今年もよろしく。

 今帰宅しました。どきどきの後輩は忙しすぎてどきどきする暇もありませんでした。話す暇もなくそばを食い、彼女は帰省。

 電話しました。4日、受けてもらいました。本当によかった。後輩5人くらいが聞いてる中の出来事でした。そんな人数連れて行くつもりは無かった上にその中の一人に「怖い…」とか言われてHUBはやめて上の階の海峡へ。ま、今日の僕の話は電話で全てが始まり、終わりました。ちなみに東郷さんのおみくじは中吉。去年、やっぱり凶だった事を思い出しましたよ。信じてしまいそうだ…。
 海峡でさんざか後輩に説教されました。思わせぶりなあなたが悪い、とかなんとか。うむ。別に否定は出来ん。

 とりあえず、寝ます。

...起きました。今13時。MXTVでウルトラマンやってます。

 父に来た年賀状。笑いました。表に
「お体の具合、どうですか?心配してますけど。ちょびっとだけ。」
…送った人、お茶目だなぁ…。「けど。」辺りがこの人すねてるのか疑惑だけど。っていうか父はこの人に何言ってるんだ?僕に来るならいいけど50超えた男にくる文面かなぁ…。

帰宅

2005年1月3日 日常
 昨日は倒れた祖母の家に行っていました。眠いので手早く書きますがまぁ、なんか悲しいっす。っていうか家、汚すぎ。一人暮らしの男が30年、って感じ。確かにばーちゃん掃除機とかかけてるの見たことないけどさ。皿とか真っ黒のやつとかあったりでもう布団も変色してるし(そこで寝たけど)ちょっとそういう事に神経使うとものすごく疲れる一日でした。

 そして夜から高校の連中と新年会。何故かS井が混じっていて女と別れたとか言ってるのでS水と僕の三人でその話ばかりしていました。もう彼らとは無理かも。ちょっと寒すぎだし。
 
 S井の家まで行って車で送ってもらいました。彼は名うての走り屋で昔友達と二人でゲーセンで遊んでいたところ絡まれ、対8人(確か)で完勝してしまった男です。その時は安全靴で肋骨叩き折られましたがそれでも勝ち。
 こないだは走ってたらヤクザに喧嘩を売られ別れたショックで気が立ってたので(普段は買わないところを)買っちゃったそうで結果ベンツ(と勿論ヤクザ)はなんとか走るだけの状態にまでボコボコにされたらしいです。メンチ切ってる時点で同乗者(これも振られたばっかりだとか)はベンツに蹴りいれてたらしいですがね。
 そんな怖い怖いS井君はなんで僕らと付き合ってるのかわかりませんが、まぁ見た目は痩せ型だし別に派手な格好してないし謎です。別に怖くないしな全然。ちなみに首都高では星になったと思われてるとか。


 本当は昨日がこれ付け始めて一周年だったので全部読み直したりしようとしたんですがとてもそんな暇はなく。駄目です。眠いし今も。明日はA木嬢と恵比寿行ってきます。
 酷いですね。ちなみに写真美術館での上映だったわけですがこりゃ客も少ないわ…みたいな。ギャグのつもりらしいけど老人を殴ったりしてて笑えない、全般的にエロい、というか下品。面白ければ許せるレベルだけど…。

 ちなみに二階展示室外でやってたチェロDUO手でした。音はずしすぎ。人数は少なくなるにしたがってどんどん個人の技量が試されていくようになるわけで…。もう何も言いませんがとりあえず音をはずすのはやめたほうがいいように思います。
 …いやいや、精進せねば、と思ったわけですよ。

 ちなみに映画のほうの曲目は
牧神の午後への前奏曲(ドビュッシー)
スラブ舞曲集Op.46第7番(ドヴォルザーク)
ボレロ(ラヴェル)
悲しきワルツ(シベリウス)
2つのオーボエと2つのクラリネットの協奏曲ハ長調Pp.47(ヴィヴァルディ)
火の鳥(ストラヴィンスキー)
…指揮はカラヤンという事で映像無しでノンストップでヘッドフォンでもして演奏だけ聞いてた方が100倍ほどマシでしたね。

 まぁでも、今日はこじれた後にA木嬢に会うのが初めてだったわけでそれが上手く行った事で全てよしとしましょう。ちなみに彼女、2005年は二人の男の間で夏頃まで揺れ動くらしいですよ。うふふ。束縛しない自由人と誰か。自由人が今彼らしいですが…。まぁ確かに今彼は遠距離長かったからあんまり会えなかったり彼女が他の男と遊びに行っても気にならないのかもなぁ…。ま、いいんですけどね。映画が終わったのが4時半とかでしかも年始だし店を探すのに難儀、しそうになったけどあそこなら絶対やってる、と思いやっぱりやってたモンスーンへ。「言葉は字面以外にも意味を持つ事があるのでそれをくむ事を覚えましょう」とかいう説教をしつつ軽く食って解散。彼女、軽くタメ語に移行しようとして失敗しましたね。

 新年挨拶回り、という事で恵比寿へ。しかし誓い通りノンアルコール。他に客がいなかったのでK田さん(すでに僕を呼ぶときは半分くらい「君」になってる・笑)とおしゃべりしつつホットオレンジジュースとかジンジャエールとか。

スパイバウンド

2005年1月5日 日常
 …「私、スパイ辞めます」ってキャッチと予告編はいいんですが…「集え!転職希望者 仕事を辞めたい人BBS」を開設するのはどうかと思います…。

 何故か竹島将にいまはまってます。

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なんか今までのカキコ読んだ限りでは平井和正と菊地秀行を混ぜて最後に大藪春彦
が味付けしたような作風に思えます。
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然り。

Lalo

2005年1月5日 音楽
 のスペイン交響曲を聴いていて昨日A木嬢と弾き初めの事を話したのを思い出す。彼女の弾き初めはスペイン、チャイコ、メンデルスゾーン、ブルッフ、…あとなんだっけ。とりあえずコンチェルトメドレーだったんだと。これまともに弾いたら普通に昼から夜にはなりますけど。

 ちなみに自分のまともな弾き初めは叔母とのあわせ。ロッシーニのソナタ一番とモーツァルトのピアノソナタ2番(勝手に分担)とラモーの数曲、って感じかな。

 成人式で2日帰省するにもヴァイオリンを持って帰る(式も同窓会もあるのに)という彼女とは結局「当然の練習」量が違うんですなぁ僕。自分では自分は結構練習するほうだと思っているけど多分ヤツのは習慣。自分を抑えるわけでもなく。いや、僕だって数日でも持って帰りますけど…。でもそれを当然のようにはいえない。多分「ちょっと俺凄い」って思ってる。尊敬しますよ。そんな事をちょっぴり誇ってる自分がちょっぴり恥ずかしい。

 …練習しよう。当然とは思えないし思う必要もないだろうけど元から厳然と有る差は埋めなければ。
 列挙してみるとしよう。このサイト内をふらふらしてたらそんな事をしていた人がいたので。…ええ、後追いですとも。

 
1 団体を牛耳る
2 カルテットでライブ 
3 留年をひらりと回避
4 T1とのデュオ
5 就活(3の成功が大前提ですが)
6 落ち着く
7 ジムには年間通して通い続ける(目標体重=65以上)
8 うつ病(または傾向)から復帰
9 ヴィタリのシャコンヌを完成

10 そして何より…

 我侭に、他人に束縛されず、後悔しない年に…


 なんだかやっぱり音楽関係ばっかり。思いつくままに挙げただけなんだけれど。
 
 1…10日が勝負ですね。どうせ僕がやってももう駄目なのかもしれないけど周囲に迷惑かけず、多少楽しめるのは僕が仕切った場合のみだと思いますよ。ただいつもの僕のスタイルである「ツーカーな腹心」が今回はいないのでどこまでがんばれるかはまぁ未知数ですが。チキンだから自分を鼓舞するいわば本来ならば「内在する他者の視線」とも呼ばれるものが弱く、要するに自分じゃ自分を縛れないんですよ。他人に見られてると思うと頑張れちゃうという…ヘタレな話。まーでも自覚症状があって対策を立ててるって事を免罪符にさせていただきたいところです。
 とにやり、これが今年最初にして音楽関係では最大の目標。規模的にも。

 2…編曲が頭数そろわないと夢に終わりそう。これも自分が強力なリーダーシップを持ってやらないと。今のところ去年の作品の内演奏が比較的やりやすく編曲自体も綺麗にまとまってる憾、FreezingWaterに加え吉松の作品をメインに持ってこようと思ってます。メンバーは大体アタリがつきました。ただこのペースだと3月の合宿で初お披露目してライブハウスなんていえるのは6月以降だなぁ…。

さて、今みかんを食おうとおもって一個転がってるヤツを剥いたらオレンジでした。ショック。道理で剥きにくいわけだ。

 3…とりあえず差し迫って中国語がやばいっす。再々履なのになぁ…。駄目な気がしつつも努力はします。毎回だけど。ま、一年の時さぼりすぎたよ、ホント。そして結局学内ではやりたい事が見つからなかった(正確には外で見つかってしまった、という事なのだけれど)のも一つの要因。

 4…デュオ。とりあえず曲の選定が難しい。ジプシー系をやろうと思ってるし将来的にはアコーディオンを引っ張り込もうと思ってるんだけど…ほら、バスとヴァイオリンじゃ音域違いすぎるし何か足りないんですわ。でもまぁ、これはやろうと思えばすぐ出来る。でも将来的にはこれも僕が楽譜書かないと…。

 5…正直あまり心配していません。留年しないようならそりゃ就活なんて楽勝ですよ。オトナに気に入られるのは慣れてるし(ただ人に近付くのは基本的にじわじわやってく方なんで短時間ってのがちょいネック)。ただ何の仕事をしたいのか、ってのはやっぱり考えますけどね。ま、自分の望む将来像も考えますし。
 
 
 6…昨日W辺と飲みながら喋っていた時に思った。そろそろ安定しよう。あ、女性関係です。近付きすぎて相手を壊すのは未だに怖いけれど。ま、こればっかりは自分が望んだからすぐ、って話じゃないけどねぇ。もう虚しい遊びは飽きました。 
 

 7…字面通り。年末ちょっと途絶えてしまったので気を取り直して健康的に行こうと思います。今体重計に乗るのが(一般的にとは逆の意味で)怖いけれど去年は通い始めて5ヶ月位やって59から63まで体重が伸びました。ので多分年末の鬱とかで落ちた分も含め一年かけて65辺りが妥当な線でしょう。今ちょっと前まできつかったシャツに入るようになってちょっと悲しい。

 8…無理かもなぁ…。などと思いつつ。物事を複雑に考えすぎる事を止める、相手の為を思ってどうのこうのを止める、感情の赴くままに動く…ってそんな事出来たら苦労しないす。まぁ兎に角早いところ新しいカウンセラーとの関係を構築してどうにかいい方向にもって行きたいです。

 9…伴奏とあわせるのは試験の後になりそう。3月までにできるのかなぁ…。って伴奏とかの問題じゃなく自分ひとりでもまだまだまだ弾けてないからもっとがんばらないと。貪欲に。

 10…こりゃみたまんま。「去年は最悪な年だった」なんてまた来年頭に言いたくない。


 一人での音楽、二人での音楽、四人での音楽、そして大勢での音楽。それぞれに難しい点はあり、また楽な点もある。今年は頭にこれだけ選択肢を持てているのだからこれを有効に使おう。

 
 前にも書いたけど「武の神様はケチでしみったれなんだ」
「あれもこれもどれも全て差し出すものにしか本物はくれねぇよ」By愚地独歩。
 僕の好きな言葉。これは芸術にだって置き換えられる。そして残酷な事に芸術は目に見える要素だけではない。日々の蓄積がある人間もあっさりぽっと出の天才に負けたりする。空手は鍛錬に比例する部分がもっと多いでしょう。だから
「藝術の神様はケチでしみったれなんだ。あれもこれもどれも全て差し出したって本物をくれるかどうかはわからない」んですねぇ。

 そして未だ全てを差し出したとはいえない僕(ってそりゃ僕らみたいなレベルの人間が差し出す差し出さないってのはお笑いですよ。でもまぁ、心構えとして…)。
 …バターライス失敗。なんか茶色くなるわ玉ねぎ臭いわそもそもご飯自体が…硬い…。ごめんよ、米。もっとおいしく食べてあげたかったよ。っていうか普通に炊けばおいしく食べてあげられたのに。

 失敗の原因…不明。

 鮭のホイル焼きは食器を汚さないし作るの簡単だし結構立派な感じだし、といった評価通りの出来。「下味の塩コショウは多めに」の指示を忠実に守ったらやりすぎたのかちょっとしょっぱかったけど。
 レシピはhttp://rumoi.walker.jp/recipe/04.htmlより。ほぼこのままです。確かに作るの簡単だしお勧めですなぁ。
 しかし「1/2袋」とかいう指示はあいまいなんで微妙です。僕の場合野菜が多かったのか写真とは結構見た目の分量に差がありました。そのせいか指示通りの15分ではちょっと火が通りきってなく、5分蒸しました。それでも玉ねぎは青かった(食えるけど)。

 いやぁ、久しぶりに料理をしましたよ。失敗したし。ま、毎回書いてるかもだけど僕のこれ、趣味なんで絶対無理ですね毎日とか。尊敬しますよ>(ちゃんと料理をしてる)一人暮らしの皆様。
 今聞いているのはハイフェッツのだけど…相変わらず完璧。久しぶりに悲しみや怒りからではなく、涙が出ました。
 僕、この人の演奏は嫌な意味で「アメリカ的」、つまりわざと華美(技巧に偏り、冷たいという評価もあるけどそういう意味ではなく。つかこの演奏聞いて冷たいって…こんなアドリブが曲への尊敬と熱情以外から生まれるであろうか?)な演奏をしているような気がする部分があるのであんまり好きじゃありません。
 でも上手い。そして伝わってくるものがある、と感じました。

 ちなみにこのCD,僕が「ヴィタリのシャコンヌは名曲過ぎる!」と一年のときに騒いでいたら意気投合、自分のコレクションの中から色んな演奏者のこの曲だけを集めて渡してくれたものです。ハイフェっツ、オイストラフ、ミルシュテイン、海野義雄…あと誰だっけ。まぁ六人分のシャコンヌが収められています。これに加え、我が家にはレオニード=コーガン、そしてこの曲の演奏としては僕が一番好きなヘンリク=シェリングのCDがあります。
 
 うちの先生は「この曲は誰が弾いてもあまり変わらない」というけどどうかねー?シャコンヌ形式だからあちこち飛ばしてるやつはいるわ勝手に変奏作っちゃうやつはいるわで結構違うと思うんだけど。あーでもテンポ変えた演奏は見たことない。

 僕はこの曲を大学時代の内に弾けるようになりたい、とバイオリンを始めてかなり早い時期から言っていました。そろそろやっとヨレヨレ通るようになっては来ましたがまだまだなんです。譜面は確かに他のコンチェルトに比べて難しい、というわけではないのだけど…詰まってるのは右手の運弓の問題が多いしね。音程じゃなく。つ−か偉そうに「難しくない」とか言ってるけど「他のコンチェルト」とやらがすらすら弾けるわけはありませんよ、念のため。相変わらず譜面の高音部分が全く読めない為全く初見がきかないのでした。

 そうそう、この曲は最近ご無沙汰、美人のT花さんに教えてもらった曲でした。一年生のときまだヴァイオリンの小品なんて全然知らなくて(だってヘビメタだったし)手当たり次第知識が欲しかった。そんな時に出会ってやられましたね。最初にMIDIで聞いた時に。そして初めて買ったシェリングのCDで感動し「これは絶対大学時代の内に!!」と決意、楽譜を購入して今に至るわけです。

 ちなみに僕が好きなこの曲の演奏者ランキングというと

1位…ヘンリク=シェリング…どっちかって言うと地味で哲学的な演奏。でもよく聞くとやっぱり変態。

2位…レオニード=コーガン…遅い。しかし陰影の付け方が上手い

3位…ヤシャ=ハイフェッツ…バックがオルガン。派手だし完璧だし最初に聞くには一番いいのかも。もしクラシック聞かない人間に聞かせるならこれを選ぶねぼかぁ。ある意味ロック。

番外編…ダビッド=オイストラフ(多分…曲目と演者書いてある紙をなくしたので)…なんか途中で逝っちゃって帰ってこない。全く違う譜面を弾いている。どうなってるんだこれは、と思わせつつ某所で生でこの譜面で弾いてる人がいるので誰かが譜面にしているのでしょう。またはあのソリストがオイちゃんラブで耳コピしたか。譜面ほしいなぁ…。勝手に転調しまくってるし…。なんでこんなに明るいのか…。
 あ、でもこの人も超巨匠です、念のため。

 …って感じかなぁ。

 むぅ。この曲に対する愛を語りだすと止まらない道化の中の人でした。
 ちなみにこの曲、本当にヴィタリさん作曲か怪しく(技法がその時代と合ってない)元の譜面は間違いだらけだしそもそもウチの指揮者は「ヴァイオリンとピアノ用に作られたのかすら怪しい」とまで言ってるし、ってな怪しい曲です。でもこんなに弾かれる(ヴァイオリン弾きの間では超有名。一般には無名だけど…)のはそれを通り越して名曲だからなんですよー。


 明日から学校だなぁ…。面倒。10日の初見大会で使う譜面を印刷せねばなりません。モーツァルトのカルテット数曲、ドニゼッティのカルテット、アノニマスのデュオ、ドッペルのTuttiあとなんだっけな…。基本的に譜面持ちキャラなので重宝されるのですこういう時。まぁまだ音になってない譜面を持ってる場合自分でも嬉々として貸し出すんですけどね。

 今日は結局料理以外なにもしない一日でした。最後の休みの日。テストだよこれから。もう嫌だ考えたくない留年は仕方ないけど中国語は無理な気がプンプンする。お願いだから単位頂戴。
 今BGMはPOPS群に移行しているのですが。ちょっと前にHDDが逝ったときに中に入ってたmp3も全て連れて逝ってしまったわけでしかし面倒で今までバックアップから移してませんでした。
 ま、それをコピーかたがた聞いているわけですが…。

 …さっきまで「ハイフェッツが」とか「藝術が」とか言ってた人間が今聞いてるのは

・XYZ(80’sの多分LAメタル。DOKKENの誰かがプロデュース。)とか

・黒百合姉妹(和製西洋宗教音楽?とりあえずVoは現職の占い師で時々しかライブはやらず、大体それは吉祥寺Starpines。歌は下手だし1st以外はいまいち曲ごと違いがわからないが雰囲気最高。最初のアルバムとかね。)とか

・RURUTIA(多分日本で有数の覆面歌手のキャリア。…って言ってもせいぜい三年やそこらだけど。覆面だけど企画ものではなく多分正体を明かしても誰も知らないんだろうなぁ。ライブもやんないし本当に謎)、

・Coo(レコーディングに入るらしいですよびっくりですよっていうかレコーディングより何よりライブやろうよぅ…。っていうかライブ録音のほうが絶対いい作品になりますって)

 等のマイナー群からブリグリやFaylay、Dir en Grey、黒夢やDreamTheaterまで。わけがわかりませんねぇ我ながら。


 さて、祖母は術後の経過がよくないみたいです。一般病棟に移ったけどそれはどうやら(周囲の口ぶりから察するに)もう治療をしてどうこう、という段階ではないという、そんな感じ。勿論ちゃんと正面切って話を聞いたわけではないけれど…(というかそんな事を言っていた母もあまり正確には知らない模様)。
 それでも生きて欲しいと願うのでしょうか?今の段階でそんな事を考えるのは早いかもしれませんが…。

 
 ずっと前にもエヴァの台詞、「生と死は僕にとって等価値なんだよ(いや、うろ覚えですが)」をここに書きました。でも普通の人間にこれは明らかに適用されない。生から死へは完全な一方通行で生きてれば死ぬ事も生きる事も選択できるが死んでしまえば生きる事を選択する事は出来ない。死に続ける事しか選択出来ない。
 でももし、まったく嫌な話ですが祖母の意識がこのまま戻らないのであれば…それこそ「生と死は等価値」なんだろうと思います。生きているという事の優越、即ち自分で死ぬという選択を出来ないのだから。
 僕がその立場だったら、もし最愛の人間がもう意識を取り戻せない事が9割方確定している状態で目の前のベッドに寝ていたらどうするだろうか。そんな事を考える。そしてその人を生かすも殺すも自分の胸一つだったら。嫌な話。僕は他人ほどには生かし続ける事には拘らない(拘れない)と(今は)思うが。

 本当に辛い事があったとき、皆どんな顔をするんだろう。僕はある一定のキャパを超えると口が笑う。目が全く死んだまま口だけが笑う。自嘲気味、とでも言うのだろうか外から見れば。家の外に出てもそう。町を歩きながらいきなり口だけで笑い出す。完全にアブない。鬱状態でも大体それが標準。あまり辛そうな顔をしていないらしい。目がトんでるからわかる、ってな証言も昔あった気がする。

 鬱状態からはどうやらなんとか脱却したようです。メシも入るようになって来てます。なんてったって自分で料理作るくらいだからな。睡眠は相変わらずいつもより少なめですが。まぁこりゃ鬱じゃなくてもそういう時期はあるからなぁ…。なんとも。何より世界からの疎外感が気にならなくなりました。早く徹底的に潰しあえる世界に行きたいなぁ…。

 あ、今日T花さんとT丸先生から年賀状が来て計4通になりました。10通以上出してるのに…。出してない相手からは見事に一通も来ないし。むかつきます。>後輩。

 っていうかなんでこんなに今日は書いてるんでしょうねぇ…。しかも記事一本が長いし。あーSonataArcticaのライブ版が流れてきた…。この当時確かドラムは10代だったような…。

またも

2005年1月8日 日常
 祖母宅にてお泊りでした。祖父と二人だったりして戦中戦後の話を聞いたり。

 駄目だ、書く気力がない…とりあえず吉祥寺に行きました。明日も吉祥寺に行くようです。

肩こってます

2005年1月9日 日常
 一昨日辺りの日記で書いたヴィタリのシャコンヌ詰め、推定オイストラフ版の耳コピをしています。昨晩からもう既に4時間くらいはやってるんですがやっぱ重音が聞こえなくてつまってます。 元から耳、よくないもんで(耳コピの為に使う機会は他の人間より遥かに多いのに…)。
 そしてずっと本来の楽譜と白い五線譜とPCの画面(スロー再生して聴くのです、それでも聞き取れないのです…)を見てはヴァイオリンを持って音だして確かめ…とまぁ面倒なわけですよ。しかしまぁ、もう後は最難関を残すのみとなりまして。でも疲れたんで休みます。今夜完成するかなぁ…。首も肩もえらい痛いよ。

 最近アメリカにまた行きたい熱が高まっています。別にアメリカじゃなくてもいいんだけど英語圏。NZでもいいし…。今Hotel Californiaが流れてきてNZで確か空港までの帰り道に乗った乗り合いタクシーでこの曲が流れていたのを思い出す。ドライバーのおじちゃんがやたら格好いい英国系50代痩せ型おじちゃんでお前絶対タクシードライバーじゃないだろ、って感じだった。そして流れていたのはこの曲のライブ版か何かでソロ部などが全然違った気もする。

 そして次に流れていたのは川村結花版「夜空ノムコウ」。スガシカオが作詞でこの人が作曲なんだっけ、スガさんもセルフカバーしてたし(つうかバックで弾いたし)この曲は引っ張りだこですね。僕は川村版が一番好きですが。


 昨日は吉祥寺をふらふら。友達を拾って安価な「TalkBack」へ。量も雰囲気もペイしてる。やっぱ油はよくないけど値段を考えれば仕方ないところでしょう。悪い、って程ではないし。マンダラ2の近くの店舗に久しぶりに行ったのだけれどカップル率高し。一杯飲んで3,000円で下手すりゃ食いきれない。足裏療法士?志望の変人H本と。なんか自分がぐだぐだなのでグダグダ話をひたすら聞いてもらっていたような。彼女は学部生なのに仏像研究で才覚を認められ教授に跡継ぎに、と言われてるらしい。そんな変には見えなかった(4年前にH本との初対面の場で一回会っている)がなんなんだろう。H本も仏教大好きでお互いに誕生日に曼荼羅送りあうような夫婦です、あそこ。

 二軒目は三鷹。H瀬さんが辞めてしまうという事で最後に顔を見に行く。しかし彼女も疲れてる?ような感じだし僕は僕で祖母の事など話したりしつつアレだしでさっぱり。彼女、地元に戻って親の事業を継ぐそうです。バーじゃない、との事。なんか某有名ホテルの中にお店が?ってな話も横から聞こえてきたけどよくわかりません。隣のお客さんにフィンランドのお土産にニョロニョロくれって言ってました。無理です。社長も現場を去り、彼女もいないとなるとお店以外で会った事がある従業員の人がいな苦なっちゃうんですな(って普通じゃん)。
 前から思っていたけれど静かに飲めるところを開拓したほうがいいかもしれません、そろそろ。ここの系列は楽しいのだけれど客も従業員も若い事もあって古典的な静かなバー、からは離れてるような(味とか技術がない、って話じゃ全くないのだけれど。)。社長はある程度年が離れてたけど最近よく行く恵比寿の人なんて24やそこらですもん。距離を保ちづらいというか友達化しそうというか…。兎に角落ち込んでるときには向きませんね。

 あー中国語のテスト勉強…

 今日も吉祥寺連投になってしまったのだけれどどこで食えばいいのでしょう。

成人式

2005年1月9日 日常
 町を歩いていると絶対自分で維持できない素敵な髪形の女の子をたくさん見かけました。ああ、成人式だったんだなぁと。なんか後輩が色々成人式だなんだと言っていてお前もか!みたいな感じ。晴れ着は見なかったけどね。同窓会っぽい連中は沢山みました。
 色んな場で付き合いがある子が居てそれぞれ全然雰囲気も違うもんだからどうしてもみんなハタチってのが信じられない。一番信じられないのはヤツらが中学生の頃から知ってる7他高校の後輩連中ですが。お前ちょっと前まで14じゃなかったかと。まぁアレです、兄弟居ないけど多分弟とか妹が成人した気分なのかな。

 またみかんだと思ったらオレンジでした。今度は手が込んでいてミカンの山の中に一個だけ混ざってた模様。適当にわしづかみにして拾ってきて他のほう見ながら皮を剥こうとしたら意外な抵抗、みたいな。

 今日は吉祥寺のラーメン屋で働くS田とキャンティセッテ。昨日よりはちょっと高いけどでもまぁ、安価。そして美味しい。一杯飲んでコーヒーつけて3,200くらいかな。高校時代の仲間の話、将来の話、その他。彼女の彼氏も見たことないなぁ、とか。接点は幾つかあったのだけれど。

 TVでケータイ刑事銭形舞とかいうのの予告をやっていて主演の子が可愛いなぁと思ったのでHPを見たりしています。…16歳かぁ…。堀北真希というそうです。がきんちょですけどね。でもかわいいですね。
 しかしこのケータイ刑事、ものすごい趣味に走ってますねぇ…。http://www.bs-i.co.jp/zenigatamai/cast/index.html。パパイヤ鈴木がパエリア田中って役で出てて解説が「ヒップホップのダンス教室を経営。ダンサーとしてはあり得ない体型をものともせず、今日も踊り続ける。実は、あのトップアイドルの振り付けを担当していたりもする。」とか。ちなみにオカマだそうです。あと水野晴郎が山下奉文として出てたり…(シベ急ネタや…)。時代が違うでしょそもそも…。ま、ケータイ刑事ってそれ自体がネタくさいですよね。

 明日は団体の練習日、でもまぁお遊びの初見大会なので肩の力を抜いて適当に。もってく楽譜をそろそろ

 
 
 本日のBGM

 坂本美雨 / 15分…坂本龍一の娘。SisterM。歌は下手(というか自分の音域じゃない歌を歌ってる。無理しすぎ)ですが声や歌の感じは好きです。ふわふわしてて。最近Never Ending StoryのカバーがCMで流れてますね。しかしSisterMで歌った砂の果実を越える名曲はないような…。

 小島麻由美 / やられちゃった女の子…アルバム買わにゃ…シンバルズ(解散)と共に好きなのに何故か集めておらずライブに行った事もない。謎だ。

ののの

2005年1月10日 音楽
 うちの母はファニーだし頭も良い。…なんか改めて書くと気持ち悪いけど兎に角まぁ、水準以上の母であろう。目に見えた欠点もないし。出来の悪い父とは大違いである(まぁ同性だから色々見る目が厳しいのかもしれないけれども)。
 この辺にちらりと僕の露骨な女尊男卑の根っこが見えなくもないがまぁ、そんな事を書きたいわけではない。その母が駄目になってきている。祖母が入院しているので今は祖父の世話を誰かがせねればならず母は週の半分近くを祖父宅で過ごしている。仕事(とは言っても週三くらいのもんだけど)と祖父の世話、そして自分の家の夫や息子の世話と彼女は今確かにかなり大変な生活をしていると思う。息子はうつ病が再発したとか言い出すしね。
 駄目、っていうのも漠然としてるな…。まぁ要するに刺々しいのだ。事情が事情だし別に僕はそれに腹が立ったりはしないけれどいちいち挑戦的だと疲れてくる。こんな生活続く(続けられる)のかな…?

 今日は団体の新年会。日本酒飲みながらモーツァルトの不協和音(四重奏の19番だったかな)とかヴィヴァルディの四季とか僕が編曲したシリーズとかグリーグのペールギュント組曲のオーゼの死(しつこすぎるサクラサクラにしか聞こえません。次は展開するかな?と思って期待して弾いてもいつまで経っても同じメロディ、みたいな)、あと何弾いたかな…。ドビュッシーのカルテットは僕が寝てる間に弾いてましたね。

 練習前と後に来期からの話し合いをしました。途中でアホ臭くなって帰ってきましたが…。アホ、と書くのは言い過ぎかもしれないけれどなんか進まないんですよねー話が。僕の意見が通るかどうかでは勿論なくて思い出話とかが始まって長いので。
 僕も本来は煽り屋(格好よく「悪魔の代弁者」といってもらっても構いませんが)だからトップに立ってやるのが適任な人間ではありません。ツメ甘いし。自覚してます。治らないけど。だから補佐する人間がおらず孤立するといわゆる言うだけ番長になってしまう危険があるんですよね。自戒せねば。そんな気兼ねもあり、そして勿論団体の将来(というか現在)に対するかなりの不安もあり、積極的に企画を取ってこようという事を言えない現状でありました。

 T丸さんはやはり卒業後ぷーみたい。あんな優秀な人がぷーなんて信じられません。色々不運な事があったとはいえ。
 そして今日今後の事を話していて思いました。やはり僕を怒らせずに屈服させる事が出来るのは彼女しか居ない。しかし付き合うのは怖いなぁ…もう少しゆるい所があったら迷わず(…多分迷うな…)交際を申し込むんですが。うっかりキャバクラ行ったとか知られたら汚いものを見る目で見たあと一ヶ月は口きいてもらえそうもありません。

 7に成人オメデト、みたいなメールを送ったりしていたら彼女の晴れ着姿の写メが来ました。なんかこの子も随分大人になったなぁ…と思ったとか思わなかったとか。ってこのネタは昨日も書いたか。まぁ感慨深くなったわけです一層。

 ex.fra-foaの三上ちさこのライブ@クワトロを観戦決定。fra-foaのCDは一枚持ってるしとてもいいのだけれど精神的にものすごく重いので自分が落ちてるときはとてもじゃないけれど聞けない。CDであそこまで狂う人も珍しいのではないのでしょうか。ステージでも狂ってるのだろうけど…Cooとは違った意味で音楽に全てをぶつけてるような感じ。Cooは…幼いのかな、純粋な気がします。この人はもっと成熟して重くて汚い。それもまた、良い。
 Cooといえば久しぶりに2nd Singleのカップリング"Paper Doll"を聴いた。良い。A面の曲はあんまりだけど凄く痛くていいです、Paperdoll。カップリングだからなんとなく飛ばしてて最近聞いてませんでした。

 あ、先日書いたシャコンヌで変な演奏をしている人はアッカルドだそうです。そして譜面も存在するんだそうな。びっくり。まぁほとんど耳コピでとっちゃったけど…確認の為に見てみようと思います。

ぞろめ。

2005年1月11日 考え事
 カウンセリング、そして初授業。

 
 カウンセリングは近況を喋り倒して終わりました。祖母が倒れた事に端を発する色々な事…つまり「人に当然のように起こる反応が起こらない事」に関する悩み(まぁつまりは「理性的過ぎる」といういつも話す事に繋がるわけだけれど)、26日の本番に関する事、友人関係の崩壊が僕に過去を決定的に思い出させていた事。

 友人関係についてはまぁ一定の修復が出来たとは思います。というより実際はそこまで壊れていなかったのでしょう、きっと。ただ独りだった僕の思考が暴走しただけで。それもわかってはいたんですが確証がない以上、安心は出来なかったのです。ま、変な(というか自分がおかしくなってる)時期にのめり込んで相手を本当に壊すよりこうやって自覚的に距離をおくようにする方がよかったとは思いますよ。まぁ加えてA木嬢の場合必要以上に近付くと僕自身が駄目になる…というか腐るでしょうし。楽しいけれど待つのはきっと甘い堕落。

 鬱同士惹かれあうのは仕方ないですが鬱病患者はあれです、檻兼、檻の中のエサ。一人二役。正常な人間が可哀想だと思って近付くと結構な確率で鬱にしちゃう。普通の風邪のようには伝染しないけれど鬱の感染はある種の麻薬がそうであるように肉体的には無害でも精神依存のようなもの。
 しかも厄介な事に鬱の人間は誰かにすがらないと生きていけない(と思い込んでいる)。だから注目を集めようとしてODしたり自殺未遂したりする。手首切ってから電話するとかね。すがられたほうは迷惑ですよ、下手すりゃ鬱が伝染るわけだし(語呂がいいなぁ)そこまでいかなくても重い。「あなたと別れたら死ぬ」と言う彼女を持つ事、想像したくもないでしょう?意に沿わぬ別れの時に言われがちな台詞ではありますが前科者に言われると流石に怖いです。
 すがらずば生きていけず、すがれば必ず迷惑をかける。因果なモンですねぇ。そういう人を友達に持ったなら割り切らないと、と思います。その人との関係を見つめなおし、本当に続けて行きたいと思う関係ならある程度覚悟を決めないと。空気感染する病原菌を口から始終呼吸と共に吐き出す患者にマスクその他の装備無しで立ち向かう覚悟があるか、って事なんでしょうねぇ。傍に居てあげる事はプラスになるとは思います。すがるものを見つけたからといって自分で立ち上がる気力を減退させてしまう人間もいるでしょうが…。そんな人間なら助ける必要もないでしょうし。

 午前三時には寝たほうがいいよなぁ…ラッシュにもならない時間に電車寝過ごしそうになるのはありえない…。

 あ、授業はずっと読書していたのでよく覚えていません。本日図書館で借りたのは

 公安警察の手口 / 鈴木邦男
 戦争報道 / 武田徹
 ヤクザの文化人類学 / ヤコブ・ラズ
 日本の公安警察 / 青木理
 洗脳の科学 / リチャード・キャメリアン

 …危険すぎる…。背表紙並べて写メ撮って既にネタになりました。ちなみに鈴木邦男は新右翼一水会の…前、代表になったのかな?新右翼の歴史は知らないけれど多分野村秋介と並んで新右翼では有名だった気がする。一水会からは見沢知廉という人も出ていますね(鈴木邦男は結局見沢は一水会にも余り満足してなかったようだ、みたいな事を書いてますが)。犯歴が10年経って消えたから殺人って書かないで欲しいみたいです。

 "戦争報道"は探しものをして居るときに見つけた本。「戦争報道の内幕」って本(別物)を探していたので似てるなぁと思って手に取った。まだ読んでないけどやっぱPRの話は書いてあるようなので楽しみ。

 ヤクザ〜はイスラエルの山森先生のサイトに記述があって面白そうなので借りてみました。確か文化人類学の学者がヤクザを文化人類学的に見る(親分に信頼されて完全にフィールドワークのように組織の中に入って研究したそうな)…みたいな内容。実は今日の5冊の中で一番普通かも。

 洗脳〜はあとがきだけ読んだけど微妙にオカルティストが書いてるクサい…。なんか電波兵器で攻撃を受けているとか主張してる人の事をまじめっぽく取り上げてるし…。「医学的には精神分裂病の症状に分類される事は承知しているが…」みたいな書き方。事実そうでしょう。そんな高度な兵器を使う人間が素人に気づかれる監視をする筈がないですし(とはいえ「日本の公安警察」にも紹介されていた某国際部長宅盗聴事件は死ぬほど杜撰ですね。大体雑音入ったり通話音声が小さくなるって何世紀前の盗聴器だよ…。勿論党の教育と日ごろの備えがある程度あったからこそ気づけたんだろうけれど。)そもそもそれがもし本当に一般に非公開の兵器であるなら被害者は何をされているか絶対にわかるはずがありません。開発者が被害を訴えてるとかならまぁともかく。…まぁ役に立てばどこから出た情報でもいいのですけれども。
 …タイトル長すぎるかな…。

 「憾(うらみ)」については昔書いたかもしれません。滝廉太郎が自身の死を予感して書いたといわれる曲で彼のたった二曲のピアノ曲のうちの一つ、そして彼の絶筆です。書き上げたのは死の四ヶ月前だったそうな。生原稿には"Docter,Docter"という走り書きがあった事(うろ覚え)、そして何より「残念、未練」を意味する「憾」というタイトルが何だか暗い気分にさせてくれます。

 滝廉太郎というと教科書に載ってる「荒城の月」と「花」しか知らないのが普通でしょう。名前はよく知っているのに。僕も知りませんでした。

 
 「メヌエット」にもいえる事ですがこの曲たちはお世辞にも西洋的な技法を理解しきった上で書かれた曲とはいえません。バランス悪いです。やっと「よな抜き」を脱したか脱しないかの時代に書かれたわけで勿論仕方ないのですが今何の先入観もなく聴くととても「構成がきれいな曲」とは思えないでしょう。音楽の詳しい事わからなくたって多分日本人の作品だってわかるだろうしバランスが変だって事もバレるでしょう。

 それでもなお、僕はこの曲たちが好きです。日本的な音楽から抜け出しきって(抜け出しきれて)いないのに無理やり西洋的にしてるその…まぁ簡単に言ってしまえば「和洋折衷」なわけですがそれがいいんです。その混合比率も「和」が圧倒的に多く「洋」は形を拝借しただけ、そして見事にバランスが取れていない。元から暗い音階で作られている曲だけにその危うさがね。

 えーっと何を書こうとしたんだっけ…。いつも読み返さず垂れ流していく事がこの日記の身上なので寄り道しすぎるとわけがわかりません。脳と直結。

 …そうそう、「憾」は前に編曲したわけですが昨日「メヌエット」の方にも手をつけました、って事かな。両方2分ちょいの曲だから合わせて演奏して時間的に丁度いいとも思ったので。

 以上の曲は↓のサイトで録音が公開されてるので聴けます。是非。
・・・と書いておきながら文字化けしてうまくじかにリンクが張れないので

http://players.music-eclub.com/players/

・・・ここの左上からプレイヤー名「ドラっち」で検索をかけると二極とも名前の演奏が聞けます。

 そして同じ頃(といってもこっちの方が一世代古いみたいですけどね)の作品として幸田露伴の妹、幸田延が書いた日本初といわれる二曲のヴァイオリンソナタも同じ理由で探しています。録音は現在の所発売されていないようですが…(ってこれ前も書いた気がする)。

 別に民俗音楽の掘り起こしからナショナリズムを説きたいわけじゃありませんよ(苦笑。それは僕の嫌いな「単体で完成しておらず『背景』や『流れ』の中で評価される藝術」ですね。単に「そこにあるそれ」が心地よいかそうでないか、ですよ。

 ま、着々とカルテットの譜を作りつつあるって事。チェロ弾きはサークル内ではなく団体の方のS木兄に頼むかもしれません。実は彼、ちょっと会わない内に研究室に行かずに作曲家を目指すというものすごい方針転換があったという話を聞いたので。元からバンド畑の人間だしご近所だしチェロまだ4年とかだけど上手いし編曲のストックもあるみたいだから(といってもカルテット用かどうかはわからないけど)そうすると僕の負担も減るし「譜面を変えること」に対する抵抗がなさそう、ってのがいいです。弾きながら「やっぱここはオクターブ高い方がよくね?」とか言うってのはどうやら典型的クラシック一直線人間には難しいようなので。僕の未熟な譜面はみんなに叩いてもらった方がいいですよ。

やべー五分で家でないと!

BGM
小島麻由美 / やられちゃった女の子
Judy And Mary / Blue Tears
リンドバーグ / 今すぐKiss Me

…別に邦楽の話だから邦楽縛り、ってつもりでは…。
 新宿、随園別館。たらたら食ってたら2時間くらいで追い出されました。今日の中国度は低かったです。

 今日は学部もクラスもサークルも一緒の道産子T田嬢と中華。それにしても相変わらず量がありますね。時間制限のために食いきれませんでした。そこまで食って老酒2合入れても1人2500円程度。最近賢く食べる(別名ケチ)事が多いですね。まぁ外食の数がかなり多くなってるので仕方ないといえば仕方ないのですが。
 …「外食が多くなってる事」それ自体は別に良い事でもなんでもないですよね。

 追い出されたので隠れ家?面影屋に移動。コーヒー2杯で粘る粘る。ところでここの水はただの水ではありませんね。甘いです。コーヒー一杯600円からは高いけれどあの辺りの店の中では圧倒的に静かだしイイです、面影屋。喫茶店で安くて他に良いトコあれば移るんだけど…。まぁ酒飲んでるよりは安いし特に飲む相手じゃない場合はいいかな、と。警戒もされにくいし。

 面影屋での話の中身。彼女は食品系志望という事で食肉利権とその歴史。そして何故か731部隊の話。まぁ製薬と食肉はやめとけ、って話です。僕が聞いてる話はもしかしたら全部ヨタかもしれませんが…たとえそうだとしてもあのミドリ十字の重役が元731ってのは確実な話です。しかし濃いな。

 企業イメージとか考えなかったのか…と思いつつも彼ら生き残りはアメリカと取引して生き残ったわけで戦後の復興に果たしたアメリカの役割を考えるとそうもいってられなかったのかもしれませんが。しかし実名で普通に暮らしててよく刺されなかったもんですね、この生き残りの人たちは。僕が家族なら間違いなく刺しに行きますが。

 ま、南京大虐殺だって日本側と中国側の発表死者には物凄い開きがあるわけでこの731の話もどこまでが真実なのかは知る由もありませんが…。ま、程度の差はあれ、やってはいたんでしょうけれど。無条件にわが国の発表が正しいとは思いませんが中国は結構平気な顔してウソ吐くし彼らはそういう発表をする事で利益がありますからねぇODAむしりとったり。


 ところでアゴ当てを当てる部分ににきびが出来ました。相当うざいです。「目の上のたんこぶ」、ならぬ「アゴ当てに当たるにきび」。弾いてると痛む。恥ずかしながら要するに弾きまくってる内に汗か老廃物で詰まったんですな皮膚が。あーフケツ。

 完全に予防しようと思ったらハンカチ類をはさむしかないのですが触感(というか高さ)変わるんであんまり…って感じなんですよね。ライトの熱でかなり暑い舞台だとよく使うんですが。
 有名人にもハンカチ使う人間は沢山います。時々ハンカチの柄とか見てみると面白かったりするわけです。

 ちなみにアゴ当ては昔は木製が主流だったんですが衛生上の問題からどんな高いバイオリンでも今はむしろプラスチック製のものがよく使われるようです。客観的な音にそこまで影響する部品じゃないし(ただ演奏者には多分本体の振動をあごで拾って聞こえている関係上音が変わったように聞こえている可能性がありますね)。木だとやっぱ不潔になりやすいしねぇ…最悪なんか生えてくるし。

 生えてくるといえば…しばらくヴァイオリンを放置していて久しぶりにケースをあけたらF字孔からキノコが生えてきた、って実話だか都市伝説だかわからない話を聞いた事があります。おーこわ…。

 そういえば先生にメールしたのに返事がありません。忙しいのかな?レッスン頼みたいのに。

 夕食食べてもう5時間くらい経ったので小腹が減ってきました。

BGM

COO / 青い赤
COO / PaperDoll
COO / Live音源(BootRegにつき曲目不明)×2

黒百合姉妹 / 花
黒百合姉妹 / 深
黒百合姉妹 / 最後は天使と聴く沈む世界の翅の記憶

GrandCentralBand / Brightest Star(Album)

[iksi:d] / Recovery & Reload …昔永遠の仔のテーマを歌ってましたね。

ぎゃあ

2005年1月13日 日常
 ばれましたね。ええ。

   …見てますね?

     にやにやしちゃ駄目!

 天下のgoogleで5件しかひっかからないようなフレーズを教えたわが身を呪います。教えるのはともかくメモらせたのはなぁ…と。
 まぁ別にいいんですけど。ウソ書いてるわけでもないし。ただまぁ、読み続けるのは全く勝手ですがお願いだからこれを元に何か喋らないでくださいね。微妙な関係の人間に知られるととても面倒な事も書いてあるので。



BGM追加

HANDS / 亜矢
選択の朝 / 亜矢
http://www.ochanoma.info/sc_choco.html
http://www.ochanoma.info/sc_diamond.html

 この前ちょろっと書いたが最近竹島将という作家にはまっている。まぁ普通に読めば謀略系のヴァイオレンス小説、みたいな評価で何の作品でも大体CIAとかKGBとかが無関係な一般庶民を虐殺しながら物凄い陰謀を巡らしたりする、言ってみればそれだけの娯楽小説である。これも前書いたけど菊池秀行みたいなもんですよ。ただ2chには竹島将は硬派な作品を書く資金を得る為に娯楽小説まがいのものを書いていた、という証言もありどうなんだか、という感じである。事実この人の一部の作品、野獣とか出てこない"熱き魂の彼方へ"等のシリーズはもう少しこの人に時間が与えられればもっといいものが書けたのでは、と思わせる力がある(竹島将は作家生活10年くらいで交通事故により死去している)。

 その人の作品の中に"黄金郷への漂泊者"というのがある。この間古本屋で見つけたもので残念ながら2巻しかなかったんだけれどこの話はダイアモンド屋をやっていた両親が業界を独占している「デビイズ」の何らかの悪辣な戦略により自殺に追い込まれた主人公が同じ世界で戦いを挑む為に自分でデビイズの支配が及んでない鉱山を発見し、巻き返しを図っていくという話。
 僕が持っている二巻は主人公の反攻によって世界の支配を維持しきれなくなってきたデビイズの重役が「とりあえずこいつむかつく」、という事で勝手に多分鉱山の防衛の為に会社が所有している部隊(これがまた異常に優秀なんだ私兵の癖に)を動かして東京にいる主人公を拉致しようとしたりしなかったり、っていう話。

 …いやいやその話は前置きでね(長い)。以上は小説の世界。でも実際にダイアモンド業界には「デビアス」という巨人がいる。そして多分この小説が書かれたころにはまだ世界のダイアモンド流通の9割とか信じられないパーセントを握っていた。今は独立系も強くなってきて(幸いにも「デビイズ」と違い「デビアス」は無闇に対立業者を拉致監禁したり暗殺したりしないようなので)デビアス自身も独占をやめる方向に行ってるみたいですが。

 そうそう、そんな中で書かれたであろう「黄金郷への漂泊者」、作中ではダイアモンドは物凄い評価低いです。「こんなものはただの炭素の塊だ、すぐ燃えるし」とか…。あとダイヤそのものにはたいした価値はなく「デビイズ」は寡占によって幻想を売ってる、とか。現実に当てはめても一面正しいなと思ったりもするのです。供給過剰による値段の下落を極度に恐れてデビアス(ごっちゃになってきた)は特殊な流通体系のようなものを整備したみたいだし。
 

 えーっと要するに、最初のリンクの文章を読んでもらいたいなぁ、と久しぶりに「誰か読んでいるかもしれない人」に向けて訴える気分になったわけです。ダイヤモンド関連でふらふらしてたら見つけたので。いわゆる紛争ダイヤモンドについては随分昔の朝日に特集されてました。そちらはもっとつっこんだ内容で隣の国がシエラレオネ軍の制服着て勝手に戦争して内戦を盛り上げてるとかなんかそんな内容の事が書いてって驚いたような記憶があります。

 チョコについても大して中身は変わりません。アフリカではカカオを取る為に死ぬ少年労働者が居て、僕らは冷暖房が効きすぎるコンビニで100円の板チョコを買うわけです。記事はありませんが当然コーヒーにも同じ事はあって、NGOの圧力でスターバックスは「フェアトレードコーヒー」というものを一定比率購入するようにしたそうです。それを説明するHP(http://www.starbucks.co.jp/ja/company_cto_02.htm)には奴隷云々とは書いてありませんが…まぁ制度としては圧力での不当な安値での購入をやめ、生産者と直接、公正な取引を行う事で買う側は顔が見える取引で長期的な品質の安定が望め、生産者は安定して公正な額の報酬を得られる、という仕組みだそうです。

 

 単なる娯楽小説から出発してダイヤモンド、チョコ、コーヒーと流れました。色々勉強になりましたよ自分自身。フェアトレードとか知らんかったし。

 …食品系でこういう黒い話がない品種ってないのかなぁ、と心配になってきてしまう。ドメスティックな農業が一番クリーンな気もしてくる。農協がシメてるから個人の不正はあっても組織全体はそこまで腐ってないだろうし…といいつつ農協ってどういう資本で運営されてる組織なんだか全然知らなかったりする。

 …って午前中から何やってるんだかなー。今日はリーガルで靴直して最後の免許関連やって矯正の予約とってジム行って…と細かい業務が多い日です。ちなみに今正午過ぎ。がんばろう。

 金がないから楽譜がかえねー。
 もも肉は塩コショウして焼いてからバルサミコ酢と赤ワインで煮てみました。等量との指定をバルサミコ酢が勿体無いので(あと酢が苦手)酢:ワイン=1:2にして汁を飛ばしたらなんだかどろどろが残ってしまいました。これは…ワイン?肉にもかなりはっきり色がつくし。味見したら味は見た目ほど悲惨ではないけれど…なんかつけあわせがないと厳しいかも(濃い。いやいや本当にこってり系で美味しいんですけどね。テリヤキみたいなモンですか。

 ほうれん草とパルミ以下略はなんとなくです。本当はゴマ和えを作るはずだったのがゴマが全て祖父宅にさらわれてしまった模様で本来ある位置にないので悩んでいたらなんとなく頭ぴぴぴと浮かんだのでやってしまいました。なんだかグラタンのような感じ。でも普通に美味しいです。普段やんないし。

 …なんか怪しいなぁ今日の料理は。

 結局のメニュー。

 ・白飯(必須)
 ・ほうれんそうの略
 ・豚汁(母が作りおいてくれたもの)
 ・鳥のバルサミコ&ワイン煮込み

 そんな感じ。

 感想。
 白飯…及第点。我が家で使ってる無洗米のはかりは専用の少し量がカットされてるやつです。すり切りではなく小盛りくらいにすると水具合が丁度いいようで。

 ほうれ略…普通に美味い

 鳥…やっぱ照り焼き。なんかバターライス(こないだ失敗)かなんかを添えて一緒に食べるとおいしいかも。むしろ照り焼き丼にしても。

失敗
 最初鳥を焼くときにひくオリーブオイルが残り少なかったので鳥の皮が焦げた。洗うの面倒。

お料理中BGM

大萩康司 / Cielo

Bach / Double Concerto(BWV1043)
…いわゆる「ドッペル」。この曲の二楽章は僕にとって「二人の幸福」を表す曲です。踊りだすようなハッピーではないけれど噛みしめるような幸福。最初聴いた時はクラシックによくある「長くてだるい2楽章」だと思った(しかも多分寝た)んだけど自分で弾いてから思いました。特にソロ同士の絡み合いがとっても素敵な曲です(コンチェルトだしそれ以外に聞き所があるわけもないのだけど…)。全曲通して名曲です。もしヴァイオリニストと結婚するなら絶対式で二人で弾きます。

Arensky / Variations on a theme of Tchaikovsky, Op.35a
チャイコフスキーの主題による変奏曲
…検索していたら「生涯独身、飲酒・賭博に溺れ、44歳で早逝したロシアの作曲家、アレンスキーの幻の名曲が、いま蘇る」というアオリのCDが…駄目子ちゃんですねぇ。弾いてるときは難しいしよくわからん曲だしつまらんなぁ…と思っていましたが久しぶりに聴くとちょっといい曲と思えます。
…だそうです。青山にある、ってのくらいしか知らないけど。ディスプレイ見ても高いだけでそんなステキって感じもしなかったけど。

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