ふとした瞬間に思ったんだけど、なんかまた死が自分から遠ざかってるね。平気ではるか遠くのための計画を、それまで生きてる前提で立てていたりする自分が悲しい。ああそうそう、僕がこんなことを折に触れて書くのは、ひとつは自分を動かすためなんです。僕は結構やってる内に現状が楽しくなっちゃう人で、そのこと自体はたぶん得な性質なんだろうと思いながらも、そのせいで動かない方に流れていく傾向があるのは自覚しているのです。
 しかもプライド高い(自覚があるあたりがアレ、とよく言われるのですが)ですから恥ずかしいこと、新しいことって大概恥ずかしさを伴うので、に立ち向かうのも極力避けるように動いちゃう。しかもそれがそこそこうまくやれたりもする。
だから常に自分が有限の存在であることを自覚するように心がけ、「どんないいわけしたってこの餌は二度と自分の前には回ってこないよ」ってことを自分に教えてあげないといけないなと思って、こんなことを考えるし書くことによって自分に言い聞かせるのです。

 たぶん何度も書いているように、別に今の仕事に不満はない。給料が低いのと先が見えないくらいで。でも給料低いってったって周りの給与水準だって低いだろうなぁという気はしていて、だから会社が搾取しているというよりは業界全体の病だと思う(病と書くとまるで他人事というか不可抗力みたいだけど、結局金を稼げないのはそれだけ払ってでもこの代理店に頼みたいと思われていないということで、つまりは我々の提供するサービスの質・量が十分でないという証拠だと理解している)。
 先が見えないことは最初、先を考えないで今の自分が楽しいことをやる、という自分の方針に合致していたしだから気にもならなかったのだけれど、今になって昔の前提である「今が楽しい」というのが崩れてきたし、先が見えなくて今がつまらないならいくら楽で過ごしやすくてもそこにいる意味はあるのか?というなんというか結構根本な疑問が…。

さて。

 なら論理的な帰結(そんな大げさなものではない)として好きで楽しいことをやればいいんじゃない?と思うんだけど、それがねぇ。なんか割り切れないというか、別にかっこいい話じゃなくて、「自分が楽しいことを仕事としてやる」ということになんか禁忌を感じるっちゃあいいのかな。
 たとえば僕はphotoshopとか得意で(本業でもないのに)企業のサイトのトップとか作ったりすることもある。それはとても作業としては楽しいんだけれど、それでいいの?って思っちゃう。何も不満はないんだけど、それって仕事としてやるべきことなのか?ということがひっかかって。「楽しいと感じることを仕事にする」って違う気がする。それってストレートな選び方だし多分一番ラクだけど、なんか違う気がする。「仕事はつらいものであるべき」ってのも違う気はするんだけど、なんだかよくわからない。自分の中で解決されてないんですわ。

 …いや違うな、仕事はつらいものであるべき、だわやっぱり。仕事は嫌なものであるべき、は全然違うよ。でも、仕事としてやるならタフなことをやりたい。自分の技術や能力をすべてかけないと成功できないことをしたい。楽しいことって自分がコントロール出来る範囲で起こる出来事で、それって安定的に評価は得られるだろうけど何にもチャレンジがない。僕は自分大好き人間だし別に他者からの肯定的な評価には飢えてない(大好物だしすごく喜ぶけど)。だからそっちのベクトルに向かわないんだろうなぁ…。Photoshopの使い方とか教えて感謝されたって別に「そりゃ知ってるからなぁ…」ってだけだし。

まぁそんなことを日々(でもないな、時々)考えているのですよ。さて、また転職考えなきゃ…。


 ところで今日の東洋経済、「テレビ・新聞陥落」と銘打って全誌あげてこないだのダイヤモンド(http://diamond.jp/series/newdw/08_12_06/)を後追ってます。あれ、前もやってたっけ?まぁでもこういうのあると読んじゃうんだよな。なんつーか自虐ネタ探しに近いものはあるけど。こいつら自分の尻にも火が着いてるのに「雑誌はセグメント化が進んでいるから少しは安泰」みたいな表現でさらっと逃げてあとはずっとなんかメディア内輪もめ解説、って感じで進行しててむかつきます。DもHもこういう媒体の扱いはやめちゃえばいいのに。いやがらせで。
 僕は民放みない人間だし、新聞もたまにしか一面以外は読みません。雑誌もなにも定期的には読んでない。そんな僕ですが、それにしたってこれはまずいと思うんですよ。今でも一次情報のほとんどはマスメディアに頼っていて、いわばネットなんて波紋みたいなもの。誰かが石を投げてくれなきゃ動かないんですよ。
 でも波紋の分際で石の食い扶持奪っちゃってるのが現状で、でも波紋、つまりネットの群集は当然統一した意思なんて持たないしそもそも数が多すぎ、「親(=石)を殺さない程度にしとこう」とかそういう全体最適の戦略なんてとりようもない。さらに直接的な広告費の話でいうなら、マス広告を減らした分ネットに流れればいいけど必ずそこで縮小するんです。なんでかは知らん。「ネット広告前年比50%伸びました!」ってたってテレビが0.5%落ちれば吹っ飛ぶような額でしょ(すんません額全く忘れた)?


 だからね、僕は考えました。道化総研2009年初の政策提言です。まず既存のマスメディアがネットに何を奪われて云々という場合の問題点を整理します。確認したいのが、決して問題は取材力や構成力、そらをかけあわせたコンテンツの魅力がネットに負けているというところではない(穴が相当ほじられている、監視が厳しくなっているという側面はあるけど)。「番組がつまらない」「みんながテレビをみない」ということを問題点だっていう人間もいるけど、コンテンツの質が問題じゃないんですよ。報道は確実にそうだし、バラエティに関してだって(あんまり見ないからえらそうなこと言っちゃ駄目かもだけど)質自体は芸人やら使えるTVのほうがネットより有利なはず。つうかネットの無料コンテンツに客奪われる程度の芸人ならテレビだってギャラ払わなくていいでしょ。人を集められる(=数字を取る)から金を取れるわけで。

 じゃ何が問題なのよって、情報の伝達で負けていることにあると思うんです。コピペ。なんか以前にも言われていたような内容だと思うかも知れませんけど違いますよ多分。情報はいろんな人がYahoonewsなんかで見て、そこにリンクをはったりコピペしたりして増やしていく。誰かがTVを録画して動画サイトにアップしたりする。それ。常にものの価値というのは数が倍になれば半分になる運命にあって、コンテンツだってその運命からは逃れられない。
 だから、もうこの際みんなせっぱつまってるんだからオンラインのニュース、全部Jpegかフラッシュ配信にすりゃいいんですよヘッドライン以外。OCR的なものでも読めないようにして。コピペも禁止ね。読めるけどコピーできない。そうすりゃアクセスを集めることは容易でしょ。これ絶対「情報を握ってるメディアの驕り」とかって言われるだろうけど所詮民間営利企業、タダで何かを提供してる方がおかしいし、その状態のまま「読んでる人はコンテンツには金がかかってるという当たり前のことを理解してほしい」とか哀願してたってどうにもなりませんよ。大体情報出さないとかいきなり全面有料化なら文句のつけようもあるけど、jpegにしただけだもんね。YahooやらGoogleやらと事前によくお話しなきゃなりませんがどうせやつらはコンテンツ寄生虫、こちらも落としどころは見つけられるでしょう。
 実行にあたってこれを導入しない他のメディアに客が流れるのが怖いだろうけど、どうせメディアなんて5グループくらいしかないんだからカルテル結んでせーので一気にリニューアルかけて仕様変えちゃえばきっと大丈夫。J-CASTだの出版社系だのがガタガタ言ったって別にいいでしょ。出版系なんて週刊誌で、モロにネットに客を奪われてるんだから体力弱いだろうし、きっと力なんてありません。あとネット広告の一部ともかち合うのかな?でもこっちもメディアコングリマリットにはむかう体力があるとは思えません。というかそもそも大手は資本がD系かH系なんでいかようにでもなるでしょう。
 
 このアイディア(つーレベルかこれ)の源って結構単純だけどネット界の普遍的な法則で、「何よりも面倒を嫌う」っていうのです。他へのスイッチングコストが異常に低いんですよ。他のコンテンツへの遷移の容易さといえばテレビだってボタンひとつだからよくわからないんだけど、多分その瞬間に見ているコンテンツひとつひとつへの評価が高くないんでしょうね。
 つーことで面倒だとすぐにやる気をなくすってのがネット視聴者の共通の特徴なので、例えばJavascriptかなんかでコピペ不可のページを作ったとしてページソースを見れば簡単に該当部分の本文抜き出せたとしてもそれで多分コピペの90%は防げると思います。そういうこと。

 そうしておいて例えば転載できるテキスト版は会員制サイトにして会員属性取れるようにすればたとえ無料でも結構金は取れるだろうし、なんなら流通印刷コストをさっぴいた分だけ請求するようにしてもいい。1記事いくらでもいいだろうし。「いや無料の会員制じゃ普通に自分のブログにコピペされるっしょ」とかって思いそうだし理屈ではそうなんだけど、ストレイドッグとかサイバッチとかやってる有料記事ってあんまり転載されないんですよなぜか。別に技術的に特別な転載防止装置をつけてるわけでもない(と思う)彼らの記事はなぜ転載されないのか…よくわからないけど多分みんなその程度のモラルと欲深さ(自分が金払って買ってるものをタダで他人に教えてやるのはシャク)は持ってるのかな、という感じ。だから結構これでいけるんじゃないかと思うんですが。どうですかね。


 あーまじめなこと書いたあとでなんなんですけどね。眠い…いや眠いも眠いけど明日はあれです。鳥居似、船長さんとおデート。うわこれ緊張するんですけど。だってホントネタ無いもん。なんで応じてくれたか俺にもわからんくらい理由が無いもん。何はなせばいいかわからん。何やってるんだ俺。そんな感じであせってます。あと微妙な立地だから二件目どこに行くかも課題…中にバーもあるけど、出来れば移動したい。まぁ車つかまえて移動しちゃってもいいんですが僕がどう思われるかわからんのでワンメーターであってもタクシーとかほいほい乗ってるとドンビキという可能性もあり、そこら辺をどうするか…。Copon Norpには言ってみたいけどネット上に情報がなさすぎで怖いっす。

■ 小ネタ
今NHKでやってた超人シェフ
http://www.chojin-chef.jp/index.html
地域の学校に有名なシェフを派遣して同じ条件でおいしい料理を作ってもらうんだそうな。出ていたのはアルポルトの片岡シェフ。有名人ですね。評判も聞いたことないけど名前はよく聞きます。メディア露出が多いんでしょう(つうてメディアでグルメ情報に触れることってすくないけど…dancyuとか読まないし)。


リンクはないけど週刊現代にJALとANA合併でJANA報道。
あさって例のCAとの会食があるのでネタに、と思って読んでみたら違う意味でネタ臭が相当濃い一品でした。
あ、J-CASTに反論のはあった。
http://www.j-cast.com/2009/01/26034217.html
中吊りは
http://online.wgen.jp/
今なら見れます。
 あれこれ読んで気づかなかったけど書いたの有森隆なの。有森さんといえば
http://outlaws.air-nifty.com/news/2008/11/post-42d4.html
にも書かれているようにアングラ系がご専門という印象があって、こんなところまで守備範囲に…ってこれはきっとおこづかい稼ぎなんでしょうがじゃあなんでこんなヨタに記名で出るのか…よくわかりません。
 ちなみに記事はひどいものです。スクープでもなんでもない単なる観測記事…ともいえない願望記事です。何でこんなわけのわからんのがこんな時期に出てきたのかわからない…のは僕が部外者だからで、多分わかる人にはわかるなんかの花火なんだと思います。これをきっかけにしたい人がいるのか、なんかのガス抜きか。それにしてもタイミングがよくわかりませんけどねー。総会前とかに持ってきたら無駄に楽しそうだけど。

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