ようやくはれ。
ようやくはれ。
ようやくはれ。
 ぐずぐずした天気が続いていたけど、起きてみたらようやく快晴。いやこの山奥にいるときでよかった。外に出ると一面の多分ブドウ畑で相当の感動です。思わずカメラのムービー機能で記録しちゃったぜ。朝早く起きて車道たどって散歩したりして、朝食をとろうとしたら中国人グループ構成員(とっくにバスで出て行った)に間違えられて使用済隔離テーブルに案内されたり(あとで謝られたw)していました。朝食は夕食と同じレストランで取るんだけど、窓際だとそのすばらしい風景が見えて、コーヒーとか飲みながらぼおっとしてると癒されます。

 朝食後は窓を開けて涼しい空気を入れながら日記を書いたり色々。前日の白ワイン飲みながらね。で時々外をぶらぶらしたり。ああこれが天国か、つうかんじ(実際ホテルのレビューで"Heaven on Earth"って書いてた人がいたよ)。ちょっと寒いけど、これがベストシーズンだったら言うことなしでしょ。ちなみにこの地方、夏は30度とかになるからベストは夏の前後だそうです。「混むのは夏だけど、私は5~6月や9~10月が一番だと思うわ」と例の受付の人が言っていました。9月終わりだとワインの収穫の時期にもなるからそれもよいよ、とのこと。
 ちょっと思ったのは、ここって彼らの感覚的には日本で言うところの富士山というか富士五湖周辺な感じなのかな、ってこと。あの辺はそこまで外国人も来ないけど日本人にとっては多分ポピュラーで、そういや近くの甲府はワインで有名。気候や地形がどうかは知らないけど、もしかしたらそんな感覚なのかもしれないと思ったのでした。ってそんなこと書くとHeaven on Earthとはえらい違うというか身近になりすぎるけどw
 
 チェックアウトの時間になったのでゆっくりと出発。この日も夜行で移動以外特に予定もなかったからのんびりできました。またタクシーを呼んでもらい、サンジミニャーノへ。行きは15なのに帰りは10EURO。えらい違い…。なんかこれも宿の人情報では小さい村だからタクシー専業の人みたいなのはおらず、個人が政府の認可を受けてやっているんだそうな。だからクレジットカード決済もできない。現金があればポッシポンジまで送ってもらいたかったんだけど、残念でした。値段が違うのはだから、個人が勝手に値付けしてるからなんでしょうね。

 午前中に飲んでたからか、ポッシポンジからは寝ながらフィレンツェへ。起きたら着く寸前でした。荷物を駅の荷物預かり所に預け、また散歩。とはいえフィレンツェは前も来たし行く所…ということで姉(偽)の頼まれごと処理をしていました。姉はついに独立が決まり、その店の名前をあるイタリア人の画家の名前にしようとしていて、その人に関するものがあれば買ってきて、って言われていたのです。
 ちょうどその人の作品が収蔵されているピッティ宮はそういえば前来た時にも行ってないし、ということで見学。こちらはきっちり一枚一枚額に入っていて説明も書かれており、楽しく見学できました。絵のタッチが自分好みなのもあるけど、ヴァチカンとは展示方法に雲泥の差があるように感じたんですが、どうなんでしょうね。お目当ての画家がいたせいで今回はいつもより相当ちゃんと全部の解説を読んだおかげでいい時間つぶしになりました。知らなかったけど好きかも、って作家もできたし。
 どうにかして欲しかったのは表記。そのお目当ての画家はイタリア語と英語で表記がどうやら違うようだったんだけど、解説の中ではそれが混在してて、途中まで英語表記がその人を指すとはわからなくてだいぶ見逃してしまったんで。解説の本ではなく額縁の表記は全てイタリア語表記だったんで、そちらを偶然見た時に同一人物だって気付いたんだけど…まぁ、気付けてよかった。ていうか原語表記(または併記)が基本じゃないの?まぁとにかくミュージアムショップに作品集みたいなのがあったので、そちらを手に入れ、無事お使い終了。

 宮殿を出たらまた雨。もう今回降られてばっかり。中途半端に時間が余ったのでマックで死んだふりして、ようやくレストランが開く時間になって移動。一昨日行けなかった例の洋ナシのラヴィオリを出すというレストラン、4Leoni。ヴィッキオ橋から5分くらい。入れたには入れたんだけど…わけわからない恥ずかしい配置のお一人様席に案内されるし、机はがたがた、カメリエレ(だっけ)は注文を頻繁に忘れる(違う客にもやってたのでこれは僕がどうというわけではなさそう)、あと英語が中途半端(しゃべれないなら仕方ないんだけど、なまりがひどすぎて何言ってるかわからない)。まぁ全体的にのろわれてしまえと思いました。そんなんでも料理がよければ全てはよかったんだけど…ってこの旅行、あんまり料理当たってないな。サンジミニャーノのホテルで救われてるけど、それ以外は…。ううむ。まぁひとりで入れる格のレストランではある程度しょうがないのかもしれないけれど…。パリが楽しみであり、心配。

 ああそうだ、ひとつだけそのレストランが良かったのは提供がやたら早いこと。別にレンジでチンを疑ってるってんじゃないんだけど、どうなってるんだろう…。不思議。さてさっさと食い終えて、荷物を回収して夜行列車へ。
 夜行は6人の部屋とのことでどうなってるんだろうと思ったら縦三段の相当苦しい作りでした。選べたんだから4人の方にしときゃよかった。だって身体起こせないんだもん。飲み物も飲めない。しかもなぜか自分の部屋で報知器鳴っちゃって車掌飛んでくるし野次馬はは来るしそもそも鳴り止まないし(車掌の言うとおりボタン押しても止まらない、結局車掌がもいだのになぜかまだ鳴ってる)もうめちゃくちゃ。騒ぎの裏で地味にコーラこぼすし。で一旦止まったりして寝たんだけど、深夜にまた鳴り出して、結局部屋を移動。まぁこぼしたコーラの上で寝てた身としては助かったとか言うべきなのか…。

 そんなこんなで、朝六時半ごろミュンヘン着。車掌が起こしに(というか検札済みのパスポートとチケットを渡しに)来るので乗りすごす心配はありません。海外の電車は往々にしてアナウンスとかがなかったりするので、恐怖です。一駅でえらい行き過ぎるしねえ。ちなみにこの夜行の最終目的地はモナコで、最初乗る前一瞬チケット間違えたかと思いました(スペル似てるんだもん。英語の発音ムニークだったらモナーコーってちょっと似てる気もするし)。

 後日談:一番最後に書いたモナコとミュンヘンの話、ちょうど今日話してた人がまったく同じ事をいっていてびっくり。まだこの日記アップしてないから読まれてるわけないしなぁ…という。

1枚目: 自然沢山、宿の中庭
2枚目: ピッティ宮外観
3枚目; 狭い寝台列車

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