これを書いているのは18日の朝なんです。なんでこんな書く時間ない感じなんだ?昨日とか午前中暇だっただろ、っておとといの日記書いてたしなぁ…。ということで朝超はやくてどこも動いてないからホテルに行く前にホームにあるスタバでこれを書いています。
ともあれ。16日の話。この日は朝からサンジミニャーノに移動ということで、まずはバス。発着所はフィレンツェSMN駅のすぐ向かいにあるんだけど、場所はわかりにくい。おそらくホームを背に左に出た道路に面してる正面の建物の内側が発着所になるんだけど、特に案内とか出てないので歩いて回り込んで気付く必要がある。いきなり荷物もって行こうとするとぐるぐるする羽目になるかもね。でとにかくそこで乗ったバスでまずはポッシポンジへ。
まずここで第一の罠というか悲劇。ポッシポンジにはバス停がふたつあるんです。乗り換えられるところと、そうでないところ。あとで考えれば歩き方のクチコミ情報っぽいとこに載ってた気もするけど…。手前のは普通の生活用バス停で、ポッシポンジであることは確かだけどそこからは他のバスは出ません。僕はここで一旦降りてしまい、あやうく太平洋一人ぼっち。しばらく周辺のバス停など探して結局おそらく便がない、と思いしょうがないので近くにあったガスステーションのおばちゃんに聞いてみました。そしたら「ここじゃないよ!駅のほうだよ!」と(おそらく)イタリヤ語で教えてくれました。いや助かった。
半信半疑ながら教わった道順を追いかけたら鉄道駅のターミナル(といってもちっこいけど)に着いて、事なきを得ましたよ。荷物もって普通の人なら多分10から15分くらいの道のり。乗り継ぎ便の時間が決まってるだけに緊張の数十分でした。ちなみに僕がその間違ったバス停で降りた時になぜかアジア人が二人乗り込んできたのを不思議だなと思ってたんだけど、それは多分僕と同じ間違いをして途中で気付いて、次のバスを待ってたんでしょう。多分香港人。駅バス停でやっぱり再会。 ポッシポンジからサンジミニャーノは結構近い。バスで30分以内です。
そんな小さいトラブルがありながらも着いたサンジミニャーノは本当に小さな町で、ほとんどの人が日帰りというのもわかるかな。町の中心に通ってる道路に沿って歩くとどんなにぶらぶらしてもせいぜい30分で端から端まで着いちゃう。見るもん見ても2~3時間とかでしょうね。
僕が着いたときは既に雨が降り始まってて、まずはホテルへのバスを確認。前日酔っ払って詳細な確認をせずにとったホテルは町からさらに距離があって、でも調べたところバス便があるようだったので。でもそのバスは朝7時台と16時、17時台と平日は一日三本しかない…ということで本当は一旦ホテルに荷物置いてから来るはずがInformationで荷物を預かってもらい先に観光をすることに。着いたのが1時台で、ゆっくりランチして雨の中隅から隅までぶらぶらして教会見学してワインテイスティングしてようやくそんな時間。
しかしその時間になってもバスがこない。何分待ってもこない。途中でInformationのおっちゃんが通りかかって「バス停ここじゃないよ!」ていうから指示されたところ行ったけどやっぱりこない(というか最初のバス停に時刻表出てたんだからそっちに来るんだと思うんだけど…)。まぁお互い見える範囲にあるバス停だったから、どちらにしろどちらにも来てなかったの。
しょうがないのでタクシー。タクシーも流しどころかどこで呼べるのか想像もつかない感じで、Infoには本当にお世話になりました。今日のホテル Hotel Villa Sanpaoloまで15EURO。タクシーくるまでInfoのおにいちゃんと色々話をしていました。あー千鳥足をイタリア語でなんていうか教えてもらったのに思い出せないな。ウン~からはじまる言葉。アメリカ人が現地特産白ワインをアメリカワインと同じ感覚でがぶがぶ飲むとすぐ酔っ払うんだよね!とか言ってた。つよいんだって。
確かに特産のワインは辛くて、うまかった。普段白はあまり飲まないけど、思わず買いました。トスカーナの一部でもあるわけでキャンティか、と思いきやここのは白で「ヴェルナッチャ」という種(だよね?)らしく、ひっそりDOCGになってるのもあったりして。これからは白ならヴェルナッチャですな!ワイン屋はいくつかあるんだけど、メインロードの入り口から100mくらいの右手にあるちょっと入り口が奥まってるワイン屋で売ってた3.8EUROワゴンセール状態の白はなんていうか、発泡の酒を飲んでるかと思うくらい辛い。キンキンに冷やして夏飲んだら相当幸せになれそうで、ホテルの部屋で一本飲みました。この店はテイスティング無料だった(ちょっとおばちゃん愛想悪い感じだけど)。多分単純な面積では一番大きくて、カントゥッチーニとかパスタとかも置いてる。
あとしばらくその道を上って広場の一本手前を左に折れて2件目くらいにある酒屋にも入ったんだけど、ここはテイスティング有料。ただし種類が多い。前の店は多分34種類じゃないかなぁ…。店の人にワインカードというものをもらい、それを差し込んでボタンを押すとワインが出てきて、飲んだ分だけ後で清算します。ボトル13とかのが一杯1.2とかからかな。
ここの店もあんまやる気はない感じで僕が入ってしばらくしたら音楽かけだすし店の中でワイン飲んでふんふんいってたらいつの間にかいなくなってて外でタバコ吸ってたり、そんな感じ。でもやる気はなくても愛想はあるし、どんなチーズに合うかとか質問にはきっちり答えてくれました。これって結構すごくて、大体レストランとか店の人って値段とか定型のことは英語で言えるんだけど、質問されるとわかんない人が多くて(レストランの人に注文言って「これってランチには多すぎ?」って聞いたのもわかんかったし、質問って言ってもそんなレベルね)。
ホントこの日は雨をうらんだ日で、町はいい感じなのに寒いし疲れるんだよね実際歩いてると。たいした雨じゃなかったのは不幸中の幸いとはいえ、それでもうらみますよ。天気よければなぁ…を1000回くらいは脳内でつぶやいた。あそうそう、この町の特産はワイン以外にもイノシシらしく、ランチの時にもメインでイノシシ料理があったので食ってみました。肉はぼそぼそ。味付けはなんか他で食べたことある味なんだけど思い出せない、でも結構ストロング味付け。イノシシは町の肉屋とかいろんな所に剥製がいて、ソーセージ?ハム?なんかも買えるみたい。日本に持ち込めないから諦めたけど(ジャーキーとかが禁止なんだから無理でしょ、と思って後で調べたらやっぱり駄目でした)、ほしかったなぁ…。申告するのは構わないからお金払って検査してもらえばOKとかにしてくれればいいのにねー。
時系列を元に戻して、結局6時半とかになってホテル着。いやぁ人里離れてる。しかも山道なので歩いてこようとしたら遭難するか車に轢かれるか、どちらにしろバッドエンド確定でしょうね。しかしホテルは最高!なんていえばいいのこれ。偶然というか直前なので安く出されていて、田舎の高いホテルってどんなんだろうねと思って取ってみただけなんだけど(といっても9000円台)、すばらしいホテルでした。部屋広いし設備いいし、ロケーション最高だし受付のおねえさんは親切だし。
ここは本来完全なリゾートホテルのようで、ほとんどが自家用車でくる場所なんだそうな。客はだからイタリア人ばっかり。テニスコートもあるしプールもあるし、スパもあってあと何があったかな。そんな感じ。道というか歩道がないから散歩はあまりできないけど、ホテルの前から見る風景は相当の感動ですわ。ああそうそう部屋にはテラスがあって、椅子と机が出てるのであったかかければそこでワインでも飲みながらくつろいだりも出来そう。なにこのスペック!なにこの俺場違い感!
いやぁしかしなぜかここにも中国人集団が現れ、それに間違えられたりはしました。やっぱうぜえよあいつら。いや人種差別とかそういう高度な話じゃなくて、単純にどこの国の人でも団体客ってそもそもがうざい・うるさい上に特にあいつら中号人は基本がうるさい(声がでかかったりもそうだし、基本的に音を抑えるって意識が皆無)から…まぁしょうがないけどさ。でも露骨に隔離されてる感じで、そこはホテルも配慮はしてるんだろうなぁと。金にはなるだろうし、その辺は断れないところなんでしょうしねー。でも多分中国人のほうでも自分がそうやって隔離されてたりとかってのはわかってて、悔しさみたいなのは感じてるんだろうなぁと思っていました。それを差別と感じることもあるだろうし。日本人だってそんな話があった気がするし、そんなもんなんでしょう。
でやさしい受付のおねえさん(こんなんばっか)とチェックアウト間際に話してたときにもそんなはなしをしたんだけど中国人って大都市ではよく見るんだけど、こういう小さい町にはあんまこないよねーって。なんかガイドブックの扱いがでかいとか理由があるんでしょうね。その集団だけじゃなく最初のバスで一緒だった多分香港人とか、そのほかにもサンジミニャーノの町に中国語圏の人が結構いたのが不思議で。ってまるで日本人がいないような書きかただけど、フィレンツェ発の日帰りツアーにでも参加するのか、10人くらいのガイドさん付ツアーに3組くらい出くわしたので、決して少なくはありません(でも個人は少なかったような)。
で、ホテル。CNNが番組表にあるのに映らないとかそういうちょこちょことした「惜しい」不具合はありつつ、ロケーションまで含めて、一日雨に降られたり降りるところ間違えたりして悲しかったのを吹き飛ばしてくれるくらいよかった、といえます。おすすめ。ちなみにタクシーだとポッシポンジまで行ってもらっても30EUROで15分くらいとのこと、僕はバスの切符を買っちゃってたのと現金が足りなくてサンジミニャーノにしたけど帰りは直接そっちに行っちゃえば時間の節約になるでしょう。またはセルタルド(Certaldo)とかって鉄道駅も近くて、ポッシポンジじゃなくてそっち行ってもいいよ、とかも言われました。帰るにはあんま変わらないらしい。
ちなみにサンジミニャーノ→ポッシポンジはいくつかバス会社が乗り入れているようで、一社の時刻表を見ても意味が…ってそもそも書いてある時間に便がなかったりとか、色々めちゃくちゃなんだけどさ。まぁでも30分に一本くらいはバスが出ているので、待てるでしょ。
そうだそうだ、ホテルのこと、飯のこと書かなきゃ。飯は当然外に出れないからホテルのダイニングで食べたんだけどこれが最高。そしてなぜか安い。コース30EURO。今日はカーニバルなのでスペシャルコースが…とか言われて嫌な予感がしてたんだけど、逆やん、という。サービスもきっちりしてるし、何でこんなに安いのかはよくわからないまま…。日本で食ったら(という表現はあまり好きではないんだけれど)普通に1万円コースでしょう。特に書き残しておきたいのは2皿目のセロリの天ぷら。そのソースがトマトとテキーラで、トマトは裏ごししてあって、歯ごたえはまるで大根おろし(多分意識してるんだろうなぁ)。味もすごく繊細で素敵だし、そのありえない組み合わせの割によくまとまっててとても感激。日本帰ったら作ってみたい。
やっぱワゴンセールワインうめえと思いながら就寝。
一枚目:サンジミニャーノ街中
二枚目:ワゴンセール状態ワイン
三枚目:サラミ置きにされてる剥製氏
ともあれ。16日の話。この日は朝からサンジミニャーノに移動ということで、まずはバス。発着所はフィレンツェSMN駅のすぐ向かいにあるんだけど、場所はわかりにくい。おそらくホームを背に左に出た道路に面してる正面の建物の内側が発着所になるんだけど、特に案内とか出てないので歩いて回り込んで気付く必要がある。いきなり荷物もって行こうとするとぐるぐるする羽目になるかもね。でとにかくそこで乗ったバスでまずはポッシポンジへ。
まずここで第一の罠というか悲劇。ポッシポンジにはバス停がふたつあるんです。乗り換えられるところと、そうでないところ。あとで考えれば歩き方のクチコミ情報っぽいとこに載ってた気もするけど…。手前のは普通の生活用バス停で、ポッシポンジであることは確かだけどそこからは他のバスは出ません。僕はここで一旦降りてしまい、あやうく太平洋一人ぼっち。しばらく周辺のバス停など探して結局おそらく便がない、と思いしょうがないので近くにあったガスステーションのおばちゃんに聞いてみました。そしたら「ここじゃないよ!駅のほうだよ!」と(おそらく)イタリヤ語で教えてくれました。いや助かった。
半信半疑ながら教わった道順を追いかけたら鉄道駅のターミナル(といってもちっこいけど)に着いて、事なきを得ましたよ。荷物もって普通の人なら多分10から15分くらいの道のり。乗り継ぎ便の時間が決まってるだけに緊張の数十分でした。ちなみに僕がその間違ったバス停で降りた時になぜかアジア人が二人乗り込んできたのを不思議だなと思ってたんだけど、それは多分僕と同じ間違いをして途中で気付いて、次のバスを待ってたんでしょう。多分香港人。駅バス停でやっぱり再会。 ポッシポンジからサンジミニャーノは結構近い。バスで30分以内です。
そんな小さいトラブルがありながらも着いたサンジミニャーノは本当に小さな町で、ほとんどの人が日帰りというのもわかるかな。町の中心に通ってる道路に沿って歩くとどんなにぶらぶらしてもせいぜい30分で端から端まで着いちゃう。見るもん見ても2~3時間とかでしょうね。
僕が着いたときは既に雨が降り始まってて、まずはホテルへのバスを確認。前日酔っ払って詳細な確認をせずにとったホテルは町からさらに距離があって、でも調べたところバス便があるようだったので。でもそのバスは朝7時台と16時、17時台と平日は一日三本しかない…ということで本当は一旦ホテルに荷物置いてから来るはずがInformationで荷物を預かってもらい先に観光をすることに。着いたのが1時台で、ゆっくりランチして雨の中隅から隅までぶらぶらして教会見学してワインテイスティングしてようやくそんな時間。
しかしその時間になってもバスがこない。何分待ってもこない。途中でInformationのおっちゃんが通りかかって「バス停ここじゃないよ!」ていうから指示されたところ行ったけどやっぱりこない(というか最初のバス停に時刻表出てたんだからそっちに来るんだと思うんだけど…)。まぁお互い見える範囲にあるバス停だったから、どちらにしろどちらにも来てなかったの。
しょうがないのでタクシー。タクシーも流しどころかどこで呼べるのか想像もつかない感じで、Infoには本当にお世話になりました。今日のホテル Hotel Villa Sanpaoloまで15EURO。タクシーくるまでInfoのおにいちゃんと色々話をしていました。あー千鳥足をイタリア語でなんていうか教えてもらったのに思い出せないな。ウン~からはじまる言葉。アメリカ人が現地特産白ワインをアメリカワインと同じ感覚でがぶがぶ飲むとすぐ酔っ払うんだよね!とか言ってた。つよいんだって。
確かに特産のワインは辛くて、うまかった。普段白はあまり飲まないけど、思わず買いました。トスカーナの一部でもあるわけでキャンティか、と思いきやここのは白で「ヴェルナッチャ」という種(だよね?)らしく、ひっそりDOCGになってるのもあったりして。これからは白ならヴェルナッチャですな!ワイン屋はいくつかあるんだけど、メインロードの入り口から100mくらいの右手にあるちょっと入り口が奥まってるワイン屋で売ってた3.8EUROワゴンセール状態の白はなんていうか、発泡の酒を飲んでるかと思うくらい辛い。キンキンに冷やして夏飲んだら相当幸せになれそうで、ホテルの部屋で一本飲みました。この店はテイスティング無料だった(ちょっとおばちゃん愛想悪い感じだけど)。多分単純な面積では一番大きくて、カントゥッチーニとかパスタとかも置いてる。
あとしばらくその道を上って広場の一本手前を左に折れて2件目くらいにある酒屋にも入ったんだけど、ここはテイスティング有料。ただし種類が多い。前の店は多分34種類じゃないかなぁ…。店の人にワインカードというものをもらい、それを差し込んでボタンを押すとワインが出てきて、飲んだ分だけ後で清算します。ボトル13とかのが一杯1.2とかからかな。
ここの店もあんまやる気はない感じで僕が入ってしばらくしたら音楽かけだすし店の中でワイン飲んでふんふんいってたらいつの間にかいなくなってて外でタバコ吸ってたり、そんな感じ。でもやる気はなくても愛想はあるし、どんなチーズに合うかとか質問にはきっちり答えてくれました。これって結構すごくて、大体レストランとか店の人って値段とか定型のことは英語で言えるんだけど、質問されるとわかんない人が多くて(レストランの人に注文言って「これってランチには多すぎ?」って聞いたのもわかんかったし、質問って言ってもそんなレベルね)。
ホントこの日は雨をうらんだ日で、町はいい感じなのに寒いし疲れるんだよね実際歩いてると。たいした雨じゃなかったのは不幸中の幸いとはいえ、それでもうらみますよ。天気よければなぁ…を1000回くらいは脳内でつぶやいた。あそうそう、この町の特産はワイン以外にもイノシシらしく、ランチの時にもメインでイノシシ料理があったので食ってみました。肉はぼそぼそ。味付けはなんか他で食べたことある味なんだけど思い出せない、でも結構ストロング味付け。イノシシは町の肉屋とかいろんな所に剥製がいて、ソーセージ?ハム?なんかも買えるみたい。日本に持ち込めないから諦めたけど(ジャーキーとかが禁止なんだから無理でしょ、と思って後で調べたらやっぱり駄目でした)、ほしかったなぁ…。申告するのは構わないからお金払って検査してもらえばOKとかにしてくれればいいのにねー。
時系列を元に戻して、結局6時半とかになってホテル着。いやぁ人里離れてる。しかも山道なので歩いてこようとしたら遭難するか車に轢かれるか、どちらにしろバッドエンド確定でしょうね。しかしホテルは最高!なんていえばいいのこれ。偶然というか直前なので安く出されていて、田舎の高いホテルってどんなんだろうねと思って取ってみただけなんだけど(といっても9000円台)、すばらしいホテルでした。部屋広いし設備いいし、ロケーション最高だし受付のおねえさんは親切だし。
ここは本来完全なリゾートホテルのようで、ほとんどが自家用車でくる場所なんだそうな。客はだからイタリア人ばっかり。テニスコートもあるしプールもあるし、スパもあってあと何があったかな。そんな感じ。道というか歩道がないから散歩はあまりできないけど、ホテルの前から見る風景は相当の感動ですわ。ああそうそう部屋にはテラスがあって、椅子と机が出てるのであったかかければそこでワインでも飲みながらくつろいだりも出来そう。なにこのスペック!なにこの俺場違い感!
いやぁしかしなぜかここにも中国人集団が現れ、それに間違えられたりはしました。やっぱうぜえよあいつら。いや人種差別とかそういう高度な話じゃなくて、単純にどこの国の人でも団体客ってそもそもがうざい・うるさい上に特にあいつら中号人は基本がうるさい(声がでかかったりもそうだし、基本的に音を抑えるって意識が皆無)から…まぁしょうがないけどさ。でも露骨に隔離されてる感じで、そこはホテルも配慮はしてるんだろうなぁと。金にはなるだろうし、その辺は断れないところなんでしょうしねー。でも多分中国人のほうでも自分がそうやって隔離されてたりとかってのはわかってて、悔しさみたいなのは感じてるんだろうなぁと思っていました。それを差別と感じることもあるだろうし。日本人だってそんな話があった気がするし、そんなもんなんでしょう。
でやさしい受付のおねえさん(こんなんばっか)とチェックアウト間際に話してたときにもそんなはなしをしたんだけど中国人って大都市ではよく見るんだけど、こういう小さい町にはあんまこないよねーって。なんかガイドブックの扱いがでかいとか理由があるんでしょうね。その集団だけじゃなく最初のバスで一緒だった多分香港人とか、そのほかにもサンジミニャーノの町に中国語圏の人が結構いたのが不思議で。ってまるで日本人がいないような書きかただけど、フィレンツェ発の日帰りツアーにでも参加するのか、10人くらいのガイドさん付ツアーに3組くらい出くわしたので、決して少なくはありません(でも個人は少なかったような)。
で、ホテル。CNNが番組表にあるのに映らないとかそういうちょこちょことした「惜しい」不具合はありつつ、ロケーションまで含めて、一日雨に降られたり降りるところ間違えたりして悲しかったのを吹き飛ばしてくれるくらいよかった、といえます。おすすめ。ちなみにタクシーだとポッシポンジまで行ってもらっても30EUROで15分くらいとのこと、僕はバスの切符を買っちゃってたのと現金が足りなくてサンジミニャーノにしたけど帰りは直接そっちに行っちゃえば時間の節約になるでしょう。またはセルタルド(Certaldo)とかって鉄道駅も近くて、ポッシポンジじゃなくてそっち行ってもいいよ、とかも言われました。帰るにはあんま変わらないらしい。
ちなみにサンジミニャーノ→ポッシポンジはいくつかバス会社が乗り入れているようで、一社の時刻表を見ても意味が…ってそもそも書いてある時間に便がなかったりとか、色々めちゃくちゃなんだけどさ。まぁでも30分に一本くらいはバスが出ているので、待てるでしょ。
そうだそうだ、ホテルのこと、飯のこと書かなきゃ。飯は当然外に出れないからホテルのダイニングで食べたんだけどこれが最高。そしてなぜか安い。コース30EURO。今日はカーニバルなのでスペシャルコースが…とか言われて嫌な予感がしてたんだけど、逆やん、という。サービスもきっちりしてるし、何でこんなに安いのかはよくわからないまま…。日本で食ったら(という表現はあまり好きではないんだけれど)普通に1万円コースでしょう。特に書き残しておきたいのは2皿目のセロリの天ぷら。そのソースがトマトとテキーラで、トマトは裏ごししてあって、歯ごたえはまるで大根おろし(多分意識してるんだろうなぁ)。味もすごく繊細で素敵だし、そのありえない組み合わせの割によくまとまっててとても感激。日本帰ったら作ってみたい。
やっぱワゴンセールワインうめえと思いながら就寝。
一枚目:サンジミニャーノ街中
二枚目:ワゴンセール状態ワイン
三枚目:サラミ置きにされてる剥製氏