素晴らしい。

 他になんと言えばいいのか。

 正式名称は「イデケチカ・ブラスカユータ」、ハンガリー語とルーマニア語で「神経質な羊と爆走する(?)蛙」。羊がヴァイオリンの小松原未衣さん、蛙がアコーディオンのアラン・パトゥンさんのデュオだそうな。語感からロシア語かと思った。

 まぁ今日も今日とてインターネットを駆使してロビーコンサートやらせてくれそうなところを探していたわけです。新団体用というか今の団体用というか。一応新団体も最初は今の団体から人材を借り出して動くつもりなのであとは別に名義の問題なんですが(あと今の団体だと実績として華々しいことが言える)。んであたったのが新宿都庁横のワシントンホテル地下。なぜかそんなところにフリーで演奏やってるスペースが、という事で演奏予定を見てみたら。今日の演奏はジプシーヴァイオリンだというじゃないですか。これは(自主練指導しなきゃいけない立場だけどサークルサボって)行くしかないでしょう。という事で下見方々行ってきたのでした。その辺は完全なビジネス街、スーツじゃないだけで浮いてるのに結構早くついちゃってうろうろうろうろしてたので軽く不審だと思われたに違いありません…。

 
 で、ライブ。場所は正直狭く、うちの団を(いくら最近減ってるとはいえ)収容するにはちょっと狭すぎ、って感じ。舞台にはどうがんばっても四人以上は乗らないし。まぁあの辺占拠するのも面白いの…かも。客は正直少なかったです。僕は座ってたんであんまり正確にはわからないけど通りがかりで一曲だけ、とかいう人も多かった気がするし。まぁ雨だったっつーのも多分あるけど。

 しかし内容は幸せでした。セットリストは覚えてる限りではニーノロータを二曲、映画"アメリ"より、映画"Eight and half(よくわからんかった)"より、映画"ベティー・ブルー"より、ルーマニアの、アイリッシュトラッドを二曲、Miserlou(あのパルプフィクション、またはアド街ック天国で使われてるサーフっぽいやつ。実は元はギリシャの音楽なんだと)、フレンチ、などなどなど。一時間。特にハンガリー舞曲っぽいやつが良かった!!!あ、犬もやったな。確か気に入った曲の後だったのにいきなり犬のまねが始まったのでMCが聞こえなかったのでした…残念。

 ホント、ああいう風に弾きたいです。もうそれに尽きる。聴けるだけでも幸せですがね。あこがれってやつですよ。弓の吸い付き、動き、全てを真似したい(あたしゃ弾きながら踊りませんがね)。

 しかもVnの人今日は40度の発熱だそうです…。体調悪くてあれかよ…確かにちょっと一言も喋らないし(まぁMCやらない人ってのもいるけどさ)顔が怖い(よく見えないけど)ような気もしたけど…。弓途中で代えた辺りがちょっとね。
 そんな事を口実に声はかけませんでした。どうせゆっくりもしないだろうし(この後にライブが予定に入ってたので)体調悪いときに声かけられてもね、って思ったのも本当ですが。

 ぜひぜひぜひぜひ、今度また聴きに行きます。今度は声かけます。

 そうそう、あれだ。コミッカーズ読んだ時の気分(なんか悪い例えだなぁ)。まぁ昔僕は絵を描いていたわけですがコミッカーズの愛読者だったわけです。ちなみに好きな絵師はひろき真冬さんとか末弥純さんとかそういった感じでもう絶対真似とか出来ないわけですよ次元が違う、という言葉がそのまま当てはまる。んでそういう綺麗な絵を見るたびに感動して、「俺もやるぞ!」と思ってスケッチブックに向かい、三分で現実を知り、三時間で筆を投げる、という生活だったわけです。そんな感じ。ああなりたいから必死に練習するけど、でも絶対無理。それがわかった上でなお続くんでしょうかね、私。

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