9/17-19くらい:上海
9/17-19くらい:上海
9/17-19くらい:上海
(久しぶりに飲みながら書いてる) 

 あーもう。そういえば旅が途中でおわっとるじゃないか…という事にいまさら気づいたけど、過去の日記を書こうとしても日付の改変できる範囲って決められてるんですねそういえば。ということで10月の日付ですが、9月に起こったことです。まったく原稿が残ってないので思い出しながら。

 敦煌ワイン(帰国してから飲んだらやっぱりまずかった)を買った翌日は、朝からガイドさんと探検。なんか日の出を見ながら遺跡&山の中探索というコースで、朝何時だっけ…確か6時半集合とか。この旅行は毎朝やたら早くて、なんか休暇とは思えませんわ。

 宿からタクシー(の運ちゃんがバイトしてるんだと思う…)に乗り、西へ。砂漠の中の一本道を走っていくと、途中で日の出が見えてくるのでいったん休憩して眺めます。周りにあるのは道路とその横の線路(確か蘭州-敦煌間って言ってたかな)だけ、対向車もたまに、という程度でなかなかよい気分。

 そして途中の何の目印もない所で車は道をそれ、山の合間に止まって降ろされ、そこからは山歩き。山といっても木は茂ってないし、高度は低いし…丘か?とにかく砂漠ではないけど緑がないのでなんか違和感ある感じです。まあ写真でも見てくださいよ。
 ガイドさんが言うには、この山道のいくつかが本当のシルクロードだったとか。あときつねとかヤギとかもたまにいるようで、なんか足跡を見つけた!とか何回も言われました。みなさん夜行性らしく、それもあって朝早く来ると見れる確率が上がるんだとか…まあ今回は残念ながら見れませんでしたが。
 途中には狼煙台の遺跡っぽいものがああったり、探検隊?がきたあとがあったり。あとなんかしばらく歩くとぽつんとオアシスがあって、確かにいきなり緑が増えて水源があってザ・オアシスって感じ。そこで車と再び合流だったんだけど、運転手のおっちゃんがせっせと掃除していました。なんか地元の人とかがこのオアシスを宴会場にしてるらしく、飲み終わったビール瓶を投げ捨てて帰っちゃうんだとか。彼が来るごとに掃除してるけど…って。まあ善意というより、彼も客をはるばる歩かせて連れてきた秘密のオアシスに空の青島ビールじゃあ演出にならない、ということでもあるんでしょう。

 タクシーに回収され、帰りに秘密の遺跡?で発掘作業にいそしんで、ホテルへ。ガイドさんと昼ごはん食べてタクシーに空港まで送ってもらい、さて順調に緊張の上海へ…と思ったらフライト遅延ですよ。あ、ちなみにガイドさんには最後までぼられました。空港までのタクシーでその値段はないだろうよ…。
 で、フライトは確か2時間くらい遅延したんだけど(ちなみに中国の国内線は遅延が当たり前といわれるときく…)、乗り継ぎの西安ではものすごくスムーズに乗れて、結局待ち時間の前倒しって感じでわりと似た時間に上海に着きました。しかし敦煌の空港はなんもないからねえ…西安はそれなりにぽつぽつとは何かしらあるっぽいんだけど。

 しかしそもそもは虹橋に着く予定だった飛行機が、なぜか(というか遅延のせいだ)で、浦東へ。別に浦東の方が慣れてるっちゃ慣れてるからいいんだけど…。で着いたのが確か夜10時くらいとかで電車が終わってたのでしょうがないからバス、と思ったらどんぴしゃで近くにいくバスがなくて、ぼちぼちのバスがあったから乗ってみたら「満員だから降りろ!」と怒られて降りたら一緒に怒られた白人を乗せたままバスは無情にも発車したり(その白人は中国語をかけらもわからなかったっぽいので多分乗務員が諦めたんだろうな…)。んでしゃあないから次、と思ったらあれ終バスだったんですね~へー。みたいな。で困ってたらなぜか終バスのはずなのに次が来て乗れたんだけど。もうイミフ。

 でまあどうにか乗って、晩飯食う予定だったアンさん(五か国語を操るタカビー中国人)にSMSしたら「今からこい」と。あんた日付変わって反日GOGOの当日(9/18は柳条湖事件だっけ、とりあえず反日デモのピークと予想されていました)、遅延もあって疲れてるのに今から来いって何よ…しかも晩御飯まだなんですけど。食べるものある?って訊いたら「なに言ってるの私たちいるのバーよバー」とか返ってきてげんなりしたので「むりっす」と返したら「くぁwせdrftgyふじこl」化しました。やれやれ。まあとりあえずほっといて、バス降りてタクシー拾って宿について、ようやくケンタッキーで晩御飯だったのでした…。あ、ちなみに宿は人民広場の目の前でド繁華街だから安心だろうということで取ったんですが、はじめてポン引きにおいかけられました。なんか宿の前にたむろってて「日本人?おんなのこあるよ!!!」とかなんとか。うっせー。あ、でも宿は立地、設備、対応ともに、料金と考え合わせると今までで一番良かったと言えると思います。ポン引きさえいなければねえ。あと、中心部ではあるけど周辺はデパートとかが多いので、地味に人通りが少ないしやってる店も少ないです。まあ電車が終わって日付が変わってから海外で外うろつくようなバカなことをしなければ別にそういう場面にも遭遇しないだろうから大丈夫だろうと思いますが。


 で、次の日がそのデモが燃え上がる日という事で、念のため午前は禁足。なんてったってホテルの目の前の人民広場がデモの集合地点ですからねえ…。朝食もしょうがないからホテルで取って、その食堂が上階にあったので窓からのぞいてみたら、なんか確かにいました。でもなんといえばいいか労働者というよりは上着脱いだオフィスワーカーばかりで、まあそういう事なんだなと。
 あ、そういう事というのは、要するにこの人たち動員なんですね。中国のデモは基本官制で計画されます。無許可のデモは法律違反で捕まりますので。ただ今回各所で燃え上がったのは最初官製デモとして計画されたものに別に動員されてない自発的な人たち(ってデモってそもそもそういうもんだろ…という話はおいとくとして)が合流し、まあその自発的な人たちがわりと自由にやっちゃった(&数が多かった)から刺激された動員された人たちまで暴れだして…という感じだったらしくて。だから僕が上海でみたスーツの人たちばっかり、というのは動員者ばかりだったわけだから安全だな、と感じたわけです。彼らもたりいなあ、でも参加しないと査定でマイナスつけられるしなあ、という感じなわけで…。そもそも日本人だけでなく外国人なんかにも慣れてるはずだしね上海人。

 まあそんな感想はあったとはいえ、何かあったらばからしいのでおとなしくして昼過ぎに家を出て、上海の姉由子先生さまとランチ。なんか同居人(ピアノの先生仲間)を連れてきたので三人で、浦東の日本人向けイタリアン。三菱商事だかがあるあたりで、浦東は静かでした…って単に人がいないだけやん、という気もするけど。でだらだら飲みながら食べて、家に上がりこんでお茶飲ませてもらって、あとはなんだっけな…ああそうだ、夜は昨日切れてたアンさんとまたイタリアンだったんだ。彼女曰く「絶対安全」つまり別に信用はできない日系のイタリアン、まあ居酒屋レベルですね…。彼女が連れてきた友人と3人。なんか店内は日本人ばっかりで、偏見?かもしれないけどなんとなくみんな息をひそめてる感じ。上海は本当に何にもなかったんだけどね。でもまあ、緊張はします。

 そして食べ終わり、なぜか合流する人がいるから!という事でカラオケへ。健全な、DAMとか入ってるやつです。そこで以前会った何人かと合流し、90年代ポップスを歌いまくっていました…当然こんな日系のカラオケ屋とか商売あがったりな日で、客は僕らだけ。

 んで相当飲んで、泥酔アンさん(体がでかいから重いのよ…)といい雰囲気になったので抱えて家路…と思ったら突然なんかよくわからんイケメンが出現してアンさん「三人で飲みなおそうよ~」とか言うから僕はもうめんどくさくなって押し付けて帰ったというような、そんな感じです。ていうかあいつ誰だったんだ?多分中国人でした。

 で前回の教訓を生かして(?)ちゃんとフライトが昼とかだったので悠々乗って帰ってきたのでした…あ、そういえば帰りの便も遅延した気がするな。次の日から仕事だったから結構びくびくだったような。まあびくびく具合で言えば、前回の事を思えば全然マシですけどね。

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