「~すべき」という言葉が、あまり好きではない。そういう、かっこよく言えば信念みたいなことを自分の中で持っている事は悪いとは思わないし寧ろ歓迎すべきことかもしれないとさえ思うのだけれど、それは言葉にするものでも、他人に伝える事でもないと思っている。それが得だからしたほうがよい、それが損だからしないほうがよい、そんな事はあると思う。僕が否定したいのはそういった忠告についてではなく、しばしば他人の行動や言葉を否定するために使われる「べき」のこと。「べき」は自己にのみ向かう「べき」である、というのも一つの自分の「べき」であり、自分の意見に従うならこうした所でさえ表出されてよいものではないのかもしれないけれども。
そんな事を考えながらも、いま自覚している「べき」について書きたいと思った。「自分がどう生きたいかというものに資する仕事に就くべきである」ということ。 「リュート奏者は生涯の半分を狂ったチューニングでの演奏に、残り半分をチューニングに費やす」というような冗談があった気がするんだけど「生きる金を稼ぐために仕事をする」というよく聞くセリフは僕にはそれと限りなく似通って響く。
この「べき」も、他の大多数の「べき」と同じ性質、つまり現状その通りになっていない事の裏返しであるということはなるほどそうかもしれない。今僕はそういう仕事をしていない。ただ不思議といえばいいのか、もしかしたら面白いという表現のほうが当たっているかもしれないけど、今の仕事をつまらないとは思わない。今の業界ではおそらく最高のメンバーとチームを組んでいるし、その内容も(この業界にしては)規模が大きい。それに僕の今のポジションはとてもあいまいで、そのお陰でずる賢くも色々な義務から逃げ回ってもいる。そんなあいまいなポジションは競合他社にはない。誰も僕が何をやっているのか全体像を知らないから、理屈で文句をいえない。そしてそれなりに人当たりもいいし頼まれた僕にしか出来ない仕事はこなすから、さらに波風は立ちにくい(僕はわりと人に嫌われる事が多い…というと切ないな、気に入られるか気に食わないと思われるかがはっきりしてる、と書けば良いのか?…から、今は意外と成功している、という風に言えるのかもしれない)。
しかし同時に、この道はどこにも通じていないとも感じている。給料が安いだとか周囲があまりにアマチュアで能力が低くて、とかそういった不満よりもっと深刻な、このビジネスが自分の人生の目的に適っているか?ということが最近身に迫ってきている。
そもそも転職した時からそのこと自体はわかっていた。あの頃は(という言葉で過去の自分を表現する事には抵抗があるけど)とても疲れていたしとにかく逃げたくて、唯一与えられた行く先としては今の仕事は最高だった。自分が思い描いていたその「道」からはどうせ前の仕事を続けていたところで外れてしまっていたのはわかっていたわけだし、自分は周囲より優位にいて、プレッシャーをかけられることもほとんどない。端的に楽だ。
そして、周囲も僕の事を永住希望者としてはおそらく見ていない、というかたまにそういう事を直接言われる。僕も別にそれを隠さない。でもちゃんと求められた能力の提供は行う。僕はそんな中でま、ある種守ってもらって疲れを癒している…というとあまりに話がきれいすぎるのかな。でもそんな実感。
で、傷も癒え、年齢も節目を迎えようとしていて、金もない。はっきり言って飽きてきた。色々な要因から「そろそろかな」と思い始めたわけです。先日戦略コンサルに応募したと書いたけど、それも同じ流れ。家も出たいしねえ。かといって今すぐ、という切迫感があるものでないしそもそも考えてすぐにわかる事柄ではないのだけれど、ぼんやりと考える「道」を仕事(業種なのか会社なのか)に落とした上で、手は打っていきたいなあと思ったりするわけです。
ってなんか書いてみるとこれ同じような内容を最近書いた気もするー眠いし恥ずかしいからチェックしないけど。
[とても眠い]
そんな事を考えながらも、いま自覚している「べき」について書きたいと思った。「自分がどう生きたいかというものに資する仕事に就くべきである」ということ。 「リュート奏者は生涯の半分を狂ったチューニングでの演奏に、残り半分をチューニングに費やす」というような冗談があった気がするんだけど「生きる金を稼ぐために仕事をする」というよく聞くセリフは僕にはそれと限りなく似通って響く。
この「べき」も、他の大多数の「べき」と同じ性質、つまり現状その通りになっていない事の裏返しであるということはなるほどそうかもしれない。今僕はそういう仕事をしていない。ただ不思議といえばいいのか、もしかしたら面白いという表現のほうが当たっているかもしれないけど、今の仕事をつまらないとは思わない。今の業界ではおそらく最高のメンバーとチームを組んでいるし、その内容も(この業界にしては)規模が大きい。それに僕の今のポジションはとてもあいまいで、そのお陰でずる賢くも色々な義務から逃げ回ってもいる。そんなあいまいなポジションは競合他社にはない。誰も僕が何をやっているのか全体像を知らないから、理屈で文句をいえない。そしてそれなりに人当たりもいいし頼まれた僕にしか出来ない仕事はこなすから、さらに波風は立ちにくい(僕はわりと人に嫌われる事が多い…というと切ないな、気に入られるか気に食わないと思われるかがはっきりしてる、と書けば良いのか?…から、今は意外と成功している、という風に言えるのかもしれない)。
しかし同時に、この道はどこにも通じていないとも感じている。給料が安いだとか周囲があまりにアマチュアで能力が低くて、とかそういった不満よりもっと深刻な、このビジネスが自分の人生の目的に適っているか?ということが最近身に迫ってきている。
そもそも転職した時からそのこと自体はわかっていた。あの頃は(という言葉で過去の自分を表現する事には抵抗があるけど)とても疲れていたしとにかく逃げたくて、唯一与えられた行く先としては今の仕事は最高だった。自分が思い描いていたその「道」からはどうせ前の仕事を続けていたところで外れてしまっていたのはわかっていたわけだし、自分は周囲より優位にいて、プレッシャーをかけられることもほとんどない。端的に楽だ。
そして、周囲も僕の事を永住希望者としてはおそらく見ていない、というかたまにそういう事を直接言われる。僕も別にそれを隠さない。でもちゃんと求められた能力の提供は行う。僕はそんな中でま、ある種守ってもらって疲れを癒している…というとあまりに話がきれいすぎるのかな。でもそんな実感。
で、傷も癒え、年齢も節目を迎えようとしていて、金もない。はっきり言って飽きてきた。色々な要因から「そろそろかな」と思い始めたわけです。先日戦略コンサルに応募したと書いたけど、それも同じ流れ。家も出たいしねえ。かといって今すぐ、という切迫感があるものでないしそもそも考えてすぐにわかる事柄ではないのだけれど、ぼんやりと考える「道」を仕事(業種なのか会社なのか)に落とした上で、手は打っていきたいなあと思ったりするわけです。
ってなんか書いてみるとこれ同じような内容を最近書いた気もするー眠いし恥ずかしいからチェックしないけど。
[とても眠い]
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