Rare in Hardware, Poor in Software
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 と、いうわけでシンガポール解決篇。結局土日しかいなかった…ということは移動時間を除けば普通の週末と使える時間は変わらない48時間なわけで…その割にはすごく充実していたと思います。色々詰め込んだ、ってほどではなく、ほどよくだらけたりもして。

 シンガポールの宿というと有名なのはまずラッフルズ。全室スイート5万円だか6万円からという価格設定で、おそらく単立のホテルとしては世界一有名なんじゃないかな。あでも行ってみると周りはなんか情緒のかけらもないビルばっかりのビジネス街だし向かいはメイドカフェだし周辺環境はそんなによくなくてある意味浮いてるんだけど…、まぁそれはいいとして。今回僕たちが泊まったのはフラトンというその次のランクのホテル。シンガポールの単立ホテルは他にグッドウッドパークというホテルがもう一個あって、その3つが有名。もちろん場所柄国際的なホテルチェーンも張り切って出店してるから、その中には当然値段でいえばラッフルズと張り合うようなものもあるんだろうけど…正直よく知りません。その系列でシンガポールでよく聞くのはスイスオテルスタンフォードとかハイアットとかかな?あとは最近SMAPが出てるCMで舞台として使われたとか言うここ数年でできたMarina Bay Sands。これは屋上に船が乗っかってるというもうわけのわからない外見をしています。しかもマーライオンの目の前。品というものを感じないのがいかにもアジアだけど、その現れ方が(中華系が非常に多いにもかかわらず)中国とはまたぜんぜん違う、という辺りは面白いものです。
 でそんなわけでフラトンについては名前はよく知ってたし前を通ったこともあって立派な外見も知ってて、きっとラッフルズ並の値段だと思ってたしそういう意味でもある種「憧れのホテル」だったんだけど、今回宿をどうするってんで色々調べてみたら意外に超安いことが発覚しまして。で、泊まっちゃったのです。ていうかあのプランなんだったんだ…て言うくらいの値段で。

 部屋は広大だし、清潔。備え付けの茶はSG発の高級な紅茶ブランド"TWG"のもので香りがすばらしいし、ネットもタダ(SGでの教訓として、公衆無線LANが町中いたるところをカバーしてるくせにホテルはチャージする所が多く、そしてめちゃ高い。平気で一日2000円とか取られたりする)。

 もう言う事は何もないはずのフラトンで、悲劇は起きたのですよ。僕らはチェックインの一時間くらい前に着いて、まず「入れてよ」って言ってみたんです最初。そしたら部屋の準備がまだだお前らが本来ダブルのベッドをツインにしろとリクエストしてきてまだそれができてないと言われて、まぁしょうがない散歩してきますね、とここまでは普通(内心このレベルの宿なら1時間前くらいのアーリーは対応するだろ、という気持ちはあったけど)。
 んでチェックインの時間をちょっとすぎて戻ってみたら「まだツインにするのが終わってない」と。は?って感じだったけどまぁとりあえず出来たら呼ぶ、ということだったのでしょうがないからソファーに座って待てど暮らせずお呼びが掛からず、切れるわけです(最近海外行って切れてるコトが多いような…)。そしたら「まぁ落ち着け茶持ってくるから飲め」と。いや茶はいいからあと何時間待たなきゃいけないんだと聞いても茶でも飲めと。埒が明かないので茶をすすって待って一時間半くらい経った所でようやくご案内されたんだけど…そこでそのゲストリレーション係のにーちゃんに「あなたはずっとベッドを分けてるとか言ってたけどそんなことでこんな時間がかかるわけないし、全く納得できないからマネージャーにお手紙するね?文句ないよね?」と軽く脅し(じゃないよな)たら部屋に着いてすぐに日本人マネージャーから謝罪のお電話。まぁがたがた言っても落としどころがないので、結局その後合流した僕らの元同僚と同行者Kの友人を含め4名分のハイティータダ券で手を打ったんですが。
 その後も入り口で預けた荷物が届かなかったりDon’t Disturb出してるのに朝っぱらから部屋をメイクアップさせろみたいな札を入れてきたり(しかも一日二回)、ソフト面の弱さは目を覆わんばかりですよ。ハードがとてもよく何にも文句がないだけにソフトのひどさが更に悪目立ち、という…。他にも細かい点で「ここ中国の三ツ星じゃないんだから」というような…その謝罪に現われた日本人マネージャーの名刺のタイトルの日本語表記間違ってるし…。まぁ思ったより安い、というのはやっぱり理由があったんでしょうな。いやそれでも昔来た時はあこがれた宿だし、今回だって散歩に出て宿に帰るときに外から見て「あーおれここ泊まってるんだ!」って思ったんだけどね。そう思える宿なんてそうそうないんだけどね。ホントもったいないわ。

 はい宿の話おわり。今回やったこと。1日目。早朝そういえばいまだかつてチャンギに昼間に着いた事ないなぁとか思いながら着いて、Kが泊まっているシンガポール独立系三巨頭のもうひとつ、GoodwoodPark Hotelに入り込んで(結構狭かった。アクセスいいけどね)、彼をつれてMaxwell Food Cortの真真で超並んだ末に粥食って、ホテルで揉めて、せしめた無料券でハイティーして、狗with元彼とお茶して、ごろごろして、フィッシュヘッドカレー食って、隣のRed Dotで緑のビール飲んで。

 そう、狗とは結局無理やり会えたけどお茶しただけ、そして噂のシンガポリアン元彼がついてくるという…お前なんなんだ…ていうか復縁したのでしょうか。僕それしらない。まぁそこは勿論オトナなので適当に笑いを取りながらお話して時間をつぶしたわけですがああ俺飛行機であんま寝れなかった(しかもSQ飯は美味くない)のになんでここで英語で初対面の人とお話してるんだろう…みたいな。みたいな。まぁでも彼は親切で美味しいところなど色々教えてくれました。しかし噂にたがわず強烈シングイッシュアクセントで聞き取りづらいよ…。そして思ったより声が低かった。まぁ個人的な感情を切り離せば、昔から色々話を聞いてたカレではあったので会えたのは面白かったんだけどね。。。というわけでこの件は延長。

 フィッシュヘッドカレーはデンプシーヒルというちょっと離れた所にレストランがいくつか固まってある所にあるSammy’sという店で、こりゃうまかったです。インドカレーマニア垂涎。フィッシュヘッド実は初めてできっとくさいんだろうなぁと思ったけどそんなこともなく(でも何の魚なんだろうこれ)、それ以外のマトンとかチキンとかのカレーもそれぞれ素敵な味で。腹がちぎれそうなくらい食って30ドル(2000円ちょいかな)という感じのお求め安さでしたよ。また行きたいです…。
 緑のビールは、そのカレー屋の隣のRed Dotという良い感じのオープンエアーのカフェバーが自分のところで醸造しているビールのひとつで、多分タイガーみたいな薄いラガーになんか緑のエキスをいれてさら薄めてるだけ、って感じ。元ビール、というかビールのカクテル?みたいな感じだけどヴィジュアルインパクトがすごい。ここは狗の元カレ(?)お勧めだったんだけど、実際とてもいい雰囲気で緑ビールが不思議な味だった以外はとても良い店でしたよ。生演奏とかはいってたり(あんまりうまくなかったけどね)。


 次の日のこと。さらにはしょって書くけど(あとで暇だったら書き足す)、この日は朝からSAM(Singapore Art Museum)でビデオアートの歴史みたいなの見て(理解不能)、オーチャード付近で買い物してShanghai Tangの今シーズンはあんまり魅力ないなあっていうか最近海外行きまくってるから日本に店があった時より行ってる気がするとか思いながらうろうろして、高島屋の地下のCold Strageで軽く買い物してMarks & Spencersでうちの定番グッズである安い紅茶(でもそれなりにうまい)買って、TWGでKが買い物するのに付き合って僕も一瓶だけ買って、あとなんだっけ。ああフードコートでホッケンミー食べて(特段おいしくなかった)ゲンダイオンガクのコンサート聴いてチキンライス食べて終わり!という感じ。コンサートに曲目の割りに思ったより人が入ってたのがなんていうか感動というか動員力なのかなんなのか…。そんな感じでした。チキンライスうまかったなあ…でも店の名前をメモれませんでした。セラングーンロード。ここもまた行こう。あ、マカンスートラもついに買ったよ!ローカル屋台料理のミシュランみたいなやつ。一度読んでみたかった!…って知識を得たところでじゃあ次いつ行くんだよという話も大いにあり…。
 

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http://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2011/07/post-347.php
中国で一番有名な日本人、加藤嘉一君への手紙

 全然関係ないけど、上の記事がそこここで話題になっているようで。加藤さんには確かに僕も興味あるし彼のいろんな連載を読んでるけど、日経ビジネスはじめ彼の記事はなんていうか若いせいなのか(って同世代だけど)「明確にされないけどすごい情報源に会えてるすごい俺」みたいなのが鼻につくのは事実で、もし本当にそういう高いレベルの情報源を持てているのならばそれは誰かなりどこかのスポークスパーソンとして喋っているからなんだろうなぁと思うんで、そう思って読むならそれでいいんじゃないかなあと思ったりします。そういう意味で上の記事は「そりゃそういう事もやってるだろうね」というだけの話。
 この記事を知ったのは他の中国系ライターの人が取り上げてたからなんだけど、その辺りの人ってみんな(個人的にはどうあれ)仲良くやってるんだろうと思ってから色々言ってるのを見て面白いなと思ったりもしていましたよ。しかしその中の一人はどう表現すればいいかわからないけどその加藤さんより何倍も人に対する当たり方が変というか導火線短い感じがしてどうなのかなーと思ったりして。素人と思われるアカウント晒し上げてるんだけど口調がきついだけで別に晒されても面白くないというか…切込隊長やなんかの晒しは芸になってるのに不快感しかないのよね、その人のは(でも記事はためになるので読む)。まぁ「中国関係にどっぷりな人って個性的な人が多いよね★」ってまとめられちゃうのかな…。

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