低調

2011年2月2日 日常
(今日もちょっとだけ飲酒中)

 正体不明の人についてはあまり目立った動きはありません。あ、でもひとまず会うことにしました。本当は今日無理すれば会えたんだけど、早い時間からだし1時間限定だっていうので延期。指定された場所がとあるクソでかい(らしい)専門学校がある以外には基本的に何もない街で…って下手したら都民ならそれだけでどこの事を指してるかわかるくらいな感じだと思うんだけど、まあそんな所で、多分そこの授業のアシスタントでもやってるんでしょうねえ(とかって推理もアレですかね)。そんな読みが正しいとすると一時間は厳密に一時間である恐れがあり、時間のなさで話を変な方向に持っていくことになるのは嫌だな、という気持ちもあり。 ただ、来週には顔を付き合わせることになりそう。さてどうなるんでしょう…

 この話において自分がよくないなと思うのは、結局落としどころというか自分の要求がまだ自分の中でも明確になっていないということ。嘘つかれててむかつく、ってのは気持ちとして当然少なからずあるんだけど、それをぶつけて何になるのかって言えば何にもならないわけで、別にそうやって困らせたいとも思わない。面罵すればすっきりする程度に僕は程度が低いかもしれないけれども、面白さにはつながらないよねそれ。判断基準が面白さなのか、ってのはほっといてください。
 じゃあその「嘘をあばく」ってのをやる事自体が目的でなく手段なんであれば、その後に目的があるはず。たとえばその罪悪感につけこむとか、「僕はあなたを好きなんだから嘘なんかつかないでください」とか。だけどどれもなんとなくしっくりこない。

 そんな事で相変わらずもやもやしながら日々を暮らしています。まぁここ数日はもうループしつくしたから頭で何か考えているというわけではなく、単にもやっとしてるだけなんだけど。
 そう、そんな中S水(彼氏)と飯食いながら色々言われたんだけど納得できたのが嘘にむかつく理由。嘘であるとか偽名であることそれ自体はある程度わかっていたんだからむかつく理由にはならないはずだけど実際はむかついていて、それっておかしいよね、って話の中で「隠す必要のないものを隠されている事が原因」みたいな事を言われて。
 確かにある程度隠される理由がわかるもの、たとえば「ついてこられたら困るから住んでる所は教えません」ってのは納得できる。そう疑われることに対して色々な気持ちがある場合もあるだろうけど、とりあえず理由としては成り立ってる。でもたとえば家族構成を偽る理由は普通に考えてあまり思い当たらない。その理由がわからないのが不快なんだろう、というのはなんとなく腹落ちする気がするのよ。まぁこれは「なぜ相手の動機を知りたいのか」ってだけで、じゃあそれを知ってどうするのかって言う所にはまだたどり着いてないんだけど。

 ちなみに現在の嘘または強い疑惑(×)と真実と思われる(○)と疑惑(△)。
名前 ×
年齢 ○
住所 ?
実家 ○
学歴 ○
家族 ×
職業 △
交友関係 ×

そんな感じかな?正誤表つくったろか
 ま、そんなことを時折ちらちらと考えながら今日も暮らしているわけです。

 ところで金曜日にまたギョーカイ系の飲み会とやらがあるのですが、そこに年末に出会った目が死んでる女の子が来るってんで楽しみでしかたありません…てのは半分嘘で、先日の飲み会の後個人的に連絡取ってて距離つめるかなーってモードだったんですよ。でもちょうど彼女が担当してるコンサートが終わるのが2月頭で、その時期にその飲みが偶然設定されてしまったため予定してた次回の飲みが吸収合併されてしまってその会で会えばいいよね、ってことになっちゃったわけ。ちっ。
 そしてまたむかつくことに、その飲み会の会場が僕と彼女にとって非常に帰りやすい場所に設定されてるもんで、逆に非常にそのあとにつなげにくいんですな。あっさり終電近くまで「みんなで」のんで、終わりになりそう…くそ…。

 そんなかんじです。
 画像は株好きでオタクというなんていうかなんていうか、な一部層に受けまくってる「羽月莉音の帝国」という経済?小説。なんかこの作品を出してるこの僕がヲタクやって頃にはなかったガガガ文庫?ってのがラインナップがおかしいというのは前から聞いていたんですが、実際おかしいです。この本は実際に起こったクソ株系の事件やらエピソードやらをふんだんに盛り込んでいて、確かにそういうのが好きな人にはたまりません。ただし買うのと読むの恥ずかしいです。良い年して...。
 あと昨日ブックオフで同じガガガからの「ケモノガリ」つうのも買ってみました。バトルロワイヤルにセガール放り込んだ極限厨二小説と誰かが書いていたように、まぁそれだけな小説です。人物の書き込みが本当になくてぱーーーっと読めて、「これぞライトノベル」って感じ。考えないで読む本。バトルロワイアルを超久しぶりに読みたくなりました。

 なんか最近疲れてるのでその反動かもしれません。

 金曜の飲み会は狙ってた(?)子とあまり喋れなかった上にその子がつれてきて紹介してくれるって話だった民族音楽やってる男の子が喋ってみたらすごい「閉じてる」人でコミュニケーションする気がおそらくゼロだったのですごくつまらなく、しかも色々あって二次会の店決めたり仕切ったりとかをやってたらその間にその子は帰ってしまい、もうなんか俺どうすんのよ、って感じで。この次踏み込む理由作るのは結構大変だなぁと思っています。むう。

 ああ、あと週末久しぶりにチャットパッドで当たりを拾って朝まで話していたりしました。東北地方でふかひれ加工業を営む人で、そんな関係から食関係に詳しく、音楽にもそこそこ、漫画は僕とジャンル違うみたいだけど相当くわしく。やたらいろんな方向に話が飛んで楽しいおはなしでした。チャイナブルー(コンラッドに入ってるお高い中華)の話からヴィンランドサガまで行けるのはなかなか逸材ですよねー。しかも上海留学経験者だったから中国ネタでも盛り上がり。なかなかです。

 まぁ捨てられりゃ拾われるってことですかね(ってほど拾った感はない)。

 正体不明の人からは今週どこかで、と言われたまままた連絡がありません。まーもーどうでもいいけどとりあえず種明かしだけはきっちりやっておくれよう、といった気持ち。最近温泉行きたい気持ちが強くなっています...。

決戦は水曜日

2011年2月8日 日常
 あ、もうすぐ水曜日(ビール少し飲んでる)。

 そんなわけで、色々あって急遽明日アポがとれまして、正体不明の女と一騎打ちと相成りました@渋谷。店どうしようか、ってのが悩みです。静かに話ができる環境がほしいけれど、そもそも食事になるのか茶になるのかもわからず、ホームとはいえ渋谷っていう立地がねえ…とかって思っていたりして。


 ううむ。とりあえず宇田川の24時までやってる一軒家カフェに行こうかなと思ったりしていますが。


 とここまで書いたところで当人から「悪い予感がするから会いたくない」ですって。この人カンいいなぁ…まぁ悪い方向に持っていこうと思ったら会わないし(ああ最悪罵倒するために場所がほしいって人もいるのかな)、でも一時的(または永久に)に傷つけることは確実なので正直そういわれるとつらいなーと思ったりします。まぁでも考えてみりゃ発端はあんただろ、って話もあるんですけどね。
 ということで、会ってきました。

 一日経った今もあまり自分の中でまとまらないんですが、とりあえず結論?としては

 ×二重生活
 ○多重生活

だった、ってことです。


 普通に会社を終えて渋谷で待ち合わせ、妙な緊張感に包まれながら長距離移動して、結局狙ってたカフェの個室は埋まっていて、さんざか移動した挙句宇田川のハンバーガー屋へ。このハンバーガー屋は刺青してないと採用してもらえなさそうな基準が垣間見える感じの癖に経営は際コーポ(http://www.kiwa-group.co.jp/restaurant/a100079.html)という謎の店。100店舗100業態!・・・ってのは別のグループですけれども。まぁ際コーポの店はチェーンであっても紅虎以外は結構いいと思う・・・という話は別の機会として、昨日の話。

 
 まずどっから切り込んだのかな。なんか色々もちょもちょ言った挙句に確かストレートに「知っちゃったんだよね」って話からだったのかな。僕としてはそれが一番の山だと思っていたし、怒り出したり関係が破綻するならその話を持ち出したタイミングだと思っていたのだけれど、実際のところ彼女はそれについて拍子抜けするほどに無反応でした。無…ではないけど、「いつかなんらかの形である程度は知られることを覚悟していた」みたいな感じだったかな。
 
 やりとりはほとんど全編通してえぐい腹の探りあい。多分お互い害意はなく普通相手に対して言うことじゃないだろ、ってことをずけずけといいつつ、でも何だろう、わざと危険球を投げて相手の反応から何を知っているか、自分が言ったことが正しいかどうかを見分ける、みたいなゲームだったのかな。


 とりあえず、以前書いた「素性が明らかに」というのは僕の勘違いでした。そして彼氏がいるとかそちらの生活を守りたいから嘘をついている、という当初の僕の憶測もどうやら正しくないようです。
※ちなみにこの人の場合、この前科(てか現在進行形か)からして「いかにも真実のように告白された内容がまた違う嘘」である可能性が大いにあるんだけど、その時点では疑っても意味がないというか…まぁそんな感じ。

 要するに僕が知ったプロフィールは周囲の状況を考えれば本名である確率が非常に高いと確信していたんだけど、それすらも彼女にとっては偽名のひとつだったみたい、って話。書いても殺せねえじゃん役立たずデスノート。
 ちなみに僕は(正直事前にちゃんと立ててた作戦じゃないんだけど)自分のカードとして「自分が何を知ったか」を明らかにしていなかったので、従って彼女は僕がどの自分を知ったか、推測はしていてもちゃんとつき合わせていないのでわかっていない状況ね。

 んで、色々聞いてわかったこともあったんだけど(わからない・理解できないことが大多数だけどね)、とりあえず偽名の構造を今把握している限りで書き出すと

1)本名
ほとんど誰も知らない。親族ですら知らない人がいる。学校の先生なども知らない。

2)偽名1 ※これが多分僕が「知った」と思っていた名前
一番「流通している」名前。学校などはこちらの名前?

3)偽名2
ファーストネームのみ存在?結構この名前で彼女を知っている人はいると本人談。僕が本名として知らされていた名前

4)ハンドルネーム1
偽名2を短くしたようなハンドル

5)ハンドルネーム2
偽名1からの派生として作ったっぽいハンドル。一時期Twitterの登録名だった

僕が知ってるだけでこんな感じ。昨日の話では音楽関係で使ってる名前がほかに複数ある、ってのとあと口ぶりでは偽名はまだまだたくさんありそうという…。
 当然5と4はTwitterで接してればわかる。でもそもそも偽名2でさえも明かしてもらうのにこの人の場合結構ハードルがあって、最初に会った時に結構お願いしたんですよね。んでハンドル1と関連してりゃ本名だと思うでしょ(事実それからしばらくは「苗字を当てよう」という展開だったわけで)。

 不審なのがなんといっても1)本名。「親族が知らない」って何よ…。そもそもこういう構造の生活をしているってのは1を隠したいがため、というのが本人の説明だったんだけど、なんなんでしょう…。といって今日色々考えて思いついたのが国籍。父母どちらかが例えば韓国人で、普段通名使ってたりでパートナーの家族には色々面倒だから自分のルーツを明かしてなくて、でも生まれた娘にも韓国名をつけてこれが彼女にとっての本名、んでやっぱり面倒なことがあるから基本通名(=偽名1)ですごしてる…っていう可能性はあるのかなと。だってよっぽど強力な偽名じゃないと学校とかで通せないだろうし…。それでそこらへんの説明はつくんだけど、でもこれは偽名が1個以上ある理由にはならないんだよね…ううむ(ただ本名にこだわりがあったのに何がしかの事情で通名を使わざるを得ないとかそういう状況に追い込まれたりした事で「名前」に対する拘りと言うかそういうものがものすごく強くなっちゃってるって仮説はありかもなーちょっと大げさだけど)。
 まぁ本名とその属性については本人本当に触れられたくなさそうだったし、もし僕の予想が当たって上記のような事情なら踏み込むのはちょっと無神経すぎるし、どうもこうもって感じですNe。

 んでちょっと涙を誘ったのが男関係の話。家が4つあるとかって言うので「あーじゃあ男も複数いるの?」とかってよう聞くよな俺。まぁ聞いたら「まぁ私を恋人だと思ってる人は数人います」って。「別に私は好きとかじゃないんですけど」みたいな。何そのなんていうかごく限られて恵まれた美人にしか言えなそうなせりふ…お前その顔で…いやいやまぁそれはともかく何で涙かってその例の偽名1社会での彼氏さんを僕は勝手に知っているわけで、ああこの人知らないんだろうな…という。これって極めて悪趣味な話だし、自分がもしそんな事されてるの知ったら死ねますけどね。何股かされてる上に自分が知ってるのは偽名でしたなんて。


 書けるのはそれくらいかなあ。ああそうそう、言われてみれば当たり前かもしれないけれど、自分が偽名だとバレてここまで追い詰められた(?)のは相当お久しぶりのようです(はじめてじゃないのか!)。道化さんすげーって。すげーじゃねえよ、と思いつつそもそもなんでこの人の偽名2を嘘だと思うようになったのか自分でもいまいち思い出せないのです。疑う理由はないと思うんだけど。おれこえー。


 まぁそんな自白だったけど、かといって今回の件であんまり関係は変わらない気がする(多分望んだ通りになった、ってこと)。相変わらず彼女は「会っている時は嘘をついてない」と言っていて、もうなんかそれでいいのかな、と思えてきました。ちょっと話が変すぎるけど、なんかどうやら他の生活に遠慮しても仕方なさそうだし、彼女も自分がその生き方を選んだことに対して、何を言っても嘘と思われるというリスクがあるってことは理解しているようなので、もう気持ちの面で深入りしないようにしながら横でニヤニヤしてるのが最適なんじゃないかと思えてきたわけですわ。
 あー、この記事ちゃんとスムーズに書けてるかな。ものすごい話がぶれつつ言ったり戻ったりした上に内容がなんていうかアレなわけで、それを自分なりに再構成したのがこの日記。でも繰り返しだけど意外に複雑な内容だったので、何かの前提条件とかそういうのを書き落としている可能性があるなーって思ったりするわけ。

Openness

2011年2月13日 感想文。
イギリスの文化なんとか機関である所のBritish Councilが開催したイベント、Digital Creative Conference (http://bc-dcc.tumblr.com/)二日目の最終セッションに行ってきました。「アート」と大括りしてる割には中身はメディアアートの人が出てきて色々喋るってイベントだったのが…まぁでも社会と密接にかかわっているって意味ではアートの中で一番技術の進歩とかによって脅威にさらされやすいわけで、その代表という意味ではわかるんだけど。

 僕が出席したこのパネルは非常に興味深かった。彼らは"Openness"をキーワードにアートが「外」に出て行くことによって社会と溶け合ってアートとしてのアイデンティティを失っていくこととか「これはアートなのか、技術なのか」みたいな、なんか外からのまなざしを気にしている(悪い意味じゃなくて)ような印象をすごく受けて、それが新しいなぁと思ったんですわ。
 んで、質問したかったけどできなかったから自分の印象での独断だけど、多分登壇者にも質問してた人たちの頭にもクラシック音楽…じゃなくてもいわゆる伝統的な芸術(絵描きとか彫刻とか、例えば伝統芸能とか)、つまりデジタルやテクノロジーをディストリビューションにしか使わない/使えない人(作品の中にはあまり入ってこない人ってニュアンスかな)にあるような一子相伝、神秘のヴェールに包まれた「アーティスト様」というような芸術家像がないんだろうなぁ、というのが興味深かった。それは彼らにとって時代遅れな、「昔の芸術家」なのかな?それとも今日がデジタルについて語る場だったからあえてそういったものをトピックにあげなかったのか。

 で、まぁこんな場で答えが出るわけがないんだけど、僕がすごく気になってたのは芸術家にとってのオーラというのがダイレクトかつリアルタイムなコミュニケーションが可能になってしまった現代においてさらに消えていくことについてどう思うか、ということ。芸術作品のオーラはベンヤミンの時代に複製可能性によってもう消えていたのかもしれないけれど、それを生み出す存在の芸術家のオーラまでもが奪い去られようとしているような気がしていて、それはある種のつまり「オーラをまとわないこと」を表現の軸にするような、そういうものへのアンチテーゼとしての芸術にとっては歓迎すべきことなのかもしれないけれど、大概のアートは例えば異常な犯罪が異常者によって引き起こされるべき(といって逮捕された容疑者に異常な物語があとからあとから追加されていくように)である、というものと似て、人ならぬ人によって生み出されなければいけないものだと思うのよね。
 才能か、努力か、または振る舞いか。何かが異常(常人を超えている、という意味でね)でなければならない。そして人間くさくあってはならない。プラスでなくてはならないし、マイナスであってはならない。自分たちと同じものを食べ、同じ映画を見て笑い、同じ事で涙する人間の生み出す作品が自分たちのものと違うなんてこと、信じられないでしょう。そしてそうであるならば、接触を増やすにつれて芸術家は自分がいかに常人と違うかってことを表現し続けなければならなくなる。今までは接触がなく、ヴェールに包まれていたおかげで受け取る側が勝手に神話を妄想してくれていたのに、自分から進んでそれを生産しなければならなくなる。狂ったフリをするのはめんどくさいよ?
 それってなんかとってもアーティストにとって負荷がある話だと思うんだよね。感受性は普通で技術だけ突出してるって芸術家はもしかしたら存在しないのかもしれないけど。

 まぁこの話はきりがないのでこの辺として(もーーしかしたら追記するかもだけど)、心に残ったのは登壇者のひとり、斉藤精一さんが言っていた「Artは問題提起、Commercialは問題解決」という言葉。これも僕らがいるようなクラシックであるとか伝統芸能の世界全否定というか多分視野に入ってないんだろうなーって思ったんだけどそれをおいておくと、この定義はとても使いやすいなと思います。大枠をとらえているし、本当に使いやすい。二分論だけにやっぱり乱暴ではあると思うけど、それでもなんかそういう方向を志向すればいいのかな、って思える。

 我々も結構いつも「社会に影響を与える」ってのを標榜してるんだけど、実際には少なくとも普段は社会とのエッジにいるわけじゃなく所詮娯楽産業なわけ。でこの人たちは逆に常にそうやって社会と自分とか自分の芸術、て意識でいるのが面白いなって、そういう対比でもあったのかもしれません。

 あとはなんだろ、途中で会場に質問を求めたりして何人か発言してたけど、名乗らなくても登壇者がほぼ全員を認識してたってのがなんつーか世界せますぎ…っていう。まぁ元森美術館のキュレータとかが長々喋ってたりして、ある意味で会場からの質問にしちゃあ豪華だったとは思うんだけど…いやでもこれ日本人だからなのかよくわからないけど、こういう場での発言が下手。意見言ってるんだか質問してるんだかわからない。日本語って言葉の問題?あれを拾って答えてるパネルはすごいなーって思った。せめて自分の発言の最後にまとめというか、「要するに1~、2~、3~について答えてほしい」とかそういうのをつければいいのに…とか思いました。


 ま、もう少し時間がほしかったです。すごい深いテーマだったと思うからいつまでやってもひょっとしたら時間はたりないのかもしれないけどね。

あーちなみに飲み始めながら書いてました。なんか鬱っぽくなってたので酒逃げ。
 仕事の関係などもあり、スマホに移行しました。音楽屋が何仕事で携帯屋と関係あるの?って話はまあおいといて初スマホのファーストインプレッション的な。

 とりあえず、PC的って言われるのがよくわかる。それはどういうことかってまず初期設定が異常に面倒なのね。そしてどうせマーケットにあるからいいや、ってノリなんだろうけど、最初から入ってるアプリが少なかったり(例:QRコードの読み取りもデフォルトだと出来ない)、機能がしょぼかったり(例:アドレス帳でグループが作れない!)と初心者に異様に厳しいです。機械好きじゃなかったらキレるんじゃないかなあ。

 実際昨日買って結構ごにょごにょしてるんだけど、まだ初期設定が一通り終わらない感じで。なんかほら、機能がかなり多い割に持ち歩くから、なくす可能性考えるとセキュリティはかけないとまずいし、ウィルスチェックもいれとかないとまずいしなあ…とかね。

 機能面ではこんなもんかなーて感じ。大人のおもちゃ、って表現がぴったりだけど、別に特にやりたいことがあるわけでもない僕としては感動するような要素もなく。画面はきれいだけどね。あーついったーは言われてるように読みやすいかな。別にいままで不便を感じてたわけでもないけど。

 うーん、なんか別に悪い事書きたいわけでもないし実際悪くも思ってないんだけど、要素として「これがすごい!」ってのがない、ってのをこれを書きながら実感しています。あと地味に自分の情報が集約されちゃうのがいやだなあ。
 走り書き(飲んではいない)。そして愚痴。

 以前今の会社に入社してすぐの頃に多分同じような事を書いているけど、実感として恐ろしく優秀な人がいない・・・というより正確には多分そんなレベルじゃなくて、優秀「そう」な人がいない。「この人はすごいのかも」と思ったらはったりだったなんてことはざらにあるけど、それすらない。今僕は二十台後半なわけで、普通なら後輩ですら育ってきて時々脅威を感じていい世代だと思うのに、上も横も下も本当にどうしようもない。
 ただそれは、無能だとかバカだっていうんじゃない。普通の事は普通にできるし、特に音楽に関してすごい知識を持っていると思う。例えばうちの会社で一番すごいある人は、こないだ誰かの作品をばらばらのピアニストが弾いたとかってコンピのようなものをブラインドで聞いて8割くらい演奏者を当ててた。これってすごいどころの騒ぎじゃない。そしてその人は温和だし、人間的にも多分悪いところはない。

 だけど、決定的に何かが足りない。まず明白なのは闘争心が足りない。緊張感が足りない。その自覚はあるのに、それを改善する気はない。まぁ下手につつくと刃が自分に向くから、とかって考えもあるとは思うんだけど。


 そんな環境にちょっと慣れかけていたんだけど(やばい)、なんとなく今日また自覚というか思い出したので、書いておくのです。
 なんでなのか、って考えてひとつの原因は商売の形態にもあるんだろうなと思ったんです。別にこの業界に限った事ではなくて、コンサートの企画とか営業って割合完成形が見えてる仕事で、だから「ここまでやれば」ってラインが特に経験を積むと見えたりする(ようにみえる)。勿論現場での臨機応変な対応とかアーティストのリクエストとか、そういうものは求められるしそれをちゃんとまわすのは大変な仕事ではあるんだけれど、要するに"Out of Box"な提案が求められることがないのよね。
 アイディアによって新しい仕事(受注という意味ではなくて、分野の開拓という意味合いでね)を作っていくというイメージを求められることがなければ、当然「いまある形」しか自分の中には持ちようがないから、新しいことに挑まない...というか挑めば広がる、という考え自体を持たない...みたいな。
 でも仕事に対して常に新しいことをやってやろうとかそういう考えを持たなきゃ「優秀か」なんて外からはわからない気がする。決まってることを100%こなすのは当たり前だし、それが普通。ああ「手が早い」って評価はありえるだろうけどね。あとは上記したような現場で気がきく人はそういうほめられ方をするでしょう。でも頭が良いとか優秀である、なんて判断はそんなところでは出来ない。Big Ideaを打ち出してそれを自分で実行しなきゃ...。

 
 まぁそんなことを考えている現在です。今一緒に仕事させてもらってる人たちはまだそういう事にたいしてチャレンジをする人だけど、なんていうか例えば僕がべったりついてるその内の一人は業界の伝説みたいな人でもう結構な年。全然衰えは感じないけど、それにしても若い世代(つうても40代とか)に能力というより考え方で同じ視野に立ってる人がいないのは本当にやばいと思うんだよね。

 はい愚痴でした。ていうかそう、実際自分が最近面白い仕事してるなーと思ったんだけど冷静に考えてみるとすんげーたいしたことのない仕事だったってことに気づいちゃってさ。自分への警告です。職掌が広がるとなんとなく全能感を感じるんだけどそれまやかしだから。いくらでかい金額動かそうが新しくない仕事は新しくない仕事だよ。つまらん。
 なんかシンガポール発作に襲われています。主にチキンライスの摂取不足によってかかる症状のようで、現代医学では対症療法でしか出来ません。ビタミン足りなくて鳥目になるようなもんですね。
 まぁそんなことで3月にそういえば連休あったよなあ…三連休最初の日の夜に脱出して一日有給足せばゆうゆうだよな、、、などと。


 …などと。

 なんか最近毎回プランニングの最初の段階では最有力候補なのに落ちていって結局いけてないからシンガポール、今回こそは行きたいなあと。どうせというかなんと言うかその週半ばには上海から客人が来て会うからこっちからあんまり中国気分ってでもないし、今回こそは…ああ今回こそは。そして元同僚が今あっちのオーケストラの事務局にいるから会いに行くのも楽しいかなと。

 しかも安いです。3万ちょい…しかし多分これ今週中に決めないとまたどかーんと上がる気がする。・・とかってちゃんと空席情報確認したら6万後半からかよ…けっ。

 けっ。

 まぁでもどうにかこうにか手当てがつくか、鋭意調査中です。今回はどうにかしたいなあ。

 んで、今回またただれた同行者を募集しようかなあと。いまその人選を考えてわくわくしたりしています。とりあえず候補は

1)謎の四文字さん
とりあえず今ホットだということで…ってこんだけ爆弾なのわかってて誘う俺も俺だよなあ…これは風流とかで片付くものでもありませんかそうですか。まぁいいです。別にこの子イチオシってわけでもないんだけど、そういえばちょうどこの人、この時期アジア旅行してるんですな。うまく噛みあえばと。

2)離婚A木嬢
海外いきたいいきたいつれってって前から言われてたような。ただこの人の場合、自分が理性を保てる自信が…ってまあ海外までついてきたら別にいいですよね?ね?

3)アンさん
どうやら上海でのカメラウーマン生活に嫌気がさした様子のアンさん。退職して北京に戻るようです。4月から北京で働くようなのでもしや3月末にあたるこの辺、有給とって暇だったり…どうでしょうね。
※追記;今ちょうどSkypeにあがってたので聞いてみたら辞める日にちがまだ決められない上に3月は全人代で超いそがしいです無理ですとか言われちゃいました。振られ1。


 あたりかなあハードル低そうなの…てかそもそものハードル設定的には相当高いものがあると思うんだけどねぇ…まぁそこら辺は真性草食の面目躍如ってことで。て別に男の子誘うのが趣旨的にNGってわけでもないんだけど、声かけてついてきそうな奴がいないのよね…シンガポールってガチの人にはぬるすぎるし、おっしゃ行くか!って気合入れるような場所でもないし…。そう言うの的にどうでもいいS水くんは祝日が休みでない会社なので二連休はつらいでしょう。他には今ぱっと思い付かない。。。

 まあ、すべては明日航空券が取れてからの話。


 戦場。ちょっとシリアスな話。エジプトではじまったあれが隣のリビアに延焼して大変なことになっていますね。あれも一種の反アメリカ的なプロテストと捉えられないこともないような気もして、そうであればあのタワーに飛行機が突っ込んでから10年でまたひとつ世界史が変わるような出来事が起こっていると思うとなんか感慨深いというか。
 ソーシャルメディアで革命がどうとかってのははしゃぎすぎだとおもうけど、それにしても軍部とか明確な指導者がいない革命(とはいえ、やっぱりエジプトのだってGoogleの幹部ってアイコンはいたわけだし、それ以外にもまだ伝わってないだけで中心的なプランナーは絶対いたんだと思うし)ってのは新しいんだよね、きっと。それにしても誰かがTwitterでつぶやいていたように、全くGoing My Wayなカストロが大丈夫に見えて911後に対応を変えたカダフィがあんなになってしまっているのは皮肉というかなんというか。

 そんなものの余波が果たして中国にくるのか、という話が連日報じられてるけどどうなんですかね。どうやら中国様は鉄壁でした、って話に落ち着いているようだけれど。まぁ確かに倒すべき体制は見えていてもそれは個人じゃないから吊るしても終われないし、その後どうするかって展望がよく見えない上に一応都市部では経済は今のところうまくいってるわけで、そういう意味では「一党独裁イクナイ」というポリシーというか正義感?以上のもので連帯するのが難しそうだもんなあ、というのが僕の後出しの感想であります。
 そんな中、アンさん@転職活動中が某中東テレビ局(東京支局があったの始めて知った…しうかも結構前から)の北京支局から連絡が来たとか言ってたけど…なんていうか瀬戸際にいるよなあ、と思ったりして。どこまで本気で誘われてるのかはよくしらないけど、もし誘いがあるのなら多分あと10年いればそれこそ世界史に残る場面に最前線で立ち会える気がする。でもそれは本当の意味で命がけで、戦車に潰されたり拷問されたり、みたいな危険が本当にある、何の笑い話でもない醜い世界でもある可能性があるわけで…仮にも友人として「ぜひ!」 とはいえないよねえ…ううむ。まぁそんな今日この頃です。

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