっていいかわからない状況でソーシャルできる人と出来ない人(って表現でいいのか?)で見るからに差が出ていたこと。 正確には3種類いるように感じられて、1)うまくソーシャルしてる人、2)話し込んでいるように見えるけど実はお互い狙って話す相手もいないのでとりあえず目の前で単なる時間つぶし、3)孤独って感じだったのかな。
 1と2はこっちの印象だけかもしれないけど、面白かったのは3の人は確実…とまで言わないまでも、大半が最初の自己紹介でコケてたということ。その人の背景や人物を知らない人にはどうでもいいような事を長くしゃべりすぎたり、必要のないインフォメーションをしたり。逆にコンパクトに「この人としゃべっといたほうがいいかどうか」がわかるようなことを言える人は(なんかトートロジーかもしれないけど)実際ご歓談になってもうまく動いたり溶けこんだり色々していたように見えました。ま、自己紹介がアレだから誰も近寄ってこなかったのかもしれないけどね…。
 その場には多分40人超の人がいて、当然時間内に全員とちゃんとしゃべることなんか無理、んでその状況だったら誰しも「話して楽しい/ためになる」人を見つけて話しかけようとするはず。昨日の会は異業種交流会とかではないからみんなが本当にギラギラしていたわけではないけど、それにしたって時間は有効に使いたい、となれば自己紹介でわけわからない事言ってた人にはいかない…ということもあろうし、そもそもそういう人のは「自己紹介」の体をなしてないわけで、話しかけようにも何をネタに話しかけたらいいかよくわからないってのもあるだろうなあ…と。他にネタは幾らでも転がってる中でそういうわかりにくい人にわざわざ当たりに行くって選択肢もないだろうし。


 とかとか偉そうに書いているけど、僕も時間の3割くらいは3でした(自己紹介は偶然楽器もってたんでつかめたと思うけど、もっとうまくしゃべれたとも思う)。最初のポジションが微妙というか知り合い同士グループの横(しかも3人中2人中国人)、逆サイドと向かいは完全はずれ系で話しても何にもならなそうということで早々に脱出を心がけたものの座敷ではあったけど人で完全に席が埋まっていたため移動できず(椅子だと隙間に割り込むとかがありえなくなってさらにハードルがあがるよね)。とりあえずトイレいくことをエクスキューズに立ち上がりうろうろするも入れる場所が見つからず、相当長時間滞空していたわけです。周囲からうまくごまかせてたかは知らん。
 ま、最終的には某ネット媒体の人と横にいた調査会社の人でエンタメの話とかFACTA萌えとかそんな話が出来たんでいいんじゃないでしょうか。あとなんだっけ、レナウン買収の話とか。あと初期位置の横にいた中国人の一人のバックグラウンドがすさまじくおもしろそうだったものの、あまり深いところまで話が及ばなかったのが残念。正直今んとこ、中国とそこまで関係してないってのもなんかこう踏み込めなかった原因かも(プロジェクトによってはもちろん関係するんだけどやっぱ送り込むだけで現地で泥臭いことやらないから)。ただ次へはつなげた気はします(追記12/25 0:45 すさまじく面白そうな人からはお返事を頂き、どうやら自分がついたポイントが結構ずばりその人の関心範囲だったようなので一安心というか次につなげたかも、と思ったりしたのでした)。
 ただこういう深いところまでいけなかったなーというのは僕が普段サシでメシ食ったりとかばっかりな事をさっぴいてかんがえなきゃ、とも思います。そりゃ二人っきりで2時間すごして話せば深みは違うわけで…それと同じものを求めてもアレだよね、しかも初対面で。でも日本にいて中国の報道機関でインターンとかってどういう風に取材対象選ぶかとかすごい面白そうじゃあないですかー。

 
 過激さ。まあ座の中心にいるのが反政府っちゃ反政府な人だったこともあってなのか、上で書いたその僕の横にいた人もVOA…違うな、どっちかっていうと大紀元?つうたらちょっとひどすぎるか、でもそんな感じの人だったりチャンネル桜とかなんとかかんとかガチっぽい右翼の人?みたいなのがいたり、なんか普通の生活では会わないなあ、みたいな感じの人たちが結構いた気がします。まあ鬱陶しそうだったのでほとんど話しませんでしたが。


 で、二個目の話…はあんま書くことないね。一応はサークルの後輩なれどほとんどそちらでは関係していないご飯友達・環境問題に身を捧げる哲学者であるところのお狗様に「つきあってください」って言ったら「ごめんなさい」という連絡がありましたよ、という。言ったのは先週で、んで返事がさっき。大層なイヴだな!
 なんか言いっぱなしになっちゃってプレゼンになってなかったなあという悔しさはありつつも(仕事でこういうプレゼンはしないな!とあとから本気で思った)こんだけ返事を引き延ばされた時点でダメだろうという事と、さすがに伸ばしすぎだろ空気読んでくれという気持ちになってたのもあって返事をもらってもそこまで落ち込んだりはないんですけど、なんでしょうねー。結構長く続いた人間関係をぶっこわしちゃったなあというむなしさというかやっちゃった感もあり、そこまででないにしろ、やっぱ落ちるは落ちます。なんでダメだったのかっていうのは「道化さんとの関係はもう固定していて、それ以外を考えられない」という、まあ想定内というかそう断る事になるよなあ…という形。
 どうしようねー。付き合ってほしいなあとか思っていたって今すぐ手がつなぎたくてどうという話ではなく、あーこの人ともっと長い時間を過ごしたいなあと思ったとかそんな獏とした理由で、遠いが故にそれがなくなってしまったと聞かされても現実感がないというか、なんかそんな感じ。まあちょっと寝かせて再び飯でも食って話を聞きながら再プレかなあ。ってそんな事思いつくならお断り電話の時に「再プレさせてください!」っていえばよかったな。なんて今から思うってことはやっぱり動揺してたんですねー。ですねー。つうてもそんな原点なので再プレにも説得力ていうか突破力あんまないよな。知ってる。

 ま、そんなクリスマスイヴですわ。友人はたくさんいる(はずな)のになんでこういう自分が好きな人には選ばれないかねえ。

なんとなく思った

2011年12月20日 日常
 今日は★さんとご飯食べてたんだけど話の流れで口に出してからこれいいな、と思ったんだけど、「今年はじめて二人でご飯した人を振り返って、その人と年末に再度会う」という企画を来年は実行してみようかしら、とか思った。

 実は整理してみると今年も(意識的に、ではないけど)そんなような事を実行しようとしていたっちゃしてたんだけど、それをちゃんと意識的にね。今年ありがとうございました、の気持ちを込めて。

…って来年のしかも年末の話なんか今書いてどうするっつう話ですわな…、でもまあメモ。Twitterとかじゃなく、ここにメモ。

2011年12月15日 鬱期、または鬱日
(飲んでる)

 最近死を想う事が少なくなっていた。そういうものとひるまずに向き合うというのが真実というか真摯な生き方なのかもしれないけれどどう考えても楽ではないわけで、考えこまないでとりあえず生きられるほうが絶対に幸せだとも思っていた。頭は悪いかもしれないけど、頭が良いことは正しいことではないのではないかと。

 夜早く会社を出たかったこともあって、今朝は少しだけ早く起きた。巡回しているブログやらをざっと見て、なんか気が向いたのでいきつけのバーの社長のブログを結構久しぶりに読んだら、知り合いのバーテンダーの訃報が。

 え?

 彼とは土曜日に会ったばっかりです。久しぶりだったし、今は僕の職場が変わってしまってそこまで通っているわけではない、そして個人的に親交のあった人ではない。でもカウンター越しには多分もう3,4年は知ってる人で、同い年。実は同じ大学出身。

 彼はオフなのに店に遊びに来ていて、相変わらずのんびり月蝕ですねーなんて話をしていた。


 悲しいかといわれれば、違う気がする。僕は彼の死を悲しめるほど彼を知らない。でも、とにかくひどく虚しい。もう二度と彼はカウンターの中には立たない。いつ久しぶりに行っても彼に会うことは無い。シュレディンガーの猫みたいなもので、もし彼が生きていたとしたって、僕が何回行っても会えない可能性だってあるだろう。だから個人的な繋がりが無いならこんなことを考えても意味は無いのかも知れない。でも、とにかく虚しく、寒い。一瞬で逝けたのか、苦しんだのか、そんなことも知らない。後悔する瞬間があったのか、あったとしたらそれは幸せなことなのか。病で苦しんだ末なら兎も角、この年で死ぬことなど誰も望みはしない(どんな年でも死ぬことなんて誰も望みはしないね)だろうし、先々こういうことをしたいという夢だってまだあったはず。それらは全て本人の望みなどと関係なく、あっけなく終わってしまった。


 死は残酷。文字にすれば当たり前だけど目の前で起こって初めて実感するということが最近多い。言葉だけでわかることができればどんなに効率的に生きることが出来るだろう。反面それではつまらない、体験してこそ、と思ったりもする。なんなんだろうね。


 まとまりがつきませんが。

偶然、久しぶり。

2011年12月14日 日常
 弊社の業界名物な顧問が「繋ぎ屋」を自称していたり、昔の上司もよく「人にスケベであれ」と言っていたのが指し示すとおりということなのか、信頼される人はしばしば色々な所から相談があるし、逆に人との関係を出来るだけいい形で保つ様努力をしている人にも見返りはあるんじゃないかと思ってます。今回の話がそこに並ぶかはよくわからないけど、そうなるといいな、という話。

 一個前の日記に書いたように今週は夜が空いている日が多く、昨日辺り大学時代の友人で近くに勤めている職人さん(元寿司職人、今は商社マン)とのランチをブッチされて(まあランチなんて忙しかったら飛ぶものだからそこに恨みはないけど)ひとりでもそもそと初めて入った四川料理的な店で珍しげな魚料理など食べながら「さすがに4日連続夜があいてるのはねえよなあこの季節…」などと思いにふけっていたわけです。
 確かに宴会(とかいって本当はサシが多いわけなんだけど)が連続するとそれはそれでうんざりなわけだけど、でも2日以上あくとなんかもったいねー、というね。貧乏性って奴なんでしょうか(違うね)。


 んで、そういえば今年会った人で総括の一環として会っときたい人がいた!と思って職場への帰り道、文面考えて歩いてたらその当人から連絡があって(その節はどうも)結構な勢いでびっくりしたりしていたら、夕方になってとーーい昔にお付き合いしていた人からいきなり電話が。「あなた代理店に前いたわよね」って何の話かと思ったら英語対応可能でコンベンションの運営できる会社を探しているからどこか紹介してくれないかと。お前3月のイベント今仕込むって何考えてるの普通は6ヶ月前には最低やってなきゃいけないよ、とか思いつつ、この子まともに就職したんだ…と思って若干涙腺が緩んでしまいました。

 前も多分書いた気がするけど、この人はもうなんていうか本当にダメ人間で、タイプとしては「大学受験がイヤで美大うけたらうっかりうかっちゃって美大という別名ニート製造機でしっかりニート教育をうけてプロニートになりました」というザ・ニートエリートという感じ。いや働いてるからニートじゃないんだけど、まあとりあえず何やってるかしらんけど正業じゃなさそうなので聞くのがこわい、という感じでした。いや具体的に何かを知ってるわけじゃないんだけどそんな、ね。

 そんな子が国際会議の会場を探してるんですよ!あなたこれは助けてあげたくならないほうがおかしいでしょう!という事でまあ前に仕事で関係した人を紹介してあげたりしたのです。コンベンションの運営会社ってそんなになくて、でも普通のコンシューマ向けのイベントとはまた全然違う専門性があるからなかなか難しいオーダーだったんだけど運良くというか、自分の知り合いの中にいて。まあその人との仕事が決まれば勿論よいし、まあ最悪とりあえず引き合わせるだけ引き合わせられればその後予算とかで折り合えずに仕事にならなくても「セッティングはした」ってことで彼女の面子は保たれるかなと。
 あと僕にとってはその紹介した相手とは以前ビジネス(コンベンションじゃないけど)がうまく行かずにあまり良い感じに関係が終わらなかったので、ここで一発恩を売っておけば何かつながるだろって事と、これももしうまく仕事にならなくなっても多少でも「あ、この人自分の事覚えててくれて仕事振ってくれたんだな」というくらいの印象は持ってもらえるだろう、という打算というか計算もあるのです。コンベンション会社として会った人ではなく、ある日打ち合わせしてた時にぽろっと言った事を拾っての繋げ方だからそういう意味でも「よく覚えてるでしょー自慢」というかね。

 今回は手持ちのコマで上手くいったけど、それはある種の幸運。ちゃんといろんな所に人脈を築いてそれをメンテナンスし続ければ芸風も広がってどんな種類の…とまでは言わないまでもいろんなこういった悩み(?)に答えられるようになるんだろうな、と思ってそうなりたいという事も同時に思ったのでした。別にこういう事を職業としてやろう、という事ではなく、なんか困ったり人を探してる時にとりあえず道化さんに訊いてみよう、ってなるといいなと。いや普段なら手数料抜くけどね。今回はその彼女の就職が嬉しかったしその照会先についてもつながっときたい相手だったのでそんなことは言わなかったけど。

 でこの話のオチといえばその彼女と結局晩御飯を食べながら話したところによると勤めてるその会社、なんかシンガポールの会社の支社…ともいえないくらいの規模みたいでフリーランスが日本で仕事請けて、そのアシスタントを彼女が人の紹介でやってるって程度みたいで、彼女はなんと働き始めてからこっち給料をもらってないと。おいおいそれなんてブラック…という。まあでも(勝手な美談だったら申し訳ないけど)一般社会で暮らしてなくて多少年取ってからまともなビジネス界に戻るってかなりの無理があるわけで、そういう意味では3ヶ月無給でも(もしそこからさらにどこかに移れるなら)しょうがないというか我慢してもいいかも、とは思ったりしました。そんなチャンス滅多に無いんだから…。ま、そんなことまでは口に出して言わなかったし給料払われないのはさすがにおかしいけど(おかしいけど、でもストライキとまでは言わないまでも暴れないでそれでも働くのもおかしい…)。

 ま、そんな偶然の話と、久しぶりの話。

 あ、そうそう今日は会社休んだんで偽名さんとひさしぶりにランチしてきましたがなんか平和なまま終わりました。連絡が最近ほっとんど取れず会うのがすごい大変だったんでなんていうか僕に対する関心が低くなっているなあというのが露骨に感じ取れて悲しい感じで今日以降会うこともないかなー最後かなーと思ったけど会ってみると普通なのよ。なんなんだろ。ただ彼女はなんだろうなあ…コントロールがうまいのよね。自分が触れられたくない部分については相変わらず徹底的に逃げるし、その逃げ方はちゃんと脅迫(=それ以上そこをつつくならあなたはもう私と連絡を取れない)にもなっていてある種美しいというか。
 ってここまで書いて以前「今会ってる時が楽しいんだからそれでいいじゃん」って言われたの思い出した。その辺はブレてないんだよね。なんかそれってあれやなあ…言葉に表せないけど…とか思いつつまだダラダラとそれにお付き合いしてしまう自分がいて何やってるんだかなあ、という気持ちをアラタにした本日でした。相変わらず嘘をつかれ続けそうと知りながら流したりネタによっては突っ込んだり嘘を吐かれるとわかっている事をなんとなく質問してみたり、しかもそうやって会った後「あー楽しかった」と思える俺も大概屈折してるなと思いますよ(そういうゲームが楽しいというのではなく、純粋に会ってるとなんか楽しいんですわ)。彼女は僕が何を知っているか相変わらず知らないし、僕も彼女が本当は誰なのかわからないままなのに。
 いや、これも前書いた気もするけど僕はこの人の生き方もものの考え方も大好きなんです。もっとそれを知りたいし行動を観察したいと思う。なぜこんなわけのわからない生物が出来たのか。何が彼女をそうさせるのか。なんで全く違う思考が破綻無く同居し切り替わり、意味の無い嘘をつくことに罪悪感を感じない(かどうかはしらんが)のか。ハコの中の天衣無縫さとそれを覆う冷たい計算の壁。もはや異性だからどうとかいう浅いレベルの話ではなく(というか繰り返しになるけどあたしの狭い心ではこういう行為をする人は包み込めませんて)、なんだろうな…観察したいってのは冷たすぎるのかなー。でも知りたい。という感じです。

 明日はちょっくら振られてきます(偽名ちゃんじゃないよ)。

頭を鈍器のような

2011年12月11日 日常
 もので殴られたのではないのですが、間抜けなことに開いてる戸棚の扉に垂直?に激突しまして、わりと涙目です。いや実際血とか出たしね。あまり最近(物理的に)痛い目にあってないんで結構新鮮な感覚…などとのんびりしたことばかり言えません。染みるから髪の毛洗いたくないよ…。

 さて、前の日記に書いたように、最近音楽が忙しいです。というかギターの練習が。ようやくというかなんというかちょっと弾けるようになってきたけどスタジオ来週末だしピンチだよ、ということで今日も結構練習してみてそれなりにステップアップはしてる気がするんだけど、この階段上りきったところではたして来週までにゴールに着けるの?というのが心配な今日この頃。
 そしてそのくそ忙しいというかとりあえず音楽に割けるリソース(時間も集中力も)は全部そっちにぶっこみたいにも関わらず、なぜか週末のクリスマスパーティで楽器を弾く羽目に。まあそもそも語学学校の生徒のクリスマスパーティに何で俺が、というところから始まってでなんで俺が楽器弾くのという…もう…でもまあせっかくパーティに誘っていただいたわけで、しょうがないからやりますよ…ということでなんかその準備もしなければいけません。弾くのはクリスマスソングとかでいいでしょうからぬるぬるなんですけど、それにしたって楽譜探すための時間が惜しい。しかし弾きたくなかったから「ピアノあるならいいですけど」という語学学校にピアノなんかないだろばーかと思ったらなぜか有るらしく逃げられなくなったんですね、僕。あと持ち寄りパーティだからなんか作ってかなきゃいけないらしい…それもだるし。

 んで忘れがちだけど年末は上海で由子さんとあわせがあるわけで、「今回真面目に弾きたいんですけど」とか宣言してしまった手前練習…練習…やべえ。てか年末って毎日飲んでるから素面で楽器触れる体力気力がある瞬間がすんごい少ないんだってば!それ今ギターに全部持ってかれてるんだってば!

 あと最近御成門にナイスすぎるインドカレー屋を紹介されたせいでインドカレーが作りたくて仕方が無い病に体がうずいています…。ランチでビリヤニとか出すなよ!萌えるじゃあないか!!といった感じです。ちょっと遠いけど無理して通いたい。

 そして読まなきゃいけない未読本もちょこちょこたまってるし、年末だからって部屋の整理をしていると再読したい本がたくさん出てくるし、そういうのって大体結構真面目な本だからちょいちょい読むってわけにいかないし。かといって読書のために改めて時間をとって椅子に座ってというのは本当に苦手なので気が進まないのよ…読みたい気持ちはもちろんありながら、でも…というね。

 そんなこともあって、火曜か水曜に今週休みを盗ろう(←変換候補一個めで出たやつだけど気に入ったのでそのまま)と思います。有給なんて佃煮にするほど余ってるしっていうか佃煮になんかならないし。朝起きてカレーを煮込みながらギターを弾いて、部屋の掃除をして、ギターを弾いてヴァイオリンを弾く。んでその合間に本を読む。うん良い休日…ってそんな充実っていうか詰まった休みになるのか…というか全てはできない気がする、もう今の時点で。

 忘年会、今年も結構詰まっています。会、というとパーティみたいな感じだけどまあ例年通りサシが多く、それってカウントして良いものか…ま、いいかということで今のところ。あとでレビューするけどとりあえず12月頭からいってみますか。

2 去年一緒に香港を楽しんだ幼馴染の元カノとなぜか麻辣烫
4 元ドラマーズ(前書いた・昼)
5 起業家さんたち: バー的なかんじ
7 取引先: 軽いフレンチ
8 のん:たまに飲む大学の後輩。謎の古風なバー(非オーセンティック、70年代風)→ベルギービール
10 N:これも大学の後輩。商売としても若干付き合い気味なんだけど…女の子を紹介してくれる会。あまりうまくいきませんでしたが。アイリッシュパブ。
16: バンド忘年会(店決めなきゃ)
17: 上で書いたクリスマスパーティ
18: ぼくがやらかさない限りスタジオ流れでメシ食うんだろうな時間的に
19: 留学系
20: ★さんとハワイアン?
21: 業界系忘年会

-----ここから上海編-----
26: 留学時代(短期だってば)の友人
27: 由子様
28: 京都はん(昨年上海でちょろっと登場)
29: 某紙編集長。誰か連れてくるかな?

ということで実は明日から数日はなんもないんですなー。さて。ていうかオファーだけでちゃんと返事きてないのが数件あるからそれはめたらそれで終わる気もするけどね。



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