今年どうしよう、というやつです。ま、具体的なことはおいおい書き込むとして、年末にイノベーション・オブ・ライフという本(あとでなんか書くかも)を読んでいて考えたことを書き留めておきます。本の中身とはあんまり関係ないです。


 今までを振り返ると、自分は目標を短期的なものと長期的なものに分けて考えていたと思う。長期的なゴールがこうだから短期的にはこうしようとか。別にそれが違っていた、とまではいわないんだけど、ちょっとこの表現だと不正確かなと思ったんです。この場合の長期短期というのは完全に「時間」を軸に考えていることになるけど、実はそうじゃなくてこれは視野というか射程というか、そういうものの長短なんですよね。だから時間的には長いことでも、短いほうに分類されることという事があったりする。

 例えば、といって簡単な例がぱっと思いつかないんだけど、改めて考えてみると僕の「中国行きたいな」は結構人生変える話だし準備も必要で時間も掛かるし一見長期的なもののようで、実は「それによって何かをしたい」というものではなく、そこがゴールになっている。中国行ったら暮らしやすいかも、とか新しい違う種類の仕事が出来るかも、とか会社にとってもいいことだよな、とかいろんな事はもちろん考えた上で望んでいるわけだからまったく「短期的」という言葉の響きのように安易に考えているつもりはないんだけど、でもとにかくその見方をしてみると、決して長期的な…つまり自分のなにか目標に向かっていくものから生まれたものではないことがわかるわけ。勿論、同じ決断が違う事を根拠に出てくることはあるわけで、あくまで現在の僕の話ね。

 そんな長期と短期を、自分なりにもっとわかりやすく自分も誤解しない言葉に置き換えようと考えた時に出てきたのが刺激と栄養だったんですよ。刺激が短期で栄養が長期ね。その言葉自体では全然対照してないけど、だからこそ(不幸と幸福の話じゃないけど)両立もできるのかなとか、まあそんなことも考えて。
 欲望の類、つまりおいしい物を食べたいとかかわいい子にモテたい、というのはすべからく「刺激」でしょう。ゴールであり、だからこそ達成されれば終わってしまう。RPGのお使いミッションみたいなもんだね。ゴールであるからには達成すると快感があったりするので、バカにしちゃいけないし退屈しないためにはこういう事も必要。…ってこういう表現だと必要悪というか「しゃあねえな」みたいな雰囲気になっちゃうけどそういうつもりじゃないのよ、大事だと思ってるよ。だってこれがなかったらひとつの道のために全てをささげる人みたいになっちゃう。危険だと思うのは、「これは刺激だ」と自覚すること。誤解しないことなんじゃないかと思います。


 栄養もまあ、もう文字のまんまだけど、いつか芽吹く何かのための栄養。美味しいものもあるだろうしまずいものもあるかもしれない。別にまずいから役に立つってわけでもなかったりするし、できるだけ刺激があって、さらに栄養にもなるものを探したほうがいいよね。

 そんなわけで、とりあえず今後の事を考える時にはそれが自分にとっての刺激なのか、栄養なのか、よく考えて動くようにしたいなと思った、という話。


と言うことで前振り超長いけど、2013年はどうするか、という話。
…の前に2012年だな。
- 出来るだけのスキルをつける
- 人と出会っておく

 というのは、どちらもボチボチ達成できたのではないかと思います(ぱちぱち)。中国語の資格も取れたわけだし、結構新しい人とも出会った。今年新しく出会って2回以上会った人って何人いるのかな…とても沢山いる気がする。人間は財産ですよね(しかしFive to Oneとかいって無駄遣いしない!を掲げていた年もあったのになあ…もちろん時間がたって環境が変われば色々あるんだけどさ)。


 で、その上で今年。
 年末色々考えていて(とても有意義でした)、まず自分のキャリアについては「元の業界に戻る」「今の業界で全力を尽くす」という二択しか正直頭になかったんだけれど、もうひとつあるじゃないですか。いやーなんで思いつかなかったのかね。「起業する」ってのが。
 うちの会社、表向きは副業禁止なんだけどやってる人いるし、「本業と抵触しなければOK」という言質を副社長から取ったので、いわゆる全力投球起業(必ず儲かる商材を見つけていない現状ではその気はまったくなし)じゃなくてサイドビジネス的に何かをやる、というのはOKだって事になったんですね。

 というような事を年末にようやく思いついたのでそれを具体化する、というのが年前半の目標。人に頼むのもそうだし、自分で考えるのもそう。とはいえ、僕はスペシャリストというよりはゼネラリストで「なんでも一人でできます」的な事が(どっちかというと、ね)ウリなほうなので、そういう人間がどうやって他と競争にならない(orなっても勝てる)ビジネスを構築するか、というのは考えなきゃなーと思います。とりあえず一個ウェブサービスのアイディアがあるんだけど、プログラミングできないからなあ…。翻訳とかだったらすぐにでもできるけど周りにいくらでも本当のプロがいるし、僕の英語力は翻訳を必要とする人(外資にいる元同僚とか)からしたらまったく信用ないからなあ…日本語力には自信があるから英→日のきれいな翻訳とかはプロレベルでできると思ってはいるんだけど。

  あとは、本を読むこと。これも昨年から引き続いてインプットを増やそう、ということからつながるんだけど、とりあえずウェブで字を読むのではなくちゃんとした紙で、最低一週間に一冊、この際一度前読んだ本でもいいから読もう、と決めました。

 あ、中国語の教室にも通うよ。ようやく通うよ。予約しなきゃ。


 ま、今のところそんな感じ。今結構急いで書いてるから、あとでまた追加したりするかも。インプットをこれだけ増やすということは当然今までとは「時間割」を変えなければいけないわけで、そこをどうハンドルするかが差し迫っての課題かなあ…。それも意識的に変えないとね。

 あーあと仕事の面では

g-yokai.com/2013/01/2013.php
2013年広告業界予測   ~7つの出来事を予測する~

 なんかを見て思ったんだけど、よりデータベースオリエンテッドなマーケが「当然」になっていく世界があると思うのね(ちなみに上のエントリでまったく触れられていないけど、多分ソシャゲが今年辺りに大量死してその受け皿としてソシャゲ屋さんでぶんぶんPDCA回してた超データっ子たちがこういう広告業界のデータ屋さんになっていくんじゃないかなと思ってる。話を聞いたりブログ読んだりしてるだけだけど、本当に彼らは従来のゲーム屋とはまったく思考が違って分単位でアクセスみながらパラメータ調整したりとかしてるみたいだから)。
 だから勿論こんな派手にはできないまでも、何かあったらこうした所にも有る程度首を突っ込める程度には自分の領域でこの方面の経験を積んでおきたいなと。あと逆に自分にとって新しくもないし、金にもあんまりならないことはもしちょっと楽しくても、勇気を持って手を引こうと思っています。もちろんすごく楽しい仕事は金にならなくても(会社に損させても!)やるけどね。
2012: http://42583.diarynote.jp/201201090055264121/
2011: http://42583.diarynote.jp/201101050133112693/
2009: http://42583.diarynote.jp/200901041854024444/
2008: http://42583.diarynote.jp/200801010509390000/
2007: http://42583.diarynote.jp/200701040240470000/

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