疾病の多様化で国内医薬品市場の三分の一は外資の薬が占める。
だってさ!データベース漁ってたら出てきた(日経の記事)。心配だなぁ…。確かに食料自給率とかは言われてたけどつまりなんか爆発的な伝染病とかに対応できない可能性があるって事でしょ?わお。
…GWなのにーレポートー(会社の)。でもなんか普段触れない世界についてまた無駄に知識が増えていきます。うまうま。
…うちの会社DBちゃんとしてないからこのDBのアクセス権に金払うかもなぁ…(邪悪。ていうか安いっしょ、多分借りたら月単位で何十万、学生一人に時給払って遊ばせておくなら月数万。
だってさ!データベース漁ってたら出てきた(日経の記事)。心配だなぁ…。確かに食料自給率とかは言われてたけどつまりなんか爆発的な伝染病とかに対応できない可能性があるって事でしょ?わお。
…GWなのにーレポートー(会社の)。でもなんか普段触れない世界についてまた無駄に知識が増えていきます。うまうま。
…うちの会社DBちゃんとしてないからこのDBのアクセス権に金払うかもなぁ…(邪悪。ていうか安いっしょ、多分借りたら月単位で何十万、学生一人に時給払って遊ばせておくなら月数万。
がっくし(又は幸せについての考察)
2005年4月23日 考え事 今日も今日とて説明会。シュウカツセイはつらいのです。ウソです。シュウカツセイとはいえません。恥ずかしくて。
会場は東京駅近くの某ホテル。エレベータで三階に上がると…なんと居ました、こないだの交流会?で会った子が。「いやー人全然居ないしがらがらだけどさ、適当に質問しちゃってよ」とかなんとか随分投げやり。っていうか先輩とか居ないのか…その説明はやばいんじゃないすかね。
まぁ適当に入社五年目とかいう人見つけたりして色々質問。そして時間になったので別の部屋で会社説明会。
僕の志望業界というのはとても狭い業界で、まともに力を持つ企業がせいぜい3つくらいしかありません。あ、国内独立系で3、それに外資系とかもあるけどね。まぁそんな感じでビッグ3の内なんとなく一個パス、一個は落ち、そして残ったのがココだったわけです。しかし駄目でした。いや、多分受けるけど、多分駄目でしょう。よもや上手く隠しきれて内定貰ったとしても正直不安です。
ま、原因はガチ日本風の社風ってのもあるんですが。
さて、PRという仕事は「ある商品の良さであるとかイベントであるとかそういったニュース価値がある(のに会社の名前が知られていないとかそういった副次的?な理由で紹介されにくい)素材を掘り起こす」仕事であると定義できると思います。
今日の会社が主眼を置いているのはその後の「媒体に載せてもらう」という事のようなんですね。上手く取り上げて貰える切り口を考えるという。時には自分の会社の…通信社的な役割というんでしょうか、「ウチがニュースだって言ってるんだから大丈夫」的な力も使いつつ。
僕はその考えには全く賛成できません。いじるのはそこじゃないと思うんです。PRは通信社じゃない。
僕は宗教をやる、といってたくらいの人間で結局人の心を動かす仕事がしたいと思っています。イイコト風に言うなら「人を幸せにしたい!」という事。
モノが溢れていても人は必ず幸せになれるワケじゃない事はモノが溢れた国で過ごしている自分は良くわかってるつもりです(自分自身は幸せだと思ってますが)。モノがなくて足りなさを感じるのは有ったモノが失われた時でしょう。
これは確か「影響力の武器」でも似たような事が論じられています。圧政状態で暴動の可能性が一番高いのは抑圧と不幸の状態が一番高い時ではなく、一時的に平和、というか緩んだ後だとかそんなような話。
確かにモノがあれば世界は確実に広がります。選択肢も広がります。医療技術が進歩すれば助かる人も増えます。
でもそんな事よりもっと簡単に幸せになる事が出来るのが心を変える事です。欲求が満たされる事が幸せならば、乱暴な話、欲求のレベルを下げてしまえばいいわけです。医療技術の話をするならば「不治の病」のランク?ってのは年々下がってるわけですよね。不治じゃなくなる病気は増えていくわけですから。だからといって昔の人がそれをそこまで無念に思ったんでしょうか。勿論死んでしまうことに対する悲しみはあるでしょうしそれによって家族や配偶者を失った医者が奮起して治療法を見つけたのかもしれませんが。
極端な話、死ぬような思いをした後は生きてる事を実感するとか本当に感謝するとか言うでしょう。そういう状態を人工的に作ったらどうですか。その人は生きる事に毎日感謝しながら幸せをかみ締めて生きていく事になるわけです。
だからといってみんなを死ぬほどの思いをさせようってのは乱暴ですよね。そんな事はわかってます。だけどこれは宗教の古典的な手口でもあるわけです。
ニーズがある所に商品をぶつけるんじゃなく商品に対してニーズを作り出す事に僕は意義があると思うんです。PRの。ああ、世界を変える話は書きましたね。まぁそんな話で。だから世論を変える手段として日本は大新聞の配達網が異常に整備されてるわけだしマスコミを使う事は全く構わないと思うんですよ。でもそれに飲まれてしまっては「パブ屋」、つまりパブリシティというのがまぁ記者さんに渡す資料なわけですが、それを書くだけとか記者の方を見るだけという風になってしまうのではないのかと僕は危惧するわけです。
まぁ現実水面下の行動の成果は雑誌とかメディアの露出で測るわけでそっちに向かってしまうのは仕方ないと思うんですよ。いい顔しちゃうのは。でも「日々の仕事の中でそうなって行ってしまう」のと「最初から彼らの方を向いて仕事をする」という事には天と地の開きがあるように思うんですよ。僕はね。
ま、幸せにする、というとおこがましいですよね。それこそ最近再読してる京極にでてくる堂島大佐みたいなもんでまぁその堂島さんは催眠術を極めていてまぁ指一本で被験者の望む世界を作り出す事が出来るわけですよ。まぁそれは完全にエゴというかそれが幸せか?というと微妙なところなんですが。
いや、倫理的には勿論アウトですよ。それに世界に人は一人ではなく主観だけでは生きられない以上、自分の見ている世界と周りの見ている世界が著しく整合性を欠いてしまえばそれもまたうまくないでしょう。でもその人個人にとってはどうでしょうか?周りから見て狂って居ようがなんだろうが自分にとっての幸せの世界に生きられるというのはどうなんでしょうか?勿論その決定権は本人以外にないわけだしそれで他人を操ろうとかいうのは問題なんですがね。
ってかまぁ、自分でも意識がないような状態でこれを書いていたりする事はしょっちゅうなのでまぁ重複している事など歯牙にもかけない心持ちで居てくださいな。うん。
会場は東京駅近くの某ホテル。エレベータで三階に上がると…なんと居ました、こないだの交流会?で会った子が。「いやー人全然居ないしがらがらだけどさ、適当に質問しちゃってよ」とかなんとか随分投げやり。っていうか先輩とか居ないのか…その説明はやばいんじゃないすかね。
まぁ適当に入社五年目とかいう人見つけたりして色々質問。そして時間になったので別の部屋で会社説明会。
僕の志望業界というのはとても狭い業界で、まともに力を持つ企業がせいぜい3つくらいしかありません。あ、国内独立系で3、それに外資系とかもあるけどね。まぁそんな感じでビッグ3の内なんとなく一個パス、一個は落ち、そして残ったのがココだったわけです。しかし駄目でした。いや、多分受けるけど、多分駄目でしょう。よもや上手く隠しきれて内定貰ったとしても正直不安です。
ま、原因はガチ日本風の社風ってのもあるんですが。
さて、PRという仕事は「ある商品の良さであるとかイベントであるとかそういったニュース価値がある(のに会社の名前が知られていないとかそういった副次的?な理由で紹介されにくい)素材を掘り起こす」仕事であると定義できると思います。
今日の会社が主眼を置いているのはその後の「媒体に載せてもらう」という事のようなんですね。上手く取り上げて貰える切り口を考えるという。時には自分の会社の…通信社的な役割というんでしょうか、「ウチがニュースだって言ってるんだから大丈夫」的な力も使いつつ。
僕はその考えには全く賛成できません。いじるのはそこじゃないと思うんです。PRは通信社じゃない。
僕は宗教をやる、といってたくらいの人間で結局人の心を動かす仕事がしたいと思っています。イイコト風に言うなら「人を幸せにしたい!」という事。
モノが溢れていても人は必ず幸せになれるワケじゃない事はモノが溢れた国で過ごしている自分は良くわかってるつもりです(自分自身は幸せだと思ってますが)。モノがなくて足りなさを感じるのは有ったモノが失われた時でしょう。
これは確か「影響力の武器」でも似たような事が論じられています。圧政状態で暴動の可能性が一番高いのは抑圧と不幸の状態が一番高い時ではなく、一時的に平和、というか緩んだ後だとかそんなような話。
確かにモノがあれば世界は確実に広がります。選択肢も広がります。医療技術が進歩すれば助かる人も増えます。
でもそんな事よりもっと簡単に幸せになる事が出来るのが心を変える事です。欲求が満たされる事が幸せならば、乱暴な話、欲求のレベルを下げてしまえばいいわけです。医療技術の話をするならば「不治の病」のランク?ってのは年々下がってるわけですよね。不治じゃなくなる病気は増えていくわけですから。だからといって昔の人がそれをそこまで無念に思ったんでしょうか。勿論死んでしまうことに対する悲しみはあるでしょうしそれによって家族や配偶者を失った医者が奮起して治療法を見つけたのかもしれませんが。
極端な話、死ぬような思いをした後は生きてる事を実感するとか本当に感謝するとか言うでしょう。そういう状態を人工的に作ったらどうですか。その人は生きる事に毎日感謝しながら幸せをかみ締めて生きていく事になるわけです。
だからといってみんなを死ぬほどの思いをさせようってのは乱暴ですよね。そんな事はわかってます。だけどこれは宗教の古典的な手口でもあるわけです。
ニーズがある所に商品をぶつけるんじゃなく商品に対してニーズを作り出す事に僕は意義があると思うんです。PRの。ああ、世界を変える話は書きましたね。まぁそんな話で。だから世論を変える手段として日本は大新聞の配達網が異常に整備されてるわけだしマスコミを使う事は全く構わないと思うんですよ。でもそれに飲まれてしまっては「パブ屋」、つまりパブリシティというのがまぁ記者さんに渡す資料なわけですが、それを書くだけとか記者の方を見るだけという風になってしまうのではないのかと僕は危惧するわけです。
まぁ現実水面下の行動の成果は雑誌とかメディアの露出で測るわけでそっちに向かってしまうのは仕方ないと思うんですよ。いい顔しちゃうのは。でも「日々の仕事の中でそうなって行ってしまう」のと「最初から彼らの方を向いて仕事をする」という事には天と地の開きがあるように思うんですよ。僕はね。
ま、幸せにする、というとおこがましいですよね。それこそ最近再読してる京極にでてくる堂島大佐みたいなもんでまぁその堂島さんは催眠術を極めていてまぁ指一本で被験者の望む世界を作り出す事が出来るわけですよ。まぁそれは完全にエゴというかそれが幸せか?というと微妙なところなんですが。
いや、倫理的には勿論アウトですよ。それに世界に人は一人ではなく主観だけでは生きられない以上、自分の見ている世界と周りの見ている世界が著しく整合性を欠いてしまえばそれもまたうまくないでしょう。でもその人個人にとってはどうでしょうか?周りから見て狂って居ようがなんだろうが自分にとっての幸せの世界に生きられるというのはどうなんでしょうか?勿論その決定権は本人以外にないわけだしそれで他人を操ろうとかいうのは問題なんですがね。
ってかまぁ、自分でも意識がないような状態でこれを書いていたりする事はしょっちゅうなのでまぁ重複している事など歯牙にもかけない心持ちで居てくださいな。うん。
乙部さんでしたか?最近見ませんね(時々ちらっと写ってるけど)。彼女、広報の人間として隙がありすぎですが堀江さんはああいう人間を矢面に立てて持つと思ったんでしょうか?エキセントリックな人の盾になるのであればその分余計叩かれるというか…まぁ案の定過去の事についてある事ない事ほっくりかえされましたね。彼女自身もちょっとエキセントリックだし。それで退場という事になったんでしょうか。謎です。プラップでメディアトレーニングでも受けてくるといいと思います。
僕はライブドアのやってる事は嫌いではありませんし少なくとも脊椎反射で文句を言ってる人間を見るとむかつきます。理屈では反論しようがないってのはわかるんだけど。日本市場の清例な〜とかな。
でもあの人相が悪い(というより頭が悪そう)副社長と広報は嫌いです。
さぁ、撮影。
僕はライブドアのやってる事は嫌いではありませんし少なくとも脊椎反射で文句を言ってる人間を見るとむかつきます。理屈では反論しようがないってのはわかるんだけど。日本市場の清例な〜とかな。
でもあの人相が悪い(というより頭が悪そう)副社長と広報は嫌いです。
さぁ、撮影。
今日も今日とてだるいのでネットを漂流中、"Project Sixteen"なるものの話を読んだ。BAT(British American Tobacco)の計画だそうで内部文書が暴露されて、って話。
内容と言うのはまぁ少し想像は付くけれど「16歳を喫煙者にする」というもの。確かに若年からの喫煙はすなわちタバコ離れの防止になるので効率的とも言えるんだけど…。なんなんでしょう、ここまでして売るのはなんなんでしょう。これで大儲けする人は別に馬鹿な若者が何人死のうと気にも留めないのだろうし別にそれはそこまで不自然な心情ではないと思うのだけれどもし僕がJT入ってもたかだか月に20万とか貰ってやれる仕事じゃないです。
まぁ日本語のサイトでこれを紹介しているのはホントに少数みたいでそれがどういう意味なのか(つまりこの件自体がでっちあげかそれに近いものなのかそれとも単に知名度が恐ろしく低いのか)わかりませんが。
あとJTも高校の周りのコンビニを販売重点区域にしてるとかいう出典を示さない話も有りますが…。
参考URL
http://www.kyoto-seika.ac.jp/jinbun/kankyo/class/2003/hosokawa/feedback_07.html
上のサイトで「詳細が読める」とされているといると思われる部分…
http://tobaccodocuments.org/profiles/operations/sixteen.html
内容無し。
アマゾン「現代タバコ戦争」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004306140/250-2853737-9048239
BGM
Ulicka / MAFIA(game)
よくよく見てみるとBGMがやたら豪華なMAFIA(町のBGMはジャンゴ・ラインハルトです。)。続編でないかなぁ…。
内容と言うのはまぁ少し想像は付くけれど「16歳を喫煙者にする」というもの。確かに若年からの喫煙はすなわちタバコ離れの防止になるので効率的とも言えるんだけど…。なんなんでしょう、ここまでして売るのはなんなんでしょう。これで大儲けする人は別に馬鹿な若者が何人死のうと気にも留めないのだろうし別にそれはそこまで不自然な心情ではないと思うのだけれどもし僕がJT入ってもたかだか月に20万とか貰ってやれる仕事じゃないです。
まぁ日本語のサイトでこれを紹介しているのはホントに少数みたいでそれがどういう意味なのか(つまりこの件自体がでっちあげかそれに近いものなのかそれとも単に知名度が恐ろしく低いのか)わかりませんが。
あとJTも高校の周りのコンビニを販売重点区域にしてるとかいう出典を示さない話も有りますが…。
参考URL
http://www.kyoto-seika.ac.jp/jinbun/kankyo/class/2003/hosokawa/feedback_07.html
上のサイトで「詳細が読める」とされているといると思われる部分…
http://tobaccodocuments.org/profiles/operations/sixteen.html
内容無し。
アマゾン「現代タバコ戦争」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004306140/250-2853737-9048239
BGM
Ulicka / MAFIA(game)
よくよく見てみるとBGMがやたら豪華なMAFIA(町のBGMはジャンゴ・ラインハルトです。)。続編でないかなぁ…。
ダイアモンドとチョコレート。搾取の味。
2005年1月13日 考え事http://www.ochanoma.info/sc_choco.html
http://www.ochanoma.info/sc_diamond.html
この前ちょろっと書いたが最近竹島将という作家にはまっている。まぁ普通に読めば謀略系のヴァイオレンス小説、みたいな評価で何の作品でも大体CIAとかKGBとかが無関係な一般庶民を虐殺しながら物凄い陰謀を巡らしたりする、言ってみればそれだけの娯楽小説である。これも前書いたけど菊池秀行みたいなもんですよ。ただ2chには竹島将は硬派な作品を書く資金を得る為に娯楽小説まがいのものを書いていた、という証言もありどうなんだか、という感じである。事実この人の一部の作品、野獣とか出てこない"熱き魂の彼方へ"等のシリーズはもう少しこの人に時間が与えられればもっといいものが書けたのでは、と思わせる力がある(竹島将は作家生活10年くらいで交通事故により死去している)。
その人の作品の中に"黄金郷への漂泊者"というのがある。この間古本屋で見つけたもので残念ながら2巻しかなかったんだけれどこの話はダイアモンド屋をやっていた両親が業界を独占している「デビイズ」の何らかの悪辣な戦略により自殺に追い込まれた主人公が同じ世界で戦いを挑む為に自分でデビイズの支配が及んでない鉱山を発見し、巻き返しを図っていくという話。
僕が持っている二巻は主人公の反攻によって世界の支配を維持しきれなくなってきたデビイズの重役が「とりあえずこいつむかつく」、という事で勝手に多分鉱山の防衛の為に会社が所有している部隊(これがまた異常に優秀なんだ私兵の癖に)を動かして東京にいる主人公を拉致しようとしたりしなかったり、っていう話。
…いやいやその話は前置きでね(長い)。以上は小説の世界。でも実際にダイアモンド業界には「デビアス」という巨人がいる。そして多分この小説が書かれたころにはまだ世界のダイアモンド流通の9割とか信じられないパーセントを握っていた。今は独立系も強くなってきて(幸いにも「デビイズ」と違い「デビアス」は無闇に対立業者を拉致監禁したり暗殺したりしないようなので)デビアス自身も独占をやめる方向に行ってるみたいですが。
そうそう、そんな中で書かれたであろう「黄金郷への漂泊者」、作中ではダイアモンドは物凄い評価低いです。「こんなものはただの炭素の塊だ、すぐ燃えるし」とか…。あとダイヤそのものにはたいした価値はなく「デビイズ」は寡占によって幻想を売ってる、とか。現実に当てはめても一面正しいなと思ったりもするのです。供給過剰による値段の下落を極度に恐れてデビアス(ごっちゃになってきた)は特殊な流通体系のようなものを整備したみたいだし。
えーっと要するに、最初のリンクの文章を読んでもらいたいなぁ、と久しぶりに「誰か読んでいるかもしれない人」に向けて訴える気分になったわけです。ダイヤモンド関連でふらふらしてたら見つけたので。いわゆる紛争ダイヤモンドについては随分昔の朝日に特集されてました。そちらはもっとつっこんだ内容で隣の国がシエラレオネ軍の制服着て勝手に戦争して内戦を盛り上げてるとかなんかそんな内容の事が書いてって驚いたような記憶があります。
チョコについても大して中身は変わりません。アフリカではカカオを取る為に死ぬ少年労働者が居て、僕らは冷暖房が効きすぎるコンビニで100円の板チョコを買うわけです。記事はありませんが当然コーヒーにも同じ事はあって、NGOの圧力でスターバックスは「フェアトレードコーヒー」というものを一定比率購入するようにしたそうです。それを説明するHP(http://www.starbucks.co.jp/ja/company_cto_02.htm)には奴隷云々とは書いてありませんが…まぁ制度としては圧力での不当な安値での購入をやめ、生産者と直接、公正な取引を行う事で買う側は顔が見える取引で長期的な品質の安定が望め、生産者は安定して公正な額の報酬を得られる、という仕組みだそうです。
単なる娯楽小説から出発してダイヤモンド、チョコ、コーヒーと流れました。色々勉強になりましたよ自分自身。フェアトレードとか知らんかったし。
…食品系でこういう黒い話がない品種ってないのかなぁ、と心配になってきてしまう。ドメスティックな農業が一番クリーンな気もしてくる。農協がシメてるから個人の不正はあっても組織全体はそこまで腐ってないだろうし…といいつつ農協ってどういう資本で運営されてる組織なんだか全然知らなかったりする。
…って午前中から何やってるんだかなー。今日はリーガルで靴直して最後の免許関連やって矯正の予約とってジム行って…と細かい業務が多い日です。ちなみに今正午過ぎ。がんばろう。
金がないから楽譜がかえねー。
http://www.ochanoma.info/sc_diamond.html
この前ちょろっと書いたが最近竹島将という作家にはまっている。まぁ普通に読めば謀略系のヴァイオレンス小説、みたいな評価で何の作品でも大体CIAとかKGBとかが無関係な一般庶民を虐殺しながら物凄い陰謀を巡らしたりする、言ってみればそれだけの娯楽小説である。これも前書いたけど菊池秀行みたいなもんですよ。ただ2chには竹島将は硬派な作品を書く資金を得る為に娯楽小説まがいのものを書いていた、という証言もありどうなんだか、という感じである。事実この人の一部の作品、野獣とか出てこない"熱き魂の彼方へ"等のシリーズはもう少しこの人に時間が与えられればもっといいものが書けたのでは、と思わせる力がある(竹島将は作家生活10年くらいで交通事故により死去している)。
その人の作品の中に"黄金郷への漂泊者"というのがある。この間古本屋で見つけたもので残念ながら2巻しかなかったんだけれどこの話はダイアモンド屋をやっていた両親が業界を独占している「デビイズ」の何らかの悪辣な戦略により自殺に追い込まれた主人公が同じ世界で戦いを挑む為に自分でデビイズの支配が及んでない鉱山を発見し、巻き返しを図っていくという話。
僕が持っている二巻は主人公の反攻によって世界の支配を維持しきれなくなってきたデビイズの重役が「とりあえずこいつむかつく」、という事で勝手に多分鉱山の防衛の為に会社が所有している部隊(これがまた異常に優秀なんだ私兵の癖に)を動かして東京にいる主人公を拉致しようとしたりしなかったり、っていう話。
…いやいやその話は前置きでね(長い)。以上は小説の世界。でも実際にダイアモンド業界には「デビアス」という巨人がいる。そして多分この小説が書かれたころにはまだ世界のダイアモンド流通の9割とか信じられないパーセントを握っていた。今は独立系も強くなってきて(幸いにも「デビイズ」と違い「デビアス」は無闇に対立業者を拉致監禁したり暗殺したりしないようなので)デビアス自身も独占をやめる方向に行ってるみたいですが。
そうそう、そんな中で書かれたであろう「黄金郷への漂泊者」、作中ではダイアモンドは物凄い評価低いです。「こんなものはただの炭素の塊だ、すぐ燃えるし」とか…。あとダイヤそのものにはたいした価値はなく「デビイズ」は寡占によって幻想を売ってる、とか。現実に当てはめても一面正しいなと思ったりもするのです。供給過剰による値段の下落を極度に恐れてデビアス(ごっちゃになってきた)は特殊な流通体系のようなものを整備したみたいだし。
えーっと要するに、最初のリンクの文章を読んでもらいたいなぁ、と久しぶりに「誰か読んでいるかもしれない人」に向けて訴える気分になったわけです。ダイヤモンド関連でふらふらしてたら見つけたので。いわゆる紛争ダイヤモンドについては随分昔の朝日に特集されてました。そちらはもっとつっこんだ内容で隣の国がシエラレオネ軍の制服着て勝手に戦争して内戦を盛り上げてるとかなんかそんな内容の事が書いてって驚いたような記憶があります。
チョコについても大して中身は変わりません。アフリカではカカオを取る為に死ぬ少年労働者が居て、僕らは冷暖房が効きすぎるコンビニで100円の板チョコを買うわけです。記事はありませんが当然コーヒーにも同じ事はあって、NGOの圧力でスターバックスは「フェアトレードコーヒー」というものを一定比率購入するようにしたそうです。それを説明するHP(http://www.starbucks.co.jp/ja/company_cto_02.htm)には奴隷云々とは書いてありませんが…まぁ制度としては圧力での不当な安値での購入をやめ、生産者と直接、公正な取引を行う事で買う側は顔が見える取引で長期的な品質の安定が望め、生産者は安定して公正な額の報酬を得られる、という仕組みだそうです。
単なる娯楽小説から出発してダイヤモンド、チョコ、コーヒーと流れました。色々勉強になりましたよ自分自身。フェアトレードとか知らんかったし。
…食品系でこういう黒い話がない品種ってないのかなぁ、と心配になってきてしまう。ドメスティックな農業が一番クリーンな気もしてくる。農協がシメてるから個人の不正はあっても組織全体はそこまで腐ってないだろうし…といいつつ農協ってどういう資本で運営されてる組織なんだか全然知らなかったりする。
…って午前中から何やってるんだかなー。今日はリーガルで靴直して最後の免許関連やって矯正の予約とってジム行って…と細かい業務が多い日です。ちなみに今正午過ぎ。がんばろう。
金がないから楽譜がかえねー。
新宿、随園別館。たらたら食ってたら2時間くらいで追い出されました。今日の中国度は低かったです。
今日は学部もクラスもサークルも一緒の道産子T田嬢と中華。それにしても相変わらず量がありますね。時間制限のために食いきれませんでした。そこまで食って老酒2合入れても1人2500円程度。最近賢く食べる(別名ケチ)事が多いですね。まぁ外食の数がかなり多くなってるので仕方ないといえば仕方ないのですが。
…「外食が多くなってる事」それ自体は別に良い事でもなんでもないですよね。
追い出されたので隠れ家?面影屋に移動。コーヒー2杯で粘る粘る。ところでここの水はただの水ではありませんね。甘いです。コーヒー一杯600円からは高いけれどあの辺りの店の中では圧倒的に静かだしイイです、面影屋。喫茶店で安くて他に良いトコあれば移るんだけど…。まぁ酒飲んでるよりは安いし特に飲む相手じゃない場合はいいかな、と。警戒もされにくいし。
面影屋での話の中身。彼女は食品系志望という事で食肉利権とその歴史。そして何故か731部隊の話。まぁ製薬と食肉はやめとけ、って話です。僕が聞いてる話はもしかしたら全部ヨタかもしれませんが…たとえそうだとしてもあのミドリ十字の重役が元731ってのは確実な話です。しかし濃いな。
企業イメージとか考えなかったのか…と思いつつも彼ら生き残りはアメリカと取引して生き残ったわけで戦後の復興に果たしたアメリカの役割を考えるとそうもいってられなかったのかもしれませんが。しかし実名で普通に暮らしててよく刺されなかったもんですね、この生き残りの人たちは。僕が家族なら間違いなく刺しに行きますが。
ま、南京大虐殺だって日本側と中国側の発表死者には物凄い開きがあるわけでこの731の話もどこまでが真実なのかは知る由もありませんが…。ま、程度の差はあれ、やってはいたんでしょうけれど。無条件にわが国の発表が正しいとは思いませんが中国は結構平気な顔してウソ吐くし彼らはそういう発表をする事で利益がありますからねぇODAむしりとったり。
ところでアゴ当てを当てる部分ににきびが出来ました。相当うざいです。「目の上のたんこぶ」、ならぬ「アゴ当てに当たるにきび」。弾いてると痛む。恥ずかしながら要するに弾きまくってる内に汗か老廃物で詰まったんですな皮膚が。あーフケツ。
完全に予防しようと思ったらハンカチ類をはさむしかないのですが触感(というか高さ)変わるんであんまり…って感じなんですよね。ライトの熱でかなり暑い舞台だとよく使うんですが。
有名人にもハンカチ使う人間は沢山います。時々ハンカチの柄とか見てみると面白かったりするわけです。
ちなみにアゴ当ては昔は木製が主流だったんですが衛生上の問題からどんな高いバイオリンでも今はむしろプラスチック製のものがよく使われるようです。客観的な音にそこまで影響する部品じゃないし(ただ演奏者には多分本体の振動をあごで拾って聞こえている関係上音が変わったように聞こえている可能性がありますね)。木だとやっぱ不潔になりやすいしねぇ…最悪なんか生えてくるし。
生えてくるといえば…しばらくヴァイオリンを放置していて久しぶりにケースをあけたらF字孔からキノコが生えてきた、って実話だか都市伝説だかわからない話を聞いた事があります。おーこわ…。
そういえば先生にメールしたのに返事がありません。忙しいのかな?レッスン頼みたいのに。
夕食食べてもう5時間くらい経ったので小腹が減ってきました。
BGM
COO / 青い赤
COO / PaperDoll
COO / Live音源(BootRegにつき曲目不明)×2
黒百合姉妹 / 花
黒百合姉妹 / 深
黒百合姉妹 / 最後は天使と聴く沈む世界の翅の記憶
GrandCentralBand / Brightest Star(Album)
[iksi:d] / Recovery & Reload …昔永遠の仔のテーマを歌ってましたね。
今日は学部もクラスもサークルも一緒の道産子T田嬢と中華。それにしても相変わらず量がありますね。時間制限のために食いきれませんでした。そこまで食って老酒2合入れても1人2500円程度。最近賢く食べる(別名ケチ)事が多いですね。まぁ外食の数がかなり多くなってるので仕方ないといえば仕方ないのですが。
…「外食が多くなってる事」それ自体は別に良い事でもなんでもないですよね。
追い出されたので隠れ家?面影屋に移動。コーヒー2杯で粘る粘る。ところでここの水はただの水ではありませんね。甘いです。コーヒー一杯600円からは高いけれどあの辺りの店の中では圧倒的に静かだしイイです、面影屋。喫茶店で安くて他に良いトコあれば移るんだけど…。まぁ酒飲んでるよりは安いし特に飲む相手じゃない場合はいいかな、と。警戒もされにくいし。
面影屋での話の中身。彼女は食品系志望という事で食肉利権とその歴史。そして何故か731部隊の話。まぁ製薬と食肉はやめとけ、って話です。僕が聞いてる話はもしかしたら全部ヨタかもしれませんが…たとえそうだとしてもあのミドリ十字の重役が元731ってのは確実な話です。しかし濃いな。
企業イメージとか考えなかったのか…と思いつつも彼ら生き残りはアメリカと取引して生き残ったわけで戦後の復興に果たしたアメリカの役割を考えるとそうもいってられなかったのかもしれませんが。しかし実名で普通に暮らしててよく刺されなかったもんですね、この生き残りの人たちは。僕が家族なら間違いなく刺しに行きますが。
ま、南京大虐殺だって日本側と中国側の発表死者には物凄い開きがあるわけでこの731の話もどこまでが真実なのかは知る由もありませんが…。ま、程度の差はあれ、やってはいたんでしょうけれど。無条件にわが国の発表が正しいとは思いませんが中国は結構平気な顔してウソ吐くし彼らはそういう発表をする事で利益がありますからねぇODAむしりとったり。
ところでアゴ当てを当てる部分ににきびが出来ました。相当うざいです。「目の上のたんこぶ」、ならぬ「アゴ当てに当たるにきび」。弾いてると痛む。恥ずかしながら要するに弾きまくってる内に汗か老廃物で詰まったんですな皮膚が。あーフケツ。
完全に予防しようと思ったらハンカチ類をはさむしかないのですが触感(というか高さ)変わるんであんまり…って感じなんですよね。ライトの熱でかなり暑い舞台だとよく使うんですが。
有名人にもハンカチ使う人間は沢山います。時々ハンカチの柄とか見てみると面白かったりするわけです。
ちなみにアゴ当ては昔は木製が主流だったんですが衛生上の問題からどんな高いバイオリンでも今はむしろプラスチック製のものがよく使われるようです。客観的な音にそこまで影響する部品じゃないし(ただ演奏者には多分本体の振動をあごで拾って聞こえている関係上音が変わったように聞こえている可能性がありますね)。木だとやっぱ不潔になりやすいしねぇ…最悪なんか生えてくるし。
生えてくるといえば…しばらくヴァイオリンを放置していて久しぶりにケースをあけたらF字孔からキノコが生えてきた、って実話だか都市伝説だかわからない話を聞いた事があります。おーこわ…。
そういえば先生にメールしたのに返事がありません。忙しいのかな?レッスン頼みたいのに。
夕食食べてもう5時間くらい経ったので小腹が減ってきました。
BGM
COO / 青い赤
COO / PaperDoll
COO / Live音源(BootRegにつき曲目不明)×2
黒百合姉妹 / 花
黒百合姉妹 / 深
黒百合姉妹 / 最後は天使と聴く沈む世界の翅の記憶
GrandCentralBand / Brightest Star(Album)
[iksi:d] / Recovery & Reload …昔永遠の仔のテーマを歌ってましたね。
カウンセリング、そして初授業。
カウンセリングは近況を喋り倒して終わりました。祖母が倒れた事に端を発する色々な事…つまり「人に当然のように起こる反応が起こらない事」に関する悩み(まぁつまりは「理性的過ぎる」といういつも話す事に繋がるわけだけれど)、26日の本番に関する事、友人関係の崩壊が僕に過去を決定的に思い出させていた事。
友人関係についてはまぁ一定の修復が出来たとは思います。というより実際はそこまで壊れていなかったのでしょう、きっと。ただ独りだった僕の思考が暴走しただけで。それもわかってはいたんですが確証がない以上、安心は出来なかったのです。ま、変な(というか自分がおかしくなってる)時期にのめり込んで相手を本当に壊すよりこうやって自覚的に距離をおくようにする方がよかったとは思いますよ。まぁ加えてA木嬢の場合必要以上に近付くと僕自身が駄目になる…というか腐るでしょうし。楽しいけれど待つのはきっと甘い堕落。
鬱同士惹かれあうのは仕方ないですが鬱病患者はあれです、檻兼、檻の中のエサ。一人二役。正常な人間が可哀想だと思って近付くと結構な確率で鬱にしちゃう。普通の風邪のようには伝染しないけれど鬱の感染はある種の麻薬がそうであるように肉体的には無害でも精神依存のようなもの。
しかも厄介な事に鬱の人間は誰かにすがらないと生きていけない(と思い込んでいる)。だから注目を集めようとしてODしたり自殺未遂したりする。手首切ってから電話するとかね。すがられたほうは迷惑ですよ、下手すりゃ鬱が伝染るわけだし(語呂がいいなぁ)そこまでいかなくても重い。「あなたと別れたら死ぬ」と言う彼女を持つ事、想像したくもないでしょう?意に沿わぬ別れの時に言われがちな台詞ではありますが前科者に言われると流石に怖いです。
すがらずば生きていけず、すがれば必ず迷惑をかける。因果なモンですねぇ。そういう人を友達に持ったなら割り切らないと、と思います。その人との関係を見つめなおし、本当に続けて行きたいと思う関係ならある程度覚悟を決めないと。空気感染する病原菌を口から始終呼吸と共に吐き出す患者にマスクその他の装備無しで立ち向かう覚悟があるか、って事なんでしょうねぇ。傍に居てあげる事はプラスになるとは思います。すがるものを見つけたからといって自分で立ち上がる気力を減退させてしまう人間もいるでしょうが…。そんな人間なら助ける必要もないでしょうし。
午前三時には寝たほうがいいよなぁ…ラッシュにもならない時間に電車寝過ごしそうになるのはありえない…。
あ、授業はずっと読書していたのでよく覚えていません。本日図書館で借りたのは
公安警察の手口 / 鈴木邦男
戦争報道 / 武田徹
ヤクザの文化人類学 / ヤコブ・ラズ
日本の公安警察 / 青木理
洗脳の科学 / リチャード・キャメリアン
…危険すぎる…。背表紙並べて写メ撮って既にネタになりました。ちなみに鈴木邦男は新右翼一水会の…前、代表になったのかな?新右翼の歴史は知らないけれど多分野村秋介と並んで新右翼では有名だった気がする。一水会からは見沢知廉という人も出ていますね(鈴木邦男は結局見沢は一水会にも余り満足してなかったようだ、みたいな事を書いてますが)。犯歴が10年経って消えたから殺人って書かないで欲しいみたいです。
"戦争報道"は探しものをして居るときに見つけた本。「戦争報道の内幕」って本(別物)を探していたので似てるなぁと思って手に取った。まだ読んでないけどやっぱPRの話は書いてあるようなので楽しみ。
ヤクザ〜はイスラエルの山森先生のサイトに記述があって面白そうなので借りてみました。確か文化人類学の学者がヤクザを文化人類学的に見る(親分に信頼されて完全にフィールドワークのように組織の中に入って研究したそうな)…みたいな内容。実は今日の5冊の中で一番普通かも。
洗脳〜はあとがきだけ読んだけど微妙にオカルティストが書いてるクサい…。なんか電波兵器で攻撃を受けているとか主張してる人の事をまじめっぽく取り上げてるし…。「医学的には精神分裂病の症状に分類される事は承知しているが…」みたいな書き方。事実そうでしょう。そんな高度な兵器を使う人間が素人に気づかれる監視をする筈がないですし(とはいえ「日本の公安警察」にも紹介されていた某国際部長宅盗聴事件は死ぬほど杜撰ですね。大体雑音入ったり通話音声が小さくなるって何世紀前の盗聴器だよ…。勿論党の教育と日ごろの備えがある程度あったからこそ気づけたんだろうけれど。)そもそもそれがもし本当に一般に非公開の兵器であるなら被害者は何をされているか絶対にわかるはずがありません。開発者が被害を訴えてるとかならまぁともかく。…まぁ役に立てばどこから出た情報でもいいのですけれども。
カウンセリングは近況を喋り倒して終わりました。祖母が倒れた事に端を発する色々な事…つまり「人に当然のように起こる反応が起こらない事」に関する悩み(まぁつまりは「理性的過ぎる」といういつも話す事に繋がるわけだけれど)、26日の本番に関する事、友人関係の崩壊が僕に過去を決定的に思い出させていた事。
友人関係についてはまぁ一定の修復が出来たとは思います。というより実際はそこまで壊れていなかったのでしょう、きっと。ただ独りだった僕の思考が暴走しただけで。それもわかってはいたんですが確証がない以上、安心は出来なかったのです。ま、変な(というか自分がおかしくなってる)時期にのめり込んで相手を本当に壊すよりこうやって自覚的に距離をおくようにする方がよかったとは思いますよ。まぁ加えてA木嬢の場合必要以上に近付くと僕自身が駄目になる…というか腐るでしょうし。楽しいけれど待つのはきっと甘い堕落。
鬱同士惹かれあうのは仕方ないですが鬱病患者はあれです、檻兼、檻の中のエサ。一人二役。正常な人間が可哀想だと思って近付くと結構な確率で鬱にしちゃう。普通の風邪のようには伝染しないけれど鬱の感染はある種の麻薬がそうであるように肉体的には無害でも精神依存のようなもの。
しかも厄介な事に鬱の人間は誰かにすがらないと生きていけない(と思い込んでいる)。だから注目を集めようとしてODしたり自殺未遂したりする。手首切ってから電話するとかね。すがられたほうは迷惑ですよ、下手すりゃ鬱が伝染るわけだし(語呂がいいなぁ)そこまでいかなくても重い。「あなたと別れたら死ぬ」と言う彼女を持つ事、想像したくもないでしょう?意に沿わぬ別れの時に言われがちな台詞ではありますが前科者に言われると流石に怖いです。
すがらずば生きていけず、すがれば必ず迷惑をかける。因果なモンですねぇ。そういう人を友達に持ったなら割り切らないと、と思います。その人との関係を見つめなおし、本当に続けて行きたいと思う関係ならある程度覚悟を決めないと。空気感染する病原菌を口から始終呼吸と共に吐き出す患者にマスクその他の装備無しで立ち向かう覚悟があるか、って事なんでしょうねぇ。傍に居てあげる事はプラスになるとは思います。すがるものを見つけたからといって自分で立ち上がる気力を減退させてしまう人間もいるでしょうが…。そんな人間なら助ける必要もないでしょうし。
午前三時には寝たほうがいいよなぁ…ラッシュにもならない時間に電車寝過ごしそうになるのはありえない…。
あ、授業はずっと読書していたのでよく覚えていません。本日図書館で借りたのは
公安警察の手口 / 鈴木邦男
戦争報道 / 武田徹
ヤクザの文化人類学 / ヤコブ・ラズ
日本の公安警察 / 青木理
洗脳の科学 / リチャード・キャメリアン
…危険すぎる…。背表紙並べて写メ撮って既にネタになりました。ちなみに鈴木邦男は新右翼一水会の…前、代表になったのかな?新右翼の歴史は知らないけれど多分野村秋介と並んで新右翼では有名だった気がする。一水会からは見沢知廉という人も出ていますね(鈴木邦男は結局見沢は一水会にも余り満足してなかったようだ、みたいな事を書いてますが)。犯歴が10年経って消えたから殺人って書かないで欲しいみたいです。
"戦争報道"は探しものをして居るときに見つけた本。「戦争報道の内幕」って本(別物)を探していたので似てるなぁと思って手に取った。まだ読んでないけどやっぱPRの話は書いてあるようなので楽しみ。
ヤクザ〜はイスラエルの山森先生のサイトに記述があって面白そうなので借りてみました。確か文化人類学の学者がヤクザを文化人類学的に見る(親分に信頼されて完全にフィールドワークのように組織の中に入って研究したそうな)…みたいな内容。実は今日の5冊の中で一番普通かも。
洗脳〜はあとがきだけ読んだけど微妙にオカルティストが書いてるクサい…。なんか電波兵器で攻撃を受けているとか主張してる人の事をまじめっぽく取り上げてるし…。「医学的には精神分裂病の症状に分類される事は承知しているが…」みたいな書き方。事実そうでしょう。そんな高度な兵器を使う人間が素人に気づかれる監視をする筈がないですし(とはいえ「日本の公安警察」にも紹介されていた某国際部長宅盗聴事件は死ぬほど杜撰ですね。大体雑音入ったり通話音声が小さくなるって何世紀前の盗聴器だよ…。勿論党の教育と日ごろの備えがある程度あったからこそ気づけたんだろうけれど。)そもそもそれがもし本当に一般に非公開の兵器であるなら被害者は何をされているか絶対にわかるはずがありません。開発者が被害を訴えてるとかならまぁともかく。…まぁ役に立てばどこから出た情報でもいいのですけれども。
今年の目標とやらを。
2005年1月6日 考え事 列挙してみるとしよう。このサイト内をふらふらしてたらそんな事をしていた人がいたので。…ええ、後追いですとも。
なんだかやっぱり音楽関係ばっかり。思いつくままに挙げただけなんだけれど。
1…10日が勝負ですね。どうせ僕がやってももう駄目なのかもしれないけど周囲に迷惑かけず、多少楽しめるのは僕が仕切った場合のみだと思いますよ。ただいつもの僕のスタイルである「ツーカーな腹心」が今回はいないのでどこまでがんばれるかはまぁ未知数ですが。チキンだから自分を鼓舞するいわば本来ならば「内在する他者の視線」とも呼ばれるものが弱く、要するに自分じゃ自分を縛れないんですよ。他人に見られてると思うと頑張れちゃうという…ヘタレな話。まーでも自覚症状があって対策を立ててるって事を免罪符にさせていただきたいところです。
とにやり、これが今年最初にして音楽関係では最大の目標。規模的にも。
2…編曲が頭数そろわないと夢に終わりそう。これも自分が強力なリーダーシップを持ってやらないと。今のところ去年の作品の内演奏が比較的やりやすく編曲自体も綺麗にまとまってる憾、FreezingWaterに加え吉松の作品をメインに持ってこようと思ってます。メンバーは大体アタリがつきました。ただこのペースだと3月の合宿で初お披露目してライブハウスなんていえるのは6月以降だなぁ…。
さて、今みかんを食おうとおもって一個転がってるヤツを剥いたらオレンジでした。ショック。道理で剥きにくいわけだ。
3…とりあえず差し迫って中国語がやばいっす。再々履なのになぁ…。駄目な気がしつつも努力はします。毎回だけど。ま、一年の時さぼりすぎたよ、ホント。そして結局学内ではやりたい事が見つからなかった(正確には外で見つかってしまった、という事なのだけれど)のも一つの要因。
4…デュオ。とりあえず曲の選定が難しい。ジプシー系をやろうと思ってるし将来的にはアコーディオンを引っ張り込もうと思ってるんだけど…ほら、バスとヴァイオリンじゃ音域違いすぎるし何か足りないんですわ。でもまぁ、これはやろうと思えばすぐ出来る。でも将来的にはこれも僕が楽譜書かないと…。
5…正直あまり心配していません。留年しないようならそりゃ就活なんて楽勝ですよ。オトナに気に入られるのは慣れてるし(ただ人に近付くのは基本的にじわじわやってく方なんで短時間ってのがちょいネック)。ただ何の仕事をしたいのか、ってのはやっぱり考えますけどね。ま、自分の望む将来像も考えますし。
6…昨日W辺と飲みながら喋っていた時に思った。そろそろ安定しよう。あ、女性関係です。近付きすぎて相手を壊すのは未だに怖いけれど。ま、こればっかりは自分が望んだからすぐ、って話じゃないけどねぇ。もう虚しい遊びは飽きました。
7…字面通り。年末ちょっと途絶えてしまったので気を取り直して健康的に行こうと思います。今体重計に乗るのが(一般的にとは逆の意味で)怖いけれど去年は通い始めて5ヶ月位やって59から63まで体重が伸びました。ので多分年末の鬱とかで落ちた分も含め一年かけて65辺りが妥当な線でしょう。今ちょっと前まできつかったシャツに入るようになってちょっと悲しい。
8…無理かもなぁ…。などと思いつつ。物事を複雑に考えすぎる事を止める、相手の為を思ってどうのこうのを止める、感情の赴くままに動く…ってそんな事出来たら苦労しないす。まぁ兎に角早いところ新しいカウンセラーとの関係を構築してどうにかいい方向にもって行きたいです。
9…伴奏とあわせるのは試験の後になりそう。3月までにできるのかなぁ…。って伴奏とかの問題じゃなく自分ひとりでもまだまだまだ弾けてないからもっとがんばらないと。貪欲に。
10…こりゃみたまんま。「去年は最悪な年だった」なんてまた来年頭に言いたくない。
一人での音楽、二人での音楽、四人での音楽、そして大勢での音楽。それぞれに難しい点はあり、また楽な点もある。今年は頭にこれだけ選択肢を持てているのだからこれを有効に使おう。
前にも書いたけど「武の神様はケチでしみったれなんだ」
「あれもこれもどれも全て差し出すものにしか本物はくれねぇよ」By愚地独歩。
僕の好きな言葉。これは芸術にだって置き換えられる。そして残酷な事に芸術は目に見える要素だけではない。日々の蓄積がある人間もあっさりぽっと出の天才に負けたりする。空手は鍛錬に比例する部分がもっと多いでしょう。だから
「藝術の神様はケチでしみったれなんだ。あれもこれもどれも全て差し出したって本物をくれるかどうかはわからない」んですねぇ。
そして未だ全てを差し出したとはいえない僕(ってそりゃ僕らみたいなレベルの人間が差し出す差し出さないってのはお笑いですよ。でもまぁ、心構えとして…)。
1 団体を牛耳る
2 カルテットでライブ
3 留年をひらりと回避
4 T1とのデュオ
5 就活(3の成功が大前提ですが)
6 落ち着く
7 ジムには年間通して通い続ける(目標体重=65以上)
8 うつ病(または傾向)から復帰
9 ヴィタリのシャコンヌを完成
10 そして何より…
我侭に、他人に束縛されず、後悔しない年に…
なんだかやっぱり音楽関係ばっかり。思いつくままに挙げただけなんだけれど。
1…10日が勝負ですね。どうせ僕がやってももう駄目なのかもしれないけど周囲に迷惑かけず、多少楽しめるのは僕が仕切った場合のみだと思いますよ。ただいつもの僕のスタイルである「ツーカーな腹心」が今回はいないのでどこまでがんばれるかはまぁ未知数ですが。チキンだから自分を鼓舞するいわば本来ならば「内在する他者の視線」とも呼ばれるものが弱く、要するに自分じゃ自分を縛れないんですよ。他人に見られてると思うと頑張れちゃうという…ヘタレな話。まーでも自覚症状があって対策を立ててるって事を免罪符にさせていただきたいところです。
とにやり、これが今年最初にして音楽関係では最大の目標。規模的にも。
2…編曲が頭数そろわないと夢に終わりそう。これも自分が強力なリーダーシップを持ってやらないと。今のところ去年の作品の内演奏が比較的やりやすく編曲自体も綺麗にまとまってる憾、FreezingWaterに加え吉松の作品をメインに持ってこようと思ってます。メンバーは大体アタリがつきました。ただこのペースだと3月の合宿で初お披露目してライブハウスなんていえるのは6月以降だなぁ…。
さて、今みかんを食おうとおもって一個転がってるヤツを剥いたらオレンジでした。ショック。道理で剥きにくいわけだ。
3…とりあえず差し迫って中国語がやばいっす。再々履なのになぁ…。駄目な気がしつつも努力はします。毎回だけど。ま、一年の時さぼりすぎたよ、ホント。そして結局学内ではやりたい事が見つからなかった(正確には外で見つかってしまった、という事なのだけれど)のも一つの要因。
4…デュオ。とりあえず曲の選定が難しい。ジプシー系をやろうと思ってるし将来的にはアコーディオンを引っ張り込もうと思ってるんだけど…ほら、バスとヴァイオリンじゃ音域違いすぎるし何か足りないんですわ。でもまぁ、これはやろうと思えばすぐ出来る。でも将来的にはこれも僕が楽譜書かないと…。
5…正直あまり心配していません。留年しないようならそりゃ就活なんて楽勝ですよ。オトナに気に入られるのは慣れてるし(ただ人に近付くのは基本的にじわじわやってく方なんで短時間ってのがちょいネック)。ただ何の仕事をしたいのか、ってのはやっぱり考えますけどね。ま、自分の望む将来像も考えますし。
6…昨日W辺と飲みながら喋っていた時に思った。そろそろ安定しよう。あ、女性関係です。近付きすぎて相手を壊すのは未だに怖いけれど。ま、こればっかりは自分が望んだからすぐ、って話じゃないけどねぇ。もう虚しい遊びは飽きました。
7…字面通り。年末ちょっと途絶えてしまったので気を取り直して健康的に行こうと思います。今体重計に乗るのが(一般的にとは逆の意味で)怖いけれど去年は通い始めて5ヶ月位やって59から63まで体重が伸びました。ので多分年末の鬱とかで落ちた分も含め一年かけて65辺りが妥当な線でしょう。今ちょっと前まできつかったシャツに入るようになってちょっと悲しい。
8…無理かもなぁ…。などと思いつつ。物事を複雑に考えすぎる事を止める、相手の為を思ってどうのこうのを止める、感情の赴くままに動く…ってそんな事出来たら苦労しないす。まぁ兎に角早いところ新しいカウンセラーとの関係を構築してどうにかいい方向にもって行きたいです。
9…伴奏とあわせるのは試験の後になりそう。3月までにできるのかなぁ…。って伴奏とかの問題じゃなく自分ひとりでもまだまだまだ弾けてないからもっとがんばらないと。貪欲に。
10…こりゃみたまんま。「去年は最悪な年だった」なんてまた来年頭に言いたくない。
一人での音楽、二人での音楽、四人での音楽、そして大勢での音楽。それぞれに難しい点はあり、また楽な点もある。今年は頭にこれだけ選択肢を持てているのだからこれを有効に使おう。
前にも書いたけど「武の神様はケチでしみったれなんだ」
「あれもこれもどれも全て差し出すものにしか本物はくれねぇよ」By愚地独歩。
僕の好きな言葉。これは芸術にだって置き換えられる。そして残酷な事に芸術は目に見える要素だけではない。日々の蓄積がある人間もあっさりぽっと出の天才に負けたりする。空手は鍛錬に比例する部分がもっと多いでしょう。だから
「藝術の神様はケチでしみったれなんだ。あれもこれもどれも全て差し出したって本物をくれるかどうかはわからない」んですねぇ。
そして未だ全てを差し出したとはいえない僕(ってそりゃ僕らみたいなレベルの人間が差し出す差し出さないってのはお笑いですよ。でもまぁ、心構えとして…)。
いまだ昨日の事が脳内を駆け巡っています。思ったよりダメージがでかかったなぁ…。なんでだ。まぁ時節柄気が立ってるってのもあるの…かな(苦笑。
色々自分が屈折してるってのもあるんでしょうな。知ってます。
僕がこういう羽目に陥るときは大体女の子と結構仲良くて(今回は他の時と比べるとそうでもない)いろんな要素でその子を自分が見込んでる事が多く、男がいることがわかるとまず男に目の敵にされるのです。ま、以前の事例で行けば彼女が「彼氏に喋れないことを喋れる」とか他の男に言ってたらそりゃ嫌がるでしょうな、彼氏としては。んで大体同じコミュニティにいる彼氏と僕が気まずくなり下手したらそこのカップルは別れ、なんだか僕が悪いんですか?みたいな。大体女のほうが彼氏の気持ちが理解できなくて。
今回は更に本番の後に他のオケに三人で手伝いに行くことになってるので気まずいね。ベッドに引っ張り込むわけでもないのに他人に遠慮しなけりゃいけないってのがなんかなぁ、気が重い。
まー杞憂ならば全てよし、ですが。あたしゃ感情にフィルターがかかっているので部分的にはものすごく冷静ですが自分が可愛がってるもの(含む自分自身)に触られると激烈に反応するんですよね。びっくり。弱点だと思いますね。
全てはあさってですかねぇ。
バッハの無伴奏(やっぱむずい)をひたすら弾いてたら少し落ち着きました。結局僕は衝動の全てを音楽に預けちゃってるんですかね。
色々自分が屈折してるってのもあるんでしょうな。知ってます。
僕がこういう羽目に陥るときは大体女の子と結構仲良くて(今回は他の時と比べるとそうでもない)いろんな要素でその子を自分が見込んでる事が多く、男がいることがわかるとまず男に目の敵にされるのです。ま、以前の事例で行けば彼女が「彼氏に喋れないことを喋れる」とか他の男に言ってたらそりゃ嫌がるでしょうな、彼氏としては。んで大体同じコミュニティにいる彼氏と僕が気まずくなり下手したらそこのカップルは別れ、なんだか僕が悪いんですか?みたいな。大体女のほうが彼氏の気持ちが理解できなくて。
今回は更に本番の後に他のオケに三人で手伝いに行くことになってるので気まずいね。ベッドに引っ張り込むわけでもないのに他人に遠慮しなけりゃいけないってのがなんかなぁ、気が重い。
まー杞憂ならば全てよし、ですが。あたしゃ感情にフィルターがかかっているので部分的にはものすごく冷静ですが自分が可愛がってるもの(含む自分自身)に触られると激烈に反応するんですよね。びっくり。弱点だと思いますね。
全てはあさってですかねぇ。
バッハの無伴奏(やっぱむずい)をひたすら弾いてたら少し落ち着きました。結局僕は衝動の全てを音楽に預けちゃってるんですかね。
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ので深夜起こされて病院に行ってきました。叔母が死んだのはもう2年くらい前ですか?それ以来でしょうか。あ、でも叔母の時は僕が合宿中で病院とか行ってないんだよな。
こういった時、僕はとても困ります。どうやら反応が他人と違うみたいなので。やっぱ抑制されてますからね、感情。陰気臭い病院で陰気臭い話をしても何の役にも立たないし悲しくなってくるじゃないですか。別に笑い話をしろとは言いませんが関係ない話でもして気分転換でもしないとやってられない気がするんですけどね。
溶け込めないんですよ。黙るしかないというか。悲しく、むなしくはあれど多分祖母が死んだとしても泣きはしないだろうし(そもそも男が涙を…とかは別の話としてね)多分それを引きずらずに普通に暮らせる。それも悲しい。そういう心を本当に動かされる範囲がものすごく狭いのかなと思ったりする。誰が死んだら悲しいか、も。
しかし5時間くらいは寝たとはいえ昨日が昨日だから眠いなぁ…。今5時前だし。
こういった時、僕はとても困ります。どうやら反応が他人と違うみたいなので。やっぱ抑制されてますからね、感情。陰気臭い病院で陰気臭い話をしても何の役にも立たないし悲しくなってくるじゃないですか。別に笑い話をしろとは言いませんが関係ない話でもして気分転換でもしないとやってられない気がするんですけどね。
溶け込めないんですよ。黙るしかないというか。悲しく、むなしくはあれど多分祖母が死んだとしても泣きはしないだろうし(そもそも男が涙を…とかは別の話としてね)多分それを引きずらずに普通に暮らせる。それも悲しい。そういう心を本当に動かされる範囲がものすごく狭いのかなと思ったりする。誰が死んだら悲しいか、も。
しかし5時間くらいは寝たとはいえ昨日が昨日だから眠いなぁ…。今5時前だし。
他人に思考を覗かれる妄想、というのは精神分裂病の典型的な症状の一つですね。
さて、時系列的におかしいので夢だと気づいたんですが他人のWEB日記の中に自分(の昔のHPの日記)が紹介されていました。こまったもんだね全く。正確には僕が毎日見てるある人Aの日記の中でそのAさんがブックマークしているというある人Bの日記から引用していたわけです。複雑ですね。要するに実際僕の旧HPを見つけたのはBさんでその記事を読んでAさんが取り上げたのを僕がさらに見つけた、と。別にお互い知り合いでもなんでもなく「妙に老成していてその癖支離滅裂」だったかなんだかな批評をされていました。夢の中で妙に納得してしまいました。だって鬱病だったしねぇ…。まぁいいんだけどさ。
さて、時系列的におかしいので夢だと気づいたんですが他人のWEB日記の中に自分(の昔のHPの日記)が紹介されていました。こまったもんだね全く。正確には僕が毎日見てるある人Aの日記の中でそのAさんがブックマークしているというある人Bの日記から引用していたわけです。複雑ですね。要するに実際僕の旧HPを見つけたのはBさんでその記事を読んでAさんが取り上げたのを僕がさらに見つけた、と。別にお互い知り合いでもなんでもなく「妙に老成していてその癖支離滅裂」だったかなんだかな批評をされていました。夢の中で妙に納得してしまいました。だって鬱病だったしねぇ…。まぁいいんだけどさ。
昨日話題に上ったこと。正直外から見ると僕、物欲有りそうに見えます。自分でもよく考えてみると実はあんまり無いんですね。意外なことに。今何が欲しいかな、ってそりゃヴァイオリンとかは欲しいけれどテレビもデジカメもPCも別にいらない。DVDはないけど不便は…たまにしか感じないし。
元から普通に生きていて角が立つ性格だったわけなのだけれどそれでも尚、「普通」に溶け込むよう努力する事で結構なストレスを被っていたわけです。高校までは。で色々あってそういうのをやめよう、と決意しその後は我欲を抑圧(いやギャグじゃなくって)せず生きる事を信条としている事は確かなんですが。
でも食欲も性欲も物欲も睡眠欲も「必要とする」というレベルでは勿論必要とするわけだけれど別にそれ以上はないなぁ、と思ったりする。ってか睡眠欲なんて「必要か必要じゃないか」しかないわけで「欲」と呼べるものかどうかは疑問なのだけれど。睡眠で贅沢する、ってのはないでしょ。食と性は数とか質とかあるけどさ。まぁ睡眠だって「絶対低反発ベッドで寝る!」みたいなのがあれば別だけど普通は睡眠の環境は自宅が基本なわけであまり毎日ころころとは変わらないわけで。あ、欲ないないと言っても被愛欲は強いなぁ…。
まぁそんな事をつらつらと考えていたわけです。今日はK北嬢が所属するギターサークルの演奏会、その前に学校でコーポレートガバナンスとかについての講演でした。
そうそう、講演の内容でいけば「ホワイトカラーの犯罪」とかだったのでエンロンの破綻なんかにも触れました。ああいう会計事務所まで抱き込んだものは非常に見破りにくい、と。途中寝てしまいましたが全般的な内容としては「市場におけるルールは自然発生的なものではない」という感じかな?
つまりどちらかというと講演者は市場の参加者は皆スキあらば不正を働こうとする、という立場。「そういう市場への背信、詐欺行為は市場原理に押されて消える」というような立場(これが結構コンセンサスを得ているらしい)に対して反論しているような形。しかし物心ついてからイヤというほど企業による不正行為を見せられてきてねじくれた僕の心には講演者の立場は当然としか思えず、逆にそんな楽観論が大真面目に論じられてるという事に驚きを禁じえない。
ああ、そうそう。それで高度な詐欺師は散々株を乱高下させて儲けた後「自然な失敗」のように装って会社をつぶすので最近は特に見分けにくい、ってな話も。
今回講演で語られた内容ではないけれど僕は結局エンロンみたいな問題は「属自分的」であるか「属社的」であるか(利己と利社、でもいいや)、の問題であると思ったりする。別に難しいことでもなんでもなくつまり「会社がつぶれようと俺が儲かればいい」と思う人間がいる限りいくら「会社にとってリスクが大きい」という方向で遵法を訴えても(今日の講演でもアンダーソンはエンロンとの不法な取引関係で得られる金額よりも一回のそうした不正の発覚で失うものの方が遥かに大きいのでそうした取引はすべきでない、と語っていた)そういう事はなくならないのではないか、と思うわけ。別にその会計事務所だって全体としてエンロンのバックアップをやったわけじゃないでしょ(忘れたけど)?
リスクの自覚によって犯罪行為自体を止めんとするのであれば往年の日本のように「会社=自分、辞めたら後はない」という関係を結ぶのがいいと思います。
…そうすると今度は会社の損害を隠すために人柱になる人が出てくるわけだけれど。こういうのってちょっとした会社文化の対比だよね。
元から普通に生きていて角が立つ性格だったわけなのだけれどそれでも尚、「普通」に溶け込むよう努力する事で結構なストレスを被っていたわけです。高校までは。で色々あってそういうのをやめよう、と決意しその後は我欲を抑圧(いやギャグじゃなくって)せず生きる事を信条としている事は確かなんですが。
でも食欲も性欲も物欲も睡眠欲も「必要とする」というレベルでは勿論必要とするわけだけれど別にそれ以上はないなぁ、と思ったりする。ってか睡眠欲なんて「必要か必要じゃないか」しかないわけで「欲」と呼べるものかどうかは疑問なのだけれど。睡眠で贅沢する、ってのはないでしょ。食と性は数とか質とかあるけどさ。まぁ睡眠だって「絶対低反発ベッドで寝る!」みたいなのがあれば別だけど普通は睡眠の環境は自宅が基本なわけであまり毎日ころころとは変わらないわけで。あ、欲ないないと言っても被愛欲は強いなぁ…。
まぁそんな事をつらつらと考えていたわけです。今日はK北嬢が所属するギターサークルの演奏会、その前に学校でコーポレートガバナンスとかについての講演でした。
そうそう、講演の内容でいけば「ホワイトカラーの犯罪」とかだったのでエンロンの破綻なんかにも触れました。ああいう会計事務所まで抱き込んだものは非常に見破りにくい、と。途中寝てしまいましたが全般的な内容としては「市場におけるルールは自然発生的なものではない」という感じかな?
つまりどちらかというと講演者は市場の参加者は皆スキあらば不正を働こうとする、という立場。「そういう市場への背信、詐欺行為は市場原理に押されて消える」というような立場(これが結構コンセンサスを得ているらしい)に対して反論しているような形。しかし物心ついてからイヤというほど企業による不正行為を見せられてきてねじくれた僕の心には講演者の立場は当然としか思えず、逆にそんな楽観論が大真面目に論じられてるという事に驚きを禁じえない。
ああ、そうそう。それで高度な詐欺師は散々株を乱高下させて儲けた後「自然な失敗」のように装って会社をつぶすので最近は特に見分けにくい、ってな話も。
今回講演で語られた内容ではないけれど僕は結局エンロンみたいな問題は「属自分的」であるか「属社的」であるか(利己と利社、でもいいや)、の問題であると思ったりする。別に難しいことでもなんでもなくつまり「会社がつぶれようと俺が儲かればいい」と思う人間がいる限りいくら「会社にとってリスクが大きい」という方向で遵法を訴えても(今日の講演でもアンダーソンはエンロンとの不法な取引関係で得られる金額よりも一回のそうした不正の発覚で失うものの方が遥かに大きいのでそうした取引はすべきでない、と語っていた)そういう事はなくならないのではないか、と思うわけ。別にその会計事務所だって全体としてエンロンのバックアップをやったわけじゃないでしょ(忘れたけど)?
リスクの自覚によって犯罪行為自体を止めんとするのであれば往年の日本のように「会社=自分、辞めたら後はない」という関係を結ぶのがいいと思います。
…そうすると今度は会社の損害を隠すために人柱になる人が出てくるわけだけれど。こういうのってちょっとした会社文化の対比だよね。
新潮社が発行しているお届け専門雑誌に「Forsight」というものがある。つい最近までgoogleにも一番にひっかかりもせずなんだか謎めいた(ほら、書店売りしないしさ)雑誌だなぁ、というのが印象であったが調べてみると学校の図書館にもある事が判明。10月だかにちょろっと読んだんだけど今日は7と待ち合わせまで時間があったので一冊完読しました。そしてそのあまり時間でこれを書いているわけです。
フォーサイト、今号のカバーはやはり大統領選の結果。11月の頭が選挙だったわけだから順当…でしょう多分。過去の目次なんかもHPで見れないのでもしかしたら先月号でぎりぎり取り上げてたのかもしれませんが。あとはアラファト死後のパレスチナ問題。これも死の時期的な問題かあまり大きく取り上げられてはいない、というのが感想。あれだけTVで大騒ぎして遺体の帰還は生中継までしたってのに。まぁ彼はもうずいぶん前から対外的に権力者とはいえないような存在だっただろうしパリへ発つ時にみなに担がれながら手を振っているのを見て肉体的にも相当だめなんだろうな、という印象は誰しもが持ったと思うのであまり世界にとってもサプライズではなかったのかもしれない。しかしパリへ発ってから死までがあまりに近く、僕は逆に死の直前に(勿論パフォーマンスだったのだろうが)にこやかに手を振る事ができる彼の多分精神力は流石だなぁ、などと思いました。
あとはフランスの兵器産業の不正の話。フランスは原発の話でも一時期もめたのは僕らからすると結構昔の話だけどなんていうかイメージは汚してない割に存外汚れてるよね。別にパリがいまだに花の都だとは思っていないけれど。
この本、できれば定期購読したい。物凄く濃いし為にもなる。元々この雑誌を知ったきっかけは「民族世界地図」とかそういうこの雑誌に連載されていた記事の単行本でそれも今でも時折読み返す。しかし濃すぎて時間経つのが遅い…のはいいにしても疲れるね。柄にもなくまじめになってしまうから。
あ、そういやアメリカの報道の偏向化について、みたいな記事があったけどそれこそ資本主義においてはできるだけ多数の潜在的顧客に訴えるような報道がよしとされるのは当たり前で、well educatedでない(と表現するのが適切なのか?)な人間の割合が増える程、そういった人種に受ける報道が儲かる=いい報道とされていくのも自明。そして報道が真に政治を動かす力を持ちえるならば政治もまた二元論やパフォーマンスに代表される低級な力学によって動くようになる…んだろうな、と思った。そこに真実は必要とされない。
マリリンマンソンは前の選挙のときは確か討論番組なんかにでて両党の音楽に対する政策についてうんぬんとかやってた気がするけど今回はそういう事を言わなかった。いろんな歌手がこぞってそれが流行であるかのように勿論軽軽しく党派色を出し(そしてそれを自分の売上に転嫁しようと謀っていることに)ている事に嫌気がさして、みたいな事をどっかで言ってた。結局こいつがやっぱり一番賢い。
ま、そんな感じで今からベルギー料理「ボアセレスト」に行ってまいります。
フォーサイト、今号のカバーはやはり大統領選の結果。11月の頭が選挙だったわけだから順当…でしょう多分。過去の目次なんかもHPで見れないのでもしかしたら先月号でぎりぎり取り上げてたのかもしれませんが。あとはアラファト死後のパレスチナ問題。これも死の時期的な問題かあまり大きく取り上げられてはいない、というのが感想。あれだけTVで大騒ぎして遺体の帰還は生中継までしたってのに。まぁ彼はもうずいぶん前から対外的に権力者とはいえないような存在だっただろうしパリへ発つ時にみなに担がれながら手を振っているのを見て肉体的にも相当だめなんだろうな、という印象は誰しもが持ったと思うのであまり世界にとってもサプライズではなかったのかもしれない。しかしパリへ発ってから死までがあまりに近く、僕は逆に死の直前に(勿論パフォーマンスだったのだろうが)にこやかに手を振る事ができる彼の多分精神力は流石だなぁ、などと思いました。
あとはフランスの兵器産業の不正の話。フランスは原発の話でも一時期もめたのは僕らからすると結構昔の話だけどなんていうかイメージは汚してない割に存外汚れてるよね。別にパリがいまだに花の都だとは思っていないけれど。
この本、できれば定期購読したい。物凄く濃いし為にもなる。元々この雑誌を知ったきっかけは「民族世界地図」とかそういうこの雑誌に連載されていた記事の単行本でそれも今でも時折読み返す。しかし濃すぎて時間経つのが遅い…のはいいにしても疲れるね。柄にもなくまじめになってしまうから。
あ、そういやアメリカの報道の偏向化について、みたいな記事があったけどそれこそ資本主義においてはできるだけ多数の潜在的顧客に訴えるような報道がよしとされるのは当たり前で、well educatedでない(と表現するのが適切なのか?)な人間の割合が増える程、そういった人種に受ける報道が儲かる=いい報道とされていくのも自明。そして報道が真に政治を動かす力を持ちえるならば政治もまた二元論やパフォーマンスに代表される低級な力学によって動くようになる…んだろうな、と思った。そこに真実は必要とされない。
マリリンマンソンは前の選挙のときは確か討論番組なんかにでて両党の音楽に対する政策についてうんぬんとかやってた気がするけど今回はそういう事を言わなかった。いろんな歌手がこぞってそれが流行であるかのように勿論軽軽しく党派色を出し(そしてそれを自分の売上に転嫁しようと謀っていることに)ている事に嫌気がさして、みたいな事をどっかで言ってた。結局こいつがやっぱり一番賢い。
ま、そんな感じで今からベルギー料理「ボアセレスト」に行ってまいります。
「理論とは、直接的体験による確信の哀れな弁明である。」
全くその通り。
音楽にだってあてはまる、と直感的に思ったんだが待てよ、考えてみると具体的にはよくわからん。まぁ眠いんだろう。
まぁ兎に角「確信」という言葉は好きです。
共有できないが故に孤独に陥る事を恐れ、言語化する事によって周囲の人間にわかって貰おうとするこの惨めさ。
確信。
そうそう、またアメリカ選挙にちょっと関係があるかもしれない話。宗教の危険性というのはつまり「言語化」にあると思うわけです。
神は自然状態において各個人一人一人の中におわす、という考え方はまぁキリスト教においては一般的ですわな。それで悪行測られて最後の審判の時にえらいこっちゃになるわけです悪いことしてると(これってちょっと閻魔大王に報告に行く庚申の話みたいだね)。
僕もそれには特に反対じゃなくて。ただそれを宗教という形にまとめる事にすごく抵抗感がある。
誰しも「わかってるけど言葉に出来ない」事ってあるじゃないですか。本当に絶対わかってるのにそれを言葉にしてくれっていわれるとその途端困っちゃうような。
例えば僕は人の顔を覚えるのがすごく得意です。一回会えばかなりの割合で(ごく短時間会っただけの人でも)覚えてます。でもだからといって「昨日会ったあの人はどんな顔?」って言われてもあんまりわからない。確かに覚えてても具体的な特徴まで口に出せないわけです。それって人の覚え方としては効率いいよね、って友達に言われたりしますが。ほら、認識に本当に必要な情報さえ覚えてればいいってのは効率的じゃないですか。
神様ってそういうものだと思うんですよ。なんとなく信じられるもの、とか見守っててくれるもの、とか。でももやもや。
でも人間はそれについて語ってしまう。そしてちょっと共通点を見つけると自分の中ですりあわせをやってしまうのです(「ちっともわかってないのに『あーわかるわかる』とかいって話し合わせちゃうことあるでしょ?」)。今みたいに圧倒的に3大宗教(+数で言うならあとヒンドゥー教)が勢力を持った時代であればまずそういった宗教は「みんなが支持して何千年も残ってきたもの」という強烈なアイデンティティを持ってるわけです。だから一人の人間としてそれに抗する事は難しく、自分の直感の中に存在しない事や自分の「神」とはちょっと違う部分があってもそれにすりあわせてしまう。そして「みんなが信じてる権威ある神」を信じることで自分もまた
…はいこの辺で昨晩力尽きました。続き。
自分もまた安心できるわけです。でもそれは本来の自分の心の中にある状態の神様とは変質してしまっている、と思ったりするわけです。みんなが譲歩して作った共同幻想だから。
万能の神、という概念もなんかおかしくて個人には本当に万能の神なんて必要ないわけですよ、一人の人間が知覚できる世界なんてそんなに大きいものじゃない。例えば僕の中の神様はボリビアについて全然知らなくても問題ないわけです。僕の中での完全性は損なわれない。だから僕の中で完全であり続けるためには僕より少しだけ大きな存在であればいい。
それをみんなで同じものを信じようとしてみんなのニーズにこたえようとすると不自然に膨れ上がった存在にならねばならないわけです。その内お互いに同じ神の名を掲げて殺しあったりする。
だから僕は「みんなで同じ神を信じる」事に意味を見出せないのです。自分の中に神は在ればいい。
そして僕はまた鬱
全くその通り。
音楽にだってあてはまる、と直感的に思ったんだが待てよ、考えてみると具体的にはよくわからん。まぁ眠いんだろう。
まぁ兎に角「確信」という言葉は好きです。
共有できないが故に孤独に陥る事を恐れ、言語化する事によって周囲の人間にわかって貰おうとするこの惨めさ。
確信。
そうそう、またアメリカ選挙にちょっと関係があるかもしれない話。宗教の危険性というのはつまり「言語化」にあると思うわけです。
神は自然状態において各個人一人一人の中におわす、という考え方はまぁキリスト教においては一般的ですわな。それで悪行測られて最後の審判の時にえらいこっちゃになるわけです悪いことしてると(これってちょっと閻魔大王に報告に行く庚申の話みたいだね)。
僕もそれには特に反対じゃなくて。ただそれを宗教という形にまとめる事にすごく抵抗感がある。
誰しも「わかってるけど言葉に出来ない」事ってあるじゃないですか。本当に絶対わかってるのにそれを言葉にしてくれっていわれるとその途端困っちゃうような。
例えば僕は人の顔を覚えるのがすごく得意です。一回会えばかなりの割合で(ごく短時間会っただけの人でも)覚えてます。でもだからといって「昨日会ったあの人はどんな顔?」って言われてもあんまりわからない。確かに覚えてても具体的な特徴まで口に出せないわけです。それって人の覚え方としては効率いいよね、って友達に言われたりしますが。ほら、認識に本当に必要な情報さえ覚えてればいいってのは効率的じゃないですか。
神様ってそういうものだと思うんですよ。なんとなく信じられるもの、とか見守っててくれるもの、とか。でももやもや。
でも人間はそれについて語ってしまう。そしてちょっと共通点を見つけると自分の中ですりあわせをやってしまうのです(「ちっともわかってないのに『あーわかるわかる』とかいって話し合わせちゃうことあるでしょ?」)。今みたいに圧倒的に3大宗教(+数で言うならあとヒンドゥー教)が勢力を持った時代であればまずそういった宗教は「みんなが支持して何千年も残ってきたもの」という強烈なアイデンティティを持ってるわけです。だから一人の人間としてそれに抗する事は難しく、自分の直感の中に存在しない事や自分の「神」とはちょっと違う部分があってもそれにすりあわせてしまう。そして「みんなが信じてる権威ある神」を信じることで自分もまた
…はいこの辺で昨晩力尽きました。続き。
自分もまた安心できるわけです。でもそれは本来の自分の心の中にある状態の神様とは変質してしまっている、と思ったりするわけです。みんなが譲歩して作った共同幻想だから。
万能の神、という概念もなんかおかしくて個人には本当に万能の神なんて必要ないわけですよ、一人の人間が知覚できる世界なんてそんなに大きいものじゃない。例えば僕の中の神様はボリビアについて全然知らなくても問題ないわけです。僕の中での完全性は損なわれない。だから僕の中で完全であり続けるためには僕より少しだけ大きな存在であればいい。
それをみんなで同じものを信じようとしてみんなのニーズにこたえようとすると不自然に膨れ上がった存在にならねばならないわけです。その内お互いに同じ神の名を掲げて殺しあったりする。
だから僕は「みんなで同じ神を信じる」事に意味を見出せないのです。自分の中に神は在ればいい。
そして僕はまた鬱
ふと思った。金をある程度持った人間のみがきちんとした教育を受けられ、そしてその「教育」とやらが確かに色々なレベルに於いて人格形成に役立つとする。
そしてアメリカは資本(民主)主義が一番進んだ国だとする。
資本主義の性質として時が経つにつれ「少数の金持ちと多数の貧乏人」という階層が生まれる。この数の差は資本(民主)主義が徹底される(時代が経つ)につれ広がっていく(日本はそういう意味でアメリカ化しつつあるといわれている)。こういう階層が生まれる理由は世代間での有形無形の資産の継承が可能でしかも基本的に金持ちほどリスクをとらない選択肢を持ちうるからそこから転落しづらいという事(つまり生まれた時点でのスタートがどんどん平等ではなくなってくる)。
そうすると高度な教育を受けた人間(=金持ち)の比率というのは民主主義が進むにつれどんどん減っていく計算になる。しかし民主主義は「数が多い人間のいう事をみんなが聞く」というものなわけだから民主主義化がある程度進むと教育を受けていない人間の比率が一定に達した結果「教育を受けて金を持っている人種」を放逐するのではないか、という話。
特に単純に頭数で決まる「選挙」というものではっきりこういう事が表出するよね、って話。その人が例えば候補者の名前すら読めなくてもまったく問題はないわけですよ。
アメリカの選挙のことを考えていて。つまりあの国は(元からタフ&マッチョ志向だし馬鹿多いけど)そういう「弱者」の比率が今すごく高く、そういう人間にも理解できる「感情」とか「信仰心」に訴えたブッシュは勝ち、理性に訴えたケリーは負けたって事なのかなと。母数が既にケリーに不利だったというか…。
そんな輪廻が起こる事が民主主義のひょっとしたら限界なのかな、と。まぁ社会主義も一瞬で滅びたし民主主義だって新しい考え方、別に寿命がきたっておかしい話ではないのかもしれない。最初4000年くらいは王政だったんだし。
ブッシュ陣営はケリーに負けを認めさせるために大手TVネットワークの選挙報道に介入した、といわれています。そしてNYタイムズなど新聞業界はケリー支持が多かったのです。視覚的で頭を使う必要のないTVと一応は堅い新聞、別にステレオタイプに分類したいわけじゃないけどそういう関係もあるのかなぁ…。
そしてアメリカは資本(民主)主義が一番進んだ国だとする。
資本主義の性質として時が経つにつれ「少数の金持ちと多数の貧乏人」という階層が生まれる。この数の差は資本(民主)主義が徹底される(時代が経つ)につれ広がっていく(日本はそういう意味でアメリカ化しつつあるといわれている)。こういう階層が生まれる理由は世代間での有形無形の資産の継承が可能でしかも基本的に金持ちほどリスクをとらない選択肢を持ちうるからそこから転落しづらいという事(つまり生まれた時点でのスタートがどんどん平等ではなくなってくる)。
そうすると高度な教育を受けた人間(=金持ち)の比率というのは民主主義が進むにつれどんどん減っていく計算になる。しかし民主主義は「数が多い人間のいう事をみんなが聞く」というものなわけだから民主主義化がある程度進むと教育を受けていない人間の比率が一定に達した結果「教育を受けて金を持っている人種」を放逐するのではないか、という話。
特に単純に頭数で決まる「選挙」というものではっきりこういう事が表出するよね、って話。その人が例えば候補者の名前すら読めなくてもまったく問題はないわけですよ。
アメリカの選挙のことを考えていて。つまりあの国は(元からタフ&マッチョ志向だし馬鹿多いけど)そういう「弱者」の比率が今すごく高く、そういう人間にも理解できる「感情」とか「信仰心」に訴えたブッシュは勝ち、理性に訴えたケリーは負けたって事なのかなと。母数が既にケリーに不利だったというか…。
そんな輪廻が起こる事が民主主義のひょっとしたら限界なのかな、と。まぁ社会主義も一瞬で滅びたし民主主義だって新しい考え方、別に寿命がきたっておかしい話ではないのかもしれない。最初4000年くらいは王政だったんだし。
ブッシュ陣営はケリーに負けを認めさせるために大手TVネットワークの選挙報道に介入した、といわれています。そしてNYタイムズなど新聞業界はケリー支持が多かったのです。視覚的で頭を使う必要のないTVと一応は堅い新聞、別にステレオタイプに分類したいわけじゃないけどそういう関係もあるのかなぁ…。
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行ってきました三田へ。アーベーツェー会館。大統領選についてのレクチャーを大使館後援でやってくれるという企画。モデレーターのお兄さんは結構いかつい系でなかなかクールでした。講師のスチュアート某はうーん、あんまりかな。勿論企画としては無理があるというか1時間半で選挙制度から何から全て説明するのにはやっぱり無理があるよね。それを押して楽しくするまでの力はなかったのかもしれない。つまらなかった、って意味じゃないんだけどある程度大統領選に関心がある人間に話すようなことじゃないであろう基本的な事に短い時間を取られちゃった、そんな感じ。
内容としては第1回のTV討論で一般人からの最初の質問が「ケリーは本当に一貫性がないか」みたいな感じでそんな質問が最初に選ばれたという事自体にブッシュ側の単純な「ケリーは一貫性に欠ける」というネガティブキャンペーンが功を奏した事が現れている、という話。そしてその最初の質問においてケリーは「自分はそうではない」という否定しかできなかった、という事がケリーにとってはマイナスになったということ(補足としてモデレーターから「あのキャンペーンは成功しすぎた感がある、つまり国民はケリーはflip-flapであるという先入観を持ってTV討論を見たが実際はそうではなかった。そしてそれがケリーに対する支持が伸びたという結果に繋がった」という言葉があった。つまりやりすぎたネガティブキャンペーンには反動がくる、って話)。
これに対して成功例としてブッシュがどうやって第2回(確か)での記者からの「イラク戦争での死傷者は増え続けているがあの戦争は正しかったのか」という明らかに彼にとって不利な質問においてスピンしたか、という話が語られた。確か自分が出会った戦死者の家族の話を引き合いに出して戦死者は尊いとかそんな話を延々していた。
質疑応答でちょっと印象に残ったのは「ブッシュの主張は概して感情的だと言われるが従来のアメリカの政治家は『タフ』であることが求められ、感情を見せるのは『タフ』ではないとされていた。それについてどう思うか」みたいな質問。回答は当り障りのないものだったが確かにその質問は意外、というか考え付かなかった。回答が全然参考にならなかったのでこれは疑問のまま。まぁ恐怖する事や激高する事は別にいいのかもしれない。
確か昔の大統領候補の話だよね。誰だか忘れたけど相手候補にスキャンダルをでっち上げられて悔しさのあまり会見で男泣きしちゃってそのお陰で負けたってのがこの話の典型例としてよく語られる。
そうそう、今年一月に書いた論文は「アメリカの政治に対する宗教右翼のかかわり」みたいな感じで結構世論を先取りしていたわけですよ。思い返せば。自分でもびっくり。あの頃はネオコンが流行だったのにね。
内容としては第1回のTV討論で一般人からの最初の質問が「ケリーは本当に一貫性がないか」みたいな感じでそんな質問が最初に選ばれたという事自体にブッシュ側の単純な「ケリーは一貫性に欠ける」というネガティブキャンペーンが功を奏した事が現れている、という話。そしてその最初の質問においてケリーは「自分はそうではない」という否定しかできなかった、という事がケリーにとってはマイナスになったということ(補足としてモデレーターから「あのキャンペーンは成功しすぎた感がある、つまり国民はケリーはflip-flapであるという先入観を持ってTV討論を見たが実際はそうではなかった。そしてそれがケリーに対する支持が伸びたという結果に繋がった」という言葉があった。つまりやりすぎたネガティブキャンペーンには反動がくる、って話)。
これに対して成功例としてブッシュがどうやって第2回(確か)での記者からの「イラク戦争での死傷者は増え続けているがあの戦争は正しかったのか」という明らかに彼にとって不利な質問においてスピンしたか、という話が語られた。確か自分が出会った戦死者の家族の話を引き合いに出して戦死者は尊いとかそんな話を延々していた。
質疑応答でちょっと印象に残ったのは「ブッシュの主張は概して感情的だと言われるが従来のアメリカの政治家は『タフ』であることが求められ、感情を見せるのは『タフ』ではないとされていた。それについてどう思うか」みたいな質問。回答は当り障りのないものだったが確かにその質問は意外、というか考え付かなかった。回答が全然参考にならなかったのでこれは疑問のまま。まぁ恐怖する事や激高する事は別にいいのかもしれない。
確か昔の大統領候補の話だよね。誰だか忘れたけど相手候補にスキャンダルをでっち上げられて悔しさのあまり会見で男泣きしちゃってそのお陰で負けたってのがこの話の典型例としてよく語られる。
そうそう、今年一月に書いた論文は「アメリカの政治に対する宗教右翼のかかわり」みたいな感じで結構世論を先取りしていたわけですよ。思い返せば。自分でもびっくり。あの頃はネオコンが流行だったのにね。
今は特に飯を食う相手もおらずそもそもカウンセリングの後授業まで時間があるのでそこで混雑を回避しつつ食うことが習慣となっている僕がだらだらとPC室で気付いた事を書くわけです。シャツがきついです。外は寒いです。
そうそう、気づいたこと。最近ヴァイオリンを弾くときに背中が曲がってる事は言われて気づいてそうとう気にしてるんだけどそれの第二弾。まともに座れてない(足が直角に曲がらずだらだら)。今日午前中の授業を受けてて原因に気づきました。この大学、机が低すぎるんですわ。机の下についてる棚に膝が当たるから椅子に座ったときにちゃんと膝を曲げて座れない。だから毎回足を投げ出したり横から出して組んだりしちゃうわけ。ちなみに足組むと背中はどうしたって曲がるよね。
今日からはちゃんと大地を踏みしめて生きていこうと思いました。足の裏の外側が痛いし。
そうそう、気づいたこと。最近ヴァイオリンを弾くときに背中が曲がってる事は言われて気づいてそうとう気にしてるんだけどそれの第二弾。まともに座れてない(足が直角に曲がらずだらだら)。今日午前中の授業を受けてて原因に気づきました。この大学、机が低すぎるんですわ。机の下についてる棚に膝が当たるから椅子に座ったときにちゃんと膝を曲げて座れない。だから毎回足を投げ出したり横から出して組んだりしちゃうわけ。ちなみに足組むと背中はどうしたって曲がるよね。
今日からはちゃんと大地を踏みしめて生きていこうと思いました。足の裏の外側が痛いし。
はない。私が知る外国人の評価では、「日本はユニーク」だとしつつ、「効率的でよい」とする意見と「それでは裁判とはいえない」とする意見の2通りあった。)
当審議会は、法が社会の血肉化となり、統治客体意識から脱却することの重要性を出発点としており、司法参加の問題は政治改革というより司法制度改革として論ずべきと考えるがどうか。
(回答(三谷):全くそのとおりで、法の正義がいかに実現されるかが、その国の政治文化の高さを表す。法の実現に私人が役割を果たすことが重要である。このことは司法制度の問題にとどまらず、政治の質の問題でもある。)
陪審・参審併用論に言及されたが、どのような趣旨か。
(回答(三谷):仮に参審制を採用するとしても、陪審制を切り捨てることは望ましくないという趣旨である。)
(2) 「国民の司法参加」については、本日のヒアリング・質疑応答等を踏まえ、次々回の1月30日の審議会で引き続き審議を行うこととされた。
(3) 次回は、1月23日(火)午後1時30分から開催し、「弁護士の在り方」について、日弁連などからヒアリングを行った上で、次回23日と2月2日の2回に分けて、中間報告を踏まえた今後の改革の具体的な方向性についての審議を行うこととされた。
以 上
(文責 司法制度改革審議会事務局)
− 速報のため、事後修正の可能性あり −
あーもう、書いた文章消えちゃったよ引用長すぎて。まぁ簡単に書くと「ニューオルリンズ(オーリンズ)トライアル」ってかなり良い映画があってその中に出てくる「陪審コンサルタント」って職業は実在するのか?って調べてたらこんなんでました、って話。長い引用だけど読むとなかなか面白いことが書いてあります。
中でも「訴訟の産業化」っていうのは、まぁ言い得て妙と思ったわけです。
倫理的には周辺産業?としてのこういう職業はどうかと思うけどね。だって人心を操作するってのはものすごく金がかかるんですよ。それじゃ平民の個人にはとても雇えない。アンフェア。直接にでも間接にでも金で裁判を動かすことはあくまでも違法行為としてやるべきであると僕は考える(いや「やれ」、って事じゃないよ)。リスクを取れって事ね。…ってまぁばれても指示した本人がつかまるとは限らないわけだけど。
普通こういう事(まぁつまりPRとか広告とかなんだけど)は餌をばら撒いて食いついて来た奴を釣る、そしてその餌は食いつきがよければ良いほどよい、というだけでそういった意味ではターゲットってのは単に「食いつきが良い人種」なだけで送り手が勝手に設定したものなわけ。
でも特定個人(この場合は陪審員ね)を買わなきゃならないとなればそんなアバウトなんじゃ駄目だからカスタマイズされた手口が必要なわけです。個人用にカスタムする、ああなんて高級な響きでしょう。絶対高いのは想像つくっしょ。人種、出身地、出身大学、収入、既往症…調べることは無限にあり、大体の裁判には時間なんてそうそうない。大体そこまでしたって個人の意思を変えるのなんてそううまくいかないし。簡単に確実に上手く行くのは洩れなく脱法違法行為ですよ。
自由意志が最も貴いものとされている現代社会では他人によって自分の意思を侵食されるというのは人間の最も恐れていることですからね。
まぁ洗脳とかはそういった観点から見て絶対に違法とされるわけです。日本だったら監禁になるのかな?
でもあくまで合法的にやってもそれでもある程度勝率を上げる事はできるんでしょうね。
社会心理学やなんかにも関係ある(個人の意思の抵抗の効率的且つ合法的な無力化という意味で…って危険だなぁ俺。でも広告とかだってそうじゃん結局。)し法学部の教授に質問するなり色々展開を考えて行こうと思います。
んで
http://www.alc.co.jp/eng/eiga/usa/usa32.html
にNRAの話とか映画関連の面白いことが色々載ってる、と。
ほかにも日本では起訴された場合の有罪率が他先進諸国(って言い方もなんかなぁって感じだけど)に比べて非常に高い、ってかほとんど100%なんて事は知らなかった。感覚的にはそうだろうと思うけど実際数字がそうでそれが「過度に無罪を回避する」傾向にあるとかそれはもし被疑者から無罪の判決を勝ち取るものがが出た場合面子が潰れる事を検察自身が恐れてそういう可能性がある被疑者は起訴猶予とかにしちゃうとかそういう話は初耳でした。確かに頭を使って考えればそうなんだけど。
司法制度改革審議会
司法制度改革審議会 第43回会議議事概要
1 日 時 平成13年1月9日(火) 13:30〜17:15
2 場 所 司法制度改革審議会審議室
3 出席者
(委員、敬称略)
佐藤幸治会長、竹下守夫会長代理、井上正仁、北村敬子、曽野綾子、??木 剛、鳥居泰彦、中坊公平、藤田耕三、水原敏博、山本 勝、吉岡初子
(説明者)
藤倉皓一郎帝塚山大学法政策学部教授
三谷太一郎成蹊大学法学部教授
松尾浩也東京大学名誉教授
(事務局)
樋渡利秋事務局長
4 議 題
「国民の司法参加」について
5 会議経過
(1) 「国民の司法参加」について、藤倉教授、三谷教授及び松尾名誉教授からヒアリングを行い(説明資料は別添1、2及び3)、引き続き質疑応答を行った。質疑応答の概要以下のとおり。
米国では陪審制の誤審の多さを指摘する調査研究もあるが、どう考えるか。
(回答(藤倉):陪審制の方が誤審が多いか否かは検証不可能で、米国でも議論は決着していない。むしろ結果の納得しやすさから制度を考えていくべきではないか。)
米国では裁判官が説示の際に証拠の評価を示す場合もあるとの説明があったが、上訴での破棄理由になるのではないか。
(回答(藤倉):説示の仕方を工夫することにより、評価を伝えることが事実上可能である。)
米国では裁判官が陪審の評決と異なる判決を下しうるとの説明があったが、陪審判断の拘束力を否定することに等しく、実際に行われているのか。
(回答(藤倉):陪審の評決が出た後に、事実について争いがないと裁判官が判断できるケースに限られるが、実際にも行われている。)
国民は刑事裁判に事案の真相を明らかにすることを求めていると考えるが、陪審制では、証拠の具体的評価等がブラックボックス化するし、事実誤認に対する上訴ができないと人権保障が全うできないのではないか。
(回答(藤倉):「事案の真相」の捉え方の問題である。米国では、当事者が法廷で立証を尽くし、その全貌を陪審員が見て判断することによって、もっともよく真相が現れると考える。判決文に個別証拠の評価を書くからといって、それゆえに国民への説得力が増すとは思われない。米国でも、民事事件において、陪審が適切な判断に至るよう、裁判官が質問項目を設定し、これを記録に残すといった運用もなされており、ブラックボックス化の批判は必ずしも当たらない。)
国民参加の必要性として、ハミルトンの「司法の専制支配に対する自由」に言及されたが、我が国で現実にそのようなおそれがあるか。
(回答(三谷):いかなる制度であれ、そうした可能性がないとは言えない。)
司法へのシビリアン・コントロールは、陪審制ではなく、参審制や裁判官任用手続への国民参加などでも実現可能ではないか。
(回答(三谷):シビリアン・コントロールは、陪審に限られるものではないが、陪審制は特にそのような意義が強いということである。)
米国では陪審員候補者の選定について、選挙人名簿からの無作為抽出に加えて、構成に偏りが生じないような配慮がなされるのか。
(回答(藤倉):米国では選挙人名簿への掲載には本人による登録が必要なため、結果的に人種・職階的な偏りが出る。このため、複数の名簿が組み合わせて用いられる。陪審の構成について人種等を考慮すべきかどうかについては、名簿段階で共同体構成が反映されていれば、最終的に残る陪審員にマイノリティが含まれていなくても違法とはいえないというのが現在の最高裁判例である。)
米国では陪審員への人権侵害のおそれに関し、何らかの対応がなされているか。
(回答(藤倉):陪審員が脅迫されるような例も事実としてはあろうが、裁判の公正を害するものとして厳罰が規定されている。また、陪審員が裁判官にそのような事実を伝えた時点で、陪審員解任や手続のやり直しが行われる。)
陪審が事実認定をし、上訴はできないというのは一種の割切りであろうが、我が国においてそのような割切りが可能か。
(回答(藤倉):陪審による事実認定で最終決着させることも、制度の考え方としてありうるのではないか。)
アダム・スミスが指摘した陪審制の経済面での効用は、今日的にはどのような意味があるか。
(回答(三谷):アダム・スミスが、市場経済の担い手は陪審制の担い手たるべきというテーゼを提示したのは、陪審制が規制緩和を進める役割を実際上果たしているとの観察からであった。今日的意味合いとしては、少なくとも、市場自由化の進展に応じた法制度・司法制度の設計の重要性を示唆している。)
事実認定と量刑との両方に社会常識を反映することが望ましいとの説明があったが、法の解釈・適用についてはどうか。
(回答(松尾):判例法国の英米では制定法の拘束力が相対的に弱いが、我が国では事情が異なる。評議の場で法の解釈・適用について特に国民の意見を求める必要はないのではないか。)
我が国に望ましいと考える国民参加の態様を前提として、事実問題に関する上訴を認めるべきか。
(回答(松尾):現段階で結論を示すことは難しい。)
陪審制を国民は望んでいないという意見についてどう考えるか。
(回答(三谷):陪審制についての知識や関心が国民一般にどれほど高まっているかについては疑問もあるが、政治学者としては、陪審制は、司法制度の問題にとどまらず、政治制度としても重要と考える。司法参加などの司法制度改革は、我が国のデモクラシーの質の向上にも関わる問題であり、選挙制度改革にもまして日本の政治の将来に重要な関連を有する。)
陪審員の数や評決の全員一致の必要性についてはどうか。
(回答(藤倉):米国では12人という人数に特別の意義を見出すか否かについて、見解が分かれている。連邦最高裁は、6人にまで減らした州や、全員一致を緩和した州も合憲と判断した。事件によって人数を減らす州、全員一致を原則としつつも場合分けして規定していく州もある。陪審の「評議」の側面と「代表」の側面のどちらを重視するかによっても違いが出る。)
米国では陪審員の選定、弁護士の巧拙で結果が左右され、陪審コンサルタントが繁盛していると聞くが、どう考えるか。
(回答(藤倉):米国では陪審制に加えてクラスアクションと懲罰的損害賠償制度が存在するため、弁護士に企業相手の訴訟を起こそうとする収入面での誘因が強く、訴訟の産業化の弊害が出ていることは事実である。陪審コンサルタントは訴訟の産業化の典型的表れである。しかし、弊害については、判例がクラスの認定を厳しくしたり、立法で懲罰賠償の上限を定めるところもあるなど一定の対応もされつつある。一方、産業化された事件ではなく、普通の市民に関わる事件も多くある。陪審制についてバランスを欠いた理解は不適切である。)
イギリスでは、陪審の対象を縮小したり、民事陪審を廃止したと聞くが、イギリスの陪審の評価はどうか。
(回答(三谷):ウォーラスは英・米の陪審制を区別して論じた上で、イギリスの方が優れているとした。制度の詳細は承知していない。)
起訴の判断をラフにして有罪率を下げることは、我が国刑事裁判の実情に照らして適当か。
(回答(松尾):我が国の起訴基準は、証拠が十分にあるか否かに加えて、起訴すべき事件か否かについても裁量がある点でドイツと異なる。検察官が全責任を負うような構造であるため、結果的に捜査は濃密となり、無罪率は下がる。起訴基準を緩める場合には、無罪となる被告人に大きな犠牲を強いることとなる点に留意すべきである。我が国では、無罪となれば弁護士が起訴の杜撰さを批判するのが常であり、検察官には、米国のように勝った弁護士におめでとうと言うような余裕は…