12月になってしまいました。そろそろ恒例の一年分日記読み返しの時期…だけど今年はほとんど週一回しか書いてない(とはいえ自分で言うのもなんだけど続いているだけ随分マシ、だって更新のペースが落ちるとそのまま死ぬブログ多いもんね)からぱっと読み終われるだろうなー。

 あそうそう、書いてない気がするけどベースのライブが終わりました。2マンだったんだけど対バンがゲロうま超かっこよくてなんか悲しいというかなんというか、リハ始まった瞬間に凍りました。しかもよりにもよってベースが特に上手い。というか楽器がアトランシア製(高いよ)ってところで既に勝負が見えてるというか本気やなあんた…という感じで。まあフォデラに比べりゃ安いんでしょうが…まあそれでも50万くらいはするのかな?そんな感じです。ヴァイオリンやらの価格帯知ってると50万?随分お得ね、と悪意なく思っちゃったりするけどバンド価格では高いです…。
 自分の演奏?まあ普通。なんかさらっと終わっちゃた感じで、特に印象は残りませんでした。自分自身の演奏には全く満足がいかなかったんだけど、しょうがないかな…。曲も結局そんなに好きではなかったし、今回ちゃんと向き合ってみて思ったけどフレットレスの音ってバンドの中で扱うのって難しいな、というのも。なんていうか音が特徴的過ぎてうまく溶け込まない感じ。あまり良い方面ではない癖が強すぎる気がして…ってこりゃフレットレスの特徴なのかそれとももしかしたら「安い」フレットレスの特徴なのかもしれないけど…まあ本来はジャコパスごっこしたいからというだけの理由で半分酒の勢いみたいにして買った楽器なんで、一回ライブを乗り越えてくれただけで御の字でしょう。楽器のせいだけでも曲のせいだけでもなく、自分の努力が足りないという事も否定できない事実ですが。

 んでベースでライブを乗り切ったと思ったら、今度はギターでスタジオです。本当は先月末にスタジオの予定だったんだけどいろいろあってリスケになり、それが再来週。一回顔をあわせただけでよく知らない人たち(Voは高校の後輩なのでよくしってるん)だけど、送られてきた楽譜のページが重複してたり上下反転してるページがあったり、あわててたのかなんなのか…こういうやつと仕事すると大変だろうな…というような事が頭をよぎったのでした。そもそも手持ちのはずの楽譜送ってくるのに一ヶ月くらいかかったし。
 そんなことはともかく、ギターはベースよりもっと大変ですわ。まずそもそも今度の課題曲がなんていうか今まで自分が弾いてたようなジャンルとちょっとだけ違ってて手癖で全然乗り越えられず地味な練習が必要だって事が一番大きい。んでそもそも課題曲3曲の内1曲は特にギター3本で録音されてて、まあ1本で再現するには目立つフレーズだけ拾って組みなおす事になるんだけどそのフレーズとフレーズが結構飛んでるというか物理的に離れているものが多くて、要するに一人で弾くには多少無理があるんですな、元々。
 あと楽器そのものの演奏技術だけじゃなく、エレキギターってエフェクターで音色切り替えたりするじゃないですか。それが結構ある曲で、足が忙しい…というかエレクトーンみたいなもん(そこまで激しくはないが)で、そっちにも神経使わなきゃいけないのがとても忙しい…というか弾けない原因になっているのです。
 ベースは基本楽譜があれば技術的に弾く事はできるし、音色をいじる事もあまりない。まあ今回に関してはある意味諦めてた、って面もあるけど、でもそもそもアンプとの相性によってひとつ音色を決めたらあまりひとつのライブの間にころころ変えるものでもない気がしてて。あと特に今回の曲は繰り返し多かったから集中して数フレーズ用意すれば1曲弾けちゃう、みたいなところがあったわけ。でもギターだと上記色々やらなきゃいけないし弾く前に音色つくるのも必要だし、そもそも覚える部分が多いし弾けない部分も多いからちゃんと時間をかけて練習しないといけない。しかもフレーズフレーズで切っちゃだめで、ちゃんとその切り替えの部分も含めて。つらいわー、というか俺ホントスタジオまでに間に合うのか?というのがホント疑問です。今日も朝から昼過ぎまで…3時間くらいは多分練習したんだけど。

 
 それ以外のこと。今日所要でBiterさん(初対面の男に噛み付く大柄女)とお茶していて僕の持っていた記号論の本を取り上げて「君は仕事以外のいろんなことに興味を持つ人だね。普通の男はビジネス書とかばっかりで云々」などと言われて、まあ普通の男はビジネス書すら読んでいないんじゃないか(うちの会社は特に…ビジネス書ってなに?たべもの?とかいう次元な気がする。大真面目に大前研一の名前を半分も知らないんじゃないかな、知ってりゃ良いってわけじゃもちろんないけど)などと思いつつふんふんと思ったりしたわけです。
 別にそんなこと意識していたわけではないんだけどね…。でも折角生きてるし仕事は仕事として、何か自分の突き詰めたいものをもっていたいですよね。
 ちなみに記号論の本は哲学者であるところのお狗様のお話についていくために買ったという面もなくはないんだけど、別の部分として一時期追いかけてたテキストマイニング系の話に関わる形態素解析についての何かヒントになるかなーってのもあって。HDDとかストレージの巨大化とネットワークの高速化、それに社会の変化(PCやネットの普及のことね)によって膨大なテキストデータがデジタル化されたけどPCで処理するにはあまりにノイズが多いのが現状で、それをどうPC的にきれいなデータにするか、という課題の話です。でも読んでる本はソシュールの記号論を中心にしているので僕の現在の課題意識というか多分これ永遠に解決されなくね?って疑問、まあ日本語特有の問題なんだけど、の解決にはまったく役に立たないんだけど、でも日本語みたいなローカル言語固有の問題をこねくり回す前にその大枠というかどういうところから生まれてきた理論なのか、って知っておくのは有用、というか必要じゃないかとも思うわけです。直接役に立つわけじゃないから気が進まないけどみんなそれは通ってくるだろ、という意味で。

 ちょっとそれるけど記号論だって現代思想?哲学?の一種のはずなのに、それがビジネスに結びつくとしたら面白いよね。文系の学問てとかく現世と交わらないというかはっきり言っちゃえば金を産まないようなところもあるじゃないですか。なのにーって。認知心理学だってロボットの研究に役に立ってるらしいし、そういうつながりもあるところにはあるんでしょうけれど。

 あれなんの話だっけ。まあそういう役に立たない事を学ぶのも面白いと僕は思うんだけど確かに周りでそうやって勉強(っていうのかな?)してる人ってのはそういえば知らない。趣味なんだから別にやりたきゃやればいいしみんながやる必要があるものではないけど、じゃあそういうことをやってない人は僕がそういう事に当ててる時間を何に使ってるんだろうと時々思ったりはします。…ってなんかすごい意識の高い人の話みたいだけど僕がそういうものに割いてる時間なんてほとんど電車の中でしかないわけで、そう、根本的な疑問は電車の中でぼおっとしてる人たちはあれはなんだろうという話なのかも知れません。
 電車の中、というと一時期は誰も彼もがジャンプ読んでた気もするんだけど(月曜限定)、最近ホントぼおっとしてるというか何もしてない人が多い(気がする)。出勤途中に仕事の段取り考えたりとかなんか考え事でもしてるんならいいけど、どうなんだろう…ちなみに僕はそんなことを書いておきながらメールを読んでることが多いです。メールというかRSSやらブログの更新情報やらそういうものだけど、あとTwitter。んで読むものない時なんかに本を読んでる、って感じかな。さいきんはちょっとメールの比率が高くて本読めてないけど…。例えばテレビ見てるとかならそれはそれでいいと思うのよね、寝てるならそれもいい、というか僕移動中によく寝る人だし。別に「知的生産しろ!」とか「自己実現しろ!」って話じゃなくて、何にもしてないってなんか時間の無駄じゃね?っておもわないもんかなー、というだけの軽い話でしたよ。特に通勤なんて大人になればほぼ毎日やるわけで、その1日30分なら30分が5日で二時間半でしょ。どんな遅くても小説一冊の半分くらいは読めるでしょー。もったいな!


 今日のこと。今日はそんなわけで(?)朝からギターを練習し、ランチは外で。そうそろそろ忘年会がはじまるのですよ。今回は旧ドラム教室の仲間たち系忘年会、ということでいつも夜にやっているんだけど今回は参加者一名御懐妊につき昼、ということで。感想はあとでまた書くかもしれないけど僕以外の二人は結婚して、なんかこう色々付き合いの長さなどに考えさせられるものがありましたわ。
 そもそも遅め開始ランチが入店を相当待たされた事もあって5時すぎとかに解散(ランチの解散時間じゃねえな)、某大学でメディアアートの展示を…と思ったら僕を呼んだ当人と連絡が取れずに断念。ちなみに昨日も同じところに行って見切れなかったから今日行ったんだけど、全体的に専門家の展示でもないのに普通のメディアアートの展示会(ってそんなみたことないけど)より切り口が面白かった気がする。工作はちゃっちかったが…あと僕を呼んだ当人の作品は何がメディアなのかまったくわからず自分の世界をただひたすらに突き進んでいる感じで面白かったです。本人横にいてとても突っ込みづらい雰囲気があったけど。
 まあそんなわけで大学構内をぶらぶらして、そのまま徒歩でBiterさん宅の近くまで。その大学の付近はよくしってるつもりだったんだけど、改めてこう部分を知ってるだけで知った気になってはいけないなーと思いましたよ。あの駅に徒歩20分でいけるなんて!みたいな。ありがちかもしれないけど「有楽町と銀座が隣り合ってるの知らなかった」みたいな話で、いつも電車で動いてると特に路線が繋がってない町同士の距離感とかよくわからんじゃないですか。秋葉原と神保町とか。よーく立ち止まって自分の持ってる情報つなぎ合わせれば自明な話なのかもしれないっちゃ、そりゃそうなんだけどね。で、ちょっとした宅配を請け負って帰宅したのでした。今日は結構移動したなーというのが感想。大学からBiterさん家が楽しかったとはいえ結構距離あったもんね。といってもぶらぶら歩いて40分くらいかな?

 二年目で浮気。これはそのランチで発覚した話なんだけど、僕とご懐妊さんともう一人いる男が嫁と別居中だと。2009年の年末に僕は彼女と一回会ってて正直微妙やな…と思ってそれをここにも書いてたりするんだけど、なんか浮気されたらしいです。あちゃー。とりあえず相手から慰謝料は取って、職場関係の人だったからその仕事辞めるなら復縁考える、って条件を出したらしいんだけどそれなりに長く働いてる会社だから辞めたくないといわれたらしく、んで蹴りだしたみたい。
 彼は「職場関係の人と浮気した以上仕事を辞めるのは当然」と言っててそこには100%同意はしないんだけど、自分が浮気しちゃってバレちゃった以上、よっぽど無理な条件じゃない限り離婚したくなかったら飲むしかないでしょ、つうか離婚になったら彼女にも請求書が届くだろうからそれとの天秤ということにもなるだろうけど…というような気もしていて、どうなることやら。年内に決着つけるっていってましたけどね。
 別に彼ととてもとても親しいわけでもないし嫁もしゃあねーやつだなと思っていたけど、なんか痩せちゃって可哀想だったなっつう。地元の昔から仲良い友達とは嫁ぐるみで遊んでたから相談できず、ほかに相談できる友達もいなくて…って言っててそれってきっと相手からしたら水臭いってことなんじゃないかなーと思ったり、なんか幸せじゃないなと思ったのでした。いや彼が不幸せというより自分がきっと幸せなんだろうな、ってことなのかな。いや彼は確実に今不幸だし不運だし、僕はそもそもその意味ではスタートラインにすら立っていないんだけど…そういうことじゃなく、相談できる人がいる(だろうな)って意味でな。

 数回前の日記でも書いたけど、もしかしたら会社一日休んででも向こう1ヶ月で来年以降のある程度のロードマップをつくらなきゃいけないと思ってます。中国行くとかって話も含めて、いまなんとなく頭の中にパーツはそろっているけどちゃんと整理されていないので。整理してみれば他に足りないパーツがあるかもしれないし、それを明確にして取りにいかないとね。
 なんだろーなー、漠然とした話かつ当たり前だろ(あと代理店時代によくこの言葉使った気がするけど)ってことかもしれないけど、データは所詮過去の蓄積にしか過ぎなくて、そして同じ条件、環境で同じ事を試せるなんてことは未来においてありえないんだから、いつでもデータを参考に物事を判断するって間違ってるんですよきっと。データに出来るのは足切り。「絶対だめだろ」ってのはわかることもある気がするのはするけど、でもデータから大当たりを出す事はできない。
 だから仕事のことにしても生き方にしても、周りのこととか定石とか考えてためらったりするのはきっと間違っているんだよね。判断を求められたその時に、その時の自分の気持ちで決断をすべきで、それを視野が短期的だとか無条件に言っちゃうのは間違ってる。

 …あれなんか結論になってない気がするけど…ま、そんな感じ。

 年末まであと少し。あとひとやまふたやまあるけど、そこをきっちり乗り越えましょ。

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