SIX Degrees

2011年3月14日 日常
六次の隔たりってのは「世界ってせまいね」って言いたい時に枕としてよく使われる、スタンレーミルグラムのあれです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E6%AC%A1%E3%81%AE%E9%9A%94%E3%81%9F%E3%82%8A
六次の隔たり

 いや今回の話ね。今避難しているのはざっくり40万人くらいで、それはおおざっぱに日本国民の300人ちょいにひとりくらい、になるのかな。でも当然均一に分布してるわけじゃないし、なんか遠い世界だと思ってた。直接の知り合いは一応1人いるけどね。
 でもこうしたことが起こってみると2次くらいのへだたりだと意外に身の回りに多いんだな、というそんな実感。僕の場合、

親戚:仙台在住。元々おそらく仙台最強の建物に勤務しているからほぼまったく心配せず。あそこにいて駄目ならもう本当に駄目だし、いなかったら運が悪すぎて考えてもしょうがないなと。勿論(?)無事でした。
指揮者氏:実家が釜石。直接の家族はなぜかみなこちらにいたようで無事でよかったよかった。友人などはわからないけど…
同僚さん:気仙沼沖合いのちいさい島が実家とかで震源判明時から相当やばそげな感じ。今日になって両親とも無事なのがわかってよかったよかった。
Twitterの人:盛岡。「余震やべー」とかのんきな書き込みしたまま1日以上書き込みないからあばばと思ってたら携帯が圏外になってただけでした。よかったよかった。でもまた今日盛岡のデパート爆発で今度こそだめか(デパート勤務なのは知ってた)と思ったら昼頃「自分の昼飯分の握り飯も売れちゃったからしょうがなくてマック」とかしょうもない書き込みをしていてよかったです。
偽名の人:よくわからない(でも近いっぽい)関係の人とはまだ連絡とれず。
メッセンジャーの人:ふかひれ加工業、ということで多分気仙沼、しかもきっと会社は業種の関係上水際だよな…ということでまだ連絡とれてません。祈ってます。まぁもし大丈夫だったとしてもメッセだからPCからだけだし、避難所だろうからしばらくは無理なんだろうけど。きっとそれだけ。

…結構いるよね。釜石とか気仙沼沖で大丈夫だったんだからきっとメッセの人も、偽名の人の友人(?)も、大丈夫なはず。もうみんなが無事とかは無理なのはわかってるけど、エゴなのもわかってるけど、自分の周りの人だけでもみんな助かってください。そう願ってます。


 それはそうと、仕事に絡めて金集めができないかなと思って社員向けに提案書を書いたりしていました金集めようとかはずかしながら僕史上はじめてです。被災経験者のくせに中越地震とかに個人で金出したこともなかったけど、さすがに今回はねえ…正直、自分が片鱗でも味わったってことも関係あると思う。
 あとシンガポールいくのもやめました。ちょうどシンガポール航空が多分被災者向けと思われるキャンセル手数料取りません宣言してたので便乗して。宿も週末とろうと思ってたから懐いたまないしね。いや結構たまってたしぱーっといきたい気持ちはあったんだけど今ひひとりで行ってもぱーっと、ってのには遠いだろうし。んー、戻ってきた金で上の人たちに飯でもおごって回るかね…。
 

あ、今日は家で仕事をしていました。Skypeとメールアクセスあれば割合仕事できるなと思いながら、でもやっぱ気が滅入るねえ。からだがかたい。

そのあくる日

2011年3月12日 日常
 なんていえばいいんだろう。

 僕は普通にオフィスで仕事をしていました。地震ってのはまぁよくあるっちゃあることでそんなに気にしないんだけど、今回は思ったより長くて。そして揺れもかなり激しかったのでとりあえずTwitterでつぶやいてから笑、外に出てみたところから、今でもう30時間くらいたちました。

 まぁとりあえず余震おさまらんし避難するかってことで、社員みんなでぞろぞろ近所のでかい公園に向かう途中見かけた他のビルから出てくるみんなが整然と歩いているのにちょっと感動したりして。

 結局しばらくして落ち着いたからのんびり会社戻って帰るか…と思ったらアポあったお客さんがわりと時間通り来てたりして焦りながら対応して、んでそれを終えてすぐもうどうせ電車動かない(普段地下鉄使ってるんで、さすがに点検とか時間かかるだろうと)との読みのもと歩き出すなら早くと思って方面が同じだったバイトの女の子を引き連れて出発。
 あまり話したことのない子だったおかげでというかなんというか色々お話をしながら退屈せずで結局2時間半くらい歩いて渋谷を越え、とある大き目の駅へ。その時点ではまだ2100くらいだったんだけどそのバイトの子は僕よりさらに奥に住んでいるので「この辺で朝まで待ちます…」というような話になって、まぁどうせ明日会社ってわけでもないしそもそも大学生の女の子ひとりをこの状況で放置していくわけにもいかないのでお付き合いしますよ…という状況に。
 んでとりあえず飯でも食おうかと思って入った店でまぁそういうこともあるんですね、よっしー(サークルの先輩)とばったり。二年ぶり?そんでしかも、よっしーは偶然その近所に住んでるということで、朝までやってそうな店を紹介してくれて。自分もその周辺で知ってるバーがあったから転がり込もうと思ったらTwitterみたら本日休業でどうしようかな…とちょうど思っていた所だったのですごく助かりました。普通の漫画喫茶だのカラオケだのは一杯だろうしねえ。ビバ俺人脈…うそ偶然ってすばらしい。行ってみた先は暗いバーだったけどいちげんさんが入るような雰囲気じゃないこともあってか空いていて、だいぶ落ち着けました。んで落ち着いてる内に電車が復旧したんでそのまま帰宅。覚悟したより大分楽に帰れたのは、本当に幸運。
 しかしそのバイトちゃん、今日から卒業旅行でトルコに行く予定とかってんで・・・出発できたかな?そんな気分にはとてもなれないだろうけど、それにしたっていけないのはちょっとかわいそう。てかこれ半分他人事じゃなくて、僕も来週末はシンガポールの予定だけど…ちょっとはしゃぐ気分にはとてもなれない。まぁそりゃいけば楽しいんだろうけどさ。

 ちょっとうれしいこと。上海やNYの友人から大丈夫?って連絡をもらったこと。東京なんて大丈夫なのわかってるだろ?って思うは思うよ。でもさ、そういう連絡を改めてもらうと、うれしい。

 かなしいこと。直接の友達や家族、親戚、それに同僚はどうやらみんな無事だったようだけど、友達と同僚の家族、あとtwitterやメッセンジャーでつながってる人があそこら辺にいるのに連絡が取れないこと。勿論あの中にいたらのんびりメッセやTwitterやってる余裕ってかバッテリねえよ、ってことだと思いたいんだけど…ね。と思ったら友達の家族については偶然なのかみんなこっちにいることがわかり一安心。でも同僚があそこら辺の島出身だとかで、どこ島だか正確なところは知らないけど…でもさ。
 んで今なんとなく気になって偽名さんに連絡してみたら自分は無事だけど身内と連絡不能とか。そんなことまで想像してたわけじゃなくてこの人こういう打撃に弱いだろうなあ…とか思っただけだったんだけど。結局素性はまだよくわからないんだけど、ああいう生き方してると吐き出す先もなかなかなさそうなのが…ってそりゃ自業自得っちゃそうなんだけどさ。
 
 んでまぁぼやくと、本当は結構土曜はタイトなスケジュールで3つくらいアポがあったりして、今も昨日の予定だったテレカンのリスケ候補を待っている状態…。テレカンは日本、日本中国の三者での開催予定で月曜午前までにきめなきゃいけない案件で今僕じゃない方の日本側のスケジュールを待ってる。本当は今日送ってくるってことだったけど、とてもじゃないけど今追いかけるほど自分は鬼畜じゃない。もしかしたら中国側はいらいらしてるかもしれないけど原発がどうのとか言ってるこの状況ではね…明日もまともに動けるとは思えない。自分の気分としても。フラッシュバックとかはないし書いたように直接の関係者が埋まってるわけじゃないけど、それでもちょっとこれは。

 そうそう、なぜか電波自体はすごく悪いソフトバンク、途中からソフトバンク同士だと妙にあっさりつながるようになりました。なんだったんだろうねえ…iPhoneに電話かけるのに役立ったけど。

 僕にとって1月17日が特別だったように、3月11日はきっといろんな人にとって特別になるでしょうね。
 
 てか余震がばりばり来ていてそれぞれ震度5とかだけど大丈夫なんかね?それくらいだともうびっくりもしない(いつもならそれいっこでびっくりなのに)自分も変になってると思うけれど

茉莉/SG/1年/転勤

2011年3月6日 日常
 全人代が始まって、かの国はさらに取り締まりが厳しいようで、日本人含め報道関係がばしばしつかまっているようです。中国人が国内で政治ネタでつかまる=人生終了という図式が僕の脳裏を去来したりしていて、アンさん心配だなあ…とか思っています。まぁ日系メディアは別にスクープとかそういうの外国で狙う根性なさそうだし無理はさせないだろうなぁとかは思うんだけど、今回は集合場所に立ってるだけでとっつかまるレベルのようなので…外国人なら最悪国外追放で済むみたいなんだけどねえ…。
 でも全人代で忙しいとか言ってた割には昨日も今日もちょっとの間とはいえSkypeにいたアンさん、今のところは無事なんでしょうきっと。しかし心配でも聞けない、つまり会話の内容がもしアレだった場合さらに面倒なことになる可能性がある気がする、ことを考えると電話するわけにもいかないってのはなんか嫌なモンですな。考えすぎなんだろうけど、いらないリスクは犯す必要ないからね。
 あ、あと全人代で街をきれいにしよう!くらいでこんな騒ぎになってると今年の6月4日はどうなるんでしょうか。ちょっと北京で見物してみたい気はしますが、命はひとつしかないので大切にしようと思います。


  さて、話変わってシンガポール、結局全員にあっさり断られました。なんてこと!ということで普通に一人旅になりそう(=宿代高い…)です。残念です。無念です。誰か他に誘える人いないかな…とかいうのと、あと前回の旅行記見るとホントやることやりつくしてんのな!テンションだだ下がりです。まぁごろごろしに行くだけなんだけどさ。結局ナイトサファリは今回もなしでしょうね…。多分観光の目玉はマーライオンが改造されちゃってるの他、シンガポールビエンナーレ(http://www.singaporebiennale.org/)でしょうなあ...日本語ツアーもあるようだし、ふらっと言ってみたらお友達ができるかもしれませんね。あとはチキンライスをいつものようにがばがば食いましょう。毎日天天行くためにチャイナタウンに宿を取るつもりです。しかし今回航空券高いから宿はあんまりいいとこ泊まれないね...。
 あ、あと今回こそは隣国マレーシア(だよね?)のジョホールバルに行ってみようかと。近い近いって聞いてはいるけど言ったことないのよね...日曜(に限らないけど)一日暇だからなあ。


 一年。今の会社に転職して気付けば一年になっていました。結構早いな、というのが実感です。楽しい、という意味では楽しくやっているのは確かだけど、当初思っていたよりやりたいと思ったことが出来てないな、ということも同時に感じています。それはこないだちょっと書いたような内部の能力の問題だったり、それより圧倒的に自分の怠惰だったり、色々なことが原因なんだとは思うけれど、とりあえずはもう少し引き締めていかないとな、というのが偽らざる実感。こんなペースでやってたら時間が足らんよ。そうそう、あと覚悟はしていたとはいえ、体系化されていない知識や紙に落ちてない過去の経験が多すぎて結局自分でも体験してみないと何が起こるかがよくわからない、ってことがすごく多かった。議事録とかめんどいもんね...わかるよ...でも実際追いかける立場になるとそれがキャッチアップに時間を食う大きな理由になるわけです。
 ひとつうれしいのは、最近ちょこちょこ同世代の社員から意見を聞かれるようになったこと。最初の頃試される意味でもそういった局面はあったんだけど、そういう意味合いじゃなく仕事の進め方とか、なんか問題があった時にどう進めればいいと考えるか?みたいなことを最近時々相談されたりして、それは多分(知識の面では勝てないにしろ)ある程度自分の能力がちゃんと認められてきているのだろうな、という実感になっていて。 

 
 転勤。僕の話じゃなくて、S水くん(彼氏)のことです。4月から大阪だそうで、今既に神奈川で微妙に中距離恋愛状態なのが完全に遠距離ですありがとうございました。しかしホントこういうタイミングで辞令でるんやねえ...。めずらしく向こうから電話かけてくるから何かと思った。しかもコールバックするとなぜか切れるし。しょうがないから諦めかけてた温泉でもいくかーって話になりそう。三月後半めちゃくちゃ忙しい予定なのにそんなことしてる余裕あんのかね。


 他は最近何があったかな...。ちょっと歯が不調なのでそろそろ諦めて歯医者通いを始めにゃなあ…というくらいか?ああ友人の結婚式でヴァイオリン弾くことになってしまい、ちょっと課題曲が難しそうでうーんってそう言う話とか。とりあえず昨日はフル(でもないか、午後から)で働いてたので今日曜が終わりかけてるってのにぜんぜん休んだ気がしなくてなんかむかついています、なう。
 なんかシンガポール発作に襲われています。主にチキンライスの摂取不足によってかかる症状のようで、現代医学では対症療法でしか出来ません。ビタミン足りなくて鳥目になるようなもんですね。
 まぁそんなことで3月にそういえば連休あったよなあ…三連休最初の日の夜に脱出して一日有給足せばゆうゆうだよな、、、などと。


 …などと。

 なんか最近毎回プランニングの最初の段階では最有力候補なのに落ちていって結局いけてないからシンガポール、今回こそは行きたいなあと。どうせというかなんと言うかその週半ばには上海から客人が来て会うからこっちからあんまり中国気分ってでもないし、今回こそは…ああ今回こそは。そして元同僚が今あっちのオーケストラの事務局にいるから会いに行くのも楽しいかなと。

 しかも安いです。3万ちょい…しかし多分これ今週中に決めないとまたどかーんと上がる気がする。・・とかってちゃんと空席情報確認したら6万後半からかよ…けっ。

 けっ。

 まぁでもどうにかこうにか手当てがつくか、鋭意調査中です。今回はどうにかしたいなあ。

 んで、今回またただれた同行者を募集しようかなあと。いまその人選を考えてわくわくしたりしています。とりあえず候補は

1)謎の四文字さん
とりあえず今ホットだということで…ってこんだけ爆弾なのわかってて誘う俺も俺だよなあ…これは風流とかで片付くものでもありませんかそうですか。まぁいいです。別にこの子イチオシってわけでもないんだけど、そういえばちょうどこの人、この時期アジア旅行してるんですな。うまく噛みあえばと。

2)離婚A木嬢
海外いきたいいきたいつれってって前から言われてたような。ただこの人の場合、自分が理性を保てる自信が…ってまあ海外までついてきたら別にいいですよね?ね?

3)アンさん
どうやら上海でのカメラウーマン生活に嫌気がさした様子のアンさん。退職して北京に戻るようです。4月から北京で働くようなのでもしや3月末にあたるこの辺、有給とって暇だったり…どうでしょうね。
※追記;今ちょうどSkypeにあがってたので聞いてみたら辞める日にちがまだ決められない上に3月は全人代で超いそがしいです無理ですとか言われちゃいました。振られ1。


 あたりかなあハードル低そうなの…てかそもそものハードル設定的には相当高いものがあると思うんだけどねぇ…まぁそこら辺は真性草食の面目躍如ってことで。て別に男の子誘うのが趣旨的にNGってわけでもないんだけど、声かけてついてきそうな奴がいないのよね…シンガポールってガチの人にはぬるすぎるし、おっしゃ行くか!って気合入れるような場所でもないし…。そう言うの的にどうでもいいS水くんは祝日が休みでない会社なので二連休はつらいでしょう。他には今ぱっと思い付かない。。。

 まあ、すべては明日航空券が取れてからの話。


 戦場。ちょっとシリアスな話。エジプトではじまったあれが隣のリビアに延焼して大変なことになっていますね。あれも一種の反アメリカ的なプロテストと捉えられないこともないような気もして、そうであればあのタワーに飛行機が突っ込んでから10年でまたひとつ世界史が変わるような出来事が起こっていると思うとなんか感慨深いというか。
 ソーシャルメディアで革命がどうとかってのははしゃぎすぎだとおもうけど、それにしても軍部とか明確な指導者がいない革命(とはいえ、やっぱりエジプトのだってGoogleの幹部ってアイコンはいたわけだし、それ以外にもまだ伝わってないだけで中心的なプランナーは絶対いたんだと思うし)ってのは新しいんだよね、きっと。それにしても誰かがTwitterでつぶやいていたように、全くGoing My Wayなカストロが大丈夫に見えて911後に対応を変えたカダフィがあんなになってしまっているのは皮肉というかなんというか。

 そんなものの余波が果たして中国にくるのか、という話が連日報じられてるけどどうなんですかね。どうやら中国様は鉄壁でした、って話に落ち着いているようだけれど。まぁ確かに倒すべき体制は見えていてもそれは個人じゃないから吊るしても終われないし、その後どうするかって展望がよく見えない上に一応都市部では経済は今のところうまくいってるわけで、そういう意味では「一党独裁イクナイ」というポリシーというか正義感?以上のもので連帯するのが難しそうだもんなあ、というのが僕の後出しの感想であります。
 そんな中、アンさん@転職活動中が某中東テレビ局(東京支局があったの始めて知った…しうかも結構前から)の北京支局から連絡が来たとか言ってたけど…なんていうか瀬戸際にいるよなあ、と思ったりして。どこまで本気で誘われてるのかはよくしらないけど、もし誘いがあるのなら多分あと10年いればそれこそ世界史に残る場面に最前線で立ち会える気がする。でもそれは本当の意味で命がけで、戦車に潰されたり拷問されたり、みたいな危険が本当にある、何の笑い話でもない醜い世界でもある可能性があるわけで…仮にも友人として「ぜひ!」 とはいえないよねえ…ううむ。まぁそんな今日この頃です。
 走り書き(飲んではいない)。そして愚痴。

 以前今の会社に入社してすぐの頃に多分同じような事を書いているけど、実感として恐ろしく優秀な人がいない・・・というより正確には多分そんなレベルじゃなくて、優秀「そう」な人がいない。「この人はすごいのかも」と思ったらはったりだったなんてことはざらにあるけど、それすらない。今僕は二十台後半なわけで、普通なら後輩ですら育ってきて時々脅威を感じていい世代だと思うのに、上も横も下も本当にどうしようもない。
 ただそれは、無能だとかバカだっていうんじゃない。普通の事は普通にできるし、特に音楽に関してすごい知識を持っていると思う。例えばうちの会社で一番すごいある人は、こないだ誰かの作品をばらばらのピアニストが弾いたとかってコンピのようなものをブラインドで聞いて8割くらい演奏者を当ててた。これってすごいどころの騒ぎじゃない。そしてその人は温和だし、人間的にも多分悪いところはない。

 だけど、決定的に何かが足りない。まず明白なのは闘争心が足りない。緊張感が足りない。その自覚はあるのに、それを改善する気はない。まぁ下手につつくと刃が自分に向くから、とかって考えもあるとは思うんだけど。


 そんな環境にちょっと慣れかけていたんだけど(やばい)、なんとなく今日また自覚というか思い出したので、書いておくのです。
 なんでなのか、って考えてひとつの原因は商売の形態にもあるんだろうなと思ったんです。別にこの業界に限った事ではなくて、コンサートの企画とか営業って割合完成形が見えてる仕事で、だから「ここまでやれば」ってラインが特に経験を積むと見えたりする(ようにみえる)。勿論現場での臨機応変な対応とかアーティストのリクエストとか、そういうものは求められるしそれをちゃんとまわすのは大変な仕事ではあるんだけれど、要するに"Out of Box"な提案が求められることがないのよね。
 アイディアによって新しい仕事(受注という意味ではなくて、分野の開拓という意味合いでね)を作っていくというイメージを求められることがなければ、当然「いまある形」しか自分の中には持ちようがないから、新しいことに挑まない...というか挑めば広がる、という考え自体を持たない...みたいな。
 でも仕事に対して常に新しいことをやってやろうとかそういう考えを持たなきゃ「優秀か」なんて外からはわからない気がする。決まってることを100%こなすのは当たり前だし、それが普通。ああ「手が早い」って評価はありえるだろうけどね。あとは上記したような現場で気がきく人はそういうほめられ方をするでしょう。でも頭が良いとか優秀である、なんて判断はそんなところでは出来ない。Big Ideaを打ち出してそれを自分で実行しなきゃ...。

 
 まぁそんなことを考えている現在です。今一緒に仕事させてもらってる人たちはまだそういう事にたいしてチャレンジをする人だけど、なんていうか例えば僕がべったりついてるその内の一人は業界の伝説みたいな人でもう結構な年。全然衰えは感じないけど、それにしても若い世代(つうても40代とか)に能力というより考え方で同じ視野に立ってる人がいないのは本当にやばいと思うんだよね。

 はい愚痴でした。ていうかそう、実際自分が最近面白い仕事してるなーと思ったんだけど冷静に考えてみるとすんげーたいしたことのない仕事だったってことに気づいちゃってさ。自分への警告です。職掌が広がるとなんとなく全能感を感じるんだけどそれまやかしだから。いくらでかい金額動かそうが新しくない仕事は新しくない仕事だよ。つまらん。
 仕事の関係などもあり、スマホに移行しました。音楽屋が何仕事で携帯屋と関係あるの?って話はまあおいといて初スマホのファーストインプレッション的な。

 とりあえず、PC的って言われるのがよくわかる。それはどういうことかってまず初期設定が異常に面倒なのね。そしてどうせマーケットにあるからいいや、ってノリなんだろうけど、最初から入ってるアプリが少なかったり(例:QRコードの読み取りもデフォルトだと出来ない)、機能がしょぼかったり(例:アドレス帳でグループが作れない!)と初心者に異様に厳しいです。機械好きじゃなかったらキレるんじゃないかなあ。

 実際昨日買って結構ごにょごにょしてるんだけど、まだ初期設定が一通り終わらない感じで。なんかほら、機能がかなり多い割に持ち歩くから、なくす可能性考えるとセキュリティはかけないとまずいし、ウィルスチェックもいれとかないとまずいしなあ…とかね。

 機能面ではこんなもんかなーて感じ。大人のおもちゃ、って表現がぴったりだけど、別に特にやりたいことがあるわけでもない僕としては感動するような要素もなく。画面はきれいだけどね。あーついったーは言われてるように読みやすいかな。別にいままで不便を感じてたわけでもないけど。

 うーん、なんか別に悪い事書きたいわけでもないし実際悪くも思ってないんだけど、要素として「これがすごい!」ってのがない、ってのをこれを書きながら実感しています。あと地味に自分の情報が集約されちゃうのがいやだなあ。

Openness

2011年2月13日 感想文。
イギリスの文化なんとか機関である所のBritish Councilが開催したイベント、Digital Creative Conference (http://bc-dcc.tumblr.com/)二日目の最終セッションに行ってきました。「アート」と大括りしてる割には中身はメディアアートの人が出てきて色々喋るってイベントだったのが…まぁでも社会と密接にかかわっているって意味ではアートの中で一番技術の進歩とかによって脅威にさらされやすいわけで、その代表という意味ではわかるんだけど。

 僕が出席したこのパネルは非常に興味深かった。彼らは"Openness"をキーワードにアートが「外」に出て行くことによって社会と溶け合ってアートとしてのアイデンティティを失っていくこととか「これはアートなのか、技術なのか」みたいな、なんか外からのまなざしを気にしている(悪い意味じゃなくて)ような印象をすごく受けて、それが新しいなぁと思ったんですわ。
 んで、質問したかったけどできなかったから自分の印象での独断だけど、多分登壇者にも質問してた人たちの頭にもクラシック音楽…じゃなくてもいわゆる伝統的な芸術(絵描きとか彫刻とか、例えば伝統芸能とか)、つまりデジタルやテクノロジーをディストリビューションにしか使わない/使えない人(作品の中にはあまり入ってこない人ってニュアンスかな)にあるような一子相伝、神秘のヴェールに包まれた「アーティスト様」というような芸術家像がないんだろうなぁ、というのが興味深かった。それは彼らにとって時代遅れな、「昔の芸術家」なのかな?それとも今日がデジタルについて語る場だったからあえてそういったものをトピックにあげなかったのか。

 で、まぁこんな場で答えが出るわけがないんだけど、僕がすごく気になってたのは芸術家にとってのオーラというのがダイレクトかつリアルタイムなコミュニケーションが可能になってしまった現代においてさらに消えていくことについてどう思うか、ということ。芸術作品のオーラはベンヤミンの時代に複製可能性によってもう消えていたのかもしれないけれど、それを生み出す存在の芸術家のオーラまでもが奪い去られようとしているような気がしていて、それはある種のつまり「オーラをまとわないこと」を表現の軸にするような、そういうものへのアンチテーゼとしての芸術にとっては歓迎すべきことなのかもしれないけれど、大概のアートは例えば異常な犯罪が異常者によって引き起こされるべき(といって逮捕された容疑者に異常な物語があとからあとから追加されていくように)である、というものと似て、人ならぬ人によって生み出されなければいけないものだと思うのよね。
 才能か、努力か、または振る舞いか。何かが異常(常人を超えている、という意味でね)でなければならない。そして人間くさくあってはならない。プラスでなくてはならないし、マイナスであってはならない。自分たちと同じものを食べ、同じ映画を見て笑い、同じ事で涙する人間の生み出す作品が自分たちのものと違うなんてこと、信じられないでしょう。そしてそうであるならば、接触を増やすにつれて芸術家は自分がいかに常人と違うかってことを表現し続けなければならなくなる。今までは接触がなく、ヴェールに包まれていたおかげで受け取る側が勝手に神話を妄想してくれていたのに、自分から進んでそれを生産しなければならなくなる。狂ったフリをするのはめんどくさいよ?
 それってなんかとってもアーティストにとって負荷がある話だと思うんだよね。感受性は普通で技術だけ突出してるって芸術家はもしかしたら存在しないのかもしれないけど。

 まぁこの話はきりがないのでこの辺として(もーーしかしたら追記するかもだけど)、心に残ったのは登壇者のひとり、斉藤精一さんが言っていた「Artは問題提起、Commercialは問題解決」という言葉。これも僕らがいるようなクラシックであるとか伝統芸能の世界全否定というか多分視野に入ってないんだろうなーって思ったんだけどそれをおいておくと、この定義はとても使いやすいなと思います。大枠をとらえているし、本当に使いやすい。二分論だけにやっぱり乱暴ではあると思うけど、それでもなんかそういう方向を志向すればいいのかな、って思える。

 我々も結構いつも「社会に影響を与える」ってのを標榜してるんだけど、実際には少なくとも普段は社会とのエッジにいるわけじゃなく所詮娯楽産業なわけ。でこの人たちは逆に常にそうやって社会と自分とか自分の芸術、て意識でいるのが面白いなって、そういう対比でもあったのかもしれません。

 あとはなんだろ、途中で会場に質問を求めたりして何人か発言してたけど、名乗らなくても登壇者がほぼ全員を認識してたってのがなんつーか世界せますぎ…っていう。まぁ元森美術館のキュレータとかが長々喋ってたりして、ある意味で会場からの質問にしちゃあ豪華だったとは思うんだけど…いやでもこれ日本人だからなのかよくわからないけど、こういう場での発言が下手。意見言ってるんだか質問してるんだかわからない。日本語って言葉の問題?あれを拾って答えてるパネルはすごいなーって思った。せめて自分の発言の最後にまとめというか、「要するに1~、2~、3~について答えてほしい」とかそういうのをつければいいのに…とか思いました。


 ま、もう少し時間がほしかったです。すごい深いテーマだったと思うからいつまでやってもひょっとしたら時間はたりないのかもしれないけどね。

あーちなみに飲み始めながら書いてました。なんか鬱っぽくなってたので酒逃げ。
 ということで、会ってきました。

 一日経った今もあまり自分の中でまとまらないんですが、とりあえず結論?としては

 ×二重生活
 ○多重生活

だった、ってことです。


 普通に会社を終えて渋谷で待ち合わせ、妙な緊張感に包まれながら長距離移動して、結局狙ってたカフェの個室は埋まっていて、さんざか移動した挙句宇田川のハンバーガー屋へ。このハンバーガー屋は刺青してないと採用してもらえなさそうな基準が垣間見える感じの癖に経営は際コーポ(http://www.kiwa-group.co.jp/restaurant/a100079.html)という謎の店。100店舗100業態!・・・ってのは別のグループですけれども。まぁ際コーポの店はチェーンであっても紅虎以外は結構いいと思う・・・という話は別の機会として、昨日の話。

 
 まずどっから切り込んだのかな。なんか色々もちょもちょ言った挙句に確かストレートに「知っちゃったんだよね」って話からだったのかな。僕としてはそれが一番の山だと思っていたし、怒り出したり関係が破綻するならその話を持ち出したタイミングだと思っていたのだけれど、実際のところ彼女はそれについて拍子抜けするほどに無反応でした。無…ではないけど、「いつかなんらかの形である程度は知られることを覚悟していた」みたいな感じだったかな。
 
 やりとりはほとんど全編通してえぐい腹の探りあい。多分お互い害意はなく普通相手に対して言うことじゃないだろ、ってことをずけずけといいつつ、でも何だろう、わざと危険球を投げて相手の反応から何を知っているか、自分が言ったことが正しいかどうかを見分ける、みたいなゲームだったのかな。


 とりあえず、以前書いた「素性が明らかに」というのは僕の勘違いでした。そして彼氏がいるとかそちらの生活を守りたいから嘘をついている、という当初の僕の憶測もどうやら正しくないようです。
※ちなみにこの人の場合、この前科(てか現在進行形か)からして「いかにも真実のように告白された内容がまた違う嘘」である可能性が大いにあるんだけど、その時点では疑っても意味がないというか…まぁそんな感じ。

 要するに僕が知ったプロフィールは周囲の状況を考えれば本名である確率が非常に高いと確信していたんだけど、それすらも彼女にとっては偽名のひとつだったみたい、って話。書いても殺せねえじゃん役立たずデスノート。
 ちなみに僕は(正直事前にちゃんと立ててた作戦じゃないんだけど)自分のカードとして「自分が何を知ったか」を明らかにしていなかったので、従って彼女は僕がどの自分を知ったか、推測はしていてもちゃんとつき合わせていないのでわかっていない状況ね。

 んで、色々聞いてわかったこともあったんだけど(わからない・理解できないことが大多数だけどね)、とりあえず偽名の構造を今把握している限りで書き出すと

1)本名
ほとんど誰も知らない。親族ですら知らない人がいる。学校の先生なども知らない。

2)偽名1 ※これが多分僕が「知った」と思っていた名前
一番「流通している」名前。学校などはこちらの名前?

3)偽名2
ファーストネームのみ存在?結構この名前で彼女を知っている人はいると本人談。僕が本名として知らされていた名前

4)ハンドルネーム1
偽名2を短くしたようなハンドル

5)ハンドルネーム2
偽名1からの派生として作ったっぽいハンドル。一時期Twitterの登録名だった

僕が知ってるだけでこんな感じ。昨日の話では音楽関係で使ってる名前がほかに複数ある、ってのとあと口ぶりでは偽名はまだまだたくさんありそうという…。
 当然5と4はTwitterで接してればわかる。でもそもそも偽名2でさえも明かしてもらうのにこの人の場合結構ハードルがあって、最初に会った時に結構お願いしたんですよね。んでハンドル1と関連してりゃ本名だと思うでしょ(事実それからしばらくは「苗字を当てよう」という展開だったわけで)。

 不審なのがなんといっても1)本名。「親族が知らない」って何よ…。そもそもこういう構造の生活をしているってのは1を隠したいがため、というのが本人の説明だったんだけど、なんなんでしょう…。といって今日色々考えて思いついたのが国籍。父母どちらかが例えば韓国人で、普段通名使ってたりでパートナーの家族には色々面倒だから自分のルーツを明かしてなくて、でも生まれた娘にも韓国名をつけてこれが彼女にとっての本名、んでやっぱり面倒なことがあるから基本通名(=偽名1)ですごしてる…っていう可能性はあるのかなと。だってよっぽど強力な偽名じゃないと学校とかで通せないだろうし…。それでそこらへんの説明はつくんだけど、でもこれは偽名が1個以上ある理由にはならないんだよね…ううむ(ただ本名にこだわりがあったのに何がしかの事情で通名を使わざるを得ないとかそういう状況に追い込まれたりした事で「名前」に対する拘りと言うかそういうものがものすごく強くなっちゃってるって仮説はありかもなーちょっと大げさだけど)。
 まぁ本名とその属性については本人本当に触れられたくなさそうだったし、もし僕の予想が当たって上記のような事情なら踏み込むのはちょっと無神経すぎるし、どうもこうもって感じですNe。

 んでちょっと涙を誘ったのが男関係の話。家が4つあるとかって言うので「あーじゃあ男も複数いるの?」とかってよう聞くよな俺。まぁ聞いたら「まぁ私を恋人だと思ってる人は数人います」って。「別に私は好きとかじゃないんですけど」みたいな。何そのなんていうかごく限られて恵まれた美人にしか言えなそうなせりふ…お前その顔で…いやいやまぁそれはともかく何で涙かってその例の偽名1社会での彼氏さんを僕は勝手に知っているわけで、ああこの人知らないんだろうな…という。これって極めて悪趣味な話だし、自分がもしそんな事されてるの知ったら死ねますけどね。何股かされてる上に自分が知ってるのは偽名でしたなんて。


 書けるのはそれくらいかなあ。ああそうそう、言われてみれば当たり前かもしれないけれど、自分が偽名だとバレてここまで追い詰められた(?)のは相当お久しぶりのようです(はじめてじゃないのか!)。道化さんすげーって。すげーじゃねえよ、と思いつつそもそもなんでこの人の偽名2を嘘だと思うようになったのか自分でもいまいち思い出せないのです。疑う理由はないと思うんだけど。おれこえー。


 まぁそんな自白だったけど、かといって今回の件であんまり関係は変わらない気がする(多分望んだ通りになった、ってこと)。相変わらず彼女は「会っている時は嘘をついてない」と言っていて、もうなんかそれでいいのかな、と思えてきました。ちょっと話が変すぎるけど、なんかどうやら他の生活に遠慮しても仕方なさそうだし、彼女も自分がその生き方を選んだことに対して、何を言っても嘘と思われるというリスクがあるってことは理解しているようなので、もう気持ちの面で深入りしないようにしながら横でニヤニヤしてるのが最適なんじゃないかと思えてきたわけですわ。
 あー、この記事ちゃんとスムーズに書けてるかな。ものすごい話がぶれつつ言ったり戻ったりした上に内容がなんていうかアレなわけで、それを自分なりに再構成したのがこの日記。でも繰り返しだけど意外に複雑な内容だったので、何かの前提条件とかそういうのを書き落としている可能性があるなーって思ったりするわけ。

決戦は水曜日

2011年2月8日 日常
 あ、もうすぐ水曜日(ビール少し飲んでる)。

 そんなわけで、色々あって急遽明日アポがとれまして、正体不明の女と一騎打ちと相成りました@渋谷。店どうしようか、ってのが悩みです。静かに話ができる環境がほしいけれど、そもそも食事になるのか茶になるのかもわからず、ホームとはいえ渋谷っていう立地がねえ…とかって思っていたりして。


 ううむ。とりあえず宇田川の24時までやってる一軒家カフェに行こうかなと思ったりしていますが。


 とここまで書いたところで当人から「悪い予感がするから会いたくない」ですって。この人カンいいなぁ…まぁ悪い方向に持っていこうと思ったら会わないし(ああ最悪罵倒するために場所がほしいって人もいるのかな)、でも一時的(または永久に)に傷つけることは確実なので正直そういわれるとつらいなーと思ったりします。まぁでも考えてみりゃ発端はあんただろ、って話もあるんですけどね。
 画像は株好きでオタクというなんていうかなんていうか、な一部層に受けまくってる「羽月莉音の帝国」という経済?小説。なんかこの作品を出してるこの僕がヲタクやって頃にはなかったガガガ文庫?ってのがラインナップがおかしいというのは前から聞いていたんですが、実際おかしいです。この本は実際に起こったクソ株系の事件やらエピソードやらをふんだんに盛り込んでいて、確かにそういうのが好きな人にはたまりません。ただし買うのと読むの恥ずかしいです。良い年して...。
 あと昨日ブックオフで同じガガガからの「ケモノガリ」つうのも買ってみました。バトルロワイヤルにセガール放り込んだ極限厨二小説と誰かが書いていたように、まぁそれだけな小説です。人物の書き込みが本当になくてぱーーーっと読めて、「これぞライトノベル」って感じ。考えないで読む本。バトルロワイアルを超久しぶりに読みたくなりました。

 なんか最近疲れてるのでその反動かもしれません。

 金曜の飲み会は狙ってた(?)子とあまり喋れなかった上にその子がつれてきて紹介してくれるって話だった民族音楽やってる男の子が喋ってみたらすごい「閉じてる」人でコミュニケーションする気がおそらくゼロだったのですごくつまらなく、しかも色々あって二次会の店決めたり仕切ったりとかをやってたらその間にその子は帰ってしまい、もうなんか俺どうすんのよ、って感じで。この次踏み込む理由作るのは結構大変だなぁと思っています。むう。

 ああ、あと週末久しぶりにチャットパッドで当たりを拾って朝まで話していたりしました。東北地方でふかひれ加工業を営む人で、そんな関係から食関係に詳しく、音楽にもそこそこ、漫画は僕とジャンル違うみたいだけど相当くわしく。やたらいろんな方向に話が飛んで楽しいおはなしでした。チャイナブルー(コンラッドに入ってるお高い中華)の話からヴィンランドサガまで行けるのはなかなか逸材ですよねー。しかも上海留学経験者だったから中国ネタでも盛り上がり。なかなかです。

 まぁ捨てられりゃ拾われるってことですかね(ってほど拾った感はない)。

 正体不明の人からは今週どこかで、と言われたまままた連絡がありません。まーもーどうでもいいけどとりあえず種明かしだけはきっちりやっておくれよう、といった気持ち。最近温泉行きたい気持ちが強くなっています...。

低調

2011年2月2日 日常
(今日もちょっとだけ飲酒中)

 正体不明の人についてはあまり目立った動きはありません。あ、でもひとまず会うことにしました。本当は今日無理すれば会えたんだけど、早い時間からだし1時間限定だっていうので延期。指定された場所がとあるクソでかい(らしい)専門学校がある以外には基本的に何もない街で…って下手したら都民ならそれだけでどこの事を指してるかわかるくらいな感じだと思うんだけど、まあそんな所で、多分そこの授業のアシスタントでもやってるんでしょうねえ(とかって推理もアレですかね)。そんな読みが正しいとすると一時間は厳密に一時間である恐れがあり、時間のなさで話を変な方向に持っていくことになるのは嫌だな、という気持ちもあり。 ただ、来週には顔を付き合わせることになりそう。さてどうなるんでしょう…

 この話において自分がよくないなと思うのは、結局落としどころというか自分の要求がまだ自分の中でも明確になっていないということ。嘘つかれててむかつく、ってのは気持ちとして当然少なからずあるんだけど、それをぶつけて何になるのかって言えば何にもならないわけで、別にそうやって困らせたいとも思わない。面罵すればすっきりする程度に僕は程度が低いかもしれないけれども、面白さにはつながらないよねそれ。判断基準が面白さなのか、ってのはほっといてください。
 じゃあその「嘘をあばく」ってのをやる事自体が目的でなく手段なんであれば、その後に目的があるはず。たとえばその罪悪感につけこむとか、「僕はあなたを好きなんだから嘘なんかつかないでください」とか。だけどどれもなんとなくしっくりこない。

 そんな事で相変わらずもやもやしながら日々を暮らしています。まぁここ数日はもうループしつくしたから頭で何か考えているというわけではなく、単にもやっとしてるだけなんだけど。
 そう、そんな中S水(彼氏)と飯食いながら色々言われたんだけど納得できたのが嘘にむかつく理由。嘘であるとか偽名であることそれ自体はある程度わかっていたんだからむかつく理由にはならないはずだけど実際はむかついていて、それっておかしいよね、って話の中で「隠す必要のないものを隠されている事が原因」みたいな事を言われて。
 確かにある程度隠される理由がわかるもの、たとえば「ついてこられたら困るから住んでる所は教えません」ってのは納得できる。そう疑われることに対して色々な気持ちがある場合もあるだろうけど、とりあえず理由としては成り立ってる。でもたとえば家族構成を偽る理由は普通に考えてあまり思い当たらない。その理由がわからないのが不快なんだろう、というのはなんとなく腹落ちする気がするのよ。まぁこれは「なぜ相手の動機を知りたいのか」ってだけで、じゃあそれを知ってどうするのかって言う所にはまだたどり着いてないんだけど。

 ちなみに現在の嘘または強い疑惑(×)と真実と思われる(○)と疑惑(△)。
名前 ×
年齢 ○
住所 ?
実家 ○
学歴 ○
家族 ×
職業 △
交友関係 ×

そんな感じかな?正誤表つくったろか
 ま、そんなことを時折ちらちらと考えながら今日も暮らしているわけです。

 ところで金曜日にまたギョーカイ系の飲み会とやらがあるのですが、そこに年末に出会った目が死んでる女の子が来るってんで楽しみでしかたありません…てのは半分嘘で、先日の飲み会の後個人的に連絡取ってて距離つめるかなーってモードだったんですよ。でもちょうど彼女が担当してるコンサートが終わるのが2月頭で、その時期にその飲みが偶然設定されてしまったため予定してた次回の飲みが吸収合併されてしまってその会で会えばいいよね、ってことになっちゃったわけ。ちっ。
 そしてまたむかつくことに、その飲み会の会場が僕と彼女にとって非常に帰りやすい場所に設定されてるもんで、逆に非常にそのあとにつなげにくいんですな。あっさり終電近くまで「みんなで」のんで、終わりになりそう…くそ…。

 そんなかんじです。
 一個前の日記に書いた正体不明の人の正体を知ってしまった件でまだもやもやしています。まぁもやもやするよね。

 とりあえずあの日は4時半くらいに寝て次の日会社に行って一応仕事して、はやめに抜けて知り合いの店で壊れていました。いやー多分引いてたなバーテンダー。まぁしょうがない(ごめんなさい)。別にからんだり暴れたりはしてないけど、多少話がねえ...まぁ寝てない&ショック&酒となればしょうがないでしょうよ。ええ。彼氏(S水)に「わかっちゃった!」ってメールしたら「よかったな、これで書ける」とか返ってきたし(以前、名前を暴くのってデスノートみたいなゲームだよね、って話をしていて、本名わかんねーからそもそもデスノートも向こうって結構ハードル高いなーっていうような話をしていたのね)。

 んで昨日はそんな中、お狗さまとデート。元職場近くでもそもそとトスカーナ料理を食べてきました。久しぶり...でもない感じだよね、というか結構頻繁に会ってる。前は11月末とかか?よく覚えてないけど。美味しかった。子羊の白ワイン煮ってのをはじめてたべましたよ。当然その場で彼女にも相談?というか「僕の周りに二重生活者がいてさー」みたいなネタとして(勿論全部)投げ出してみたりして、「本当にこの先も付き合っていこうと思うなら自分が知ってしまった事を相手に知らせるべき。ぼちぼちでいいなら知らないふりしとけば」などとアドバイスを受けました。ま、そうだよね。

 色々考えたんだけど、なんか結構これって自分の中の問題が大きい気がしていて。考えてみりゃ今回の事だって別に相手は何もしてない(というよりむしろ知られた事に気づくわけがない)わけで。自分は悪くないとはいえ、一人相撲つうか、本当の事情を知ってたらすっごい滑稽であろうことを言ったりやったりしてたってのが恥ずかしくてプライド傷ついてるんだよね多分。

 というような感じで、これに気づいちゃったのが次会うのは3月半ばかなーとか言われてる時期だっつーのが非常にまどるっこしいんだけど、多分向こう数週間で呼び出して飯でも食いながら「知っちゃったんだけどどうすかね」って話に持っていこうと思ってます(ま、会えればね)。狗に諭されたのもその通りで関係を続けたい相手だからってのも当然あるけど、それ以前に俺なんかこんな美味しいネタ知っちゃって知らないふりとか無理よ(いやネタって書くと冗談っぽいけどさ...実際...)。
 こうなった後でも面白い人(間違いなくここ数年で一番!)だとは思っているから失いたくない気持ちはあるけれど、反面死ぬほど惜しいという風に思うというほどではなく、そんなに覚悟を決めなくても崩壊の第一歩かもしれない所に踏み出せるような気はしています。殴られたりとか水かけられたりとかするかなー。あードキドキする!
 (飲み始めながら書いています)

 どうしようかちょっとだけ迷ったんだけど、最早っつうかなんつうかこの衝撃をネタとして自分に残しておかなきゃいけない気がするので書きますよ。本名不明の四文字さんの話なんだけど、ひょんな事からその素性の全て(とはまぁ言わないか...)がわかってしまいました。ま、なんにせよキモい話なのは否定しません。
 一応ね、世界がせまーーーい音大系なのでリアルの知り合い伝いで暴くというのを多分やろうと思えばやれて、だけどそれは反則だろうと思って禁じ手として、それ以外の方法でできるだけ相手に「白状させる」方法はないものかねーって話だったんだけど、まぁちょっと魔が差しまして。

 そう、mixiってこわいな、って話。そして女ってこわいな!!!!って話(あとそんなもん探り当てる俺こわい)。まぁ教えられてた「本名のファーストネームっぽい名前」が嘘であるのは想像通りだったんだけど、それにしてもすごい部分が嘘だったというか...ううむ。
 ディティールはおそらく書き込めば書き込むほど俺きもい感じに落ちてくのでやめます。ってなるとなにを書き残せば良いかよくわからないんだけど、とりあえず簡単に書けばどうやら彼氏とは続いているようで、その辺を知られないために僕に色々隠していた様子。あーそういう状態でもあなた嘘つけるんだ、みたいな。多分みくびりすぎてた。
 あんまり複雑な話じゃない、ありがちな真相といえば真相で、なんだろう、思い出すのは前読んだ何かの推理小説で、すっごい単純なトリックなのに容疑者とかの動きが怪しすぎてそれに惑わされて深読みしまくって自爆、みたいな。そんな感じ。四文字さんはとにかく動きが不思議で、そのくせ良い意味悪い意味含めて正直というかすっぱりしてる部分もあって、それがぐちゃぐちゃ混ざってるので全然わからん感じだったんだけど、知ってみれば何の事はない、先入観を持たなければ割合最初のほうに浮かぶ理由で、しかも不自然な部分をそのひとつの要素で結構説明できてるってのが悔しい...。

 まぁそんな感じ...って俺自身以外なんのこっちゃわからない日記な気もする...。まぁしょうがないということで。

 とりあえず、mixiのコメントには気をつけた方が良いですね。自分は気をつけて書いていても、友人は「知り合いばかりの場」と思って不用意に本名やらを発していたりする。まぁまったくどんぴしゃりで書くことはほぼないんですが、そもそも僕は僕でこの人の隠してないことは知ってるわけだし、mixi以外の色々なピースを知っていてそれを組み合わせれば答えは出てしまうのです。最近は回数制限あるとはいえ、足跡も消せるしね...。

 しかし家族構成にまで嘘をついたりしている理由は謎だよなぁ...それによって別に何かを隠せるわけじゃないし。Twitterでは他人になりたかったのかな。

 めんどくさいから全部バラして考えを聞いてみたいと思ったりしてしまいます。多分例によって深い考えはないんだろうけど、それにしたって彼氏いるならどっかでブレーキかけろよ、ていうかなんだろ、かけなくてもいいけど知らずに浮気相手にされてるのが嫌な感じ。いるってわかってりゃこっちだってそれなりの付き合い方をするのにさ...とかってこういうルールが理解できない子なんだよね...理解してるはずなのになぁ...。
 そんなよくわからない女なら別にどうでもいいだろうし次に行けば?ってのは本当にごもっともなんだけど、でもなんか悔しいんだわ。そこらへんが自分を整理できないところ。はぁ。というか次会う時どうすりゃいいんだろとか思うわけよ。思わず本名呼びそう。あーやだやだ。とりあえずこのもやもやを解消したいので会いたいのですが、、、ま、連絡してみりゃいいんだけどさ。
 あとまぁ自分の周りではよくある話とはいえ、彼氏が自分のその周りのどうしようもない人たちの中でも相当世界ランカーなクズっていうかお子様なブログを書いていて、イタくてイタくて誰かに見つかったら即炎上逝きって感じなのが僕のデリケートになってる琴線に振れまくったのは事実なのでちゃんと記しておきますよ。僕は「付き合う相手でその人の人を見る目がわかる」と信じてるんですよ、一応(最近みんな見る目がないと思わされてるから自分のほうがおかしい気がしなくもないとはいえ...)。その仮説が正しいならよっぽど駄目な子なのかも。もうよくわかんないや。


 という感じでウィスキーがぱがぱでした。もう4時だし明日は午前から結構重要なプレゼンがあるので寝ます。
 今日は半休をとってのんびり…と思ったけどそうでもありませんでした。なんか普通に働いてた気分…いやいや、実際はのんびりではあったんだけれど(どっちや)、ずっと人といた、ってのと夜は会社の近くでセミナー受けてたからってのが原因。

 今日は午前がめちゃくちゃ忙しかったんだけど本当に奇跡的にいろんなものがぱちぱちとはまり、そして逆にトラブルとか臨時仕事とかを突っ込まれることもなく、ちゃんと脱出。そしてひさしぶりに銀座さん(元8丁目勤務・今は広告関係製作会社)カップルとランチでした。

http://42583.diarynote.jp/200912070211174801/
前この二人に会ったのは2009年末だよ…銀座さんとはmixiでかなりの確率でコメントをやりとりしてたり電話したりはするのでぜんぜん久しぶりな気はしないのだけれど、彼のほうとはホントあってねーなーって感じ。相変わらずよくわからないジャンルのかぶり方で、僕がもっとちゃんと弾ける人だったら絶対バンドやってたなーとか再認識。しかしそこまで思っていながら直接はほぼ連絡を取らない我々。今日も本当は銀座さんが昨日mixiで「明日昼までで仕事終わりー」とか書いてるから俺半休だしランチしようぜ→なぜか彼氏も合流って感じ。ま、別にいいんだけどね。昔銀座さんとは色々あったりなかったりしたんですが、まぁ今ではよくわからない安定な関係なので。なんだろ、頻繁に会うわけじゃないけど、行動原理とかが近いと感じてる、のかな。少なくとも僕は。それはたとえば同じような業界にいるってことも関係あるだろうし、オケとのかかわり方も一部似てる(彼女は僕がいたグループになんだかんだ残ってるし僕は去っているけど)。
 しかし銀座で酒ついでる女が休みはアマオケで楽器吹いてるってのは面白いよね(今は違うけど)。音大生が水商売でバイトってはなしはよくあるんだけど…ってどんだけアマオケが偏ってるかってことよ。なんか日陰っていうか友達いなそうなくらい感じの人が多いんだもの。
(ウィスキー飲みながら書いてる)

 本題のその前に。前職社長は当日レイオフではなかったよう。どうでもいいけど。

 さて、今日は幼馴染Fireさんに香港などでの携帯関連チラシやらなんやらの引渡し会兼、一応新年会か。たまにアメリカ人になりたい時に行く、狸穴周辺のハンバーガー屋だったんだけど。ハンバーガー屋だと思ったらメニューが結構変わってハンバーガーは一種類だけになっていました。前は色々あったんだけどなぁ…まぁでも相変わらずなかなかの量で、はしたないほどにもりもりと食べたのでした。

 で、食ったあとぶらぶらしてたら四文字さん(自称ミュージシャン)からメール。まぁその内容はどうでもいいとして、流れで「で次いつ会えるの?」ってなことを聞いてみたら「んー3月中旬まではちょっと」ってなにそれー。2ヶ月待ちですか。 
 まぁ確かにきっちり付き合ってるわけじゃあありませんから優先順位を何よりも上げろとかって話でもないし拘束もできないんだけど、それにしてもねー。どんだけ忙しいんだと。というか(僕の場合)普通ならこれは僕で言う遠投とかクリア(サッカーのね)、つまりとりあえずめんどいから結論先延ばしにすりゃそのうち興味なくすor諦めるでしょ、って戦法の時に使うんだけど、この人にはどうやら「人に気を使って嘘をつく・表現をやわらげる」という機能は基本的についてないので多分本当に忙しいんでしょう。多分。
 でもそもそもこの人の素性も行動原理も理解できないから僕に会おうというのがどういう気分の時なのか、つまり仕事とまぁ必要な休息があって、やらなきゃいけない事があってその後位に来るのか、その前に他の友達と会ったりまぁ色々なコトがあって末尾にくるのか、その辺がよくわからないんだよね。ブラックボックス。別に本名がわからんとかはどうでもいいっちゃいいんだけど、そういう価値観みたいなものってずばっとわかるもんじゃなくて、何回も会ってはじめてわかる空気というかそういうものに近いから、なんつーかこの段階は不安なんだよね…不安っておかしいか。普通の行動をする人なら別に不安にもならないんだけど、この人は(自分の周りにヘンな人が多いにしたって)異常すぎる。いやあそれにしても相変わらずこいつにアテンションとられてるなぁ…まぁネタになる行動が多すぎるんですわ。自分の関心を否定するものではないけど、ネタ度が高いことも要因であることは訴えたい。


 この話はここら辺で終わり。一個前の日記のタイトルを「いいこと・わるいこと」にしたのに悪い事ばっかり書いてる気がしたので、事実あったいいことを書こう…と思ったんだけど、実際こうしてみるとあんまり思い出せなかったりするんだね…。
 そうそう、そう書きながら思い出した。一個はすごい力入れて自分史上最高の出来かも、って思ったプレゼンが通って結構なお金がもらえることになったことだ。もともとクライアントのコーポレート(というかブランドか)の色使いがすごくインパクトがあるというか強い色のあわせかたでそれだけでおしゃれな感じだったんだけど、我ながらそれをうまく取り入れたデザインになったな、という見た目の話と、そのすばらしさには少し劣るにしろ、割合中味も均整取れたものになった感じがしていたので、そのプレが通ってよかったなと。だって現状そもそもすごくシビアというか勝率の低い試合を強いられている感じで、そうやって自分で自信がもてた試合さえ落としたらもうなんていうか気分は博打になっちゃうもん。性質上ある程度博打になっちゃうプレがあるのはしょうがないんだけど、安定して勝てるものがなかったらちょっとやってられませんよ。

 あとは、あれだ。上海で元同僚に会った話はちょろっと書いたけれど(http://42583.diarynote.jp/201101021146313033/)。帰国してからそういえば、と思って僕がとても好きな中国の民族楽器「中阮」のための協奏曲のことを聞いてみたんです。楽譜とかCD欲しいんだけどどこで手に入るかな?って。そしたら色々教えてくれたんだけど、最初に提示された先からは全然見つからず、まぁじゃあもう少しこっちで探すわ、って話で最初は終わったわけ。
 まぁ中阮ってのは日本で言えば篳篥とか能管とかって…つまり音楽やってりゃ名前は聞いたことあったけど形を言えといわれてもよくわからんってレベルのマイナーさなわけ。だからすごい楽譜があるようなオンラインショップでも中阮の楽譜っていうと教本入れて数十冊とかそのレベルだったりして、伝統曲が中心。僕が探しているような最近書かれた曲の楽譜なんて皆無なわけです。ちなみにぱっと調べた限り、日本人の専業奏者はいません。ギターと持ち替えで弾く人はどうやら一人いるようだけれど…ってまぁその程度です。同じ民族楽器でもニ胡とはえらい違い(ニ胡だって日本人でプロとして活動してるのは何人いるんだといわれるとよくしらないけど…まぁきっといないってことはないよね)。
 で、そしたら数日後に「今日XX(今僕の会社に所属してるアーティスト)とチャットしててその話をしてみたら『その作曲家直接知ってる』ってさー」って。うはー。ということで下手したら作曲家ご本人と対面とかになるのかこのフラグは!?って感じでどきどきしてます。ていうか会わせてくれるなら普通にそっちに飛びますぜ?正直今音源探してるってくらいだからその人の作品沢山聞いたコトがあるとかって事じゃないから「ファンです!」とかは言いづらいんだけど…でも日本人でそもそもその楽器に興味を持っている人は相当少ないというかほぼ絶無だろうし、そういう意味で「こいつおもしれえ」とか思ってくれる…といいなぁとか思ったりな。まぁ別に会えなくても、ほぼ確実に作曲家本人というきわめて信頼性の高いソースから音源やら出版情報が聞けるってのはすごい。ありがとう。

 ああ、別に話を戻すわけじゃないけど、四文字さんから返事が来たってのもいいことと言えば良いこと。投げつけるようなメールを書いた時点でもう賭けだとは思ってたから、その賭けに勝てた、ってのは純粋にうれしいことです。勿論自分なりには彼女の行動(というか思考)パターンを読んで理解してるるつもりで、ある種の確信があってやった事だけど、でも確信ってたって情報量少ないし、なにより賭けはどんなに勝率が高いつもりであろうが賭けだから、やっぱり結果がでるまでにどきどきするわけです。

 そうそうお返事系でいえば、年末に会った白い肌と死んだ目が魅力的な彼女にお礼メール投げたら「年明け再度ねー」って返事だったからおろかにも年明け結構すぐメールしたら全然返ってこなくてあばばばば、ってなってたのが結構時間経ってから返事あった、って事件もありました。事件か?まぁそんなんで、それもグッドニュース。多分2月一週に会合が開かれるでしょう。よきかな。

 とつらつらと書いていたらここまで書くのに30分以上かかっていて、最初からウィスキー片手に書いてところここまでくるのに意外に結構飲んでるな俺、といまになって思ったりしたわけです。まぁ寝ますかね。そういえば毎週末にしかそもそも手帳を持って帰ってこないんだけど、ここんとこずっと忘れてるお陰で全然忘年会のことを書けてませんね。まあいいけど…。
(ちょっと飲んでる)
 なぁんか色々不穏。
 まず昨日、前職の社長の首が飛んだ。発表即当日サヨナラだったらしい。そのお知らせは夜、既に僕より前に辞めている元同僚から入ってきて、なんでだよと思いながら思わずGoogleTalkに巨乳(この人も元同僚・現在上海)がいたので報告して二人でげらげらしたりしていました。よく生き延びたと思うけど、それにしてもちょっと…な人だったので、まぁ来るべきときが来たなと他人事としては思います。僕の事を可愛がってくれた人ではあったし、人間的にはとてもいい人だったのだけど、シビアな話、会社を率いるにはやっぱ別の能力が必要なんだな、と思わされた人でもあります。会社辞めた後も何回かコンタクトしたのに結局毎回無視されて、ああこの人狭量だな、って思ったなんて話もあったりしてざまーみろって気持ちがないわけでもないんだけれども。

 それ以外。ああクビつながり(?)でいけば、やっぱり僕の隣のおじいちゃんは切られました(切られそうだったの書いたっけ?)。二人で同じチームだったんですが、入社数ヶ月で結果が出せなかったから、という理由で。新規事業みたいなことをやらせてるんだし、不景気の影響をモロにうけているような所から金を取ろうってんだから少なくとも1年単位で見てあげるのが筋だと思うんだけど…まぁ数ヶ月の命でした。おじいちゃんはちょっとすごく前時代的な人でワープロも打てないような感じ、「コネが」と言う割には知ってる人はことくごとく辞めてたりしてもう役に立たない臭ぷんぷんしてたのは事実。ただ、それとクビにするのは全然違う話かなーって思います。
 しかもこれ、驚きの1週間前ノーティス(12月半ば以降に「年内で辞めて」通達)。 何万歩か譲ってクビはしょうがないにしろ、そういうやりかたは普通の会社ではありえないし、ああ中小企業だなって思わされました。あほか、とも思うし、ああ自分にもこういう事は降りかかる恐れがあるんだな、っていう…つまりひらたく言えば、保険かけとかにゃやばいよね…。こういう後ろ向きなことをかんがえなきゃいけないってのが一番精神的に疲れるし不毛だと思う作業なんだけどなぁ…。

 まぁそんな解雇話もあり。あとは何があったかな…ああまず四文字さんにアポをぶっちされて(しかも理由が「今日でしたっけ?」みたいなぬるいやつ)さらに「次のあいてる日をいついつまでにメールします」って言ってきたにも関わらずその期日には連絡がなく、そろそろ締め切り+3日くらいだったので今日朝方いい加減にしてくださいメールを送ったりしていました。「フェードアウトしたいならそれはしょうがないけどやりかたが失礼すぎる」とかって感じのおもーいやつ。
 んで送って返事がまぁそりゃすぐ来ないので普通に仕事して、昼に同僚と飯食いながら愚痴ってたら「あーそれ僕全くいま逆の立場です」とかって話に。なんかその彼はとある女の子からフェードアウトしようとしたらその子から「なんで電話出ないし連絡もくれないのひどい」みたいなメールが来ていて、重くて返せないなう、みたいな感じらしくて。彼は会って決着をつけるみたいだったんだけど、「まぁ返事きっとこないですよ。僕送れなかったし」とか言われました。うへえ。しかしそのメール見せてもらったんだけど、モテる男はつらいよねー。「もうあなたの声も忘れちゃったよ」とか書いてあって、なんかせつない女心炸裂でした。
 結局僕のほうの返事は夜にきて、まぁ良い意味で予想通りというか。なんだろうなー。理由は思っていた通りで、本当に悪気はない代わりに配慮がない(というか「どうすべきか」を教育されてない)人なんだよね。教えてあげれば理解するし、悪い事してるって認識すればちゃんと謝ってくるからそれは救いがあると思うんだけど…。まぁなんにせよ、もしかしたら関係を壊すかもとか思ってひやひやしながらそれでも強い調子で送ったメッセージがちゃんと相手に届いて、そんで返ってきたことはありがたいと思うべきなんでしょう。

 あと別の日に狗にも前日ドタキャンくらった。なんか最近ドタキャンくらうことが多いんだよね…って最近っていうより他の人に比べて全般に確率が高いと指摘された…そしてそれを否定できなかったりして。どうなんだろう。あ、あと年末出会った同業者もメールしたのに返ってこないし…。なんか最近不運です。というかちっとも521(Five to One)じゃなくね!?

 そんな今日この頃です。他にも色々波乱があるんだけど、とりあえず寝る前にぱっと思いつく限りで。
 あ、あと去年の中国滞在で相当悔しかったので本気で中国語学習はじめてます。次行く時(っていつだ?)までに相当のレベルアップを図りたいなと思ってますよ!

Five to One

2011年1月4日 日常
 忘年会レビューができてない!手帳会社においてきちゃった…ということでそういうのとか、そもそも香港の話が終わってもいないけれどこのまま放っておくと進まなさそうなのでとりあえず2011年の日記を書きましょう。あ、でもこれ下敷きは帰り道、、、一昨日に書いたもので、それにいまぽちぽちと追記をしていますl。

 ということで2010年は旅行記ばかり書いていた年な気がします。というのもそのはず、ここまで海外にいた年は初めて。2月に仕事をやめてヨーロッパに10日間くらい行った(http://42583.diarynote.jp/201002130627286968/)のと、7月に同じくらい仕事で上海に滞在したのが日数的には大きかったんだけど、同時に回数で考えても最多。なんてったって中国の年で、5月(http://42583.diarynote.jp/201006061552391006/)、7月(http://42583.diarynote.jp/201007241236543846/)、9月(http://42583.diarynote.jp/201009221036313816/)、12月に行ってることになります。そりゃあなんで中国ばっかり行ってるのとかお前どんだけ中国なんだよとか言われるよな。とはいえ、あくまで今年が多かっただけでそこまですべてが中国中国って気持ちになってるわけでもないんだけどね。

 2010年は旅行ばっかしてたわけではありません。というか個人史的には会社を辞めて新しい仕事に移ったというほうがよほど大きな出来事でしょう。でもそれはなんとも昔々のことのように感じられて、今となっては実感がないのも正直なところです。辞める前は辛かったなあ、というのを思い出したりはするし、時折戻れない所を越えちゃったよな、って思うことも確かなんだけど、なんかいまいち遠いのよね。そうそう、祖父母が2人連続して亡くなったのも入社とほぼ同時だったんだな。
 
 で、今年になってしまった2011年。海外にいたせいでいつもの越年会議with彼氏ができなかったし煮詰まりきってないんだけど、30日に香港でラテンジャズを聞きながら小学校の同級生にそんなことを尋ねられて自分の口から自然に出てきたのが「Five to One」という言葉。
 Five to OneってのはThe Doorsの有名曲のタイトルだしなんか色々解釈?があるみたいだけど、それは多分あまり関係ありません。意味合いとしては「たくさんごちゃごちゃしないで、ひとつを選ぼう」という感じかな。
それと同時に、似てるようでいてちょっとニュアンスが違う、能動的に「ひとつを選び取る」ということを意識しなくちゃいけない、ということでもあります。選択肢を増やすことではなく、その中から選ぶことの方にウェイトを置いてみる、ということ。

いつもの年の目標は何個か箇条書きだけど、今年はひとつになりました。これもまた、Five to One…なのか?


 そして今再び東京。いつもと同じくバスに揺られながら(そしていつもと同じくバッテリ残に怯えながら)今回の旅は長かった、と考えています。
 今回法律上(という表現が正しいのかどうか)はひとつだけど実際は三つの国に行って、それぞれでまったく違う経験をさせてもらいました。地域や文化の違いもそうだけど、それ以上に経験したことがまったく違う。ほとんど全く観光はしなかったけどたくさん友達がいて、またとにかく新しい人と会いまくった上海、ひとりでぶらぶら言葉が通じないマカオ、そして☆さんと一緒にダラダラ…の予定が結局幸運な出会いでやたら充実した香港。ある意味でマカオは普通の一人旅だったと思うけど、その前後が濃かったんだね。「楽しい海外旅行」以上に色々なことを体験させてもらえて本当に幸せだと思います。こんなことがありゃ、クセになるよ海外。

 そう、多分思いもかけない人と出会う、ってのが多分僕の海外旅行のひとつのなんていうのかな、成功?だし、海外に行きたがる原動力なんだと思います。英語そんなに喋れないから残念ながらほぼ日本人限定だけど。思い返してみく有名なヴァイオリン製作者の工房を案内してもらったこととか、NYで泊まった宿で会っても、5年位前のイタリア、クレモナでヴァイオリニストの人にホテルで声をかけられてすごたその宿の管理人さんと仲良くなって次の日には飲みに行って結局日本で一緒に芝居作ったこととか、中国で言えば7月にはアン&由子さんに出会い、9月にはアンに連れられて新疆人&北京人ミュージシャン達と朝まで騒いだこととか、そして今回はよくわからないうちに香港人のカウントダウンパーティに紛れ込ませてもらったわけだし、そんなことを即座に思い出せる。なんかホント「日本で出来ない経験」なんて陳腐な言葉を使いたくないけれど、でもまさに本当の意味で非日常的で貴重な体験をさせてもらってるよね。旅行は非日常、っていうけど、普通の人がせいぜいいつも食べないものを食べていつも見ないものを見る程度(!)のことで非日常とか言っちゃってるのがおかしい、ってくらい…ってのはいいすぎ?でも恵まれてる自覚はあるのよ。

 んで、今これ書き出してみて気がついたんだけど、これはほとんど自分の中に「音楽」があったおかげ。僕は残念ながら楽器がうまかったりとかそれで人を感動させる力はないけれど、それでさえこうやって音楽のおかげで沢山の人と繋がれてるって本当にありがたいことだと、なんか改めて思いました。なんか我ながらくさいけどさー。ホントよホント。
 ただ僕は自分の事を振り返って音楽の力は偉大だと思うけれど、同時にもしかしたら別にそれは音楽でなくてもいいのかもしれないとも思うのね。何かが好きで、その何かをちゃんと続けて、(僕みたいに世間を踏み外してまで仕事にするかどうかは別として)それなりに本気で好きだって事を周囲にアピールすることが何かに繋がったり、誰かが繋げてくれたりする、ってことで、僕の場合はただそれが音楽だったってことなのかもしれない。わかんないけど。ま、そんなことを改めて感じた旅行だったと思います(今もまだ家に着いてない=旅行中!)。

 さて、今年はどこにいきましょうかね。ぼんやりと、シンガポールとNYにはいきたいと思ってます。シンガポールはここ何回か候補に毎回(でもないか)あがって結局却下されてるので、そろそろね…元同僚もあっちに帰ったことだし。
そして、香港一日目。
そして、香港一日目。
 香港。ちなみに今帰り道でこれ書いてます。でも今日中に書き終わらないとまた最後だけアップされない系になりそうで…。我ながら困ったもんです。
 香港のテーマはリヴェンジ。前回去年の頭かな、☆さんと来た時はずっと雨&くもりでうまく動けず、あまり楽しくなかったね、というのとあの宿よかったねってのを常々話していて、ならもう一回行くべや!というのがそもそもの今回の周遊の発端だったわけで。
 それに加えて、ちょっと書いたように小学校の同級生で今アフリカで働いてる奴がちょうど偶然mixiで「年末香港経由で帰ります」なんて書いてて、「ちょうどその時香港いるから飯食おうぜ!」って話になって。んで結果的にこの話が香港の多くのウェイトを占めることになりました。

 まず29日、☆さんと合流する予定より一日早くマカオを出発。それは前段で書いた友達とのディナーがこの日になったから。まぁ別にマカオにそこまで思い入れがなかった…というかそもそもはマカオじゃなくシンガポールに行きたかったくらいだし、上海と香港にはさまれた期間の埋め草…って書くとそこまでひどくはないけど、まぁそんな感じだったわけだし。
 ということで急遽前日に安い宿を香港に取り、昼過ぎに移動。ディナーまで時間があったので☆さん来ても行きそうもない場所…ということで散歩しながら先達廣場へ。先達廣場ってのは携帯屋ばっかり入ってるその筋では有名らしいビルです。携帯を買いたい、というより例の携帯担当に頼まれた資料集めと見物でね。案の定というかなんというか僕にはよくわからない世界でした。見るのとか雰囲気は楽しいんだけど、店ごとの差がよくわからない…。あと上海街で包丁見たり。

 んで夜、頃合になったということで余裕ぶっこいて集合場所のホテルの中のレストラン目指してみると…なんか同じ名前のホテルが3つある(!)とかで、結局三軒ともまわって、遅刻しての参加になりました。しかもベルボーイさんが英語喋らない人とかで始めて(?)中国語で質問コーナー(~在那里?)。そして予約名も人数もわからんのでそのレストランの入り口でぼおっと待っていたのでした。しかも上海で買った携帯つながらねえし。
 この会のそもそもの趣旨…じゃないな、主体というか僕以外の人の(ほぼ)共通点は、某国際色豊かな大学(日本のね)の出身者であること。結局10人以上の団体だったけど、半分くらいは日本から来た日本人、ホストはその大学に留学していた今は香港在住の香港人、あとは同じく留学経験者で今は香港の隣のシンセンで働いていてちょうど年末実家に帰るのが香港経由だから寄った台湾人、そこにアフリカから帰ってきた日本人(僕の幼馴染ね)が混ざり、そういえば日本から来た人たちの中にはチリ人留学生がいて上海からぷらぷら現れた僕がいて(ここまで全員日本語話者ってのがまたすごい)、日本組の一人のUK留学時代の友達とかってんで香港人が混ざって(さすがに英語だけ)。んで基本日本語で喋るんだけどみんな「外国語が上手い人」なんてのを軽く超えてるレベルで英語を流暢に操るからちょっと僕びくびくしたりしていました。

 しかしホントすげーインターナショナルな集まりだよね。そしてなぜ香港でリユニオン。そしてなによりなんで全然関係ないのに俺はそこに、という。僕以外は当然というか全員知り合いだったんだけど留学後は別に共通点はなかったようで、台湾人とホスト香港人は会うのそれ以来だから10年以上ぶり?とかだったようだし。俺こんなところに混ざってよかったのかな。まぁなんか自己紹介したりくだらない話をしたり、ちゃっかり混ぜてもらって楽しみました。飯は上海料理(俺上海からきたばっかやで!)だったんだけど、食べ終わってバーへ、ということでネイザンロード沿いに新しく出来たビル"The One"に入ってる"Cocky Bar"へ。
 ここがひどいのは店の名前だけじゃなくて、日本酒の値段がひどい。森伊蔵、高いのはわかるけどボトルで20万円は取りすぎだよ…日本でプレミアつきで買ってファーストクラスにのせてシートベルト締めてきてるのか、つう(ほかの飲み物は別に高くない)。でも反面?すばらしいのがその眺望。香港を見渡せるテラス席があって、その光景といったらもう。きっと予約大変だったんだろうなあ。ちょっと寒かったけど、カップルで香港行くなら相当おすすめですわ。あ、そうそう29日だったんだけど、カウントダウンライトアップの練習をしてるビルがあって、「2011」とかでかでかと表示していたので、僕たちも年越しのリハーサルをしてみました。
まかう:監視カメラの数
まかう:監視カメラの数
まかう:監視カメラの数
 次の日。案の定寝坊したりはしたけど、まぁそれも含めて計画通りな感じで香港に飛び、そこからマカオへ。本当は事前に手続きしておけば香港国際空港からからチェックインすることなくフェリーに乗れるんだけど、逆に言うとそれをやっとかないとめんどくさいのね。一旦入国して結構長くバスにのり、上環のフェリーポートからの出発です。忘れがちだけど一応マカオも香港から国際便扱いなのでチェックイン時間に制限があったり、色々書類を書かなきゃいけなかったり、面倒なんですわ。まぁチェックインは結局ぎりぎりでもいいんだけどね。でも出国審査とかあるし。
 マカオで泊まったホテルはリスボアの系列。リスボア&グランドリスボアのすぐ近くにあって、まぁぼちぼちな値段。中心部にあんまり「すごく安い」って宿がない気がする。このホテルは系列の強みで(?)たいしてでかくないのにリスボア系列の送迎バスが来たりします。町の印象は…どうだろう、事前に思ってたほどカジノカジノじゃなかったかな。

 マカオはあんまり書くことがありません。まぁ基本だらだらしていた…というのにはちょっと滞在が短すぎるか。結局いたのは丸一日だもんね。宿が上に書いたようにリスボアの近くだったのでグランドリスボアのカジノを見物に行ったんだけど思ったより明るいのね。やってる当人は深刻なのかもしれないけどその照明のせいか、こう頭で思ってた「カジノ」ってのと違ったなあ…というのが感想。しかし監視カメラの数がすごい!多分1テーブルに5個くらいはついていて、天井を見ると黒くて丸いカメラのセンサーがばーっとあってとても不細工な感じです。天井が高いフロアではわざわざ照明みたいな感じにレイアウトされて床から生えていて、さりげない感じで監視されていました。しかしカジノの中って撮影禁止なはずなんだけどあんまりそういうこと書いてなかったのよね。撮ってる人は確かにいなかったけど、なんかうっかりしちゃいそうな気がしないでもないでも。

 あとはそう、別にマカオだけじゃないけど某社の友人に頼まれて携帯情報を集めています。現地の最新情報が知りたいーってリクエストだったのでそれ系の雑誌買ったりパンフもらったり店内で撮影しようとして怒られたり。やっぱスマホなんだけど、iPhone4は当然として、やっぱりBBやらGalaxyやらDellのなんたらやら、まぁ日本で見るのとあんまり布陣は変わらない気が…って俺携帯詳しくないからな…そのせいでみんな同じに見えるのかも。スマホって画面大きくとるためだとおもうんだけど、今までの携帯と別の意味でデザインに差別化が乏しくてしかも裏側とかはカバーかけちゃうし、ってんで素人が見てもなんもわかりませんがな。なんか安い端末は1000HKDちょいで売ってたんで遊びで買っていってもいいかなと思うんだけど…どうでしょうね。

 あとは…街の印象としては、やっぱ大中華圏に属するアジアの国だよなあ…ってまぁそのまんまっちゃまんまなんだけど、シンガポールのテイストあり、上海でみたようなものがあり、って感じ。そのピックアップする部分の違いで「マカオっぽさ」みたいなものが出るんだと思うんだけど、あんまり自分の中でそれがひとつに混ざらなかった感じかな。ああでもいきなりすごく西洋を感じる部分があったりするのは面白かったかな。なんか坂下ってて一瞬サンフランシスコにいるような気分になったり。飯は中華風とマカオ料理的なものをそれぞれ食べたんだけど、まぁ普通。アフリカンチキンってなんでマカオ料理なのにアフリカンなんだろう…とか思いながら食べたんだけど、普通のチキンでした。トマトソースベースで、なんか色々入ってそうだけどあんまりドキドキしない感じ。

 あーそうそう最後に。僕みたいなネットジャンキー以外にはどうでもいい話かもしれないけど、ネット接続ができる船とできない船があるようです。あと行きは飯がでたけど帰りはでなかった…そもそも会社が違ったのでそのせいか、もしくは料金もぜんぜん違ったので、空きがなかったなどの理由で行きだけ高い席を買わされたのかも。謎。

 1枚目:カジノがあるあたり。この辺は想像通り。
 2枚目:晩御飯カレー。なんか中華っぽい辛さなのは気のせいか…
 3枚目:そこらへんの路地。やっぱ香港を少し感じる。
上海:トラブルばっかり
上海:トラブルばっかり
上海:トラブルばっかり
 いやはや。色々大変です…。最初の大変は飛行機乗り遅れ…はしなかったけど危うかった。これは自分が100%悪いんだけど、1時間半くらい前に着いときゃいいでしょ、とかなめてかかってたらダラダラしすぎて1時間前になり、そしてバスが来ないなどでそれがさらに遅れ…ということで箱崎からバスに乗った時点でフライト一時間半前。ちなみに箱崎から空港までの平均所要時間は1時間。途中であーこりゃ本格的にやばいかなと思って成田空港の代表にかけて航空会社のデスクの番号を教えてもらい、泣きつきました。春の旅行の時乗り継ぎがうまくいかなかったことはあったけど、まさか自分の不手際でそんなことが起こるとは…とかなんとか思いながら相談してみると、「45分前までなら確実に入れる。それ以降は現場でご相談ください」とのこと。現場で相談って何なんだろう…とかきっと中華系だからサービス(っていうのか??)なんて期待できないだろう日系にしときゃよかったとか色々よぎりますよね。
 しかし運良くバスが早く着いてくれて、言われていた45分前の1分前(いやホント)に到着でき、何事もなくチェックイン。それでもう何もトラブルなく…と思ったらそれが大間違いで、今度は飛行機が飛びません。しかもエンジントラブルとか怖いこと言ってるし…軽く寝て起きても状況はかわらず、結局1時間ちょっと経ってからのフライトになりました。ていうかエンジントラブルなのに問題ないから行きますって言われるのも怖いんだよね…いや問題なかったんだけど。

 んで次のトラブル…ってほどじゃないんだけど、成田で時間なかったもんで携帯を借りれず、まあいいかと思って浦東空港で前見かけた携帯電話の自動販売機とやらでプリペイド買えばいいかと思ったらその自販が前見たところになくなってて。うろうろして自動の充電器はみつけたんだけど、結局探していた自販は見つかないから公衆電話から待ち合わせ場所を決めるという危険な作業になりました。小銭ないしこわいって。んでしかもお迎えの由子さんと話したら「バスに乗ってくれば良いよ」とのことで、一所懸命龍陽路の駅でバス探してうろうろしてたら実はそのバス空港からだった(聞き違いだった様子)から当然見つからなくて結局電車になったり、そうなるとバス降りたところで待ち合わせってことになってたからバス停(10箇所くらいある…)の中から正解探さなきゃいけなくなったり…。いや、結局うろうろしてたらちょうどそのバスに遭遇してそれを追いかけてったらあったんだけどね、バス停。会えたんだけどね。当のお迎えさんは待つのに飽きてコーヒー買いに言っちゃったりしていて、普通に着いてたらどないすんねん、って感じ。この人は終始適当です(だけど僕もアバウトにその場最適で予定と変えながら動いてるから心配されまくっても困る)。

 結局着いたのが遅かったので、その日はそれ以上あまり動かず。パーティ連発の上海の初日はホテル(サービスアパートメント)の食堂でした。その食堂はそこに住んでいる駐在の人向けで、日本人のおばあちゃんと中国人の女の子(日本語ぺらぺら)が朝食を作っています。そのおばあちゃんが食堂を勝手に(?)使って月に一度くらい周囲の日本人を集めてパーティをやっているとのことで、由子さんに手を引かれて、そこへ。皿を洗ったりしながら集まってきた日本人とわいわいやったのでした。その日は僕も含めて結構旅行者が多かったんだけど身元わかる限りでは…日本人学校の経営者(?)、電話会社の人、学校の先生×2、ピアノの先生(由子さん)、空調屋さんが4人くらい。あと誰がいたかな…全部で15人弱でした。この日はなんか楽しいというより由子さん僕の白酒好きを暴露→由子さんふざけてあとから来る人に白酒頼む→一瓶未開封届く→由子さんなみなみ注ぐ→空調屋にイッキしろとか言われる…などなど、そんな感じでした。もしやほとんど悪いの由子さんじゃないかしら…。結局空調屋の若いのと一緒に一本あけました。しかも俺一人で多分3/4は飲んでた…とそんなやばい飲み方をしていたのがずいぶん後をひきましたよ。さすがに白酒あけるのははじめての経験。くるっとる。


 翌日も由子さんと行動。今回はまぁそもそも由子さん目当てで上海寄ったようなもんだし(ってのもあれな表現だなあ…)、由子さんべったり。朝起きてご飯を食べ、由子家前で待ち合わせ、一緒に郵便局行って年賀状的なものを買って、由子家へ行って同居人の人に挨拶して雲南コーヒーをいれてもらってお土産として持ってきたとらやの羊羹みんなで食べて、そのままランチ。ランチはそもそも由子さんを前回紹介してくれた巨乳(元同僚)と。その彼氏も来るとのことで結構緊張しながら楽しみにしてたんだけど残念ながら会えませんでした。新橋にあるような気がする名前のお店(でも関係なし。日本人経営だけど)でランチしながらまぁ最近どうっすか、みたいな話。でも僕は二日酔いでなんとなく元気なし。それを巨乳に不審がられたりしていました。結局巨乳に会えたのはこの時だけになっちゃいました。彼氏できたしもうとめてくれないかしらね…

 食事後、由子さんが先生をしてる教室へ。由子さんが生徒を教えてる間楽器を貸してもらって練習して、例の課題曲をあわせたんだけど…うう。由子先生お上手です(音大卒現役ピアノ教師に何を言うかという…)。こないだ弾けてなかったところを見事にこなしてこられて私恥ずかしいばかり。いや結構これでも練習したんだけど、ぜんぜん足りてないわ…。ううう。ということでこれはまだまだ課題です。

 この日はそのまま教室で時間をつぶし、今度はこの教室の元所属の先生方の忘年会??へ。相変わらずよくわからない感じですが、まぁよくわからなりに朗郎とユンディの差とかについて語っていました。横にいた人、こないだ東方芸術中心(OAC)でコンサートやったそうな。ていうか「この会のあとユンディとEMI香港の総経理に会いに行きます」って結構すごくね?あんまりからまなかったけどね。やたらゼスチャーが西洋風な感じの方でした。
 結局あまり食べられず、なんとなく混ざりきれずに会が終わり、由子さんと紹興酒のみに行こうぜ!ってことで移動…の前にマッサージを、とかいってたらすっごいバキバキにされて大変でした。なんとなく力技っぽいマッサージで、2日経った今でもまだ首いたいっつう…。でも由子さんのタダ券でお支払いなし。そっからタクシー乗ってさあ紹興酒…と思ったら閉店時間でした。ということで車を宿に送り、普通にバイバイ。結局結構一緒にいた割には二人でゆっくり話はしてないし、本当はここでもう一軒いっときたかったんだけどね…でもなんとなくここで引っ張っちゃいけない気がしたのとそもそも由子さん翌日朝フライトで起きられるかかなり(性格的に)疑わしい気がして。
 あーそうそう、この日やった事はそう、こっちの携帯を買いました。やっぱないとねー、ってことで。でも本体は由子さん提供で、買ったのは充電器と中のSIMカードだけ。あわせて200元とかそんなもん。本体は以前携帯落としたときになんか道端で買ったとかで、10年前くらいな感じの機種だけどまあ電話とSMSするのに支障はありません。

 翌日はようやく(?)観光の日。元同僚が七宝という地下鉄で行ける水郷(ってのがあるんですよ、手元のガイドブックには載ってないけど http://www.ab-road.net/asia/china/shanghai/guide/03456.html)につれてってくれました。蘇州いかなくてもいいね。中心部から9号線で30分強くらいかな。宿の入り口まで迎えに来てくれた同僚に「この二日何してたの?」って訊かれて返答に困った…。考えても携帯買った以外めぼしいことしてないねんもん。飯だって最初の日は謎の家庭料理だし次の日は昼フレンチだし夜なんて日系の焼肉屋で普通に日本語通じるしそもそもメニュー日本語やし。ということで上海っぽいことしたのここだけです。
 あ、そうそう。この朝すごい早い時間に由子さんから電話がかかってきて「私自分のフライトのターミナルわかんない」ってすごいなー。調べろって言われたから調べましたよ色々して。

 七宝はなんか中国人が多い印象で、逆に西洋人が少ない。元同僚(中国人)にそれ言ったら「まあ日本人とか韓国人が混じっててもわかんないけどね」とか笑われたけど、なんとなく雰囲気的に遠方からの観光客自体が少ないイメージでした。ここはそんなに広くないし、店ばっかりで雰囲気はあるけど基本的に「見る」って感じではないかも。どっちかっていうと食べ物屋がいろんな所にあって、それをちょこちょこ食うのが面白い感じ…ということで実際そのように案内されていました。小龍包とか臭豆腐とかね。安いし、おいしいです。
 まぁ食べながら歩き回って、最後は茶屋へ。海南島だったかな、の苦い茶というのを飲みました。色がほとんど出ないのに確かにすごく苦い、あんまりお茶っぽい味のしないお茶を飲みながらなんか音楽業界トーク。あの人はどうしてるとか最近どうなのかねえとか、前の日にも話題に上った中国人のピアニストの話とか。ああそういえばその子が言うには朗郎のパパ(マネージャーやってます)が力を入れてる若い女の子の中国人ピアニストがいて、牛牛に続いて伸びてきそうなんだとか。その子は譚盾にもかわいがられて何度か共演してるとのことで、譚さんと朗郎家にバックアップを受けるというのは多分中国クラシック界的には最強の組み合わせの後ろ盾なので、それを聞いただけでも多分成功するだろうな…って名前聞くの忘れた。まぁ帰ったらうちのスタッフに聞いてみましょう。あとはなんかお互いの将来の話とか、うちの会社どうなるんかねえ、とか。

 夕方バイバイして、宿でちょっと休憩。そうそうトラブルその…いくつか忘れたけど、この宿言っといた通りに取れてなくて、この日いったんチェックアウトさせられたんです。んで部屋を移れと。ていうか最初着いたら移る先の部屋もないと言われて、でもその宿のご飯作ってるおばあちゃんにお願いしてどうにかしてもらったっつー。まぁ上海だったら蹴りだされたって泣きつく先はいくらでもあるからいいんだけどさ…。
 んで休憩後、この日は北京でも会ったアン含め、うちの学校の卒業生ズが集結してくれました。そもそもはアンと飯食おうって話が「人がたくさんいたほうが楽しい」とおおせだったので膨らみ、当日昼まで色々調整して結局6人かな、直前に集めた割には結構な人数に。結局来たのは空調屋の女の子(3日連続)、テレビ屋、日本語二大フリーペーパーそれぞれの編集、ITシステム屋。店は僕がこよなく愛する湖南料理屋、滴水洞@陳西南路でした。相変わらずスペアリブうめえええ!みんなが集合するのがかなり遅くなったけど、幸せ。一人一人と会う時間がなかったのは残念だけど、まぁそんなもんでしょう。今回は人も場所も僕セレクトということで、集まってみたら意外にみんな僕が飛び込んだ会以来あんまり会ってなかったりしてなんか不思議な感じ。僕が目についた人を集めたってことで結構ばらばらだったからかな。メディア多いけどね。

 この日は空調屋…まぁ仮に京都はんとしましょうか、がここに初参加。この人のことを書いてなかったからちょっと書いておくと、10月だかに上海にきたばかり(いつも「10月に来てまだ4ヶ月なんですよー」と自己紹介するんだけど実際どっちが正しいのか謎)で、空調屋が送り込み始めた若手駐在の第一陣らしい。普通の駐在さんはある程度経験のある30代くらいからが多いんだけど、まあこの人中国語しゃべれるし、ってのもあったんでしょうね。余裕のある会社です。んでまだ入社1年半くらい、学生時代に台湾に1年留学してて、着いてからにーはお始めて…とか言ってる割にはかなりうまいです中国語。というか仕事ほとんど中国語らしいし。
 そもそもこの子は最初の日の夕食会に先輩に連れられて来てて、んで少ない女の子同士由子さんに絡まれて次の日のピアノの先生の会に連れて行かれる→よくよく話を聞いてみるとアンの学校の後輩だった→次の日どうせ会うからおいでー→なう、みたいな感じ。僕もこうやって卒業大学には意外と助けられてるし、同じ学校って理屈じゃないところで意外にこういうところだと心強いんだなと思ったので、そうやって紹介してあげることで広がったら良いなと。なんかその空調屋には日本人の女の子がほとんどいないようだし、結構体育会系なノリっぽいので、僕がかかわってるような気の抜けた人たちと知り合って少しは気が抜けるといいんだけどね…って俺なんで異国の地で人と人つなげちゃったりしてんのかっこいい!とか思ったりして。いいじゃん別に実際なんか自分に報酬あるわけじゃないんだから少しくらいいい気になってもさー。
 京都はんはなんていうか、この人もかなり変な感じ。韓国人と付き合ってたからなのか(韓国の文化しらないけど)?なんかほんわかしてる癖に距離感がやたら近くてそれってどういう意味…的な言動&行動が目立ちます。まぁ幸い(?)僕の興味範囲にはあまり入らない感じだからそんなに問題ないんだけど、勘違いする人多そう…。そんな京都はんでした。ピュアラブを探してるんですとか大声で言ってた。あんまり飲んでなかった気がするんだけど。

 この日ももう一軒行こう行こうとせがむアンを置いて解散。なぜなら次の日フライトが8時より前…香港は国際線扱いなので2時間前チェックインだしさすがに今回成田でやらかしてるので2度目はやらかしたくないし…。本当は滴水洞に二人で早く入っててみんなが来るまで相当時間があくはずだったのが、意外に何人か早く来てしまったのであまり話せなかったのは残念。周囲に「いやあ中国語うまいねえ」って言われ続けていました。日本語が異常にうまいから忘れがちだけど中国人やねんて。

1枚目:七宝の茶屋より
2枚目:七宝内…餃子?
3枚目:中国最大のユニクロ@陳西南路

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