いつもの旅の終わりに(Maximum strech of Taiwan)。
いつもの旅の終わりに(Maximum strech of Taiwan)。
いつもの旅の終わりに(Maximum strech of Taiwan)。
 はい、ということでベトナムへ行った後は帰ってきました、台湾。去年も年越しは台北で、だから今年はちょっとなあ…と思ってたんだけどまあ、書いたような事情により台北に行くことになったわけ。

 台北市内に入ったのはもうすでに22時半とかそれくらいだったので初日は合流せず。西門の駅近くのホテルに泊まって遅い晩御飯を…と思ったんだけど、早速食らいました台北の罠。要するに圧倒的ロークオリティ。宿はなんだかよくわからないけど狭くて暗くてウェブサイトとの乖離に無言になってしまうし、適当に入った西門の近くの小吃屋はまずくて泣きそうになるし。初日のことは思い出したくありません。
 そうそう、これを書いて思ったんだけど、日本人が台湾好きなのって穿ったというかいやらしい見方かもしれないけど、「自分より劣った、でも自分の事を好きでいてくれる人を横に置く優越感」みたいなものが含まれている気がします…すこし良い言い方をするならこどもとかががんばって作ったご飯食べる感じ?どにしろフェアに評価してるとは思えなくて、ある意味相手にも失礼な気さえするんだけどね…。 
 まあそんな文句を空に向けてたれたくなるくらい、まずいわけです。あとりーべんれんりーべんれん(日本人)うるせえよ、みたいな。しかも宿代もベトナムの二倍と言うことでさらになんかこう(これに関して別に台北に罪はないけど)、色々な気持ちに襲われますよ。ホント、僕は台北で暮らせないなと思いますよ。

 で翌朝パーティと合流。まずは朝ごはんを食べ猫空へ。猫空は「まおこん」と読むんだけど、どうしても「みゃおこん」って言っちゃうんだよね…あらやだかわいい。
 あそうそう朝飯も外で麺線食べたんだけどこれも白目モノのまずさ。なにこれ。…って食べ物のことをまずいって言うの、僕嫌いなんですよ(って「好き」っていう奴はいないかもしれないけど…)。感じ悪いってのはわかってるつもりだし。でもそれにしても明らかにこれはひどいでしょ、ってものが多いよ台湾…。君らおいしいおいしいって言ってるけど、東京でこれ食わされたら金返せって言うでしょ?それか食べログで力いっぱいdisるか。旅先だからってどんだけ寛容になってるのよ、落ち着こうよ。

 はいはい文句ばっかりたれてもしょうがないね、で、みゃおこん。元々は茶畑だった所にロープウェイを通して観光地化したらしいです。なんでこんな所を観光地化しようとしたかは謎。茶荘があるのでそこでお茶を頂くというのがいいらしいのですが…ああホント俺台湾好きになれない。あ、でも101とかはよく見えるのでそういう時にはいいかも(事実眺めのいい茶荘の夜の時間帯は予約で一杯のところもあったとか)。それ以外で来る意図は不明。
 お茶を使った料理が食べられるという茶荘に行ったんだけど、ガスコンロで料理始めた瞬間半分ぼくはまた白目になりました。食べたらまあ無言になって、同行者のひとりが「家庭的な味だね…」うん、そうですね。お茶はそこそこ美味しかったけど、値段は結構高いです。

 あと今回の台北、やたら寒かった。夜は10度切ってるって、もうそれ東京とたいして変わらないんじゃないだろうか…。ベトナムとあわせて夏っぽい服ばっかり持ってきたので大変でした。まあこれも別に台湾なにも悪くないけど…でも沖縄の横なんだからさ、あったかいと思うじゃないですか。案内してくれた台湾人は「ごめんごめんちょっと今暖房壊れててさ」って…

 そんなわけで山の上だからさらに寒かった猫空は不機嫌になる人とか続出で短時間で切り上げ下山。どこ行ったんだっけ?ああ携帯の修理かな。んで夜ご飯は鍋。せっかくの台湾ということで石頭火鍋というのをリクエストしてたんだけど地元民にあえなく却下され…というかどうやら店が見つからなかった様子。六本木に石頭楼という美味しい台湾鍋屋があったのでオリジナルを食べてみたいと思ったんだけど、僕も調べた限りでは今の時流ではないようで。
 結局なんかよくわからん火鍋屋?みたいな…ううむ微妙。日本で楽勝で食べられるレベルです(でも人気店で超混んでた)。しかも日本発祥とかよくわからん絶対嘘の謎のストーリーが延々書いてあってテンションまた下がる、と。まずくはないけど、本場だからどうというものでもありませんでした。ううむ。このあとどっか行ったんだっけな…ってそうかこの日がカウントダウンか。台北101という超高いビルからの花火を見ました。えーっと、香港のIFCの方がいいです以上。や、派手だし沢山人も集まるけどね。でも日本ってこういうみんなで集まってカウントダウンみたいなのはやらないからそれは面白いね。

 
 明けて翌正月元旦。この日は千と千尋の舞台にもなった九分へ。タクシーで1時間くらいかな?朝ごはんは例によってパーティ全員特に何も考えてない上に「見つからなかったら昨日の店でいいよね!」とか不穏なことを言い出してた人もいてそれは怖いというか正直勘弁してもらいたいので検索して見つけたワンタン屋へ…いや、うまかった。自分が選んだからとかじゃなくて、美味しかったんですわ。台湾来て初めて美味しいもの食べたよ的な。高雄五福ってとこな(http://www.tabitabi-taipei.com/more/2010/0318/index.html)。思わず胸いっぱいになって(この調子だと昼飯にまた…なものを食べる羽目になるかなとも思い)3人分くらい食べちゃいましたよ。特にお店お勧めの紅油扁食かな、は絶品でございました。
 
 九分は雨。観光写真は嘘っぱちで左右土産店ばっかりのもうげちょげちょな商売街でした。風情?なにそれ?くいもの?おいしいの?行く必要ゼロでしょ。例の写真でよく見る坂とかも行ったけど、詐欺とはギリギリ言わないけどね…というかんじ。テンション下がる話ばっかりですみません。行った本人のテンションの下がりようを察していただければ幸いです。

 帰ってきて自由行動時間、ということでシャツや携帯をピックアップしたりお土産購入にお付き合いしたり。あ、なんか偶然入ったウィスキー&ワイン専門店はなかなかいい具合でした。夜は台湾人超お勧めの魯肉飯屋へ。天母という日本人が多く住む高級住宅街、電車が通っていないという…。おいしかった。ここの魯肉飯は美味しかった…ということでこの日は朝も夜もあたったのでちょっと幸せでしたね(http://www.tabitabi-taipei.com/more/2005/1013/index.html)。朝晩同じもの食ってるという突っ込みはやめろください…。近くに住んでる人が連れてってくれたんだけど、その子が小さいときからあるんだそうな。ほぼどれでも30元(≒100円)と超安いし、うまいです。時々ある紙に印つけるタイプだから言葉わからなくても注文しやすいしね。場所も比較的わかりやすい。ちなみに行く途中にシャレオツっぽいインド料理屋が2軒並んでいて、結構話題になってる店だという地元民情報も。まあ台北に観光に行ってインド料理屋行きたい人もいないだろうけどね…。

 食べ終えた後はパーティのひとりのホストファミリーが近くにいるということで突然お宅訪問。家族みんな中国語しか喋れないからコミュニケーションは主にテレパシー笑。ちなみにその家の長男はタレントで、結構子供に人気があるという人でした。なかなかさわやか。wikipediaに項目があるんで、程度は知らないけどホントにそれなりに人気なんでしょう。来週から兵役だとかいってた(でも事前に収録してあるからファンにはバレない!んだそうな)。

 その後士林市場に流れ、適当に遊んでもう12時付近、それから謎にマッサージ行きたいとかいうので行って終わって帰ったら案の定3時とかで、宿を4時半出発なので寝たら起きられないなと思ってお話しながら耐えました。眠かった。マッサージは…ま、普通。


 そういえば団体で旅行するっていままでほとんどなかったので色々大変でした。みんな英語は標準より遥かにできる人たちだからガイドしなきゃいけないとかそういうのはないんだけど、やっぱ人が多ければ考え方は色々あるのでそこら辺で気を使うのよね…特に今回は出来合いのグループに僕がひとりで加えてもらった、という感じだし。もちろんあっちだって僕に気を使っていた部分はあるだろうし、お互い様だと思いたいんだけど。
 例えば一例を挙げれば、僕は前の晩までに次の日やること、行くところは全部決めておきたいタイプ。といっても全部決め込むというよりは目的地をいくつか設定して、その近くでやりたいことも調べておくという感じ。気分で行く場所とかは変わるんだけど、あくまで事前の調査で得た選択肢からどれを選ぶかにしたい。だって現地行ってから考えるのでは時間の無駄だと思うし(大体落ち着いて考えられない、ネットのアクセスとかない場合も多いし)、適当に入ると特に海外はいい所と駄目な所の差が激しい気がして結局残念な結果になってしまう事が多いと思うから。
 でも今回のパーティはあんまりそういう事気にしない人たちで、通りがかった所にはいって楽しければそれでよし、みたいな。まーなんかこうやって書いてみるとそっちのほうがエンジョイできてる気もするけど…笑。

 ちなみに今回のパーティは日本からが4人+僕、香港からサプライズで香港人が1人、帰省している台湾人1人の7人が基本で、それ以外に現地合流のなんだかわからない台湾人(日本語喋るのも喋らないのも)やら日本人やらインド人(どうやら日本に住んでいて旅行で来てたらしい)やら…まあ相変わらずそういう意味では面白かったです。ほとんどみんな日本語話者な。


 総括。最終日のご飯が美味しかったのでいくらかご機嫌は治ったけど、今回の旅の目的であった「地元民に案内してもらえば台湾が好きになるに違いない!」計画はあえなく頓挫でした。前回よりはいくらか印象よくなったけど、今回でガイドブックに載ってるような場所はわりと網羅してしまった気もするし、さらに行く理由がなくなった気がする…。まあ台北以外行ってないから…といっても他の場所は見るものがさらにないという噂もあり。

 だけど無理やり(?)行って楽しそうなルートを考えるとするとどうなるかな…一応考えてみたんだけど、食べ物に関しては上で書いた高雄五福と天雲、それに前回美味しかった南機場夜市の水餃子(餃子とワンタンばっかや…)、あとは行ってないけど流石に?多分101に入ってる青葉はきっと美味しいでしょう。多分。あとは食養山房(http://www.tabitabi-taipei.com/more/2005/1013/index.html)くらい…ってここもある程度調べると「和風過ぎてわざわざ台湾で食べなくても」という意見もあるようだけど、くらいかな。

 あとは温泉は結局試してないのでいい値段するThe Laluとロイヤルチャオシーという温泉もある宿はいってみたい。

 観光で行って楽しかった場所は…ないな。あ、そういや故宮博物館いってないわ。まあ建物としては中正記念堂とか意味不明な円山大飯店とかは面白いけど、中は面白いとは思えないし。他なんかないかなー、悪口書きたいとかじゃないしいい面出していきたいんだけどホントに思いつかない。とりあえず美味しいものは日本で食べましょう、ということで。


1枚目: 謎のスマホ関連ブランドOZAKI
2枚目: 台北101カウントダウン
3枚目: 真実の九份
 僕はおそらく、人と比べれば結構文字を読むほうだと思う。といってもその「文字」はウェブ媒体の占める割合がかなり多くて、実際の紙の本を読む量は、たいして多くはない。昔のほうが、確実に読んでいたんじゃないかな。
 じゃ、たまに読む紙の本は何が多いかといえば、(まんがを除けば)ノンフィクションが圧倒的に多い。特に旅行前にブックオフなどできっちり書き込まれたノンフィクションが100円で大量に叩き売られているのを「救出」するなんてのは割と幸福を感じる瞬間である。いや、ちゃんと本屋で買えよ、というのは正論なんだけどね、ノンフィクションは文庫化されることが少ない気がするし、ハードカバーは高いのよ…。あとこれは自分の至らない部分かもしれないけど、よーーーーっぽどじゃないと、ノンフィクションは二度読まない。タネが明かされた密室殺人モノよりも、読む気が起きない。なんでだろうね。だからどうしても100円読み捨てになってしまう。

 さて、最近HONZ(http://honz.jp/)というサイトがあることを知った。ノンフィクションを専門に取り上げる書評サイトらしい。知ったのはそれより少し前だと思うけど、数週間前?読んだ「和僑」という中国関係の作家さんの本のレビュー(http://honz.jp/20505)が結構よく書けているなー、と思って興味をなんとなく持っていて、しかも旅行前で本を探していた時に面陳してあって手に取ったのがこの「ノンフィクションはこれを読め!」であったわけ。前書きによれば、HONZに掲載された500本だかのレビューから150本を厳選したのが本書であるらしい。
 別に書評本の書評を試みようメタ的な取り組み!とか意気込んでこんなものを書いているのではなくて、まあ要するにとても読みながら残念さのあまりクラクラしてオエってなりながらもせっかく金出したんだし1Pなりの独立書評ものなんだから別に最初が気に食わなかったから最後までそうであるというわけではないんだし最後まで読んだんだよボク!というような事を主張したかった…わけでも多分なくて、いや多分にそういう事はあるんだけど、それでも多少は学ぶことがあったからこそ書いておこうかなと思ったんですよ、ホントですよ。
 
 気に食わない点は主に、3点(外資のプレゼンみたいだな)。
 最大の理由は書評じゃないものが多く混じっている、ということ。エラい根本的な話だけど。「ノンフィクションはこれを読め!」というタイトル通り、こうした書評(レビュー)は「自分が面白いと思った本を、まだそれを知らない人に(本物を読んだ時にまだ面白いさを残す形で)紹介する、読みたい気持ちにさせる」のが目的であることは誰も疑わないと思う。
 だけど、この本に収録されているいくつかの記事は、とても申し訳ないけれど読んでいてこの目的を理解していないで書いているのでは?と思わされる。多いのは読書感想文、または本のサマリと化していること。ぱっとどの項目がと槍玉にあげられないけど、これはそもそも書評が陥りやすいポイントなのかもしれないし、さらに酷い表現を使うなら書評として機能していなくったって本について書いているんだから最低でも読書感想文にはなるわな、と言ってしまうこともできるかもしれない。

 あとはダシとしてその本を取り上げているだけのもの。例えば「白い死神」というフィンランドの狙撃兵シモ・ヘイヘを取り上げた本を紹介している項は(少し変形だけど)あちゃー感が一番強く心に残った箇所で、何しろ本の内容に触れているのは最初の1パラグラフ10行(「この本はシモ・ヘイヘのインタビュー本だよ」と言うだけの内容)だけで、残りの120行くらいはこのヘイヘの紹介とフィンランド史の紹介に割かれている。いくら「(本書では触れられていないが)知っているかで本書の面白さが大きく変わる」からといってそりゃないだろう、というかこの人自分が紹介すればとりあえず読者は買うから、買ってから俺の書評とあわせて読んでくれよ、とでも思ってるのか?とさえかんぐりたくなってしまう。だって順番違うでしょ。普通の人は書評読んでから本買うんだから…。「閉じこもるインターネット」もクッキーなどネット上の行動履歴の売買の現状について紹介しているだけで、こちらは本に何が書いてあるかまったく触れていない。いいのかそれ(もしかしたら本の中で紹介されていることを取り上げているのかもしれないが、そう明示しないのはそれはそれで問題では…)?
 
 もうひとつは書き手または僕の能力不足でそもそも何を言いたいのかさっぱりよくわからない文章。「ひとり家飲み通い飲み」などがそうで、評を3回くらい読んだけど結局そもそもこの本が何を取り上げた本なのかわからないまま(家飲みの素晴しさを説く、という内容の文章が1つだけある…けどそんなものはタイトルでわかるでしょ)。そういう意味では感想文にすらなってない。評者はきっとこの本を好きなんだろうな、というのだけは伝わるけど、まるでアヒルの群れにガチョウが我が物顔で混ざっているのを見つけてしまった感じ。あ、別に他が全部優れているのに、という意味じゃなくてね。ただ同じ評者でも「漁業と言う日本の問題」とかはちゃんとした評になっているから、要するにこれはフィルタリングの甘さなんじゃないか(逆に500から150選んでこれが残るのでは残りの350は一体…)ということ。

 一つ目の理由が長かったな…最初に「課題は3つあって」と切り出すけど2つめに移る辺りで既に残りで何を喋りたかったか忘れる辺りも外資系っぽいっすね。酷いときは「3つ」って指を出してる時点でようやく1個目を何にするか思いついてるとかだからね。とりあえず、3つ。

 2つめは確か、ちゃんとした校正校閲を通り抜けていないと思われること。というか上で書いたように評のセレクションにもブレを感じるし、全体的に編集がうまくいってないのかな。
 ウェブ媒体には校閲がちゃんと入らないと言うのは確か小田嶋隆が日経ビジネスオンラインかどこかで書いていた。確かにかの媒体はよく自分が読みに行く頃には文末にぞろぞろと誤字脱字の訂正の報告が載っていたりすることも多い(それをちゃんと公表するのは偉いと思うけど)。僕は結構文章は正しく書かせるべきだから校閲は無料の媒体であってもメディアを自称するからには(といって自分の誤字脱字や日本語の至らなさを許してほしいという趣旨ではないよ)ちゃんと行われるべきだと思うけれど、きっとそれは読者の論理であって、そんな経費かけらんねえよしかも別に無くても文章自体が形にならないわけでもないし、といわれれば確かにねといわざるを得ない。しかもHONZは別に大手出版社系のサイトでもなんでもなく、代表は有名人のようだけど基本的には個人サイトの延長みたいなものなんだと思う。だからそこに期待するのは筋違いかもしれない。
 しかし、これは出自はどうあれ紙の本である。ウェブ上のものは間違いを見つけたらすぐに訂正できるしすればいい、そこの事前チェックに金をかけないのは許せるとして、それを紙に落とす時はちゃんと校閲にかけよう。多分この本はそれをけちっている。言おうと思えば「ウェブのライブ感が」とかなんとか理由はつけられるかも知れないけれども、結局これは「だからウェブ発の文章は質が低い」と思われる原因をまたひとつ増やしているにすぎない。しかも訂正できない証拠とともに。しかも中央公論ってまともな出版社やんか…中央●版じゃないんでしょ(つぶれたっけ?)?「加圧厳菌(「喜びはどれほど深い?」)」とか「日本でもついこのあいだまで羽音が聞こえるくらいバリバリと昆虫を食べていたのだ(「昆虫食入門」)」とか…。
 あとは唖然としたのはちょっと長くなるけど「しかし男は女より多く産まれるという現象はどう考えても自然選択説にそぐわない。なぜなら男女が同数産まれたほうが成立するペアの数が増え、より多くの子孫を残せるからだ(「なぜ男は女より多く産まれるのか」)」って…同数産まれるとなんで成立するペアの数が増えるの???この評でまったく触れられていない同性愛とか重婚をカウントすればそれはその通りだけど、男と女のバランスがどうなろうと、1対1のペアかつ異性愛を前提とする限り成立しうるマックスのペア数は少ないほうの人数だよね…?誤植とかそういう話じゃなくもっと根本的な所がチェックできていない例では…。それともこの本を読むと意味がわかるのかな。

 
 3つめ、いかんね、本格的に忘れたよ。プレゼンでこういう場面になってしまった時は「実は3つめはお話の流れ上、さっきの2つに含まれてしまっていて云々」というような弁解を慌ててするようなことが多いような気がするけど、いやホント今回は何を書こうとしたか思い出せない。思い出したら書きます。

 (数分経過)あ、そうそう3つめは上の2つと比べればたいした話じゃないんだけど鼻についた、って話だ。なんかメンバーによるHONZ絶賛コラムみたいなのが随所に挟んであって、読まされた(って別に強制じゃないけれども)僕はただ「そうですか。楽しそうでいいですね(棒」とそういった感想を抱かざるを得なくて白目でした、という話だ。別に外向きに書かなくてもいいのにねえ…というだけだけどね。


 で、まあそんな不満は数々あれど、読んでいてそれでも「読んでみようかな」と思わされた本はあるので、あげていきましょう。まあ実際まだ読んだわけじゃないから何も書けないしあくまで自分メモな。"/"の後は評者。

牡蠣と紐育 マーク・カーランスキー / 土屋
IT時代の震災と核被害 宮台真司他 / 久保※「核」じゃなくて「原発」じゃないのかな…読んでないけど
摩擦との闘い 日本トライポロジー学会 / 村上
宙へ挑む リチャード・ブランソン / 高村
クリーニング革命 古田武 / 久保
子供の無縁社会 石川結貴 / 栗下
江戸時代に描かれた鳥たち 細川博昭/ 新井
アイ・ウェイウェイは語る ハンス・ウルリッヒ・オブリスト / 新井
情熱の階段 日本人闘牛士、たった一人の挑戦 濃野平 / 高村
ウイルスと地球生命 山内一也 / 久保
ハチはなぜ大量死したのか ローワン・ジェイコブセン / 久保
寄生虫のはなし わたしたちの近くにいる驚異の生き物達 ユージーン・H・カプラン / 久保
砂 文明と自然 マイケル・ウェランド / 久保
大村智 2億人を病魔から守った化学者 / 仲野
なぜ本番でしくじるのか プレッシャーに強い人と弱い人 シアン・バイロック / 栗下
喜びはどれほど深い? 心の根源にあるもの ポール・ブルーム / 山本
偶然の科学 ポール・ワッツ / 高村
友達の数は何人? ダンパー数とつながりの進化心理学 / 成毛

150冊の内17冊というのを多いと見るか、少ないと見るか。元々ノンフィクション好きとはいえ好きなジャンルは事件や検証ものが多いという分野の違い(この本にはそのジャンルは少ない)はあろうけれども、やっぱりもう少し多くてもいいんじゃないかなと思いましたとさ。

 旅先でまで何やってんだかねえ…。

ベトナム怠惰記

2012年12月28日 非日常
ベトナム怠惰記
ベトナム怠惰記
ベトナム怠惰記
 ベトナムでは特にこれといってなにもしなかったに等しいので、宿のレビューっぽいものになってしまいます…しかし行った場所がマイナーすぎるので念のため固有名詞は秘密のみで。
 初めてのベトナムだったんだけどホーチミンは通過のみ、いきなり田舎でした。ていうかいつの間に俺ベトナム行くって話になってるのよ九州じゃないの?シンガポールじゃないの?って話よね…。

 えっと、流れとしては九州を計画する→台湾に誘われる→でもみんな仕事が終わるのが29とかでやたら滞在が短くなりそう→なら俺先どっかいくわ→台湾ひとりは去年つまんなかったのでどっか別のところに行こう、年末は基本二箇所って自分ルールもあるし→でも上海台湾は去年もうすでにやったわ→香港も行ったばっかだわ→チキンライス食べたいしScootがシンガポールまで便あるからシンガポール行くか→でもシンガポールも何度も行ってるしチキンライス以外冷静に考えると特に魅力がないな、そもそもは偽名ちゃんと行こうって話してたから話がつぶれた後も頭の中に残ってるだけ疑惑あるし…→シンガポールの宿はせっかくだからどっか変わったところにしよう→色んなサイト見てたらベトナムにいい宿発見→ならここにしよう!…という(書き出してみるといろいろ有ったな)。

 そんな感じなんで、別にベトナムの意味はありませんでした。あと最初は九州から台湾に入る方法も模索したんだけど、地理的には東京から行くより近いにもかかわらず料金やらアクセスの面でまったく利点がないので(下手すると関空辺りまで戻ったほうが便利&安かったりとか)
 で、実はかなりギリギリまでシンガポールの案も残ってたんです。ビンタン島という確かフェリーで1時間とかの国としては一応マレーシアの島にもビーチリゾートがあってかなりいい感じだったので。ただ問い合わせた結果やたら高かったのと「雨季です」という記述をネットで見つけてしまい…。もう少し余裕があったらタイの島とかも考えたし実際なんか行くのが超大変だけどすばらしそうな島の情報とかもあったんだけど、まあ今回は台北発着のアクセスがいい場所じゃないと、というのも条件として有ったので仕方の無いところでしょう。


 で、ベトナム。空港に着いたらお迎えが来ていて、それに揺られてまた1時間くらいで宿。本当にド田舎です。空港自体がかなりローカル空港なんだけど街はまあまあ栄えてる、でもその町から宿までは20km弱とかはあったんじゃないかな。隣は普通の漁村で、そこにいきなりホテルを建てちゃいました!という感じ。
 宿のコンセプトは多分シックスセンスとかアマンリゾート路線なんでしょう(泊まった事ないけど)。ローカルのセンスを取り入れた豪華なホテルといった感じだけど、アマンの多分1/3くらいの値段です。で、でも西洋人のわりとアッパーな人ターゲットだろうなあ、という感じ。無料のヨガコースがあったり、スパとかマッサージの充実がウリです。あとこういうのが西洋向けっぽいなあ、という感じだけど地元のNGOと組んでローカルの服を売っていたり、「雇用も仕入れも地元のものをできるだけ使ってます」宣言みたいなのがあったりとか。
 で、ホテル自体が砂浜に沿って建てられてるので水辺まで本当にすぐそこ。テラスからいけるわけではないけど、本当に秒単位で浜辺というものは気持ちがいいものですね!なんでおれこんなところに一人でいるの!ってフロントの人も「え…ひとり?」みたいな感じだったしなあっはっは。
 まあでも日がな一日浜辺に寝転がってビール飲みながら本を読んだり昼寝をしたりマッサージしてもらったり、怠惰の極みです。これが贅沢ってやつじゃあないですか。一人だから本当にやりたい事をやりたいタイミングで勝手にできるしね。
 この辺も雨季は雨季だったということで曇ってたり雨だったり本当に浜辺を楽しめた時間は必ずしも長くは無かったけど(でも快晴も味わった)自分の部屋でごろごろしててもフロントの周りにいてもそれはそれで楽しいし、そこら辺に不満はありません。


 あ、この宿は街から隔離されている利点?を存分に使って、ステイは安いけど中で色々すると搾り取られる、というシステムになっています。インクで儲けるプリンタ屋のような。…っていってもまあ感覚としては安いんだけど、でも現地物価からしたら相当ひどいでしょうよ。ビールは一本300円弱だったけど、普通は100円以下のようだしね。僕は途中で自転車を借りて街に出ようとして山道に挫折したんだけど(バイクも借りれるけど流石にちょっと怖い)色々調べると実は宿の前に街まで行く路線バスが走っているようで(宿のページには書いてない)、そこらへんをうまく使えばさらに楽しく安く過ごせるかもね。空港から宿までの送迎もあまり安くはないしタクシーでも同じくらいの金がかかるようだったけど、空港からは市内までのバスが通っていたようで、あれを使って市内に出てそこでタクシー拾えば多分かなり安いです(ただタクシーが市内ですぐ見つかるかは不明)。飯も多分ローカルのとこで食べれば死ぬほど安いだろうし。ただベトナム語はまったく表意文字とかではないので読んでもまったく、100%、意味がわかりません。なのでガイドブック見ながら注文とかになるでしょうね。

 やー本当に滞在中は何もしなかったので特に書くことがありませんね。食う飲む、読む飲む、寝る飲む、の繰り返し。あと1日2日は滞在したかったなあ…。隣の漁村とか探検したかったし。


 そんなだらだらとした3日間の最後、またホーチミンで乗り継ぎのフライトに3時間くらい余裕があったので空港周辺をぷらぷらしてみたけど、これも面白かった。ホーチミン(正確にはタンソンニャット)空港はやっぱり市内中心部からは離れているんだけど、まず空港の敷地のすぐ横にCTプラザという小型のデパートがあります。パークソン(百盛)という…香港系かな?のが入っています。でそこの名前で検索すると中にそれなりになにかはありそうだったのでを目指して歩いていってみると横の通りに小型商店が並んでいて…というのでそれを辿って歩いてみただけなんだけどね。
 なんかベトナムの特徴なのかこういう東南アジアの共通なのかわからないけど非常に面白いなと思ったのが店のまとまり具合。ヨーロッパとかだったら「はいここから街、ここまで野」とかいう境界線がわりとくっきりとつけられていることが多いと思うんだけどそういうことが無く、だらだらだらだらといつまでも小さな店が続いていく。それだけ小規模な店がまだ生き残っている(≒効率化されきっていない)という意味でもあると思うけど、まあそういうわけで中心部からは相当離れているにも関わらずお店を覗いたりとかなら結構楽しめるわけです。
 あとはなんだろうなー、バイクタクシーみたいなのが走ってる…というか多分バイクに乗ってて暇なにいちゃんが僕が一人で歩いてるとすんごい声をかけてきます…でも結構すぐ諦めるし、お前ら本業なんだよ、という感じ。ベトナムも男はぷらぷらして女が働くような文化なのかな?とにかくバイクの数はすさまじいです。あと裏通りの普通の生活市場みたいなの面白かったなあ。あんまりにも普通のそこらへんの人向けすぎて写真も落ち着いて撮れなかったけど。

 あ、そうそう宿に泊まって感動した、という共通点でいうと3年くらい前に行ったイタリアの田舎の事を思い出して、なんかやっぱ俺そういう孤立したいいリゾートホテルみたいなの好きなのかなとふと思いました。どうなんでしょう。
なぜぼくはここに(台北初日編)
なぜぼくはここに(台北初日編)
 また台北に来てしまった。去年散々(というほどでもないけど)な目にあったにも関わらず、なぜか。いや理由ははっきりしていて香港のメンバーに誘われたからなんだけど…ってことは書いたよね、うん。
 本当は大分の温泉でごろごろ、というのが当初計画で、具体的に旅程を組んだりまでしていたんだけどね…なんでこうなったのでしょう。お金節約してその分で中国語会話のレッスン受けるんじゃなかったの…?

 はい、まあ細かいことはおいとくとして、今回は初のScoot使用でした。夏の春秋に続いて二回目のLCC。フライト自体は別に何の問題も無く、特に書くこともありません。まあCAの制服がやたら密着型でエロいな、というくらい。なんかLCCというとすごい遅延とか横暴な対応とか人間扱いされないとか機材が壊れてるとかそういうのをつい期待(?)しちゃうんだけど、別に全然そういうの、ないです。逆にわりと無茶振りにも対応してくれるなあ、という…ほら、前回春秋航空に乗り遅れかけたけど助けてもらったりしてるからね。今回も本当は台北経由でシンガポールまでチケットを取っていたのを当日変更で台北に降ります★とかやったけど全然問題なかった。いや、慌ててたけど。ていうか単に途中で降りるだけなんだから変更は荷物を下ろす場所だけの問題で対応できるの当たり前だけど(厳密には空港の使用税とかそういうのも違うはずだけど…)。ただScootは就航したばかりだからかマニュアルがはっきりしておらず、いろんな事を本部に問い合わせて判断を仰がないと決められない、という構造になっているようでした。あと地上のスタッフが何人かどう見ても東南アジア系の顔なのに日本語のぺら具合がすごい人がいて、わーとか思ったりもしましたね。きっとトリリンガルとかなんだろうから地上職員とかわけわからんことやってないで他の仕事すればお金沢山もらえるだろうに、とか思ったりね。

 そんなこんなで大きなトラブルも無く、桃園へ。ScootのもうひとついいところはLCCの分際で成田の発時間が人間らしい、というところね。多分シンガポールの着時間もわりと普通でしょう。まあ台北発の帰りの便はそれはとても酷いのだけれど…。ちなみに「酷」は中国語で「クー」と発音するので"Cool"を置きかえたものとして捉えられていて、かっこいいとい意味です。全然日本語と違いますね。
 本日の宿泊は空港すぐ近くのノボテル。ターミナルから無料シャトルを待っていたけどいつまで経ってもこないのでめんどいのでタクシーに乗ったらメーターも使わずに100元(≒300円、多分最低料金)といわれるくらいの距離です。ちなみに桃園というのは空港の名前だけではなく都市の名前で、台北とは隣り合ってるけど別の街。距離があります。高鉄(新幹線)で言うと2駅だったかな。そりゃ空港から台北までバスで1時間かかりますわな。ということで、ホテルから台北市内に行くのも結局空港まで一度戻って空港からバス、という手を使う事に。ほとんどどこの国でも空港って鉄道が通ってるものだと勝手に思ってたんだけど(特に完全に車社会になってない国ね)桃園はそういうのないのよね…。

 市内に着いたらもう6時半とかそれくらい。今日のミッションはシャツをオーダーすることと携帯を治す事…ということでまずは西門、携帯電話ショップがやたら集まる某ビルへ。西門は台北から一駅なのでわりと移動は楽です。今回は台北のガイドブックとかそういったものを一切持ってこなかったので駅の移動は路線図を見て、駅からはカンで、という感じだったけど特に問題なく。問題なく着けたし、修理屋も見つけたんだけど…いやはや拒否されてしまいましたよ。
 でも後の用事もあったのでそんなに時間は使えない…ということで一端諦め、シャツ屋へ。ここも以前来たところです。相変わらず商売のやりかたが微妙なんだけど、シャツの方はちゃんと活躍していたのでまーいいかと。本当は後ほど合流する台湾人に他に店ない?って訊いたんだけど心当たりが無いとの事だったので…。ちゃんと去年作ったものを持っていったので話が早かったです。
 そうそう、この店に関しては前回うっかり書き忘れたもんだから忘れちゃったことがあったんですわ。布の品揃えがとても微妙。安っぽいorダサいものが多いです。なんで、好みというより質の面で結構時間をかけて質を吟味しないと、出来上がっても着れないものが出来そうな気がする…とまあそんなことを現場で思い出しつつもとりあえず3枚注文。1枚は高い布を使って全部で12000円かな。相変わらずなぜか日本円支払いです。台湾元支払いを要求すると前回の経験上謎レートでさらに損させられるのはわかっていたのでそのまま日本円でお支払いして、さよならしたのでした。

 はい、ここでもうすでに9時近く。晩御飯まだだよ…ということで、これも以前の情報でこのシャツ屋のオヤジに教えてもらった店へ。京県楼という小龍包屋で、前回日本に帰ってから知ったけど有名ですね。つうか恵比寿の店随分前に入ったことあるわ…。前はここ入ろうとして入れなくて、もうひとつ、と教えてくれた隣の四川料理屋(?)で食べたんだけどこの日は入れたので、普通に入ったんですが…いやあ、なんていうか香港の福臨門並に日本人食堂やね。こっち中国語で話しかけてるのに「ひとり?」…はいそうですひとりです。ということで客も見渡す限り日本人でしたよ。味は普通だけど、地味に高い気はしたなあ…。というか僕そもそも小龍包にあんまり愛も関心もないのよね。なんで日本人あんなに好きなんだろ…そしてそのくせ餃子とか焼売にはその愛は向かないじゃないですか、別にいいけどさ…ってかまったくの脱線だけど、そういや未だに焼売って中国で食べたこと無いしどこの地方発の食い物だか知らないなそういえば…今度ぐぐろう。あ、あと広東とか南方の料理全般にそもそも僕関心薄いのかも。
 食べたあとはちょっと早いけどもう帰ろう、ということで宿へ。なんていっても1時間かかるわけで…ちなみにこの京県楼の周りは前も書いたかもだけど日本街で、東京大飯店とかそんなんが林立してます。あとポン引きとかもいますね。いらんっちゅうに。で、同じ方法で戻ってもつまらんだろ、ということで台北駅にもどって高鉄に乗ったんだけど…あ、どうでもいいけど高鉄は「がおてぃえ」と読むんだけど、なんかこれって男の子ゴコロをくすぐるよね…あ、正確には鉄は旧字で、「鐡」なんですよ。萌えない?高鐡。なんか「殲」(人民解放軍のステルス戦闘機が確かこんな名前)みたいな…はいどうでもいいですね。

 しかしここに罠がありました。高鐡、どうやらのぞみとこだまがあるようなんです…つまり、止まらない駅があるわけ…ということで僕はいつのまにか中央部、台中に着いてしまったわけですよ。だいぶ南だよ。なんかやたら時間かかるからおかしいなあとは思ったのね。まあ帰りの便がまだギリギリある時間でよかったけどね。そんなことがあったので結局宿に戻ったのは11時半とか、遅い時間。次の日早いから早めにと思ったのになあ…。

ほぼひみつのみ

2012年12月24日 音楽
 幸せとは、というのが割と自分の根源的な問いなのかなという事はかなり前から自覚していたのに、全くそれに対して立ち向かっていなかった…というかどう立ち向かえばいいのかわからなかったから手が付けられなかったというのが正しいと主張したいところだけれど…ものが、なんとなく動き出したような、ような。

 あと年内に会いきれずに結局年始、というお約束の人が何人か出てきた。今までこういうのあんまりなかった気がするんだけど…。つうか年始はあれだよ!禁酒しなきゃ!
 日本一タイトルが長いのはBEGINの歌らしいです(http://www.zatugaku-king.com/zatugaku/561.html)。僕が実際に知っているのは「秋の終わりに冬の海を見に北へ車を走らせた」程度のもので(比べると短く感じるけど…まあなんであれ、世界記録と比べると身近のびっくりなんてたいしたことないのだ)、と言った事は前にも書いた気がするけど、なんか今日のタイトルを書いていたらそんなことを思い出したので、また。

 いきなり話は飛ぶけれど、最近さいたまにお客さんがいる関係で、浦和辺りをウロウロする機会がある。訪問するだけで半日飛ぶというのはわりと辛いんだけどまあそれはともかく、こないだ昼飯食う場所が見つからず入った中華料理屋?がすごかったのですよ。

http://www.mansyu.co.jp/

 味はともかく、なんか外観がモロにクリーニング屋なの。とんだ先の「店舗一覧」って所に使われてる写真みたいな感じなんだけど、飲食店とは思えない色使い。そして内装もなんか面白かった。なんつーのかな、オープンキッチンなんだけど殺風景もいい所で、でもやたら照明が明るいからまったく飲食店ぽくない。工業製品(プラスチック製のなにか)が出てきそう…ま、おいしそうに見せるって大切だよね…とか言いつつこの店結構チェーン多いのね。繁盛してたし。売り物の餃子に関しては…まあ、昔ながらの味、というやつなのかな。工業製品なのに、味はレトロでしたよ。


 今日は宴会のない日、といっても帰って料理して食べて一服したらもう11時半が近いのだけれども…という事でちょうど手元に手帳があるので11月最終週からの宴会の記憶的なものを書いておこうと思いますよ。


 まず11月最終週。月曜から終電でした。12月から入社する同業者の内定祝い。前々からギョウカイ系の飲み会では知っていてなぜか一方的に買いかぶられている関係だったんだけど、まあとりあえずおめでとうございますということで。
 この人(名前はまだない)は日本トップの音大作曲科を出ているだけあって、あ違うわ、途中で辞めてる…というのはともかく、古典から現代までよく曲を知っている人で、業界や演奏家の事にも詳しい。僕なんかよりうちの人たちについても詳しい。なのに僕を買ってくれてる理由がよくわかりません。まあ良い風に扱っていただけるのはありがたいことだし色々勉強させてもらいたいので、ということでできるだけ丁重に扱っておりまする。なんか女子なのに肉が超好きで肉肉肉!というので焼肉屋に行き(そして店長の覚え超めでたい)、ユッケ禁止されたのにユッケっぽいものを出してこられたりして。いや、ユッケじゃないですよ。網が付いてきましたからね。料理としての名前は全然別だし。ただ、生で食べるのは勝手ですよね。そう、店は別にユッケなんて言ってないですからね。美味かったけど、やっぱり焼肉ってのは見た目のシンプルさから考えるに高いねえ。

 水曜は某餃子が有名な街(宇都宮じゃないよ)で前職同僚のマッキーさんと中華の謎鍋。元々中華系SNSで宣伝してておもしろーと思ったのがきっかけで知ったんだけど、北京あたりで2000年代後半に流行ったけど日本には専門の店がないとかなんとか。安かったけど、まあ別にとりたてて…というのが正直な感想。いや、普通なだけでね、まずいとかではありません。営業中なのに店内で撮影はじめちゃう辺りは中華やなあ…という。別にいいけどね。
 
 木曜は麻辣の会という謎の集まり。中華辛い物を僕が選んだ店で食べるというのがコンセプト…かどうかはよくしらないけど、第二回だってのにいきなり店は僕じゃないセレクトで、小肥羊。渋谷にも新宿にも上海にもある火鍋のチェーンです。安いけど別に美味くない、というのが僕の評価なのだけれど火鍋自体はじめて!という人も多かったのでまあいいかな、という感じで。本当はゲストが結構来るはずだったのが全員勤務多忙につき討ち死、いつものメンツでした。そういやこの日の参加者は僕ともう一人以外みんな名前が珍しい人ばっかだったなあ…男3女3だったけど、その内女2は初見で絶対読めない。字自体は2人とも難しくはないけど、いわゆる今でいうキラキラ…ほど品がないわけじゃないけど、当て字っぽい。

 金曜はくたばっていて、土日は何してたんだろう…何かしてたけど思い出せない。

 翌月曜はギョウカイ系忘年会(大人会)。てっきとうに流していた気がする。面白いとおもった人は来週から福岡異動でした。

 火曜は以前結構なペースで飲んでたのに最近減ってしまった某オケのチケット配券になったパー子さんと鍋。以前僕の知り合いのコンサートの制作にお互い駆り出されてなぜか仲良くなり、結構な頻度で会ってたんだけどねえ…って別に色恋というのはまったくなかったのですが、彼女が彼氏と結構順調でラヴな話ばっかり聞かされるようになって退屈になったのか?とも思ったりしたけど、でもそれだけじゃないかな???ま、でも久しぶりに会うかーという事で。ま、楽しかった。相変わらず彼とは仲良くやっているようで、転勤話を彼の口から聞かされる前にほかの人から聞かされて云々みたいなふっつーな話を聞いていました。

 水曜は高校の同級生SUとその旦那で3人。目をつけていた店のサイトに「当日で3名は入れない」みたいな事が書いてあったから「またまたー」とか思って突撃してみたら客がほかにいないにも関わらず本当に断られるという…すごいな。結局なぜかSUを待つ間に男二人で「とんかつがくいてえ」という話になり、夜なのにとんかつ屋へ。昼だったら定食に2千円とか払う気はまったく起きないけど、夜だとビールと定食で三千円でも払えてしまうマジック。お腹いっぱいにはなるし、確かに肉は美味い。何の話をしたかよく覚えていないけど、とりあえずこの夫妻とは結構な頻度で飯食ってるよねえ、夫婦に割り込んでるだけっちゃだけだけど、友達の旦那とこうやって話せる仲になる、ってのは面白いね。別に旦那とサシでもいけるもんね。まあ妻の方とサシで最近会ってないのでそれも行ってみたいんだけど(旦那いるとできない話もあるしねえ…って別に旦那の悪口じゃなくて、昔の話とか)。

 木曜は以前怪しい某新聞の記者さんに夕刻過ぎに急遽呼び出され、合コン?と思って行ってみたらなんか別の飲み会で会ったことがある子(かわいいけど特に)+既婚者という。でもまあお話自体は結構面白かった(上に記者が全部払った笑)んで別によかったんだけど、実りはありませんでした。後から「とりあえず男だけで忘年会しようぜ」という謎のメールが…きっと荒んでるんだろうなあ…。

 金曜は以前書いたように前乗り…とここまで書いてようやくつながったので今日はここまで。

 今日はひさしぶりの完休でした…というような書き出しばかりが続いている気がしますが、要するに完全なお休みでもないと、ここに数時間かけて何かを書くというようなノリにならんのです。ていうかみんなブログを書くのにどれくらい時間かけてるんだろうね、平均的に。数時間は言い過ぎにしても、30分はムリだもんなあ…ってもちろん、なんか色々やりながらだからなんですけどね。

 以前もちらっと書いたかもしれないけど、今年の12月の宴会の多さは異常です。なんで?って聞かれたけどようわからん。別に今年出会った人が多くて、というのとはそんなに関係ないし(関係あってもいいんだけどさ…)。多分12月だけで20回くらいにはなると思います。

 
 さて、12月というと僕恒例、読み返しです。今年一年に書いた日記を一日一か月分ずつ読んでいく、という企画なんですけど、今年は去年にもまして書いた数が少ないのでさっき読み始めてうっかり3か月分読んじゃいました。まあ読むのに充てられる日にちも少ないからありがたい(?)んだけど。
 で思ったのが、なんか日常の何あったこれあった、というような内容が減ったなあ、という事。もしかしたら年後半になったらまた違うのかもしれないけど、今時点ではそんなことを思ったのです。なんででしょう。まあ、Facebookやらに書いているから…というのがわかりやすい答えのひとつではあるんだけど、僕はFBにはそんなに日記的な書き込みはしないのでやっぱりそれだけが答えじゃないんだと思うんだけどねえ。

 忘年会のそれぞれについては、本当は毎日書いといたほうがいいんですよね、最後にレビューするのは本当に星付けるだけ、が本当の姿のはずで。でも今年は数が多すぎて先週誰と何をしたかぱっと思い出せない…うう。なんとか思い出せるところだけでも書いてみましょうか、今。突発的に。先週の分は、また今度(きっと果たされないね)


金曜:次の日の仕事のために遅くまで働いて現場上のホテルに11時ごろ着

土曜:早朝から仕事→打ち上げで8時くらいにはすでにぐちゃぐちゃ

月曜:なんかあったけど記憶にない

火曜:ブラインドデート→火曜日の女
 前の週に突然以前の取引先から「誰か男性紹介してくださいって頼まれたんですけど道化さんどうですか」というメールがあり、急遽設定。シンガポール料理でした。待ち合わせ場所に行ってみると…ああすみません、という感じ。いや別に顔がどうとかじゃなく、年齢的に40行ってたよね。そしてわりと本気婚活モードの模様で、向こうも僕見た瞬間(「あれ…なんかすげー若くね???あれ???」)とか思ったのがビシバシ伝わってきて鼻水垂れそうになりました。話もまったく盛り上がらず。

 んでそこから(ちょっと書いたように)恵比寿に流れて飲んでたら面白いコックさんと会ったんですな。この人も30代中盤だったようだけど既に泥酔してるんだか元からああなんだかよくわからないけどすごい勢いで店員に絡んでて(うざ絡みじゃなくて笑えるからいいだけど)面白かったし、まあ都内でカスレー美味いのどこだとか、そこでパッションの名前がでてその人がランチ一人で行ってカスレー出してって泣きついた話(本来は2人前かららしい)とか。話してる感じ割と高価格帯のちゃんとしたレストランで働いてる人なんだろうなーと思いながら、楽しい時間は、でも終電に負けてしまったのでした。
 レストランの人って前々からお話ししてみたいと思ってたんだけど、やっぱ真面目に勉強してる人と話すとたのしい!いや、この人のパーソナリティももちろん、ひとつの要因ではあるけど。食べるの好きな身からすると、それを作り出せるってすごい憧れだしね。でも会う機会ないのよね、レストランはバーじゃないから厨房からなんてほとんど出てこないし、休みは少ないうえにバーに飲みに来るって人もバーテンが他の店に勉強と称して行くほど多くはないわけで…。

水曜:たしか沈没(休肝)日

木曜:業界の忘年会2
若手中心のレコード会社やら音楽事務所やらのあつまり。まったくだめの時間つぶし会…というのは僕の方の原因で、某知人の命日が前の日だったことを夕方辺りに思い出して落ちてたんですな。あと近くに座ってる若手がうちの同僚にずっといきがってセクハラ話などを振っていて殴りそうになったりもした。その後なんとなく献杯(というべきか)に。

金曜:お休み

土曜:中国系忘年会
 去年のベスト忘年会、今年も再び。某元全国紙北京支局追い出されたあの人とか、某サイトの中の人とか某作家とか。まあいろんな人が来ていたけど、今年はそこまででもなかったかなあ…。
 問題はまず幹事の人が多分あまり宴会の仕切りに慣れていないのか、選んだ店が丸テーブルいくつか、みたいな最悪な配置だった事。テーブルとイスだと席が空いてないと移動できないんで、こういう初対面多い系は席を移れないからあれなんですね、最初に座った席で命運決し気味。
 でも去年知り合って夏くらいにも飲みに行った某ネットメディアの人と旧交を温めたり、意外に僕が去年一番面白いと思ってた人がうっすらとは覚えていてくれたりしたのがうれしかったし、払った金に相応しくないかというとそういうわけでもなく。相変わらず、その全国紙の人は女性だけどなんていうか目が座ってて怖い(繰り出すネタも危ないし)とか、僕の事を覚えていてくれた人はなんか…なんだろう、話してるとすごい知識とか考え方を感じるし人脈もありそうなのに自分が表舞台には絶対に立ちたがらないのはなんなんだろうなーという事を感じたりもしました。しかし自分は相変わらずここには居座るが特にこのコミュニティに対して戻せないなーというのがちょっと悲しく。単なるファンというか…。まあ図々しくいきますけど。

今日:お休み
突然麻婆豆腐を作りたくなったので夕方豚ひき肉と豆腐だけ買いに出て作って晩飯前にそれだけ(ご飯もぬきで)食べました。最高ではなかったけど、そこそこうまい。ここんとこ料理してなかったしねえ…。


 来週は覚えている限り、月曜肉会、火曜か木曜に職人、水曜は留学系の忘年会、土日もなんかそれぞれパーティがあったような。あと記者さんたちにも「男だけで忘年会やろうぜ」とか謎の事言われてるので、多分選挙も終わったのでそのお声もかかるのでしょう。

 あ、あとまたぞろ年末の旅行の事を計画しています。本当は大枠決まってたんだけど今朝になってすごい行ってみたいような場所を見つけてしまい、今持ってるフライトやなんかを極力変えずにどうできるかをずっと考えていて一日が終わった気がします。

 

しあわせ。

2012年12月12日 日常
 最近忘年会や飲み会ばかりで毎日忙しいです。というか先週とか何回タクシーだったんだろうとか事件がとか色々あるんですけど、とりあえず生きてます。

 で、多分昨日が今年の忘年会シリーズの中で最高だった、と振り返ることになるだろうと思ったので、そのことだけをなんとなく書き残しておきます。印象が薄まらないうちに(かといって言葉で飾るわけではないんだけど)。

 つまらない食事会(後で書きますが)が恵比寿だったもんで、昔よく通ってた恵比寿へひとりでふらっといたら隣にいたフレンチのシェフと盛り上がった、と書いてしまうとさらっと書けてしまうんだけど…。知り合った相手に名刺を渡すなんて、とても珍しいことをしてしまうくらい、たのしかった。

おやすみなさい。
 大学卒業して以来(というか正確には在学後半まともに試験うけた記憶がない…)ともいえる試験というものを受けてみた。中国語。7月から本格的に勉強を初めて4か月くらいだったんだけど大学でやっていたからか、普通の4か月よりはかなりいいのでないかと思う…とはいえ、中国人には笑われている。とりあえず「ビール」がちゃんと発音できてないという、なんという失態。 
 試験の出来は、まあぼちぼち。思ったように時間は取れなかったけど、4級(1年学習程度)は運が悪くない限り大丈夫…のはず。同時にうけた3級は逆に運がよかったら、って感じかな。3級の方は酔っ払った勢いというか、力試しに受けたようなものなので受からなくてもしょうがないかなと思います。ただ内容が結構重複してる(というか、文法はほぼ一緒。単語の難易度が違うだけ)ので、もしうからなくても次はうけないかな。受けるとしたら2級になると思います…って2級もどうなのか参考書見てないからよくわからないけど。


 疑惑。どうでもいいというかそんな事気にすんなよ下司野郎といったところかもしれないけど、最近仲良くしているとある集団、もしかして同性愛者の集まりなのかなーとか妄想することがあります。なんつーか、みんな身ぎれい&社会的地位(?)が高い&学歴がよいのになぜか誰もパートナーいないっぽいのよね。いや、自分も人の事言えないし(社会的地位は低いしたまにばっちい感じだけど)最初に書いたように下世話なのはわかってるんだけど、なんかそんな気がする…。別にだからといってその集団との交流について何かどうとかってことはないんだけどね。
 同性愛じゃないな、なんていうか妙に「匂い」がしないというような事を表現したいのよね…。毛嫌いしてるって風でもないんだけど、なぜか話題に出てこない。別に高校生じゃあるまいし色恋の話ばかりではないけれど、そう特殊な決意をしたわけでもないのにいい年した男女が5人とか6人とか…時にはもっと集まって頻繁にわいわいやってる(しかもその外の集団とあんまり関わってなさそう)ってのは色々ねー。いや、いいんですけど。いいんですけど。


 そんな集団から、いまさっき今度は台湾へいこう!というお誘い。いやその集団って一昨年香港行ったグループです(http://42583.diarynote.jp/201101101945204179/)。一部はいま日本にいなかったりするけど、あの時ぶらっとシンセンからの帰り道に香港に寄った台湾人は逆に今日本にいるし(そしてその頃は帰省中)、いやー俺去年も年越し台湾だったしな、というのはなんとなく気が進まない原因ではあるんだけど、地元人も混じってるしこないだの香港は楽しかったしでこのチャンスを逃すと台湾に対するイメージ永遠に改善しなさそうだしなー、という事で、波が来るなら乗る気はあったりします。でもせっかく長く休めるんだからまた何かと組み合わせたいなーっていって上海と組み合わせると去年とまったく同じ企画内容になってしまうのでなんか違うこと考えたいです、って言ったってそんなにないしねえ、国。どうしよ。シンガポール行ってくるか?

西へ。

2012年11月23日 非日常
 とつぜん九州に行きたくなったので調べている。九州は福岡と佐賀にしか行ったことがない。しかも両方仕事だった。今年は夏に北海道の端まで行ったし、今度は南の方の行ったことがない場所に行ってもいいかな、というかなり単純な理由。

 なんとなく、考えているルートをメモ的に。こういうのを地図と絡めて記録できるサイトとかあるといいんだけどなー。なー。

1日目:東京→長崎市街
- 観光する
- やっぱ文明堂のカステラ?
- 大浦天主堂
- 浦上天主堂
- ちゃんぽん?
- 中華街?
市内どっか泊

2日目:長崎市街→小浜温泉
- 車借りる。
- だらだら。

3日目:小浜温泉→大分別府(車)
-途中で有田焼陶磁の里に寄る
- 車を返す

4日目:温泉地でだらだら

5日目:温泉地でだらだら

6日目:大分→東京
まあ福岡経由が一番便利か? 


こうやって書き出してみると結構時間かかるね。というか年またぎになるから、それをどこにするのかが一番の問題よね…。下手な所にはまるとなんもない所にはまりそうだし。

徘徊

2012年11月18日 日常
 代々木上原でランチデート→文学フリマ(友人の弟を見かけた。なんか身を持ち崩した業界人っぽくなっていてらしいといえばらしい、ダメ人間といえばダメ人間といった風情)→エヴァ。

 エヴァはなんでしょう。面白かったけど前半はなんかわけわからなくて違う作品見に来ちゃったかと思ったよ。ていうかたったあれだけの間に技術進歩しすぎじゃね。電源容量相当伸びてるみたいだし…。にちゃんねるとか見てると色々意味ありげなパーツをぐっちゃぐちゃにばらまいてそれで論争が起こるというのがなんというかあまりに懐かしい光景で薄目になっちゃったりしますよね。あれみんな30代じゃねえの、みたいな(ああそういう意味でもユーザ層が高齢化するにちゃんねると親和性高いのか…)。


 破はなんかこうある面エヴァっぽくないというかいい意味で普通の映画だったけど今回のシンジくんは安定のナヨクオリティで、ある意味戻ってきたなあとかそんな感じでしょうか。「自分は面白いと思うけど世間的にはやる理由がよくわからん」というのが昔の感想で、今回のものはそれに近かった気がします。ほら、こうやって語りだすよ。


 なんか昨日も書いたけどこの週末やたらアクティブ…イベントたくさん、映画二本、何人かの人と会って、何人かと飯を食った気がする。気のせいか?ねむい。
 最近、毎週金曜だか土曜だかが長い気がする。楽しんでるってことなんだろうけどね。

 たとえば昨日からを例にとれば、夜仕事を終えて会社の会議室(でかいテレビがあんねん)でエヴァ破を見ながら晩御飯を食べて12時ごろになって友人と合流。某ロフトで中華や韓国の謎のパクりプラモやらなんやらに関するマニアのトークショーを見物していました。入場料安いのな。
 内容はなんていうか、マニアックすぎてついていけない…というよりはちょっと世代が上ターゲットすぎて「~って~のパクリですよね」のオリジナルの方があまりわからないのであまり楽しめないという状況でした。ガンプラとか多少組んだことがある僕はともかく、誘ってくれた友人の方が辛そうで…3時ごろには脱出。一番印象に残ったのは客でひとりだけいた謎の美人。全体的に危険な外見の客が大多数(いやひさしぶりに見たよ…)な中、うきまくり。Twitterで見た人?という司会からのふりに挙手してたのでなんか適当に来てみたのかなあ…とりあえずホント浮いてました。でも一人できてるのにかなり落ち着いてるというかリラックスしてる感じだったんで、脳はサブカル脳なんだろうか…。あ、すっげえどうでもいいですね。

 で、脱出後近くのその友人宅に上がりこんで寝て、起きて一緒に新宿まで移動して映画を鑑賞。ちょいと仕事関係で招待券もらったんだけど、そのなんだ、最近僕映画はずしてますねー。こないだに続いて、寝ました。いや作品もだけどなんか前日遊びまくったあとにつまんない映画を見たら寝るってのは学ぼうよ俺、ということなのかもしれませんが。ちなみに最初上演館間違えてたどり着いた映画館ではエヴァQやってたんですが、開始15分後くらいで空き席がありました。初日なんだから札だと思ったんだけどねえ…なんででしょ。エヴァみときゃよかった。


 そして偽名ちゃんと待ち合わせ。なんかこないだ会ったばっかだな偽名ちゃん。なんで会うことになったんだ?よくわかりませんが、1か月ぶりくらいです。なんかそこらへんのカフェとかでケーキを食べながら色々な話をする中で、また衝撃の告白が。
 いや衝撃ってのはいいすぎ?まあ内容は「実は私の事をずっと彼女だと思っている男がいて、でも私はその男と付き合ってる気はないんだけど、その関係自体はもう結構ずっと長く続いていて挙句の果てが結婚を正式に申しこまれ、年末に正式に親にあいさつにいこうといわれている」という。でもそれをうけるか迷ってるんだってさ。

 その事で、少しなんというかまた謎がほぐれた気がします。これはかなりずるいやりかたなんだけど、彼女はいいトコ取りをしているんですね。彼氏はいないから他に男がいたって別に文句を言われる筋合いじゃないし、ほかの男と旅行にもいく(僕とはいかないみたいだったけど!)。でもその人と一緒には住む。でも住んでるからって別に交際してるわけじゃない。それが彼女の論法。
 確かに僕が知っているその交際の状態というのは「彼」が「僕の彼女が」とか書いたりしてる事経由なわけで、まあ普通はそういうのは双方合意の上だと思うんだけど…。まあ、そういうことなようなんです。ずるいよね。
 
 彼女がもし僕が知っている事に気付いているとすればこれもひとつの罠なのかもしれないけど、そもそもそこまでして僕をはめる意味もないしなあ…とか思いながら聞いていたわけです。

 普通はそういった「権利だけとって義務は負わない」というやりかたはどこかで糾弾されるなりして失敗するはずなんだけど、彼女はそれをうまく乗り切っている?ようなのです。誰だってこういう人間関係のゲームにおいて選択権を自分が持っていたい、という欲望はあると思います。しかしその権利を得るためにそこまでするとは…という。

 まあなんにせよ、聞いた限りでは彼女も色々ぶちぶち言いつつも多分今の流れに乗って結婚することになるんだろうと思います。ということはさすがに僕と変な関係を引きずることはもう、そう長くはできないでしょう(いや、彼女の事だからわからないといえばその通りだけど…)。
 そういう意味で、終わりが始まったのかなーとか、ちょっと思いました。別に関係自体が終わるというわけではないかもしれないけど、少なくとも今の状態は遠からず終わるのかなと。ちょうど僕が暴露を試みてその場としてシンガポールに誘ったのと同じタイミングでそういったことが起きる、というのはなんか面白いなというか、結局僕がそういう事を言いたくなったのは一種そういった空気を読んだから、ともいえるかも。ま、結果から遡っただけかもしれないけどね。

 あーまた偽名ネタ長くなった。今日は結局お茶して彼女の友人への誕生日プレゼント選びを手伝っただけの短い逢瀬だったので(割に中身が濃かった)、多分あるであろう年末のセッションでいろんな事が動くのかな。

 あ、おまけですけど彼女と買い物してて「ラッピングするんで終わったらお呼びします、お客様お名前は?」と店員さんに聞かれて彼女は僕に「ちょっとあっち行ってて!!!」と。いやー笑った。ニヤニヤしながら後からつっこみました(以前書いたように「彼女が偽名を僕に名乗っている事を僕が知っている事」は彼女も知っているので)。ていうか店員からしたら明らかに変だろ、カップル風に見えるのに彼氏(俺)の前で名乗りたがらない女。どういう関係なんでしょーねー。

キャリアなんとか

2012年11月14日 日常
 大騒ぎが終わったので、ということで今日はダイリテン様と夕方だべって、そのまま脱出。社内の白板に書いた行き先の会社(ええ、行ってません)から携帯に電話とかかかってきてやべー会社にもしこの人かけてたらバレる…とか思っていました。いやこんなこと頻繁にはやりませんよ。

 帰ってきて少し寝て起きてご飯食べて、勉強をはじめた途端になんかすっごい気分が落ちてきて、あそうそう今飲みはじめました。

 前も書いたような気がするけど、キャリアパスというのはキャリアの前半から結構意識するように仕向けられがち(?)な割に、とらわれすぎるのは危険な考えであると思います。それは結局キャリアというのはその時々にその場において最適な判断を積み重ねて選んで行った結果として出来上がって、あとから振り返った時に(特に成功している場合)一貫性を持っているものなんじゃないかなと思うから。いや、目標として一貫性を持って上昇していくキャリアパスをイメージしながら暮らすこと自体はきっと役に立たない事ではないと思うんだけど。
 あーでも大企業内とかで自分から異動の希望を出せる場合なんかにはいいのかな?経験ないし当てはまらないからよくわからないけど…。

 結局踏ん切りがつかないという事なんじゃないかと思います。周囲を見るだに僕は彼らほど演奏家に対して愛を持てない(そもそもコンサートとか2時間寝ずに聞くのが苦痛)し、やっぱりまだ普通の企業で働きたい欲が消えない。多分もう数年すると完全に客観的に無理なのにそれでも「おれはやろうと思えばできる」とか思うようになって大概見苦しいと思われるんだろうなーとか思ったりもして。

 なんとなく北京に行ったらこの先の人生どうなるんだろうな、と思って。数年をそこで使ったらもう完全にまともな世界に戻れない(というか、今ですら戻れるのか相当怪しい…)わけで、今そうしたいからといって完全に足突っ込んでいいものなのか…。ま、上で書いたようにいわゆるキャリアパスなんてクソで結局あとから振り返ればどうにかなってるのかもしれないけどさ…。

 ま、きっと疲れてるってことなんでしょう。


 そういや先日日記を書いた後にふと五年前は何してたのかなと思って見返したらしっかり5年前の日記があって、なんかこうきもいというかなんというか。うん。
 年内はこれかなー、というイベントも終わってしまえばあっさりとしたもので、そろそろ年末の事を考えるモードに入らなきゃ、とか思った休日。

 年末、というと忘年会、そして年越しの旅。いや別に旅をしなければいけないというルールがあるわけではないんだけど、なんか年越しって定番の事をするというのが自分の中の定番…って何書いてるんだ、まあいいけどとりあえずそんな気持ちがあって。大学生の頃から7,8年くらい?はずっと指揮者の先生の家に行って近くの神社に初もうで行ってそこで学校の連中とは別れて、彼氏と合流して朝まで飲むという事をしていたし、ここ3年くらいは海外に行ってる。そんなわけで(?)今年も別に行きたい場所があるわけでもないのに惰性上海、になるのかなあ…上海からは呼ばれているんだけど。でも今年って年末の日取りがあまり良くないんですよね。代わりに年始は土日がくっついてるとか聞くけど(調べてない)、年明けはちょろっと大きな仕事が一個控えてるからできれば早く休みに入りたいんだよなあ…。ううむ。★さんと相談しなきゃ…ってそもそもどっか行こうという話もしていない=行く気があるも知らないけれど。

 ああそうそう、偽名ちゃんとシンガポール心中はめでたく逃げられました。ちぇ。スケジュールというより結局気が乗らなかった模様…ってホントこんな適当なやり方で生きてけるあの子はすごいなあと思いますよ。絶対友達少ないって(なんつー)。

 忘年会は…今年は少ないでしょう、と書くときっとまた嘘になる気がするけど、今年はクリスマスパーティ名義が増える気がする。あと去年の12月飲食記を見ると、多分今年はリピートしないだろうというものが多いね。中国系の忘年会楽しかったなー。ああいう面白い出会いがあるパーティが1回でもあると、なんか楽しいよね。


 年末、なんとなく第九を聞きに行こうかなとふと思いました。ちなみに11月半ばまでは公演によってはあんまりチケット動かないそうです(人気の公演は即日完売とかしてるけど)。

 
 昨日は演奏会+お食事会withなんかいろんな人たち、という会。わりとここにも登場している僕の幼馴染の元彼女ギミーさんが自分の友人やら友人の友人やら家族やらよくわからない人をわらわらと動員したおかげ(?)で僕関係で配ったチケットは30枚越え…ええ、やりすぎと社内で怒られたことは秘密です(お前らが動員していいっていうからしたんだろうが…という話ではありつつも、まあ確かに思ってたより多くてびっくりしたのも事実)。
 なんか高校の後輩ボンド屋7さんの妹22歳が僕との面識もないのに一人で食事まで乗り込んできてなんか楽しそうにしていたのが印象的でしたよ。当初何人かそういうソロ参加者がいる予定だったんだけどなくなって、結局この人だけだったんですよね。★さんは香港から始まってパーティとかでギミさんたちとは知りあいだから厳密にはソロじゃないし…といってもなんかギミさんたちとは違うテーブルに飛ばされて周り全員初対面みたいなところで頑張らされていましたが…そういやほとんどしゃべってないけど元気だったかな。
 
 あーすっげえくだらない事だけど、食事に昔何個かオケ手伝った時にあたったことがある指揮者が来てたのね。まあ彼が僕を覚えてないのは会ったの自体結構前だからどうでもいいんだけど、誰に連れられてきたってずーっと前ギミさんと同じくらいから知ってる女の子と来たわけ。あーこの人たち付き合ってるんだあ、と思ってその話をその指揮者を知ってる人にしたら「え、彼去年結婚したけど?」。もちろん彼女とは違う相手ね。あ、そうですかなんか無粋ですみませんでした。
 …僕の会社名きいてヘコヘコする辺りとあわせて、なんかいらっと来たという話。ちゃんちゃん。FBに写真撮ってタグ付けして晒しageたろかって500回くらいおもいました。

 あ、結局帰りはそのボンド屋の妹を姉の家まで送っていき(駅が近い)、あがりこんで遅くまで三人でお話していました。謎やな…。ていうかやっぱこの姉妹外見内面ともに似てなさすぎる。
 

よくわからん

2012年10月28日 日常
 街コン、ひどかったです。多分男女比が5:1とかじゃないかな。スタートとして指定された店を訪れてみると、ずらっと10名以上の男子が並んでいて女子がいない…なにそれ、これ合コンじゃないの?男子の親睦会?あれ?

 …で、店に入ったからといって、もちろん女子が既に店内に座ってお待ち申し上げていたり自然に沸いてきたりといったことはなく、当然店内は異様な高さの男子率(と、店のバイトと運営の女の子)を誇り、開始前から荒れるわけです。まあなんか途中から何組か入ってきて(女子的にも入店しづらいだろうなあ…)運よく我々の隣には女子が座ったわけですが、いやあ、まあ男子だけのテーブルとかあるわけですよね。ありえませんね。

 そのあとの事は思い出したくもありません…まあ、ン千円はいい勉強料だった、とだけ…。まあ当然、二度と行かねえ、と思いました。参加してる店舗も少なく、なんというかもう色々終わっていました。せめてサクラ仕込めよ。


 そしてそのあとは、お口直しのハロウィンパーティ。こちらは楽しかった(しかも街コンの半額位)。最近よく遊んでる某新聞の記者さんとその友達で総勢50人くらいかな?わりと外国人がいるコミュニティ(記者さんしゃべれないのに)だもんで、友達が友達を連れてくる連鎖で主催者にとってもわりと「この人誰?」状態な人が多かったみたいだけど…まあ面白かった。新たな出会いもあったし。でもなんていうかこういう場所が結構ある割にがんがん知り合いが増えないのは中途半端というか、もったいないなーと相変わらず思いました。50人規模で(内35人くらいは新規)、FB増えたのが2人だもん。5分以上話をした、で5人くらいかな?まあちょっと最初の街コンで疲れてぐんにゃりしてたという言い訳はしたい所ですが、でもそれにしても(ちなみにあと、また風邪ひいた…)。


 最近、ほーーんとにひさしぶりに、ちょっと踏み込まれています。あ、偽名ちゃんではなく…。まあ詳しくは書かないけど、自分としてあんまり積極的になれない(嫌いではないが、だからと言って…)場合でも、やっぱ投げられた球には手を出しとけよお前も大概な年齢なんだしな、という話なんでしょうか。って俺ひどいな。文字にするとひどさがにじむな。
 まあ、すんごい初歩的?な悩みなんでしょうけども…。


 去年の同時期の日記を見て、去年も体調を崩していたのに気づきました。まあ季節の変わりめ、ということはあるんだろうけど、もし同じ時期に体調を毎回崩しているんだとしたら、ちょっと間抜けすぎますね…
 ようやく、復活しました。実質九月の終わりごろからくたばっていたので3週間くらいかかったんじゃないかと思います。おっそろしく長かった…。医者も行ったし(激しい症状がないので診断不能)、散々寝たし。いまでも落ちるのが怖くて睡眠時間は長めにとっています…ま、睡眠は長いに越したことないからできるだけこのままのペースでいければと思うんだけど。


 で、復活の第一弾、というわけでもないんですが、今週末にははじめて、街コンというものに行ってみることにしました。近場で開かれる事をFacebookで知りあほなコメントをしていたら共通の友人がいる人に誘われ。250vs250らしいですよ…。どうなるんでしょうね。とりあえず同行者は多分35歳だと思うんですが、いいんですかそんな35歳。ちなみにアメリカで教鞭とってたこともある?よくわからない人です。職業不明。本書いてるから、といえば作家といえなくもないのか…たまに日本の大学でも教えてるっぽいけどあれはゲストなのか?講師待遇なのか?謎です。


 環境。
面白い、というかためになると思って読んでいるブログに

http://anonymousinvestortokyo.blogspot.sg

というのがある。シンガポールでヘッジファンドに勤務している?日本人のブログ…というとなんかすさまじそうだけど、そこまでぶっとんでない、というか金融といってイメージするギラギラな感じはしない。
 で、このブログに「良い時期に良い場所に居るとはどういう事か」みたいなエントリが上がっていて、これが面白い。


 面白い理由を書こうと思ったけど、なんかまとまらないので、今日はここまでにしてしまう…短いな。
 もはやこれは風邪ではなく他の何かなのでは?と思えるほど、しつこい。明確な症状は徐々になくなってきているんだけど、体力の低下が著しい。なんというか出かけると、帰り道は常にぐったり。帰ってきたらちょっとベッドで休む、みたいな。なんなんでしょう…。まあ別に病気とかいうほどのものではないので、とりあえず予定をあまり入れない、あまり遅くまで遊ばない、早めに寝る、といった事を心がけています。あとはストレスが強い場所(初対面ばっかりのパーティとか!)にはいかないとか。


 そんな中でも、会わなければいけない人はいます。先週は、そんな一人であるエロいマッサージ師と飯を食っていました。彼は新大久保でマッサージ師をしばらくやっていたんだけど何かで一念発起して、NZのクライストチャーチに移住を決意し、そのお別れの宴。長い間僕のマッサージを安くやってくれていたので正直その面でも痛手なんだけど…でもモロに「手に職」で外国でチャレンジしようというのはかっこいいなーと思ったりします。
 彼とは(一個前に書いた)幸福の話の延長みたいな話をしたり真面目な話もしつつ、逆になんかおねーちゃんが一晩いくら(!)みたいな話(最近相場が相当暴落してるらしい…)とかまあ、いろんな話をしつつ、アメリカ料理でした。男同士でこんながっつり素敵なものを食べにいくのはすごく珍しいけど、それもなかなかいいものだなと…男の子の友人が少ない僕は思いましたとさ。
 彼は某ハイファッションブランドのえらい人に親族がいて、そのつながりで服がたくさん降ってくるんだけど、今回も「移住前の在庫整理」というので彼が着なくなった(もしくは変すぎて彼が着れない)服をどかっともらったりして、これきっと買ったら10万とかするんだろうなあ…という。ありがたやありがたや(とはいえ、本当にどう着こなしていいのかよくわからないものも…)。僕からは餞別として、僕の大好きな本を送っておきました。いつ遊びに行けるかなあ…。

 
 そして今日は、お久しぶり偽名ちゃん…ってお久しぶりなんだけど、会うごとに日記には書いている気がするから(あと会ってなくても話題にしてるし)、ここで見るとあまり久しぶりな感じはしないかもしれないけど、いつぶりだ…多分前会ったのは7月とかです(で検索してみるとどうやら8月の様子)。
 なんか変な駅にあるガレット屋でガレット食べたり、駅から大分歩くカフェでお茶したり、本のセレクトショップっぽい所でふんふんしたり、CDのセレクトショップっぽいところでおしゃれなBGMを選んだりしてみました。なんかずいぶんアート(っぽい)旅程でした。あと美術館でも行けばよかったかなあ。

 ま、それはいいんだけど、今日は前回ちょっと話題に出たシンガポールの話をちゃんとしてみました。どうやら一応は本気で考えているらしく、正式な提案をした今日には明確な答えは出なかったものの、月内には返事しますねーとのこと。さあどうなるんでしょう。なんかその時期引っ越しを考えているとのことで、その関係でお金の事とか色々大変で、とのこと…。

 前回このことを書いた時に登場した「チャットパッドで仲良くなった人」とこの件について色々話をしていて気づかされたのが、ひとつは結局同じことをしてるな、ということ。
 僕は彼女が偽名であると知った時に彼女にそれをつきつけるかどうかで、とても悩みました。それは「自分が何を要求しようとしているのかわからない」という所が大きくて(確か書いた)、結局好きだったのに裏切られた、そんなことせずに俺と付き合ってくれ、という話じゃない所がすごく複雑なんだっていう…。で、今回も結局彼氏を裏切らせて海外まで連れて行き、逃げられない環境で「お前さんが嘘ついてるのは全部知ってるんだよ」てな事を自慢げにタラタラ言う、というのは一歩間違えるとあまりに酷い、という事にもなるんだよね…というのがね。
 変な話、目的があって、同じ例だけどこの人と付き合いたい!と思うのならば、ここまでやるなら結構褒められたものだと思うのよ我ながら。彼氏から奪い取りたいなら、そうやって行動でコミットさせて裏切らせて既成事実を作って、「彼を裏切ってこんな所にいるあなたの心は決まっているでしょう」とやるのはね。だけどやっぱりそうじゃないと思う。それが我ながら変だと思うし、ひねくれてると思うし、どうしようかなあ、というのが偽りない気持ち。

 まあでも、そんなこと考えても結局前回と同じように収束する気も、一方でしています。こちらの手札すべてを明かし、僕はそれでも今のままの関係を続けたい。別にそんなことで関係は壊れないんだからくだらない隠し事をしないで欲しい、といった、それだけの事なんだよね。願わくばそれが、僕の単なる暴露趣味というか…そういったものとして発露しないことを祈っています。

 それは置いとくにしろ、久しぶり(去年行ったけど笑)のシンガポールも楽しみ。エスプラネードに続いて新しいホールができたらしいのでそこにも行ってみたいし、エスプラだって実は大ホール入ったことないし。一応Marina Bay Sandsに泊まろう、とか言ってるのも実現すれば楽しいだろうし(なんてったって屋上のプール&バー!)、こないだ色々見てて知ったLevel 33(http://www.level33.com.sg/)というバーの景色も!ウーフー! あ、あとSummy’sのフィッシュヘッドカレーも!

 まーいい返事があるといいですね。

 なんか体調に引きずられて気力も相変わらず減退気味、でもいろんなことを仕込んでいかないとなーと思っています。思ってはいますが…いろいろむずかしいね。
9/17-19くらい:上海
9/17-19くらい:上海
9/17-19くらい:上海
(久しぶりに飲みながら書いてる) 

 あーもう。そういえば旅が途中でおわっとるじゃないか…という事にいまさら気づいたけど、過去の日記を書こうとしても日付の改変できる範囲って決められてるんですねそういえば。ということで10月の日付ですが、9月に起こったことです。まったく原稿が残ってないので思い出しながら。

 敦煌ワイン(帰国してから飲んだらやっぱりまずかった)を買った翌日は、朝からガイドさんと探検。なんか日の出を見ながら遺跡&山の中探索というコースで、朝何時だっけ…確か6時半集合とか。この旅行は毎朝やたら早くて、なんか休暇とは思えませんわ。

 宿からタクシー(の運ちゃんがバイトしてるんだと思う…)に乗り、西へ。砂漠の中の一本道を走っていくと、途中で日の出が見えてくるのでいったん休憩して眺めます。周りにあるのは道路とその横の線路(確か蘭州-敦煌間って言ってたかな)だけ、対向車もたまに、という程度でなかなかよい気分。

 そして途中の何の目印もない所で車は道をそれ、山の合間に止まって降ろされ、そこからは山歩き。山といっても木は茂ってないし、高度は低いし…丘か?とにかく砂漠ではないけど緑がないのでなんか違和感ある感じです。まあ写真でも見てくださいよ。
 ガイドさんが言うには、この山道のいくつかが本当のシルクロードだったとか。あときつねとかヤギとかもたまにいるようで、なんか足跡を見つけた!とか何回も言われました。みなさん夜行性らしく、それもあって朝早く来ると見れる確率が上がるんだとか…まあ今回は残念ながら見れませんでしたが。
 途中には狼煙台の遺跡っぽいものがああったり、探検隊?がきたあとがあったり。あとなんかしばらく歩くとぽつんとオアシスがあって、確かにいきなり緑が増えて水源があってザ・オアシスって感じ。そこで車と再び合流だったんだけど、運転手のおっちゃんがせっせと掃除していました。なんか地元の人とかがこのオアシスを宴会場にしてるらしく、飲み終わったビール瓶を投げ捨てて帰っちゃうんだとか。彼が来るごとに掃除してるけど…って。まあ善意というより、彼も客をはるばる歩かせて連れてきた秘密のオアシスに空の青島ビールじゃあ演出にならない、ということでもあるんでしょう。

 タクシーに回収され、帰りに秘密の遺跡?で発掘作業にいそしんで、ホテルへ。ガイドさんと昼ごはん食べてタクシーに空港まで送ってもらい、さて順調に緊張の上海へ…と思ったらフライト遅延ですよ。あ、ちなみにガイドさんには最後までぼられました。空港までのタクシーでその値段はないだろうよ…。
 で、フライトは確か2時間くらい遅延したんだけど(ちなみに中国の国内線は遅延が当たり前といわれるときく…)、乗り継ぎの西安ではものすごくスムーズに乗れて、結局待ち時間の前倒しって感じでわりと似た時間に上海に着きました。しかし敦煌の空港はなんもないからねえ…西安はそれなりにぽつぽつとは何かしらあるっぽいんだけど。

 しかしそもそもは虹橋に着く予定だった飛行機が、なぜか(というか遅延のせいだ)で、浦東へ。別に浦東の方が慣れてるっちゃ慣れてるからいいんだけど…。で着いたのが確か夜10時くらいとかで電車が終わってたのでしょうがないからバス、と思ったらどんぴしゃで近くにいくバスがなくて、ぼちぼちのバスがあったから乗ってみたら「満員だから降りろ!」と怒られて降りたら一緒に怒られた白人を乗せたままバスは無情にも発車したり(その白人は中国語をかけらもわからなかったっぽいので多分乗務員が諦めたんだろうな…)。んでしゃあないから次、と思ったらあれ終バスだったんですね~へー。みたいな。で困ってたらなぜか終バスのはずなのに次が来て乗れたんだけど。もうイミフ。

 でまあどうにか乗って、晩飯食う予定だったアンさん(五か国語を操るタカビー中国人)にSMSしたら「今からこい」と。あんた日付変わって反日GOGOの当日(9/18は柳条湖事件だっけ、とりあえず反日デモのピークと予想されていました)、遅延もあって疲れてるのに今から来いって何よ…しかも晩御飯まだなんですけど。食べるものある?って訊いたら「なに言ってるの私たちいるのバーよバー」とか返ってきてげんなりしたので「むりっす」と返したら「くぁwせdrftgyふじこl」化しました。やれやれ。まあとりあえずほっといて、バス降りてタクシー拾って宿について、ようやくケンタッキーで晩御飯だったのでした…。あ、ちなみに宿は人民広場の目の前でド繁華街だから安心だろうということで取ったんですが、はじめてポン引きにおいかけられました。なんか宿の前にたむろってて「日本人?おんなのこあるよ!!!」とかなんとか。うっせー。あ、でも宿は立地、設備、対応ともに、料金と考え合わせると今までで一番良かったと言えると思います。ポン引きさえいなければねえ。あと、中心部ではあるけど周辺はデパートとかが多いので、地味に人通りが少ないしやってる店も少ないです。まあ電車が終わって日付が変わってから海外で外うろつくようなバカなことをしなければ別にそういう場面にも遭遇しないだろうから大丈夫だろうと思いますが。


 で、次の日がそのデモが燃え上がる日という事で、念のため午前は禁足。なんてったってホテルの目の前の人民広場がデモの集合地点ですからねえ…。朝食もしょうがないからホテルで取って、その食堂が上階にあったので窓からのぞいてみたら、なんか確かにいました。でもなんといえばいいか労働者というよりは上着脱いだオフィスワーカーばかりで、まあそういう事なんだなと。
 あ、そういう事というのは、要するにこの人たち動員なんですね。中国のデモは基本官制で計画されます。無許可のデモは法律違反で捕まりますので。ただ今回各所で燃え上がったのは最初官製デモとして計画されたものに別に動員されてない自発的な人たち(ってデモってそもそもそういうもんだろ…という話はおいとくとして)が合流し、まあその自発的な人たちがわりと自由にやっちゃった(&数が多かった)から刺激された動員された人たちまで暴れだして…という感じだったらしくて。だから僕が上海でみたスーツの人たちばっかり、というのは動員者ばかりだったわけだから安全だな、と感じたわけです。彼らもたりいなあ、でも参加しないと査定でマイナスつけられるしなあ、という感じなわけで…。そもそも日本人だけでなく外国人なんかにも慣れてるはずだしね上海人。

 まあそんな感想はあったとはいえ、何かあったらばからしいのでおとなしくして昼過ぎに家を出て、上海の姉由子先生さまとランチ。なんか同居人(ピアノの先生仲間)を連れてきたので三人で、浦東の日本人向けイタリアン。三菱商事だかがあるあたりで、浦東は静かでした…って単に人がいないだけやん、という気もするけど。でだらだら飲みながら食べて、家に上がりこんでお茶飲ませてもらって、あとはなんだっけな…ああそうだ、夜は昨日切れてたアンさんとまたイタリアンだったんだ。彼女曰く「絶対安全」つまり別に信用はできない日系のイタリアン、まあ居酒屋レベルですね…。彼女が連れてきた友人と3人。なんか店内は日本人ばっかりで、偏見?かもしれないけどなんとなくみんな息をひそめてる感じ。上海は本当に何にもなかったんだけどね。でもまあ、緊張はします。

 そして食べ終わり、なぜか合流する人がいるから!という事でカラオケへ。健全な、DAMとか入ってるやつです。そこで以前会った何人かと合流し、90年代ポップスを歌いまくっていました…当然こんな日系のカラオケ屋とか商売あがったりな日で、客は僕らだけ。

 んで相当飲んで、泥酔アンさん(体がでかいから重いのよ…)といい雰囲気になったので抱えて家路…と思ったら突然なんかよくわからんイケメンが出現してアンさん「三人で飲みなおそうよ~」とか言うから僕はもうめんどくさくなって押し付けて帰ったというような、そんな感じです。ていうかあいつ誰だったんだ?多分中国人でした。

 で前回の教訓を生かして(?)ちゃんとフライトが昼とかだったので悠々乗って帰ってきたのでした…あ、そういえば帰りの便も遅延した気がするな。次の日から仕事だったから結構びくびくだったような。まあびくびく具合で言えば、前回の事を思えば全然マシですけどね。

断片メモ

2012年10月6日 日常
 不幸→ふつう→幸福は一直線上のものであるように見えて、そうではない。不幸な人を救済することと、普通の人に幸福を感じさせることはまったく別の世界の話、とか、健常者に風邪薬を与えた所で何も起こらないと書くといかに当たり前か感じられるけど、わりと直線状と思ってしまうことのほうが多い気がする。また、不幸は客観的に不自然な状態であったり原因が明確な場合が多いが幸福でない、というのはそれと比べるととてもあいまいな状態。
 そもそも人は持続的に、現在形で幸福を感じることはあるのだろうか?そのあたりをもっと調べなければいけない気がする。


 SHARPの件を見ていてもそうだし最近何回か書いている世界的なもののサプライチェーンのお話は結局のところ、垂直統合と水平分業のどちらを取るのか(というか水平分業の徹底マンセー)?という所に収斂している気がするが、そのような指摘を全く他で見ない。
 ただ従来のこの二つの選択肢では水平化した時にとれるシェアがひとつの最終製品のとある工程全部、だったのが今は工程がとても細かく刻まれてモジュール化した分、似たような他の製品の工程にも入り込むことができるようになって相互の乗り入れが活発化、結果としてひとつの製品を作り上げるのに関わるサプライヤーの数が昔より増えている、裏返せば少量多品種生産が進むことによりひとつのサプライヤーが関わる製品が多くなるために、その一か所が潰れると及ぶ影響がやたら大きくなるというような構造になってしまっている気がする。
 しかもその最適サプライヤも過度の潰し合いのサバイバーなので代替業者がおらず(自分のコア事業以外に投資をするなんて体力の無駄、となると競争に負けた業者は「2位のままでも事業を継続していつか1位の座を奪い取ろう」ではなく、新たなニッチを探してさまようか、1位に吸収される道を選ぶでしょう)、ねじ一個の問題とかで製品全体の生産が止まるようになる…そのリスクをどう緩和するか、というかそれってこの構造自体の根本的な問題だからこけたらやばい所は自分のところで資本を入れてある程度垂直化(という言葉が正しいかしらないけど)するか、というような話になるのかな?この辺もちゃんと調べないと裏付けがないけど、そんなことに最近興味があります。
 


 風邪をひいて1週間くらい治らない。ひどい症状があるわけでもない代わりにギリギリ動けない症状が延々続いて気力が削がれる。
 何度か書いているように、僕は他人から「べき」だ、と言われる事を結構強く嫌う傾向にある。「あなたはそれをするべき」という言葉は、相手なりの事情や考えがある事を認めず、自分の正しさのみを押し付けられると感じるから。また、そういった事を他人に要求する輩は大概、自分が押し付けているルールや考え方を心底理解しているわけでもなんでもなく、盲目的に従っているか、それが楽だからそうしているに過ぎないことが多い。逆に、たまに本当に納得した上で覚悟を決めている人がいて、そういう人は(お節介だなあと思うことはあるけど)尊敬する。

 でもそれでも、「そうあるべきだ」と思うことはたまにある。そのひとつが、仕事や研究などは全て自分が生きる上での哲学や思想、信念に回収されるべきだ、というものだ。ただ、「結果としてそうある/なる」なのか「そうする/なるよう働きかけるべき」なのかはまだよくわかっていない。自分が過去に行ってきた事を俯瞰してそこにある程度の整合性を見出すとき、それが結果論に過ぎない…つまり、自分が何か信念に従って何かを行っていた事とまったく関係なく蓄積された事実からひとつの「筋」が見えてきて、「ああおれはこれのために人生を費やしてきたのか」と納得するような事はこうやって書いてしまえば間抜けに響くけど、実際にはありそうな話じゃないですか。


 まあとにかく、僕はそんな事を考えていて、自分が新しい事を始めたしばらくあとには少し振り返って、その事柄が自分の信念のどこに組み込まれているのか、という事を考える瞬間を持つようにしている。まあ、そんなに意識的なものでもないので、「そういうことを考えながら振り返る事が多い」という方が正しいのかも。
 しかし書きながら思ったけど上の話を突き詰めれば、何かをはじめる時点でそれが自分の「道」に資するかどうかという事を考えたほうがいいと言う事になるのか…理屈の上ではそうなるけど、なんか物事を始めるって言うときはそういうちょっと後ろ向き(ネガティブという意味ではなく、非生産的という意味で)なことはなるべく考えないほうがいい気もするので、まあ今のままが良いのでしょう。あーっていうか「信念」とか「哲学」って言葉にすると大仰だよね、別にそこまでの話じゃないんだけどな~。

 なんでそんな事をわざわざ書く気になったかというと、今目の前に2つほど、ちょっと考えただけではその自分の「道」にはまらないものがあるから。というかそれ以前に今やっている仕事がその道にはまってないだろ、というツッコミが自分から入りっぱなしなのですが...でもまあ、これはいまの解釈では緊急避難的な「有給」であって深い意味はない…逆に言うと人生を無駄遣いしているということなので、そういうことなんですよ(どういうこっちゃ)。

 で話を戻すと、ひとつは中国。なんでそんなに頻繁に行ってるの?しごと?ばかなの?って相変わらず訊かれるし、客観的に言って確かにちょっと多すぎる気はするし自分でも理由がよくわからん。ただ中国も好きといえば好きだけど、結局上海が好きなだけな気もするのが微妙な所…上海って、平均的な中国とは随分違うからね(あんなでかい国の「平均」という表現がそもそも…というのは面倒なので考えないでください)。
 今本格的にあちらにトランスファーできないかを模索中だけど、どちらかというとこれは将来的な自分の売値を上げるキャリア構築的な意味合いが強くて、あちらでのビジネスに挑戦したい!というのはサブの理由にしか過ぎない。まあ定員が決まったビジネスなんて人口多いほうが絶対に有利だろ母数が多いんだから(最低でも不利になる理由が思いつかない…まあ競合がいる可能性があるっちゃあるか)、という気はするし、あちらはまだ成長の可能性が残されているという点で日本にいるよりは面白いという気は単純にするけどね。まーちょっと情勢が思ったより悪くなりすぎて自分にとっては向かい風ぴゅーぴゅーで困ってますが…。こういう事のタイミングってなかなか自分では動かせなくて、「その時」に材料がそろってないとなんともなんだよね…歯がゆい。前職辞める時、上海へのオファーがあったんだけどそれで行っておけばよかったかな?とかも時々考えるけど、あの時点では中国全然興味なかったし、第一過ぎた事を考えてもしかたないですよね。


 もうひとつは、ナショナリズム。こちらは中国の話と違って何か多分自分にも見えていない道筋があって後々合流する気はするんだけど、今のところなんでこんなものに興味を持ったのかよくわからない。今年の3月に「ナショナリズムの名著50」について書いたけど(http://42583.diarynote.jp/201203240137242747/ )、この辺りからなのかな、流れは。
 今、最近知り合った朝鮮族の中国人に教えてもらった中国の少数民族政策についての本を読んでいるんだけど、これはナショナリズムとは自分の中で関連付けていなかったけど結局少数民族の統治ってnation in nationみたいな話(でいいのか?)で、思いっきりナショナリズムなわけです。あ、日本語の本ね。考えてみれば当たり前の話ナショナリズムにとっては「国家に対する誇り」ではなく「民族に対する誇り」というのも大きいわけで。
 その朝鮮族の人は日本でそういう研究をしていた人(検索するとこれだけの材料でも個人名出てくるんじゃないかなあと思えるくらいニッチな分野ですよね)で、日本語で自分の民族を事例にした論文を書いてるっぽい。アブストらしきものがネットで読める。話がちょっと逸れるというか最初に戻るけど、これなんてまさに自分の背景と研究が溶け合っている例だと思うんだよね。必然性といっていいのかわからないけど。「つながっている」感じ。
 で、翻って僕は特にエスニックアイデンティティを自覚する、させられるような環境には生きていない。自民族に対する周辺からのプレッシャーを感じているわけでもない。なのになぜこんなことに興味を持つのか、自分でも若干イミフ。でも楽しみでもある。自分の路線、人のこころについてとかそういった事にこの問題がどう介入してきて、自分の考え方を変えてくれるんでしょうね。


 ああ蛇足というか本論とは関係ないかもしれないし、もしかしたら読み終われば最後のほうに出てくるかもしれないけど、今の所その少数民族政策研究本では通常民族の定義としてよく出てくる「宗教」の要素がほぼ無視されているように感じる。無視というか重要視されていないというほうが正しいかな。逆に回族というイスラムの民族が地理的・血統的に拡散していたり特有の言語を持たないなど共通の要素が薄いよねーと言った事を書いたりしている(非イスラムなのに回族、という人が増えているのでという事も書いてあるけどね)。勿論これは社会主義国中国という、宗教一般にとって極端に不利な土壌が故だとは思うけど…なんか興味深いなと思いました。

< 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 >

 

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索