狂気の目

2008年7月1日 日常
 ガイアの夜明けにダイヤモンドダイニング松村社長が出演してた。動くのをはじめてみた。
 僕は一見個性的に見えてなんか人工的な臭いのする「〜ダイニング」というのが大嫌いで近寄らないのだけれど(だからそれなりにレストランとか知ってるはずが接待用とかビジネス向けの店とかを探すとやたら苦労するのよね…)、この人の目だけは本物ですね。狂ってます。まばたきはするんだけどものすごい視線…。いっそう嫌いになりました笑。

 経営をひとつにする利点は大きく二つあって、仕入れと看板だと思います。共同仕入れで食材やら食器やらをたたき、同じ看板を出すことで認知を高める。ただ看板を同じにするならファーストフード同様同じメニューを提供しなければならず…というのが(考えようによっては)ネックだったわけです。
ただ逆にボトムアップで考えれば「個人のレストランでもネットワーク化すれば少なくとも仕入れコストを下げることができる」ということにはなるわけで(もちろん最大限効率的にするためにはメニューもそろえて消費する食材をさらに絞ることが不可欠なんだろうけど)…ということをダイヤモンドの社長が考えたかどうかはしりませんが、兎に角そんな風に考えたなら出発点は素敵だと思います。それだけならもっと個性を大切にしたきちんとしたレストランが増えていくでしょうから。ただきっとそれを進めると色気が出てきてなんか人工くささが出るんでしょうね。

 さて、今日はショッキングな話が。僕の大切な情報源だった秘書3(だっけ)がやめることに。これで僕が三年前に入った時のアカウントのチームは残り僕含めて2人になってしまいました。Az、坊主(ハンサム)、ゴリラ、しっぽの人、Aso、金髪アフロ、ここでは名前がでてない女営業、秘書1、2…あと誰かいたっけ?まぁとりあえず上記は総討ち死にです。あと残った1人はだいぶながく子の会社にいるのでこの先もずっといるのかな?と思わなくもないですが…さて。そんなわけで今日昼に行く寸前そんな話を聞かされテンションだだ下がり(ちょっと外に二人でお散歩行きましたが)…で終わるかと思ったらうなぎのぼりっぽいことも起きたり、でもやっぱり下がったり、忙しい日でした。

 しかしまぁ瞬間的にどんないい話があっても、僕のこの会社でのほぼすべてを知っている人がまた一人いなくなるのはとてもさびしいことです。とても。まぁいい話ってやつには明日続編があるので、せめて盛り上げようと思います。

今週は眠い週

2008年7月6日 日常
 今日も10時にならない内に寝ますが、今週は毎日毎日12時付近に寝ないと体がもちませんでした(いつもは1時半がボーダー)。昼間になんかすごく眠くなったり、いろいろ。まだ頭も痛い。

 結構仕事が忙しかったりなんもない時は書くことがないような感じだったんだけど、忘れないようにあったことだけ書いておくと金曜は職人(元すし職人兼大学生男・大学の同級生)とのサシ飲みでした。新大久保と指定されるからうまい店でも紹介してくれるのかと思ったら前入ったところが偶然おいしかったから…とのことで結局僕が知ってる店へ。料理もできてそれなりに舌も肥えてる御仁をお連れするにはアウェイ感たっぷりな場所で困ったんですけどね。まぁ天下の家電グループってどうなの的な話を結構ディープな韓国料理屋でしたあと、この辺は下見済のCarusoへ。かなりいい店!立地の意外性(駅からはあまり近くないけど…)と店内の重厚感。マスターもそれっぽい(そして値段はあんまり高くない…重要ね)。堪能させていただきました。必ずまた行きます。

 今週来週は気合をいれにゃならん週です。僕が今までのギョーカイ人生で多分一番とりたい客へのプレゼンの権利をもらいました。しかも僕の超得意分野で、客のサービスを理解している人間は僕ともう一人(隣のメガネ)しかいない。そして競合が結構強いのと諸事情からPRだけでなく総合力が求められる試合になりそうで、運良く僕が日々別部署に散歩しにいってた成果が使えそう。なんにせよ勝ちたいです。プレは来週。というわけでまた今週も日記あんまりかけないのかな…。

コルンゴルドに「2つのヴァイオリン、チェロと左手のピアノのための組曲Op.20」なんていう作品があることを知りちょっと驚きました。聞いてみたいな。
 超絶イライラしてます。なんでみんな我慢しないのかしら。せっかくあそこへのプレゼンの権利を得たというのにメンバーが全然よくない。いや、能力的にどうって話じゃない(どうせ一番下っ端だしえらそうなこといえません)んですわ。

 なんかすごくメンバー感の仲が悪くて。社長はIT系の知識ゼロの癖に中国とかの事例を元に一人で突っ走ろうとしてトンチンカンだし協力会社は動き出せば強いのはわかるしかわいがってくれてるんだけど作ってくるデッキがクソだし先輩は協力会社いる前で社長面罵するしそれ聞いて協力会社は「なんだあのあほは!!」とか言って僕に電話かけてきて延々20分とか愚痴られるし。「私らあのアホがいるなら降ります」とか言われて。確かにその協力会社と良好な関係を築いてた時のうちの会社のチームはほぼ全滅でその香りを知ってるのは僕だけ。そういう意味でその会社の人が僕にしか言えない事もあるのはわかってるんですよ。でもねぇ。

 まぁそんな感じで内紛が主な問題です、いまのところ。いい提案作りたいしこの客はなんとしてでもとりたいのに、とてもわずらわしい。そして時間はない。そんでもってさらに客が手ごわいのでさらにそんなことやってる時間ないんじゃないの?という話なのに。

 
 …すみません愚痴です。楽しい話をしたいと思っているのです。ああでも俺結構ここでそんな楽しい話書いてないのかな?まぁそんな日常…。ああ今月合コンがあるらしいですがなんと?女子側幹事はわくわくさん(前振った…って表現が正しいのか?)。なんで俺出席するの?って話だけどまぁつなぎ…というそれだけ。男子側の一人を立てるための合コンらしいので「明らかな安全パイ」として招かれてるようです。

 そういや秘書3がやめる話を書いたら秘書1(ずっと前に退職)からお久しぶりの連絡が。つうか俺のメアド会社のとはいえよく覚えてたなぁ…なんて話もありつつ。また外資系の金融機関にいるようですが…さてあの人も僕のことを好きでしたね。12歳上だけど…ってそんな話ばっかかよ。

 まぁ明日からはようやく自分もそのプレゼン準備に本腰入れられそうなんでがんばりましょ。政治もほどほどにやらないといけなさそうなのが欝だけど。

[ウォッカちょい飲み]
 昨日は飲みながらカレー作ってたら食べてる途中から浮遊感に襲われていましたよ。チューハイとビールだけなのにね。酔っ払ってところどころいい加減に作ったのになんか普段よりおいしい気がしたのはそれもお酒のせいと思いましょう。でないとせつなすぎる。

 今日は散歩。セールで服を…と思ったんだけど毎度の事ながら一発で決定に至るほどパンチが効いたものには出会えず。せつないね。新宿伊勢丹のETROのシャツがかなりいい感じだったんだけど3万円弱。下がってその値段なのは理解してるけど、それにしたって高い。下品じゃない程度に色が入っててきれいだったんだけど…。
 あといつもシャツを仕入れる神宮前の店には赤のいい色のシャツが入ってました。冬のコートの下に着るととても映えそうです…がどう見ても夏ではない、つうことでパス。なんとも難しいね。

 今日のお出かけ本目的は楽譜の受け取り。なんか来月ライブに出ることになって。13時から中野でコンサートなんですよーでも終わりが読めない、とかっていうからまぁ2時間だろうと思って15時頃から新宿をうろうろしてたら来たのは18時前。絶対違うことしてただろお前ら。

 つうわけで依頼者(同じオケ、銀座さんのお友達)とは初対面でしたが待たされたのと譜面直したって男がものっそもやしっこでおどおどしてたのと直前から僕はココロの調子がいたく悪かったので不機嫌でした。ごめんなさい。
 なんか今回歌うのは某アイドルユニットに曲提供暦かなんかがある人らしく、依頼者嬢(ヴァイオリン初心者)がヴァイオリンも弾くらしいんですが彼女にもパート振るために増やしたんだろうなぁ…という邪推もできてしまうような(もやしっこは彼氏っぽかったので)意味のわからない編曲がされていたり譜面が読みにくかったりそもそもの編曲があんまり好みじゃない(いや、下手だと思うんですがこの辺は好みの問題かもしれない範囲なので…)とかまぁいろいろ。

 いろいろありますよね。

 別に毎日ネガティブなつもりはないんです…よ。

 そう、最近なんか自分が仕事をまじめにやっていないな、と感じました。もともと外向きには「趣味で仕事してます」とか言っちゃってたんですが、それにしたって時間つぶしと同じようなことをやってるんだなとちょっと思ったんですね。 一応3年くらい(まぁ正社員としてはまだ1年半とかだけど)やってきて、今の仕事はやっぱり自分の本当にやりたいことじゃないという意識が強くあります。
 それなりに器用にやれる別の(きっともっと収入もいい)仕事っていうのもあることがわかっていながらに、まぁ自由度は高いこの仕事をダラダラつづけていいのかなぁというのが今の思い。
 夢を持たせるのと騙すのは紙一重だし、吹いてナンボ的なこの業界の根本にある検証不可能性に依拠したうさんくささがイヤになってきたのかもしれません。さらに正確に言うなら半分くらいとてもうさんくさくて、もう半分は結構まじめな面があるんだけどその区別が今の僕にはとてもわかりづらいのかな。それこそ空気が読めていないような感覚があって、(業界的に)だらしなくていい部分でだれられなかったり、逆に〆なきゃいけないらしい部分がどうでもよくなっていたり。

 勿論、現実的?な理由もあります。何度も言われているようにこの業界の相当な衰弱ぶり。外資ならではの参入障壁と逆に英語だけで商売になってしまってるうさんくささ(まぁ日本語しゃべれない外人相手に詐欺やってるようなこともありますよ、一部)。結局あんまり頭を使う機会もないこと。そして大好きな人が片っ端から辞めていくこと。いい人だけれどあまり頭がよくなく、ビジネスレベルで日本語を使えないばかりに場を読めないでわけのわからないことを言ってしまう外人社長。
 
 でもそんなことよりなにより、「こんなことしてていいのかな」と思ってしまうのですよ。自分の適当な、魂のちっとも入ってない仕事ぶりを見るだにそう思います。うわっつらだけのつまらない仕事。気分屋だけに、自分のモチベーションを保てることをしたいと思います。仕事が面白くってやりがいがあることばかりじゃないことくらい理解してるつもりですが、別に今は養う家族がいるわけでなし、ねぇ。

 あ、あとパーマを再びかけたんですが、美容師に前かけた時(4月末)の話をされ、間をあんまり覚えてなかった僕はやっぱり自分の人生つまんなくなってるよなとか思ったのでした。やれやれ。

17時間

2008年7月16日 日常
 やー久しぶりにがんばってます。今日は17時間くらい働いたようです。このプレゼン勝ったらきっと僕は仕事をモチベーション高く続けられるんだろうなと思います。内容は悪くないだけに、これで勝てなかったらあほらしい内紛に明け暮れていたあの人たち全員等しくみんな死んでほしいなと思ったりしています。

 それにしても昨日(また今度書く…多分)仕事を早めに切り上げて大騒ぎしたことがすごく気分転換になってます。感謝。

 明日はイベント。明後日はプレゼン。

ただいま午前三時
 幸運にも公開ゲネのチケットをいただいたので行ってきました。プレゼン終わってお疲れ様>俺って心境で。…って公開ゲネにチケットがそもそもあるなんて、ってのがびっくりですよ。しかも普通に満席だし。

 演目はシュトラウス?のこうもり。そういえばオペラ観るのも初めてでした(ちなみにまともに払ったら15000円とか)。まぁ内容は他愛も無いものなのですが…うーん。

 最近折に触れ思うことなんですが、僕は演奏者にあまりフォーカスしてなくて、それより曲に興味がある人間みたいなんですよ。そりゃ「これは誰の演奏が好き」ってのは比べりゃあるんですが、あまりその比重は大きくないようで。
 そういう目で見てしまうと世界のオザワとはいえ、やってる曲は量産型ワルツやらポルカやらだから別にとりたててどうって曲ではない。上手さの出しようもないでしょ。それで歌はどうか、って確かに上手いんだけど筋が筋でどうでもいいようなものだから面白くもない。キャストが突然日本語しゃべりだすってのはギャグとしてちょっと寒い(鉄板すぎて毒が無くていわば中高年向け)し…。まぁ多分オペラをそもそも楽しめない体質なんでしょうね、という結論でした。曲に関しては多分ウィーン辺りで地元密着でやってるシュランメルンの人たちにでも弾いてもらったほうがいい気がしましたよ。ノリがね。
 宝塚の人を使った3幕はそこまでやるの?って気もしつつあそこまでやれば面白いとは思ったけどね。
 あと進行もまったく本番と変わらず、舞台明かりも落とすしとまらずサクサク進行だし公開リハと思って止め止めにやって小澤さんの指導が観れるか、という期待も残念ながら…という感じ。

 総評:そもそも深みの無い芝居と曲じゃいくら出演者の腕がよくてもどうにもなりません。もったいない。

 …チケットもらっといて攻撃的な感想文になってしまいました。でも今度ちゃんと小澤さんがオケ振ってたら見に行きたいと思います(今度は金払って、ね)。


 もひとつ音楽ネタ。最近ネタがなかった南紫音嬢ですが、どうやらまた紀尾井でやるようですね。チケットぴあに掲載無かったから知るの遅れた…。曲目は
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 作品12−1
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ(遺作)
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調 作品75


http://www.universal-music.co.jp/classics/artist/shion_minami/information.html
…またお友達が少なそうな選曲で…というような感想を失礼ながらに抱いていたりします。この年で、とか言われたくないだろうけどソナタばっかでしかもラヴェルの遺作とか…ねぇ。枯れてるよねぇ。まぁ相変わらず斜め上を行ってくれています。いや、ほめ言葉ですからね!でもこの人がチャイコフスキーのコンチェルトやっても別にそんなに興味が無いのも事実。暗くてじとーっとしたものをじとーっじとーっと弾いてくれるのを楽しみにしています。でもまた舞台であがっちゃったりしてつっぱしらないかは心配ですが(福岡だけの話だったらいいんですけど)。そんな感じです。
 ここ最近まで僕はまじめな本を読まない人間だった。今でも新聞は仕事以外では読まない。それは職種的にまったく感心されない態度だとこれは我ながら思っている。でも新聞の死んだ魚のような…って言ってたのは筒井康隆だっけ?まぁ兎に角大まかな事実についてはネットで拾えるわけで、でもネットに拾い上げられないけど自分の仕事には関係あるわけで、でもそんなものを拾い上げるために新聞を毎朝読むのは時間の無駄に思え…と思考がループしていたりするのですが、まぁどうでもいい話。

 そんなわけで、この人は名前しか知りませんでした。それでいてなんとなく読む気になったのは今時現実離れした破綻っぷりが売り(とは自分たちでは言わないだろうけど)の新本格(も既にはやらないのかな)でさえこんなテーマでは書かないだろうと思ったからでもあります、正直。あとは手を汚して読め、という装丁の話。それにきっと最近の自分の中での読書ブーム。

 本編の話ですが、さっき買ってきたのでまだ下巻の頭までしか読んでません。直接的な事件は上巻の最後まで起こらず、上巻はほとんど家族の話に終始します。そういう意味では最後まで読まないと僕なりの感想は生まれてこないのだろうなぁと…ってならなんでこんなこと書いてるんでしょうかね。
 ただひとつ思えるのは、これは僕が普段読む消費とその場の脳の緊張緩和のための物語ではなく、主張のための物語であろうということ。前者が悪いって話じゃないですよ。僕はそういうの好きだし。後者の極端な例はサルトルの嘔吐とかなのかな。登場人物は単なる伝達手段であって、そこで起こることはいわば雑な造形の人形劇みたいなものであまり意味は無く、本質は別にあったりして。

 「悪魔」が語る殺人の理論?における個という要素の不在はまるで…誰だ?思い出せないけどどっかの哲学者の弁のようでした。そして以前「やくざの文化人類学」だっけな、で語られていた秩序の話を思い出しましたよ。…自分の過去ログあさったら出てきました。

 そしてもう一つ、

「大規模な社会において逸脱のレッテルを貼ることは、一部の人々を社会的不適合者としてより分ける事によって、対照的に他の人々が社会秩序に『適合』している事を際立たせる事になり、したがって社会の統一を強める事になる(P.301)」

『聖人たちからなる社会を、つまり模範的な人々からなる修道院を思い浮かべてみてもらいたい。そこではいわゆる犯罪はありえないだろう。ところがそのような場ではふつうの人々には許す事のできる些細な過ちと思われることが、ふつうの社会でいわゆる犯罪が引き起こすであろうスキャンダルに等しい結果を生み出すのだ(ben-Yehuda 1985)(P.276)』


という記述もまたふむふむ、と思わされる。社会の中では予め「社会の周辺の何%は犯罪者と見なす」という決定があって実はその周辺の住人が犯した「犯罪」の軽重はどうでもよく、ただその社会の構成員にその社会がどういう性質かを示す為(つまり、なんでも輪郭がはっきりしていた方がモノの形はつかみやすいといったような)、そして社会がその目指す方向に更に変化していく為(先ほどの修道院の例で言えば「更に善人になる」為)の…悪く言ってしまえば生贄にされている、ってことなのかな。

 しかしそうすると必然的に一旦生まれた社会は延々と縮小の方向に向かっていく、って事になっちゃうのだけれど。きっと修道院の最後の一人は自分より少し善人ではない他者を排除した後自分の不完全さを呪って首を吊るでしょう。
http://diarynote.jp/d/42583/20050118.html


そら三年前じゃ思い出せないわなー。まぁともかく、この話。何が悪かは社会(集団)によって規定される、ってくだりね。

 まぁそんな感じです。今晩中には読み終えられないかも。期待とは違うものだったけどそこそこ面白い、って感じかな。まぁこりゃ勘違いした僕が悪い。最後まで読んでまたなんか書けたら書きます。

 そして昨日まで裸者と裸者(まぁ「消費するための物語」です思いっきり)を読んでいたんですが、やっぱありゃ名作です。いや名作ってのはもしかしたらあってないのかも。なんていうか、この心地よさはもっと個人的なものなのかもしれないな、とは思いました。でも少なくとも過去10年、大した数じゃないとはいえ読んだ本の中であそこまで心が動いたものはありませんでしたよ。

 体がものすごく疲れているようで、中途半端に昼寝などしていました。でも普通に寝れそうです。三連休でよかったわ、ホント。
 簡単に。

 読み終えて思ったのは、「これ全然赦しの物語なんかじゃない」ってこと。
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20080704bk01.htm
ここで読んだ「神がいない現代の赦(ゆる)しの問題を考えながら書き進める中で」って一節がすごく気になってたんですが、これは全然主題ではありませんでした。

 あとこの作品、「悪魔」と名乗った加害者を全然掘り込んでないです。典型的な「幸福な家庭で育たなかった人」としか描いていない。これはあえて理解がまったく及ばない「圧倒的に遠い他者」であることを逆に強調するために普通の人からそう遠くない存在として設定したのかそれとも書き込みが浅いのか、よくわかりません。
殺人を描くなら殺す側の動機(京極さんのように「動機は後付のものだ」って言っちゃうのでもいいけど)とか心情を書き込んでほしかったなぁと思うんです。

 ただ文中かなり雑に見える設定は多々あるんで、その辺を見てしまうとそういうだけのことなのかなとも思えてしまいます。なぜ666の正体を思い込んだのか、とか。多分書きたい部分に紙幅を取って書き込んでそれ以外の部分は繋ぎだからぱっぱっぱ、って感じで書いたんだろうなぁ…みたいな邪推をしてしまうような(そして「書きたい部分」は必ずしも一冊を通してのひとつのテーマに結びつかなかったりして)。その書きたい部分にしても平凡な家庭生活をだらだら書いてたり衒学つうか本筋はどこ?状態で語りに入っちゃったり…。

 文句ばっか書いてもしゃあないです(そしてこう書いてある割にはそんな読み終えて金の無駄したとかは思ってません)。好きだったのは前回の日記でもちょっと書いた「殺人は遺伝と環境」って悪魔の話、下巻の悪魔の幸せの話と最後に思いっきり室田さんに怒られてますが崇くんの赦しの話。
 ただ幸せについては幸せは主観によって感じるものだから客観的な状態によって判断できないわけで、「幸せを目指すことを強制される」という状態は(他の状態を強制されるのとは違って)必ずしもひとつのゴールに向かって向かわされることではないという視点が抜け落ちているように感じます。貧者が金持ちより幸せであることは(定量的な測定は無理だけど)充分ありえるわけで。

 で、一番気になっているのはなんで舞台が2002年なのに文中出てくるのがDSM-?かってこと(とっくにどっかで突っ込まれてるだろうけど)。「素人同士の世間話だから間違ってて当然」とか言っちゃうならそれはそれで構わないけど、知らないなら相当恥ずかしいですよ。?の発行年なんて知りませんが、ここ10年とかは?のはずです…。

 上の上の幸せの話にしてもそうだしDSMの話にしてもそうだけど、こんな話を書いていると全然ジャンルは違うけど士郎正宗さんを思い出します。あの人はこういう話をわざと本文中で間違ったりして欄外でそれに「この人は〜だから本当のことを知らない」とか書き足してあったりするわけ(上の例だと「素人同士云々」みたいな)。それって現実世界では往々にして起こりうることだけど、物語の中の人物はそういう間違いを犯さない。まぁ小説は欄外に書き込むって裏技は使えないけど、正解(または物語上重大なミス)しか起こらない世界はうすっぺらいし、そうやって世界のブレを増やすことで彼の作品は厚みを増していたんだな、なんて思うんですね。
 幸せの話にしても、悪魔がこの話をしたずーっとあとにでも作中人物に論破させるようなカタチをとってさらに深みのある理屈を提示できれば(自分が一旦納得したものを作中人物に壊されるという体験もあいまって)深みがぐっと増すのかなぁ。とかね。キチガイの理屈だから穴がありましたってのは話の流れ的にまったくおかしくないし。


 あ、そうそうそう。「手を汚しながら読む」の話ですけど、どっちかっていうと「この本は自分が購入するまでにいろんな人の手をわたってきたんだな」というのがよくわかる仕組みでした。そうなるのわかってたから山の下の方からとったんだけど、やっぱり中には指紋がちらほら。

 ていうか眠い。0時に帰ってきてこんなもの書いてる場合じゃないわ。
 もうひとつ。決壊読んで思い出したのはひろゆきの「無敵の人」の話(http://hiro.asks.jp/46756.html)。秋葉原の例の加藤の話を受けて書かれたものです。「刑罰をリスクだと思わない人たち」のことを指しているそうなんですが、これって結構深いよなとか思ったりして(みんなが言うように「裁判まけまくってるお前が言うな」って話はあるけど)。

 刑罰の歴史や考え方っていうのにも僕は詳しくないのだけれど、多分「割りにあわない」と考えさせて犯罪の実行をためらわせる効果と犯罪を実際に犯した人を社会に適応できるように矯正する効果の二つが主に期待されているんだと思う。少年犯罪なんかは完全に後者だし(厳罰化するなら前者に比重が移ることになるかと)、精神障害があると医療刑務所、ってのも後者の極端な例。

 で、実際には普通の刑務所では「矯正」はまったく行われていないというのはいろいろ書かれたりしている(興味があれば山本譲司の「累犯障害者」なんかを読むといいと思う。本筋ではないけどこの話も取り上げられていて、いろいろ勉強になります)。そして、失うものがないし刑務所を怖がらない「無敵の人」はこの考え方で犯罪を思いとどまることがない。
 
 
 じゃ、どうすりゃいいのさ、って思うけど。そもそも今日も八王子であったみたいだけど、こういう事件の加害者って本当に刑務所がどうのとかって考えてるの?っていうのはある。
 僕も前この日記のどこかに書いたかもしれないけど、人を殺したことも殺された現場も見たことがない僕は「真実人を殺したら何が起こるか」なんて知らない。刑罰のことは本を読めば書いてあるけど、肉に刺さった包丁の感触は果たして本当に気持ち悪いのか、とか本当に罪悪感感じるのかとか、色々あるじゃないですか。
 でもそれを知らないのであれば、自分の想像力を止めてしまえば人を殺すって別に作業として難しいことじゃない。台所にある包丁もって外に出て一人で歩いてる女の子を刺すなんて、ぜんぜん難しくない。でもそれをやらないのはその後何が起こるかを想像できるわけだし、刑務所行くのイヤだし、そもそも殺したら自分にどれだけのマイナスがあるかははっきりわかってるのに何の得があるのかまったくわからないからのはず。
 
 であれば逆に、想像力を止めてしまえば簡単。人を刺したその後に何が起こるか、別に何も考えなければ。そして異常でない状況(つまり戦場とかではなく日常で)で人を殺したまとも?な人はみんな刑務所にいて、実際人を殺したら何が起こるかなんてわからない。もしかしたら解脱したり何かの悟りを…までいかなくても「変われるかも」なんて考える人間がいたとしてもその筋道自体はおかしいとはいえない。

 話を戻して、じゃどうすればいいのか。「他人の痛みを知りましょう」っていうともうどうしようもないセンセイのスローガンって感じだけど、他人までいかなくても「結局自分が損するよ」っていうその程度の想像はできるようにしてあげないといけないんでしょうね、ってなんかやっぱ玉虫っぽい結論だなぁ…。
 そう、逆に今殺人を煽りたいなら前段で書いたような「殺して得すること」をうそでもいいからある程度の説得力を込めてバラまけばいいと思うよ。どうせ嘘だってわかった人間は塀の中にいるんだし、「それに人生かけてみっか」って馬鹿がうじょうじょ出てくるだろうから。

 そうそ、漫画好きからすると決壊の悪魔の囁きって闇のイージスのバタフライの「不完全な世界をかみ殺せ」にすっげえ似てるよねっという所も言っておきたいのです。

 今地震の話をNHKで見てるんだけどキャスターが「私は発生時に自宅にいたんですが…」ってあんたまだ発生から15分経ってないんだけど!すげえ職住隣接!

I skip to work

2008年7月26日 日常
http://www.boconcept.co.jp/%E4%BB%8A%E6%9C%88%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%86%E3%83%A0_-78513.aspx
なんか↑のように見せられるとマウスでドラッグすりゃ拡大縮小回転などが出来そうな気がして無駄につかんでみちゃったりしてイライラしたりしています(FPSとか3D系のゲームのおまけでそういうこと出来るのが多いんですよ)。小さいな俺。

あと
http://reposen.jp/home/report/summary.php?re_id=1311&;ca_id=6
トレンダーズの「「大人の友情」について 」という調査。トレンダーズなので母集団は女性です。やっぱり学生時代に出会った人が多いけどでもそれだけじゃなく色々あんのね、というような話らしいです(自分が社会にでて全然そういうのがないので…)。
 最後のFAの部分でも触れられてるけど女の子が結婚しても僕と遊んでくれ続けるのかとても不安です。まぁ基本無害だから…と思ってくれればいいんですが。

 さて、寝る前に、と思って1時前に書き始めたら電話が。誰かと思ったら引きこもりのBiter(多分25歳長身女・楽器屋関連)さん。そのまま一時間くらい話していました。昨日いつもの「1ヶ月に一度くらいの定期電話」をしたんですが、向こうからかかってくるのは珍しい、というか初日を除いて初めて。しかも引きこもりの癖に隅田川の花火にいって云々(兄貴の友達の案内をさせられたとか)とか東京湾の花火にいかないかとか誘われたりまぁ色々。復帰は近いようです。

 そう、なんかまた日記書くの久しぶりだなぁと思って右上のカレンダー見たら多分これだけ書いてない月って初めてくらいですよね。ざっと一年弱見返しても大体20日前後はコンスタントに書いてるもん。そこまで忙しいのか?ってプレゼン作り始めたの結構月頭なのねー。忙しかったです。来月は暇でありたい…けどまた月末に死ねそうな感じのが入ってます。

 だんだん眠くなってきたので簡潔に。

 あ、超気合入れて作ったプレは負けました。この話はちょっとかけないことが多い。

 木曜、MWN(秘書)の送別会でした。秘書と書いてましたが正確にはグループアシスタントの派遣さん。決して偉くもないんですが明るくて面白いその性格で結構かかわった人には好かれるタイプ。ということで広告SPオンラインPRあと受付とほとんどの部署から誰かしら参加しての盛大なお別れ会になりました。それを見てまたぞろ自分の送別会はこんなに集まってもらえないだろうな…とか思ったりして。
 というか僕の場合は自分の部署は部署で送別会不要で(そこまで好きな人が少ない)、でもさすがに他部署だとかかわりが少ないのでぽろぽろとしか誘えそうな人がいない。一緒にやっちゃうと数はあうだろうけどうちの部署って閉鎖的だからすみっこでごちゃごちゃやってるんだろうし…とかまぁ色々考えるわけです。あと他部署でもし自分が送別会やったら来てほしいな、と思う人はほとんど辞めちゃってるし。

 タイトルはバフェットのことばだそうです(検索しても出てきませんが…)。スキップしていきたいほど仕事が楽しいっていいよね、なんて書いていますが別に仕事がつまらないとは思いません。というか僕って結構その辺アバウトに出来てるのか順応力があるのか「つまらない」って思い続けることが無いんですよね最初思っても。そりゃどっちかって問われれば面白くなかったとしてもそれはそれとして作業を片付けること自体に楽しみを見つけられるというか。

 でもそれってつまんないよな人生的に、と最近思っています。今の会社は自由で楽だし給料低い以外にたいした不満は無いんですが、なんかそれでいいのかなって思ったりするわけです。まだ20代半ばで巡航速度はやばいだろって話で。まぁ愚痴っても仕方ないし、ということでこのプレに勝つか負けるかで決めようと思っていたらあっさり負けちゃったので、ちゃんと動き始めようと思います。英語習ったり海外行くならその準備をしたり。あとは転職活動ね。
 一応コロコロ仕事を変えるのはいやだし3年は居ようと思っているので、正社員で3年っていうと来年の末。今から準備したらちょっと早いけどまぁ、インターンから考えればもう三年半近いという考え方もできるわけで、タイミングとしては悪くないのかなと思います。このまま行ってもクビになることもないだろうし気持ちとしても楽なもんですよ。心配なのは自分の持つ目標に沿った仕事が見つかるかってことだけ(「だけ」って言っても大きいけど)。

 あ、そうそう。あとファミリービジネスの話もようやっと動き出したようで、親戚から連絡がありました。年末に某有名ホールをおさえたのでそこでのチャリティコンサートを山場にしてなにかやりたいとのこと。PRの力で…というので来週出動して色々ご相談してきます。分野としては有名人を立てない限り短期では決して楽な話ではないんですが。
 携帯の電話帳を見てたら見覚えの無い店の名前らしき登録が。ちょうど明日食べに行く場所を探してたこともあり登録されていた電話番号を検索してみたら…昔今の会社と同時にバイトを募集していた音楽系の小さな会社でした。仕事がwaveの編集とかだったから趣味と実益兼ねてるなぁ、ってことで応募したんですよ。あっちに行ってたら僕の人生どう変わっていたのやら、なんてことを思いましたよ。

 さて、今日は別にネガティブな話じゃありません。眠いのは今日もなのでぐちゃぐちゃかもしれませんが(最近眠くなるのが早くなってる気がする…)。
 ターニングポイント。今不動産系のお客さんを担当しているんだけど、そこが伸びるための絶対的な条件というのが何なのかよくわからないというのが今日の話。その会社はアメリカではすごく大きく、でも日本で大きくなれてない。それは設立が最近なのもあるけど多分市場環境が違うのが大きいんだろうなと思うのです。閉鎖的だとかアンフェアだとかいうのではなくて、単純に商習慣というか…まぁ簡単に書いてしまうならその会社のシステムは「進んだ」アメリカの市場にあうように出来ていて、あきれるほど未熟な日本の不動産市場では勝てないんですね。
 そもそも「アメリカが10年進んでる」とか言っちゃってる辺りがもう業界全体遅れてるよねだってそれってあまりに陳腐なせりふ、と思わなくも無いんですがとにかく、話を聞くとアメリカも昔は今の日本と同じような仕組みだったらしいんですよ。ということはアメリカだって絶対ある日何かが起こって(まぁそういう風に劇的にじゃなかったとしても後から考えれば何らかの要因があって)変わったんだろうなと思えるわけです。その未熟なシステムの隙間をついたような犯罪が起こったりとか。
 僕の力で犯罪を起こしてその矛盾を世に訴えることは不可能ですが、本当に日本がアメリカを追いかけていて同じことが起こりうるなら、ターニングポイントとなった「その日」についてもう少し知っておくべきだし、それがそのまま日本で起こらなかったとしてもなんらかのヒントにはなるんじゃないかなと思ったりします、という話。

 あー具体的には書けないんでこれだけ読んでもなんじゃらほい、って話かもしれないと今思いました。でもまぁ、家を買うなら新築だけじゃなくちゃんと検査入って証明が取れてる中古住宅ってのも(特に今はまだ正当に評価されてなくて値段が安い場合が多いだろうし)条件に入れるといいんじゃないでしょうか、という話です。

 そうそう、全然関係ない話。

 今日シャンプーを買ったんですが、何を買ったかというとヴィダルサッスーン。買ってから自分で理由が「?」なのでちょっと考えてみます。考えるというか羅列ですが。
 いや、昔某大手シャンプーをやってたことがあって散々考えたんですよね、その辺。ちなみにシャンプーは単価が安い上にあんまり変わらないからスイッチが簡単で、だからこそブランドが大切ってんで死ぬほど広告費を使ってました。
 でもVSなんて広告に接触した記憶…あれ安室使ってたのVSだっけ?と思って調べたらその様子。接触はしてます。VSってなんとなく日本人使わないイメージだったから意外だったので。
 店頭で悩んだ(というか候補にはいってた)のはアジエンス、セグレタ、VS、いつも使ってるのはリロンチしてて「リンス入り」とか書いてあったから却下。アジエンスは安定感ない感じのパッケージがいやでやめました。新しすぎ…ってか洗面所にあわないような。セグレタは色が毒々しすぎ。これもなんかパッケージがへんてこだった気が。最近はやりなのかな。ていうかセグレタも花王さんだったのか…CM見てヘンテコ外資かと思ってました(やってたころなかったのでよくしらない)。なんかエヴァ的な文字使いでしたよね。日産(ティーダだっけ?)も似たようなことやってた気がしましたが。つうか大本はTSUBAKIか。ああTSUBAKIそういや店頭に…あったのかな?目に付かなかった。

 で、色々考えた結果パッケージの形(の好み)重視なんだな俺、という結論。ああいう「触感で差をつける」ってしばらく前に飲料で流行ったんだけど(からだ巡茶とかみたいに容量減らしたり)、最近はそういう感じなのね。色とかもとt風呂場にあるのを想像してデザインしてほしいわ。自重しろセグレタ。 

 ああこれも関係あるようでないけどマキアージュに新しく入った外人さん誰なんでしょう?ぐぐりゃ一瞬だと思うけど…。なぞです。栗山千明なんかは普通にまだ残ってるようなので増えたんでしょうか。そして全体的にトーンが古い気がします(古臭い、というわけではなくなんか違う時代の色使いな感じ)。なんかひろき真冬さんの絵を思い出しました。

ねむい

美女の恋人

2008年7月28日 日常
 さて、久しぶりに美人な先輩(もうこの呼称やめようかなぁ…相変わらず美人だけど。元音大生。)と。前はなんか確か六本木でモツ鍋とか食ったんですが今回も六本木。別にお互いホームじゃないんだけど。

 今日はバッジオという明治屋の裏、ミッドタウンに抜ける道にあるピザ屋でした。安いしそこそこ。名物というクアトロホルマジオはちょっと焼けすぎてチーズが硬くなってましたが、まぁ値段にしてはまぁまぁまぁ。という感じ。そしてミッドタウンのスタバまで流れてだらだらしていました。
 ミッドタウンのスタバいいですね。なんか空間が広くとってあって。店員さんがかわいかったです。というか店員さん微妙に半笑いだったのが気になる…私知り合いかしら。

 先輩には久しぶりに彼氏ができたようです。前の婚約破棄の話からまだ一年。うだうだ「いらん」とか言ってた割にはまじめなつっぱりには割合弱かった模様。まぁ美人だから引く手あまただろうなぁ…。でもああ、美人だったけどちょっとやつれてるような感じもあり、相変わらず肌もボロボロ(これはアトピーだから仕方ない)でちょっとかわいそう。

 半年ぶりくらいに会ったのだけれど、新しい彼氏はどうやら彼女が男の子とご飯食べに行ってるのは駄目なタイプのよう。今日も「お友達とー」という話になってる模様で…。前の彼氏は僕も(「彼女の彼氏として」だけど)知ってたし一緒にご飯食べたこともあるし、「道化くんとご飯」と言ってれば彼女的にも通ったんだけれど今の彼氏は…まぁ長く付き合うのなら一回挨拶しといてもいいでしょう。後々面倒だし(つーても実質半年に一度くらいしか会わないんだけど)。

 その先輩が今度銀座某所で演奏が決まったらしく、曲目の相談を受けて色々話す中にそういや同じような編成で弾いていたA木嬢(美人元音大生…またか。で今は結婚…のはずが週の半分くらい帰ってこないと夫が嘆いています)を思い出して相談…したら案の定電話にでなくて。
 で先輩と別れた後になんかご機嫌なメールがA木嬢からは来て、なんか大分きこしめしているご様子。いつもは全然メールとか返してくれないのにとてもご機嫌でぽこぽこ今も返信が帰ってきます。いつも丁寧語なのに「飲まなきゃやってらんねー」とかくるし。やれやれ。

 さて、彼女は夫を家に残してどこで誰と飲んでいたのでしょう。まぁあまりつっこむとささやかな家庭の幸福とかそういったものがあっさり崩れる気がしてならないので僕は見て見ぬ…まぁ、って感じ。

 帰りはミッドタウンから乃木坂まで散歩してお別れ。今度会うのはいつでしょー。
 今日は生まれてきっと最大のBig dinner、にも関わらず悲しい日でした。

 ※ちなみにBigとは「豪華な」を意味します。

 なんか大きなお客さんの仕事が終わったチームがあり、収支的に余ったらしく、その打ち上げ?でした(なんで呼ばれたかは不明。仕事的には関係まったくないチームだし)。その打ち上げがなんというか想像を絶する…とまでいかないまでもでもありえない豪華さ。場所はブルガリタワー。あれですよ、生まれて初めてドンペリつうものを味わいました。薄かった。
 食事も別に感動はなかったです。席詰めすぎててうるさいし(まぁうちらが一番大人数で騒いでましたが)。天井高かったのが唯一いいところ、かな。ただウェイティングとして使った屋上のラウンジは広くスペースを使っていて雰囲気もあっていい感じだったとは思います。風強かったけど。ネットで見ると「銀座の夜景が云々」なんて書いてありますが、それなら新橋の松下ビルの40…何階か忘れたけどその辺のアメリカ料理のほうが百倍いいです。天井も高いし。値段は多分1/4とかだろうし。

 で、今日悲しかったこと。今日は「打ち上げ」と称しつつも、実はお別れ会も兼ねていました。僕の大好きだった信者さん(上司・干支が同じ・聖飢魔?と相撲の大ファン)の。やっぱり今のうちの会社からはネアカな人は減っていくようですね。もうなんていうか、正直今までよくもったな、と思う心もあってそういう意味では「おつかれさま」としかいえないんですが、それにしても悲しいです。

 そして悲しいことは重なるもので(っていうかこの前秘書3MWNが辞めたんで既に重なってるんですが)また今日その会に出発する直前に「私来週で最後なの」とか言う人が。部署は違うけどMWNとも仲良く、昔からいる人で僕をずいぶんかわいがってくれた女の人。こないだ一緒にMWNの追い出しやったと思ったらお前もか!って。
 その人もすごく明るい人で、なんかそういう人が加速的に辞めていってる気がします。気がするというか思いっきりきっと事実です。三週連続でお別れ会とかってつらすぎます。

 わかってますよ、理屈とすれば勿論長く居れば自分よりはやく辞めていく人なんてたくさんいるであろうことは。でも、それでも悲しいです。辞めて悲しい人が辞めていく。

[ドンペリ!]

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