笑いの種類

2006年11月29日 考え事
 出張(入社一ヶ月たってないのに笑)から帰りましたfrom福岡。

 思いついたこと。思いついただけだからそれが正しい答えかどうかはわからないけれど今日は笑いの種類について。って言っても別に引っ張るような内容じゃなく、単に「自分の笑い(穏やかな表現で言えば芸風)ってワンパターンだな」って話。あと性質が良くない。

 それは「言ってはならない事を言う」という事。自虐とかも含めてね。これって結構危険で、その危なさが面白いと思うヒトもいるけれど絶対引いてるヒトもいるんだよね。そんなことをおもったのです。
 考えればわかりそうだけど結局笑いも類型化できるもの。その刺激度合いとかのさじ加減で面白いかどうかが決まるわけだけれど…。例えば「失敗」とか…になるのかな。思いつきだから上手く例がだせないけど。
 僕のそれもその1つの類型で、悪意の感じられない毒を吐く、なのかな。うーんワインのせい?なんか上手く表現できずにとてももどかしいです。

 わざとらしさをなくせないのならもっとわざとらしくすればいい、というのが僕の芸風の基本。そうすれば普通ごまかしきれない事も誤魔化しきれる。「いやー僕って臆病なんですよねーっていうか僕今も足とか震えてるんですけど見えちゃいます?あっはっは」って言ったら絶対に相手は僕の事を臆病だとは思いません。見て震えていたとしてもね。くだらない芸です。騙される人間もくだらないと言ってしまえばくだらないですが。これは自虐とかの範疇に入るん事なんでしょうか?
 あ、こういう時は相手の視線が足に来たらさらに「いやぁ〜さんに見られると緊張するなぁ」とか言いながら大げさに足をガタガタやるわけですよ。ごまかすためにね。

 僕の事を「明るくて面白い人間」と思ってる人間は沢山いる。会社の人間なんてほとんどそう。それは全て上のような誤魔化しにのってるだけです。別に僕が「本当は僕はネクラなのに誰もわからない、わかってくれない」とか言いたいわけじゃないんですよ。単に理解が浅いというか芸、というかサービスとしてやってる事だって認識してるのかなこの人たちはって話。社会的なリレーションとして相手の芸に乗ってやる、ってのも1つあると思うんですよ。だから別に僕は彼らが阿呆だとは思わない。彼らの本心がわかるほど親しくもないわけだし。でも時折不安になるのです。こんなワンパな笑いなのにね。


【うちのワインが減らない…我が家では禁酒のはずなのに結構最近飲んでる自分に困ったりして】っていうか飲んでると絶対日記が変だよなー俺。

騒ぎの終わり。

2006年10月19日 考え事
 そんなわけでようやくイベントも終わり、明日は事後処理をして、もしかしたら明後日も明々後日も事後処理をして、んでミラノに行ってこようと思います。独り旅ですよ。つうかホテルいい加減予約したほうがいい気がするなぁ…

 イベントが終わって疲れてるってのに24時間体制で進んでる仕事があるので帰宅しても会社のWebmailから目が離せません。というかこれ書いてる間(大体12時半)にも3通ほどやり取りがあります。

 なんかこういう所に参加してると「インテリはありえないほど給料を…」みたいな話を鼻で笑いたくなりますよね。確かに2倍給料貰う為に2倍の時間働いてるわけではないけど定時で毎日帰ってるような人間より給料高くて当たり前じゃないですか。休日だって何だって返上してこういう人たち(まぁ自分も含まれるわけですが)は働くし、集中すべき期間にはこうやって家帰っても(まぁこの時間に帰ってるんだから楽だよね、と言われればそうですが)お互いやり取りしてるわけです。まぁ僕は休む関係であまり本格的に口は出してないのですが(ていうか今口出したら微妙に「勘違いしてんじゃね?」みたいなメールが…勿論表現はソフトだけど。メールは追ってるので自分ではついて行ってるつもりなんですが何もわかってない人が場の雰囲気読まずに発言してると思われてるっぽい…そんな愚かに見えるのかなぁ…)。

 まぁそんな事をつらつらと考えるわけですよ。

 明日は明日で色々後始末系が忙しそうだな…やな事です。
http://www.hurriyet.com.tr/english/4862711.asp?gid=74

トルコの世俗系有力新聞"Hurriyet"紙の本当だとしたら死ぬほどくだらないけどそれって冗談にならないんじゃないの、な記事。以下全文。

"Hello, bomb coming in" cell phone prank becomes problem in Gaza

Following the Israeli army method of warning certain Palestinians by cell phone that their homes had been chosen for destruction for security purposes, Palestinians turned the "hello, a bomb is coming" phone calls into a prank joke amongst themselves.

The prank has become so popular in recent weeks that the main Palestinian prosecutor’s offices have forbidden "hidden" numbers on cell phones, to keep people in Gaza from calling and scaring eachother.

Reports say that many people in Gaza have turned off their cell phones, and disconnected their land lines, to keep from being pranked by those imitating the Israeli army forces. The Israeli army began the practice of calling cell phones to warn of home destruction, and to tell the residents to get their belongings and selves of the homes, a few weeks ago. Prosecutor Ahmet El Muganni worked with the Palestinian GSM operator Cevval and the telephone company PalTel to get rid of "hidden" numbers.



 三秒訳。

「最近パレスチナで行われているイスラエル兵による事前の爆撃(空爆かな)予告&退去勧告(携帯電話による)が、最近パレスチナ人同士の間での悪戯として真似され始めている。

 この数週間であまりにもこの悪戯が広まったので、検察当局はこれを止めるために非通知での発信を禁止した。

 報告ではこのイスラエル兵の真似をした悪戯に付き合いたくないガザに住む沢山の人が自分の携帯電話をOFFにして、電話線を引っこ抜いているらしい。イスラエルは最近、予告を家ではなく住民の携帯電話に発信する事にした。Ahmet El Muganni検事はパレスチナのGSM(携帯電話の方式)オペレーターであるCevvel社、電話会社であるPalTel社と協力して非通知の番号を排除するために努力している」

 最後の部分が具体的に何をやってるのかわかりませんねぇ…。多分イスラエルは非通知でかけてるんでしょうからそれ禁止しちゃうと爆死ですよね。

 というか貧乏貧乏といわれているこんな国でも携帯がここまで普及しているってのが正直びっくりですね。「非通知」とか言われるとなんかみょーに生活感があるというか…。ま、インフラ整ってないからいちいち電話線引かなくてもいい携帯の方が普及させやすいのかも知れませんが(というかインフラがどの程度整ってる/ないのかわからないので適当ですが。難民キャンプって今は別にテントじゃないみたいだし…)。

 ちなみに今夜は大分料理でフィーバー予定。帰ってこれるかな…。

命の値段

2006年8月6日 考え事
 また考え事。

 キル・レシオ(Kill Ratio)という言葉がある。もとは航空軍事用語のようで

 
「空中戦における自軍と敵軍との撃墜比のこと。
大抵は(自軍の撃墜数):(自軍の被撃墜数)で表される。3:1ならば、敵機を3機撃墜する間に味方が1機撃墜されたことになる。紛争当事国の両国のキルレシオはまず一致する事は無く、当事国Aの撃墜数と当事国Bの被撃墜数は被撃墜数がおおむね少ない数値となり、逆の事例はまず無い。これは撃墜の誤認が大半を占める為で、大規模な空中戦が行われた場合ほどその誤差は大きくなる。


だってさ(http://encyclopedia.masdf.com/pukiwiki.php?FrontPage より引用)。
 僕は他のところで引用されていたベトナム戦争時代の国防長官マクナマラが米兵一人の育成などにかかる費用とベトナム兵にかかる費用を比べて何人殺せれば適切かを述べた(ちなみに1:22という記述を見た)、というのが原義だと思ってたけど航空の方が早いようで。

 まぁとにかくこの言葉を思い出していたんですよ。今イスラエルでは相変わらずドンパチやってるわけですよね。んでサヨクはずっとぴぃぴぃと「大使館に行って子供を殺すイスラエルに抗議しよう」とかやっている。抗議して何になるのかという事を誰かに教えてもらいたいもんだけど話すとサヨク菌が伝染るから嫌だな、とも思ったりする(いや、これは流石に冗談ですけど)。

 まぁ単純に考えれば報道の人が取り上げる事が間接的な圧力になるという事なんだろうけど現状赤旗かレイバーネット以外にはほとんど取り上げられないし取り上げられてもあいつら顔色悪いし生理的にちょっと近づきたくない感じの人が多いから別にアピールにゃならんだろうなぁとか思ったりする今日この頃です(この間の大使館前のデモはアムネスティとかが絡んでたからNHKとか入ってたんですよ、多分。…と言ってまぁアムネスティもうさんくさい所と一緒に踊るよなぁと思ってwikipedia見たら色々書いてありますよ。単に乗っ取られちゃってるのね…。)。

 あーまた関係ない所うろうろしてて30分くらい過ぎちゃった…。話を戻します。例えばちょっと前、イスラエルによって国連職員が殺された事件がありましたね。まぁ彼らは多少特殊な位置としても…ああ、あの難民が住んでたビル吹っ飛ばして子供が60人くらい死んじゃったってのもありましたよね。あれは確かに明白に犯罪であると思います。

 ただ、今のアレは何もない、だだっぴろい所でやってる戦争ではありません。特に狭い地域内でやってる事ですし前線のすぐ後ろ(もしかしたら直下でも)普通に生活してる人がいるわけです。その中で民間人に被害を出さないで殺しあう事は事実上無理だし、一方が民間人の中に紛れ込んでゲリラ攻撃を加えることで火力や人員の不足を補うという戦法をずっと採っているならば尚更でしょう。自分の命が危ないとなりゃ少しでも怪しい人間は殺しておくでしょ、念のため。

 だからそういうシチュエーションでは…これも酷い言葉だけど「我慢しなきゃいけない被害者数」ってのがあると思うんです。こういう地域でやったら何人くらいは「事故」っていう。それを大幅にオーバーして初めて虐殺なわけで…。

 上手く書けないな…。そうそう、んで虐殺にも「闢値」というのがあるわけですよね。「何人くらい殺されたらニュースになる」っていう。んでその闢値は被害者がどこに住んでいたかで全然違う。これは現実的に。
 一番極端だったのは戦時下でないアメリカの同時多発テロで3000人位が殺され、これはもういろんなものを飛び越えちゃって世界の動き全体を変えてしまいました。でもアレが戦争地域に爆弾が落ちて3000人死んだ、って話ならそこまでのニュースにならない(いや多分3000人一片に殺せる通常兵器はないのでその意味で話題にはなるでしょうが)でしょうねって話。

 あーなんか回りくどい事ばっかり書いてて全然書きたい事がかけてないような…。つまり生命保険みたいなもんで、危険な所に住んでる人の命の価値は普段安全な所に住んでる人よりも低く計算されるはずですよね。死亡リスクが高いんだから。あと軍人も同じ理由でそれ以外の職業の人よりも命が安い。
 勿論レバノンとアメリカを比べたらそんなのは明白なわけですがそれだけではなくて例えば同じ一応アメリカと日本でも比べたら軍隊に対する視線は全然違って、死人が出たときの反応も絶対に違う。というか自衛隊の場合発砲だけで事件になりうる…って警察官じゃないんだから…。だからその辺を指数化したら面白いんじゃないかなぁと言うのが今日の思い付きだったんですよ。スーダンとPLOの難民キャンプではどっちが悲惨な生活してるのか、とかね。だって数だけで見たってわからない事は沢山有るはずで、イスラエルの方が死者数が少ないから悪いってのはおかしい話じゃないですか。
 別に殺しの話だけじゃなくて生活一般が高ければ高いほどその「値段」は高くなっていくわけで…って言ってもこれ絶対に公開される研究としては出来ないだろうなぁとか思いますけどね。絶対叩かれる。まぁ命が地球より重いって幻想には触りたくない人たちは沢山いますよね。


あーなんか最後にぐだぐだになったなぁ…。ちゃんと書けるような頭の時に(今日は暑すぎる!)もう一度まとめられたら…と思います。


 いやーしかし桜庭さんの勇姿には感動させられますね。意識なくなると普通は負けなわけで、そういった意味でこの試合は記録的と言えるでしょう。開始一分でもう負けてますもんねぇ…。これは酷い。

http://www.youtube.com/watch?v=pp5P_fWSt_U
 さて、今日もまたおばさんに苦しめられています。ま、今日は疲れたとかその程度の話なんですけどね。彼女が悪いというよりも僕と彼女の話の進め方が全然違うから(多分お互い)イライラするというか…。

 前も書いた事があるかもしれない、思考の順路についてです。昨日ゲームやってたお陰で変な例えをすれば僕は暗殺におけるスナイパー型、つまり撃つ前に出来るだけ色々コンディションとか考えて撃つ場所も色々候補を下見して(とここまで書いてヲタクなのでファントムを思い出しました。下見を終えた狙撃手がポイントの目印にする「風見」を探し出すすために町を車で流す辺り…)決めて、当日やるのはそこから撃つだけ。
 でもおばさんはどっちかって言うと近接型。僕からするとありえない手法だから上手くニュートラルな例えが出来ないけど一応事前に計画立てるけど基本的にはとりあえず暴れ込んでみてその場で臨機応変。

 そんな感じ。わかんないか笑。兎に角僕には彼女が全く思考に枠を設けずにどんどん本来の目的であったであろう場所から外れていくのが認められないんですよねー。ほとんど雑談になっちゃって目的がなくなるし。今日も客とブレストとミーティングのまぁ半々くらいのことをやっていて(時々書いてる「今度やる調査」の質問項目を考えていたんですよ)そんな事になっていちいち彼女の発言を「翻訳(脱線して喋ってる内容を適当に話の筋に結びつけて「こういう事がおっしゃりたいんですか?」って訊く事によって話を戻す)」したりして。

 別に彼女が無能だとかじゃなくて…まぁお互いに相性悪いっつうか不愉快なわけですよね。僕は会議中に雑談始める彼女はありえないと思うし彼女だって多分アイディアがあって喋ってる(と少なくとも自分では思ってる)つもりなのに若造にいちいち邪魔されるのはむかつくでしょう。あーだからもう昨日の一件もあるし彼女とは働きたくないなぁと思ったわけでした(結局それかよ)。
 あぁあと単純に今日は統計の話とかが出たんで彼女は全く理解出来て無かったんですよね。それが一番の問題。だって何言われてたか理解してないからデブリーフィングにならないんだもん。つかこのチームでは現場力は普通に位が上の人が一番あるんだけどバックでの力は全く逆でトップが一番わからない人だからやりにくいんですよねー。


 もう1つ。これもおばさんネタだけど今日のミーティング中に彼女は「我々PR業も正しい事を広めていくことを使命にしている」といったことを言ってたんですよね。こういうの駄目なんですよね。ってのが今日のタイトル。僕はもうこれも毎度毎度書いてるようにそういう個人の信念をこねくり回すというかそれをいじって遊ぶのがこの仕事だと思ってるので「セイギ」とか言われるとついつい反射的に反吐が出ちゃうというか…。
 

 セイギってなんとなく普遍的な価値であるかのように(それを主張する人間も)思えるじゃないですか。でもよく考えれば(いや別に良く考えなくても)そんなものは単なる個人の信念なわけで、それが偶然世の道徳とか倫理とかとどの程度合致してるかって問題に過ぎない。その二者はある部分では同じかもしれないけれど単にそれは違う道が偶然今交わってるだけであって、本質的にはまったく別のもののはず。だってどこかでぶつかったら人間は倫理より自分の信念を取るでしょ。あと欲望とか。

 だから自分が正義であると主張する人間というのはつまり最高でも「今偶然一般的に正義であるとされる行動をとっている人」に過ぎないわけで、未来において正義である事がそれをもって保障されるわけではないのです。自分が正しい、と主張するのは別ですよ。その瞬間の行動が正しいという事は普通にありえるので。

 うーん同じ事を何度も書いてるのかなぁ…。兎に角自分が正義であると主張するという事は「まだ起こしていない自分の未来の行動にまで正当性を主張する」事であると思うんですよねー。

 それって傲慢じゃない?みたいな話。


 だから「セイギ」って言われた時点で僕は反射的に吐き気を覚えるわけです。確実に間違ってるから。もっと慎ましく生きようよ、ね?
 そうそ、あと絶対そういう人間は攻撃されたら自分の信念があたかも一般通念(とか常識)であるかのように語るのでさらに嫌いです。自分の力とか思考で反論しないんだもん。「正しいんだから正しい」みたいな。別に俺はそんなものと喧嘩してなくてお前のくだらない考えに喧嘩売ってるんですよ?って話。

 
 ふぅっ。明日は頑張ろう。
 そうか、と思った。巷で随分前に話題だった(と思ってたらたった2ヶ月くらい前の話だった)「フラット化する世界」の書評を会社の人に言われて探していたのですよ。んでまたぞろ「情報の相対化による価値の減少」について書いていたのです(長くなったからやめてこっちに書く事に笑)。

 フラット化っていうのはロングテール化とほぼ同義でロングテールにおける販社(者)の単位が国に置き換わったって事ですよね?よくわかんないけど(だって読んでない。書評だって読まないで適当)。乱暴にまとめれば今まで競争に入ってこれなかった小さい単位が買い手の視野に入るようになった(これは必ずしも勝機・勝率が上がる事を意味するわけではない、というのは今日の本題とは別とはいえ確かに重要な話)ってやつ。貿易にとってもある程度マスプロしか需要がなかった時期には大きな単位で作れる国しか見向きもされなかった。貿易やってる人にとって180カ国の世界地図は不要だったわけです。
 それが例えばマニアックな趣味をもってる僕みたいな人が寄り集まってわぁわぁ騒ぐようになってきたからなんつーの、ほらトランスとか流行ったじゃないですか昔。ああいう状態になるというかね...。あ、こういうの売っても儲かるんだ、みたいな事になってきた話?じゃないの?あれ、違いましたか?見るからになんていうか僕らには形而上的に自明(うおーすごい頭よさそうなヒビキ!)な事を偉そうに垂れてる本に見えるので...。

  …あれ、今日最初に書きたかったのは相対化による価値の暴落の話だよ。全然違うじゃん。兎に角ですよ。そう、思ったのは情報の価値について。やっぱりものの価値って言うのは希少性に左右されるわけです。金がなんで希少かって少ないからなんですよ。勿論少ないかつキレイってのはあるんでしょうけどね。それはヴァイオリンの値段のつき方と一緒だなと思ったんです。

 ヴァイオリンの値段は(楽器としての価値+美術品としての価値)というところで出来上がっています。前者は不動の絶対価値。んで後者はまぁホントに価値が認められているわけではなくとも例えば10年後の値段の上がり方予想とかその辺含めての変動可能性がある相対価値。だから中国製の楽器はある程度音色がいいものでも相対価値が安い(まだ作られてから何十年も耐えた楽器がなく、今のを見てる限りちゃんともつかかなり怪しい)から市場に安く出たりするし逆に100年経ってればクズヴァイオリンでも結構な値段がつく。  

 同じく情報も(絶対価値+相対価値)で出来ていて、でも絶対価値というのは金銭に置き換わるという意味の価値ではなく、本当に必要な人にとっての価値でしかない(ヴァイオリンがいくらいい音色でも興味ない人にとってはなんも意味ないっしょ?)。つまり必要な人の間で価値の上下とかをつけて、その結果が単に分かりやすいとかそういう理由で共通の通貨である金銭に置き換えられる。繰り返し書くけどここでは金銭は主役ではなく通貨でしかない。
 相対価値は逆に需要などで如何様にも変わる可能性があるけれど万人にとっての共通価値観によって値付けされている、つまり最初に金銭としての価値があるのです(まぁ「相対」という定義をしているのだから当たり前田のトートロジーなわけだけど)。

 はいはいちゃんと話を戻しなさいよ>自分。情報の話。んでフラット化でもロングテールでも相対化でもいいんだけど最近情報へのアクセサビリティのしきいが異常に下がったわけですよね。で、それにともなって情報の希少性、つまり通貨の代替物としての相対価値が限りなく下がってるってわけ。「俺これもってるんだけどおまえのそれと取りかえっこしようぜ」ってのは俺だけがそれを持ってる(または他から手に入れるのが難しい)からこそ成立する話なわけですぐ手に入るならやらずぶったくりを誰だって選びます。
 20年前ならルーマニア料理屋を知ってる事はかなりツウの証だったでしょうが今では検索すれば一発です。検索しよう、ルーマリア料理を食べに行こう、と思わせるかどうかが競争になっているわけで。もっと下品な話題を出せば今本屋でエロ本買うやついるの?って話っすよね。ただでエロサイトつなぎ放題じゃん。そんな話。

 んで前に話を戻すと絶対価値+相対価値=情報の価値でしたよね?んでえ相対価値が暴落すれば"絶対価値≒情報"の価値になるんです。おお、数学的。でそれってヴァイオリンと一緒、というかそれってもしかして万物なんにでも当てはまるのかな、という事を思ったんです。ヴァイオリンの相対価値の暴落は早く起こって欲しいもんですが。まぁ起こるとすれば10000本位ストラディと同じ時代の作品が一辺に出土とかですかね。それでも買えないだろうけど。


 …なんか俺、我ながら結構真理っぽい事書いてない今日?


 うひひ。
 イスラエルが国連の関連施設爆撃して死人まででたっていうんで大騒ぎですね。最近全くこの辺の話題について触れてなかったけど別に興味が失せたわけではありませんですよ。今日はつらつらとそんなことでも書いていきましょうか。

 まず、イスラエルは国連が嫌いです。それは多分アメリカが国連を嫌いなのと同じような理由で、でももっと生々しいというか…まずもってPLOが国連にオブザーバーであっても参加してる事が一番大きな原因でしょう。イスラエルにとってPLOは不倶戴天の敵でそもそも国家としての存在を認めていないのです。つまりこれは台湾と中国と(根は全然違えど)同じ構図。まぁ麻薬取引やってる北朝鮮だって加盟してるわけでたいした話ではないっちゃないのだけれどそれにしたって国家でもないのに、って気持ちがきっとある。
 あともっと根本的な問題として国連は基本バランサーなので武力に勝るイスラエルに味方する事はないですよね。あと理想主義的なケがある国連にとっては現実的な路線をとり続けるイスラエルが疎ましいってのもあるんじゃないかなと思ったりもします。んでアメリカと同じ理由ってのは紛争当事国というか周りがみんな敵という環境においては国連の印籠が全く役に立たないという事。んで役にも立たないのにぴぃぴぃ騒ぐなと。

 でもそれにしてもやりすぎました。コフィたんに至っては「わざとやっただろ!」って言ってます。いや流石にンなわけなかろうが…。まぁ一応停戦の為の国際部隊の派遣に関する協議(ちょうど速報で失敗とでたけど)に水を差す事で徹底的にヒズボラを叩きたいってそういう見方もあるだろうけど…。いやそれにしたって多分殺さないだろ。いない所を狙って「誤爆」するだけでそういう意思表示としては充分だったはず。こりゃ瓦礫の中からカッサム砲でも見つからない限りこじれるかなと思います。まぁそれにしたって国連側の主張通り通告もして随分前から活動してたんならそこを避けられなかったってのは(しかも誤作動とか適当に無照準で打ち込むとか色々あるミサイルではなく空爆で)随分質が低いなとは思いますが。

空爆といえばレバノンの市民に沢山被害が出ているという話ですが
 
しかしイスラエル市民の間に醸成されている、相手方の市民が蒙った被害へのアパシーは、アル・アクサ・インティファーダ(被害が大きいほう、弱者のほうが有利、というパレスチナが取れた唯一の戦術に対する、飽き飽きしたという感じ)の間にできあがってきたものでもあり、解きほぐすのはナマナカなことではないだろう。レバノン市民にそのツケがいくのは理不尽だが。(

 とかいう話(山森先生のサイトです。http://www.geocities.jp/mikayamamori/)を持ち出すまでもなくあほくさーって事でもう彼の国の話を見る時に「ジンケン」とかを物差しにして考えるの止めようよ、って話。
 人権とは平和に暮らしている一般市民にこそ存在するわけ(いや正確には兵士にだって人権は認められていますよ。しばしば戦場では無視されるってだけで)で、命を代償にして戦争をするというある種最も根源的な一般民衆参加の人海戦術をとっている国家との戦争なのだから戦時の兵隊と同じ扱いなんじゃないかね、って思うわけですよ。乱暴に言ってしまえば。

 そこで戦争への参加というのは何を持って決まるのだろうかと考えてしまったりします。兵士として以外ね。「利敵行為」という言葉があるけれど民間人であっても敵陣において敵軍の兵士の治療を手伝ってたら志願兵扱いですよね。多分物資を運ぶのも一緒(キチガイ左翼はこれをもってイラクで自衛隊は「参戦している」と書く)。
 多分そこに明白な線引きなんてないんだろうけど…例えば実際にPLOが普通のオフィスビルに入ってたりした事がある。そこを空爆しようとして人が死んだ事がありましたよ(確か。今回だって前述の山森先生の日記を見ているとヒズボラがモスクの中にミサイル隠し持ってたのが見つかったりしてます。ミサイルがあればモスクが爆撃されても仕方ないでしょう。そしてそこで僧侶が死んだとしても。もしそんな事知らない善良な僧侶が死んだらどうかって?それでもそこまでは責められないはずです。実際に加担してた人間がいた証拠がはっきりあり、それが避けられなかったならば(そのミサイルで今までに何人死んだか判れば完璧)。
 そういう話を考えていく中でレバノン市民が沢山死にました、といってグロ写真で戦争反対を訴えるサヨクはまぁもうサヨクは治らない病気だから仕方ないとはいえ普通に歩いてる(またはネットサーフィンしてる)だけでグロ写真を見せられるだけ存在が迷惑であります。別に戦場で死体なんか珍しくも無いでしょ、殺しあってんだから。あー要するにうざいと。

 なんか歯切れ悪いなぁ…。

 あと密かに今回気になっているのは火をつけた、つまり最初に兵士拉致やったのはPLOだったはず(記憶だけど)なのにパクったヒズボラだけがいつの間にか叩かれている事。思い出せる範囲だけれど最初にヒズボラとがちゃんこしだした時には「二正面作戦を強いられるイスラエル」的な見出しが日本の各紙に踊っていたはず。それがいつの間にかニュースにPLOが出てこない。勿論ファタハの穏健にとってはそれは嬉しいことだろうけどいくら仲が良くないとはいえ共通の敵であるイスラエルが困ってる時には大騒ぎしたくなるのが過激派の目論見のはず。というかいつもの彼らなら実際に行動を起こしてると思うんだけど今回大人しいのは何でかわかりません(決してアッバスの指導力が増してきたせいではないはず)。

http://blog.livedoor.jp/moshejp/

↑山森先生の所の学生…だったと思うけど日ユハーフの人が書いてるラジオ解説のページでもやっぱり最近ガザの話が少ない、ってな事が書いてある。そんでこっそり上手く話がまとまりかけているんだそうな。どっちが譲るにしろ大事件になった後に報道の関心が向かないうちにやりたいだろうしそういった意味ではいいのかな?

 しかしなんでナスララがまだ生きていられるのかよくわからん。

 まぁそんな話でした。書きまくっちゃった。なげー。とても昨日女の子の二の腕の感触を楽しんでいた人間のブログとは思えませんね。自爆。

 そうそう、HELLSING新刊。イスラエルについて書かなかったらこれだけ、と思ったんだけどね。すごいです。なんというか…感動した。勿論前からHELLSINGは名作だけれど今回のは格が違います。あーこういう感動を上手く伝える語彙が無いのがうらめしい。とりあえず泣いた(別に悲しい話ではない)。

 あと昨日書き落としたけど徹夜作業中の銀座さんから深夜に電話(勿論寝てた)。ってか1時半とかに電話してこられてもでませんって普通(いや起きてることも多々あるけど)。んで今日軽くメール打っといたら(「仕事徹夜なのに意味わかんない時間にメールしてくんじゃねーよお疲れ笑」みたいな)ちょうど仕事が終わった時間だったらしくすぐ折り返しtel。だからお前彼氏いて仲いいならそっちに電話しろよ?みたいな事を考えていたんですがまぁ別にいいんですけどね。そんな話で眠そうでなんか話してる内容が変?なので早々に切り上げ(まぁ電車のるところだったので)。実は結構話すの自体久しぶりかもなー。うーん。今度の練習は僕が楽器入院中のため行かないし。会うのはいつでしょ。お盆休みかもっつうんでそこら辺すかね?

 追記:天皇陛下メモはどうやら偽者だったらしいという考察がネット上で出回ってます。まぁ確かに怪しい話でそもそもタイミングが怪しさ爆発だったわけですがやっぱりか、という印象。
 そのセンで書いておけば多分この話の訂正が出回る事はないでしょう。「言いっぱなしは勝ち」って事です。ピアノマンの時にも書きましたよ確か。結局面白い話があればアホはのってくるわけだし世論操作するためにはこういう手はザルのように見えて実はとても有効だって話。

 後輩S崎が昨日帰国してるはず。早く連れて飲みにいきたい。
僕を散々いじめた人が今日辞める事を知りました。それにしたってそれなりに教育してくれたわけでなんかショックです。有能な人ではあったけど男だし僕は彼とそりがあわなくていっつもしっぱいしてばかりでした(ホント彼と仕事するとありえないミスをするんですよ・・・)。

だから僕は彼が嫌い、というよりそのジンクスが嫌になって彼と仕事をしたくなくなりました。彼も多分同じ事を考えたんでしょう、可愛がる相手を最近変えていたように思います。でもまたここ2ヶ月くらい同じ仕事のはしっこ同士にぶら下がる事が重なっていたので少しずつ自分が成長したところを見せていけているかなと思っていた矢先だったわけです。遺言めいた事を言い出したのもコレを見越していたのでしょうね。なんか微妙で複雑な気分です。挨拶、どうしようかな(やっぱりみんなにお知らせが回る最終出社日までそれをしらなかった事も少しショックだったりして)。


さて、さっき隣の弱虫外人(40歳くらい?)から声を掛けられました。昨日はなんか彼、落ち込んでて原因も僕は知っていた(おばさん=彼の上司が怖い)ので同情っぽい視線を向けていたらぼそっと「道家さん・・・同情して無いでしょ...」っていわれちゃったりしてたんですが今日は別の用事。「ちょっとお願いが...(ちなみに日本語ものすごく流暢)」といわれちょっと驚いていたら続く言葉は「CD貸してもらえませんか?」との事。しかも「どれがいいですか?」って訊いたら「そこのメタリカとか」って。気弱な感じの彼ですが心中には熱いメタル魂が眠っているのでしょうか...謎だ。


 さて、今日は幼馴染T尾と飯を食っていました。結婚式のスーツ選ぶの付き合えよ(一応スーツ売る人になりたい子なので役に立つかなと)と声をかけたらついてきた…のはいいのだけれど結局自分で買っちゃって俺の買う時間ないでやんの。しゃーないから明日かなぁ…。兎に角買って、最寄り駅で飯を食って店を出て彼と別れて振り向いたらそこには美容師さんが。T尾は最近僕が紹介して彼女に切ってもらうようになってたんで今日会った時も色々噂話してたんですよ。いやーびっくり。ちょろっと話したけどなんか疲れてましたねぇ…きっと彼女的には接客テンションだったんだろうにそれで疲れが見えるのは結構疲れてるのかなと要らぬ心配などしておりましたよ。ドバイに行きたいらしいです。


 さて、帰ってS水と電話。先日から読んでいる「禅と日本文化」などを根本として禅と悟りについて激論を交わす。以下私的メモとして断片のみ記します。今度これはまとめて。

・サヴァンは悟りではないのか?よく知らないがサヴァンの人は目的(例えば楽器の演奏)を達しており、しかし目的を達しようという思考はないはず。自分としての意識を持たず世界と繋がる彼らはある意味で仏であると言えないか(不勉強という意味も含めてとても危険な発言な気もするが…)?

・目的の為の意思以外の雑念を捨てる事が禅の悟りの境地といった事が書かれていたように思うがその意思と雑念の境はなにか。意思を持たねば行動は起きず、剣術の例を挙げれば敵と向かう以前に剣を持つことすらなくなる。それは文中で挙げられているような村正と正宗の木の葉の話と合致するのか?あれは自分の意思によって戦いを避けているのではなく気だけで相手が仕掛けてこなくなるだけではないか?
 宇宙との合一(輪廻からの逸脱=成仏)という仏教の最終目標が禅においてもあてはまるのであれば確かに個としての意思すら失う事は正しい事のように思えるが「道」としては意味が無いと思う。

・練習は悟りへの道か?上手くなろうというのはあらゆる意味で雑念の類か(これは文中に書いてた気がする・要再読)?「直観」が禅の道なのならば練習は不要のはず。例えば楽器演奏であればそのために必要な物理的な要素(筋力など)を満たす事は難しいことではないはず。老境に達して下手になる人も勿論いるが枯れてくる、とかそういった褒め言葉が褒め言葉として定着するほど味が出てくる人の数もまた多い(多分)。
 そう、つまり物理的に不可能でないならばある日突然「弾ける」状態になる事は(恐らく現実的には有り得なくとも)起こりえないことではない(飲み込みが早い、の極大化←言葉が正しいかは知りません…数学用語っぽい)。それのさらに極端なのが一番上に書いたサヴァン。
 多分武道が悟る事と結び付けられるのは「目的以外の念を捨てた意思の機械になる」方法を知る方法としていいからなのではないかと思うが正しいか(しかし前述したように僕はこれには疑問がある)?

・流石兄貴!

ならばジョジョ=仏教。
2月26日の日記後半部コピペ。
「『ブッ殺す』そんな言葉は使う必要がねーんだ。なぜならオレやオレたちの仲間はその言葉を頭に思い浮かべた時には!実際に相手を殺っちまってもうすでに終わっているからだッ!だから使った事がねェー!
 ペッシ、お前もそうなるよなァ〜〜〜〜〜オレたちの仲間なら…わかるか?オレの言ってる事…え?
 『ブッ殺した』なら使っていいッ!」


これこそ「意思の機械」なんじゃないでしょうか。うん。兄貴すげえ。「どう殺す」すら考えずに「殺す」とすら考えずに「殺した」んですからね。イタリアに居ながらにして大悟しましたか。


 あーまぁ結論としては眠いので素敵でオサレなスーツとやらを天竺(なんでも渋谷の近くにあるという)に探しに行こうと思います。あと伊達メガネでも買うか?どこで売ってるんですか?あーどこで売ってますか玄奘さん?


すいませんねむいです。午前3時半超えました。


 あーつうかあんたいつまで起きてんだよいつまで「ログインは五分前」なんだよ寝なさいよ?肌とか怖いっすよ?病気とか薬とか言う前に寝るんだよ。お前だお前。

 あ、これかいてて思い出したけどまた後輩が一人安定剤に手を出した(つうか病院通い始めてもらい始めた)模様。あーもうなんつーの?うんおにいさんコメントしませんけどね。あーこんなんだから反吐が出るんだよホント。
以下の記事は連続しない三日ぐらいにわたって携帯で書いていたものです。それに今色々色々手をいれました。

 社会人のフリをしはじめて早くも一年、経とうとしている。そんなある日の電車の中で思った事(やっぱ風邪です。体内ぐちゃぐちゃ)。
 例えば我が身を振り返って、小学校の時は中学生が、中学生の時は高校生がやたらと大人に感じたって経験はある(はず)。でもその高いと思った壁の向こう側からさっきまでいた所を見てみると実は大して差がない事に気付く、ってのも多分ありがち。

 社会に出るのも「今度だけはきっと大きな差が」とか思っていたけど結局同じ事。勿論適応するまでは大変なわけだけど(まぁそりゃ中学生になった時だってその時分なりに大変さは感じていたわけで)慣れてしまえばなんという事はない。単に「変わった」だけなのだ。まぁうちの会社は変な会社でスーツも着ないし出社時間も適当だしその辺がそう思う原因のひとつではあるのだろうけど(前サークルみたいだねって他の部署の人に言われたし)。学生となんも変わらん頭の悪い(というか考えてない)人も沢山いるしやる気の無い人もいる。

 でも仕事って結構システムで、組んでしまえば誰がやっても動く。その為に例えば挨拶とか色んな色んな(頭を使う事から解放させる)仕組みが出来ているのだ。そのシステムが存在せず、いわゆる「頭のいい」「機転の利く」人じゃないと出来ないのならばニート以外のほとんどの人が仕事に就けるなんて現実はうまれない。ま、勿論個人の能力がそこに色を添えていくわけだけど。

 僕らの業界は比較で言ってしまえば「頭のいい、学歴の高い」人間が集まる業界と考えられるであろうとは思う(嫌な言い方だけど…)。でもそれは頭が良いことを示すわけではない。「ルール(行動の規範となるテンプレート)を沢山知っている」事を示すのだ。例えばうちみたいな外資ならば「外国人のルール」を知っている人があつまるわけ。そしてそのルールを心地よいと感じる人たちといちゃいちゃと仕事をしていく。
 大体ルールというのはレールで、任せていれば間違いない自動的な反応(要するに「影響力の武器」で言う「カチッ、サー」反応だね)だから近しいルールを両方同時に取り入れるのは難しかったりする(なぜなら自動的に出来る反応というのは考える必要もなく自明でなければならないわけで)。そういう意味で「外国人のルール」に染まってしまうと(特に違うルールを受け入れる文化に欠けるきらいがある日本では)途中から日本人のルールで動く社会に溶け込む事は難しかったりするのだろうな、と思う。それでも溶け込めるのが「個を尊重する」というお題目で自分を曲げずとも社会に入っていけるアメリカのようなところなのかなと。

 うちの業界は多分沢山の業界と仕事をするという意味では他に並ぶもののない業界だと思う。そうやって暮らしていく為にはルールを沢山知るか、自分のものとせずともそれに柔軟に適応できる能力が必要だ(そのはず)。だけどそんな業界でありながらウチは…。
 僕は別に帰国子女じゃないけれど多分外資のルールの方が好き、ただし人生の大半を日本で過ごしている身として日本のルールも知ってるし好き嫌いを別として従わなければならないと思っている。だから外資にいても「日本的でないもの」に対して色々と考えを巡らせてしまったりするのだろうなぁとか思ったりもする。
 

 そうそ、「外国人のルール」って書いたけど外資の考えかたからファイバーミニの広告はでないな、と思った。だってあれの面白さ、多分言葉(=論理)で説明できないもん。あの手の微妙というかユル系はね。どういうブリーフ(というかプレゼン)するとあれが通るのか不思議だけど…って別にアレのネタが酷いって事じゃなくアレを多少でも言語化して論理づけて他人に説明する、って現場が想像できないって話。だってあれってノリとしては会議で煮詰まっちゃって退屈になったクリエイターが落書きしてたのを彼(クリ)がトイレ行ってる間に隣のディレクターが目をつけて勝手みんなで回し読みしてクスクス笑って…みたいな感じじゃないすか。面白いんだけどね。

ま、そんな横道がありつつもなんとなく書きたい事、でした。


 さて、今日は他にも仕事で色々考えさせられた日。
 ま、またもや実際に進行中の案件でやばいので詳しく書けないのだけれどここんとこほぼ専従でやってるのはあるクライシスコミュニケーション。ある事件をきっかけにあるもの(まぁ仮に物質Aとしようよ)に対する疑惑が広がってそれを払拭するために勉強会をやろう、って話。この案件の拾い方が凄くて、もっぱら役立たずとの誉れ高いうちの顧問がなんと事件を報じる新聞読んでいきなりその会社にTelしたみたいなんですよ。一応海外にある本社の社長を知ってたみたいではあるんだけどそっちじゃなく日本の方にね。それでだまくらかして仕事にしちゃった。その力業がすごい。まぁ業界的にとっても怪しいのであまり継続的にはお付き合いをしたいタイプではないのだけど(グレーだけど金は持ってるし払いはいいタイプ、かな)「新聞にネタが転がってる」ってのはすごいな、と。自分が新聞読まない事を反省しました正直。

 ただこの人、元Dなんだけど態度は悪いし実務能力は微妙。日本の代理店にいたのに日本語ちゃんと書けないし事実関係の数字とかを頻繁に間違えるので相手からすると多分かなり心配だろうなぁと思う。あと喋る内容も大した事ないし(偉そうなのに笑)。
 だから社内的には相当バカにされてる&相手にされてない。僕もそう思ってた。でもこの人にも凄い面があるんだな、って見直したわけ。凄く日本企業で


 ■今日学んだこと
昔ちょろっと書いてた英語トリビアよりは長生きするか?な新コーナー。

というわけで。
1、日本にある唯一の外国捜査機関の支部はATF(連邦アルコール・タバコ・武器取締局)のものである。
偶然たどり着いたmixi内のそれ系のヲタが語ってました。真偽不明。ATFの公式には支部の位置とかがぱっと見なさそうだったので…。検索してもないので(mixiで書いてる人はなんか知り合いがいるっぽい事を書いてた)多分公式にはないんじゃないすかね。すくなくとも広報はやってない。
 ATFは銃器の密売なんかの摘発もやってるわけで世界有数の組織暴力が本部を構える&密売拳銃を沢山生産してる中国とかが近くにある日本に支部(つうか出張所?)があってもおかしくないとは思うけど(麻薬は多分FBIが一括)。

ちなみに
http://www.rivertop.ne.jp/wm/wm1/ptsatu/tatf.html
ここ、制服売ってる…。アメリカ国内持込禁止って処理はそれだけでいいのかなぁ…。

残酷。

2006年3月28日 考え事
 姉歯元建築士の妻が飛び降り自殺だってさ。別に何が原因か知らないけどさ、こういうニュースが小さいのはなぜか、考えるべきかとは思ったりする。

 まぁドライに言ってしまえばニュースとしての価値が無い、ってだけの話なんだろうけど。それで片付けるのはなんかねぇ。


自殺:姉歯・元1級建築士の妻が飛び降り 千葉・市川

姉歯元建築士の妻が飛び降りたマンション(右)=千葉県市川市富浜で28日午後4時49分、本社ヘリから米田堅持写す 28日午前5時35分ごろ、千葉県市川市富浜2のマンション駐車場にとめられたワゴン車の中で、頭から血を流した女性が倒れているのを、車の所有車が発見し、管理人を通じて119番通報した。女性は病院に運ばれたが間もなく死亡。県警行徳署によると、女性は一連の耐震データ偽造を認めている姉歯秀次・元1級建築士(48)の妻(49)で、状況から自殺とみられる。

 調べでは、車のサンルーフが突き破られており、妻はマンションから飛び降りたとみられる。靴は履いており、現場から遺書は見つかっていないという。現場は姉歯氏の自宅から約200メートル離れている。【神澤龍二】

闢値

2006年3月11日 考え事
あれ、手元の新明解にも広辞苑にも載ってない…webで見たいろいろにも載ってない!どうした!正確な意味が知りたいなぁ…検索してもあんまり出てこないし…。

 2007/4/7追記。
実は「闢」じゃなく「閾」でした…
 頭の中を読まない。思考の先回りをしない(文章においても会話においても)。



 忙しい忙しい、とかいって書き出してみたらたいして忙しくないでやんの。まぁ色々メンタル追い詰められてるんです。けっ。

感動って。

2006年3月6日 考え事
感動って。
Arvo Part "Alina"
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000024HL1/249-5990332-2414725

 なんだろうな、と思った。泣かない方ではない僕だけど久しぶりにこの曲で泣いた。11月2日にも一度取り上げているけどこのアルバム。

 これT1に貸しててそれが戻ってきたので久しぶりに聞こうかなと思ったんです。毎日午前中はES書いたりしてるんだけど今日は色々とつまっていたので気分転換に、と思って。大体忙しい時って「なにもしないで立ち止まってゆっくり考えたい」って欲求があると思うんだけれど大体本当に忙しくなくなると手持ち無沙汰になって何かしら見つけて遊びだしちゃうんですよ僕。まぁあんまり忙しくも無い時にそんな事を思い出したんで気分転換にいっちょ死にたい曲でもかけて魂飛ばすかな、と。んで居間においてあるちゃんとした音で聞けるオーディオセット一式は天に召されっぱなし(いいスピーカーなのでそれに挟まれた位置にあるこれも結構いいソファに身を投げ出して聞くともう極上なんですよ)なのでPCのスピーカーで聞きながら床に寝っころがって天井見てたらね…

 なんか太陽光線とか目に入って…って別にまぶしくて泣いたわけじゃないですよ。なんていうのかな、一気に自分の中に映画が出来たって言うか…このシチュエーションで寝っ転がって天井見てる、この音楽がかかってる、ってのが全て必然に思える?あれ?上手く書けないのがもどかしい…。ある意味悟ったんだよなぁ…。それともなんか昔見た映画でも思い出したのかなぁ…。ピアノの高い音だけつかったゆっくりとした旋律、リズムに合わせて視界がパンして…って。

 言葉は無力だ…って朝日新聞かよ!

言葉バトン

2006年3月2日 考え事
 りんさまより頂きました。頂いたものは有難いので最敬礼しつつ受けます。実はmixiでやってたりしますが随分前&結構酔っ払ってたのでそちらは見ずに書きましたよ。


●好きな言葉は?
せっかくだからHのESに使った言葉。
「泣かない赤ちゃんはミルクをもらえない」

 これを読んでPR業界を志望する人間が激増したと言う名著「戦争広告代理店」に出てくるボスニアだかの格言。偶然りんさんが書いているような事ともクロスするけど僕らは雛ではないから口を開けているだけで親鳥が餌を運んできてくれるわけではないのです。雛でさえ運ばれてきた餌を得るためにピヨ鳴きするわけですし。
 自分から動き、発言しなければいいものは得られない。ほら、バトルロワイヤルの中でも相馬光子だっけ?が言ってたじゃないですか、「奪われる側より奪う側に回りたかっただけ」って。ちゃうか。ってこんな事書いたらまた読みたくなってきたよ…どこあるかわかんないけど。これはいつも寄り道してた本屋がすっごい流行る前から押しててずーーーっと平積みにしててあんまりにもしつこいから買ったら(どんな理由だ)数ヵ月後に爆発的にヒット、という僕のアンテナが高いと言うか根負けというか本屋がすごい、って話なんですけどね。

 あ、話それた。まぁうちの業界ってホントこれですよ。声をあげなきゃ世の中にニュースなんか多すぎて誰も気付いてすらくれないんです。いくら深刻でもね。深刻さ加減なら国内で起こる大概のことは客観的に見ればシエラレオネで今起こってる事より深刻ではないわけで(いや、シエラレオネに深い意味は無いですが)。
 だからさわがにゃいかんのですよ。記者に過剰に期待しすぎなんですよねきっと。それと取材される方も「世界自分主人公説」というかやっぱり自己中というか。頑張ってるんだから気付いてよ!みたいなの思い過ぎ。まぁそんなののMIX。

 ただ僕は小ずるいので発言を誘導したり潰したり答えが1つしかない質問をして「答えの答え」で刺したりとかそういう事はやります。ええ。

●あなたの口癖は?
 文(ここよここ…)の上では"まぁ"とか多いですよね。自覚してます。リアルでは「この話したっけ?」ってのがまぁ癖といえば癖。頻出単語。ぼかぁ面白い話を仕入れるとのべつまくなしに喋るのでよくネタが重複する。だから事前に確認するわけです。特に2年ぶりにネタ再利用、とかいう時が危ない。二個くらい下の記事のBraviaの話ももう既にD通内定のfire(昨日ロンドンだかパリだかより帰国)にしたし。彼女、喜んでました。


●あなたにとって最大の褒め言葉は?
 えー…「最近若返ったね」とか?あと「目つきいいよね」とか?あと「好青年」とか。

 まだ言われたことは…いやいやありますよ。"思ったより"とかそういう接頭語(でいいのかな?)をつければ。あと逆の事は死ぬほど聞いてるのでもういいです。実年齢+5だったら「あー結構僕も若く見られるようになりましたよね」とかいいますからね。

●普段は出来るだけ使わないようにしている言葉は?

 褒め言葉。いや使わないようにしてる、ってほど意識はしてないけどあんまり使わないかな、特に面と向かっては。男相手だとキモチワルイし女相手だと緊張(ってほどじゃないけど…まぁ小石につまづく程度には)してリズムが崩れるし。リズムって言うか…先の先が読めなくなるのでアドリブで会話をしなければならないのです。こえー。
 悪態はつかないようにしたいと願っています。 

●最近、言われて1番腹の立った言葉は?

 泣けたのは「あの人、君と話してるといつも機嫌悪くなるんだよね」ってな台詞@社内。真意が気になる(状況的に冗談だった可能性も否めないので…)…。ってかそれオレの上司じゃんよ!いいんかいな。まぁ使える内は使ってもらえるでしょう…とか思っちゃうのはこういう人間関係ストレスですよね!

●1度言ってみたいがキッカケが無かったり、何らかの理由でまだ言ったことのない言葉は?

 ないなーこれも。(その時々の人格に)正直に生きてるつもりです。言わなきゃいけないことは言ってるつもりですよ。最近愛してる、とか言ってないけどさ。むなしー。
 

●普段何気なく使ったりするけど実は意味を理解していない言葉は?
えーmixiで答えた言葉以外はいまんとこ思い当たらないのでここだけパスで。

●普段の生活において思ったことの何%くらいを実際に言葉に出してる?

 ほぼ100%じゃないかな?「思った事」にも「考えたこと」「願ったこと」色々あると思うけど…仕事中でもお腹すいたらいきなり「お腹すいた!」って一人で言うしな俺。時々お菓子恵んでもらえる…はずが最近はそんなことも無く。相手を傷つけるだろうから、とかそういう意味で口に出さない事はあります。悪口系ね。それくらいじゃない?あとシモ系。
 でもスイッチ変えるとほぼ100%嘘の事もあってその辺微妙…。


●面と向かっては言えないけど、メールでなら書けるってどんなこと?

 特にないなぁ…酒の有る無しで「口が滑った事にすれば喋れる」事はあるけど。


●プロポーズとして言いたいor言われたい言葉は?

 考えたことも無い。

●人生において「ありがとう」と言った数と言われた数どっちが多かったと思う?

 まぁここで「言われた方」と臆面もなく書けるのはすごいことだと思いますよ。僕もそりゃ言った方が多い方ではありますが世話をしたされた、であれば現時点ではイーヴンまたはした方が多いと思っています(多分僕に色々助言とか支援をしてくれる人は僕の年の時上から支援してもらえなかったし下を支援もしなかったと思う…)。もっと年を取ったらもっと下の面倒みなきゃな、とも思うけど。


●現時点で最後に発した言葉は?

 不明。覚えてないって。最後に打ったメール本文は「うん。てか多分10分で出来る…書くのがだるい」というもの。日曜のアコとやる曲の打ち合わせをベースとしておりました。音を手に入れたんだけど簡単だから楽譜書くの面倒だし自分のパートは耳コピしといてってお願いした流れ。

●あなたにとって言葉とは?

 こういうまじめなことはmixiにお任せしたいのですが…。まぁいいや。

 言葉は刃物です。あーなんか陳腐な事いってる気がするけどさ、違うんだよ。消毒して切開して手術にも使えるけどそのまま突っ込んでかき回せば殺せるんですよ。そういうもんです。表面上だけにとどめるべき儀礼。

 でも僕は言葉が好きなのです。技術の進歩のあまりの無意味さを見て。だって別に幸せになるわけじゃないじゃないですか技術とか発達しても。医学が発達すりゃ人が死ななくなってややこしいことになるし工業が発達したってゴミとか…。

 
 必要最低限のものはもうあらかたあるんじゃないですか?宇宙に行くのは男のロマン以外に理由はありますか?別に文明が悪いとは思いませんが「便利なもの」の存在意義がよくわかりません。情報は相対化しきってフラットで、従って「特別である」という価値はもうないわけで…いまさら例えばメーカーがご飯が10分で炊ける炊飯器作ったとしてもね、昔なら味としてのすごさとか以前の新しいものに対する飢えとかで爆発的に広まったりしたのかもしれないけど。最近のほとんどのものは「あれば便利、知ったからには欲しいけど無ければないで別に生活できる」ものばかり。クーラーとか(使ってるけど)。

 
 言葉を発したところで別に重いものが動かせるわけも無いけれど言葉とかイメージで物の価値を決めたり変えたりしても別にゴミは出ないしイメージに原料必要なわけじゃないからクリーンだし!エコ!

 まぁそういった商品(製品?)?そのものに対する虚無感があるから僕、ダイレクトに売り上げに結びつく商品広告好きじゃないのかもしれないな、とは思います。

 形も実もないもので十分なんですよ、十分人を殺せるんですから。よく出す例ですがどっかで拾ってきた灰に「仏舎利」って名前付けて売ってるくらいが可愛いじゃないですか。信じて幸せになった気分になるもよし、信じなくとも別になんの害もないし。
 

 ちなみに僕の裏・志望動機は「魔法が使いたい」です。多分これも書いたよね、前とかに。言葉は刃物だけど、刃は見えないから周りから見たらやっぱり魔法ですよね。正確にはタネもあるわけだし手品かな?まぁいいけど。魔法をかけられた商品が機能的性質ではないところで売れる事が楽しいのでしょう。「荒川静香がしてる(のと同じ型の)ピアス!」とかね。これこそ何の関係も無いです。

 そんな感じでございました。結構書いたなぁ…(ってかもしかしたら今まで史上最長)。ねむひのでかおあらってねます。おやすみ(あ、こっから下はバトン書きながら書いた文章。)。


 って事で今日はなぜか何の理由も無いのにすごく気合の入った格好をしてしまって香水も吹いて高いコートを着て…って何の目的も無かった事に身を固めてから気付いたので言葉バトン最初の回答のように自力で状況を打開する為に念力で美容師さんにテレパシーを送ってみましたがいまいち彼女の受信能力が未だ開花していないようで遭遇できませんでした。残念。

 あ、多重人格探偵サイコの最新刊が出てましたね。なんかグロシーンが多い…。いつもより、ね。
 吐きすぎた事とは関係があったのではないか、という説が急浮上した事を正直に記しておく。横隔膜も筋肉で動くんだそういえば。


 今日学んで明日使えない無駄知識。

・ホンモノの霊能力者は例外なく菜食主義者

…byあんま師。彼自身は別にベジタリアンではありません。でも彼があったホンモノはみんなそうだそうな…。ってか本気でホンモノとやらに会ってみたいです。もし本物なら僕の人生は大きく変わるでしょう。これだけ意識的にそういうものを否定してるのだからね。
 さてH報堂のESに悶えて予定をなぎ倒しまくっている今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。などと今日この頃、までが言いたい事だったのになぜか余計な事まで書かなきゃいけないのがむかつきます。

 まぁいいや。んでそのH、なんか切り口ないかなぁ…と思って(現実逃避混入率高)色々検索していたら「H報堂フォーサイト」って会社を持ってるんですよ。
http://www.h-foresight.com/index_j.html
ってかこれ別に会社じゃないのかも…社員8人しか居ない上に兼務多いし(事実ウェブでも「フォーサイトチーム」と表記)。

 それはともかくここは何をやってる会社かというと…なんと「未来予測」。今集中力はどっかいってる状態(眠い)なんで微妙ですがどうやら今の市場を分析して未来においてどういう需要が生まれるかを論理的にやるシンクタンクのようです。面白くないですか?

 「道化さんお仕事はなにを?」

 「未来予測なんかを少々。」


 きゃー!


 勿論こんなトコ、新卒どころか外部からの採用なんか一切行ってない…単に1つの部署のウェブサイトみたいなもんなんでしょうけど。そして僕はこういうのは興味はあっても得意だとはとても思えないのです…。でもね、なんか面白そう。

 んでここと協力関係にあるのが「グリーンフィールドコンサルティング」。
http://www.greenfield-japan.com/index.html
「日本でほぼ唯一のシナリオ・プランニングに特化したコンサルタント会社。」という説明がどこかにありましたが、ここの社長が提唱してる(というかもしかしたら普及させようとしてるだけかも)シナリオプランニングという技法があるのだけれどamazonでその本の内容を見てみると…

予知・予測は不可能だが、起こる可能性のある未来を複数想定し、「その未来が実際に起こったらどうするか?」を事前に考え、意思決定力・判断力を高めることはできる。これがシナリオ・シンキングだ。起こる可能性のある未来は「~だろう」という“予測”の言葉ではなく、「~していた」という“未来完了形”でストーリーとして語られなければならない。シナリオ・プランニングの基本がわかる一冊。


 未来完了系!

「『ブッ殺す』そんな言葉は使う必要がねーんだ。なぜならオレやオレたちの仲間はその言葉を頭に思い浮かべた時には!実際に相手を殺っちまってもうすでに終わっているからだッ!だから使った事がねェー!
 ペッシ、お前もそうなるよなァ〜〜〜〜〜オレたちの仲間なら…わかるか?オレの言ってる事…え?
 『ブッ殺した』なら使っていいッ!

 …あれ、なんか混線(あ、一応ジョジョ五部です)。


 っていうかこっちは別に未来じゃなかったね、単に完了してるだけで。まぁいいんですけどね。っていうかES書けてないんですけどね。まぁいいんですけどね(よくない)。ってか明日締め切りなんですけどね。一旦寝ようかな。

 ま、未来学ってのは別に定義があるわけじゃなさそう、ってのと未来の予想やってるのはSFの人だけじゃないんだなぁ…という素朴な発見がうれしかったのでした。そんだけです。

ばったり。

2006年2月4日 考え事
 明日はこの半年最大の敵、社会学のテスト。既に行われた授業評価では「このような頭がウェーバーの時代で停止している人間が現代にそれをそのまま適用して偉そうにしているから云々…(中略)…兎に角単位を人(?)質に貴重な時間を毎週費やさせられた事に怒りと苦痛を感じる」などと書きまくった(ええ、匿名ですよ。僕記名でも書きますけどね。)、そんな大嫌いな授業だったわけですが…めちゃくちゃでした(俺もだ。
 

 まぁ詳しい事は僕自身もほとんど出席してないのでよくわかりませんがとりあえずたまに起きると(大体寝てた)寝言のような用語解説をしていた記憶が有ります。官僚制とかそれ別分野だろ、とか思ったりね(や、正確には社会学の中に入ってくる話題ではあるけれど社会学哲学心理学経営学…そこら辺は境界はなくて結構端っこ同士は溶け合ってるので学部で中心的に教えているものがあるんだったらそっちで出てくるんだから一般教養ごときで触る必要はないかと思うのですよ…)。別にミヤダイを扱えとかそういう話じゃないんですが一般教養である事を考えれば「興味があったらあとは自分でたぐってね、私がこの学問に一生を捧げようと思ったその面白さだけは喋っておくからまぁ聞いてよ」っていうスタンスが一番格好良いかな、と思うんですよ。


 まーんなワルクチはどうでもよくて、また出てきたのが井上さん。国学院で教えてるみたいですが…やっぱりこの人の授業は受けとくべきかな。学問の世界が宗教をどう解釈してるかってのは興味有るしどうせ宗教は僕の「根本的な問い」であるのだから。本は面白かったしね。と、いうわけでとりあえず近著(っていっても編だけど)の現代宗教辞典を神保町界隈の古本屋で売ってるようなので早速ハントしてこようと思います。

 

 さて、明日(既に今日)の大まかなスケジュールを発表します。

1200 医者
1400 テスト開始
1500 同終了、神保町方面へ
1600 ミュンヘン
1900 同終了
1930 集合時間(宴会)
2200 集合時間(映画)
2230 入場
0500 終了、帰宅 

 あー日曜昼間の練習なくなってよかったー。夜また宴会だしな。神保町行くってのはこれ書きながら午前1時に決定したんだけど大丈夫かな、元から異常に余裕無いスケジュールだったんですが。

 ちなみに当初予定ではこの後、

1200-2100オケ、
1800-2100バンド、
1800-飲み、

…って1800から三件かぶってますがな、みたいな予定でした。終わってましたね。6時過ぎに帰宅して12時から飲みまで意識を連続させる自信がありません。

 さて、無茶苦茶に予定をいれる僕にしたって休日にこんなわけのわからないことになるのは久しぶりです。つうか映画を一日に5本も映画館で見ること自体がげっぷです。はじめてです。

 来週の手帳を見ていてもなんも楽しそうな事がありません。新卒に紛れて(や、年齢的には新卒ですよ!)就活をするのでそれについて色々準備をしなければ、ってか遅いよ、みたいな感じです。あ、繊研新聞愛読者としてはサンエーの説明会に無意味に出没予定です。チェキ。


 今日何をしていたか。「マオスーツが欲しくて仕方ないけど中国顔(どんなだ)の僕が着たら学生か中国人か中国人学生になっちゃいますね」っておはなししてました。ばかめ。
 さて、激務週間の幕開けです。それに相応しく今日の帰宅はなし。

 …ってそれ意味わかんねーし。いや、単に帰宅が0時を回ってみただけですよ。要するに恵比寿で飲んでいたらあっさり終電が居なくなっていました。困ったもんです。マジ鼻差だったのが更に涙を誘いますね。しかも別に激務と何の関係も無い自主練だったりするからまたひとつ自分を追い詰めた事を感じている今日この頃。

 さて、何をしていたかといえば恵比寿で社長と語らっていました。一時引退(社長業専念)説も囁かれた社長はやっぱり現場が楽しいらしく最近(でもないか、ここ1年くらい)復帰して主にガチガチのショットバーのフロアをやっとります。んで僕は大体いつも下の階で若い子(つうても勿論年上ですが)相手にクダを巻いているような感じなんですが時折上に上がって社長と語らうのです。今日みたいなのも4ヶ月とかぶりで。
 大体は他にお客さん居るし、そうすると勿論彼は「バーテンダー」の役目を果たす。なんか不思議と僕が上にあがると他のお客さんは消えるんだけど(これについてはもうここ3年くらいのジンクスなので向こうも笑うしかない…「道化が来る時は客が居ない時か居ても客が一斉に帰る」…ってそれまるで僕は臭うホームレスですな。)。

 まぁそれはともかく今日なんかはお客さんが早めに切れて「ああまた道化効果」などといわれつつ彼とちゃんと話すことが出来た。夢について。僕が彼を格好いいと思うのは夢とそれを叶える為の熱情を持っているからなんだけれど彼は今新しい夢に燃えている最中で。一方僕は日々の事には全力でぶつかってるつもりだけど「これをやってなにをやりたいんだろう(って書くと意味わかんないな…要するに「これを一生懸命自分がやれるのは何故なのか」って事かな)」って事がわからない。例えば「君の夢は何?」って前この社長に問われた時に全然答えられなかった。別にシャイだから口に出すのもはばかられる、とかそういう事じゃなくて正直全然そんなこと考えてなかった。
 僕は現実主義者だし色々と凍っているから、って答えもあるのかもしれない。こう書くとずいぶんアレだけど僕は小賢しく出来ているので大体の事に別に頑張るとかそういう必要すらなかった。夢なんか見る前に足元固めろよ、って言いたくなる相手もいた。大概がそう。現実を見ない理想主義者は嫌い(って好きなやつはいないよね)だしそうはなりたくないと思っていたけれどでも何故か最近夢を持ちたいな、と思うようになっている。それはFire(D通内定幼馴染女)の影響もあるだろうし社長の影響もある。他にも色々有るんだろう、多分。そしてそんな夢に焦がれたい。人生を捧げたい。そんな事を思う。

 まぁまぁそんな事を話していた途中に出たのがタイトルの言葉。正確に思い出せないけど要約すると「人生なんて最初っから見晴らしがいいものじゃない。一つ山を登ってそこからしか見えない景色なんて幾らでもあるしそれは登ってみないことには存在するかしないかすらわからない。次の山があるのかないのかすらも。だから究極の叶わない存在としての夢じゃなくて手近な目標をこなす事が一番大切。」とかね。
 目標を持つ、なんていうと凄く簡単な事な気がしちゃうけど「自分の持つ資源をどう効率的に配分しようか」という事を一番に考えてしまう、ってのが目標を持たない人間と彼は言った。それはもう引き算で、ダメな人間だと。

 そして彼はこうも言った。「僕は確実に今、君の年だった時の自分よりもいい景色(上の例えでね)を見ている自信が有るし、今の目標に焦がれている」。その為にも一つ一つの事をきっちりこなし、ステージをあげていく事だと。そうすれば徐々に景色はよくなる。今君が凄いと思って見ている上司や何かと同じ景色を見れる日も来る。そこから考えるのでも君が歩んでる道の上では遅くはない、ピークが早いスポーツ選手じゃないんだから。
 そうだそうだ、彼が言っていたこともう一つ。「今の君の年の人と比べたら僕が持ってる選択肢は絶対に少ない。100個夢があって今から目指したら99個は君が先に手に収めるだろう。だけど僕には100個の中の1個だけだけどバーテンとか飲食とかの世界で君よりアドバンテージを持っている。そして僕にはその夢への道筋が見えているんだ」。そんなことも。

 焦がれている!なんとうらやましいことなんだろう。僕だって今やってる仕事はとても楽しいと思うし今見てる上司の頭を越したいと思っているけれどとても焦がれている、などとは言えない。

 景色、か…と本気で考えてしまいましたよ。確かに今の僕にはなんの景色も見えていない。背伸びしてぼやけた景色を見ようとする前にやる事はあるのかもしれない。

 終電なくしてタクシー帰宅(高いって!)の意味もあったと思える美味い酒でありましたよ。

 あ、そうだ今日はやっと喫煙室で榊さんに会えたのに全然喋れず。2人しかいないから気まずい気まずい。僕だけじゃなくあっちもやたら離れた所に座ってやたら無意味にタバコを口に持ってから灰になっちゃうんだけどあんた近くに灰皿ないよね、って感じだし、で面白かったです。やっぱ動揺してたな、みたいな(っていうか何観察してるんだ、みたいな)。ってどんなトコに楽しみ見つけてるんだ自分。ちゃんと声かけなきゃ…なんもすすまない…。うう。

 今日学んだこと:すい臓の「すい」は漢字で書くと「膵」。何年ぶりだろ。本気で全く読み方の想像もつかない字に出会ったのは。

[相当飲んでますよ、人生初70度ストレート。]
あたまいいこぶってみたい。
 さて、今日は午前中は凪、初めて外来の客に会うというシチュエーションを体験させてもらった(withしっぽの人・上司女多分25歳)らその客は僕の方を上司だと思ったらしく説明するのに僕のほう向いて延々やらかしたもんだからしっぽの人が「この子学生なんだけどね〜」とか不要な事をもらしたりそんな雰囲気。要するに暇。んで弁当買いに出たらエレベーターで偶然前いた部署の人に会ってじゃあ飯でも、などと誘っていただけたので四川麻婆豆腐などを時間をかけて食いながらやっぱり年始は暇でいいなぁとかぶっこいてたら午後イチで徴兵されて最前線に徒手空拳で配備されました。
 まぁ某抗癌剤メーカーの仕事で国内の癌について調べるみたいな話だったんですがそれがなんと明後日までとかで僕ら競合の会社の名前とか一般的なことすら全然知りませんけど?みたいな状態から始めなきゃいけなくて割合無理、って感じ。トレンドとかホットな話題とかそんなん以前に事前に渡される資料とか皆無だし…。そんなもんなのかもしれませんがね。お陰でみょーな事に日々詳しくなっています。抗がん剤にひまし油と無水エタノールが混ぜられてるなんてねー。トリビア。まさに無駄知識。なんで俺薬の説明書とかダウンロードして読んでるんだろう、みたいな。別の言葉で言えば「インターネット万歳」なわけですが。

 あーいつまでたっても本題に入れない、というか入る前に疲れたり眠くなってどうでもよくなる尻切れトンボ、な風情を避けるべくここで話題を転換。

 そう、たまには頭いい子ぶって真面目な事を書いてみるのもいいかと思ったのです。ちなみに僕は自分の長所を「アタマがいい」とか言ってしまう人間なのでそこら辺は軽く流して貰えるといいと思います。ええ。

 さて今日のEconomist。会社においてあったのですが気になる表紙。"After Sharon"の文字。記事の内容は(自駅に着くのを恐れながらさらっと読んだ限りでは)なんとも浅いものでしたが。多分これ倒れてすぐ速報的に突っ込んだものでしょうね。その中でまぁちょっとだけ印象に残ったのは"Only hawks can make peace"という小見出し。誰が書いたか忘れたけれど僕はこの言葉を前日本語で読んだことがあります。「タカ派のみが和平(平和)を実現できる」といった意味ですかね。要するにタカ派はしばしば現実主義者であり、思想とは別の所で戦略的に「我慢」する事ができる(譲れる所と譲れない所をお互い持っているからこそ交渉なんであって。)けれどハト派は絶対的な尺度を持っておらずしばしば状況を動かす事でいっそうその状況が悪くなり、自分に責任が来るのを恐れるあまり行動できなくなるとかそういった意味だったと思います。ある面軍人の潔さとかそういった類のね。勿論超タカのキチガイは別ですけれど。日本語の出典が思い出せないけれどそれには言葉だけではなく僕が今書いたような説明もあったように思います。誰だー検索しても出てきません。

 ああ、そうそう、一応発見、ではないけれど再認識したのはシャロンは軍人の時にベイルート(レバノン)かなんかで大量虐殺だかしたのがばれて一回外務大臣か何か辞めさせられた事があったとか彼がなんだっけ、エルサレムのモスクぶっ壊してユダヤ教の神殿建てるとか言ったんだっけ?そんな感じで反イスラエル感情が燃え上がってインティファーダ(まぁパレスチナの人の大規模暴動ね)が起きたのを忘れてはいけません、みたいな事と。そういや昔の彼は嫌われていましたね、むしろウルトラ右翼みたいな見方をされていたし。みたいな追憶。

 そして皮肉。その2P後には"After Jack Abramoff"という記事。己は頭腐ってんのかとちょっと思ってしまった。わざわざタイトルぶつけるってのがなんともかんとも(いや多分シャロンの方は慌てて突っ込んだから単に「後継者は誰か?」みたいな話でafter、を使ったんだと思うけれど)。ちなみにこの人はアメリカの超大物ロビイスト(おかねくばる人)でこないだ下手打ったんだかなんだかで(あんまり追いかけて無いので知らない。僕ホントはロビイスト志望なんですけどね将来)捕まってめちゃくちゃ食らいこみそうになったので泡食って司法取引に応じてぺらぺらと歌ってるらしいですよ。あんまり喋られるといろんな人が本気で困る(物凄い数の議員が接待してもらったりしてるので)、ようなのですが日本ではなんでニュースにならないんでしょうねぇ…。カールローブの話すらあまり出てこないじゃないですか(あ、エイブラモフさんはカールローブともマブらしいですよ)。チェイニーは倒れるしブッシュは酒飲みだすしカールローブは逮捕寸前だしまぁ色々大変ですねぇあそこの国も。めちゃくちゃ荒れてるはずなのにあまりそれが報道にならない意味が全くわかりません。
 カトリーナでも対応のまずさとかそれ以前に復興対策とかでかなり大変で汚職はすごい事になってるし法律に違反した盗聴してるのばれちゃって「いいじゃん大統領の俺がいいって言ってるんだからさ」などと開き直ったりね。ここまでダメなのに…。

 そうそう、あたまいいこぶるのに最近必須だと思うツール。それはオーウェル。去年は動物農場の出版から60年だった事もあって名前を聞くのかな、と思っていたのだけれどアメリカのメディアを見るに(って別に僕は所謂ウォッチャーではないしこんな事をぐだぐだ書いてる割にたいして読んでない事は秘密の方向で。)オーウェルからの引用がとても多いように思う。1984ね、主に。
 アメリカが管理(監視)国家化しつつある、と言った論調(論調とまでいわなくてもそれを匂わせたいが為にそういうことばをつかうのだろうけれど)ニュースピークだのビッグブラザーだのと。まぁホント?と思うなら「暗いニュースリンク」でも開いて最初の記事を見てみるといい。「要するにこれは、おおがかりな、ビッグブラザー的電子監視である。」とかいう記述を見つけられるだろう…ってそれを読んだからこそ僕はこれを描いているわけですが。本末転倒ですね。えぇ。認めますが。

 さて、木曜提出のレポートなどというものがあるらしいですが相変わらずよくわかりません。それ食いもんですか?木曜のプレゼンのリハなんて絶対出来ませんっていうか原稿半分くらいしか出来てないけどね、はは。ぶっつけですか。明日仕事が早く終わるという予想をどうやっても導き出せない。ま、結局ウルトラC決める羽目になるのは僕のもうなんというか得意技というか常套句というかそういった日常の風景なんですけれど(やれば出来る子なのに追い詰められないとやりません。別に逆境に強いわけではなく)。
 

 あれ、結局本題に入れてないじゃん。なんか欧米ホラ話で終わってるよ。なんだっけ何を書こうとしたんだっけそろそろ脳と直結の時間帯になってきた(午前1時50分)んですがえーっとほらそうそう「ハリネズミ」。あーあと自分のジェンダーに対する危機感(ジェンダー論じゃなくてね)、それに自己家畜化。本読んでどう思ったかとかなんとか。ああそうそう頭いい子ぶって本を読んで絶賛しようと思ったのであった。オーウェルの事は書こうと思ったんだけどね今日。あとあと世代交代について。

 あまりに眠いので今日は会社で寝ました。共有スペースに椅子があるんですよね。窓の方向いててちょっとふかふかしてるので座って寝てれば結構ばれない。いや別にばれてもいいんだけど。時々会議とかやってるけど19時越えればあんまりそういう事も無いので安心して寝れます。多分社員になっても同じことやってると思います。そんな人間ですよ僕は。

 以下やむなき理由(睡魔という悪魔がいるよ)により明日持ち越し、って俺明日はやばいんじゃないですか明日は?いや今日ですけれど。

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