おおそういえばバレンタインデー
2010年2月14日 非日常
素で忘れてたけど、バレンタインデーだね。と、いうわけで2月14日です(地下鉄の広告にそんなのがあったので気付いた)。今日も朝から元気に参拝!ということで宿はヴァチカンまで徒歩2分くらいのところにあるHotel Columbusというところで、ロケーションはある意味最高です。宿出て左向いたらすぐもうでっかくサンピエトロ寺院見えるし。駅からは結構(といっても10分くらい)歩くので、ヴァチカンに興味がない人には特におすすめしませんが。あとホテルとしては設備がダメダメ、ってのもお勧めしない理由。ネットはWifiが入ってることになってるけど部屋によってばらつきがあるようだし、僕はアクセスはできるのにどこにアクセスしようにもサーバが見つからないとか言われて結局捨て金になっちゃったし、お湯はぬるいし空調はセントラルだから自分で調整できないし布団は薄いしレストランは高いし外は大通りに面してるから窓開けてるとうるさい(閉めてると暑い)。でもまぁ、なんか修道院を改造したとかって宿らしく、建物にしても備品にしても相当由緒正しい感が出てるのでそういう雰囲気がすきならいいのかもね。
僕はカトリックではないけれど、サンピエトロ寺院は泣けます。特にライトアップされた夜のあれは何があっても別にキリスト教興味なくても一度みるべき。昨日駅から宿に向かう途中で前を通って、最初から泣いたもんね。いや泣いたっては比喩じゃなくホントに涙がでるのよ、すごくて。今まで色んなものを見てきた…というほど旅通でも世界遺産通でもないけれど、少なくとも自分の人生の中で確実に一番感動した建造物です。外側もだし、中もね。中は朝行けばそんなに混まずに入れます。寺院の中では説明などはしちゃ駄目ということになっているとの事で外で固まってガイドさんが説明しているのでモタモタするふりして周りをうろちょろしてればなんとなく背景などを知ることもできます。僕のときは3組くらい日本語ガイドのグループがいて「ほら衛兵はスイス人なんですよ、彼らはタバコとか吸わないしイタリア人にしなくて正解でしたね!」とかよくわからないトークをかましていました。
寺院内部は意外にもフラッシュ撮影可。絵画じゃないからいいんだって。で懺悔室あたりは撮っちゃ駄目、といわれるけどどれがそうだかよくわからんかったです(怒られて気付いた)。つうかこんな目立つ場所で懺悔するやついるのか(いるんだろうね)。僕が入ったときは日曜ということで普通に前方でミサをやっていて、参加したい人はどうやら普通にその旨言えば参加できたみたい。観光の人は止められるけど。でもミサ参加してるほうもフラッシュぱちぱちでいやだろうなぁ…。正直「日曜の午前はミサやるから一般公開しません」でいいと思った。
いやしかし感動しましたよ中も。ここでも涙でたもん。なんだろうなぁ…うまく表現できないんだけど、こういうもの作る事ができる権力を得たら、もしかしたら死とかそういうものにも勝てるかも、って思うかもしれないって思った。それだけすごい規模だし、装飾は荘厳ですばらしい。しかし美術館はともかくとして、こんなとこ一般公開の必要あるのか?やっぱり疑問。一般人観光客としての自分は中に入れたことをすごくハッピーだと思うけど、客観的に見たらそういうことしなくていい気がする…。しかも無料だから別に財源にもなってないわけだし。ちなみに今日(15日)も美術館行く前に時間ができそうならちょっと寄ってこうと思ったりしてます。ミサやってて封鎖してた前方はもしかしたらやってなければ入れるのかなとも思えたので。
一通り堪能して、次はテルミニのiを探しに。宿のインターネットがなんか変で使えないのでホットスポットを教えてもらおうと思ったのと、次の移動をどうしようか(経由で一泊にするか直通にするか)相談しようと…思ってたけど地球の歩き方に乗ってた位置は全部店になっていて、駅の指示板はそもそもいろんな違う方向指してて意味不明だし、もうわけわからんくなってもうしょうがないから駅の人に聞いたけど英語があんまり通じてなくて間違ったこと教えられてへこんだので帰りました。無駄足。iの本店?は日曜休みみたいだし(そもそもこちらも指定の番地に見つけられなかった)。
でまたヴァチカンです。ヴァチカンばっかやなホント。歩き方なんかには小さく書いてあるだけのこのイベントのためにこの曜日にぼくはここにいるといっても過言ではない…そう、教皇アウグスティヌス…何世だっけ(追記:正解はベネディクトで16世…はずかしいな)?笑。まあ信者じゃないとそんなもんです。枢機卿だった時はラッツィンガーさんだった気がしますが、まぁとにかく今の教皇のお姿を見れてありがたい(と思われる)説教を聴けるというイベントが日曜正午からサンピエトロ広場で開かれるのです。ものすごい数の人が集まってきて横断幕張るわ歌うわ踊るわで結構大変な騒ぎ。教皇はホント遠くにかすかにいらっしゃることがわかるってほどの距離なんだけど、ちゃんと見ることができました。説教は全部イタリア語なんだけど、途中で各国語で呼びかけられるというコーナーがあって、僕がわかった限りイタリア語、英語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語??の各国語で話されていました。突然英語になったところで気付いたんだけど、その国の言葉になった瞬間スペインならスペインからの観光客が国旗とか振りかざして大騒ぎして、なんかわーわー(なに言ってるかわからん)な感じで。全言語同じ内容だったのかそれとも集まってる人に対して多少アレンジしてしゃべってたのかはわからんかったけど、でも多分クリスチャンが多い国の言語はカバーされてるんだろうね。いつか中国語とかで挨拶する日が来るのかしら。にーはおとか言っちゃったりして…。当然というかあの大群衆で日本人はまったくみかけませんでした(信者さんとか絶対いたんだろうけど)。
謁見後は昼飯へ。別件でレストランを探しているときに見つけたウェブサイトで紹介されていた店主がイタリアの知り合いに紹介されて行ったというピザ屋を探して…と思ったら開いてなくて、結局昼は適当に。しかも食った後通りがかったら開いてた…ということでここには夜もう一度。その後は周辺にあったナヴォーナ広場を通ってパンテオンを見学し、なんかよくわからない馬系イベントが開かれて大盛況のポポロ広場を抜け(二頭の馬を平行して走らせてその上に乗ってた少年すごかった…)、リコルディへ。CDやら楽譜を見たけどやっぱりあまりぴんと来るものはなし。ニーノロータのトリオというのを見つけておおっと思ったら編成がVnじゃなくてクラリネットかなんかだったし。
リコルディを一通り見学した後はサンタチェチーリア音楽院(http://ja.wikipedia.org/wiki/聖チェチーリア音楽院)へ…と思ったらすごい地味で全然気付けず。狭い路地を入ったところにひっそりあるけど、よっぽどよく見ないとわかんない…どっかに正門あったのかな。サンタチェチーリアは確かイ・ムジチ合奏団というまぁバロックの演奏ではとても有名なイタリアの弦楽合奏団の出身校だったりして、多分イタリアでは一番有名な音大だと思うんだけど…。ちなみにナイキとかの正面の通りだったかな。リコルディやらサンタチェチーリアへのわき道がある道はショッピング街で、いろんなブランドの店がたくさん。そのまま歩いていくとスペイン広場に着きます、確か。ああそうそう、この通りからスペイン広場にかけては大量のハレクリシュナさんたちがいます。そういう宗教ね。みんなインド?中東?系なんだけど、一輪の花を配っていて、タダでもらえるかと思いきや受け取っちゃうと「それはそれとしてあげるから寄付してよ」と迫るうざったい人々です。知らないで受け取ってうざい感じになってる人が続出でした…とはいえ結構サボり気味というか渡してるだけのクリシュナさんもいたような…。
スペイン広場は気持ち悪いくらい人がたくさんいたのでイヤになりました。終わり。ローマってそういうの多いんだよな…人さえいなければよさげな場所なのにうんざり系。そんなスペイン広場を抜けてテルミネ駅に戻り、そこからお待ちかね、スーパーへ。ホント少ないのよねスーパー。地球の歩き方に小さく書いてあるせいなのか日本人の国民性???なのか、スーパーには日本人がびっくりするほど大量にいてなんなのあれは、という気分。俺もその一人なんだけどさ。とりあえず日本でも売ってるようなパスタ見てうんうんいうのはやめようぜ、といった感じでした。ああ君料理しないのね、みたいな(えらそう)。ちなみにUpim(イトーヨーカード的な安デパート)の地下にあり、普通のスーパーって感じ。決してハイパーマーケットの類ではありません。ワイン安いよ。mlあたりでいえばビールやコーラより圧倒的に安い(と思う)。
そして宿に荷物を置いて、昼に入れなかったらBaffeto2へ。すんなり入れて、おいしい晩御飯。うまい店だということだったのであえてというかひねってない普通のクアトロフォルマッジオ食ったけど、相当うまし。そして安い。スペック(生ハム的な)とサーモンのせたブルスケッタ、それにワインハーフボトルとピザで20EUROちょい。うまし。隣がカップルで、男ばっかり話しててなんか口説いてる系かなと思ったら時々ぼそぼそと低い声で女が返してて、ああこういう感じのカップルなんだなぁと勝手に妄想していました。イタリア語だから何しゃべってるかはわからん。ちなみに英語メニューもある…けど料理のイタリア語って日本でも翻訳されずにメニューに載ってるものが多いから英語になるとかえってわからんかも、と思ったりしています。ただ何の料理かわからない場合は英語メニューだと料理の名前が名前というより単に素材の説明の羅列だったりするのでわかりやすいかなとは。
ぶらぶらとまたサンピエトロ広場を散歩して帰ったのでした。夜遅かったのに教皇執務室には灯りがともっていました(本当にそこで執務をしてるかはしらないけど)。
僕はカトリックではないけれど、サンピエトロ寺院は泣けます。特にライトアップされた夜のあれは何があっても別にキリスト教興味なくても一度みるべき。昨日駅から宿に向かう途中で前を通って、最初から泣いたもんね。いや泣いたっては比喩じゃなくホントに涙がでるのよ、すごくて。今まで色んなものを見てきた…というほど旅通でも世界遺産通でもないけれど、少なくとも自分の人生の中で確実に一番感動した建造物です。外側もだし、中もね。中は朝行けばそんなに混まずに入れます。寺院の中では説明などはしちゃ駄目ということになっているとの事で外で固まってガイドさんが説明しているのでモタモタするふりして周りをうろちょろしてればなんとなく背景などを知ることもできます。僕のときは3組くらい日本語ガイドのグループがいて「ほら衛兵はスイス人なんですよ、彼らはタバコとか吸わないしイタリア人にしなくて正解でしたね!」とかよくわからないトークをかましていました。
寺院内部は意外にもフラッシュ撮影可。絵画じゃないからいいんだって。で懺悔室あたりは撮っちゃ駄目、といわれるけどどれがそうだかよくわからんかったです(怒られて気付いた)。つうかこんな目立つ場所で懺悔するやついるのか(いるんだろうね)。僕が入ったときは日曜ということで普通に前方でミサをやっていて、参加したい人はどうやら普通にその旨言えば参加できたみたい。観光の人は止められるけど。でもミサ参加してるほうもフラッシュぱちぱちでいやだろうなぁ…。正直「日曜の午前はミサやるから一般公開しません」でいいと思った。
いやしかし感動しましたよ中も。ここでも涙でたもん。なんだろうなぁ…うまく表現できないんだけど、こういうもの作る事ができる権力を得たら、もしかしたら死とかそういうものにも勝てるかも、って思うかもしれないって思った。それだけすごい規模だし、装飾は荘厳ですばらしい。しかし美術館はともかくとして、こんなとこ一般公開の必要あるのか?やっぱり疑問。一般人観光客としての自分は中に入れたことをすごくハッピーだと思うけど、客観的に見たらそういうことしなくていい気がする…。しかも無料だから別に財源にもなってないわけだし。ちなみに今日(15日)も美術館行く前に時間ができそうならちょっと寄ってこうと思ったりしてます。ミサやってて封鎖してた前方はもしかしたらやってなければ入れるのかなとも思えたので。
一通り堪能して、次はテルミニのiを探しに。宿のインターネットがなんか変で使えないのでホットスポットを教えてもらおうと思ったのと、次の移動をどうしようか(経由で一泊にするか直通にするか)相談しようと…思ってたけど地球の歩き方に乗ってた位置は全部店になっていて、駅の指示板はそもそもいろんな違う方向指してて意味不明だし、もうわけわからんくなってもうしょうがないから駅の人に聞いたけど英語があんまり通じてなくて間違ったこと教えられてへこんだので帰りました。無駄足。iの本店?は日曜休みみたいだし(そもそもこちらも指定の番地に見つけられなかった)。
でまたヴァチカンです。ヴァチカンばっかやなホント。歩き方なんかには小さく書いてあるだけのこのイベントのためにこの曜日にぼくはここにいるといっても過言ではない…そう、教皇アウグスティヌス…何世だっけ(追記:正解はベネディクトで16世…はずかしいな)?笑。まあ信者じゃないとそんなもんです。枢機卿だった時はラッツィンガーさんだった気がしますが、まぁとにかく今の教皇のお姿を見れてありがたい(と思われる)説教を聴けるというイベントが日曜正午からサンピエトロ広場で開かれるのです。ものすごい数の人が集まってきて横断幕張るわ歌うわ踊るわで結構大変な騒ぎ。教皇はホント遠くにかすかにいらっしゃることがわかるってほどの距離なんだけど、ちゃんと見ることができました。説教は全部イタリア語なんだけど、途中で各国語で呼びかけられるというコーナーがあって、僕がわかった限りイタリア語、英語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語??の各国語で話されていました。突然英語になったところで気付いたんだけど、その国の言葉になった瞬間スペインならスペインからの観光客が国旗とか振りかざして大騒ぎして、なんかわーわー(なに言ってるかわからん)な感じで。全言語同じ内容だったのかそれとも集まってる人に対して多少アレンジしてしゃべってたのかはわからんかったけど、でも多分クリスチャンが多い国の言語はカバーされてるんだろうね。いつか中国語とかで挨拶する日が来るのかしら。にーはおとか言っちゃったりして…。当然というかあの大群衆で日本人はまったくみかけませんでした(信者さんとか絶対いたんだろうけど)。
謁見後は昼飯へ。別件でレストランを探しているときに見つけたウェブサイトで紹介されていた店主がイタリアの知り合いに紹介されて行ったというピザ屋を探して…と思ったら開いてなくて、結局昼は適当に。しかも食った後通りがかったら開いてた…ということでここには夜もう一度。その後は周辺にあったナヴォーナ広場を通ってパンテオンを見学し、なんかよくわからない馬系イベントが開かれて大盛況のポポロ広場を抜け(二頭の馬を平行して走らせてその上に乗ってた少年すごかった…)、リコルディへ。CDやら楽譜を見たけどやっぱりあまりぴんと来るものはなし。ニーノロータのトリオというのを見つけておおっと思ったら編成がVnじゃなくてクラリネットかなんかだったし。
リコルディを一通り見学した後はサンタチェチーリア音楽院(http://ja.wikipedia.org/wiki/聖チェチーリア音楽院)へ…と思ったらすごい地味で全然気付けず。狭い路地を入ったところにひっそりあるけど、よっぽどよく見ないとわかんない…どっかに正門あったのかな。サンタチェチーリアは確かイ・ムジチ合奏団というまぁバロックの演奏ではとても有名なイタリアの弦楽合奏団の出身校だったりして、多分イタリアでは一番有名な音大だと思うんだけど…。ちなみにナイキとかの正面の通りだったかな。リコルディやらサンタチェチーリアへのわき道がある道はショッピング街で、いろんなブランドの店がたくさん。そのまま歩いていくとスペイン広場に着きます、確か。ああそうそう、この通りからスペイン広場にかけては大量のハレクリシュナさんたちがいます。そういう宗教ね。みんなインド?中東?系なんだけど、一輪の花を配っていて、タダでもらえるかと思いきや受け取っちゃうと「それはそれとしてあげるから寄付してよ」と迫るうざったい人々です。知らないで受け取ってうざい感じになってる人が続出でした…とはいえ結構サボり気味というか渡してるだけのクリシュナさんもいたような…。
スペイン広場は気持ち悪いくらい人がたくさんいたのでイヤになりました。終わり。ローマってそういうの多いんだよな…人さえいなければよさげな場所なのにうんざり系。そんなスペイン広場を抜けてテルミネ駅に戻り、そこからお待ちかね、スーパーへ。ホント少ないのよねスーパー。地球の歩き方に小さく書いてあるせいなのか日本人の国民性???なのか、スーパーには日本人がびっくりするほど大量にいてなんなのあれは、という気分。俺もその一人なんだけどさ。とりあえず日本でも売ってるようなパスタ見てうんうんいうのはやめようぜ、といった感じでした。ああ君料理しないのね、みたいな(えらそう)。ちなみにUpim(イトーヨーカード的な安デパート)の地下にあり、普通のスーパーって感じ。決してハイパーマーケットの類ではありません。ワイン安いよ。mlあたりでいえばビールやコーラより圧倒的に安い(と思う)。
そして宿に荷物を置いて、昼に入れなかったらBaffeto2へ。すんなり入れて、おいしい晩御飯。うまい店だということだったのであえてというかひねってない普通のクアトロフォルマッジオ食ったけど、相当うまし。そして安い。スペック(生ハム的な)とサーモンのせたブルスケッタ、それにワインハーフボトルとピザで20EUROちょい。うまし。隣がカップルで、男ばっかり話しててなんか口説いてる系かなと思ったら時々ぼそぼそと低い声で女が返してて、ああこういう感じのカップルなんだなぁと勝手に妄想していました。イタリア語だから何しゃべってるかはわからん。ちなみに英語メニューもある…けど料理のイタリア語って日本でも翻訳されずにメニューに載ってるものが多いから英語になるとかえってわからんかも、と思ったりしています。ただ何の料理かわからない場合は英語メニューだと料理の名前が名前というより単に素材の説明の羅列だったりするのでわかりやすいかなとは。
ぶらぶらとまたサンピエトロ広場を散歩して帰ったのでした。夜遅かったのに教皇執務室には灯りがともっていました(本当にそこで執務をしてるかはしらないけど)。
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