裏ミシュラン以来読んだこの手の本。駄作です。レストランのセレクションなどの問題は知りませんよ。ほら、こんな所で叩いてもらえるような所なんて足を踏み入れたことないですから。でも味への評価の確かさとかそういう問題以前に鼻につく文章というか要するに二人とも下手なのでどうでもいいというか。

 まぁ元々読み物として期待していたわけではありません。しかし媒体に縛られずにこのカテゴリ…つまり高級といわれるレストランやすし屋だの和食だのといわれるものにはどこがあるのか知りたかったっていうことが念頭にあったりしたわけです。勿論選者が二人だけなわけで偏っているんでしょうが叩きを芸風にしている人間が選ぶってのはそれなりに知名度がある店を選ぶのかな、という読みもありましてね。

 そんな企みがあったですがそれでも正直最後まで読むのが苦痛。特に「売りだ」と書いてあった気がする最後の十番勝負、ページが少なすぎるせいか全く体をなしていません。出来試合でしょうね。だって大方わざわざ最初の人が煽り入れて次の人間はそれに反応してるだけで終わってますから。「で、店の評価は?」って話。
 喧嘩(しかも相当くだらない)の材料にレストラン使ってるだけな雰囲気で、片手間でボロクソに言われたほうとしてはたまったもんじゃないだろうなぁ…。

 というわけで一番面白かったのは二人で叩いている冒頭部分。「グルメ戦争」はチャートの評価と文中での評価があんまりあってなかったりして編集の人、企画ご苦労さん、ってだけ。全然コントラストとかはありません。

 少なくとも平積みにするような本じゃないです。久しぶりに本買って反省しました。あとフレーゴリのカテゴリが密かに「イタリア風料理」になってたのが笑えました。他のイタリアンは「イタリアン」なのにねぇ…多分深い意味があるんでしょう。

 あ、あと唯一行った事がある店があってちょっと嬉しかったというミーハー心。マーゴスね。結構間開いちゃったからまた行こうかな(本を叩きながらもその本で褒められていると嬉しいという小市民的根性 )。


 全然関係ない話。ラジオの時報の枠を学会が買ってるようでうるさいくらい流れてるんだけど、これの営業担当してる人って大変だろうなぁ…。

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