いつもの例の場所にTXとバスを乗り継いでバンド合宿でした。相変わらずトトロを髣髴とさせるナイス森の中のナイス宿舎でした。今回はがっつり料理&ファミコン大会という趣旨…ってもうどこをつついたら音楽の合宿なのかよくわかりません。いや、一応楽器持ってたけどさ。

 今回は瞑想?の集団とあたってしまい、練習場にしている広い場所などが使えなかったので自室のみ、ということでチェックイン前は練習できないし夜はあんま遅くまで練習できないしチェックアウトしなきゃいけないし、って感じでいよいよ短い練習時間なのでした。ま、楽しかったからいいけど。でもやっぱ2泊欲しいな、というのは今回も同じ感想。秋辺りにもう一回やろうかなとか思ってます。
 演奏のほうは…うーん、アコーディオンが…。もう少しの所がいつまでたってももう少しのままなのが悲しいです。つめて練習すれば弾けないわけじゃなそうなところもまたなんていうか悔しいというか悲しいというか。いや言ってるんですけどね練習しろって…絶対弾けたほうが楽しいんだしさ。


過去の合宿模様(たいしたこと書いてない)
http://42583.diarynote.jp/200905102221296125/
http://42583.diarynote.jp/200810191849019379/
※ちなみにこの時はないと書いていた炊飯器はあったし、塩コショウ醤油や箸など相当のものが借りれることが今回判明しました。もうホントないものは食材だけ...あ、あと油がちょっと鮮度怪しいので持ち込んだほうが良いかもしれないけど。


 まぁそんなことを考えながら弾いたり飲んだり料理したり、というか大部分料理していました。麻婆豆腐は昨日もうまかった。で、その場で発表が。ベースT1君が大分ひさしぶりに就職が決まり、それはよかったね、という話がひとつ。そしてそれと入れ違い?にアコーディオン魔女さんが退職、というか懲戒。
 さては職場で発狂して脱いだか、と思ったらそんなんでもなく、結婚したことを人事に伝えて手続きしてなかったんだそうな(役所から会社に書類が届いてバレたとか)。そんだけでクビって…社会ってこわいですねホント。会社は一部上場だけあって(?)やさしくて、本来は懲戒相当だけど依願にしてくれるし辞める時期もある程度選ばせてくれる、履歴書も見てくれるとかなんとか。で次何やるかとかの相談を受けたりしていました。しかし結構奇矯な人なのでアドバイス難しい…。単なる陰気なキチガイに見えて意外に社会性があるから人が寄ってくるのはくるし可能性がないとは全然思わないんだけど、それと職業、ってのがなんとも結びつかなくて。

 で、T1が職を得たと思ったら魔女さんが失職したりするのを見ると俺たち3人の内常に誰かが無職とかじゃねーのなにそのローテーション?って話になったのが今日の最初のタイトルの話でした。あーくだんね。ちなみにうちのバンドは魔女さんの失職をもってめでたく全員バツイチとなりました。いまっぽいねー。


 んで、この週末の前には重要な行事、給与の発表がありました。結果はちょっと上がったけど相当ちょっと...。慎ましやかな感じでした。元々この会社の一年目の給料はもうなんていうか結構涙がでる感じで歯を食いしばって1年やってきたわけですが、ちょっとねえ...。ということでとても不満だったので財務部長(という名の社長の息子・多分お金関係を全部管理してる)を呼び出して食い下がってみました。「評価をしているときいていたのにこの金額というのは評価しているがこれしか出せないということなのか、実は不満があるのか」といった感じで。
 まぁその場で交わされた会話については書かないけどしゃあねえなあ...という半ば納得せざるを得ない、半ば不満、と言った感じ。やっぱこれが何年か続くようならやってらんねえな、という気持ちと一個前の日記に書いたようにベンチャー的な好き勝手さを与えられているってことを考えれば毎月(不満はあれども)ちゃんと餓死しない程度の給料をもらってるんだからあんまり言ってもしょうがないな、という気持ちとが交じり合ってなんともいえない気分です。金じゃない部分で相当交通整理をしたつもりではあるけど金で成果だせなかったのは確かにそうだしね。

 そんなこんなでこの週末は仕事ってことについて久しぶりに考えさせられた週末で、なんか自分が会社にもういらんないなって思った時の鬱っぷりとか、面接の前の反吐がでそうな気分とかそういうものを一気に思い出して非常にげんなりしていたわけです。ここ1年そういう事をまったく考えないで暮らしてきたって事にも今更気づいたし、この先きっと何回かは今思い出しても嫌で仕方ないことをやらなきゃいけないんだろうな、と思って別にあてもないのに暗澹としたりね。あと先のキャリアプランをちゃんとかんがえなきゃなーって改めて思いました。「日々の仕事に追われていて」なーんて使い古した事を言うのではなく、単純に今の仕事楽しいからそういう楽しくないこと考えるのから逃げてるんだよね。でもいつか突然決断を迫られたりするのがこの種のことの定番なのも理性ではわかってるつもりなので、まぁぼちぼち考えます。

 せっかくこないだすっきりしたのにまたなんかちょっと重い感じになってきたりして、もうどーせいっつうねん、というところでまた海外に逃げ出そうと試みたりしていますが、その話はまた今度。

なんとなく寛解

2011年6月16日 日常
(眠い)
 仕事が暇シーズンだとか一向に中国方面の戦後処理が進まないとか女の子は帰っていくとか色々なことがあってちょっと数日へたっていました。主な原因は暇なことで手持ち無沙汰がきわまって気が狂いそうになったりしたことなんですが、まぁそれはいいとして。

 なんか今日のどが渇いてスタバに向かう途中、降ってきたんですよ天啓。前の仕事より今の仕事が楽しく感じる理由、って鬱々としてた原因とはまったく関係ないんだけど。
 天啓とかいったって自分の内部に対して神々しかっただけで言葉にするとふつーなんだけど、前の仕事(代理店業)では「これをやって金を儲ける」って意識が全然なかったなと。フィーを決めるのは結構契約時、つまり仕事を始める前が多かったし、どんなにいいアイディアを生んでも(そんなことめったになかったけど)社内的にほめられることはあってもそれが金につながってる感覚、ってのが薄かった。それが悪い、ってことではないんだけど、どっちかっていうと与えられた予算を効率よく使う、とかそういう「支出を減らす」方向。あとはまぁその「限られた予算」を増やすためにはったり使ったりとか、その辺は色々ね。
 今の仕事は、とくに新しい分野に踏み出そうとしている部分もあるせいで、「この手を使ったらこれくらい儲かる(かも)」とか常にそういう話がくる。コストについても「これくらい儲かりそうだからこれくらい許容できる」って考え方の元に判断されるわけで、逆に言えばもっと儲かりそうな方法を考え付けるならそれに対してのコストは認められるってことにもなる。それってなんか新しくて面白いんだよね。

 そしてこういう新規の話をやるのに自分はそれなりに守られていて、ベンチャーやるより全然楽。責任だってあまりない(経営層が必要性を感じてるのに他に手を出す社員がいない、ってのと「こいつにやらせて駄目なら他にやらせても駄目」って思ってるっぽいこととが絡み合って、全力でやる限りは多分この面では刺されない)。ずるい立場だなと思うし、逆にそのアドバンテージに気づくと甘えていることもあったりするのでそれを引き締め続けないとな、とも思うわけ。

 だからなんだ、って我ながら思う…というか答えになってない気もするんだけど、むりやりまとめると「自分が恵まれていることに改めて気づいたのでなんとなく満足です」といったところかしらね。あ、ちなみに一昨日超久しぶりにジムで筋トレとかもしてみましたが、それでもこの鬱々トンネルを脱せず結構ピンチかなと思ってたんですね。酒飲んでも身体動かしてもなおらんのじゃあ。
 ええ、ヨコシマなことを試みて撃沈した(された)話。
 前数回書いたご同業の女の子がまぁ好みで、で割合話も合うもんだから何度かご飯など行ったりしていたわけです。話が合うっていっても完全にオンガク&ギョーカイ話。彼女も就職して1年弱(新卒だけどね)、色々まぁ考えることとか、音楽を聴いて感じることとか、そういう事を話せる相手もなかなかいないからねえ。
 うちの同僚とか、なんていったらいいか僕と音楽の好きさ加減が違う気がして。高低じゃなくて種類が多分違う。それとも僕とはそういう事を話す関係じゃない、と思ってるだけかもしれないけど、精神的じゃないっていえばいいのかな…客の雰囲気とか客層とか売り上げとか感想(上手かったとか逆にどこで音程はずしたとか)そういう事は話すんだけど、音楽がどういう方向を向いているかとか、そういう抽象的な話をしない。それを僕はつまらないと思うのですよ。


 んで、今回はイタリアン食べに行って失敗したわけ。まずは料理がケチのつきはじめ。そもそも連絡があまりうまく行かなかったりして時間が決まったのが当日で、金曜だったのもあって店が全然取れなくて結局5軒断られたのかな…。広尾のフレンチ、恵比寿のイタリアン…などなどすべて断られた後、結局前グルメ友達といった六本木のイタリアンを選んだんですよ。「入れますか・・・・?」とかっておそるおそる聞いたら楽勝ムードだったのでおいおいと一瞬思ったのが…ええ悪い予感って当たるんですね…。
 もともとそんなに高い気取った店ではないんだけど、悲しい味でした。塩加減にどっちかっていうと疎くてそれでよく失敗する僕ですら感じるリゾットに塩足りない、肉に塩が多すぎ。そして素材が重なってるのになにも言ってこない(パスタとリゾット頼んだんだけど両方に茹でたソラマメが乗っていました。いや季節モノってのはわかるんだけどさ)。んで頼んだグラスワインが出てこない(そして味がしない…)。へたり込みそうな感じで、とりあえず次の店へ。

 で、出たら雨じゃないですか。軽いのから重いのまでいくつか選択肢を提示して「一番重いの!」って言われたから俳優座の裏のとびっきり重ったるいバーにお連れしたわけです。内装がごつごつの中世ヨーロピアン、店内BGMはオペラっていうね。そしたら入り口になんか見慣れない装置が…しかも赤く光ってる。んでギコギコしてみたら案の定扉が開かないわけですねー。はいはいはい。店閉めてMETでも見に行ってるのかねーとかって冗談で済ませたけど、またもいらっとしたわけです。ちなみに後で調べたら完全会員制(結構高い会費取るのよ)とやらになっていました。多分電話すれば入れてくれたんだろうけど…ICカードかなんかで施錠してあったようです。まぁ元々めっちゃくちゃ敷居が高い店で知り合いに紹介されなきゃ絶対入りもしなかったような店なのでいいんだけどさ…一回しか行ってなかったし。でもこのかっこ悪さとネタ喪失感。

 まぁもういいからと思って交差点から西麻布まで1メーター車使っていつもの本に囲まれたバー(というかラウンジ?)に行ってぼへっとしていたのですが、まぁ帰り道お見送りした時にふっつうに実家と違う家に帰っていきました。あれ?あんた彼氏いたのかよ…つう。ええ、金の無駄ですね。つうか最近こんなのばっかりか?みたいな。だめじゃん。


 なんかやっぱ自分の決定力のなさ(というか今回の場合はそれ以前に選球眼の問題だったんでしょうけれども…)をどうにかしたいと思うんだけど、こういう時の最後の瞬間ってすごいプライベートなものだから誰かに話を聞くわけにもいかないし、本に書いてあるわけでもないし(当たり前や)、結局自分なりの方法を色々手探りで探るしかないんだろうなぁと思いながらもすごく難しいし自信がないな、と思ってしまうわけです。寝たかったら好きだくらい素面で言えよ、って事なのかもしれないけどシャイだからそれは無理ね!そのくせ中途半端にこうやってヨコシマなことを試みてるのがだめなんだろうけどね…。手も握れないってば!

 まぁそんなこんなで日常は続いていくのです。というかこんなことやってないで焦点しぼれよ、っつう話だよな。ついこないだ子供がうまれた職人氏にも「お前そろそろオンナ作れよ」とか言われるしな。

 日常といえばさらになんかこう、ここの所楽な生活しすぎてすごく退屈です。なにか新しいことしないとまずい気がする。休日はほとんどレシピについて考えてるだけで終わってるもん。おきて昼飯作って一休みしてレシピ考えて買い物行ってご飯作って。その合間に友達と会ったり楽器弾いてるだけ。つまんねえ。Nothing new。
 さて、再来週辺りに久しぶりのバンド合宿を行おうともぞもぞしています。前やったのは…おおなんと2年前(http://42583.diarynote.jp/200905102221296125/)。そう、去年は転職したばっかりだったり魔女さん(アコーディオン)結婚したり色々あったせいでできなかったのよね。暑いの嫌いだし寒いのも嫌いだし秋はでも僕忙しいし、ってんで。

 料理長(俺)によると今回は中華を主体に攻めたい、とのことで、献立は多分麻婆豆腐、から揚げ、ワンタンスープとご飯とかになりそう。それにサラダとか。まぁ結構普通の家庭中華…かと思いきやから揚げにはがっつりクミンがまぶしてある(想像の)ウルムチ風といった風情になる予定です。よくわかりませんが。この面子で練習以外で集まるのいつぶりだろ…。忘年会をどこかでやった気はするので、多分それ以来でしょうね。忘年会の前は多分前の年の忘年会とか…。仲は良いのに練習後に飲みに行ったりはほぼ絶対しない不思議バンドです。それで5年続いてます(もっとかも)。


 仕事は丁度給与改定時期ということで、ちょうど手も空いたし(中華方面とは相変わらず係争中だけど精神的に重いだけで実際時間はそんなにとられないんで)一年でどのくらい仕事をしたのか、振り返り資料を作成してこれから一年をどうするの会議を主催してみたりしました。これは裏意図としては「こんだけ働いたんだから給料上げろよ」ってある種外資くさいパフォーマンスのつもりなんだけど、受け取るほうがそれをわかってくれてるといいなぁという…まぁあがりゃなんでもいいんですけど。
 でも邪な気持ちは追いとくとしてそういう場を持ったのはよかったなと思えたのは思えて。やっぱ日々色々それぞれ独立した動きをしていると考え方も持ってる情報も思ったよりは均質にはならないから、たまに立ち止まって整理するとあーそっちのほうが重要だと思ってたのね、とかそういうずれを認識できたりしてね。

 今自分のアシスタント候補を採用していいと言われていてよさげな子が来ていて来週面接があるのも楽しみで。僕は人に色々教え込むのが好きなのでね…。最初はバイトからだろうけれども採用されたらまずこれやってもらおーとか、色々考えているわけです。僕自身が今放置プレイ真っ最中だから逆に言えばなんでも自由に出来るし、今手が回っていない事も色々助けてもらう事でできるようになっていくと思うので。まーその子になるのかはわからないけど、孤独なのでチームメイトが欲しいです…。


 そう、最近の週末は概ね穏やか。先週はハゲ(元族・高校の同級生・今は会計事務所・義父は有名俳優←new!)家で高校の同級生たちが集まってハゲの子供を観察する会が開かれたり、今日は御苑で後輩たちとピクニックとか。ああ金曜夜はなんか違う後輩とコリアン食って図書館バーで明け方までくっちゃべってたり。夜外食が最近とても減った気がするけど代わりにスーパーがあいてるような早く帰れる日は料理を試みたり(最近パスタを勉強中…)。
 なんていうか、週末に友達の家に遊びに行くって事自体子供の頃以来だし、それがその彼の子供を眺めに行くだなんて、なんていうか自分も年をとったねというかなんていうかね。別に悪い事じゃないけど、時の流れを感じるのは実際そう。去年は結婚式多かった、ってことはそろそろ子供が生まれだす時期なんだよな…てそういや職人(大学の同級生・元寿司職人)のところも多分6月って言ってた気がするし、専務(ながくお世話になってる楽器屋)のとこも今月。この時期多いのかなあ…。よくわからんけどね。

 穏やかって悪くない気分だけど、退屈でもあって。どうすりゃいいんでしょうね。贅沢ってもんなんでしょうけれども。
 あんなことを書いた直後に北京の仕事が飛んで、今は契約書を挟んで日本側作曲家&僕vsうちの海外ブランチ&クライアントというタッグマッチが繰り広げられています。社内で争ってどうすんだよ...とか思いながら、でもまぁやっぱり母国語でコミュニケーション取れるのは一番お互い心地良いからこうなるんだろうな。
 実際へたくそな英語でやりとりするのには限界もあるし、どうしても入ってくる情報は母国語のほうが多くなって、結局語圏で立場が分かれてしまう。悲しいな、と思いながらもこっちが本社でよかったなあという気持ちもあるような、今日この頃です。


 そんなことで精神的には色々重圧ながら(何日か下痢とまらんかった)、体自体は結構暇な毎日です。動きようがないという事もあるし、その北京仕事のために割合他の仕事をセーブしてた部分もあって。あと上に書いたようにまだ始末が終わってないのでできるだけそれを優先したくて、ってのもあり。んで夜にはあまり予定が入っていないことも多く(こないだの北京以来なんか味覚が鈍くなってたこともあって遠ざかってた)、なんか全体的に暇をもてあましがち。とかいって今母親が京都行ってるんで晩御飯作るとかそういうのはあるんだけどさ、なんかそうじゃなくてもう少し有効活用(ってご飯作るのも立派なことだけど!)の方法もあるんじゃないかと思うんだけれどねえ。

 
 最近新しい人と会う刺激に飢えています。面白い人から新しい刺激を受けたいといつも願ってるんですが、なかなかね。どうすりゃいいんだろ…

穏やかな週末

2011年5月22日 日常
 とても強力な出張⇒イベント⇒出張コンボで浮かされっぱなしで僕のライフはゼロよ!状態だったので金曜会社休んだら、なんかとても平和な週末になってとてもご満悦です。て今考えたらGWに新潟ってんで休んだのはあるとして、それ以外俺土日休んだのってなんかすごい昔なんじゃないかしら。あ、っつっても今年は例年と比べればイベント準備が大変じゃなかったこともあって土日っていってもフルにはでてないんだけど、まぁまぁ。

 そんな感じで、まず金曜は某やったら頭のいい人が通うような大学院にお入りあそばされた狗様と学校近くのそば屋でランチ。そば食いながらソシュールの記号論がどうとか聞かされたりしてもうなんていうかそもそも普通の人ソシュールとか知らないから注意しときなよ!って感じ。いや僕だってなんかいんちきくさい「1からわかる哲学」みたいなんで読んだから知ってるだけですけどね、って言ってもあんま覚えてないし。そんな人いたよね、くらい。そば食いながらソシュール(ばっかりじゃないけどね)。とりあえずこの人いきなり前振りもなく哲学者の名前出すから僕もお勉強しませんと…。
 この日はものすごく久しぶりな神保町方面視察⇒マッサージ+鍼⇒神保町店主とサシ飲みで早い時間から沈没していました。やっぱマッサージ後にアルコールはやばいね。回るね。やたら眠くなって失礼しました…。

 土曜。この日は完全休養日。ということで朝髪を切りにいってその足でスーパーで昼飯の材料を買い込んで昼飯。アンチョビとキャベツのパスタ。窓開けて音楽掛けてビール飲みながらパスタ食うってのも幸せよね。ちょっとしょっぱかったけど。前の日買った新世界からを読み終えたり。

 日曜。今日は昼からこないだ結婚したSUとその旦那さんとちょっと豪華ランチへ。新宿にほど近い各駅しか止まらない駅からさらに10分くらい歩いためちゃくちゃな場所にある割には行ってみたら結構待ち列ができてるような人気の店で、でも確かに雰囲気いいしうまかったです。でもだらだらしてたらいつの間にか強い雨が降ってきて帰りは相当大変だったけど(大人はタクシーを呼んだ)。
 ということでいったんSU家に避難してまた家でだらだらPC見ながら僕のイタリアで泊まった宿の話やら彼らの結婚式の写真やらを見せたり見せられたりしてだらだらしてたらいつの間にか雨が弱くなったので思い切って買い物に出る彼ら夫妻と一緒に家を出て近くの町で靴を買ったりなんかいろいろして帰ってきたのでした。やぁ楽しかった。友人とだらだらすごす、まっことすばらしい日でした。


 あれ書いてない気がするけどあたしゃ今週なかばまで北京だったんですよ。連日3時とかで大変でした…でもまぁ、こりゃ全面的にあまりに仕事の話なんであんま書けないんだけど。9月まで毎月行くことになりそう。今回まではいろいろあって仕事が成立しないんじゃないかって恐れがあったんだけどようやくレールに乗った感じで、めちゃくちゃ時間がない、って不安要因はいまだにあるにせよこれ以上は脱線しないかな、という意味では安心。

 今週はその出張も終わり、割合楽な週になりそう。とはいえそろそろ来期の営業をはじめなきゃいけないからそこらへんの資料作りとか、何より給料の改訂時期なんだけどなんとなく逃げられてる感じだから自分のプレゼン資料とか作ったりしているのを仕上げてつきつけなきゃだわ。まぁ今年の営業の戦略立てるのに結局振り返りは必要だし、上司には自分が何をやってきてそれがよかったか悪かったかレビューはしてもらわないと方針立てようないからね…まぁそれでちゃんと昇給すればいいんだけど…ホント仕事自体は楽しいからあとは給料がぜいたく言わないから並程度になってさえくれれば…。ふう。
http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/searchdiary?word=%2A%5B%B5%AE%BB%D6%CD%A4%B2%F0%5D

にある「骨太」というのがとても的を射てると感じた作品。上の書評を偶然読んで、んで買った。悪い点を先に上げれば

 ・相当そもそもな話、タイトルが何を指してるか結局よくわからない(回顧という体裁だけど大事件は起こり真実を知った主人公や周囲の人物の生き方は変わるが、別に世界自体はあまり変わってないような気がする。しかもさらに未来に向けて書いてるからそのタイトルが「新世界より」じゃおかしいし)
 ・記憶操作について結局真相がよくわからないような
 ・愧死機構の発現はDNAに組み込まれてるんだったら誰に拾われて教育されたかって関係あるのかな
 ・エロシーンがなんか義務的。いらない気がする
 ・TVバラエティを意識してるのか謎の「またぎ」が時々うっとおしい(「その時私たちはこれが更なる悲劇の始まりだとは知らなかったのだ…」みたいなのでパラグラフが終わる)

 とかってのはあるはあるんだけど、全体的にはとても落ち着いてよく練られていて世界に隙がなくて、すばらしい、そして日本人が書いたんだよねーって強く思わされる作品です。本当に世界がよく作られていて(多分日本の原風景みたいななんとなく僕たちが持っているイメージを取り込んでるから文章でわざわざ書きこまなくてもそのイメージを伝えられるって所もあると思うけど)だからオチというか最後を知ってももう一度読みたいと思えるんだよね。勢い重視だと最後まで読むとすぐご馳走様になっちゃいがちなんだけど。一日で全部読みましたです(ので若干中盤眠たかった部分があり、上記の説明がもしかしたらされてる部分があるのかも)。


 最近小説を読む量が昔に比べて圧倒的に減ってるんだけど、そのくせ当たりと思えるものに会う可能性がめちゃくちゃ高くなってる。これは選球眼がよくなったのか自分のハードルが下がったのか…。まぁどちらであれ自分の幸福度が高くなっていることだけは事実で、だからそんなことどうでもいいのかもしれないんだけどね。この傾向が続くといいなあ。
(新潟の日本酒おいしいです)

 きっと宿の人は僕がいつ首をくくるのか心配だろうな、なんて妄想を転がしながらこれを書いている。だって一人旅の男が当日夕方に泊めてくれと遠くから来るだけで怪しいのに身なりはアレだし注文された日本酒とともに部屋に紙もってこいとかいうしこいつは遺書でも書くつもりか。
 しかも部屋に入ってみたらなにやら物悲しい音楽が流れている。どうやらクラシックらしい...しかも曲は死と乙女…お前病気で余命いくばくもないのか(たしか歌詞はそんな感じ)できすぎだ…なあんて。

 そう、とても久しぶりに紙に日記を書きたくなって、だからこうしてもらったメモ用紙に鉛筆(ペンですらない!)でこれを書いている(のを日曜になって書き写しているなうね)。今いるのは新潟の山奥...でもないかな、市内から1時間くらいの今板温泉という場所。ずっと前に高校の同級生軍団と言った出湯温泉の近く。もともとはGW中盤まで例の仕事でずっと出勤で何も休みっぽいことできなかったからせめてどこか...最近行けてなかったし温泉。。。ってんで探してて、会社でそれを口にしたら「新潟くれば?」とかなんとか言われてその気になっちゃって。まぁ1/10くらい仕事のふりをしつつ、現場ちょっとのぞいてコンサート聞いて、その事務所で宿探してとってレンタカーして、な行き当たりばったり旅。

 この宿は静かで、しかも一人旅。さっきから柄でもなくNHKの夜ドラマ見たり、考え事をしたりしています。ちょっと最近ストレス多くてまた目の毛細血管破裂しちゃったりしてたしこういうのんびりもいいものです。風呂も別に貸切ってわけでもない(むしろ結構お客さんはいってた模様)独り占めだし。
 でもこういう時だからこそ考え事自体、やめたほうがいいのかも。ぼおっと一人音楽もかけず(止めた)に部屋で日本酒のみながらダラダラするのがベストなのかもしれない。余計な考えが頭をもたげるから。とかなんとか書きながら、思い浮かんだことを書いてしまうのだから始末に悪いんだけど、最近の心変わりについて少し記録しておこうと思う。

 ここ数ヶ月で色々あったことが原因なのか、最近ある特定の人について考えることが多くなったように思う。恋?まぁよくわかりませんが。彼女はとても聡明だと思うし、初めて会った時(ってすごい時間経ってるんだよな思い返すと...)から自分のTier1であり続けているのは確かなんだけど、だからといってTier1って別に一人じゃないし、ずっとおそらく彼女は特別ってほどではなかった。そんで、別に何かがあったわけでもない。ドラマティックなことなんて何も。だけどいつの間にか好きです付き合ってくださいなんて事を口走るか否か、「やるかやらないか」ではなく「どう・いつやるか」を時々いつの間にか考えていたりする。変なの。
 ...なんか書いててアレな気分が漂うんだけど、ま、日本酒でやられた脳みそはそんな事を考えたりもするのです。

久しぶりのVの字

2011年4月27日 日常
 うん、下ネタ、というか汚いネタです。

 久しぶりに、戻ってきました。いつぶりだろう、と思うと覚えているのは以前赤坂で白酒の見すぎてコーリャン臭ただよう何かを部屋にぶちまけたあの頃しか思い出せなかったりして…それっていつなんだろう。多分2年くらいは経ってる…といいなぁ。大人だし、なるべくそういう事態に陥るのは遠慮したいよね。

 昨日は業界系飲み会。いままで何度か開かれているけど、なんかつまらない会でした…面子が固定してきたことも一因だし、その固定してきた面子がつまらんことも一因だし、最近ちょこちょこちょっかいをかけている女の子が来なかったのも一因です。ううむ。
 そして店も普通のしょーもない飲み屋で、なんか安い焼酎のみすぎたんでしょうな。あと特にここ数日は昼間めちゃくちゃ忙しくて、疲れてたってのもあると思う。まぁでも忙しさに関しては昼間すごい稼動して、でもきっちりこうやって飲み会とかに顔出せる時間に終われる(今日もちなみにご飯食べてた)ってのはすごくメリハリがあっていいかなとは思う。いや、実際疲れるんだけどね。

 ま、仕事は今が山場。超巨大イベントが近かったり、チャリティで売ろうと思ったものが結構反響を呼んだり。あと中国案件もずいずい容赦なく来るしね。

北京出張

2011年4月18日 日常
 ああそうそう書いてなかったと思ったけど、北京は仕事です。とある(かなり有名な!)映画音楽家を舞台仕事にあてこむ、って仕事で、今回が監督とか衣装とかふりつけの人との初のミーティング…って本番まであとすごい日が迫ってるんですけど!監督も「~月~日プレミア?2012年ならできるよ!」とか何度か口走ってたけどごめん今年だし。まぁそんな感じで、なんていうかすごいプロジェクトです。中国らしい荒っぽさが随所に現れていて、それを嫌う僕と半分(以上?)あきらめてる中国人スタッフと結構気にしないでいてくれる音楽家と。ていうか俺自身ぜんぜん仕事は丁寧じゃないし交渉事は結構暴力的な進め方をしてることもある自覚があるのに、それでも唖然とするレベルです。やばい。まぁそれが面白いし、スピード感がある…とか考え出したらだめなんでしょうな。中毒なんでしょうな。
 ちなみに食事は割合充実していて一日目は1949(三里屯のちかくのなんかギャラリーとかある上海でいう新天地みたいな場所)、二日目は今回の仕事の資金主とのディナーに通訳で紛れ込んだためやたら高そうな上海料理屋、あとちょっとだけ后海(ほうはい)にいったりして。しかし后海は別にきれいじゃないね。物売りたくさんだし音楽うるさいし、外国人向けの場所でもないしローカル向けって感じでもない。気取りたいけどセンスがたりないローカルがいそう…とかいって自分たちが入った店には日本人の駐在がいましたけどね(とかってのが見分けられるようになったのがすごいとおもった)

 そんなこんなでこれを書いている朝、あと午前中のミーティングが終わったら食べて空港にお送りして、今回の仕事はほとんど終わり。あとは夕方上海に飛んでかわいい女の子たちとご飯する楽しい予定だけが残っているのです。うひ。て本当は今晩だれが参加するかよく知らないんだけど…まぁアン(中国語がやっぱり下手らしいマルチリンガル、報道辞めていま就職活動中)と忍者さん(超アニメ声かつ京都弁というどこを狙っているかわからない、でも割合射抜かれそうな男子が多いカテゴリの空調屋営業さん)は来るんだろうけど…はてさて。
 ていうか明日夜も別に予定決まってないんだよね。本当は明後日夜までいれればまた現地の交流会みたいなのあるから参加してひゃっほーなんだけど今回はさすがに日本の会社の状況がめちゃくちゃなので戻らないといけません。残念。でどうしようかなー貴重な1ディナー、なんて考えてます。まぁ適当にしようと思えばいくらでも適当にできるし、今日会う人々に遊ぼうよっていえば遊べるし由子さんも暇なんだろうけれども、いくら何度も来てる町で適当でいいにしても一応観光に来てるんだから…とか思ったりして。いや僕自身の話なんですけどね。

 しかし北京にはいつ戻ってくるんだろう…近いうちな気がする。

ふかひれ生還

2011年4月15日 日常
 眠い。書き始めの今は北京に飛ぶ飛行機の中にいる。一応匿名で書き連ねているので書けることが少ないんだけれど、とにかく昨日は大変な一日だった。肉体的にキツい、というのではなく、精神的に色々と大変で久しぶりに詰め将棋をさせられている気分で。誰に連絡するとこれだけ時間がかかりそうで、それが終わる頃にはこの連絡が来ているはずだから…云々。提示された条件からパズルを組んでいくけどその条件自体も変わっていくし、期待した時間に期待したものがこなかったりする。しかも状況が変わるせいなのか判断が変わるせいなのかあせってるのかとても重要な変更が簡単に行われたりもする。でも非常事態なのはわかってるし人を責めるというようなことでもないので、淡々とやるしかない。関係度合いが深い人は僕よりもよっぽど大変なんだし。

 そんなんでヘロヘロと…それでもそんな遅いわけではなく、22時くらいに帰宅して家でまた仕事をしていて、11時過ぎにお客さんに重要なメールを打ってなんか変な不達通知があると思って気付いたら半分寝てまま打ってたりして、まぁなんとかおわらせて早く寝た…んだけど今日寝坊しました。親が不審に思って起こしてくれなかったら完全に寝過ごしたね。で電車では寝れなかったけどバスで寝て飛行機で寝て、今。まだ眠い…。

 
 そして北京に着いてメールを開いたら、大ニュース。地震以来連絡不能行方不明だったふかひれさん(推定気仙沼・会ったことない・同じくらいの年・メッセ友達)からメールが!!!ということで生きていました…よかった!!!!!でもやっぱり家とか職場は流されたらしく…ってふかひれ作りって普通に考えて職場海沿いだろうし、実際だめだと思ってたんだよね…いやホントうれしかった。ちょうど震災の前最後にシンガポール料理の話してたこともあってなんかそれ以来シンガポール料理食べる気は起きなかったし、勧められて面白い!と思った漫画もとても読む気になれなかったりしたんだけど、これで晴れて。
ということで(?)多分近々会うかな、という感じ…というか誘われました。しかしご指定の日に僕は東京にいない…でもまあ時折上京しているようなので、まぁどこかのタイミングではね。シンガポール料理おごるとか言っちゃったけど、一応震災基金つうかこの人が出てきたら使うようにってんで貯金があるのでそんなだけでいいのかよ的な…むしろチャイナブルーか(笑。いやさすがに高いけど…。

 北京の仕事は出発前日からあれあれという感じの変更がどさどさあってやばいです。明日クライアントくるけど来た時に言えないよこんなこと…という。中国人をみんな蛮人だとは思っていないけど、こうなるとみんなが棍棒持ってるように見えますね。ああ憂鬱…。

自分のクセ

2011年4月10日 日常
 昨日は長年の友人の中でも特別な「6時間の人」の1人、SUの結婚式。彼女も含めたこのグループとは高校2年の時知り合ってるから都合…もう干支が一回転するくらいの勢いで長い付き合いになっているというのはなんというか、改めて考えると不思議。当たり前のことだけど、年をとればとるほど、「長い付き合いの友人」の「長さ」は長くなっていくわけで、10年前には自分がもう大人(という表現は本当の意味で果たして正しいのか知らんが)になっていた、なんてことを考えると感慨深いわけです。

 式は代官山のレストラン(ひらまつ系の例のあそこ)でキリスト教、ということでああまた胡散臭いバイト神父なのか…と思っていたら出てきたのはある面とてもまっとうな方で驚き。顔はなんか結構うさんくさいけど、台本だけっぽくないちゃんと考えた説教をしてくれてる感じがとてもよいね。場を和ませたいのかギャグというか冗談というかそういうものが多くて最初はどうだかな、とも思ったけど締めるところをちゃんと締められてるのでそれでも品がなくなったりはせず。
 キリスト教というと自分に生半可に知識があるせいで発狂しそうになることが多…くもないか、でも一番思い出に残ってるのが以前義理で出席させられた恐怖の少人数低予算結婚式(勿論うさんくさい白人バイト神父…ってバイトか確証持ってるわけじゃないけど)だったりして怖かったんだけど、未信者同士の結婚…つまりいつもお世話になっている神父/牧師さんにお願いするってことができない人にとってもちゃんとしたところでやればちゃんとした人にお願いすることができるものなんだな、と思ったわけです。ちゃんと年賀状くらいはだせよ?

 まぁそんな感じで久しぶり(?)に式自体もいいなーと思ったのがひとつ。あ、でもバイトで楽隊のピアノが2回ほど落ちたのが許せませんでした。どういう経緯で彼女たちがでてきたのかわからないけれど、せっかくほかのすべてがよかったのだから演奏だってちゃんと信頼できる人を探せればよかったのに、というのが(まぁ自分がそういう業界だから、というのもきっとありつつ)ちょっと残念。

 披露宴の飯はそれなりにうまい。前同じ系列の銀座の店でやったカップルもいたんだけど、やっぱり美味かった記憶があるね。あとで聞いてみようと思うけど高いんだろうな…ええ、二人ともダンナは大手上場企業ですね。んで、今回はなんとというか、同じ同級生6人組の1人、歌姫さんとのコラボというイベントがあり、ヴァイオリンを弾いたのでした…。木曜日に一回リハやっただけでそこでソロ全部の書き直しを命ぜられたりして結構ピンチ、具体的には当日早起きしたのに書き終わらずに電車の中でも楽譜書きながら移動して…という感じだったんだけど、まぁそこそこはいったのかな。書きかけの楽譜持ったまま式に参列したぜ。
 肝心の演奏までに結局譜面は書き終わらず後半は気合の全アドリブ、んで気温の具合かなにかわからんけど弾き始めたら多用する開放弦のチューニングが狂ってて休みがないからあわわと思ったとか思った以上に緊張したとかそりゃさ、色々あるけど。 ちなみに僕らのテーブルでの感想は「お前ヴァイオリンホントに弾けたんだ」「あてぶりだと思ってた」「新婦がお前のことばっか注目してて歌ってる歌姫のことほとんど見てなかったのがウケた」など。

 その後移動して二次会。この会は幹事の統括だったので色々大変だった…って演奏させてその後もかよ、って感じでホント客としてわいきゃいできる瞬間がない日だよ。始まる前のテーブルセッティングやってクローク作って流れも確認して。んで突然入りにBGM指定があるって話が出たからサビの秒数確認させてエレベータ往復して上るのにかかる秒数はかって指示して、受付始まったら受付時間かかりすぎて詰まってるからって臨時で受付1口増やして対応しながら遅れてくる新郎新婦に状況説明してあばばばば、始まったらはじまったで新郎新婦遅刻してきてるからおせおせだからタイムテーブル組みなおしてただでさえ言っといた分量より相当多く発注されてるフードに手がついてなくて減ってないからアナウンスを入れさせ、そんなことしてる間に残り時間が一時間切ってきたのでお土産の梱包ばらしてどう考えても構造上ボトルネックになるクロークの荷物渡しをスムーズにするためにフロウと人の配置考えて使いやすそうな人をスカウトして役割を割り振り、お見送りの間にクローク札を預かって荷物を探させ挨拶終わった頃には渡してスムーズに流し(その途中でウェルカム…あれはドールか?陶器の人形割っちゃったごめんね…謝りました)75人だかを30分できれいに片付けて会計すませて新郎新婦を荷物とともにタクシーに詰め込んでかいさーん!!!と思ったら「あれ何これで帰るの?三次会は?」とか言われてしょうがないから一群引き連れて繁華街まで移動する間に土曜の夜に急にまとまった人数が入れそうな店を探してネゴってる内になんか場所は変わるし最初は7人の予定があれよというまに3グループ合流で20人ですかそうですかあなた20人って簡単に言うけどあと15分でその人数入れる店見つけろって言うんですか…で、見つけたけどね。


 ま、俺よくやったなって話です要するに。んで結構ぐったりして移動中とか3次会とか気を抜ける場面ではほとんど寝てて、ああ自分はやっぱりオンオフの落差がすごいあるんだなと改めて思ったのです。スイッチが入るとものすごくやるけど、入らないと周りに合わせることすらやらない(できない)んだなー、という。いや好き嫌いが激しいとかって方向じゃなくてね(激しいけど、それはそれで別の話)。
 なんかそれと関係してるかはわからないけれど思い出されるのが「自覚的であるかどうか」ってのが自分の中のキーワードだって話。よく思うのが悪をなすことについて、それは自覚的であればある程度許されるのではないか、といったこと。なんていうか、「それが世間から悪とされると自覚しているのならば行為を起こすこと自体は倫理的に許される」って意味で、その結果として罰せられたりすることから逃れることが出来るって意図ではないですよ。
 逆に言えば結果を想像せず無自覚に何かを行う、ということがもっとも許せないということでもある。で、話を戻すと自分は明確にゴールがないものとかが苦手なのよね、要するに。苦手で、どう振舞えばいいかよくわからなくなって、結局ほどほどに付き合ったりができずに全部遮断して寝ちゃう。だってこれから色々体力精神力を使う展開になるってのがわかっているんだからそれならその前に少しでも休んでおくってのは当たり前な話でしょ、みたいな。

 ま、今回みたいな場合は周囲もわかってるからほっといてくれるし、やりやすかったのは本当。ただすべての現場でそういうわけじゃないからもう少しなんていうか、最低限のところくらいはきっちりしていきたいなと思ったりはするんです。思うだけですけどね。


 ぐだぐだ書いたけど、なんか今回の結婚式は全般的に思い出深いものだったってことです。勿論新婦SUとは特別に仲がよい関係であったわけで、その彼女の門出を飾るために少しでも(絶対少しじゃないけどな!)役に立てたなら本当に、心の底からうれしいな、って思えたのが一番なんだよ。
 あそうそうダンナも別にぜんぜん昔からの関係者じゃないけど会ってみたら結構いいやつで、それが自分のモチベーションが下がらなかった理由のひとつでもある、ってことも書いときましょう。どう見てもネクラなヲタで喋りも全然なんだけど、中身はいいやつなんだろうなって思えたのよね。なんか自分の周り、特に自分が大事にしている友達のパートナーってそういう深い部分で残念な人が多いように感じて(香港に一緒に2回も行った★さんとかな…)いる中では素直に喜べて本当によかったと思います。幸せであってください。
さまざまなものが消える / 京都はまだでした / 北京
 三脚がありません。ビデオの充電器がありません。USBで給電できる携帯のコードがありません。みなさんどこへ旅に。食べちゃったのかなあ…。

 ちょっと時間が経っちゃったけど京都、結局まだ咲いていませんでした。まずは大阪にある音大の離れであわせ。予定をこえてがっつり合奏して色々課題の洗い出しなどをしたんだけど、前回に比べて非常に有意義。前回はなんか哀れというかみじめというかそういう感じだったので…あまりに弾けなくて…。今回はそこまでじゃない、というか相手を聞いてあわせる余裕も少しはあったし、少しは練習のかいがあったのでしょうか。課題曲のほかは持ってきた楽譜を初見で一冊さらっと流して次になにやるー?ってちょっと相談しながら。
 終わった後は学内にある博物館を見物。番してた人は由子さんの同級生らしい…。なんか世界中の民族楽器がたくさん、でまじめに見て回ったら相当時間を使える感じの素敵展示でした。普通のシタールとかだけじゃなくてバンスリとかズルナとか、色々ね。

 みっちりあわせてお好み焼き食って、京都に移動…したらもう夕方で、宴会に突入。家主の友人と同級生(家主は60代、でも美大時代の同級生は僕と同じくらいの年)で、京都だからって西陣かなんかの帯のデザインやってますとかいう人がいたり、相当面白かった会でした。あと由子さんが徳島から送ってた魚がうまかった…家主の料理もうまいんだけどね。

 結局桜も出てなかったので翌日はさらっと清水と八坂だけ見て、昼過ぎに解散。由子さんは相変わらず和む人…。つぎは…6月に上海行きかな。


 と思っていたのですが。


 まぁいろんな事情から仕事で来週北京に行く事になりまして。打ち合わせが土日なので、代休取れるんですよね。だから月火をくっつけてそのまま上海行っちゃおうかなとか…。ううむ、どうしよう。どうしよう。悩んでます。でもさすがに今回は仕事でいくし楽器もってけない(ってこれ説得力ないな前上海に仕事で行った時もってったし)のであわせはしないと思うけど…。

ドタキャン連発

2011年4月2日 日常
 なんか暗い話ばっかりですね。まぁ事実暗い日が多いのですが。つうかこの状況下で明るく居続けられるのならそれは才能というか異常というか…だよね。いくら大丈夫だっつうても状況が状況だし原発からは色々漏れ続けてるし。いやまあ、そんな事いいながらもだからといってずっとふさぎこんでいたら気が狂う気もするのは事実なんだけど。ていうか三陸沖の魚、いつになったら食べられるようになるんだろうね。

 個人的にもあまりいい出来事がつづきません。最近ダラダラと書いている偽名さんとのやりとりもそうだし、そのほかにも色々。そう、今日はそんな話から。偽名さんにドタキャン…というかぶっちされたってのは大きいんですが、最近それ以外にもそんなことが多くて。あまりに多いので社内で「道化さんはドタキャンキャラ」というような認定がされつつあって悔しかったりして…。
 具体的には、まず結婚式の打ち合わせぶっち。しょっぱな(じゃなくて二番目か)からありえない話、二次会の会場の店と打ち合わせをする予定だったのが、店に行ってみたら閉まっていて誰もいないという…どうやら計画停電の影響でビルオーナーから「今日ははやく閉めて!」って突然言われたらしく、それを受けて閉店するのはいいけど打ち合わせキャンセルの電話を入れるのを忘れたらしいんですな。「ですな」っていうかありえないけど。んで僕を含む幹事は無駄足ということに…。現場見ながら打ち合わせの予定が現場見れなきゃ話は進みませんからね。しかもその日は入った居酒屋の個室でNHKを流していてなんかこう話題は自然に地震…みたいな。んで気分はくらーくなっていったりして。まぁそんなことがありました。ていうか新郎新婦がかわいそうだ。あいつら優しいからあんまり強く出れないしなあ…というので幹事だけのはずがこわい刑事役みたいなことをやらされたりね。

 ドタキャン2…は書いた話。ていうかぶっち。偽名のくせになまいきだね。そしてドタキャン3。昨日なんですけどね、上に書いた結婚式の余興で友達(時々出てくる歌手やってる歌姫さん)と弾くことになってて、そのあわせだったんですが、それを当日アポの30分前に「ごめんバイトあるの忘れてた!」っておい。楽器かついで会社きた俺の立場は何ですかと。

 ていうか一週間に3ドタキャンってどんだけだよと。いくら被ドタキャンキャラだからって、さすがに今までそこまでそんなにされたことはありません。しょげます。


 さて、暗い話はこの辺で終わり。今は西日本に向かって新幹線に乗っています。今日は大阪に泊まって、明日は某音大で由子さんとあわせ。んで一緒に京都に移動して、お花見。心配していた京都の宿は以前上海行った時宿のご飯作ってたおばちゃんの家に泊まれることになり、ラッキーです。宿ホントに高くて空きもなかったから。そのおばあちゃんも若い頃はヨーロッパをバイクで横断したとか色々武勇伝がある人で、60過ぎてから美大入って絵を習得、某有名ライブハウスにも飾ってあるらしいとか。そのアトリエ?に泊まるんだけどね、今回。さて何が起こるやら、楽しみです。

 (飲んでます)

 めんどくさいところにはまりつつある気がします。いや関係が、ってんじゃなくて自分の気持ちの問題がね。

 書いたように昨日、偽名さんと会うつもりでした。場所は決まってたのに時間を決めてなかったもんで夕方連絡したんだけど電話にはでない、コールバックもない。んで僕も打ち合わせだったんで時々電話しながらも結局連絡はとれず、僕は打ち合わせ終了と共にとぼとぼと帰ったわけです。むかつきながら。
 キャンセル自体は仕方ないんですよ。というかドタキャンだって仕方ないっていえば仕方ないのかも。彼女のどんな関係の人が流されたのかわからなければ僕には何もわからないけれど、まぁぐずぐずになっていても仕方がないのかもしれない。普通ならここで納得というか落ち着くんだけど、でもこの人前科があって1月にも似たようなことやらかしてるから信じ切れない気持ちもあり。
 
 んで、今日昼にも電話かけたらやっぱり出なかったけどしばらくしてからコールバックがあってすっごい軽い感じで「ごめんなさーい」みたいな。その謝罪もそもそも「何なの?」てあきれ気味に問い詰めたらでてきた感じで。まぁもう相手が半分壊れてるって考えるのならばそれすらも責めることは難しいんだけど、それにしたってこちらとしては収まりがつかないのも事実。


 そんなこともあり、じゃあ自分が何を望んでいるのか、ということをまた考えていたのです。んで思い至ったのがああこれって逆代理ミュンヒなのかな、という話。ミュンヒの代理の逆。ああそもそも代理ミュンヒって何?という点についてはhttp://bit.ly/9p06DV でもどうぞ。で、その逆って言うのは「他者に施しを与えることによって自分のバランスを保ってる」ってニュアンスね。
 別に自分を不当にけなすつもりはないんだけど、地震以来こういう心理は自分の中にあるのはきっと確かで(だからといってそれが否定されるべきものとも思わないけど…普通なら害はないし)、それを消化しきれないから今こうやってもやもやしてるんでしょうね。
 かわいそうな他者を見つけてそれをいたわることに自分の意義を見つける、ってのはそれ自体はそこまで言うほど不健全な話でもない気もするけど、でもなんか「他人のため」と思っていたのにそれを自分で疑う羽目になっている(そしてそれに即座に反駁できない)というのは嫌な気分であることは確か。本当に嫌な気分です。自分の心の安定にいくらそれが役に立っていようとね。


 まぁそんなことを考えていました。否定されると、色々考えてしまうものですね。とりあえずまたしばらくは会えなそうです…ってか最後に会ったのいつだ?とかいいながらも最近は結構連絡自体は取っていたんだけれど、それも控えにゃならんでしょうね。やれやれ。

 ああそうそう、今までデジタルワールドで出会った人とうまく長く続いた例はすごく少なくて、そのジンクスを破りたかった、ってのが一因としてあるのも事実だと思います。普通に、友達になりたいだけだったのにな。

身元確認

2011年3月26日 日常
 ぼんやりとした土曜を過ごしています。もう2週間経ったのがなんていうか、早いなぁと感じながら。仕事は大体平常通りになってきたけど、でもやれることが少ないので割合暇。だからこそ今でしかできないことをやっているつもりではあるんだけど…気付くとなんか不要にパワポを作りこんでたりしてしまう自分がいかんなあと思っています。


 さて数日前、日曜夜会う予定になってる偽名の四文字さんに日曜何時くらいにするかねえ、ってメールしたらその返事として、「ちょっと被災地行ってくるから日曜会えないかも」って。以前書いたように彼女の近親者がどうやら被災地辺りに住んでいてまだ見つかってないらしく。んで結構もやーっとしてたんだけど、何度かそのメールを見返したら気付いちゃったのよね。気付いた…てか普通に隠すわけでもなく書いてあったんだけどね、「ボランティアとかじゃなくて、身元確認です」って。
 …ああ、そうなんだ。はっきり書くことじゃない気もするけど書いちゃえば、生きてる人相手に必要ないよね、他人の身元確認ってきっと。なんかこの人自身が結局相変わらず身元不明つうかなんつうかなので僕もどうしようもないのは確かなんだけど、どうすりゃいいんですかね。いや、どうすりゃっていうか何をしたらいいか、かな?地震からこっち、この人が身の回りで一番不幸そうでもあり、まぁ気になってることは確かなので電話したりしてみたりしてはいて、大分参ってそうな雰囲気なのは知ってる。でも頼られたわけじゃないならほっといたほうがいいような気もしてる。よくわからん。いや、自分が望むようにやればいいんだけどね。

 ふかひれの人はまだ出てきません。ま、すべてがいい方向にいく、というわけにもいかんですよね。全部で二万人死んでりゃ単純計算日本人の6000人に一人くらいは死んでるわけで。


 暗くない話。今進んでる仕事の関係で、来月北京にいけそうです。ちょうどシンガポールキャンセルして中華汁が不足してたからラッキーだなと。具体的に豆豉(豆鼓じゃないらしい)も足りなくなってるし。しかし土日がミーティングでそのためにいくので、どうすっかなーって感じです。土曜朝飛んで月曜昼帰りかなあ…。出来れば一日余裕持ちたいけど。ちょうど転職のはざまにいる北京人のアンさんも実家に帰っている時期のようなので、一日くらい飲みたい…けどいけるのかどうか。

 あと旅行といえば、来週なぜか京都に行くことになりそうです。上海在住の由子さんが今日本に帰ってきていて、本当は東京に遊びに来る予定がこんなんなっちゃったおかげでなくなり、じゃあ京都で花見でもすっかーということで。なんか遠忌(仏教界のスーパースターの何回忌)とかってんですごい宿が高い&空き室ない状態だったんだけど偶然?上海で泊まらせてもらった宿のご飯製造係のおばちゃんが京都人でその人も今戻っているらしく、しかも泊めてくれるらしい…宿代浮いた!ということで行ってくるつもりです。会社の京都出身者にきけばスタジオもわかるので楽器を担いで、あわせも兼ねて…というか一応あわせのために会うんだけどね!!!しかし京都で花見って経験ないから楽しみですね。たのしげ。
HAO(http://www.hao-net.com/lesson/man_to_man01.htm
時間帯:平日13:00~22:00まで(最終レッスン21:00~)/土曜10:00~19:00まで(最終レッスン18:00~)
授業時間:50分
費用:~@5,775円

ハンズアカデミー(http://www.hansacademy.net/main/course_p2.html
時間帯:月~金:10:00~21:35  土日・祝日:10:00~19:05
授業時間:45分
費用:~@4,200

苗苗(http://www.mmchinese.com/course.html
時間帯:月曜日~土曜日 10:30~22:00
授業時間:?
費用:\4,500(1h)+入学金\10,000


結構みんな遅くまでやってんのねー。月で考えると2万円くらいか?さて…。

 体調不良です。なんか咳が止まらず、結局金曜はお休み。って行っても半日は仕事してたけど…。

 一週間経ってしまいました。思えば、この地震も46分に起きたんですよね(阪神は5時、東北は14時)。そして、「震災」という言葉は今後阪神を指さなくなるんだろうな、なんてぼんやり思っていました。

 さて、ちょっと書いたように震災翌日からチャリティのプランをねってたんですが、社内会議にかけたらかなりの反対にあいました。いや事が事だから「反対」とは言わないんだけど、「いまじゃないよね」「支援はずっと必要なんだからもう少し後でも」みたいな。いやカネはいつ集めてもカネだし腐らないし、集める効率がいいのは先行者利益がある今なんだよパブリシティにもなるしそれに3ヶ月経ったら世間は残酷だから忘れちゃう、ってことなんだけどなかなか理解されなくて。リビア情勢がどんだけ日本の地震で吹っ飛んだか知らないのかな…。
 そう、アテンションは常に奪い合いで、それがアテンション・エコノミーなんて言葉になってさえいる(http://ow.ly/4hRBz )。常に悲惨で、世界にインパクトがある情報をハイエナたるメディアは探しているし、今回英文メディアは随分いい仕事をしていると思う(勿論皮肉です)。だから特に安全圏にいる人たちには耳目がこちらに向いている今の内に訴えかけて、行動か、少なくとも行動するという約束をさせなきゃいけない。世界のどこかでもっと悲惨なことが起こるその前に。
 そんな事を考えています。つい忘れていたけど、社内の人たちはお金に関する嗅覚が皆無で、そういう意味ではとても「普通の人たち」なのよね。虚しさも感じるけど、これは皮肉じゃなくてそれを期待するほうが間違っているのかなと思います。…とかなんとか、まぁ今回は自分もヒートアップしている自覚もあるので矛を収めてしまったわけですが。

 さて、で表題の件。これから我々エンタメ業界は多分、何らかの形でチャリティを絡ませた提案がすべて、とは言わないまでも結構な確率で求められるでしょうきっと。上に書いたような「忘れられる速度」にもよるんでしょうけど。しかし、国内向けにこんな明確なターゲットがあった試しはおそらくなく、そういう意味で今までの「Cause Marketing」とは少し力点が変わるのかな、と思っています。本当は社内向け・営業資料にまとめるものだけど、どうせ今時点ではドラフトだし、ちょろっと自分のメモ代わりに吐き出してみようかなと思います。ちなみに特に文献などをあたってないので基礎的なところで理解が間違ってる可能性もあり…。


■ まずそもそもCause Marketing(CMと略すよ面倒だから)とは?
http://ow.ly/4hRAV
ま、上記Wikipediaに書いてあるように一言で言えば 「特定の商品を購入することが環境保護などの社会貢献に結びつくと訴える販促キャンペーン」というもの。多分一番有名なのはボルヴィックの1L for 10L(http://www.volvic.co.jp/csr/1lfor10l/index.html)でしょう。


■ 効果的にCMを行う上での考慮すべき要素と優先順位

1) どのような仕掛けにするか
2) どこ(どのような問題・団体)に寄付をするか
3) 幾ら供出するか

※純粋に寄付をするならば2と3の方が圧倒的に1よりも重要なはず(というより1はほぼ存在しない)のがミソ
 CMはあくまで商品のメッセージや世界観を具体化・差別化するためのツールであるので出発点では慈善ではありません、という点に自覚的であるべき。また、Wikipediaに掲載されている例を見ればわかるようにキャンペーンは特定商品の売り上げに対して数%などという成果連動型である場合が多く、最終的に幾ら集まるか(つまりは本来の意味での成果にあたる、一番重要なはずの部分)の責任は消費者に押し付けられた形になっている(=「お前らが買わんと金が集まらんよ」)のも無責任っちゃ無責任。まぁ売り上げ上げるためのインセンティブなんだから考えりゃ当然なんだけど。
 要するに社会問題の提起であるアドボカシーとかとはぜんぜん違いますよ、と。ただしこれが慈善の顔をしたマーケティングであるが故に通常の慈善よりは効果を説明しやすいし、ストーリーがきれいならば予算もつきやすい(そして結果的に慈善行為にもなる)のは事実で、べつに善し悪しの問題ではないんだと思います。


■今回想定される変化
 今回は2)がとても難しい&重要になるかなと思います。もしかしたら1と2がひっくりかえるかも…というか正確には(とても難しいけど)2を決められれば1が助けなくても説得力があるものが作れる気がして。「震災一般に対するチャリティ」は今後腐るほど出てくる可能性があるからこそ、それとの差別化をどう図っていくかが課題。
 今の段階で今回の震災に対する支援受け入れ完了なのは赤十字やチャリティプラットフォーム、CivicForceそれに国境なき医師団とかあたりだと思うけど、これらは寄付先としてはあまりに「一般的」すぎてストーリーが描きづらい。いや上の繰り返しになるかもだけど「それが必要な支援か」とかって視点はこの話にはないですからね。僕も個人として寄付するなら上記のどれかにするけど、そういう話じゃない。

 だから本当は「被災地の子供に音楽を届けます」みたいな立て付けにするのが多分一番いいけど、それを担える団体が日本にあるのか?というと相当疑問で。かといって受け皿にNPO使わずに自分たちでやっちゃったら課税されちゃうわけで、そこら辺が難しいのかなと。知ってる範囲で一番やれるネットワークを持ってる可能性があるのは地域創造(http://www.jafra.or.jp/)なのかなと思うけどここも財団法人だし…だめだよね?そもそも財団法人に対する寄付の課税ってどうなってるか知らないし、用途を限定して寄付って出来るのかな?出来るなら結構話ができる気もする。中の人に確認してみよう。まぁ組織としては頭固そうだけど。 あと、さすが日本企業というか義捐金自体は国内からも今相当集まっています。なので金額インパクトも取りづらく、普通にやったら100%埋もれる気がする。その辺もどうすりゃいいかなー。

 ま、そんなことを考えています(途中まで論理的っぽくかいたけどねむくなったので放棄)。
 ま、いかないけど。いや午前だけいって荷物拾って終りかな。つうか外資だの大使館だの逃げまくってる現状でわざわざ会社を再開させるって判断がよくわからん。いや、逃げるのは過剰反応だとは思うのよ。でもそれにしてもね。
 だもんで、明日は午前に出社、午後は歯医者行ってマッサージ行って誰かと飯でも食ってこようと思います。のんびりね。しかし今飯に誘うってハードル高いよな。ってまあ別に電車止まってるわけじゃないんだけど。


 あとすっごいどうでもいいけど、老人って子供にかえっていくって話、あるじゃないですか。いままさにそれを見てるのかも、って気がしています。父親…まぁまだ60半ばとかですけど、特に震災後の言動がちょっと変。変っていうとおかしいかな…やたら知ったかぶりでピント外れたこといってる、言いたいこといってるだけだから相手(母)と会話があんまり成り立ってない、といったことが起きています。しかもそのピント外れなネタはTwitterで半日くらい前に流れていたりしたネタだったりして、デマだって知ってる俺えらいというよりああ、子供にインターネットやらせちゃいけないって言うよな、というとても空しい気持ち。
(今日は飲みながら) 

 完全に会社人としての義務を捨てています。いや、通勤してないだけですけど。だってほら、あんなバカみたいな混雑(しかし実物を見ていない)乗り越えて、色々普段と違う路線乗り継いでまで会社行くとかバカでしょ。…いや、自分が一人暮らしだったら多分行ったと思いますけどね、一日誰とも話さなかったら本気で狂う気がするもん。

 昨日も書いたけど、でも意外に仕事ってあるもんです。ていうか今日結構忙しかったし…。というのはうちみたいな業態だとこんな事態だとキャンセル連発なんですわな。しかも直前になってやっぱちょっと危なそうなんで帰りますとかそういう感じだったりして…。んなわけで
朝は海外からの問い合わせ対応(何で俺?)、昼は暇で夕方からキャンセル対応、そのまま夜は海外とテレカンで結局終わったのは9時近いって…結構俺働いた?みたいな。

 そうそう、んで今日夜は日本2者、中国2者の4者テレカンでした。当然日中英が飛び交うわけなんだけど一人ほとんどトリリンガル(それでも完璧には遠い)、それ以外はみんなうっすらバイリンガル?レベル。だからみんな補い合ったり僕も裏でチャットIMで訳してあげたり色々してて、経験としては面白かったです。ただ僕じゃないほうの日本側があまり英語というか多言語のテレカンに慣れてない感じで質問がとにかく漠然としていて、それ英語にしちゃうと質問にならないよ・・・みたいな表現多発して困りました。聞くときはYESNOとかで答えられる質問しなきゃ。「どうですか?」とか聞いたってわかんねえよ。悪い人じゃないんだけど、そういうのってむずかしい。

 んで、義務捨ててたらたら自宅作業(どうでもいいけど「自宅作業」を宣言した社員のほとんどが社用Skypeアカウントでログインしてないしメールの返答ないのはどうしてだ?それは休みだろボケ…いやフルタイム全部張り付いてろとはいわないけどさ…)してたら会社からメール、「別命あるまで待機」だそうで、明日からめでたく自宅作業と相成りました。いや俺の場合あんま状況変わらんのだけどね。


 で、タイトルの話。別に長い話じゃない。
 昨日今日、いろんな人に電話とかメールしまくってます。特に一人暮らし女子とか…別に自分が何かに貢献してるつもりもないし勿論下心とかじゃなくて、単に自分だったらこの夜をひとりで過ごせる気がまったくしないんですよホント。うかつに外に出ることすらあまりいい事じゃなさそうな今日この頃なわけで、せめて電話で話せばなんか気分変わるかなと。
 でもなんか、そういう役割をしている自分、ってのが今の自分を支えてる面もあるのかな、とか思ったわけ。なんていうかもしこういう連絡をしてなかったら自分も潰れそうなのよね、要するに。フラッシュバックなんてないと思ってるけど、結局これなんだわ。


 そんな今日この頃。テレビを消して、音楽を聴こうよ。現実逃避の何が悪い。

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