ビリーシーン(を間違えてシーハンと書いている雑誌が昔あったけどなら彼らはKnifeをクナイフなどと読むのだろうか?)がリーダーのバンドが昔あった。ギターのソロがないのにベースソロがあるというなんというか彼のファンの為のバンドじゃなかろーかなどと思ったりするのですがどうでしょうか。一曲しか聞いた事ないけどね。後輩にも今日丁度言った事だけど音って高音になるほど分離が良くなってつまり速く弾いてもツブがでるようになるわけです。だから高音の楽器が大概ソロをやるわけなんですよ。ベースとかがソロをとるのもたまには面白いけどそれが何故頻繁に行われないかと言うと単に音がもこもこしちゃうからで。

 …ってナイアシンの話をしたかったわけじゃなくって。ヤシン師暗殺の話。ちょっと似てるでしょ。名前。
 抗イスラエル組織ハマスの精神的指導者(創設者)のヤシン師が暗殺されたそうです。確かに地理的には地球の裏側の話だけどこれって結構大問題だと思うんですよね。
 あんな狭い地域で抗争してる両者はお互いに今まで幹部を殺したり(まぁハマスの犠牲者の方が多いだろうけどイスラエルも確か観光相とか殺されてるし)はしてきたけど最高指導者は殺しませんでした。ラビンは国内の反対派に暗殺されたわけで。両者、特に近代兵器を持ち、単純な兵力でも勝るイスラエルにとってはそれを行うのは多分そんなに難しいことじゃなかったはずです。ただ一人の人間を殺した事によるリスクが大きすぎるし大体殺しても普通は後継者が現われるわけでリターンも大して無いという事で今までイスラエルもあえて殺さなかったのではないのかな、と思うわけです。
 それを今回殺した、というのはつまり政治的なメッセージと言うか姿勢の転換、これから少なくとも短期的には増えるであろう自爆テロなどによる犠牲者を予測できていてもやるというそういった決意?というものがあるのではないかなと思ったりするわけです、私。
 イスラエルの問題というのはユダヤ人の問題で、それは単なる民族紛争では終わらず直接的に超大国アメリカの政治にかかわります。特に今は大統領選で微妙な時期。両候補共にユダヤ系の潤沢な資金と票は欲しいだろうしそもそもブッシュの票田はキリスト教右派、つまりイスラエルを神聖視する原理主義者です。支持者にしてみればイスラエルが負ける、または譲歩を強いられる事はイスラムの勝利に繋がるようなのでブッシュも票を離さないためには強硬姿勢を貫くでしょう(クリントン時にはうまくいっていた中東和平が上手く行かなくなったのはブッシュの支持層がそういった親ユダヤの人々だからなわけなんですね)。キリスト教右派には7千万という数があるしユダヤ人には金があるわけで。
 まぁそういった経緯からあんまり自体が収拾つかなくなる(例えば現首相のアリエルシャロンが暗殺されたり)とアメリカも国内世論的に派兵せざるを得なくなりまた泥沼の戦争が始まるでしょう。本格的にアラブ世界全体を敵に回す事になるわけです。
 今後その指導者の暗殺と言うドラスティックな行為がどういったリアクションを生むのか、もしかしたら指導者を失ってハマス自体が瓦解という事もあるのかもしれないし(いやまったく根拠はないし外から見てる限りではありえない気がするけど)、、、。まぁ対岸の火事と思わず注視していきたいものだな、と思うわけです。

 今日なにやってたか。
起きて寒いのでげんなり。しばらくもじもじしたあと銀座へ。ヤマハでラヴェルの四重奏のスコア、バッハのドッペルコンチェルトの譜、スコットランド式のフィドルの弾き方講座みたいな本、あわせて三冊を購入。その後サークルの追いコンへ。しこたま飲んだけど明日バイトなので泣く泣くオールは止めて帰宅、これを打ってるわけです。ちょっと飲みすぎてるのに難しい政治系の事書いててつじつまあってるのか自分で心配。

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