さてせっかく画像も張ったので今日の日記より前に簡単な書評。「いちばんやさしいファイナンスの本」、実は投資銀行青春白書の人だったんですね…まったく別ルート(仕事)で筆者のウェブサイト(http://wkwk.tv/)に行き当たり、当たり前のようでいて意外とされていない「自著のきちんとした解説」を読んで好感を抱いたので買ってみました。丁度コーポレートファイナンスの入門本読んでみたかったし。
内容はというと、確かに簡単。わかりやすい。これを読んだ後にちょっとお客様(非上場)の同業他社の有報見てみたけど、眠くならなかったもんね。そういう意味ですごく苦手意識とか嫌いとか、そういう気持ちがある人が読むとそういう抵抗感は薄れるかも、と思いました。
ただどこまでが正確な説明でどのへんからがわかりやすさのためにある程度省略されてるのかがもっと書いてあってもよかったかなと思います(せっかく巻末に参考文献挙げてくれてるんだからもっとこの本から巣立つ人への導線を引いてくれていてもよかったかなと。ま、欲張りな話ですが)。
例えば「無人の企業はいない」という話がありますが、僕みたいな全くわからん(上にたちが悪いことに変なことは偏って知ってたりする)素人だと「ペーパーカンパニーってじゃああれ何?」とか「SPCとかは?」ってなってしまったり(SPCなんかは正確には設立には取締役かなんか必要だった気がするのでそういや無人じゃないのか…?)、たぶん初心者の持つ疑問って「どこからどこまでがその話の範囲なのか」よくわかってない場合が多いのであちこち拡散しやすいんですよね。上の例で言えばたぶん「文脈的に今から普通の事業会社の説明しようとしてるんだから空気読んでよ」ってな話なんだとは思うんですが。
読者の気を散らさないように、という面では100点とはいえない(相当高い要求とは思いますが)この本ですが最初に書いたように、とにかくわかりやすいです。そしてそんな中でも僕にとって新しかったのは
1)ハードルレートとは
2)個人の借金と企業の借金の根本的な考え方の違い
3)格付けにはコストがかかり(SPに払う金じゃなくてね!)、場合によっては高い格付けだけを狙うのが正解とは限らない
4)買収プレミアムでTOBの本気度がわかる(買収プレミアム算出の方法)
5)海外でのM&Aが難しい理由(シナジーの話)
あたりかな。2)あたりは特にコーポレートファイナンスなんて興味なくても立ち読みするとへえとか思ったりすると思いますよ。P91あたり。
別に何の急ぎでもなくMAのチームに配属されたわけでもないんですが、なんせお客さんにそういうプロがいたりするのでそういう意味では勉強しておいてもいいかなと。
別に彼らがなんだろ、日々何を考えて生きているかなんてまったくわからないしわかる必要も無い(確かに仕事自体専門性がとても高い業種と思うので)と思いますが、でもせめて「何が楽しくてスクルージ(あのアヒルの叔父さんね!)みたいに思われながら金融の世界にいるのか」くらいはわかったほうがいいのかな、とか思ったりはしているので。ホント、金融って必要悪みたいに思われてますもんね。や、これは正直僕も含めてですけど。なんでお前らがしゃしゃり出てきて3割も取るんだよ!みたいな。
そうそう、最後になりますが僕は以前テキスト株式・債券投資 (川北 英隆著 中央経済社)という素晴らしい本を読みました(どうやら過去に書いてない)。もっと堅い本でまぁ教科書みたいな感じですが難しくはありません。確かに大学生向けの教科書というのがぴったり。
例えば「いちばん〜」ではかなり省略されていただろう株と債券の違いについての話は相当こちらでは詳しくされていて、僕はこちらの知識無しにこの本だけでその点が理解できたかはあやしいと思ったりしています。ただテキスト〜には格付けの話なかった気がするしなぁ(現在貸し出し中)…。まぁ、僕は(保田さんの推薦図書には挙げられていませんが…多分難しそうな本だからかね)併読するといいんだろうなぁと思います。
ああそうそう、最後の最後。筆者はブログのタイトル他を変えたほうがいいと思います。残念つーか。
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明日は記者会見、ということで今日も分刻みでした。まぁ別に会見自体はたいしたこともないのですが、仕切ってるのが新入社員(といっても勿論転職組ですが)なため社内処理が全くできず。そしてこれはその人個人の問題なんですがいままで小さい会社にいてあまりチーム組んで仕事したことが無いということで仕事を振るのがへたくそ。なんも指示せずにファイルだけ送りつけたりとかそういうのざらです。まぁ仕方ないし慣れてもらうしかないんですが…あと煮え切らないのも外資にいる身(うわこんな言葉がするっと出てくるあたりが終わってますね)としてはきつい…一応上司にあたる人なんですが、何がいいたいかわからなかったり自分の失敗を僕に処理させようとしたり。
ってまぁ、でも僕はそんなにその人のこと嫌いじゃないんですけどね、別に人間的にイヤな人ではないし。
はいわるくちおしまい、で昨晩思いついたんですが、なんとなく誰といつ会ったかって意外と思い出せないな、ということで急遽手帳にそんなコーナーを設けてみました。縦に友達の名前をだーっと並べ、名前の横に会った日付を書き込んでいくと回数が少なかったり最近会ってない人が一目瞭然だなと。携帯見ながら超頻繁に会ってるS水みたいな人とかまぁ別に年に一回も会わなくていい人は除きリストアップ。
そしてそれを元に早速最近会ったつもりで全然会ってなかった人に声をかけたり近況どうよメールしたり。
で、とりあえず某赤門で院生やってる(はず)の後輩とその彼女(確か医学系出版社)に連絡入れてみました。後輩にメールしたときに「彼女(同じサークルなのでどちらかというと僕とはこっちの方が仲いい?)も連れてきなよ」って入れたんですが特に返信では触れられてません。別れたんでしょうか。まぁ、そんなもんかね。
あああと僕のパトロン、イラストレーター(というとかっこよさそうだけど全然そうでもない)のT子さんとも。会ってるかと思いきやちゃんと時系列で考えると1月末以来なようで。記憶って怖いですね。
今週は期せずして昨日電話が繋がったBiterさんの社会復帰お手伝いごっこが入り、週末は既に人妻と化した元A木嬢。なんともリターンの少ないインベストメント!Biterさんなんてニートだからね。まぁ見てて楽しいからいいんだけど。
ああ今日は白い人にガムで餌付けされていました。白い人がジーンズ履いてるの初めてみたけど生地が?あんま素敵じゃなかった。そして「あれ今日カジュアルじゃない?いつもスーツなのに」などといわれ僕は全く興味を持って観察されてないことを知ったのでした(多分前ランチ行った時がスーツだったからじゃないかと思ったのだけど)。
内容はというと、確かに簡単。わかりやすい。これを読んだ後にちょっとお客様(非上場)の同業他社の有報見てみたけど、眠くならなかったもんね。そういう意味ですごく苦手意識とか嫌いとか、そういう気持ちがある人が読むとそういう抵抗感は薄れるかも、と思いました。
ただどこまでが正確な説明でどのへんからがわかりやすさのためにある程度省略されてるのかがもっと書いてあってもよかったかなと思います(せっかく巻末に参考文献挙げてくれてるんだからもっとこの本から巣立つ人への導線を引いてくれていてもよかったかなと。ま、欲張りな話ですが)。
例えば「無人の企業はいない」という話がありますが、僕みたいな全くわからん(上にたちが悪いことに変なことは偏って知ってたりする)素人だと「ペーパーカンパニーってじゃああれ何?」とか「SPCとかは?」ってなってしまったり(SPCなんかは正確には設立には取締役かなんか必要だった気がするのでそういや無人じゃないのか…?)、たぶん初心者の持つ疑問って「どこからどこまでがその話の範囲なのか」よくわかってない場合が多いのであちこち拡散しやすいんですよね。上の例で言えばたぶん「文脈的に今から普通の事業会社の説明しようとしてるんだから空気読んでよ」ってな話なんだとは思うんですが。
読者の気を散らさないように、という面では100点とはいえない(相当高い要求とは思いますが)この本ですが最初に書いたように、とにかくわかりやすいです。そしてそんな中でも僕にとって新しかったのは
1)ハードルレートとは
2)個人の借金と企業の借金の根本的な考え方の違い
3)格付けにはコストがかかり(SPに払う金じゃなくてね!)、場合によっては高い格付けだけを狙うのが正解とは限らない
4)買収プレミアムでTOBの本気度がわかる(買収プレミアム算出の方法)
5)海外でのM&Aが難しい理由(シナジーの話)
あたりかな。2)あたりは特にコーポレートファイナンスなんて興味なくても立ち読みするとへえとか思ったりすると思いますよ。P91あたり。
別に何の急ぎでもなくMAのチームに配属されたわけでもないんですが、なんせお客さんにそういうプロがいたりするのでそういう意味では勉強しておいてもいいかなと。
別に彼らがなんだろ、日々何を考えて生きているかなんてまったくわからないしわかる必要も無い(確かに仕事自体専門性がとても高い業種と思うので)と思いますが、でもせめて「何が楽しくてスクルージ(あのアヒルの叔父さんね!)みたいに思われながら金融の世界にいるのか」くらいはわかったほうがいいのかな、とか思ったりはしているので。ホント、金融って必要悪みたいに思われてますもんね。や、これは正直僕も含めてですけど。なんでお前らがしゃしゃり出てきて3割も取るんだよ!みたいな。
そうそう、最後になりますが僕は以前テキスト株式・債券投資 (川北 英隆著 中央経済社)という素晴らしい本を読みました(どうやら過去に書いてない)。もっと堅い本でまぁ教科書みたいな感じですが難しくはありません。確かに大学生向けの教科書というのがぴったり。
例えば「いちばん〜」ではかなり省略されていただろう株と債券の違いについての話は相当こちらでは詳しくされていて、僕はこちらの知識無しにこの本だけでその点が理解できたかはあやしいと思ったりしています。ただテキスト〜には格付けの話なかった気がするしなぁ(現在貸し出し中)…。まぁ、僕は(保田さんの推薦図書には挙げられていませんが…多分難しそうな本だからかね)併読するといいんだろうなぁと思います。
ああそうそう、最後の最後。筆者はブログのタイトル他を変えたほうがいいと思います。残念つーか。
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明日は記者会見、ということで今日も分刻みでした。まぁ別に会見自体はたいしたこともないのですが、仕切ってるのが新入社員(といっても勿論転職組ですが)なため社内処理が全くできず。そしてこれはその人個人の問題なんですがいままで小さい会社にいてあまりチーム組んで仕事したことが無いということで仕事を振るのがへたくそ。なんも指示せずにファイルだけ送りつけたりとかそういうのざらです。まぁ仕方ないし慣れてもらうしかないんですが…あと煮え切らないのも外資にいる身(うわこんな言葉がするっと出てくるあたりが終わってますね)としてはきつい…一応上司にあたる人なんですが、何がいいたいかわからなかったり自分の失敗を僕に処理させようとしたり。
ってまぁ、でも僕はそんなにその人のこと嫌いじゃないんですけどね、別に人間的にイヤな人ではないし。
はいわるくちおしまい、で昨晩思いついたんですが、なんとなく誰といつ会ったかって意外と思い出せないな、ということで急遽手帳にそんなコーナーを設けてみました。縦に友達の名前をだーっと並べ、名前の横に会った日付を書き込んでいくと回数が少なかったり最近会ってない人が一目瞭然だなと。携帯見ながら超頻繁に会ってるS水みたいな人とかまぁ別に年に一回も会わなくていい人は除きリストアップ。
そしてそれを元に早速最近会ったつもりで全然会ってなかった人に声をかけたり近況どうよメールしたり。
で、とりあえず某赤門で院生やってる(はず)の後輩とその彼女(確か医学系出版社)に連絡入れてみました。後輩にメールしたときに「彼女(同じサークルなのでどちらかというと僕とはこっちの方が仲いい?)も連れてきなよ」って入れたんですが特に返信では触れられてません。別れたんでしょうか。まぁ、そんなもんかね。
あああと僕のパトロン、イラストレーター(というとかっこよさそうだけど全然そうでもない)のT子さんとも。会ってるかと思いきやちゃんと時系列で考えると1月末以来なようで。記憶って怖いですね。
今週は期せずして昨日電話が繋がったBiterさんの社会復帰お手伝いごっこが入り、週末は既に人妻と化した元A木嬢。なんともリターンの少ないインベストメント!Biterさんなんてニートだからね。まぁ見てて楽しいからいいんだけど。
ああ今日は白い人にガムで餌付けされていました。白い人がジーンズ履いてるの初めてみたけど生地が?あんま素敵じゃなかった。そして「あれ今日カジュアルじゃない?いつもスーツなのに」などといわれ僕は全く興味を持って観察されてないことを知ったのでした(多分前ランチ行った時がスーツだったからじゃないかと思ったのだけど)。