リンツァートルテ
リンツァートルテ
リンツァートルテ
 うわ今ニュース見てたらルフトがストライキだって。よかったっつうかあぶねえっつうか。自分のフライト、ルフトじゃなくてよかったわ。こういうのって波及はしないと思うけど(ルフトだけで大問題だし)念のため日本語で情報を…と思ったらほとんど報道されてないでやんの。あと遅い。自分はそのニュースをCNNで見たんだけど80%(も少し少ないかも)くらいしか聞き取れないんだよね、特にCNNは読むのが早い気がする。あとCNNといえばタイガーの謝罪会見(正確には会見というより本人によるステートメント読み上げだよね)をやたらやっててうんざり。確かにヒーローにあるまじき行為だけど、別に犯罪を犯したわけでもなく(不倫を犯罪と呼ぶのならそうかもしれないけれど)、誰かから賄賂をとってたわけでも誰かに暴力振るったわけでもない。別にあそこまで追い込む必要はないと思うんだけど…。マイノリティへの嫉妬かね、というのはきっと穿ちすぎで叩いてるほうは単なる芸能マスコミ気分(というかそのもの)なんだろうけど、釈然としません。単なる女ったらしじゃないか。あでもあの会見で母親と抱き合うってパフォーマンスが非常にアメリカ的でうざったかったことは書いておきたいと思います。それを繰り返し流すマスコミももうなんていうか…。

 さて、19日。今日はオーストリアに移動(我ながら移動ばっかり)。昔僕がお世話になった指揮者の先生(てほど上じゃないけど)に久しぶりに会おうかなと思い、彼が今住んでいるリンツという町に行ってきました。リンツは確かオーストリア第三くらいの大きさの町で(といっても狭い)、でもあまり見るものがないため、あまり観光客は来ない町だそうです。メディアアート関連の人には有名なアルスエレクトロニカがあるのと、あとはブルックナーハウスくらいかな?あとはモーツァルトが好きな人…はでもザルツとかでいっぱいいっぱいだよなぁ…。 彼、その指揮者はそこで州立劇場付のオペラの伴奏者(と指揮者)として職を得ています。

 ミュンヘンからリンツは3時間弱。今回はこの後の移動のことも考えてお得なジャーマンレイルパスを買ってみました。ジャーマンレイルパスは定められた期間内なら急行だろうが乗り放題のパス(指定席やら寝台は別料金…指定安いけど)。説明は色んなところにあるけどあまり書いていないのは、国境をまたいでもOKということ。ジャーマンとあるから国内だけかと思ったら国内発着なら全便大丈夫っぽい。僕はこれで今回オーストリアにも行くし、まだだけどパリにも移動する予定。買うとき確認したらそれもOKだそうな。国境またぐような長距離移動が続く場合はどう考えても得です(そういう移動をする人はそんなにいないだろうけど)。
 でこれでICEに乗ったんだけど2等であっても席指定は可能。勝手に乗り込んで座ってもいい。ということで席指定がある場合は座席上の座席番号が書いてある辺りに表示がでているので、それを避ける必要があるようです。僕はこれを知らずに座っていました。人が来て移動した後も着駅につくまで誰か来るんじゃないかと怖くて。いやはや。

 リンツは確かに小さい町。特に見るものはありません(ひどいな)。指揮者氏と町で落ち合いリンツァートルテを食わせてもらった後は別れてアルスエレクトロニカ…と思ったら閉館五分前とか言われるしまた中国人集団…はいいんだけど多分あれらと間違えられて嫌がらせされるし(大きな橋の真ん中で無言で通せんぼされて、よけてもぴったりついてくる。とりあえず顔近づけてガンつけてみたけど目がすごく穏やかで逆にとても怖くなったので回れ右しました)。
 しばらく時間を潰し、彼が紹介してくれたオペラをみるため州立劇場へ。フィリップグラスの「Kepler」という作品。そもそもフィリップグラスがオペラなんて書いてたなんてこと自体を不勉強にも知らなかったんだけど、なんか変な作品。一応筋としてはケプラーという天文学者(ケプラーの法則で有名なんだと。防弾チョッキに使われる素材のケプラーとは関係ないようです)の生涯???を紹介するというんだけど、わけわかんね(ケプラー氏はリンツに住んでたことがあったのでそれをきっかけに書かれたんだとか)。音楽は変なリズムとかもありつつも結構聞きやすいんだけど、内容はさっぱです。あ、言葉はドイツ語だけど英語字幕あったのよ。それなのにわけわからん。というかいくらドイツ語が長いからってドイツ語で3行あるせりふが英語だとひと言にされてたり、翻訳も相当あやしいんだけど…。しかもその短い英語の文法めちゃくちゃなのがさらにわからなさに拍車をかけてたんだけどあれは文学的な表現の問題だったんだろうかねえ。一個だけ演出上とても面白いものがあって、これは盗もうと思えたのが収穫といえば収穫でした。ちなみに客は大入り。万人好みとも思えないのになんでだかわからん。3月くらいでこの作品の上演は終わりらしく当然日本になんてこないので、それを見れたってのでよしとすべきでしょう。きっと音源とかにもならないんだろうしなぁ…。

 劇終了後、リハーサルを終えた指揮者氏と今度は飯。この人と会うのも5年ぶり?とかでそもそも二人で飯なんか食ったことないし実際そこまで仲も良くないんだけど、僕が入った大学のサークルで彼が振っていて、厳しくも色々教えてもらったことが僕が今こうしてクラシックの世界に入り込むきっかけのひとつではあったので、挨拶はしておきたいなと思ったのです。しかしこの人Kobe(5個下の後輩・女)と似てるんだよね前も思ったんだけど。いやこんな男(これも失礼)と似ていると言われるKobe哀れ、だし本人にはいえないけど肌の色とかメガネの具合とか、あとは時々メガネ越しに人を見る目つきが似てる…。
 まぁそれはともかく、サークルの人たちの近況やらリンツの音楽環境やらを話していました。まあこの人は社交的ではないし共通の話題もあんまりなく、しかも話を振ってくる事は皆無(たまに自分の思ってることを質問されなくてもしゃべる、ってのはあるけど)。隙あらば手は宙を舞うし(エアピアノやらエア指揮やら)、挙動不審極まりないし話し辛いしで…。まぁちょろっと出てきたTwitterで会った四文字さんとは違った意味で芸術家肌というか、難しいもんです。なんか嫌な奴扱いみたいだけど別にそんなわけじゃなく、でも会う時は楽器を構えてたほうがいいよね、とは思うけど。音楽家として尊敬しているのは間違いない。この人に教わったあとそれなりの数色んなアマオケに行ったけどこの人以上にきっちりしてる人はいなかったもんね。半年くらい前にベートーベンやった時の指揮者は俺指数ではかなりいいとこまで行ってたけど、あの人はオケのレベルにあわせて振れてなかったし。彼の力量にしちゃオケが下手すぎたし、逆にオケにあわせたレベルでコントロールすることも出来てなかった。リンツであった指揮者氏はその辺のバランスもよかったように思います。厳しいけど不可能なことは言わないというか。

 そうそう四文字さんも酔っ払うとエアピアノが炸裂とかしていて、某玉上方面の大学ではエアピアノ必修なのかしらとかちらちら思っていたんだけど、そうなんですよ今の懸案が四文字さん。なんか連絡が取れない、というか返事がこないのね。多分忙しいところを押しすぎて面倒と思わせちゃったのかなと思うんだけど、すごく残念。もう会わない箱に入れられたっぽい…かと言ってリムーブされてるわけでもないのがわからないんだけど…。彼女は結構容赦なくというか色んな人をリムーブする人で、一時期に比べればフォローが1/5位になってたりするのです。自分で言ってたように多分うざったい絡み方をされたりとかそういう場合にリムーブ発動なようなので、まだ残ってるということは…ホントなんなんだろ。わかんねえなぁ。わかろうとしても無駄なかんじもする。まぁいいやというには惜しすぎる人材なのでどうにかしたいと思うんだけど、自分にはその方法がありません。これ以上こちらから連絡しても効果があるとは思えないし。くやしいなあ。かといって他に接点もないのでどっか経由でメッセージを送る方法もないし。

 1枚目:伝統的な店?のリンツァートルテ
 2枚目:夜食ったウィナーシュニッツェル
 3枚目:やたらポップ?な州立劇場のホール入り口付近。

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