弊社の業界名物な顧問が「繋ぎ屋」を自称していたり、昔の上司もよく「人にスケベであれ」と言っていたのが指し示すとおりということなのか、信頼される人はしばしば色々な所から相談があるし、逆に人との関係を出来るだけいい形で保つ様努力をしている人にも見返りはあるんじゃないかと思ってます。今回の話がそこに並ぶかはよくわからないけど、そうなるといいな、という話。
一個前の日記に書いたように今週は夜が空いている日が多く、昨日辺り大学時代の友人で近くに勤めている職人さん(元寿司職人、今は商社マン)とのランチをブッチされて(まあランチなんて忙しかったら飛ぶものだからそこに恨みはないけど)ひとりでもそもそと初めて入った四川料理的な店で珍しげな魚料理など食べながら「さすがに4日連続夜があいてるのはねえよなあこの季節…」などと思いにふけっていたわけです。
確かに宴会(とかいって本当はサシが多いわけなんだけど)が連続するとそれはそれでうんざりなわけだけど、でも2日以上あくとなんかもったいねー、というね。貧乏性って奴なんでしょうか(違うね)。
んで、そういえば今年会った人で総括の一環として会っときたい人がいた!と思って職場への帰り道、文面考えて歩いてたらその当人から連絡があって(その節はどうも)結構な勢いでびっくりしたりしていたら、夕方になってとーーい昔にお付き合いしていた人からいきなり電話が。「あなた代理店に前いたわよね」って何の話かと思ったら英語対応可能でコンベンションの運営できる会社を探しているからどこか紹介してくれないかと。お前3月のイベント今仕込むって何考えてるの普通は6ヶ月前には最低やってなきゃいけないよ、とか思いつつ、この子まともに就職したんだ…と思って若干涙腺が緩んでしまいました。
前も多分書いた気がするけど、この人はもうなんていうか本当にダメ人間で、タイプとしては「大学受験がイヤで美大うけたらうっかりうかっちゃって美大という別名ニート製造機でしっかりニート教育をうけてプロニートになりました」というザ・ニートエリートという感じ。いや働いてるからニートじゃないんだけど、まあとりあえず何やってるかしらんけど正業じゃなさそうなので聞くのがこわい、という感じでした。いや具体的に何かを知ってるわけじゃないんだけどそんな、ね。
そんな子が国際会議の会場を探してるんですよ!あなたこれは助けてあげたくならないほうがおかしいでしょう!という事でまあ前に仕事で関係した人を紹介してあげたりしたのです。コンベンションの運営会社ってそんなになくて、でも普通のコンシューマ向けのイベントとはまた全然違う専門性があるからなかなか難しいオーダーだったんだけど運良くというか、自分の知り合いの中にいて。まあその人との仕事が決まれば勿論よいし、まあ最悪とりあえず引き合わせるだけ引き合わせられればその後予算とかで折り合えずに仕事にならなくても「セッティングはした」ってことで彼女の面子は保たれるかなと。
あと僕にとってはその紹介した相手とは以前ビジネス(コンベンションじゃないけど)がうまく行かずにあまり良い感じに関係が終わらなかったので、ここで一発恩を売っておけば何かつながるだろって事と、これももしうまく仕事にならなくなっても多少でも「あ、この人自分の事覚えててくれて仕事振ってくれたんだな」というくらいの印象は持ってもらえるだろう、という打算というか計算もあるのです。コンベンション会社として会った人ではなく、ある日打ち合わせしてた時にぽろっと言った事を拾っての繋げ方だからそういう意味でも「よく覚えてるでしょー自慢」というかね。
今回は手持ちのコマで上手くいったけど、それはある種の幸運。ちゃんといろんな所に人脈を築いてそれをメンテナンスし続ければ芸風も広がってどんな種類の…とまでは言わないまでもいろんなこういった悩み(?)に答えられるようになるんだろうな、と思ってそうなりたいという事も同時に思ったのでした。別にこういう事を職業としてやろう、という事ではなく、なんか困ったり人を探してる時にとりあえず道化さんに訊いてみよう、ってなるといいなと。いや普段なら手数料抜くけどね。今回はその彼女の就職が嬉しかったしその照会先についてもつながっときたい相手だったのでそんなことは言わなかったけど。
でこの話のオチといえばその彼女と結局晩御飯を食べながら話したところによると勤めてるその会社、なんかシンガポールの会社の支社…ともいえないくらいの規模みたいでフリーランスが日本で仕事請けて、そのアシスタントを彼女が人の紹介でやってるって程度みたいで、彼女はなんと働き始めてからこっち給料をもらってないと。おいおいそれなんてブラック…という。まあでも(勝手な美談だったら申し訳ないけど)一般社会で暮らしてなくて多少年取ってからまともなビジネス界に戻るってかなりの無理があるわけで、そういう意味では3ヶ月無給でも(もしそこからさらにどこかに移れるなら)しょうがないというか我慢してもいいかも、とは思ったりしました。そんなチャンス滅多に無いんだから…。ま、そんなことまでは口に出して言わなかったし給料払われないのはさすがにおかしいけど(おかしいけど、でもストライキとまでは言わないまでも暴れないでそれでも働くのもおかしい…)。
ま、そんな偶然の話と、久しぶりの話。
あ、そうそう今日は会社休んだんで偽名さんとひさしぶりにランチしてきましたがなんか平和なまま終わりました。連絡が最近ほっとんど取れず会うのがすごい大変だったんでなんていうか僕に対する関心が低くなっているなあというのが露骨に感じ取れて悲しい感じで今日以降会うこともないかなー最後かなーと思ったけど会ってみると普通なのよ。なんなんだろ。ただ彼女はなんだろうなあ…コントロールがうまいのよね。自分が触れられたくない部分については相変わらず徹底的に逃げるし、その逃げ方はちゃんと脅迫(=それ以上そこをつつくならあなたはもう私と連絡を取れない)にもなっていてある種美しいというか。
ってここまで書いて以前「今会ってる時が楽しいんだからそれでいいじゃん」って言われたの思い出した。その辺はブレてないんだよね。なんかそれってあれやなあ…言葉に表せないけど…とか思いつつまだダラダラとそれにお付き合いしてしまう自分がいて何やってるんだかなあ、という気持ちをアラタにした本日でした。相変わらず嘘をつかれ続けそうと知りながら流したりネタによっては突っ込んだり嘘を吐かれるとわかっている事をなんとなく質問してみたり、しかもそうやって会った後「あー楽しかった」と思える俺も大概屈折してるなと思いますよ(そういうゲームが楽しいというのではなく、純粋に会ってるとなんか楽しいんですわ)。彼女は僕が何を知っているか相変わらず知らないし、僕も彼女が本当は誰なのかわからないままなのに。
いや、これも前書いた気もするけど僕はこの人の生き方もものの考え方も大好きなんです。もっとそれを知りたいし行動を観察したいと思う。なぜこんなわけのわからない生物が出来たのか。何が彼女をそうさせるのか。なんで全く違う思考が破綻無く同居し切り替わり、意味の無い嘘をつくことに罪悪感を感じない(かどうかはしらんが)のか。ハコの中の天衣無縫さとそれを覆う冷たい計算の壁。もはや異性だからどうとかいう浅いレベルの話ではなく(というか繰り返しになるけどあたしの狭い心ではこういう行為をする人は包み込めませんて)、なんだろうな…観察したいってのは冷たすぎるのかなー。でも知りたい。という感じです。
明日はちょっくら振られてきます(偽名ちゃんじゃないよ)。
一個前の日記に書いたように今週は夜が空いている日が多く、昨日辺り大学時代の友人で近くに勤めている職人さん(元寿司職人、今は商社マン)とのランチをブッチされて(まあランチなんて忙しかったら飛ぶものだからそこに恨みはないけど)ひとりでもそもそと初めて入った四川料理的な店で珍しげな魚料理など食べながら「さすがに4日連続夜があいてるのはねえよなあこの季節…」などと思いにふけっていたわけです。
確かに宴会(とかいって本当はサシが多いわけなんだけど)が連続するとそれはそれでうんざりなわけだけど、でも2日以上あくとなんかもったいねー、というね。貧乏性って奴なんでしょうか(違うね)。
んで、そういえば今年会った人で総括の一環として会っときたい人がいた!と思って職場への帰り道、文面考えて歩いてたらその当人から連絡があって(その節はどうも)結構な勢いでびっくりしたりしていたら、夕方になってとーーい昔にお付き合いしていた人からいきなり電話が。「あなた代理店に前いたわよね」って何の話かと思ったら英語対応可能でコンベンションの運営できる会社を探しているからどこか紹介してくれないかと。お前3月のイベント今仕込むって何考えてるの普通は6ヶ月前には最低やってなきゃいけないよ、とか思いつつ、この子まともに就職したんだ…と思って若干涙腺が緩んでしまいました。
前も多分書いた気がするけど、この人はもうなんていうか本当にダメ人間で、タイプとしては「大学受験がイヤで美大うけたらうっかりうかっちゃって美大という別名ニート製造機でしっかりニート教育をうけてプロニートになりました」というザ・ニートエリートという感じ。いや働いてるからニートじゃないんだけど、まあとりあえず何やってるかしらんけど正業じゃなさそうなので聞くのがこわい、という感じでした。いや具体的に何かを知ってるわけじゃないんだけどそんな、ね。
そんな子が国際会議の会場を探してるんですよ!あなたこれは助けてあげたくならないほうがおかしいでしょう!という事でまあ前に仕事で関係した人を紹介してあげたりしたのです。コンベンションの運営会社ってそんなになくて、でも普通のコンシューマ向けのイベントとはまた全然違う専門性があるからなかなか難しいオーダーだったんだけど運良くというか、自分の知り合いの中にいて。まあその人との仕事が決まれば勿論よいし、まあ最悪とりあえず引き合わせるだけ引き合わせられればその後予算とかで折り合えずに仕事にならなくても「セッティングはした」ってことで彼女の面子は保たれるかなと。
あと僕にとってはその紹介した相手とは以前ビジネス(コンベンションじゃないけど)がうまく行かずにあまり良い感じに関係が終わらなかったので、ここで一発恩を売っておけば何かつながるだろって事と、これももしうまく仕事にならなくなっても多少でも「あ、この人自分の事覚えててくれて仕事振ってくれたんだな」というくらいの印象は持ってもらえるだろう、という打算というか計算もあるのです。コンベンション会社として会った人ではなく、ある日打ち合わせしてた時にぽろっと言った事を拾っての繋げ方だからそういう意味でも「よく覚えてるでしょー自慢」というかね。
今回は手持ちのコマで上手くいったけど、それはある種の幸運。ちゃんといろんな所に人脈を築いてそれをメンテナンスし続ければ芸風も広がってどんな種類の…とまでは言わないまでもいろんなこういった悩み(?)に答えられるようになるんだろうな、と思ってそうなりたいという事も同時に思ったのでした。別にこういう事を職業としてやろう、という事ではなく、なんか困ったり人を探してる時にとりあえず道化さんに訊いてみよう、ってなるといいなと。いや普段なら手数料抜くけどね。今回はその彼女の就職が嬉しかったしその照会先についてもつながっときたい相手だったのでそんなことは言わなかったけど。
でこの話のオチといえばその彼女と結局晩御飯を食べながら話したところによると勤めてるその会社、なんかシンガポールの会社の支社…ともいえないくらいの規模みたいでフリーランスが日本で仕事請けて、そのアシスタントを彼女が人の紹介でやってるって程度みたいで、彼女はなんと働き始めてからこっち給料をもらってないと。おいおいそれなんてブラック…という。まあでも(勝手な美談だったら申し訳ないけど)一般社会で暮らしてなくて多少年取ってからまともなビジネス界に戻るってかなりの無理があるわけで、そういう意味では3ヶ月無給でも(もしそこからさらにどこかに移れるなら)しょうがないというか我慢してもいいかも、とは思ったりしました。そんなチャンス滅多に無いんだから…。ま、そんなことまでは口に出して言わなかったし給料払われないのはさすがにおかしいけど(おかしいけど、でもストライキとまでは言わないまでも暴れないでそれでも働くのもおかしい…)。
ま、そんな偶然の話と、久しぶりの話。
あ、そうそう今日は会社休んだんで偽名さんとひさしぶりにランチしてきましたがなんか平和なまま終わりました。連絡が最近ほっとんど取れず会うのがすごい大変だったんでなんていうか僕に対する関心が低くなっているなあというのが露骨に感じ取れて悲しい感じで今日以降会うこともないかなー最後かなーと思ったけど会ってみると普通なのよ。なんなんだろ。ただ彼女はなんだろうなあ…コントロールがうまいのよね。自分が触れられたくない部分については相変わらず徹底的に逃げるし、その逃げ方はちゃんと脅迫(=それ以上そこをつつくならあなたはもう私と連絡を取れない)にもなっていてある種美しいというか。
ってここまで書いて以前「今会ってる時が楽しいんだからそれでいいじゃん」って言われたの思い出した。その辺はブレてないんだよね。なんかそれってあれやなあ…言葉に表せないけど…とか思いつつまだダラダラとそれにお付き合いしてしまう自分がいて何やってるんだかなあ、という気持ちをアラタにした本日でした。相変わらず嘘をつかれ続けそうと知りながら流したりネタによっては突っ込んだり嘘を吐かれるとわかっている事をなんとなく質問してみたり、しかもそうやって会った後「あー楽しかった」と思える俺も大概屈折してるなと思いますよ(そういうゲームが楽しいというのではなく、純粋に会ってるとなんか楽しいんですわ)。彼女は僕が何を知っているか相変わらず知らないし、僕も彼女が本当は誰なのかわからないままなのに。
いや、これも前書いた気もするけど僕はこの人の生き方もものの考え方も大好きなんです。もっとそれを知りたいし行動を観察したいと思う。なぜこんなわけのわからない生物が出来たのか。何が彼女をそうさせるのか。なんで全く違う思考が破綻無く同居し切り替わり、意味の無い嘘をつくことに罪悪感を感じない(かどうかはしらんが)のか。ハコの中の天衣無縫さとそれを覆う冷たい計算の壁。もはや異性だからどうとかいう浅いレベルの話ではなく(というか繰り返しになるけどあたしの狭い心ではこういう行為をする人は包み込めませんて)、なんだろうな…観察したいってのは冷たすぎるのかなー。でも知りたい。という感じです。
明日はちょっくら振られてきます(偽名ちゃんじゃないよ)。
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