ちょっと風邪を引いて治りかけの台北の宿でこれを書いています。今日書き終えられるかな。あ、食べながらは一切飲んでないんだけど、持ち込んだウィスキーをちょっとだけ飲みました。

 今回の台北はわりとゆったりしていて(旅の話はまた書くよ)、さっきからごろごろと2011に自分が書いた日記を読み返したりして、やっぱり今年は地震ももちろんだし、とっても色々あった気がするのに読み返してみるとそれが残ってないな、というのがちょっとだけ悔しかった。それはインパクトのある出来事のせいで全体的な印象がひきずられてしまったのか、それとも書き留めるべき事を書き留める努力を僕が怠ったのか…もう今からじゃわからない。ま、そんなことは今から悔やんでも仕方の無いことだけど。

 僕の2011年で大きかったことは、地震を除けば偽名さんの正体知っちゃった関係、引き続き海外に行ったことの2つなのかな(あと仕事で立ち上げたプロジェクトが大層うまくいったというのはあるけど…)。去年は多分転職と中国にちゃんと関わり始めた、というのが大きかったと思うんだけど、今年はわりとプライベートな…というのかな?こうして並べてみると自分の内面の話にインパクトがあった、ということなのかもしれません。


 偽名さん関係。いまだこの人をどう扱っていいかという結論がでない。扱って、というか位置づけて、なのかな。この間も書いたように、この人のある種気合の入ったというかこうあろうと決めたかのような生き方が好きです。
 そうそう、書きながら思ったけどこの人多分、「自分が世間から見たら変であること」をちゃんと咀嚼してるような気がするんだな。普通の(変と呼ばれる)人はそれを受け入れられなかったりするんだけど、この人の場合はもう言われ続けて慣れてるのか原因はよくわからないけど、「普通」に振舞う(というか世間とうまくやっていく)事をそもそもあまり考えずそれでついてこれる人だけと付き合おうという感じなのかも。あ、いわゆる「私不思議ちゃんです」で気を引こうというとはもちろんまったくレベルが違いますぜダンナ…。それは諦めや開き直りでもあるような気もするけど、翻ってある種の強さというか意思の力?でもあると思う。色々な可能性を諦めざるをえないだろうし、僕の好きな「自発的な選択によってそこにいる」という意味で尊敬…まではいかなくてもやるねえ、と思うのかもね。時折見える冷徹な線引きもとても自発的というか恣意的なというか、そういった作りこみを感じさせるしね。
 そういった対面している時に考えた事以前に、この人の正体を知っちゃった(いや結局まだ確定してないけど…)その経緯の流れの中で否応なしに考えさせられたこと、例えば国籍の話や名前とは一体どのような機能を持つものなのか?などということはなんていうか…うーん普段まったくといっていいほど考える機会がないことだったので、それも学びでした。ところでこの人と同棲している彼はどこまで知っているんでしょうか…本当にそれが気になる笑。全て含んで(いや他に男がいる云々はしらんだろうけど、単純にその名前の数とか)付き合ってるとしたらすごい度量の持ち主だと思うし、逆に友達になってみたいとさえ思う。いまさら偽名さんとお付き合いするということはありえないわけで、ならいいじゃーんと思ったりするんだけどね。でもきっと嫌がられるだろうなあ…まあ徒に事態をこれ以上複雑にしたくない気持ちはわからなくもありません。お前の罪だろとは思うけど。

 今年の目標、というほど大きなものではないけど、やっぱこの人のポジショニングをはっきりさせたいというのはあります。すごく魅力を感じている人だからこそ、腹を割って話したい。それが叶う日はくるんでしょうかね。


 海外。そもそも2010→2011の年越しは香港でした。んで確か4月5月と仕事もあって中国に行き、7月に突発シンガポール、9月にアメリカ、そしてこの上海→台湾。わりと(大層)いいペースで海外にいけました。いきすぎやろ。

 ★さんとの二回目香港は、思わぬ人の紹介でディープな香港音楽業界人年越し飲みに混ぜてもらって一緒にカウントダウンするというめっちゃレアな体験をさせてもらったのよね。広東語わからん!でも言葉わからなくてもみんな歌ったりしててすごい楽しいパーティだった。★さんの虚勢張ってるけどたまにチキンが見えるところはとてもほほえましく…この時点では彼氏を騙しての海外逃避行のはずが、6月だったかにめでたくお別れしましたね。

 上海は短期で集中したこともあってかなりホーム化してますね。今回も地図持たずガイドブック持たずで楽勝だったし、タクシーの運ちゃんやらレストランの注文やらくらいならどうにかなるし、お友達たくさん(しかも増える)だしということで毎回楽しめてる町だと思います。能力があって言葉がしゃべれてセクシーで美人(かつ少数民族)という北京人のアンさんとまったく連絡が途絶えてしまったのが残念ではありますが、まあついたりはなれたりの人間関係をあまり考えても仕方がないということにしましょう。

 シンガポール。鬱上がりのタンタン氏と突発的に行ったSGは、現地在住者に連れてってもらったカレー屋かなー1番は。マカンスートラ(グルメ本)買ったけど使えるのはいつやろ…。泊まったホテルのソフトウェア(人)がクソだったことは記憶に鮮やかです。狗さんの元彼氏にも会いました。

 NY。911から10年のその日にグラウンドゼロに行きたい、と思ってそれを実現しました。その日のあの雰囲気は忘れられません。いろんなことを考えました。この気持ちはなんか言葉に出来ないなあ…。とりあえずなんかすごい泣けた。あととても強行軍な日程だったのでディナーしながらもれなく毎日寝ていたような気がして、ちょっともう少し余裕持ったスケジュール組もうぜ…とも自分に突っ込んだ旅行でしたね。ウェストサイドストーリーとかほぼ記憶ないし。

 今回の旅行はまた別途総括ね。今年は由子先生帰国前に3月か4月に上海、夏に出来ればヨーロッパ、そして夏の終わりに仕事で中国各地、というのは目標にしたいと思ってます。

 今年の目標についてはこれもまた別途で。

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