Five to One
2011年1月4日 日常 忘年会レビューができてない!手帳会社においてきちゃった…ということでそういうのとか、そもそも香港の話が終わってもいないけれどこのまま放っておくと進まなさそうなのでとりあえず2011年の日記を書きましょう。あ、でもこれ下敷きは帰り道、、、一昨日に書いたもので、それにいまぽちぽちと追記をしていますl。
ということで2010年は旅行記ばかり書いていた年な気がします。というのもそのはず、ここまで海外にいた年は初めて。2月に仕事をやめてヨーロッパに10日間くらい行った(http://42583.diarynote.jp/201002130627286968/)のと、7月に同じくらい仕事で上海に滞在したのが日数的には大きかったんだけど、同時に回数で考えても最多。なんてったって中国の年で、5月(http://42583.diarynote.jp/201006061552391006/)、7月(http://42583.diarynote.jp/201007241236543846/)、9月(http://42583.diarynote.jp/201009221036313816/)、12月に行ってることになります。そりゃあなんで中国ばっかり行ってるのとかお前どんだけ中国なんだよとか言われるよな。とはいえ、あくまで今年が多かっただけでそこまですべてが中国中国って気持ちになってるわけでもないんだけどね。
2010年は旅行ばっかしてたわけではありません。というか個人史的には会社を辞めて新しい仕事に移ったというほうがよほど大きな出来事でしょう。でもそれはなんとも昔々のことのように感じられて、今となっては実感がないのも正直なところです。辞める前は辛かったなあ、というのを思い出したりはするし、時折戻れない所を越えちゃったよな、って思うことも確かなんだけど、なんかいまいち遠いのよね。そうそう、祖父母が2人連続して亡くなったのも入社とほぼ同時だったんだな。
で、今年になってしまった2011年。海外にいたせいでいつもの越年会議with彼氏ができなかったし煮詰まりきってないんだけど、30日に香港でラテンジャズを聞きながら小学校の同級生にそんなことを尋ねられて自分の口から自然に出てきたのが「Five to One」という言葉。
Five to OneってのはThe Doorsの有名曲のタイトルだしなんか色々解釈?があるみたいだけど、それは多分あまり関係ありません。意味合いとしては「たくさんごちゃごちゃしないで、ひとつを選ぼう」という感じかな。
それと同時に、似てるようでいてちょっとニュアンスが違う、能動的に「ひとつを選び取る」ということを意識しなくちゃいけない、ということでもあります。選択肢を増やすことではなく、その中から選ぶことの方にウェイトを置いてみる、ということ。
いつもの年の目標は何個か箇条書きだけど、今年はひとつになりました。これもまた、Five to One…なのか?
そして今再び東京。いつもと同じくバスに揺られながら(そしていつもと同じくバッテリ残に怯えながら)今回の旅は長かった、と考えています。
今回法律上(という表現が正しいのかどうか)はひとつだけど実際は三つの国に行って、それぞれでまったく違う経験をさせてもらいました。地域や文化の違いもそうだけど、それ以上に経験したことがまったく違う。ほとんど全く観光はしなかったけどたくさん友達がいて、またとにかく新しい人と会いまくった上海、ひとりでぶらぶら言葉が通じないマカオ、そして☆さんと一緒にダラダラ…の予定が結局幸運な出会いでやたら充実した香港。ある意味でマカオは普通の一人旅だったと思うけど、その前後が濃かったんだね。「楽しい海外旅行」以上に色々なことを体験させてもらえて本当に幸せだと思います。こんなことがありゃ、クセになるよ海外。
そう、多分思いもかけない人と出会う、ってのが多分僕の海外旅行のひとつのなんていうのかな、成功?だし、海外に行きたがる原動力なんだと思います。英語そんなに喋れないから残念ながらほぼ日本人限定だけど。思い返してみく有名なヴァイオリン製作者の工房を案内してもらったこととか、NYで泊まった宿で会っても、5年位前のイタリア、クレモナでヴァイオリニストの人にホテルで声をかけられてすごたその宿の管理人さんと仲良くなって次の日には飲みに行って結局日本で一緒に芝居作ったこととか、中国で言えば7月にはアン&由子さんに出会い、9月にはアンに連れられて新疆人&北京人ミュージシャン達と朝まで騒いだこととか、そして今回はよくわからないうちに香港人のカウントダウンパーティに紛れ込ませてもらったわけだし、そんなことを即座に思い出せる。なんかホント「日本で出来ない経験」なんて陳腐な言葉を使いたくないけれど、でもまさに本当の意味で非日常的で貴重な体験をさせてもらってるよね。旅行は非日常、っていうけど、普通の人がせいぜいいつも食べないものを食べていつも見ないものを見る程度(!)のことで非日常とか言っちゃってるのがおかしい、ってくらい…ってのはいいすぎ?でも恵まれてる自覚はあるのよ。
んで、今これ書き出してみて気がついたんだけど、これはほとんど自分の中に「音楽」があったおかげ。僕は残念ながら楽器がうまかったりとかそれで人を感動させる力はないけれど、それでさえこうやって音楽のおかげで沢山の人と繋がれてるって本当にありがたいことだと、なんか改めて思いました。なんか我ながらくさいけどさー。ホントよホント。
ただ僕は自分の事を振り返って音楽の力は偉大だと思うけれど、同時にもしかしたら別にそれは音楽でなくてもいいのかもしれないとも思うのね。何かが好きで、その何かをちゃんと続けて、(僕みたいに世間を踏み外してまで仕事にするかどうかは別として)それなりに本気で好きだって事を周囲にアピールすることが何かに繋がったり、誰かが繋げてくれたりする、ってことで、僕の場合はただそれが音楽だったってことなのかもしれない。わかんないけど。ま、そんなことを改めて感じた旅行だったと思います(今もまだ家に着いてない=旅行中!)。
さて、今年はどこにいきましょうかね。ぼんやりと、シンガポールとNYにはいきたいと思ってます。シンガポールはここ何回か候補に毎回(でもないか)あがって結局却下されてるので、そろそろね…元同僚もあっちに帰ったことだし。
ということで2010年は旅行記ばかり書いていた年な気がします。というのもそのはず、ここまで海外にいた年は初めて。2月に仕事をやめてヨーロッパに10日間くらい行った(http://42583.diarynote.jp/201002130627286968/)のと、7月に同じくらい仕事で上海に滞在したのが日数的には大きかったんだけど、同時に回数で考えても最多。なんてったって中国の年で、5月(http://42583.diarynote.jp/201006061552391006/)、7月(http://42583.diarynote.jp/201007241236543846/)、9月(http://42583.diarynote.jp/201009221036313816/)、12月に行ってることになります。そりゃあなんで中国ばっかり行ってるのとかお前どんだけ中国なんだよとか言われるよな。とはいえ、あくまで今年が多かっただけでそこまですべてが中国中国って気持ちになってるわけでもないんだけどね。
2010年は旅行ばっかしてたわけではありません。というか個人史的には会社を辞めて新しい仕事に移ったというほうがよほど大きな出来事でしょう。でもそれはなんとも昔々のことのように感じられて、今となっては実感がないのも正直なところです。辞める前は辛かったなあ、というのを思い出したりはするし、時折戻れない所を越えちゃったよな、って思うことも確かなんだけど、なんかいまいち遠いのよね。そうそう、祖父母が2人連続して亡くなったのも入社とほぼ同時だったんだな。
で、今年になってしまった2011年。海外にいたせいでいつもの越年会議with彼氏ができなかったし煮詰まりきってないんだけど、30日に香港でラテンジャズを聞きながら小学校の同級生にそんなことを尋ねられて自分の口から自然に出てきたのが「Five to One」という言葉。
Five to OneってのはThe Doorsの有名曲のタイトルだしなんか色々解釈?があるみたいだけど、それは多分あまり関係ありません。意味合いとしては「たくさんごちゃごちゃしないで、ひとつを選ぼう」という感じかな。
それと同時に、似てるようでいてちょっとニュアンスが違う、能動的に「ひとつを選び取る」ということを意識しなくちゃいけない、ということでもあります。選択肢を増やすことではなく、その中から選ぶことの方にウェイトを置いてみる、ということ。
いつもの年の目標は何個か箇条書きだけど、今年はひとつになりました。これもまた、Five to One…なのか?
そして今再び東京。いつもと同じくバスに揺られながら(そしていつもと同じくバッテリ残に怯えながら)今回の旅は長かった、と考えています。
今回法律上(という表現が正しいのかどうか)はひとつだけど実際は三つの国に行って、それぞれでまったく違う経験をさせてもらいました。地域や文化の違いもそうだけど、それ以上に経験したことがまったく違う。ほとんど全く観光はしなかったけどたくさん友達がいて、またとにかく新しい人と会いまくった上海、ひとりでぶらぶら言葉が通じないマカオ、そして☆さんと一緒にダラダラ…の予定が結局幸運な出会いでやたら充実した香港。ある意味でマカオは普通の一人旅だったと思うけど、その前後が濃かったんだね。「楽しい海外旅行」以上に色々なことを体験させてもらえて本当に幸せだと思います。こんなことがありゃ、クセになるよ海外。
そう、多分思いもかけない人と出会う、ってのが多分僕の海外旅行のひとつのなんていうのかな、成功?だし、海外に行きたがる原動力なんだと思います。英語そんなに喋れないから残念ながらほぼ日本人限定だけど。思い返してみく有名なヴァイオリン製作者の工房を案内してもらったこととか、NYで泊まった宿で会っても、5年位前のイタリア、クレモナでヴァイオリニストの人にホテルで声をかけられてすごたその宿の管理人さんと仲良くなって次の日には飲みに行って結局日本で一緒に芝居作ったこととか、中国で言えば7月にはアン&由子さんに出会い、9月にはアンに連れられて新疆人&北京人ミュージシャン達と朝まで騒いだこととか、そして今回はよくわからないうちに香港人のカウントダウンパーティに紛れ込ませてもらったわけだし、そんなことを即座に思い出せる。なんかホント「日本で出来ない経験」なんて陳腐な言葉を使いたくないけれど、でもまさに本当の意味で非日常的で貴重な体験をさせてもらってるよね。旅行は非日常、っていうけど、普通の人がせいぜいいつも食べないものを食べていつも見ないものを見る程度(!)のことで非日常とか言っちゃってるのがおかしい、ってくらい…ってのはいいすぎ?でも恵まれてる自覚はあるのよ。
んで、今これ書き出してみて気がついたんだけど、これはほとんど自分の中に「音楽」があったおかげ。僕は残念ながら楽器がうまかったりとかそれで人を感動させる力はないけれど、それでさえこうやって音楽のおかげで沢山の人と繋がれてるって本当にありがたいことだと、なんか改めて思いました。なんか我ながらくさいけどさー。ホントよホント。
ただ僕は自分の事を振り返って音楽の力は偉大だと思うけれど、同時にもしかしたら別にそれは音楽でなくてもいいのかもしれないとも思うのね。何かが好きで、その何かをちゃんと続けて、(僕みたいに世間を踏み外してまで仕事にするかどうかは別として)それなりに本気で好きだって事を周囲にアピールすることが何かに繋がったり、誰かが繋げてくれたりする、ってことで、僕の場合はただそれが音楽だったってことなのかもしれない。わかんないけど。ま、そんなことを改めて感じた旅行だったと思います(今もまだ家に着いてない=旅行中!)。
さて、今年はどこにいきましょうかね。ぼんやりと、シンガポールとNYにはいきたいと思ってます。シンガポールはここ何回か候補に毎回(でもないか)あがって結局却下されてるので、そろそろね…元同僚もあっちに帰ったことだし。