飲食店アルバイト経験者ならば誰しも、客が食わなかったおいしげな料理を下げる際
①まだ食えるのにっ…
②こんなうまいもの残すなんてどういう教育されてきたんだこの豚野郎っ…
③この肉一切れいくらすると思ってるんだっ…
④腹減った…
などと歯を食いしばって考えた経験があろうかと思います。あの悔しさは相当なもんです。思わず食ったら首になりました。
で、今日のNHK。食品ロスという言葉は知らなかった。廃棄されてる食品のことですね。農水省がこんなことに真面目に取り組んでいるなんて(失礼か)。世界びっくり旅行社(http://www.nhk.or.jp/travel/)でNY面白ツアーっていうのを取り上げていて、その中に飲食店から出たごみを集めて回ってみんなで料理しようぜ、ってツアーがありその背景説明の中で取り上げられていたのです。ちなみに番組中ではアメリカは(確か)4兆円くらい年に損が出ていて、日本は11兆円だよって言ってました。年収三百万円の森本センセーは産業全体が50兆くらいで2割くらいは損が出てるのでは?と言ってましたが…。
※ 人口(=胃袋の数)が半分にも関わらず日本がアメリカの倍も食料を無駄にしてるって数字自体はどう見ても怪しいですが、今回はこの点はパスします。出典がそれぞれ違った(日本は農水省、アメリカはどっかの大学)ので基準は絶対違うでしょうし、番組の趣旨として「アメリカすげー!」って話に持っていきたかったわけでもなさそうなので適当に似たような趣旨での調査の数字を集めてみたらおおっってだけかと。
ここでちょっと横道にそれて食品産業って50兆なの・・・?というのを調べてみます。
http://www.ndl.go.jp/jp/data/theme/theme_honbun_102141.html
食品産業について調べるには
と思って検索したら一発でNDL(国立国会図書館)のコラムが出てきました。こんなんあるんだね…。相当大量のソースを押さえて書かれているようなので、非常に役に立つ感じ。これを斜め読みするだけで
-1世帯が1年に支出する食料費の平均は799,817円(平成17年)
-この数値は1世帯が1年に支出する総額の約25%を占める
とか面白いことがわかります。というかこれだけじゃなく、「~について調べたい場合はこれを見るといいですよ」情報がめちゃくちゃ載ってるのでこのサイト、お得です。ブクマしました。
で、ここで得られた数値を。。。と思ったけど
①食品製造業の出荷額: 22兆8千億円
②食品卸売業の販売額: 42兆8千億円
③食品小売業の販売額: 41兆3千億円
のどの数字を使えばいいんでしょ?わかんない。最初と下ふたつは出典違うんだけど製造→卸→小売という段階だって意味で並べたのならば意味がわかんなすぎる。製造から卸になったときに売り上げが倍近く違うのがわからん。さらに卸から小売に行ったら下がるのもわからん。単に売り上げ比較なら①→②は原価率が5割ってことでわかるけど。。。あれどっかで俺勘違いしてる?
まぁいいや、とりあえず①→②→③って流れだって仮定として、それなら最終的な消費一歩手前の③の額を使って、それに中食と外食の売り上げを足せばいいわけだ。
外食はこのサイトの別のページから張ってあったリンク(http://www.fb-soken.com/page801-3.htm)にあったのでこの数字を使う。24兆7009億円(2007)が外食で5兆5,158億円(2006)が中食。
で、じゃあ41.3兆と24.9兆と5.5兆…を足すと71.7かな?50に丸めるにはちょっと厳しいかな?オフィシャルなコメントでもないのでそんな厳密さを求めてもしかたないと思うのです。まぁとにかくこの数字と11兆を比べると…やっぱり15%とかにはなっちゃうんですね。ひええ。
はい、寄り道終わり。
で、じゃあこれってどうすりゃなくなるの?というところ。多分こんなん考え始めたら、というか答えが思いつくなら僕今すぐにでもこれで商売しますよ。でもだからってそれだけでおわっちゃほとんど横道だけで終わっちゃってるしな、ってことでいくつか。前提となる農水省の資料はこれ↓
http://www.maff.go.jp/j/soushoku/recycle/syoku_loss/pdf/gaiyou.pdf
食品ロスの現状とその削減に向けた対応方向について(農水省)
自分がよく外食をすることもあり、以下は外食産業とあと食料品店のことについてぼんやり考えてみました。家庭から廃棄されるものも多い(飲食店と家庭を比べればきっと家庭の方が単純に消費量多そうよね、数が多いわけだから)だろうけどそれは食文化とかそういったかなり深いところも関係あるし、そこに外部から影響を与えていくのは非常に大変だと思うので…ってまぁどの道何か上手い解決が思いついたとかじゃないんだけどさ。
①加工前
誰でも食い物の無駄をなくすということになれば、まず飲食店に客が来なかったから使わなかった食材とか店にならべた季節限定品のあまりとか、そういうものに目をむけると思います。調理しちゃったら混ぜられないし、それを誰かにってのは難しいもんね。上の農水省の資料には「フードバンク」という言葉が出てきていますが、ここは主に障害者などの施設へ規格外で出荷できない野菜などをつないでいるようです。これもひとつの解決法なのかな。
フードバンクを東京で運営しているセカンドハーベストは僕もきいたことがあります。Jcastの記事(http://www.j-cast.com/2008/08/27025702.html)が珍しく?読みやすくまとまってますかね。
ただ何らかの瑕疵があるのであれば価値=値段が下がるのは当然とはいえ、そして本当に困っている人からそういったものを受けるべきとは思うものの、なんか最大限悪い表現をすると「あまったからお前ら金ないならこれでも食っとけ」って感じに取れてしまってなんかすっきりしません。というかそんなアブない表現を使うまでもなく、これって価値直ちにゼロじゃなく、もう少し金になんないのかな?と思ったりします。だってここでやりとりされてる食料って要するに食料としては何の問題もないわけじゃないですか。ならばそれに値段がついてもおかしくないよね…。ま、いまのところ消費されてないことが問題なわけだからそこを気にしても仕方ないのかな?
なんかここには余地がある気がします。とくにまったく問題のない食料を「仕込んだけど使い切れなかった」or「売り切れなかった」っていう理由で捨てているのだとすればこれが一番対応は簡単。マッチングをきちんとやれればよい(言うのが一番簡単というのはおいといて。。。)だけ。最近ITハードウエア業界では仮想化ってのが言われてるけど、ああいう考えを流用して地理的に便利な所にみんなの資源をまとめておいて必要な分だけ…ってそれが市場やんけ!って気もしてきた。自分で自分につっこんだ。
市場という調節弁があるのにそれで最適されないのは仕入れ段階と使う段階での需要認識の差だよね。これどうにかならんのかな。仕込みってったって基礎的な段階ではまだ店ごとにそんなにばらつきはでないし、小さなものへ変化させるってのはできるはず…刻んだだけならペーストにしたりとか…。
②加工後
こっちは主にレストランの話でしょうが、こりゃ難しい。どこの店も自分の店の料理を出してるんだからいくら同じティラミスだからってほかの店のと混ぜて誰かに出されても困る。食うほうもそんなもんだされても困る。だからこれは出すほうではなく食うほうが食いきるしかない。でもこれって食うほうにとっては結構簡単で、ドギーバッグをもっと使おう、ってだけなのよね。
それとももっといいアイディアあるのかな?いやそりゃ根本的には食いきれないものを頼むのは最低だってのはあるんですが。いくら金払って楽しむために食ってるとはいえ、調理に間違いがない限りは出来るだけ食うべきですよねー。おなかいっぱいとかは全部食った後にこそ言っていいせりふ!
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0904/09/news037.html
「ドギーバッグ」って知ってる? これでもう恥ずかしくありません (1/2)
あんまりドギーバッグってまだ知られてない気がします。というか実際自分の身の回りでそんな単語、きいたことないです。 でもこれって一番単純でわかりやすい方法。もっと広まらないかな。知名度が低いことと並んで、食中毒絡みの責任問題などがあって店に嫌がられる(というかめんどくさがられる)ことが多いのがネックです。一応
http://news.ameba.jp/domestic/2009/04/37169.html
食べ残し持ち帰りたい派は4人に3人
いつもはアイシェアの調査結果なんてもの笑いの種にしかしないんですが、こんなときだけ紹介してみます。去年だかおととしだかのエコバッグじゃないけど、誰か有名人とかがデザインしてきゃーとかやればどうにかなんないかな?だめかな?
ただそのドギーバッグを作るにもコスト(資源という意味でも)は必要なわけで、それが上回ってしまったらまったく意味ぷー。だからバッグ自体は値段をつけて売るのではなく、普通の紙(なりパルプなりなんかコストかからないもの)のペラペラのにして、店で原則無料で配って、そこに有名人のデザインかなんかを配す。で持ち帰るときだけそのバッグでもらえる、とかにすればプレミアム感…っていうと違うかな、ちょっと「そのときだけ」気分がでるでしょ。実際はやったとするときっとビックリマンチョコ現象(別:ライダーチップス現象、おまけだけ取って商品捨てるとかそういうの)が起こったりとかまた頭の悪い話になるんでしょうけどね。
ちなみに飲食店だと
http://www.maff.go.jp/j/soushoku/recycle/syoku_loss/pdf/panf.pdf
のP8(元資料は「農林水産省「平成13年食品循環資源の再生利用等実態調査報告」」)によれば食べ残しが58%、仕込みすぎが39%が原因だそうです。このふたつでロスのほとんどが解消されるわけですわ。
■ 今日のお話参考資料
食品廃棄の現状について
http://www.ueno-fc.co.jp/foodsafety/pdf/shokuhin_haiki.pdf
※よくまとまってるけど「実は事業者よりも家庭のほうが食品廃棄量の多いことがわかっています。」という部分については上で書いたように母数が違うはずなのであれれ。その次のページで取り上げられているロス率で比べるなら「食材の利用が家庭では効率的に行われていない」ってこととかが言えるようになるので正しいのでしょうが。
「ドギーバッグ」という新しいビジネス
http://www.aivy.co.jp/BLOG_TEST/nagasawa/b/2009/04/post_701.html
「膨大な食品廃棄と家庭料理の衰え」
http://blog.dandoweb.com/?eid=38653
ごはんを食べよう国民運動
http://www.gohan.gr.jp/kurashi/10.html
====================================
あとここ数日海外留学について色々はてなまわりで盛り上がってるようで
日本に留まりたかったら、一度は留学しておくべき
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51206791.html
なんてdankogaiさんも書いていたりする。「日本人は基本的にエスニックアイデンティティが希薄で云々」ということは1000回くらい読んだ気がするし、実際僕自身そうだと思ってもいる(あ、正確にはこれは外国人との比較ではなく、自分とその周りで暮らす日本人の意識が希薄、という意味ね)。だから海外で暮らすことで自分の故郷を客観的に見たいというかほかと比較したいというか、そんな気持ちは常に持っています(だから今もこそこそと動き回っているわけで)。
だけどどうなんでしょうね、今回の火元(http://www.chikawatanabe.com/blog/2009/04/future_of_japan.html)を読むとは「日本はもう駄目だから逃げるための船を用意しておけ」っていうような雰囲気な気がして、どうなのかなーって思いますよ、ええ。くらいのう。別に予測立てるのは勝手だけどさー。あ、でも確かに国としての活力はなくなっていくだろうし、彼女の言う「フランス型」にはなっていくかなとは思います。
そして別の問題、現代国際社会では国同士がつながりすぎていて、そうそう簡単にはつぶれられないしとってかわれない。だから国としての活力を失ったとしてもスクラップアンドビルドでまったく新しい国づくり(今までの権力者全員吊るしてね)ってわけにはいかない。多分非合法かつ暴力的に政権を取得したらいかにその国の人民に支持されたとしても国際的に承認されないし。だからっていってそんなん合法的にやってたら日が暮れちゃって、結局何にも間に合わなかったりするのかもしれない、と思ったりしました。
人生リセットなら中国で留学し働け
http://blogmag.ascii.jp/china/2009/05/002718.html
関連のエントリでは↑がおもしろかったですよ。こんなんかいてええんかいな。中国ががもう「大国」としてはだめなんちゃうの?とは数年前から言われつつもなんだかんだ五輪も成功しちゃうし、仮に駄目になったからといっても10億人がいきなり地上から消え去るわけでもなく、確かになー、とは思います。もっと僕に冒険心があったらとってる選択肢かもねー。中国には興味があるわけで。
ていうか今日も書くのに時間かかりすぎや。色々勉強になったけど。
①まだ食えるのにっ…
②こんなうまいもの残すなんてどういう教育されてきたんだこの豚野郎っ…
③この肉一切れいくらすると思ってるんだっ…
④腹減った…
などと歯を食いしばって考えた経験があろうかと思います。あの悔しさは相当なもんです。思わず食ったら首になりました。
で、今日のNHK。食品ロスという言葉は知らなかった。廃棄されてる食品のことですね。農水省がこんなことに真面目に取り組んでいるなんて(失礼か)。世界びっくり旅行社(http://www.nhk.or.jp/travel/)でNY面白ツアーっていうのを取り上げていて、その中に飲食店から出たごみを集めて回ってみんなで料理しようぜ、ってツアーがありその背景説明の中で取り上げられていたのです。ちなみに番組中ではアメリカは(確か)4兆円くらい年に損が出ていて、日本は11兆円だよって言ってました。年収三百万円の森本センセーは産業全体が50兆くらいで2割くらいは損が出てるのでは?と言ってましたが…。
※ 人口(=胃袋の数)が半分にも関わらず日本がアメリカの倍も食料を無駄にしてるって数字自体はどう見ても怪しいですが、今回はこの点はパスします。出典がそれぞれ違った(日本は農水省、アメリカはどっかの大学)ので基準は絶対違うでしょうし、番組の趣旨として「アメリカすげー!」って話に持っていきたかったわけでもなさそうなので適当に似たような趣旨での調査の数字を集めてみたらおおっってだけかと。
ここでちょっと横道にそれて食品産業って50兆なの・・・?というのを調べてみます。
http://www.ndl.go.jp/jp/data/theme/theme_honbun_102141.html
食品産業について調べるには
と思って検索したら一発でNDL(国立国会図書館)のコラムが出てきました。こんなんあるんだね…。相当大量のソースを押さえて書かれているようなので、非常に役に立つ感じ。これを斜め読みするだけで
-1世帯が1年に支出する食料費の平均は799,817円(平成17年)
-この数値は1世帯が1年に支出する総額の約25%を占める
とか面白いことがわかります。というかこれだけじゃなく、「~について調べたい場合はこれを見るといいですよ」情報がめちゃくちゃ載ってるのでこのサイト、お得です。ブクマしました。
で、ここで得られた数値を。。。と思ったけど
①食品製造業の出荷額: 22兆8千億円
②食品卸売業の販売額: 42兆8千億円
③食品小売業の販売額: 41兆3千億円
のどの数字を使えばいいんでしょ?わかんない。最初と下ふたつは出典違うんだけど製造→卸→小売という段階だって意味で並べたのならば意味がわかんなすぎる。製造から卸になったときに売り上げが倍近く違うのがわからん。さらに卸から小売に行ったら下がるのもわからん。単に売り上げ比較なら①→②は原価率が5割ってことでわかるけど。。。あれどっかで俺勘違いしてる?
まぁいいや、とりあえず①→②→③って流れだって仮定として、それなら最終的な消費一歩手前の③の額を使って、それに中食と外食の売り上げを足せばいいわけだ。
外食はこのサイトの別のページから張ってあったリンク(http://www.fb-soken.com/page801-3.htm)にあったのでこの数字を使う。24兆7009億円(2007)が外食で5兆5,158億円(2006)が中食。
で、じゃあ41.3兆と24.9兆と5.5兆…を足すと71.7かな?50に丸めるにはちょっと厳しいかな?オフィシャルなコメントでもないのでそんな厳密さを求めてもしかたないと思うのです。まぁとにかくこの数字と11兆を比べると…やっぱり15%とかにはなっちゃうんですね。ひええ。
はい、寄り道終わり。
で、じゃあこれってどうすりゃなくなるの?というところ。多分こんなん考え始めたら、というか答えが思いつくなら僕今すぐにでもこれで商売しますよ。でもだからってそれだけでおわっちゃほとんど横道だけで終わっちゃってるしな、ってことでいくつか。前提となる農水省の資料はこれ↓
http://www.maff.go.jp/j/soushoku/recycle/syoku_loss/pdf/gaiyou.pdf
食品ロスの現状とその削減に向けた対応方向について(農水省)
自分がよく外食をすることもあり、以下は外食産業とあと食料品店のことについてぼんやり考えてみました。家庭から廃棄されるものも多い(飲食店と家庭を比べればきっと家庭の方が単純に消費量多そうよね、数が多いわけだから)だろうけどそれは食文化とかそういったかなり深いところも関係あるし、そこに外部から影響を与えていくのは非常に大変だと思うので…ってまぁどの道何か上手い解決が思いついたとかじゃないんだけどさ。
①加工前
誰でも食い物の無駄をなくすということになれば、まず飲食店に客が来なかったから使わなかった食材とか店にならべた季節限定品のあまりとか、そういうものに目をむけると思います。調理しちゃったら混ぜられないし、それを誰かにってのは難しいもんね。上の農水省の資料には「フードバンク」という言葉が出てきていますが、ここは主に障害者などの施設へ規格外で出荷できない野菜などをつないでいるようです。これもひとつの解決法なのかな。
フードバンクを東京で運営しているセカンドハーベストは僕もきいたことがあります。Jcastの記事(http://www.j-cast.com/2008/08/27025702.html)が珍しく?読みやすくまとまってますかね。
ただ何らかの瑕疵があるのであれば価値=値段が下がるのは当然とはいえ、そして本当に困っている人からそういったものを受けるべきとは思うものの、なんか最大限悪い表現をすると「あまったからお前ら金ないならこれでも食っとけ」って感じに取れてしまってなんかすっきりしません。というかそんなアブない表現を使うまでもなく、これって価値直ちにゼロじゃなく、もう少し金になんないのかな?と思ったりします。だってここでやりとりされてる食料って要するに食料としては何の問題もないわけじゃないですか。ならばそれに値段がついてもおかしくないよね…。ま、いまのところ消費されてないことが問題なわけだからそこを気にしても仕方ないのかな?
なんかここには余地がある気がします。とくにまったく問題のない食料を「仕込んだけど使い切れなかった」or「売り切れなかった」っていう理由で捨てているのだとすればこれが一番対応は簡単。マッチングをきちんとやれればよい(言うのが一番簡単というのはおいといて。。。)だけ。最近ITハードウエア業界では仮想化ってのが言われてるけど、ああいう考えを流用して地理的に便利な所にみんなの資源をまとめておいて必要な分だけ…ってそれが市場やんけ!って気もしてきた。自分で自分につっこんだ。
市場という調節弁があるのにそれで最適されないのは仕入れ段階と使う段階での需要認識の差だよね。これどうにかならんのかな。仕込みってったって基礎的な段階ではまだ店ごとにそんなにばらつきはでないし、小さなものへ変化させるってのはできるはず…刻んだだけならペーストにしたりとか…。
②加工後
こっちは主にレストランの話でしょうが、こりゃ難しい。どこの店も自分の店の料理を出してるんだからいくら同じティラミスだからってほかの店のと混ぜて誰かに出されても困る。食うほうもそんなもんだされても困る。だからこれは出すほうではなく食うほうが食いきるしかない。でもこれって食うほうにとっては結構簡単で、ドギーバッグをもっと使おう、ってだけなのよね。
それとももっといいアイディアあるのかな?いやそりゃ根本的には食いきれないものを頼むのは最低だってのはあるんですが。いくら金払って楽しむために食ってるとはいえ、調理に間違いがない限りは出来るだけ食うべきですよねー。おなかいっぱいとかは全部食った後にこそ言っていいせりふ!
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0904/09/news037.html
「ドギーバッグ」って知ってる? これでもう恥ずかしくありません (1/2)
あんまりドギーバッグってまだ知られてない気がします。というか実際自分の身の回りでそんな単語、きいたことないです。 でもこれって一番単純でわかりやすい方法。もっと広まらないかな。知名度が低いことと並んで、食中毒絡みの責任問題などがあって店に嫌がられる(というかめんどくさがられる)ことが多いのがネックです。一応
http://news.ameba.jp/domestic/2009/04/37169.html
食べ残し持ち帰りたい派は4人に3人
いつもはアイシェアの調査結果なんてもの笑いの種にしかしないんですが、こんなときだけ紹介してみます。去年だかおととしだかのエコバッグじゃないけど、誰か有名人とかがデザインしてきゃーとかやればどうにかなんないかな?だめかな?
ただそのドギーバッグを作るにもコスト(資源という意味でも)は必要なわけで、それが上回ってしまったらまったく意味ぷー。だからバッグ自体は値段をつけて売るのではなく、普通の紙(なりパルプなりなんかコストかからないもの)のペラペラのにして、店で原則無料で配って、そこに有名人のデザインかなんかを配す。で持ち帰るときだけそのバッグでもらえる、とかにすればプレミアム感…っていうと違うかな、ちょっと「そのときだけ」気分がでるでしょ。実際はやったとするときっとビックリマンチョコ現象(別:ライダーチップス現象、おまけだけ取って商品捨てるとかそういうの)が起こったりとかまた頭の悪い話になるんでしょうけどね。
ちなみに飲食店だと
http://www.maff.go.jp/j/soushoku/recycle/syoku_loss/pdf/panf.pdf
のP8(元資料は「農林水産省「平成13年食品循環資源の再生利用等実態調査報告」」)によれば食べ残しが58%、仕込みすぎが39%が原因だそうです。このふたつでロスのほとんどが解消されるわけですわ。
■ 今日のお話参考資料
食品廃棄の現状について
http://www.ueno-fc.co.jp/foodsafety/pdf/shokuhin_haiki.pdf
※よくまとまってるけど「実は事業者よりも家庭のほうが食品廃棄量の多いことがわかっています。」という部分については上で書いたように母数が違うはずなのであれれ。その次のページで取り上げられているロス率で比べるなら「食材の利用が家庭では効率的に行われていない」ってこととかが言えるようになるので正しいのでしょうが。
「ドギーバッグ」という新しいビジネス
http://www.aivy.co.jp/BLOG_TEST/nagasawa/b/2009/04/post_701.html
「膨大な食品廃棄と家庭料理の衰え」
http://blog.dandoweb.com/?eid=38653
ごはんを食べよう国民運動
http://www.gohan.gr.jp/kurashi/10.html
====================================
あとここ数日海外留学について色々はてなまわりで盛り上がってるようで
日本に留まりたかったら、一度は留学しておくべき
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51206791.html
なんてdankogaiさんも書いていたりする。「日本人は基本的にエスニックアイデンティティが希薄で云々」ということは1000回くらい読んだ気がするし、実際僕自身そうだと思ってもいる(あ、正確にはこれは外国人との比較ではなく、自分とその周りで暮らす日本人の意識が希薄、という意味ね)。だから海外で暮らすことで自分の故郷を客観的に見たいというかほかと比較したいというか、そんな気持ちは常に持っています(だから今もこそこそと動き回っているわけで)。
だけどどうなんでしょうね、今回の火元(http://www.chikawatanabe.com/blog/2009/04/future_of_japan.html)を読むとは「日本はもう駄目だから逃げるための船を用意しておけ」っていうような雰囲気な気がして、どうなのかなーって思いますよ、ええ。くらいのう。別に予測立てるのは勝手だけどさー。あ、でも確かに国としての活力はなくなっていくだろうし、彼女の言う「フランス型」にはなっていくかなとは思います。
そして別の問題、現代国際社会では国同士がつながりすぎていて、そうそう簡単にはつぶれられないしとってかわれない。だから国としての活力を失ったとしてもスクラップアンドビルドでまったく新しい国づくり(今までの権力者全員吊るしてね)ってわけにはいかない。多分非合法かつ暴力的に政権を取得したらいかにその国の人民に支持されたとしても国際的に承認されないし。だからっていってそんなん合法的にやってたら日が暮れちゃって、結局何にも間に合わなかったりするのかもしれない、と思ったりしました。
人生リセットなら中国で留学し働け
http://blogmag.ascii.jp/china/2009/05/002718.html
関連のエントリでは↑がおもしろかったですよ。こんなんかいてええんかいな。中国ががもう「大国」としてはだめなんちゃうの?とは数年前から言われつつもなんだかんだ五輪も成功しちゃうし、仮に駄目になったからといっても10億人がいきなり地上から消え去るわけでもなく、確かになー、とは思います。もっと僕に冒険心があったらとってる選択肢かもねー。中国には興味があるわけで。
ていうか今日も書くのに時間かかりすぎや。色々勉強になったけど。