Route Irish★★★☆☆/ 真偽の狭間は亜空間
2012年4月14日 感想文。 仕事を抜けて、ルート・アイリッシュという映画を見てきました。イラク戦争での民間軍事会社の引き起こす負の面について取り上げた映画で、アメリカでは2010年公開。
http://ism.excite.co.jp/art/rid_E1333086064074/
今週末見るべき映画「ルート・アイリッシュ」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20120328/230342/?P=1
民間軍事会社のリアルな実態を描く『ルート・アイリッシュ』
この監督の作品を見るのは初めてだけど、この人が高い評価を得ている理由は見てすぐにわかる。細かい破綻が少なく、絵もまとまっている。その場面で何を言いたいのか、言葉を使わずにちゃんと表現できている。最近に限ってるわけじゃないけどそういった基本的な所がダメな映画を良く見るので、そういうものと比べると安心して見る事が出来た。
だけど残念な事に超映画批評(http://movie.maeda-y.com/movie/01659.htm)で指摘されているように、なんつーか題材が古すぎる。内容が渋すぎて日本に入ってくるのに時間が云々といった事も書いてあるけど、たとえばPMCって頭おかしいよね、って話が世間で騒がれるようになったブラックウォーターズの民間人虐殺って2007年(年号は調べて知った。思ったより前だね)なわけで…LiveLeak.comなんかでそれこそ携帯で撮った似たような話の動画を手軽に鼻くそほじりながら見れる今、それだけを映画にする事にどんな意味があるんだろう、と思わずには居られませんでした(ちなみに劇中でも「ネットに流せ」みたいな事を言う人はいる)。その当時に言われていた事以上の内容が出てくるかと思いきやそういうわけでもないしね。結末も結局テロ肯定みたいにとれなくもなくて、まあある種の皮肉といえばそうなのか…。圧倒的な装備の正規軍vsゲリラの非対称型の戦争といわれるイラク戦争をテーマにしている作品で結局主人公は復讐のために非対称戦を選ぶわけで(といっても超映画批評が書いてるように巨悪過ぎて勝てないんじゃなく、法律に訴えても立証苦しそうで裁判勝てそうもないから憂さ晴らしに殺っちゃってるという面が強いような…)。
ただ繰り返しになるけど、物語・作品としてはよく出来てると思うのね。だから見ててつまんないとは思わなかったし、むしろ逆。だけど見終えたあとに考えれば考えるほど…あれ…みたいな。なーんか残念。
あ、あとポスターやウェブなどで公開されているビジュアルが全て本編で登場しないニセモノでなんかミスリーディングです。あれ見ると実際にイラク行ってなんかする話なのかなと思うけどそんな事はなくて、ほとんどずっとリバプールでウダウダしてます。というか主人公パスポート取り上げられてて国外出れない設定…ってことはあのビジュアルは最初どういう設定だったら有り得たんだ?…という相当な途中からの路線変更を感じさせますよね。「編集の都合で採用されなかったカット」とかじゃなく、完全に違う設定の話だもん。
ここからはまた偽名ちゃん話。昨日ぼーっとしてたらいきなり降ってきたんですよ、天啓。ある外国の有名人の名前が偽名ちゃんの名前と酷似していることに!ということは...?
といっても全くわからないと思うのでここで偽名ちゃんの嘘で塗り固められた嘘ライフをもう一度整理。彼女の偽名は複層構造で、外側から
1)ハンドルネーム1
2)ハンドルネーム2
3)ハンドルネーム3
4)偽名1(ハンドルネーム1と紐付く。僕が知ってる名前)
5)偽名2からXまで(僕も何個あるか知らない)
6)本名っぽいもの(世間で一番流通している名前・ハンドルネーム2は恐らくここから・通名?)
7)本名(民族名?)
という7段階になっているかと思われる...まあ7を偽名っていうのはちょっと膨らませすぎてて、普通の人でもハンドルネームいくつか使い分けてる、ってのはよくあるんじゃないかなと思うは思う(僕もそんな一人)...けどねえ。まあいいんだけど。いいんだけど。
で、今日の天啓ってのは会って最初の日に知らされ、また僕が信じていた偽名1が実は7)の「本名」とリンクしていたのではないか疑惑…いや疑惑っていうほどネガティブじゃないか。まあそんな話。まったくの嘘だと思ってたんだけど、実は一番奥にあったものが一番表に出ていました、という。だからなんだって言われるとまあなんでもないんだけど、そんな発見を記すのです。
最近忙しいです、とかって事をことさらに言い立てるのは好きじゃない(とかいっときながら、気を抜くとそう言う事無意識に言う自分が)んだけど、実際忙しいといって差し支えないでしょう今の私。昨日はコンサートの立会いの後サイン会のさばきを途中で抜けて22時前から終電まで打ち合わせ。
で、忙しいと色々不安定になってくるのが人間だものってやつで、なんか去っていったり不安定だったりする人間関係について朝晩布団の中で考えています。いや考えているというか勝手に意識に上ってくるというか。厄介なものです。
仕事に限らずこの先自分がどうしたいのか、そんなことを最近考える事が多いことも多分原因なんだろうね。仕事に限らずと書いておきながら仕事が一番たとえとしてわかりやすいんだけど、自分の(仕事で言えばキャリアの)連続性みたいな事を考えてしまうのよ。人生って割と選択肢が多いし、王様から魔王を倒してこいといわれるわけでもない。だから今すぐ仕事をやめて明日の飛行機でタイ行って外こもる事を止める力なんて、実は何もないのよ。なんとなくしない、考えないだけ。多分誰しも自分が一直線に進んでいるかのように考えたがっていて(僕だってそう)、自分が拡散していくのを自分で縛り付けている。
なんで一直線に進んでいるかのように考えたがるのか、ってのは一時自分でも不思議で考えてみたんだけど、多分一人の人間が人生で何を味わうか、なんてのを小さい頃から死の床まで全て見ることが出来るのは有名人の伝記ぐらいのもんで、そういう選ばれた成功者の物語なんてのは大幅に「編集」される、つまり大まかな方向性と矛盾があるものなんかは取り上げられないわけじゃないですか。でもそういうものでしか自分たちは人生の全体像(らしきもの)を見ることができないから、人生ってきれいにそろっててそういうものなんだろうなーって思うんだろうな、と。
だからどうできる、どうしようってわけじゃないんだけど、余計な事心配しないで適当にやりたいように暮らせば後で結果が出れば立派な人生だった!と思ってもらえるだろうし逆なら逆なのかな、ということです。...とこうやって「好きに生きよう好きに生きよう」ってこれ以上そっちに行っちゃうともうなんていうか帰ってこれない気もするんだけどね。
http://ism.excite.co.jp/art/rid_E1333086064074/
今週末見るべき映画「ルート・アイリッシュ」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20120328/230342/?P=1
民間軍事会社のリアルな実態を描く『ルート・アイリッシュ』
この監督の作品を見るのは初めてだけど、この人が高い評価を得ている理由は見てすぐにわかる。細かい破綻が少なく、絵もまとまっている。その場面で何を言いたいのか、言葉を使わずにちゃんと表現できている。最近に限ってるわけじゃないけどそういった基本的な所がダメな映画を良く見るので、そういうものと比べると安心して見る事が出来た。
だけど残念な事に超映画批評(http://movie.maeda-y.com/movie/01659.htm)で指摘されているように、なんつーか題材が古すぎる。内容が渋すぎて日本に入ってくるのに時間が云々といった事も書いてあるけど、たとえばPMCって頭おかしいよね、って話が世間で騒がれるようになったブラックウォーターズの民間人虐殺って2007年(年号は調べて知った。思ったより前だね)なわけで…LiveLeak.comなんかでそれこそ携帯で撮った似たような話の動画を手軽に鼻くそほじりながら見れる今、それだけを映画にする事にどんな意味があるんだろう、と思わずには居られませんでした(ちなみに劇中でも「ネットに流せ」みたいな事を言う人はいる)。その当時に言われていた事以上の内容が出てくるかと思いきやそういうわけでもないしね。結末も結局テロ肯定みたいにとれなくもなくて、まあある種の皮肉といえばそうなのか…。圧倒的な装備の正規軍vsゲリラの非対称型の戦争といわれるイラク戦争をテーマにしている作品で結局主人公は復讐のために非対称戦を選ぶわけで(といっても超映画批評が書いてるように巨悪過ぎて勝てないんじゃなく、法律に訴えても立証苦しそうで裁判勝てそうもないから憂さ晴らしに殺っちゃってるという面が強いような…)。
ただ繰り返しになるけど、物語・作品としてはよく出来てると思うのね。だから見ててつまんないとは思わなかったし、むしろ逆。だけど見終えたあとに考えれば考えるほど…あれ…みたいな。なーんか残念。
あ、あとポスターやウェブなどで公開されているビジュアルが全て本編で登場しないニセモノでなんかミスリーディングです。あれ見ると実際にイラク行ってなんかする話なのかなと思うけどそんな事はなくて、ほとんどずっとリバプールでウダウダしてます。というか主人公パスポート取り上げられてて国外出れない設定…ってことはあのビジュアルは最初どういう設定だったら有り得たんだ?…という相当な途中からの路線変更を感じさせますよね。「編集の都合で採用されなかったカット」とかじゃなく、完全に違う設定の話だもん。
ここからはまた偽名ちゃん話。昨日ぼーっとしてたらいきなり降ってきたんですよ、天啓。ある外国の有名人の名前が偽名ちゃんの名前と酷似していることに!ということは...?
といっても全くわからないと思うのでここで偽名ちゃんの嘘で塗り固められた嘘ライフをもう一度整理。彼女の偽名は複層構造で、外側から
1)ハンドルネーム1
2)ハンドルネーム2
3)ハンドルネーム3
4)偽名1(ハンドルネーム1と紐付く。僕が知ってる名前)
5)偽名2からXまで(僕も何個あるか知らない)
6)本名っぽいもの(世間で一番流通している名前・ハンドルネーム2は恐らくここから・通名?)
7)本名(民族名?)
という7段階になっているかと思われる...まあ7を偽名っていうのはちょっと膨らませすぎてて、普通の人でもハンドルネームいくつか使い分けてる、ってのはよくあるんじゃないかなと思うは思う(僕もそんな一人)...けどねえ。まあいいんだけど。いいんだけど。
で、今日の天啓ってのは会って最初の日に知らされ、また僕が信じていた偽名1が実は7)の「本名」とリンクしていたのではないか疑惑…いや疑惑っていうほどネガティブじゃないか。まあそんな話。まったくの嘘だと思ってたんだけど、実は一番奥にあったものが一番表に出ていました、という。だからなんだって言われるとまあなんでもないんだけど、そんな発見を記すのです。
最近忙しいです、とかって事をことさらに言い立てるのは好きじゃない(とかいっときながら、気を抜くとそう言う事無意識に言う自分が)んだけど、実際忙しいといって差し支えないでしょう今の私。昨日はコンサートの立会いの後サイン会のさばきを途中で抜けて22時前から終電まで打ち合わせ。
で、忙しいと色々不安定になってくるのが人間だものってやつで、なんか去っていったり不安定だったりする人間関係について朝晩布団の中で考えています。いや考えているというか勝手に意識に上ってくるというか。厄介なものです。
仕事に限らずこの先自分がどうしたいのか、そんなことを最近考える事が多いことも多分原因なんだろうね。仕事に限らずと書いておきながら仕事が一番たとえとしてわかりやすいんだけど、自分の(仕事で言えばキャリアの)連続性みたいな事を考えてしまうのよ。人生って割と選択肢が多いし、王様から魔王を倒してこいといわれるわけでもない。だから今すぐ仕事をやめて明日の飛行機でタイ行って外こもる事を止める力なんて、実は何もないのよ。なんとなくしない、考えないだけ。多分誰しも自分が一直線に進んでいるかのように考えたがっていて(僕だってそう)、自分が拡散していくのを自分で縛り付けている。
なんで一直線に進んでいるかのように考えたがるのか、ってのは一時自分でも不思議で考えてみたんだけど、多分一人の人間が人生で何を味わうか、なんてのを小さい頃から死の床まで全て見ることが出来るのは有名人の伝記ぐらいのもんで、そういう選ばれた成功者の物語なんてのは大幅に「編集」される、つまり大まかな方向性と矛盾があるものなんかは取り上げられないわけじゃないですか。でもそういうものでしか自分たちは人生の全体像(らしきもの)を見ることができないから、人生ってきれいにそろっててそういうものなんだろうなーって思うんだろうな、と。
だからどうできる、どうしようってわけじゃないんだけど、余計な事心配しないで適当にやりたいように暮らせば後で結果が出れば立派な人生だった!と思ってもらえるだろうし逆なら逆なのかな、ということです。...とこうやって「好きに生きよう好きに生きよう」ってこれ以上そっちに行っちゃうともうなんていうか帰ってこれない気もするんだけどね。