ベトナム怠惰記

2012年12月28日 非日常
ベトナム怠惰記
ベトナム怠惰記
ベトナム怠惰記
 ベトナムでは特にこれといってなにもしなかったに等しいので、宿のレビューっぽいものになってしまいます…しかし行った場所がマイナーすぎるので念のため固有名詞は秘密のみで。
 初めてのベトナムだったんだけどホーチミンは通過のみ、いきなり田舎でした。ていうかいつの間に俺ベトナム行くって話になってるのよ九州じゃないの?シンガポールじゃないの?って話よね…。

 えっと、流れとしては九州を計画する→台湾に誘われる→でもみんな仕事が終わるのが29とかでやたら滞在が短くなりそう→なら俺先どっかいくわ→台湾ひとりは去年つまんなかったのでどっか別のところに行こう、年末は基本二箇所って自分ルールもあるし→でも上海台湾は去年もうすでにやったわ→香港も行ったばっかだわ→チキンライス食べたいしScootがシンガポールまで便あるからシンガポール行くか→でもシンガポールも何度も行ってるしチキンライス以外冷静に考えると特に魅力がないな、そもそもは偽名ちゃんと行こうって話してたから話がつぶれた後も頭の中に残ってるだけ疑惑あるし…→シンガポールの宿はせっかくだからどっか変わったところにしよう→色んなサイト見てたらベトナムにいい宿発見→ならここにしよう!…という(書き出してみるといろいろ有ったな)。

 そんな感じなんで、別にベトナムの意味はありませんでした。あと最初は九州から台湾に入る方法も模索したんだけど、地理的には東京から行くより近いにもかかわらず料金やらアクセスの面でまったく利点がないので(下手すると関空辺りまで戻ったほうが便利&安かったりとか)
 で、実はかなりギリギリまでシンガポールの案も残ってたんです。ビンタン島という確かフェリーで1時間とかの国としては一応マレーシアの島にもビーチリゾートがあってかなりいい感じだったので。ただ問い合わせた結果やたら高かったのと「雨季です」という記述をネットで見つけてしまい…。もう少し余裕があったらタイの島とかも考えたし実際なんか行くのが超大変だけどすばらしそうな島の情報とかもあったんだけど、まあ今回は台北発着のアクセスがいい場所じゃないと、というのも条件として有ったので仕方の無いところでしょう。


 で、ベトナム。空港に着いたらお迎えが来ていて、それに揺られてまた1時間くらいで宿。本当にド田舎です。空港自体がかなりローカル空港なんだけど街はまあまあ栄えてる、でもその町から宿までは20km弱とかはあったんじゃないかな。隣は普通の漁村で、そこにいきなりホテルを建てちゃいました!という感じ。
 宿のコンセプトは多分シックスセンスとかアマンリゾート路線なんでしょう(泊まった事ないけど)。ローカルのセンスを取り入れた豪華なホテルといった感じだけど、アマンの多分1/3くらいの値段です。で、でも西洋人のわりとアッパーな人ターゲットだろうなあ、という感じ。無料のヨガコースがあったり、スパとかマッサージの充実がウリです。あとこういうのが西洋向けっぽいなあ、という感じだけど地元のNGOと組んでローカルの服を売っていたり、「雇用も仕入れも地元のものをできるだけ使ってます」宣言みたいなのがあったりとか。
 で、ホテル自体が砂浜に沿って建てられてるので水辺まで本当にすぐそこ。テラスからいけるわけではないけど、本当に秒単位で浜辺というものは気持ちがいいものですね!なんでおれこんなところに一人でいるの!ってフロントの人も「え…ひとり?」みたいな感じだったしなあっはっは。
 まあでも日がな一日浜辺に寝転がってビール飲みながら本を読んだり昼寝をしたりマッサージしてもらったり、怠惰の極みです。これが贅沢ってやつじゃあないですか。一人だから本当にやりたい事をやりたいタイミングで勝手にできるしね。
 この辺も雨季は雨季だったということで曇ってたり雨だったり本当に浜辺を楽しめた時間は必ずしも長くは無かったけど(でも快晴も味わった)自分の部屋でごろごろしててもフロントの周りにいてもそれはそれで楽しいし、そこら辺に不満はありません。


 あ、この宿は街から隔離されている利点?を存分に使って、ステイは安いけど中で色々すると搾り取られる、というシステムになっています。インクで儲けるプリンタ屋のような。…っていってもまあ感覚としては安いんだけど、でも現地物価からしたら相当ひどいでしょうよ。ビールは一本300円弱だったけど、普通は100円以下のようだしね。僕は途中で自転車を借りて街に出ようとして山道に挫折したんだけど(バイクも借りれるけど流石にちょっと怖い)色々調べると実は宿の前に街まで行く路線バスが走っているようで(宿のページには書いてない)、そこらへんをうまく使えばさらに楽しく安く過ごせるかもね。空港から宿までの送迎もあまり安くはないしタクシーでも同じくらいの金がかかるようだったけど、空港からは市内までのバスが通っていたようで、あれを使って市内に出てそこでタクシー拾えば多分かなり安いです(ただタクシーが市内ですぐ見つかるかは不明)。飯も多分ローカルのとこで食べれば死ぬほど安いだろうし。ただベトナム語はまったく表意文字とかではないので読んでもまったく、100%、意味がわかりません。なのでガイドブック見ながら注文とかになるでしょうね。

 やー本当に滞在中は何もしなかったので特に書くことがありませんね。食う飲む、読む飲む、寝る飲む、の繰り返し。あと1日2日は滞在したかったなあ…。隣の漁村とか探検したかったし。


 そんなだらだらとした3日間の最後、またホーチミンで乗り継ぎのフライトに3時間くらい余裕があったので空港周辺をぷらぷらしてみたけど、これも面白かった。ホーチミン(正確にはタンソンニャット)空港はやっぱり市内中心部からは離れているんだけど、まず空港の敷地のすぐ横にCTプラザという小型のデパートがあります。パークソン(百盛)という…香港系かな?のが入っています。でそこの名前で検索すると中にそれなりになにかはありそうだったのでを目指して歩いていってみると横の通りに小型商店が並んでいて…というのでそれを辿って歩いてみただけなんだけどね。
 なんかベトナムの特徴なのかこういう東南アジアの共通なのかわからないけど非常に面白いなと思ったのが店のまとまり具合。ヨーロッパとかだったら「はいここから街、ここまで野」とかいう境界線がわりとくっきりとつけられていることが多いと思うんだけどそういうことが無く、だらだらだらだらといつまでも小さな店が続いていく。それだけ小規模な店がまだ生き残っている(≒効率化されきっていない)という意味でもあると思うけど、まあそういうわけで中心部からは相当離れているにも関わらずお店を覗いたりとかなら結構楽しめるわけです。
 あとはなんだろうなー、バイクタクシーみたいなのが走ってる…というか多分バイクに乗ってて暇なにいちゃんが僕が一人で歩いてるとすんごい声をかけてきます…でも結構すぐ諦めるし、お前ら本業なんだよ、という感じ。ベトナムも男はぷらぷらして女が働くような文化なのかな?とにかくバイクの数はすさまじいです。あと裏通りの普通の生活市場みたいなの面白かったなあ。あんまりにも普通のそこらへんの人向けすぎて写真も落ち着いて撮れなかったけど。

 あ、そうそう宿に泊まって感動した、という共通点でいうと3年くらい前に行ったイタリアの田舎の事を思い出して、なんかやっぱ俺そういう孤立したいいリゾートホテルみたいなの好きなのかなとふと思いました。どうなんでしょう。

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